JP2000171001A - ボイラ―水管保護用耐火タイル - Google Patents

ボイラ―水管保護用耐火タイル

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JP2000171001A
JP2000171001A JP10358457A JP35845798A JP2000171001A JP 2000171001 A JP2000171001 A JP 2000171001A JP 10358457 A JP10358457 A JP 10358457A JP 35845798 A JP35845798 A JP 35845798A JP 2000171001 A JP2000171001 A JP 2000171001A
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JP
Japan
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refractory
tile
angle
refractory tile
water pipe
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Pending
Application number
JP10358457A
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English (en)
Inventor
Tasaburo Yamamoto
太三郎 山本
Shigeru Kotani
茂 小谷
Kazuhiro Kanemitsu
和博 兼光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA YOGYO FIRE BRICK
Yotai Refractories Co Ltd
Original Assignee
OSAKA YOGYO FIRE BRICK
Yotai Refractories Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工ならびに補修方法が容易で酸化膨張によ
る耐火物の脱落を防止できる水菅保護用耐火物の提供 【解決手段】 水管保護用耐火タイルの側面の形状を平
行四辺形としその傾斜角度が水管を連結するフィンに、
ある一定間隔で21゜〜45゜の仰角を持たせた支持フックの
仰角と等しい角度であり、背面に前記支持フックに嵌合
する凹部の取付穴を設けたものとする。 【効果】 部分的に損傷を起こした場合でも容易に部分
補修を行うことができるほか、耐火タイルの側面の形状
が従来より傾斜角度の大きいものが成形できるようにな
り、こうして製造した耐火タイルを水菅保護用の耐火物
として使用することによって、炭化珪素質、窒化珪素結
合炭化珪素質の耐火タイルを使用しても使用時の酸化膨
張による脱落がなくなり、各種ボイラーの使用期間の延
長が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ゴミ焼却炉、廃液
焼却炉などの廃棄物焼却炉の排熱を利用する排熱回収ボ
イラーなど、各種ボイラーの水管を保護する耐火物及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水管保護用耐火物としては、水管
または水管を連結するフィンの部分にスタッドやアンカ
ーを溶接し、キャスタブル耐火物を流し込んだり、また
は、水管、フィンにボルトや支持金具を溶接し、アンカ
ー用定形耐火物を取り付け、アンカー用定形耐火物の間
に不定形耐火物を流し込む方法が取られていた。(例え
ば実開平1−116397号公報や特開平8−1101
72号公報等)しかしながら、前述の方法においては、
中途補修を行う場合、どうしても補修範囲が大きくなっ
てしまい、作業効率が悪く、コストが高くなる傾向が見
られた。また、解体の際、水管を傷つけ、補修または取
り替えを行う場合があった。
【0003】これらを解決する手段として、フィンまた
は、水管に植設された取付ボルトにより、取付孔を設け
た定形耐火物を固定し、水管と定形耐火物の間に不定形
耐火物を充填した構造やフィンに上向きに傾斜した支持
金物を一定間隔に植設し、この支持金物に嵌合する支持
金物の傾斜角度にほぼ等しい角度で穿設された支持穴を
もつ定形耐火物を取り付けた水管壁構造等が開示されて
いる。(例えば、特開平8−75372号公報や特開平
8−178242号公報等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の取付ボ
ルトによる固定を行う水管壁構造では、定形耐火物を一
枚ずつ取付ボルトに通してナットで締着させて取り付け
ることが必要なためその施工には著しく手間がかかり、
そのうえ、ナットは耐火物で被覆されているものの、炉
内の熱により損傷することは避け難い。また、定形耐火
物はボルトを通すための取付孔を有するため熱応力によ
り亀裂が発生しやすく、耐用期間が短いという問題点が
あった。
【0005】一方、支持金物の傾斜角度とほぼ等しい角
度で穿設された支持穴を持つ定形耐火物を取付ける水管
壁構造においては支持金物の傾斜角度が8〜20゜までとさ
れており、20゜以上の角度をつけると定形耐火物の製造
が難しいとされていた。しかしながら、熱交換の効率な
どの点からこの部位に使用される耐火物は炭化珪素質や
窒化珪素結合炭化珪素質のものが多く、使用中に酸化膨
張を起こし支持金物からはずれ耐火壁全体が一度に脱落
することがあった。
【0006】本発明は、これらの問題点を解決し、水管
保護用耐火物の施工及び部分補修を容易に行うことがで
きるようにすると同時に酸化膨張による耐火物の支持フ
ックからの脱落を防止することが可能となる耐火タイル
