JP2000169370A - 肉食動物用皮膚疾患治療薬及び健康食品 - Google Patents

肉食動物用皮膚疾患治療薬及び健康食品

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JP2000169370A
JP2000169370A JP10349599A JP34959998A JP2000169370A JP 2000169370 A JP2000169370 A JP 2000169370A JP 10349599 A JP10349599 A JP 10349599A JP 34959998 A JP34959998 A JP 34959998A JP 2000169370 A JP2000169370 A JP 2000169370A
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skin
zinc
vitamin
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carnivores
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Megumi Moriya
恵 森谷
Tsuneo Moriya
常生 森谷
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Frontier Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用がなく、且つ効果的に真菌・細菌感染
又は寄生虫によって発症する肉食動物の皮膚疾患を治療
する肉食動物用皮膚疾患治療薬、及び肉食動物の皮膚疾
患を抑制して健康を維持しうる肉食動物用健康食品を提
供する。 【解決手段】 ビタミンC、亜鉛、又は、ビタミンC及び
亜鉛を肉食動物に投与することにより、皮膚組織の形成
を強化し、真菌・細菌感染又はダニ・ノミ等の寄生虫に
よって発症する肉食動物の皮膚疾患を効果的に治療及び
予防することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、真菌・細菌感染又
は寄生虫によって発症する肉食動物の皮膚疾患を治療す
る肉食動物用皮膚疾患治療薬、及び肉食動物用健康食品
に関する。
【従来の技術】近年、肉食動物、特に犬や猫といった肉
食愛玩動物は室内で飼育されたり、栄養の片寄った食餌
を与えられたりと、種々の環境下で飼育され、それに伴
うストレス、栄養面等からその病気も多様化してきてい
る。なかでも、真菌・細菌感染及びダニやノミなどの寄
生虫により発症する皮膚疾患は肉食愛玩動物の代表的な
病気となっており、室内犬や猫など人間と常時接してい
る肉食愛玩動物に対しては、その感染等に対して特に注
意する必要がある。また、このような皮膚疾患の原因の
一つとしてペットフード等による栄養バランス的偏向が
指摘されている。上述した動物の皮膚疾患に対する治療
法としては、化学合成剤を使用した内服薬や外用薬によ
る治療、副腎皮質ホルモン剤や抗生物質を溶かした薬浴
治療、更には、殺ダニ剤や有機リン製剤といった殺虫剤
などを皮膚に塗布する治療等が行われている。しかし、
上記の化学合成剤、抗生物質、或いは殺虫剤等による治
療は一時的な改善効果があるにしても根本的な治療には
至らず、ほとんどの場合は病気の再発を繰り返すことに
なる。そればかりか、これらの治療薬には副作用があ
り、長期間の使用により皮膚だけでなく全身的な健康障
害をきたすことになる。特に、外用薬は、皮膚に適応量
塗布しても動物本来の習性による毛繕いによって皮膚か
ら舐め取られ、逆に体内に相当量が取り込まれることが
多い。また、室内犬などの場合に上述した治療を施した
場合、人間への健康問題も考慮されなければならない。
一方、肉食動物は体内でビタミンCを合成することがで
きるため、胃腸炎の長期化に伴う壊血病や関節炎或いは
口腔内の炎症が発症した時などの特別な場合以外、「肉
食動物にビタミンCを投与する」という考えはない。し
かし、肉食動物の多くは、確かに生体内でビタミンCを
合成することが可能であるが、元来ビタミンCが多量に
含まれている生肉を餌としており、特に腎臓などのビタ
ミンCが豊富な臓器を食べることで相当量のビタミンCを
補給しているため、むしろ生体内で合成するビタミンC
量では必要量を賄いきれない場合が多いとみるのが妥当
である。ところが、今日では、犬や猫といった肉食性の
愛玩動物は、生肉を食することは殆どなく、食餌の大部
分は加工飼料であるペットフードにより賄われている。
しかし、このようなペットフードは、製造過程で加熱処
理され、また、保存中にビタミンCが失活するのでその
