JP2000165823A - ディジタル信号伝送システム - Google Patents

ディジタル信号伝送システム

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JP2000165823A
JP2000165823A JP11367105A JP36710599A JP2000165823A JP 2000165823 A JP2000165823 A JP 2000165823A JP 11367105 A JP11367105 A JP 11367105A JP 36710599 A JP36710599 A JP 36710599A JP 2000165823 A JP2000165823 A JP 2000165823A
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information signal
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JP11367105A
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English (en)
Inventor
Takanori Eda
隆則 江田
Himio Nakagawa
一三夫 中川
Takao Shinkawa
敬郎 新川
Tsutomu Noda
勉 野田
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
Kenji Katsumata
賢治 勝又
Satoshi Iimuro
聡 飯室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】送信側で、既に高能率圧縮・符号化された、受
信側に送信すべきディジタル映像信号を、1度伸長・復
号しなくても、受信側で、緊急情報等の文字を映像と共
に表示することを可能とする。 【構成】送信装置は、多重化装置110によって、情報
ストリーム作成装置107によって作成されてN段階の
優先情報付加された、文字を表すディジタル情報信号
を、ディジタル映像信号およびディジタル音声信号と多
重化して、受信装置に送信する。そこで、受信装置にお
いては、ディジタル情報信号に付加されている優先情報
に基づいて、該ディジタル情報信号が表す文字を表示す
べきであるか否かを判定し、表示すべきであると判定し
た場合は、該ディジタル情報信号が表す文字をディジタ
ル映像信号が表す映像と共に表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディジタル信号
が多重化された単一ビット列を、伝送路上の複数の周波
数チャネルの各々に割り当てて伝送する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】米国では、多くのケーブルテレビ(CA
TV)会社や地域電話会社が、双方向映像サービス構想
を発表している。各会社とも、双方向映像サービスの構
想に向け、その前段階として、多チャネルサービスの実
験を行っている。一方、日本においても、CATV双方
向映像サービスを目的とする実験場が開設し、多チャネ
ルサービスの実験が始まった。
【0003】図3にCATV双方向映像サービスにおけ
る周波数配列の例を示す。
【0004】図3において、301は加入世帯からCA
TV局への上り帯域、302はCATV局から加入世帯
へのアナログ系下り帯域、303はCATV局から加入
世帯へのディジタル系下り帯域である。
【0005】アナログ系下り帯域302は、既存のCA
TV映像サービスにおける下りチャネルとして使用され
る。具体的には、アナログ系下り帯域302は、CAT
V局から加入世帯へ複数番組分のアナログ映像信号を送
信するために使用される。
【0006】また、ディジタル系上り帯域301は、C
ATV双方向映像サービスにおける上りチャネルとして
使用され、ディジタル系下り帯域303は、CATV双
方向映像サービスにおける下りチャネルとして使用され
る。具体的には、ディジタル系上り帯域301は、加入
世帯からCATV局へリクエストする番組等を示すディ
ジタル制御信号を送信するために使用され、ディジタル
系下り帯域303は、CATV局から加入世帯へ複数番
組分のディジタル映像信号を送信するために使用され
る。なお、ディジタル系下り帯域303は、加入世帯か
らのリクエストに対応した多種に渡たるディジタル映像
信号を送信する必要から、1個のチャネルに複数番組分
のディジタル映像信号が多重化された多チャネルサービ
ス帯域となる。
【0007】図3の例は、アナログ系下り帯域302の
帯域幅が狭いことを利用して、既存のCATV映像サー
ビスを提供するために使用されている伝送設備を用いて
CATV双方向映像サービスを提供することを可能とし
たものである。
【0008】図4に複数のディジタル映像信号を多重化
して伝送する映像多重伝送システムの例を示す。
【0009】図中、401は映像サーバ、402は多重
化装置、403はチャネルコーディング装置、404は
ディジタル変調器、405はRFコンバータ、406は
周波数多重装置、407は受信機、408はモニタ、4
09はチューナ、410はディジタル復調装置、411
は波形等化装置、412はチャネルデコーディング装
置、413は分離装置、414はディジタル映像伸長装
置、415は伝送ケーブルである。
【0010】図4において、映像サーバ401には、各
種情報提供業者から入手した様々なディジタル映像信号
が蓄積されており、これらのディジタル映像信号は、高
能率圧縮・符号化されている。
【0011】多重化装置402は、映像サーバ402に
蓄積されている複数番組分のディジタル映像信号を1個
のチャネルに割り当てて送信するために、これら複数番
組分のディジタル映像信号を多重化して単一ビット列に
変換する。この単一ビット列は、チャネルコーディング
装置403によって、誤り訂正符号が付加され、ディジ
タル変調装置404によって、ディジタル変調された
後、RF変換装置405によって、チャネルに割り当て
られると、周波数多重装置406によって、複数のチャ
ネル(複数の単一ビット列)が周波数多重されて、伝送
ケーブル415を介して受信機407に送信される。
【0012】受信機407においては、アナログ映像信
号をモニタ408に表示すべき番組を示す番組番号およ
び該番組が割り当てられているチャネルを示すチャネル
番号が、外部からの操作によって、チューナ409に入
力されている。