とその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明においては、支持フックの仰角を
20度よりも大きくとり、酸化膨張による支持フックから
の耐火物の脱落を防止させることを試みた。すなわち、
水管保護用耐火タイルの側面の形状を平行四辺形としそ
の傾斜角度が水管を連結するフィンに、ある一定間隔で
21゜〜45゜の仰角を持たせた支持フックの仰角と等しい角
度であり、背面に前記支持フックに嵌合する凹部の取付
穴を設けたものである。
【0008】また、耐火タイルの施工をやり易くするた
め、水管に沿うように背面側に設けられた凹面溝の底部
に耐火タイルが水管と平行になるように凸ダボを設ける
と接着強度が強く、平滑な耐火タイル壁を形作ることが
できる。この場合、凸ダボの大きさは長さ20〜40mm、幅
5〜10mm、高さ3〜7mm程度のものとするのが良く、これ
を、煉瓦背面のそれぞれの凹面溝に設けることにより、
接着面の表面積が増加し、より強固に水菅に耐火タイル
を接着することができる。
【0009】一方、プレスの成形方向を鉛直方向に対
し、フィンに取り付けられた支持フックの仰角21〜45゜
とほぼ等しい角度に傾斜させた方向とすることにより、
傾斜角度が大きくなっても成形が可能となる。
【0010】この場合、傾斜角度が21゜以下では、炭化
珪素質や窒化珪素結合炭化珪素質の耐火タイルを使用す
ると酸化膨張により脱落しやすく45゜以上では傾斜して
いる面の稜線部が角欠けし易くなり、製造時の歩留まり
が悪くなる。
【0011】
【実施例】以下に本発明を実施例をあげて説明する。図
1は本発明における水菅壁の保護構造の一部を炉内側よ
り見た図である。図2は図1のA−Aにおける断面を図
3は図1のBーBにおける断面を示している。
【0012】本発明において使用される耐火タイル1
は、図4に示すようにその側面の形状が平行四辺形を有
し、背面側中央部には盲穴状の取付穴2が形成されてお
り、背面側は水菅に沿うように、かつ傾斜した取付穴と
平行に2本の半円柱がくり抜かれたような構造をしてお
り、その円の最も稼働面側にあたる部位には長さ30mm、
幅10mm、高さ3mmの凸ダボが設けられている。
【0013】併設される水菅3を継いでいるフィン4に
は前記耐火タイル1の背面中央部に設けられた盲穴状の
取付穴2に嵌入される支持フック5が突設されている。
【0014】この支持フックは水平面に対し、仰角21〜
45゜の角度を有するもので、この実施例においては、仰
角30゜を有する場合をあげている。
【0015】前記耐火タイル1は、側面の形状が平行四
辺形となるように凹部の盲穴状の取付穴と同方向に傾斜
している。
【0016】この耐火タイル1は、図5のように鉛直方
向に対し、角度αだけ傾斜させた方向よりプレス成形を
行うもので、本実施例では30゜としている。これは図6
のような従来の鉛直方向からのプレス成形では角度αを
20゜以上とした場合、凹部の盲穴状の取付穴の部分が成
形後の脱枠の際、壊れることが多く、成形するのが極め
て難しいばかりでなく、坏土の偏りが起こり締まりむら
が生じやすく、均質な製品ができない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、部分的に
損傷を起こした場合でも容易に部分補修を行うことがで
きるほか、耐火タイルの成形方向を傾斜させて成形する
ことにより、耐火タイルの側面の形状が従来より傾斜角
度の大きいものが成形できるようになり、こうして製造
した耐火タイルを水菅保護用の耐火物として使用するこ
とによって、炭化珪素質、窒化珪結合炭化珪素質の耐火
タイルを使用しても使用時の酸化膨張による脱落がなく
なり、各種ボイラーの使用期間の延長が図れる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における水菅壁保護用耐火タイルの施
工状況を炉内側より見た正面図である。
【図2】 図1のA−A線における断面図である。
【図3】 図1のBーB線における断面図である。
【図4】 本発明の耐火タイルを示す斜視図である。
【図5】 本発明の水菅保護用耐火物の成形時の断面を
示した図である。
【図6】 従来の水菅保護用耐火物の成形時の断面を示
した図である。
【符号の説明】
1 耐火タイル 2 取付穴 3 水管 4 フィン 5 支持フック 6 凸ダボ 7 凹曲面 8 圧力方向 9 上面板 10 下面板 11 ライナー 12 成形物 13 耐火モルタル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ゴミ焼却炉、廃液焼却炉などの廃棄
    物焼却炉の排熱を利用する排熱回収ボイラーなど、各種
    ボイラーの水管を保護する耐火物において、側面の形状
    が平行四辺形を有しその傾斜角度がボイラー内に併設さ
    れる水管を連結するフィンに、ある一定間隔で21゜〜45゜
    の仰角を持たせた支持フックの仰角と等しい角度を有
    し、背面に前記支持フックに嵌合する凹部の取付穴を設
    けたことを特徴とする水管保護用耐火タイル
  2. 【請求項2】 水管に沿うように背面側に設けられた凹
    面溝の底部に耐火タイルが水管と平行になるように長さ
    20〜40mm、幅5〜10mm、高さ3〜7mmの凸ダボを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の水管保護用耐火タイル
  3. 【請求項3】 プレス時の成形方向が鉛直方向に対し21
    ゜〜45゜の角度を有する請求項1ないし請求項2記載の水
    管保護用耐火タイルの製造方法
JP10358457A 1998-12-01 1998-12-01 ボイラ―水管保護用耐火タイル Pending JP2000171001A (ja)

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