含有量は著しく低下している。従って、ペットフードを
常食とする肉食愛玩動物は、慢性的なビタミンC不足の
状態にあるといえる。このようなビタミンCの不足した
肉食動物は、コラーゲン形成の障害等のため皮膚の組織
が劣弱化しており、細菌やダニなどに対する抵抗力が低
く、極めて皮膚疾患にかかりやすい状態にあるというこ
とができる。
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、副作
用がなく、且つ効果的に真菌・細菌感染又は寄生虫によ
って発症する肉食動物の皮膚疾患を治療する肉食動物用
皮膚疾患治療薬、及び肉食動物の皮膚疾患を予防して健
康を維持しうる肉食動物用健康食品を提供する。
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載するように、ビタミンC及び/又は亜鉛を有効成分と
して含有した肉食動物用皮膚疾患治療薬である。この発
明によれば、ビタミンCを肉食動物に投与することによ
り皮膚組織の形成を強化し、肉食動物の皮膚疾患を治癒
させることができ、また、皮膚疾患を防止することがで
きる。また、亜鉛を肉食動物に投与することにより皮膚
組織を強化し、肉食動物の皮膚疾患を治癒させ、又は防
止することができる。この場合、ビタミンCと共に亜鉛
を肉食動物に投与することにより相乗的な治療効果を得
ることができ、皮膚組織の形成を強化し、肉食動物の皮
膚疾患を効果的に治癒させ、又は防止することができ
る。また、請求項2に記載するように、請求項1に記載
の肉食動物用皮膚疾患治療薬を内服薬とする。この発明
によれば、体の内部から皮膚組織の形成を強化するの
で、肉食動物の皮膚疾患を治癒させ、又は防止すること
ができる。更に、請求項3に記載するように、請求項1
に記載の肉食動物用皮膚疾患治療薬を外用薬とする。こ
の発明によれば、即効性の求められる皮膚疾患に対し
て、皮膚に直接治療薬を投与するので皮膚組織の早期強
化ができ、肉食動物の皮膚疾患を効果的に治癒させ、又
は防止することができる。請求項4に記載の発明は、真
菌・細菌感染又は寄生虫による肉食動物の皮膚疾患を治
療する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の肉
食動物用皮膚疾患治療薬である。この発明によれば、特
に真菌・細菌感染又はダニ・ノミなどの寄生虫によって
発症する肉食動物の皮膚疾患を効果的に治癒させ、又は
防止することができる。本発明においては、請求項5に
記載するように、請求項1乃至請求項4のいずれか1項
に記載の肉食動物用皮膚疾患治療薬が、1日の投与量と
して、上記ビタミンCを0.2〜2000mg/kg、
上記亜鉛を0.001〜100mg/kg含有している
ことが好ましい。この発明によれば、ビタミンC及び亜
鉛の1日の投与量を一定の範囲内に限定して肉食動物に
投与することにより、皮膚組織の形成を最適に強化し、
肉食動物の皮膚疾患の治癒及び防止効果を上げることが
できる。また、請求項6に記載の発明は、1日あたり、
ビタミンC0.2〜2000mg/kg、亜鉛0.00
1〜100mg/kgを投与することにより肉食動物皮
膚疾患を治療する方法である。この発明によれば、ビタ
ミンC及び亜鉛の1日の投与量を一定の範囲内に限定し
て肉食動物に投与して治療するので、肉食動物の皮膚疾
患を効果的に治癒させ、又は防止することが可能であ
る。更に本発明は、請求項7に記載するように、ビタミ
ンC及び/又は亜鉛を含有することにより、肉食動物の
皮膚を健全に維持することができる肉食動物用健康食品
である。この発明によれば、ビタミンC、亜鉛、又はビ
タミンCと亜鉛の両方を肉食動物用食品に加えて肉食動
物に摂取させることにより、日常的に皮膚組織の形成を
強化して肉食動物の皮膚疾患を予防することができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明による肉食動物用皮
膚疾患治療薬の実施の形態について説明する。本発明の
肉食動物用皮膚疾患治療薬は、肉食性の動物に適用され
る。肉食性動物としては、特に犬や猫等の愛玩肉食動物
の他、ミンク、フェレット等の産業目的で飼育される肉
食動物、イタチ、キツネ等の野生の肉食動物、或いは猛
禽類等の肉食動物であってもよい。皮膚疾患としては、
真菌・細菌等の感染によって発症する皮膚疾患、ダニ・
ノミ等の寄生虫によって発症する皮膚疾患の他、壊血病
による皮膚乾燥、皮膚癌、皮膚アレルギー、発疹、脱
毛、老化による皮膚疾患等がある。次に、本発明の動物
用皮膚疾患治療薬に含まれるビタミンC及び亜鉛につい
て、以下に説明する。ビタミンCとしては、アスコルビ
ン酸の他、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸
カリウム等の塩が挙げられる。これらは、アミノ酸の一
種であるプロリンを細胞内に取り込むのを助け、皮膚細
胞形成に必要なタンパク質であるコラーゲン分子の架橋
に必須な物質として作用する。ビタミンCの投与量とし
ては、1日当たり動物の体重量1kgに対して0.2〜
2000mg、より好ましくは100〜1000mgの
範囲内で治療薬に含ませるのがよい。亜鉛としては、塩
化亜鉛、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛等の水溶性の塩が挙げられ
る。哺乳類では、体内に含まれる全亜鉛のうち約20%
が皮膚に存在していることから、皮膚を良好な状態に保
持するには亜鉛が必要である。特に、核酸合成酵素は亜
鉛を含む亜鉛酵素として知られており、従って、皮膚な
どの細胞分裂を盛んに繰り返す組織においては亜鉛の補
給が不可欠である。亜鉛の投与量としては、1日当たり
動物の体重量1kgに対して0.001〜100mg、
より好ましくは0.01〜1mgの範囲内で治療薬に含
ませるのがよい。次に、本発明の肉食動物用皮膚疾患治
療薬の投与方法について、以下に説明する。なお、本発
明の肉食動物皮膚疾患の治療方法もこれと同様である。
上述したビタミンC及び亜鉛を含有する本発明の治療薬
を内服薬として投与する場合には、液体状、固形状、粉
末状、又はゲル状のいずれの形状であってもよい。この
とき、錠剤として飲み込ませてもよく、飲料水又は餌に
上記形状の治療薬を含ませたものを与えて内服させても
よい。また、本発明の治療薬を外用薬として投与する場
合には、液体状又はゲル状のいずれかの形状であるのが
よい。このとき、軟膏として皮膚表面に治療薬を塗布し
てもよいし、注射して使用してもよい。以下、本発明に
よる動物用健康食品の実施の形態について説明する。本
発明の肉食動物用健康食品は、いわゆるペットフードと
いわれるものであり、肉食性の動物に適用され、ビタミ
ンC及び/又は亜鉛を含有することにより皮膚疾患の治
癒及び皮膚の健全化を維持することができるものであ
る。適用される肉食動物、皮膚疾患、及び含有されるビ
タミンC、亜鉛は、上記肉食動物用皮膚疾患治療薬と同
様である。ビタミンC及び亜鉛を含有した肉食動物用健
康食品は、液体状、固形状、粉末状、又はゲル状のいず
れの形状であってもよい。また、熱で分解されないビタ
ミンCを豊富に含むジャガイモ等のイモ類、或いは亜鉛
を多量に含む牡蠣や、蜆等の介類などの天然食物を含む
ものであってもよい。本発明におけるビタミンCの量
は、1日の食餌量中に動物の体重量1kgに対して0.
2〜2000mg、より好ましくは100〜1000m
gの範囲内で含ませるのがよい。また、亜鉛の量は、1
日当たり動物の体重量1kgに対して0.001〜10
0mg、より好ましくは0.01〜1mgの範囲内で食
餌中に含ませるのがよい。
【実施例】以下に、具体的な実施例を示して本発明を更
に詳細に説明する。 (実施例1)アカラス症に罹患した体重80kgの大型
犬を、まず従来の治療法により治療した。このアカラス
症は、毛包虫というダニが皮膚の毛穴に寄生して起こる
ため、炎症性の皮膚炎を伴う。このため治療は、次の1
〜3の治療法を併用して行われた。1.皮膚への殺虫剤
の塗布、2.薬浴、3.抗生物質及び有機リン製剤の内
服。治療が始まってから数日後には、失禁、食欲不振、
倦怠症状等の副作用が起こり、一時的には治療の継続が
危ぶまれるほどであったが、2ヶ月を経過するころから
少しずつ快方に向かった。しかし完全には治癒せず、そ
の後も一年中皮膚炎に悩まされ、特に夏場に症状は悪化
した。そこで、再び症状がひどくなった時に、上記抗生
物質及び有機リン製剤の内服を中止し、代りに本発明の
治療薬を投与した。投与方法は、ビタミンC2000m
gを含有した錠剤を食餌に混ぜて犬に与えた。すると、
治療が始まってから3日後には足裏の腫れが引き始め、
5日後には体中の湿疹の約8割が消失し、フケも治まっ
た。7日後には毛の色艶もよくなり、健康時の状態に回
復した。そして、本治療薬を投与したまま2年以上経過
したが、副作用もなく、皮膚炎の再発も見られなかっ
た。 (実施例2)上記アカラス症に罹患した中型犬を3匹用
意し、本発明の皮膚疾患治療薬を投与した。 治療薬
は、犬の体重量1kgに対して、アスコルビン酸塩を2
5mg、塩化亜鉛を2mgの割合で混合したものを食餌
に混ぜて犬に投与した。その結果、全ての個体で症状が
改善し、3日後には概ね健康時の状態にまで回復した。
その後の経過は順調で、副作用も見られなかった。 (実施例3)実施例2と同程度のアカラス症に罹患した
中型犬を用意し、本発明の皮膚疾患治療薬を投与した。
治療薬は、犬の体重量1kgに対して、アスコルビン酸