【0013】そこで、チューナ409は、伝送ケーブル
415を介して送信されてくる複数のチャネルの中のか
ら、入力されたチャネル番号が示すチャネルを選択し、
ディジタル復調装置410は、チューナ409が選択し
たチャネルに割り当てられている単一ビット列をディジ
タル復調し、波形等化装置411が、該単一ビット列の
ゴーストを除去した後、チャネルコーディング装置41
2が、誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行う。一方、
チューナ409は、入力された番組番号を分離装置41
3に通知しており、分離装置413は、チューナ409
から通知された番組番号が示す番組のディジタル映像信
号を分離する。分離されたディジタル映像信号は、ディ
ジタル映像伸長装置414によって、アナログ映像信号
に変換されてから、モニタ408に表示される。
【0014】このように、映像多重伝送システムにおい
ては、複数番組分のディジタル映像信号を1個のチャネ
ルに割り当てて送信することができるので、新しいサー
ビスの可能性を見い出すことができる。
【0015】さて、図3に示した周波数配列を持つCA
TV双方向映像サービスにおいて、アナログ系下り帯域
302によって送信されてくるアナログ映像信号を受信
している受信側で天災や事件等の緊急情報を文字表示す
る必要性が生じた場合には、送信側で、緊急情報を文字
表示するための文字を表すアナログ情報信号を該アナロ
グ映像信号に多重化するようになっている。
【0016】例えば、特開昭60−65673号公報に
は、テレビジョン信号と該テレビジョン信号に同期した
文字信号とを混合することによって、テレビジョン受信
機で文字を順次表示する方法が開示されている。
【0017】図5に特開昭60−65673号公報で開
示されている方法を実現するための文字信号処理装置の
構成を示すブロック図を示す。
【0018】図5において、501はテレビジョンカメ
ラ部、502はテレビジョン信号の出力端子、503は
テレビジョン信号に同期した水平・垂直同期信号の出力
端子、504はテレビジョン信号に同期した文字信号を
発生する文字信号発生回路、505はテレビジョン信号
と文字信号とを混合する混合回路、506は文字信号の
混合を開始するタイミングを混合回路505に通知する
ためのスタート信号を発生するスタート信号発生回路、
507は立上りがスタート信号の入力と同時で、時間の
経過と共にパルス幅が水平方向に大きくなるゲート信号
を発生する可変ゲートパルス回路、508は文字信号を
ゲート信号によってゲートするゲート回路である。
【0019】図6に特開昭60−65673号公報で開
示されている方法によって文字が表示されるテレビジョ
ン受信機の表示画面を示す。
【0020】図6において、601は表示画面、602
はゲート信号の表示画面601上のスタート位置である
ゲートスタート位置である。
【0021】図5に示す文字信号処理装置においては、
可変ゲートパルス回路507は、スタート信号発生回路
506からスタート信号が出力されると、図6に示すゲ
ートスタート位置602からゲート信号を立上げ、この
ゲート信号は、時間の経過と共にパルス幅が水平方向に
大きくなる。また、ゲート回路508は、文字信号発生
回路504から出力される文字信号を、可変ゲートパル
ス回路507から出力されるゲート信号によってゲート
し、混合回路505は、ゲート回路508から出力され
る文字信号とテレビジョン信号とを混合する。
【0022】これにより、テレビジョン受信機の表示画
面601においては、図6に示すように、黒文字603
が表示される。そして、パルス信号のパルス幅が、時間
の経過と共に水平方向に大きくなっていくので、それに
伴って、白抜き文字で示した未表示文字604も、順
次、黒文字として表示されていく。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】既存のCATV映像サ
ービス等のアナログ映像信号を伝送するサービスにおい
て、アナログ映像信号を受信している受信側で緊急情報
を文字表示する方法として、上述した公知例は優れてい
る。
【0024】しかしながら、ビデオ・オン・デマンド
(以下、VODと称す。)や、ニア・ビデオ・オン・デ
マンド(以下、NVODと称す。)等の多チャネルサー
ビスを行う場合は、送信側において、受信側へ送信する
映像信号は、既に高能率圧縮・符号化されたディジタル
映像信号であるので、上記公知例を適用するためには、
送信側で、該ディジタル映像信号を1度伸長・復号する
必要があり、コストの面から実現は困難である。
【0025】ここで、VODとは、複数の番組の中から
加入世帯のリクエストに応じた番組のディジタル映像信
号をインタラクティブに検索して送信する機能である。
また、NVODとは、複数の加入世帯が1個の番組をリ
クエストすることに答える機能であり、10分〜15分
程度の遅れで供給可能な同一番組のディジタル映像信号
を複数用意しておき、リクエスト時間に近いディジタル
映像信号を送信する機能である。
【0026】そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、VOD,NVOD等の多チャネルサービスを行う場
合に、送信側で、既に高能率圧縮・符号化された、受信
側に送信すべきディジタル映像信号を1度伸長・復号し
なくても、受信側で、緊急情報等の文字を映像と共に表
示することを可能とする技術を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、文字を表すディジタル信号であるディジ
タル情報信号に、N段階(Nは正数)の優先情報を付加
する優先情報付加手段と、映像を表す複数の圧縮された
ディジタル映像信号を多重化した単一ビット列を複数作
成する第1の多重化手段と、上記優先情報付加手段が優
先情報を付加したディジタル情報信号を、上記第1の多
重化手段が作成した複数の単一ビット列の各々に多重化
する第2の多重化手段と、上記第2の多重化手段がディ
ジタル情報信号を多重化した複数の単一ビット列の各々
を、伝送路上の複数の周波数チャネルの各々に割り当て
て送信する送信手段とを有する送信装置と、上記送信装
置から送信されてくる複数の周波数チャネルのうちのい
ずれか1個の周波数チャネルに割り当てられている単一
ビット列の中から、いずれかのディジタル映像信号を分
離すると共に、該単一ビット列と多重化されているディ
ジタル情報信号を分離する分離手段と、上記分離手段が
分離したディジタル情報信号に付加されている優先情報
