JP2000170434A - 戸車を備えた建具 - Google Patents

戸車を備えた建具

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JP2000170434A
JP2000170434A JP10368512A JP36851298A JP2000170434A JP 2000170434 A JP2000170434 A JP 2000170434A JP 10368512 A JP10368512 A JP 10368512A JP 36851298 A JP36851298 A JP 36851298A JP 2000170434 A JP2000170434 A JP 2000170434A
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groove
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Kazumoto Hashizume
和元 橋詰
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建具設置面に設ける溝の巾を小さくして建具
設置面をほぼフラットにし、足を引っ掛けたり、つまづ
いたりすることをなくして安全にし、所定の軌道上を確
実に移動し、長い間使用でき、コストを抑えた戸車を備
えた建具を提供することにある。 【解決手段】 戸車4の車部4bの外周に車部4bより
大きい外径の環状ガイド部4aを設け、敷居2に敷居に
沿った溝2aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障子・ふすま・サ
ッシ・窓・玄関や倉庫の戸などに用いられる戸車を備え
た建具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建具では、建具本体を所定の軌道
上で移動させるためには、戸車を嵌合させる溝を建具設
置面に設け、戸車が溝を軌道として移動するようにして
いた。しかし、溝の巾が比較的大きいため、老人や子供
が足を引っ掛けてつまづいたり、足を取られて倒れるこ
とがあった。さらに今後、高齢化社会が進むことを考慮
し、子供に対する安全な環境を考えると、このことは重
大な問題である。この対策として建具設置面と溝との角
度を鈍角にするように建具設置面にV字状の溝を設け、
戸車の形状を先細りとし、戸車とV字状の溝を係合させ
たものがあるが、建具本体の移動中に建具本体の荷重を
先細りさせた戸車の片側で受けることを考慮すると、戸
車及びV字状の溝は平面の場合より巾広にしなければな
らず、足を引っ掛けたり、足を取られないための対策と
しては十分なものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は従来のこれらの問題を解消し、建具設置面に
設ける溝の巾を小さくして建具設置面をほぼフラットに
し、足を引っ掛けたり、つまづいたりすることをなくし
て安全にし、所定の軌道上を確実に移動し、長い間使用
でき、コストを抑えた戸車を備えた建具を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 戸車によって軌道上を建具本体が移動する建具で
あって、戸車の回転体外周の一部分に戸車より大きい外
径の環状ガイド部を設け、建具本体が移動する軌道の建
具設置面に軌道に沿った溝を設け、同溝にガイド部を挿
入させて軌道から外れないようにした戸車を備えた建具 2) 建具設置面の溝の底と環状ガイド部の先端の間に
空隙を設けた前記1)記載の戸車を備えた建具 3) 戸車の回転体が建具設置面と接地する回転体の外
周面に弾性体を取り付けた前記1)又は2)記載の戸車
を備えた建具 4) 建具本体の上端にガイド軸を立設し、同ガイド軸
が内径を貫通するようにしてリングをガイド軸に回転自
在に取り付け、建具本体の上方の天井面に溝を設け、前
記リングを同溝に挿入し、リングが溝の内側壁に接触す
ると転動して建具本体がスムーズに移動するようにした
前記1)〜3)いずれかに記載の戸車を備えた建具 5) 戸車の外周に複数の円周に沿った小突起を設け、
建具設置面に建具本体の移動方向に沿いかつ前記小突起
に係合する小溝を複数設けた前記1),2),4)いず
れかに記載の戸車を備えた建具 6) 環状ガイド部を先端に向って細くなるようにテー
パ又は丸みを設けた前記1)〜5)いずれかに記載の戸
車を備えた建具 7) 円板を軸方向の両側から同円板より外径の小さい