塩25mgを食餌に混ぜて犬に投与した。その結果、3
日後には症状が改善し、7日後には概ね健康時の状態に
まで回復した。その後の経過は順調で、副作用も見られ
なかった。 (実施例4)実施例2及び3と同程度のアカラス症に罹
患した中型犬を用意し、本発明の皮膚疾患治療薬を投与
した。治療薬は、犬の体重量1kgに対して、塩化亜鉛
を2mgを食餌に混ぜて犬に投与した。その結果、症状
の改善には実施例2及び3に比較して時間を要した。従
って、塩化亜鉛単独よりもアスコルビン酸塩との併用に
よって良好な結果が得られることが分かった。 (実施例5)毛包虫及び疥癬虫の2種類の寄生虫の寄生
により皮膚炎を起こした中型犬、更に、ノミの寄生によ
り皮膚炎を起こした猫に、本発明の皮膚疾患治療薬を投
与した。治療薬は、10%グリセリン液100ml、親
水性ワセリン100g、アスコルビン酸塩10g、及び
塩化亜鉛40gを混合したものとし、これを皮膚炎を起
こした部分に適当量塗布した。その結果、犬、猫とも皮
膚炎が治まり良好な回復を見せた。いずれも、副作用は
見られなかった。 (実施例6)真菌に感染した中型犬、同じく真菌に感染
した猫、及び細菌に感染した猫の3匹皮膚疾患を発症し
た動物について、本発明の皮膚疾患治療薬を投与した。
治療薬は、犬の体重量1kgに対して、アスコルビン酸
塩を1000mg、硫酸亜鉛を2mgの割合で混合した
ものを食餌に混ぜて犬に投与した。その結果、症状が改
善するまでの時間に多少のばらつきはあるものの、全て
の個体で概ね健康時の状態にまで回復した。その後の経
過は順調で、副作用も見られなかった。 (実施例7)真菌に感染し皮膚疾患を発症した中型犬、
及び細菌に感染し皮膚疾患を発症した猫に、本発明の皮
膚疾患治療薬を投与した。治療薬は、10%グリセリン
液100ml、親水性ワセリン100g、アスコルビン
酸塩10g、及び塩化亜鉛40gを混合したものとし、
これを皮膚炎を起こした部分に適当量塗布した。その結
果、いずれの動物においても概ね健康時の状態にまで回
復した。また、その後の経過は順調で、副作用も見られ
なかった。 (実施例8)頻繁に皮膚炎を発生する中型犬2匹、猫1
匹に、本発明の肉食動物用健康食品を与えた。健康食品
は、ビタミンC及び亜鉛の含まれていない市販のペット
フード100gに対して、アスコルビン酸塩1mg、塩
化亜鉛0.2mgを混合した。また、水100mlに対
して、アスコルビン酸塩1mg、塩化亜鉛0.2mgを
溶かした飲料水を同時に与えた。その結果、この健康食
品を食べ始めてから3日後に効果が現れ、毛艶がよく、
皮膚の臭いが軽減し、体を掻く回数も減少した。また、
いずれの個体も皮膚の改善だけでなく、動きも活発にな
り、全体的に健康状態がよくなった。ちなみに、上記健
康食品、又は飲料水のいずれか一方のみを与えた場合に
は、効果が現れるのにやや時間がかかったが、10日後
にはその差がなくなった。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビタミンC、亜鉛、又は、ビタミンCと亜鉛の両方を肉食
動物に投与することにより、皮膚組織の形成を強化し、
真菌・細菌感染又はダニ・ノミ等の寄生虫によって発症
する肉食動物の皮膚疾患を効果的に治療させ、又は防止
することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月10日(1998.12.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真菌・細菌感染又
は寄生虫によって発症する肉食動物の皮膚疾患を治療す
る肉食動物用皮膚疾患治療薬、及び肉食動物用健康食品
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、肉食動物、特に犬や猫といった肉
食愛玩動物は室内で飼育されたり、栄養の片寄った食餌
を与えられたりと、種々の環境下で飼育され、それに伴
うストレス、栄養面等からその病気も多様化してきてい
る。なかでも、真菌・細菌感染及びダニやノミなどの寄
生虫により発症する皮膚疾患は肉食愛玩動物の代表的な
病気となっており、室内犬や猫など人間と常時接してい
る肉食愛玩動物に対しては、その感染等に対して特に注
意する必要がある。また、このような皮膚疾患の原因の
一つとしてペットフード等による栄養バランス的偏向が
指摘されている。
【0003】上述した動物の皮膚疾患に対する治療法と
しては、化学合成剤を使用した内服薬や外用薬による治
療、副腎皮質ホルモン剤や抗生物質を溶かした薬浴治
療、更には、殺ダニ剤や有機リン製剤といった殺虫剤な
どを皮膚に塗布する治療等が行われている。しかし、上
記の化学合成剤、抗生物質、或いは殺虫剤等による治療