に基づいて、該ディジタル情報信号を再生すべきである
か否かを判定する判定手段と、上記分離手段が分離した
ディジタル映像信号を映像に再生して表示する第1の再
生手段と、上記判定手段が再生すべきであると判定した
場合に、上記分離手段が分離したディジタル情報信号を
文字に再生し、再生した文字を上記第1の再生手段が表
示する映像と混合する第2の再生手段とを有する受信装
置とから構成されるディジタル信号伝送システムを提供
している。
【0028】例えば、上記優先情報は、重要度が大きい
程その値が大きくなるようなN段階の優先情報であるよ
うにすることができる。
【0029】このとき、上記受信装置は、予め設定され
ている設定値M(Mは正数,M≦N)を記憶している設
定値記憶手段をさらに有するようにする。そして、上記
判定手段は、上記分離手段が分離したディジタル情報信
号に付加されている優先情報の段階が上記設定値記憶手
段が記憶している設定値Mより小さい場合に、該ディジ
タル情報信号を再生すべきでないと判定し、上記分離手
段が分離したディジタル情報信号に付加されている優先
情報の段階が上記設定値記憶手段が記憶している設定値
M以上である場合に、該ディジタル情報信号を再生すべ
きであると判定するようにする。
【0030】また、例えば、上記優先情報は、強制表示
を行うか否かを示す2段階の優先情報であるようにする
ことができる。
【0031】このとき、上記受信装置は、予め設定され
ている、ディジタル情報信号を再生する必要があるか否
かを示す情報を記憶している再生有無情報記憶手段をさ
らに有するようにする。そして、上記判定手段は、上記
再生有無情報記憶手段が記憶している情報が再生する必
要がある旨を示している場合に、上記分離手段が分離し
たディジタル情報信号に付加されている優先情報の段階
に関わらず、該ディジタル情報信号を再生すべきである
と判定し、上記再生有無情報記憶手段が記憶している情
報が再生する必要がない旨を示している場合に、上記分
離手段が分離したディジタル情報信号に付加されている
優先情報の段階が強制表示を行う旨を示しているなら
ば、該ディジタル情報信号を再生すべきであると判定
し、上記分離手段が分離したディジタル情報信号に付加
されている優先情報の段階が強制表示を行う旨を示して
いないならば、該ディジタル情報信号を再生すべきでな
いと判定するようにする。
【0032】また、本発明は、文字を表すディジタル信
号であるディジタル情報信号に、該ディジタル情報信号
が表す文字の内容を示す識別情報を付加する識別情報付
加手段と、映像を表す複数の圧縮されたディジタル映像
信号を多重化した単一ビット列を複数作成する第1の多
重化手段と、上記識別情報付加手段が識別情報を付加し
たディジタル情報信号を、上記第1の多重化手段が作成
した複数の単一ビット列の各々に多重化する第2の多重
化手段と、上記第2の多重化手段がディジタル情報信号
を多重化した複数の単一ビット列の各々を、伝送路上の
複数の周波数チャネルの各々に割り当てて送信する送信
手段とを有する送信装置と、上記送信装置から送信され
てくる複数の周波数チャネルのうちのいずれか1個の周
波数チャネルに割り当てられている単一ビット列の中か
ら、いずれかのディジタル映像信号を分離すると共に、
該単一ビット列と多重化されているディジタル情報信号
を分離する分離手段と、上記識別情報の種類ごとに、該
識別情報に応じて予め設定されている優先順位を記憶し
ている優先順位記憶手段と、上記分離手段が分離したデ
ィジタル情報信号に付加されている識別情報に応じて上
記優先順位記憶手段が記憶している優先順位に基づい
て、該ディジタル情報信号を再生すべきであるか否かを
判定する判定手段と、上記分離手段が分離したディジタ
ル映像信号を映像に再生して表示する第1の再生手段
と、上記判定手段が再生すべきであると判定した場合
に、上記分離手段が分離したディジタル情報信号を文字
に再生し、再生した文字を上記第1の再生手段が表示す
る映像と混合する第2の再生手段とを有する受信装置と
から構成されるディジタル信号伝送システムを提供して
いる。
【0033】なお、いずれの構成のディジタル信号伝送
システムにおいても、上記送信装置は、上記ディジタル
情報信号を作成する作成手段をさらに有するようにする
ことができる。
【0034】なお、本明細書においては、「文字」と
は、記号も含み、さらに、グラフィックによって表され
るものも含む。
【0035】
【作用】送信装置においては、上記優先情報付加手段
が、文字を表すディジタル情報信号に、N段階の優先情
報を付加する。優先情報が付加されたディジタル情報信
号は、上記第2の多重化手段によって、上記第1の多重
化手段が作成した複数の単一ビット列の各々に多重化さ
れる。そして、上記送信手段は、上記第2の多重化手段
がディジタル情報信号を多重化した複数の単一ビット列
の各々を、伝送路上の複数の周波数チャネルに割り当て
て送信する。
【0036】一方、受信装置においては、上記分離手段
が、送信装置から複数の周波数チャネルのうちのいずれ
か1個の周波数チャネルに割り当てられて送信されてく
る単一ビット列の中から、いずれかのディジタル映像信
号を分離すると共に、該単一ビット列と多重化されてい
るディジタル情報信号を分離する。そして、上記判定手
段は、上記分離手段が分離したディジタル情報信号に付
加されている優先情報に基づいて、該ディジタル情報信
号を再生すべきであるか否かを判定する。
【0037】また、上記第1の再生手段は、上記分離手
段が分離したディジタル映像信号を映像に再生して表示
するが、このとき、上記第2の再生手段は、上記判定手
段が再生すべきであると判定した場合に、上記分離手段
が分離したディジタル情報信号を文字に再生し、再生し
た文字を上記第1の再生手段が表示する映像と混合す
る。
【0038】従って、VOD,NVOD等の多チャネル
サービスを行うディジタル信号伝送システムにおいて
は、送信装置から受信装置へ送信すべき映像信号が、既
に高能率圧縮・符号化されたディジタル映像信号である
が、本発明によれば、送信装置が、このディジタル映像
信号を1度伸長・復号しなくても、受信装置で、緊急情
報等の文字を映像と共に表示することが可能となる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0040】まず、本発明の第1の実施例について説明
する。
【0041】図1は第1の実施例のディジタル信号伝送
システムにおける送信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0042】図1において、101〜103は、異なる