回転体ではさみ、同回転体と前記円板を回転軸に軸着し
て円板の回転体外周から突出した部分をガイド部とし、
同回転軸を回転自在に取り付けて用いる前記1)〜6)
いずれかに記載の建具に取り付ける戸車 8) 戸車によって軌道上を建具本体が移動する建具で
あって、戸車の外周に複数の円周に沿った小突起を設
け、建具設置面に建具本体の移動方向に沿いかつ前記小
突起に係合する小溝を複数設け、同小溝に小突起を挿入
させて軌道から外れないようにした戸車を備えた建具に
ある。
【0005】
【作用】本発明では戸車の外周の一部分に戸車より大き
い外径の環状ガイド部を設け、建具本体が移動する軌道
の建具設置面に溝を設けている。この環状ガイド部を溝
に嵌入するようにして建具本体を建具設置面に取り付け
る。この状態で建具本体を移動させるように力を加える
と、建具本体の戸車が回転して建具本体はスムーズに移
動していく。建具本体に建具設置面の軌道上を外れるよ
うな力が加わって建具本体が軌道を外れようとすると、
建具設置面に設けた溝と戸車の一部に設けた環状ガイド
部の係合によって、建具本体は軌道より外れない。この
ようにして建具本体は軌道を外れずにスムーズに移動し
ていく。建具設置面の溝の底と環状ガイド部の先端の間
に空隙を設けたものは、溝に異物などが入った場合にも
環状ガイド部の先端が異物に当たらないようにして、環
状ガイド部を損傷しにくくする。戸車の建具設置面と接
地する外周面に弾性体を取り付けたものは、戸車の軌道
上に異物などがあった場合に、戸車が異物をのりこえる
際に戸車が損傷するのを防ぐ。建具本体の上端にガイド
軸を立設し、ガイド軸が内径を貫通するようにしてリン
グをガイド軸に回転自在に取り付け、建具本体の上方に
溝を設け、リングを溝に係合させたものは、建具本体の
上端の回転自在なリングが建具本体の上方の溝の内側壁
に転動自在に接触し、建具本体の上端が、軌道からはず
れないようにしながら、かつスムーズに移動できるよう
にする。戸車の外周に複数の円周沿った小突起を設け、
建具設置面に建具本体の移動方向に沿いかつ小突起に係
合する小溝を複数設けたものは、戸車の小突起と小溝の
係合によって、建具本体に軌道を外れるような力が加わ
らない場合には、ガイド部と建具設置面の溝が接触しな
いようにして軌道上を移動させるようにする。環状ガイ
ド部を先端に向って細くなるようにテーパ又は丸みを設
けたものは、環状ガイド部が建具設置面の溝と接触しな
がら建具本体が移動する場合に環状ガイド部の先端が溝
と建具設置面の角部に接触しないようにして環状ガイド
部先端が大きく摩耗しないようにする。円板を軸方向の
両側から円板より外径の小さい回転体ではさみ、回転体
と円板を回転軸に軸着し、回転軸を回転自在に取り付け
て用いる戸車としたものは、簡単な構成で環状ガイド部
を設けた戸車にできる。
【0006】
【発明の実施の形態】戸車及びガイド部の材質として
は、木、金属、樹脂などがあり、強度が高く、安価なも
のが望ましい。環状ガイド部は、円型、多角形などのよ
うにどのようなものでもよい。また、環状ガイド部の先
端にはテーパや丸みをつけて環状ガイド部の先端の角部
が建具設置面と溝の角部にこすれて、摺動抵抗とならな
いようにするのが望ましい。戸車を磁石で製作し、建具
設置面に磁性体を設けてさらに所定の軌道への安定性を
高めてもよく、また戸車を磁性体で製作し、建具設置面
に磁石を取り付けてもよく、また戸車を磁石で製作し、
建具設置面に磁石を取り付けて、磁石の吸引、又は反発
で所定の軌道への安定性を高めてもよい。弾性体として
は、ゴム、軟質の樹脂などがあり、建具設置面の小さな
凹凸や異物の付着に対してスムーズに建具が動くように
するのが好ましい。建具の種類としては、ふすま、障
子、サッシ、窓、玄関や倉庫などの戸などがあり、戸車
を用いていればどのような建具でもかまわない。建具本
体の上端は、上方に設けた溝に建具本体の上端を直接嵌
入して上方のガイドとしてもよく、また、建具本体の上
端に金具を取り付けて金具を上方に設けた溝に嵌入させ
てもよい。建具設置面と溝の角部分にはR取りや面取り
を施して、足などが引っ掛かることがないようにするの
が望ましい。
【0007】
【実施例】本発明の各実施例について図面を参照して具
体的に説明する。 実施例1(図1,2参照) 図1,2に示す実施例1は、戸車の回転体外周の一部分
に戸車より大きい外径の環状ガイド部を設け、建具本体
が移動する方向に沿って建具設置面に溝を設け、建具本
体の上端にリングを横向きに位置させ、リングの内径を
軸で貫通させて建具上端に回転自在に取り付け、建具本
体の上方の天井面に溝を設け、リングを溝に係合させ、