は一時的な改善効果があるにしても根本的な治療には至
らず、ほとんどの場合は病気の再発を繰り返すことにな
る。そればかりか、これらの治療薬には副作用があり、
長期間の使用により皮膚だけでなく全身的な健康障害を
きたすことになる。特に、外用薬は、皮膚に適応量塗布
しても動物本来の習性による毛繕いによって皮膚から舐
め取られ、逆に体内に相当量が取り込まれることが多
い。また、室内犬などの場合に上述した治療を施した場
合、人間への健康問題も考慮されなければならない。
【0004】一方、肉食動物は体内でビタミンCを合成
することができるため、胃腸炎の長期化に伴う壊血病や
関節炎或いは口腔内の炎症が発症した時などの特別な場
合以外、「肉食動物にビタミンCを投与する」という考
えはない。しかし、肉食動物の多くは、確かに生体内で
ビタミンCを合成することが可能であるが、元来ビタミ
ンCが多量に含まれている生肉を餌としており、特に腎
臓などのビタミンCが豊富な臓器を食べることで相当量
のビタミンCを補給しているため、むしろ生体内で合成
するビタミンC量では必要量を賄いきれない場合が多い
とみるのが妥当である。
【0005】ところが、今日では、犬や猫といった肉食
性の愛玩動物は、生肉を食することは殆どなく、食餌の
大部分は加工飼料であるペットフードにより賄われてい
る。しかし、このようなペットフードは、製造過程で加
熱処理され、また、保存中にビタミンCが失活するので
その含有量は著しく低下している。従って、ペットフー
ドを常食とする肉食愛玩動物は、慢性的なビタミンC不
足の状態にあるといえる。
【0006】このようなビタミンCの不足した肉食動物
は、コラーゲン形成の障害等のため皮膚の組織が劣弱化
しており、細菌やダニなどに対する抵抗力が低く、極め
て皮膚疾患にかかりやすい状態にあるということができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、副作
用がなく、且つ効果的に真菌・細菌感染又は寄生虫によ
って発症する肉食動物の皮膚疾患を治療する肉食動物用
皮膚疾患治療薬、及び肉食動物の皮膚疾患を予防して健
康を維持しうる肉食動物用健康食品を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載するように、ビタミンC及び/又は亜鉛を有効成分と
して含有した肉食動物用皮膚疾患治療薬である。この発
明によれば、ビタミンCを肉食動物に投与することによ
り皮膚組織の形成を強化し、肉食動物の皮膚疾患を治癒
させることができ、また、皮膚疾患を防止することがで
きる。また、亜鉛を肉食動物に投与することにより皮膚
組織を強化し、肉食動物の皮膚疾患を治癒させ、又は防
止することができる。この場合、ビタミンCと共に亜鉛
を肉食動物に投与することにより相乗的な治療効果を得
ることができ、皮膚組織の形成を強化し、肉食動物の皮
膚疾患を効果的に治癒させ、又は防止することができ
る。
【0009】また、請求項2に記載するように、請求項
1に記載の肉食動物用皮膚疾患治療薬を内服薬とする。
この発明によれば、体の内部から皮膚組織の形成を強化
するので、肉食動物の皮膚疾患を治癒させ、又は防止す
ることができる。
【0010】更に、請求項3に記載するように、請求項
1に記載の肉食動物用皮膚疾患治療薬を外用薬とする。
この発明によれば、即効性の求められる皮膚疾患に対し
て、皮膚に直接治療薬を投与するので皮膚組織の早期強
化ができ、肉食動物の皮膚疾患を効果的に治癒させ、又
は防止することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、真菌・細菌感染
又は寄生虫による肉食動物の皮膚疾患を治療する請求項
1乃至請求項3のいずれか1項に記載の肉食動物用皮膚
疾患治療薬である。この発明によれば、特に真菌・細菌
感染又はダニ・ノミなどの寄生虫によって発症する肉食
動物の皮膚疾患を効果的に治癒させ、又は防止すること
ができる。
【0012】本発明においては、請求項5に記載するよ
うに、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の肉
食動物用皮膚疾患治療薬が、1日の投与量として、上記
ビタミンCを0.2〜2000mg/kg、上記亜鉛を
0.001〜100mg/kg含有していることが好ま
しい。この発明によれば、ビタミンC及び亜鉛の1日の
投与量を一定の範囲内に限定して肉食動物に投与するこ
とにより、皮膚組織の形成を最適に強化し、肉食動物の
皮膚疾患の治癒及び防止効果を上げることができる。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、1日あた
り、ビタミンC0.2〜2000mg/kg、亜鉛0.