K個の映像ソースから得られる圧縮されたディジタル映
像信号(以下、映像ストリームと称す。)を入力するK
個の映像ストリーム入力端子、104〜106は、異な
るK個の音声ソースから得られる圧縮されたディジタル
音声信号(以下、音声ストリームと称す。)を入力する
K個の音声ストリーム入力端子である。
【0043】また、107は緊急情報を文字表示するた
めの文字を表すディジタル情報信号(以下、情報ストリ
ームと称す。)を作成する情報ストリーム作成装置であ
る。情報ストリーム作成装置107は、緊急情報を文字
表示するための文字を表すディジタル情報信号を作成す
る情報作成装置108と、情報作成装置108が作成し
たディジタル情報信号に優先情報を付加する優先情報付
加装置109とを備えて構成されている。
【0044】また、110は、映像ストリーム入力端子
101〜103から入力されたK個の映像ストリーム,
音声ストリーム入力端子104〜106から入力された
K個の音声ストリーム,情報ストリーム作成装置107
が作成した情報ストリームを多重化して単一のビット列
の流れ(以下、単一ビットストリームと称す。)を作成
する多重化装置である。多重化装置110は、映像スト
リーム入力端子101〜103から入力されたK個の映
像ストリーム,音声ストリーム入力端子104〜106
から入力されたK個の音声ストリーム,情報ストリーム
作成装置107が作成した情報ストリームの各々に番組
番号を付加する番組番号付加装置114と、番組番号付
加装置114が番組番号を付加した映像ストリーム,音
声ストリーム,情報ストリームを多重化して単一ビット
ストリームを作成するM個の番組多重化装置115〜1
17とを備えて構成されている。
【0045】また、111〜113は、多重化装置11
0が作成した単一ビットストリームを出力するM個のビ
ットストリーム出力端子である。M個のビットストリー
ム出力端子111〜113から出力される単一ビットス
トリームは、各々、M個のチャネルからなる多チャネル
ディジタル系下り帯域によって、送信装置から受信装置
へ送信されることとなる。
【0046】ここで、送信装置の動作を説明するため
に、映像ストリーム入力端子101〜103から入力さ
れたK個の映像ストリーム,音声ストリーム入力端子1
04〜106から入力されたK個の音声ストリーム,情
報ストリーム作成装置107が作成した情報ストリーム
が、多重化されたM個の単一ビットストリームとなるま
での様子について、図7を用いて説明する。
【0047】図7(a)において、701〜704は映
像ストリーム入力端子101〜103から入力されたK
個の映像ストリーム、705〜708は音声ストリーム
入力端子104〜106から入力されたK個の音声スト
リームである。
【0048】また、709は情報ストリーム作成装置1
07が作成した情報ストリームである。情報ストリーム
709には、優先情報付加装置108によって、既に、
優先情報721が付加されている。
【0049】また、図7(b)において、710〜71
3は番組番号付加装置114が番組番号719を付加し
たK個の映像ストリーム、714〜717は番組番号付
加装置114が番組番号719を付加したK個の音声ス
トリーム、718は番組番号付加装置114が番組番号
720を付加した情報ストリームである。
【0050】図7に示した例では、映像ストリーム70
1および音声ストリーム705が、同一の番組である
「番組1」を構成するストリームであり、同様に、映像
ストリーム704および音声ストリーム708が、同一
の番組である「番組K」を構成するストリームであるも
のとしている。従って、K個の映像ストリーム710〜
713には、順に、「1」〜「K」が番組番号719と
して付加され、K個の音声ストリーム714〜717に
は、順に、「1」〜「K」が番組番号719として付加
されている。また、情報ストリーム718には、「X」
が番組番号720として付加されるようになっている。
【0051】また、図7(c)において、722は番組
多重化装置115により多重化されてビットストリーム
出力端子111から出力される単一ビットストリームで
あり、723は番組多重化装置117により多重化され
てビットストリーム出力端子113から出力される単一
ビットストリームである。
【0052】図7に示した例では、「番組1」および
「番組2」を構成するストリームが「チャネル1(CH
1)」に割り当てられて送信され、同様に、「番組K−
1」および「番組K」を構成するストリームが「チャネ
ルM(CHM)」に割り当てられて送信されるものとし
ている。従って、単一ビットストリーム722は、映像
ストリーム710,711および音声ストリーム71
4,715、並びに、情報ストリーム718が多重化さ
れたものとなり、単一ビットストリーム723は、映像
ストリーム712,713および音声ストリーム71
6,717、並びに、情報ストリーム718が多重化さ
れたものとなっている。
【0053】さて、図1に戻って、情報ストリーム作成
装置107においては、情報作成装置108が、緊急情
報を文字表示するための文字を表すディジタル情報信号
を作成し、優先情報付加装置109が、該ディジタル情
報信号に付加すべき優先情報を作成すると共に、作成し
た優先情報を該ディジタル情報信号に付加するので、図
7に示す情報ストリーム709が作成される。
【0054】なお、優先情報は、情報ストリームが表す
文字を強制的に表示するか否かを受信装置で判定するた
めのN段階(Nは正数)の情報であり、本実施例では、
優先情報が、情報ストリームが表す文字の内容の重要度
が大きい程その値が大きくなるような、「1」〜「5」
の5段階の情報であるものとして説明する。
【0055】情報ストリーム作成装置107が作成した
情報ストリーム709は、映像ストリーム入力端子10
1〜103から入力されたK個の映像ストリーム701
〜704,音声ストリーム入力端子104〜106から
入力されたK個の音声ストリーム705〜708と共
に、番組番号付加装置114に入力される。
【0056】番組番号付加装置114においては、入力
した映像ストリーム701〜704,音声ストリーム7
05〜708,情報ストリーム709の各々に番組番号
を付加するので、図7に示す映像ストリーム710〜7
13,音声ストリーム714〜717,情報ストリーム
718となる。
【0057】番組番号付加装置114が番組番号を付加
した映像ストリーム710〜713,音声ストリーム7
14〜717,情報ストリーム718は、番組多重化装
置115〜117により多重化されて、図7に示す単一