戸車より大きい外径の円板を戸車で軸方向の両側からは
さみ、回転軸を貫通させるようにして取り付け、回転軸
を軸支する戸車フレームを設けた戸車を備えた建具の例
である。図1は実施例1の戸車を備えた建具の断面図で
ある。図2は実施例1の戸車を備えた建具の一部切欠き
断面図である。図中、1は障子、2は敷居、2aは敷居
に設けた溝、3は建具本体の上方の天井面を下面とする
鴨居、3aは鴨居に設けた溝、4は戸車、4aは環状ガ
イド部、4bは車部、4cは回転軸、5は戸車フレー
ム、6は上方ガイド、6aは固定板、6b垂直軸、6c
はリング、6dはねじ、7は建具設置面である。図1,
2に示す実施例1では建具本体として障子を用いてい
る。まず、図2に示すように障子1に戸車4を取り付け
る。図1,2に示すように回転軸4cに円板形状の環状
ガイド部4aを固定し、環状ガイド部4aを軸方向の両
側からはさむようにして車部4bを環状ガイド部4aの
両側の回転軸4cに取り付け、この状態で戸車フレーム
5に回転軸4cを回転自在に取り付けてユニット化して
いる。次に障子1の下面の両端近くに、戸車4を取り付
けた戸車フレーム5を取り付けるための空間を設け、そ
の空間に戸車4が収容されるようにして戸車フレーム5
を取り付ける。次に、障子1の上面に上方ガイド6を取
り付ける。図1,2に示すように樹脂製のリング6cを
軸方向に3個重ね、リング6cの内径の空間を垂直軸6
bで貫通させる。リング6cの内径は垂直軸6bの外径
より大きくなっているので、リング6cは垂直軸6bに
対して回転自在となる。この状態で垂直軸6bを固定板
6aに立設する。垂直軸6bの上端は外径がリングの内
径より大きくした部分が設けられているのでリング6c
が上方に抜けてしまうことがないようになっている。こ
の固定板6aにネジ止メ用の穴を2箇所設け、図2に示
すように障子1の両端近くに各々ネジ6dによって固定
する。次に敷居2の建具設置面7に障子1の移動方向に
沿って溝2aを設ける。次に鴨居3に障子1の移動方向
に沿って溝3aを設ける。溝2aは環状ガイド部4aよ
り巾が広く、戸車4の車部4bの外周から環状ガイド部
4aの先端までの長さより深くなっている。溝3aはリ
ング6cより巾が広く、深さは、上方ガイドを溝3aに
係合させた際に、垂直軸6bの上端が当たらないように
なっている。このように実施例1の障子は簡単な構成で
コストを抑えている。この障子1を、環状ガイド部4a
を敷居2の溝2aに嵌入するようにし、上方ガイド6を
鴨居3の溝3aに嵌入するようにして敷居2及び鴨居3
に取り付ける。このようにして敷居2と鴨居に上下端部
を取り付けた障子1を移動させる方向に力を加えると、
障子1の下面の戸車の回転によって障子1はスムーズに
移動することができる。この障子1が軌道をはずれるよ
うに力を受けて、軌道からはずれる方向に移動すると、
戸車4の中央部に設けられ戸車を一体として回転してい
る環状ガイド部4aの側面が敷居2の溝2aの内側壁に
当たり、それ以上軌道からはずれるよう移動しない。よ
って障子1は軌道をはずれることなく移動できる。さら
に、障子1が軌道からはずれる方向に移動すると、障子
1の上端に設けられた上方ガイド6の回転自在なリング
6cが鴨居3に設けた溝3aの内側壁に当たり、それ以
上軌道からはずれるよう移動しない。よって障子1は軌
道をはずれることなくリング6cの転動によってスムー
ズに移動する。このように実施例1の障子は所定の軌道
上を確実に移動する。また、環状ガイド部4aは、障子
1の荷重を受けることなく、障子1が軌道をはずれる方
向の力のみを受ければよいので摩耗に対し強くなり、長
い間使用しても所定の軌道上を移動できる。さらに、実
施例1の障子の建具設置面7となっている敷居2の上面
には溝2aのみの略平面となり、足をとられたり、引っ
掛けたりすることがない。よって非常に安全な建具とな
る。また、建具設置面の溝2aに異物が落ちても、溝の
底と環状ガイド部の先端の間に空隙を設けているので、
異物に環状ガイド部が乗り上げて建具本体の移動がスム
ーズでなくなったり、溝2aと環状ガイド部の間に異物
がかみ込むことがないようにしている。 実施例2(図3参照) 図3に示す実施例2は戸車の外周に複数の円周に沿った
小突起を設け、建具設置面に小溝を複数設け、環状ガイ
ド部を先端に向って細くなるようにテーパと丸みを設け
た戸車を備えた建具である。図3は実施例2の戸車を備
えた建具の断面図である。図中、10は環状ガイド部、
10aはテーパ部、10bはR部、11は小突起、12
は小溝部である。実施例2では図3に示すように環状ガ