001〜100mg/kgを投与することにより肉食動
物皮膚疾患を治療する方法である。この発明によれば、
ビタミンC及び亜鉛の1日の投与量を一定の範囲内に限
定して肉食動物に投与して治療するので、肉食動物の皮
膚疾患を効果的に治癒させ、又は防止することが可能で
ある。
【0014】更に本発明は、請求項7に記載するよう
に、ビタミンC及び/又は亜鉛を含有することにより、
肉食動物の皮膚を健全に維持することができる肉食動物
用健康食品である。この発明によれば、ビタミンC、亜
鉛、又はビタミンCと亜鉛の両方を肉食動物用食品に加
えて肉食動物に摂取させることにより、日常的に皮膚組
織の形成を強化して肉食動物の皮膚疾患を予防すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による肉食動物用皮
膚疾患治療薬の実施の形態について説明する。
【0016】本発明の肉食動物用皮膚疾患治療薬は、肉
食性の動物に適用される。
【0017】肉食性動物としては、特に犬や猫等の愛玩
肉食動物の他、ミンク、フェレット等の産業目的で飼育
される肉食動物、イタチ、キツネ等の野生の肉食動物、
或いは猛禽類等の肉食動物であってもよい。
【0018】皮膚疾患としては、真菌・細菌等の感染に
よって発症する皮膚疾患、ダニ・ノミ等の寄生虫によっ
て発症する皮膚疾患の他、壊血病による皮膚乾燥、皮膚
癌、皮膚アレルギー、発疹、脱毛、老化による皮膚疾患
等がある。
【0019】次に、本発明の動物用皮膚疾患治療薬に含
まれるビタミンC及び亜鉛について、以下に説明する。
【0020】ビタミンCとしては、アスコルビン酸の
他、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウ
ム等の塩が挙げられる。これらは、アミノ酸の一種であ
るプロリンを細胞内に取り込むのを助け、皮膚細胞形成
に必要なタンパク質であるコラーゲン分子の架橋に必須
な物質として作用する。
【0021】ビタミンCの投与量としては、1日当たり
動物の体重量1kgに対して0.2〜2000mg、よ
り好ましくは100〜1000mgの範囲内で治療薬に
含ませるのがよい。
【0022】亜鉛としては、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、乳酸
亜鉛等の水溶性の塩が挙げられる。哺乳類では、体内に
含まれる全亜鉛のうち約20%が皮膚に存在しているこ
とから、皮膚を良好な状態に保持するには亜鉛が必要で
ある。特に、核酸合成酵素は亜鉛を含む亜鉛酵素として
知られており、従って、皮膚などの細胞分裂を盛んに繰
り返す組織においては亜鉛の補給が不可欠である。
【0023】亜鉛の投与量としては、1日当たり動物の
体重量1kgに対して0.001〜100mg、より好
ましくは0.01〜1mgの範囲内で治療薬に含ませる
のがよい。
【0024】次に、本発明の肉食動物用皮膚疾患治療薬
の投与方法について、以下に説明する。なお、本発明の
肉食動物皮膚疾患の治療方法もこれと同様である。
【0025】上述したビタミンC及び亜鉛を含有する本
発明の治療薬を内服薬として投与する場合には、液体
状、固形状、粉末状、又はゲル状のいずれの形状であっ
てもよい。このとき、錠剤として飲み込ませてもよく、
飲料水又は餌に上記形状の治療薬を含ませたものを与え
て内服させてもよい。
【0026】また、本発明の治療薬を外用薬として投与
する場合には、液体状又はゲル状のいずれかの形状であ
るのがよい。このとき、軟膏として皮膚表面に治療薬を
塗布してもよいし、注射して使用してもよい。
【0027】以下、本発明による動物用健康食品の実施
の形態について説明する。本発明の肉食動物用健康食品
は、いわゆるペットフードといわれるものであり、肉食
性の動物に適用され、ビタミンC及び/又は亜鉛を含有
することにより皮膚疾患の治癒及び皮膚の健全化を維持
することができるものである。