ビットストリーム722,723となる。
【0058】なお、図7においては、K個の映像ストリ
ームおよびK個の音声ストリームが、各々、K個の番組
を構成しているものとして説明しているが、音声ストリ
ームのみから構成される番組または映像ストリームのみ
から構成される番組を許容することもでき、この場合
は、必ずしも映像ストリームの個数と音声ストリームの
個数とが等しいとは限らない。
【0059】図2は第1の実施例のディジタル信号伝送
システムにおける受信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0060】図2において、201はM個のチャネルの
うちのいずれか1個のチャネルに割り当てられている単
一ビットストリームを入力するビットストリーム入力端
子、202はビットストリーム入力端子201から入力
された単一ビットストリームの中から、所望の映像スト
リームおよび音声ストリーム、並びに、情報ストリーム
を分離する分離装置、203は分離装置203が分離し
た情報ストリームから番組番号および優先情報を抽出す
るシステムデコーダ、204はシステムデコーダ203
が抽出した優先情報を判定する判定装置である。
【0061】また、205は分離装置203が分離した
音声ストリームをアナログ音声信号に変換する音声デコ
ーダ、206は分離装置203が分離した映像ストリー
ムをアナログ映像信号に変換する映像デコーダ、207
は分離装置203が分離した情報ストリームをアナログ
情報信号に変換する情報デコーダ、208は映像デコー
ダ206が変換したアナログ映像信号に情報デコーダ2
07が変換したアナログ情報信号を混合する混合装置、
209は音声デコーダ205が変換したアナログ音声信
号を出力する音声出力端子、210は混合装置208が
アナログ情報信号を混合したアナログ映像信号を出力す
る映像出力端子である。
【0062】ここで、受信装置の動作を説明するため
に、ビットストリーム入力端子201から入力された単
一ビットストリームが、映像ストリーム,音声ストリー
ム,情報ストリームに分離されるまでの様子について、
図8を用いて説明する。
【0063】図8(a)において、801はビットスト
リーム入力端子201から入力された単一ビットストリ
ームである。
【0064】また、図8(b)において、802は単一
ビットストリーム801から分離された映像ストリー
ム、803は単一ビットストリーム801から分離され
た音声ストリーム、804は単一ビットストリーム80
1から分離された情報ストリームである。
【0065】なお、ビットストリーム入力端子201か
ら分離装置202に入力される単一ビットストリーム
は、受信装置が受信したM個のチャネルのうちの、チュ
ーナ(図示せず。)が選択しているチャネルに割り当て
られている単一ビットストリームであり、この単一ビッ
トストリームは、既に、ディジタル復調装置等(図示せ
ず。)によって、所定の信号処理が施されている。
【0066】図8に示した例では、チューナが「CH
1」を選択しているものとしている。従って、単一ビッ
トストリーム801は、図7(b)に示す映像ストリー
ム710,711および音声ストリーム714,71
5、並びに、情報ストリーム718が多重化されたもの
となっている。
【0067】さて、図2に戻って、ビットストリーム入
力端子201から分離装置202に入力された単一ビッ
トストリームは、まず、システムデコーダ203によっ
て、優先情報および全ての番組番号が抽出される。
【0068】判定装置204は、システムデコーダ20
3が抽出した優先情報に基づいて、ビットストリーム入
力端子201から分離装置202に入力された単一ビッ
トストリームに多重化されている情報ストリームが表す
文字を表示する必要があるか否かを判定する。
【0069】ところで、受信装置においては、情報スト
リームが表す文字を表示すべき優先情報の段階が、外部
からの操作によって、判定装置204に入力されてい
る。ここでは、「3」が入力されているものとする。
【0070】そこで、判定装置204は、外部からの操
作によって入力された段階(「3」)とシステムデコー
ダ203が抽出した優先情報の段階とを比較し、前者よ
り後者が小さい場合には、ビットストリーム入力端子2
01から分離装置202に入力された単一ビットストリ
ームに多重化されている情報ストリームが表す文字を強
制表示する必要がないと判定する。また、前者と後者と
が等しい場合または前者より後者が大きい場合には、強
制表示する必要があると判定する。
【0071】これにより、受信装置において、該受信装
置を設置している加入世帯が必要としている重要度の緊
急情報のみを、強制的に文字表示することができる。
【0072】なお、判定装置204は、強制表示が必要
であると判定した場合には、その旨を情報デコーダ20
7に通知する。
【0073】一方、受信装置においては、アナログ映像
信号およびアナログ音声信号に変換すべき番組の番組番
号、および、該番組が割り当てられているチャネルのチ
ャネル番号が、外部からの操作によって、チューナに入
力されており、チューナは、入力された番組番号をシス
テムデコーダ203に通知している。
【0074】システムデコーダ203は、該番組番号を
分離装置202に通知することにより、該番組番号の番
組を構成する映像ストリームおよび音声ストリーム、並
びに、情報ストリームを分離するよう、分離装置202
を制御する。
【0075】そこで、分離装置202は、ビットストリ
ーム入力端子201から入力された単一ビットストリー
ムの中から、システムデコーダ203から通知された番
組番号と一致する番組番号が付加されている映像ストリ
ームおよび音声ストリーム、並びに、該単一ビットスト
リームに多重化されている情報ストリームを分離する。
【0076】図8に示した例では、外部からの操作によ
って入力されている番組番号が「番組1」であるものと
しているので、分離装置202が分離するストリーム
は、「番組1」を構成する映像ストリーム802および
音声ストリーム803、並びに、情報ストリーム804
となる。
【0077】分離装置202が分離した映像ストリーム
は、映像デコーダ206によって、アナログ映像信号に
変換される。また、分離装置202が分離した情報スト
リームは、判定装置204から強制表示が必要である旨
が通知された場合にのみ、情報デコーダ207によっ
て、アナログ情報信号に変換され、変換されたアナログ
情報信号は、混合器208によって、映像デコーダ20
6が変換したアナログ映像信号と混合されて、アナログ