イド部10を先端に向って細くなるようにテーパ部10
aを設け、テーパ部10aの先端にR部10bを設けて
いる。このように、環状ガイド部にテーパ部10a及び
R部10bを設けることで、環状ガイド部が溝2aの内
側壁に当たりながら障子1が移動する場合であっても、
環状ガイド部の先端が溝2aと敷居2の上面との角部分
に強く摺動して摩耗が進むようなことがないのでさらに
長い間使用することができる。また、実施例2では、戸
車4の車部4bの外周に小突起11を設け、敷居2の上
面に小突起11と係合する溝を設けた小溝部12を設け
ている。このようにすれば、障子1が軌道をはずれよう
とする力が小さい場合には、小溝部12と小突起11の
係合によって障子1を軌道上で移動させることができ、
環状ガイド部が溝2aに接触することが少なくなるの
で、さらに長い間使用することができる。その他、符
号、構成、使い方は実施例1と同じである。 実施例3(図4参照) 図4に示す実施例3は、建具としてアルミサッシ窓を用
い、戸車の回転体を軸方向よりはさむようにして2つの
環状ガイド部を設けた戸車を備えた建具の例である。図
中、15はサッシ枠、16はサッシの土台部、16aは
溝、である。実施例3では図4に示すように戸車4の車
部4bを両側からはさむようにして2つの環状ガイド部
4aを設け、回転軸4cをアルミ製のサッシ枠15に取
り付け、土台部16には、2つの環状ガイド部4a用の
溝16aを設けている。このように環状ガイド部の厚
さ、数、位置は必要に応じて決めればよい。また、この
ように建具は戸車を用いるものであればどのようなもの
でもかまわない。その他符号、構成、作用、使い方は実
施例1と同じである。 実施例4(図5参照) 図5に示す実施例5は、環状ガイド部と戸車の回転体を
一体とし、戸車の側面に近い位置に環状ガイド部を設け
るようにした戸車を備えた建具の例である。図5は実施
例4の戸車を備えた建具の断面図である。図中、20は
環状ガイド部と車部が一体となった戸車、20aは環状
ガイド部、20bは車部、20cは回転軸、21は戸車
フレームである。実施例4では、障子1に環状ガイド部
と車部が一体となった戸車20を設けている。回転軸2
0cは両端が戸車フレーム21に固定され、回転軸20
cと一体となった環状ガイド部20aと車部20bの内
径にすき間を設けて回転自在としている。このように敷
居の形状等に合わせて、戸車を設ける位置を変えてもよ
い。その他、符号、構成、作用、使い方は実施例1と同
じである。 実施例5(図6参照) 図6に示す実施例5は、戸車の建具設置面と接地する外
周面に弾性体を取り付けた戸車を備えた建具の例であ
る。図6は実施例5の戸車を備えた建具の断面図であ
る。図中、22はゴムシートである。実施例5では図6
に示すように戸車の建具設置面に設置する車部4bの外
周面にゴムシート22を貼着している。このように実施
例5の障子では、建具設置面7上に異物が付着していて
も、これを戸車4が直接のりこえないようにして、戸車
4の車部4bの外周が損傷しないようにし、スムーズな
移動を長い間保つことができるようにしている。 実施例6(図7参照) 図7に示す実施例6は、戸車の外周に複数の円周に沿っ
た小突起を設け、建具設置面に建具本体の移動方向に沿
いかつ小突起に係合する小溝を複数設けた戸車を備えた
建具の例である。図7は実施例6の戸車を備えた建具の
断面図である。実施例6では図7に示すように戸車4の
車部4bの外周に複数の小突起11を設け、敷居2に小
溝部12を設けて、小溝に小突起を係合させている。こ
のようにして、小突起と小溝部の係合で軌道上を移動す
るようにしてもよい。その他符号、構成、作用、使い方
は実施例1と同じである。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、建具設置面に設ける溝
の巾を小さくして建具設置面をほぼフラットにし、足を
引っ掛けたり、つまづいたりすることなくして安全に
し、所定の軌道上を確実に移動し、長い間使用でき、コ
ストを抑えた戸車を備えた建具にできる。建具設置面の
溝の底と環状ガイド部の先端の間に空隙を設けたもの
は、異物などに対してスムーズな移動を確保できるよう
にできる。戸車の建具設置面と接地する外周面に弾性体
を取り付けたものは、長い間スムーズに移動できる建具
にできる。建具本体の上端にガイド軸を立設し、ガイド
軸が内径を貫通するようにしてリングをガイド軸に回転
自在に取り付け、建具本体の上方に溝を設け、リングを
溝に係合させたものは、さらに確実に軌道上を安定して
移動する建具となる。戸車の外周に複数の円周に沿った