【0028】適用される肉食動物、皮膚疾患、及び含有
されるビタミンC、亜鉛は、上記肉食動物用皮膚疾患治
療薬と同様である。
【0029】ビタミンC及び亜鉛を含有した肉食動物用
健康食品は、液体状、固形状、粉末状、又はゲル状のい
ずれの形状であってもよい。また、熱で分解されないビ
タミンCを豊富に含むジャガイモ等のイモ類、或いは亜
鉛を多量に含む牡蠣や、蜆等の介類などの天然食物を含
むものであってもよい。
【0030】本発明におけるビタミンCの量は、1日の
食餌量中に動物の体重量1kgに対して0.2〜200
0mg、より好ましくは100〜1000mgの範囲内
で含ませるのがよい。また、亜鉛の量は、1日当たり動
物の体重量1kgに対して0.001〜100mg、よ
り好ましくは0.01〜1mgの範囲内で食餌中に含ま
せるのがよい。
【0031】
【実施例】以下に、具体的な実施例を示して本発明を更
に詳細に説明する。
【0032】(実施例1)アカラス症に罹患した体重8
0kgの大型犬を、まず従来の治療法により治療した。
このアカラス症は、毛包虫というダニが皮膚の毛穴に寄
生して起こるため、炎症性の皮膚炎を伴う。このため治
療は、次の1〜3の治療法を併用して行われた。1.皮
膚への殺虫剤の塗布、2.薬浴、3.抗生物質及び有機
リン製剤の内服。
【0033】治療が始まってから数日後には、失禁、食
欲不振、倦怠症状等の副作用が起こり、一時的には治療
の継続が危ぶまれるほどであったが、2ヶ月を経過する
ころから少しずつ快方に向かった。しかし完全には治癒
せず、その後も一年中皮膚炎に悩まされ、特に夏場に症
状は悪化した。
【0034】そこで、再び症状がひどくなった時に、上
記抗生物質及び有機リン製剤の内服を中止し、代りに本
発明の治療薬を投与した。投与方法は、ビタミンC20
00mgを含有した錠剤を食餌に混ぜて犬に与えた。
【0035】すると、治療が始まってから3日後には足
裏の腫れが引き始め、5日後には体中の湿疹の約8割が
消失し、フケも治まった。7日後には毛の色艶もよくな
り、健康時の状態に回復した。そして、本治療薬を投与
したまま2年以上経過したが、副作用もなく、皮膚炎の
再発も見られなかった。
【0036】(実施例2)上記アカラス症に罹患した中
型犬を3匹用意し、本発明の皮膚疾患治療薬を投与し
た。治療薬は、犬の体重量1kgに対して、アスコルビ
ン酸塩を25mg、塩化亜鉛を2mgの割合で混合した
ものを食餌に混ぜて犬に投与した。その結果、全ての個
体で症状が改善し、3日後には概ね健康時の状態にまで
回復した。その後の経過は順調で、副作用も見られなか
った。
【0037】(実施例3)実施例2と同程度のアカラス
症に罹患した中型犬を用意し、本発明の皮膚疾患治療薬
を投与した。治療薬は、犬の体重量1kgに対して、ア
スコルビン酸塩25mgを食餌に混ぜて犬に投与した。
その結果、3日後には症状が改善し、7日後には概ね健
康時の状態にまで回復した。その後の経過は順調で、副
作用も見られなかった。
【0038】(実施例4)実施例2及び3と同程度のア
カラス症に罹患した中型犬を用意し、本発明の皮膚疾患
治療薬を投与した。治療薬は、犬の体重量1kgに対し
て、塩化亜鉛を2mgを食餌に混ぜて犬に投与した。そ
の結果、症状の改善には実施例2及び3に比較して時間
を要した。従って、塩化亜鉛単独よりもアスコルビン酸
塩との併用によって良好な結果が得られることが分かっ
た。
【0039】(実施例5)毛包虫及び疥癬虫の2種類の
寄生虫の寄生により皮膚炎を起こした中型犬、更に、ノ
ミの寄生により皮膚炎を起こした猫に、本発明の皮膚疾
患治療薬を投与した。治療薬は、10%グリセリン液1
00ml、親水性ワセリン100g、アスコルビン酸塩
10g、及び塩化亜鉛40gを混合したものとし、これ
を皮膚炎を起こした部分に適当量塗布した。その結果、
犬、猫とも皮膚炎が治まり良好な回復を見せた。いずれ