映像信号として映像出力端子210から出力される。ま
た、分離装置202が分離した音声ストリームは、音声
デコーダ205によって、アナログ音声信号に変換され
て、音声出力端子209から出力される。
【0078】上述したように、本実施例によれば、天災
や事件等の緊急事態が発生したときに、送信装置におい
て、緊急情報を文字表示するための文字を表す情報スト
リームを、各チャネルに割り当てられて送信される映像
ストリームおよび音声ストリームと多重化するようにし
ているので、送信装置は、多チャネルディジタル系下り
帯域による双方向サービスを受けている受信装置に対し
て、高能率圧縮・符号化されたディジタル映像信号およ
びディジタル音声信号(映像ストリームおよび音声スト
リーム)を1度伸長・復号しなくても、該情報ストリー
ムを送信することができる。
【0079】また、受信装置においては、多チャネルデ
ィジタル系下り帯域による双方向サービスを受けていて
も、送信装置から送信されてくる、緊急情報を文字表示
するための文字を表す情報ストリームに付加されている
優先情報に基づいて、該情報ストリームが表す文字を強
制的に表示する必要があるか否かを判定することができ
るので、該受信装置を設置している加入世帯が必要とし
ている重要度の緊急情報を強制的に文字表示することが
できる。
【0080】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0081】第2の実施例のディジタル信号伝送システ
ムにおける送信装置の構成を示すブロック図は、図1と
同様である。また、第2の実施例のディジタル信号伝送
システムにおける受信装置の構成を示すブロック図は、
図2と同様である。
【0082】上記第1の実施例では、優先情報が、情報
ストリームが表す文字の内容の重要度が大きい程その値
が大きくなるような、「1」〜「5」の5段階の情報で
あるものとして説明したが、本実施例では、優先情報
が、特に、情報ストリームが表す文字を強制的に表示す
るか否かを示す「ON/OFF」の2段階の情報である
ようにした例について説明する。
【0083】すなわち、本実施例では、情報ストリーム
作成装置107において、優先情報付加装置109は、
情報作成装置108が作成したディジタル情報信号が表
す文字を受信装置で強制的に表示させたい場合に、強制
表示が必要である旨を示す「ON」を、優先情報として
該ディジタル情報信号に付加するようにする。
【0084】このようにした場合は、受信装置における
判定装置204の動作が上記第1の実施例と異なるもの
となり、以下、優先情報が2段階の情報である場合の判
定装置204の動作について説明する。
【0085】受信装置においては、情報ストリームが表
す文字を表示する必要があるか否かを示す情報が、外部
からの操作によって、判定装置204に入力されてい
る。
【0086】そこで、判定装置204は、外部からの操
作によって入力された情報が表示する必要がある旨を示
している場合は、システムデコーダ203が抽出した優
先情報が「ON」であっても「OFF」であっても、強
制表示する必要があると判定する。また、外部からの操
作によって入力された情報が表示する必要がない旨を示
している場合は、システムデコーダ203が抽出した優
先情報が「OFF」であるならば、強制表示する必要が
ないと判定し、「ON」であるならば、強制表示する必
要ないと判定する。
【0087】これにより、受信装置を設置している加入
世帯が、余計な文字表示を必要としていない場合でも、
大地震や大事件等の特別な緊急情報については、受信装
置で強制的に文字表示するようにすることができる。
【0088】上述したように、本実施例によれば、天災
や事件等の緊急事態が発生したときに、送信装置におい
て、緊急情報を文字表示するための文字を表す情報スト
リームを、各チャネルに割り当てられて送信される映像
ストリームおよび音声ストリームと多重化するようにし
ているので、送信装置は、多チャネルディジタル系下り
帯域による双方向サービスを受けている受信装置に対し
て、高能率圧縮・符号化されたディジタル映像信号およ
びディジタル音声信号(映像ストリームおよび音声スト
リーム)を1度伸長・復号しなくても、該情報ストリー
ムを送信することができる。
【0089】また、受信装置においては、多チャネルデ
ィジタル系下り帯域による双方向サービスを受けていて
も、送信装置から送信されてくる、緊急情報を文字表示
するための文字を表す情報ストリームに付加されている
優先情報に基づいて、該情報ストリームが表す文字を強
制的に表示する必要があるか否かを判定することができ
るので、該受信装置を設置している加入世帯が余計な文
字表示を必要としていない場合でも、特別の緊急情報を
強制的に文字表示することができる。
【0090】なお、上記第1の実施例および上記第2の
実施例においては、番組多重化装置115〜117の全
てが、番組番号付加装置114が番組番号を付加した映
像ストリーム,音声ストリーム,情報ストリームを多重
化して単一ビットストリームを作成するものとして説明
している。そこで、同一の情報ストリームが全てのチャ
ネルに多重化されることとなるので、多チャネルディジ
タル系下り帯域による双方向サービスを受けている受信
装置が、どのチャネルに割り当てられている番組を受信
していても、緊急情報を強制的に文字表示することがで
きるようになっている。
【0091】しかし、番組多重化装置によっては、映像
ストリーム,音声ストリームのみを多重化して、情報ス
トリームを多重化しないものがあるようにしてもよい。
すなわち、全てのチャネルに同一の情報ストリームを多
重化しないようにしてもよい。
【0092】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0093】図9は第3の実施例のディジタル信号伝送
システムにおける送信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0094】図9において、901は識別情報付加装置
であり、その他のブロックは、図1と同様である。
【0095】本実施例では、送信装置で、情報ストリー
ムに、該情報ストリームが表す文字の内容を示す識別情
報を付加するようにし、受信装置で、該情報ストリーム
に付加されている識別情報に基づいて、該情報ストリー
ムが表す文字を強制的に表示するか否かを判定するよう
にしている。
【0096】図10に識別情報の一例を示す。
【0097】識別情報は、大分類1101,中分類11
02,小分類1103から構成されており、図10に示