小突起を設け、建具設置面に建具本体の移動方向に沿い
かつ小突起に係合する小溝を複数設けたものは、さらに
長い間使用できる建具となる。環状ガイド部を先端に向
かって細くなるようにテーパ又は丸みを設けたものは、
さらに長い間軌道上を安定して移動する建具となる。円
板を軸方向の両側から円板より外径の小さい回転体では
さみ、回転体と円板を回転軸に軸着し、回転軸を回転自
在に取り付けて用いるものは、コストを抑制した建具と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の戸車を備えた建具の断面図である。
【図2】実施例1の戸車を備えた建具の一部切欠き断面
図である。
【図3】実施例2の戸車を備えた建具の断面図である。
【図4】実施例3の戸車を備えた建具の断面図である。
【図5】実施例4の戸車を備えた建具の断面図である。
【図6】実施例5の戸車を備えた建具の断面図である。
【図7】実施例6の戸車を備えた建具の断面図である。
【符号の説明】
1 障子 2 敷居 2a 敷居に設けた溝 3 鴨居 3a 鴨居に設けた溝 4 戸車 4a 環状ガイド部 4b 車部 4c 回転軸 5 戸車フレーム 6 上方ガイド 6a 固定板 6b 垂直軸 6c リング 6d ねじ 7 建具設置面 8〜9 欠番 10 環状ガイド部 10a テーパ部 10b R部 11 小突起 12 小溝部 13,14 欠番 15 サッシ枠 16 サッシの土台部 16a 溝 17〜19 欠番 20 戸車 20a 環状ガイド部 20b 車部 20c 回転軸 21 戸車フレーム 22 ゴムシート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸車によって軌道上を建具本体が移動す
    る建具であって、戸車の回転体外周の一部分に戸車より
    大きい外径の環状ガイド部を設け、建具本体が移動する
    軌道の建具設置面に軌道に沿った溝を設け、同溝にガイ
    ド部を挿入させて軌道から外れないようにした戸車を備
    えた建具。
  2. 【請求項2】 建具設置面の溝の底と環状ガイド部の先
    端の間に空隙を設けた請求項1記載の戸車を備えた建
    具。
  3. 【請求項3】 戸車の回転体が建具設置面と接地する回
    転体の外周面に弾性体を取り付けた請求項1又は2記載
    の戸車を備えた建具。
  4. 【請求項4】 建具本体の上端にガイド軸を立設し、同
    ガイド軸が内径を貫通するようにしてリングをガイド軸
    に回転自在に取り付け、建具本体の上方の天井面に溝を
    設け、前記リングを同溝に挿入し、リングが溝の内側壁
    に接触すると転動して建具本体がスムーズに移動するよ
    うにした請求項1〜3いずれかに記載の戸車を備えた建
    具。
  5. 【請求項5】 戸車の外周に複数の円周に沿った小突起
    を設け、建具設置面に建具本体の移動方向に沿いかつ前
    記小突起に係合する小溝を複数設けた請求項1,2,4
    いずれかに記載の戸車を備えた建具。
  6. 【請求項6】 環状ガイド部を先端に向って細くなるよ
    うにテーパ又は丸みを設けた請求項1〜5いずれかに記
    載の戸車を備えた建具。
  7. 【請求項7】 円板を軸方向の両側から同円板より外径
    の小さい回転体ではさみ、同回転体と前記円板を回転軸
    に軸着して円板の回転体外周から突出した部分をガイド
    部とし、同回転軸を回転自在に取り付けて用いる請求項
    1〜6いずれかに記載の建具に取り付ける戸車。
  8. 【請求項8】 戸車によって軌道上を建具本体が移動す
    る建具であって、戸車の外周に複数の円周に沿った小突
    起を設け、建具設置面に建具本体の移動方向に沿いかつ
    前記小突起に係合する小溝を複数設け、同小溝に小突起
    を挿入させて軌道から外れないようにした戸車を備えた
    建具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011016114A1 (ja) * 2009-08-04 2011-02-10 株式会社東和工業 引き戸ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011016114A1 (ja) * 2009-08-04 2011-02-10 株式会社東和工業 引き戸ユニット

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