も、副作用は見られなかった。
【0040】(実施例6)真菌に感染した中型犬、同じ
く真菌に感染した猫、及び細菌に感染した猫の3匹皮膚
疾患を発症した動物について、本発明の皮膚疾患治療薬
を投与した。治療薬は、犬の体重量1kgに対して、ア
スコルビン酸塩を1000mg、硫酸亜鉛を2mgの割
合で混合したものを食餌に混ぜて犬に投与した。その結
果、症状が改善するまでの時間に多少のばらつきはある
ものの、全ての個体で概ね健康時の状態にまで回復し
た。その後の経過は順調で、副作用も見られなかった。
【0041】(実施例7)真菌に感染し皮膚疾患を発症
した中型犬、及び細菌に感染し皮膚疾患を発症した猫
に、本発明の皮膚疾患治療薬を投与した。治療薬は、1
0%グリセリン液100ml、親水性ワセリン100
g、アスコルビン酸塩10g、及び塩化亜鉛40gを混
合したものとし、これを皮膚炎を起こした部分に適当量
塗布した。その結果、いずれの動物においても概ね健康
時の状態にまで回復した。また、その後の経過は順調
で、副作用も見られなかった。
【0042】(実施例8)頻繁に皮膚炎を発生する中型
犬2匹、猫1匹に、本発明の肉食動物用健康食品を与え
た。健康食品は、ビタミンC及び亜鉛の含まれていない
市販のペットフード100gに対して、アスコルビン酸
塩1mg、塩化亜鉛0.2mgを混合した。また、水1
00mlに対して、アスコルビン酸塩1mg、塩化亜鉛
0.2mgを溶かした飲料水を同時に与えた。その結
果、この健康食品を食べ始めてから3日後に効果が現
れ、毛艶がよく、皮膚の臭いが軽減し、体を掻く回数も
減少した。また、いずれの個体も皮膚の改善だけでな
く、動きも活発になり、全体的に健康状態がよくなっ
た。ちなみに、上記健康食品、又は飲料水のいずれか一
方のみを与えた場合には、効果が現れるのにやや時間が
かかったが、10日後にはその差がなくなった。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビタミンC、亜鉛、又は、ビタミンCと亜鉛の両方を肉食
動物に投与することにより、皮膚組織の形成を強化し、
真菌・細菌感染又はダニ・ノミ等の寄生虫によって発症
する肉食動物の皮膚疾患を効果的に治療させ、又は防止
することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタミンC及び/又は亜鉛を有効成分と
    して含有した肉食動物用皮膚疾患治療薬。
  2. 【請求項2】 前記皮膚疾患治療薬が内服薬であること
    特徴とする請求項1に記載の肉食動物用皮膚疾患治療
    薬。
  3. 【請求項3】 前記皮膚疾患治療薬が外用薬であること
    特徴とする請求項1に記載の肉食動物用皮膚疾患治療
    薬。
  4. 【請求項4】 前記皮膚疾患が、真菌・細菌感染又は寄
    生虫による動物の皮膚疾患であること特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれか1項に記載の肉食動物用皮膚
    疾患治療薬。
  5. 【請求項5】 1日の投与量として、前記ビタミンCを
    0.2〜2000mg/kg、前記亜鉛を0.001〜
    100mg/kg含有したことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項に記載の肉食動物用皮膚疾患
    治療薬。
  6. 【請求項6】 1日の投与量が、ビタミンC0.2〜2
    000mg/kg、亜鉛0.001〜100mg/kg
    であることを特徴とする肉食動物皮膚疾患の治療方法。
  7. 【請求項7】 ビタミンC及び/又は亜鉛を含有したこ
    とにより肉食動物の皮膚を健全に維持すること特徴とす
    る肉食動物用健康食品。
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