す例では、大分類1101として、「災害」および「選
挙」が用意されており、「災害」を示す大分類1101
に対応する中分類1102として、「地震」および「台
風」が用意されており、「地震」を示す中分離1102
および「台風」を示す中分類1102に各々対応する小
分類1003として、「地震」や「台風」が発生するま
たは発生した地方(「関東」,「近畿」,「中部」,
「九州」)が用意されている。
【0098】図11に識別情報が付加された情報ストリ
ームの例を示す。
【0099】図11において、1101,1102,1
103は、各々、大分類1001,中分類1002,小
分類1003に相当しており、その他は、図7に示した
情報ストリーム718と同様である。
【0100】図11の例では、情報ストリーム718の
内容が、「関東地方に、災害のうちの地震があった」こ
とを示す内容であることを示している。
【0101】さて、図9に戻って、情報ストリーム作成
装置107においては、情報作成装置108が、緊急情
報を文字表示するための文字を表すディジタル情報信号
を作成し、識別情報付加装置901が、該ディジタル情
報信号の内容を示す識別情報を作成すると共に、作成し
た識別情報を該ディジタル情報信号に付加するので、図
11に示す情報ストリーム718のうちの番組番号72
0を除く部分が作成される。
【0102】図12は第3の実施例のディジタル信号伝
送システムにおける受信装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0103】図12において、1201は優先順位設定
装置、1202はユーザ入力端子であり、その他のブロ
ックは、図2と同様である。
【0104】優先順位設定装置1201は、情報ストリ
ームに付加される全ての識別情報の種類ごとに、該識別
情報が付加されている情報ストリームが表す文字を強制
的に表示するか否かを示す優先順位を、外部から操作さ
れてユーザ入力端子1202から入力される内容に基づ
いて、予め設定しておくものである。なお、本実施例で
は、優先順位設定装置1201が設定している優先順位
が、情報ストリームが表す文字を強制的に表示するか否
かを示す「ON」/「OFF」の2段階の順位であるも
のとする。
【0105】図13に2段階の優先順位の例を示す。
【0106】図13において、1301,1302は、
各々、大分類1001における「災害」および「選挙」
の優先順位であり、1303,1304は、各々、中分
類1002における「地震」および「台風」の優先順
位、1305は、各々、小分類1003における各地域
の優先順位である。
【0107】図13に示した例では、大分類1001に
おける「災害」の優先順位が「ON」となっており、
「選挙」の優先順位が「OFF」となっている。また、
中分類1102における「地震」の優先順位が「ON」
となっており、「台風」が「OFF」となっている。ま
た、小分類1103における「関東」が「ON」となっ
ており、その他の地域が「OFF」となっている。すな
わち、大分類1101に相当する部分が「災害」を示
し、中分類1102に相当する部分が「地震」を示し、
小分類1103に相当する部分が「関東」を示している
識別情報が付加されている情報ストリームについての
み、該情報ストリームが表す文字が強制的に表示される
ような優先順位が設定されている。
【0108】さて、図12に戻って、ビットストリーム
入力端子201から分離装置202に入力された単一ビ
ットストリームは、まず、システムデコーダ203によ
って、識別情報および全ての番組番号が抽出される。
【0109】システムデコーダ203が抽出した識別情
報は、判定装置204によって、強制表示が必要である
か否かが判定され、強制表示が必要であると判定された
場合には、その旨が情報デコーダ207に通知される。
詳しくは、判定装置204は、システムデコーダ203
が抽出した識別情報のうちの大分類,中分類,小分類の
全てが、優先順位設定装置1201によって予め設定さ
れている優先順位が「ON」となっている場合に、強制
表示が必要であると判定する。
【0110】例えば、図13に示した優先順位が予め設
定されている場合は、判定装置204は、図11に示し
た情報ストリームを受信装置が受信したときのみ、該情
報ストリームが表す文字を強制的に表示する必要がある
と判定し、それ以外の情報ストリームを受信装置が受信
したときには、該情報ストリームが表す文字を強制的に
表示する必要がないと判定する。従って、受信装置にお
いては、「関東地方に、災害のうちの地震があった」こ
とを示す内容のみが、緊急情報として強制的に文字表示
されることとなる。
【0111】上述したように、本実施例によれば、天災
や事件等の緊急事態が発生したときに、送信装置におい
て、緊急情報を文字表示するための文字を表す情報スト
リームを、各チャネルに割り当てられて送信される映像
ストリームおよび音声ストリームと多重化するようにし
ているので、送信装置は、多チャネルディジタル系下り
帯域による双方向サービスを受けている受信装置に対し
て、高能率圧縮・符号化されたディジタル映像信号およ
びディジタル音声信号(映像ストリームおよび音声スト
リーム)を1度伸長・復号しなくても、該情報ストリー
ムを送信することができる。
【0112】また、受信装置においては、多チャネルデ
ィジタル系下り帯域による双方向サービスを受けていて
も、送信装置から送信されてくる、緊急情報を文字表示
するための文字を表す情報ストリームに付加されている
識別情報に基づいて、該情報ストリームが表す文字を強
制的に表示する必要があるか否かを判定することができ
るので、該受信装置を設置している加入世帯が必要とし
ている緊急情報を強制的に文字表示することができる。
【0113】さらに、受信装置においては、情報ストリ
ームが表す文字を強制的に表示する必要があるか否かを
判定する際の基準となる、情報ストリームに付加される
全ての識別情報の種類ごとの優先順位を予め設定してお
くようにしているので、受信装置ごとに、強制的に文字
表示したい緊急情報の内容を変更することが可能とな
る。
【0114】なお、上記第1の実施例および上記第2の
実施例のいずれかと上記第3の実施例とを組み合わせ
て、送信装置で、ディジタル情報信号に、優先情報およ
び識別情報の両方を付加するようにし、受信装置で、該
ディジタル情報信号に付加されている優先情報および識
別情報の両方に基づいて、該ディジタル情報信号が表す
文字を表示するか否かを判定するようにしてもよい。
【0115】例えば、上記第1の実施例と上記第3の実
施例とを組み合わせた場合は、送信装置の構成を示すブ
ロック図は、図14に示すようになり、優先情報および
識別情報が付加された情報ストリームの例は、図15に
示すようになる。
【0116】このようにすれば、受信装置を設定してい
る加入世帯が必要としていない緊急情報であっても、大
地震や大事件等の特別な緊急情報については、受信装置
で強制的に文字表示することができる。
【0117】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。
【0118】第4の実施例のディジタル信号伝送システ
ムにおける送信装置の構成を示すブロック図は、図1と
同様である。
【0119】図16は第4の実施例のディジタル信号伝
送システムにおける受信装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0120】図16において、1601は情報デコーダ
206が変換したアナログ音声信号を音声デコーダ20
5が変換したアナログ音声信号に混合する混合装置、1
602は情報デコーダであり、その他のブロックは、図
2と同様である。
【0121】本実施例では、情報ストリームに、緊急情
報を文字表示するための文字を表すディジタル情報信号
の前に、緊急情報の文字表示の開始を通知するための音
声を表すディジタル音声信号が含まれているようにして
いる。
【0122】図16において、情報デコーダ1602
は、ディジタル音声信号が含まれている情報ストリーム
を、ディジタル情報信号の部分をアナログ情報信号に変
換し、ディジタル音声信号の部分をアナログ音声信号に
変換する。情報デコーダ1602が変換したアナログ情
報信号は、混合装置208によって、映像デコーダ20
6が変換したアナログ映像信号と混合されて、アナログ
映像信号として映像出力端子210から出力される。ま
た、情報デコーダ1602が変換したアナログ音声信号
は、混合装置1601によって、音声デコーダ205が
変換したアナログ音声信号と混合されて、アナログ音声
信号として音声出力端子209から出力される。
【0123】上述したように、本実施例によれば、受信
装置において、緊急情報の文字表示の開始を通知するた
めの音声を表すディジタル音声信号を含む情報ストリー
ムを受信した場合に、緊急情報を強制的に文字表示する
だけではなく、緊急情報の文字表示の開始を通知するた
めの発信音等の音声を出力することができる。
【0124】さらに、本実施例の受信装置の構成によれ
ば、情報ストリームの全てが、緊急情報を音声出力する
ための音声を表すディジタル音声信号である場合でも、
該ディジタル音声信号を情報デコーダでアナログ音声信
号に変換することができる。
【0125】なお、本実施例においては、受信装置の構
成が、上記第1の実施例および上記第2の実施例で説明
した優先情報が付加された情報ストリームを受信する構
成となっているが、上記第3の実施例で説明した識別情
報が付加された情報ストリームを受信する場合には、受
信装置の構成は、図17に示すようになる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
VOD,NVOD等の多チャネルサービスを行う場合
に、送信側で、既に高能率圧縮・符号化された、受信側
に送信すべきディジタル映像信号を1度伸長・復号しな
くても、受信側で、緊急情報等の文字を映像と共に表示
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のディジタル信号伝送システムに
おける送信装置の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施例のディジタル信号伝送システムに
おける受信装置の構成を示すブロック図。
【図3】CATV双方向映像サービスにおける周波数配
列の例を示す説明図。
【図4】従来の映像多重伝送システムの構成を示すブロ
ック図。
【図5】公知例を実現するための文字信号処理装置の構
成を示すブロック図。
【図6】公知例におけるテレビジョン受信機の表示画面
の例を示す説明図。
【図7】第1の実施例の送信装置における各ストリーム
の様子を示す説明図。
【図8】第1の実施例の受信装置における各ストリーム
の様子を示す説明図。
【図9】第3の実施例のディジタル信号伝送システムに
おける送信装置の構成を示す図。
【図10】第3の実施例における識別情報の例を示す説
明図。
【図11】第3の実施例における情報ストリームの例を
示す説明図。
【図12】第3の実施例のディジタル信号伝送システム
における受信装置の構成を示すブロック図。
【図13】第3の実施例における識別情報の優先順位の
例を示す説明図。
【図14】第1の実施例と第3の実施例とを組み合わせ
た場合の送信装置の構成を示すブロック図。
【図15】第1の実施例と第3の実施例とを組み合わせ
た場合の情報ストリームの例を示す説明図。
【図16】第4の実施例のディジタル信号伝送システム
における受信装置の構成を示すブロック図。
【図17】第4の実施例のディジタル信号伝送システム
における受信装置の他の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101〜103…映像ストリーム入力端子、104〜1
06…音声ストリーム入力端子、107…情報ストリー
ム作成装置、108…情報作成装置、109…優先情報
付加装置、110…多重化装置、111〜113…ビッ
トストリーム出力端子、114…番組番号付加装置、1
15〜117…番組多重化装置、201…ビットストリ
ーム入力端子、202…分離装置、203…システムデ
コーダ、204…判定装置、205…音声デコーダ、2
06…映像デコーダ、207…情報デコーダ、208…
混合装置、209…音声出力端子、210…映像出力端
子、301…ディジタル系上り帯域、302…アナログ
系下り帯域、303…ディジタル系下り帯域、401…
映像サーバ、402…多重化装置、403…チャネルコ
ーディング装置、404…ディジタル変調器、405…
RFコンバータ、406…周波数多重装置、407…受
信機、408…モニタ、409…チューナ、410…デ
ィジタル復調装置、411…波形等化装置、412…チ
ャネルデコーディング装置、413…分離装置、414
…ディジタル映像伸長装置、415…伝送ケーブル、5
01…テレビジョンカメラ部、502,503…出力端
子、504…文字信号発生回路、505…混合回路、5
06…スタート信号発生回路、507…可変ゲートパル
ス回路、508…ゲート回路、901…識別情報付加装
置、1201…優先順位設定装置、1202…ユーザ入
力端子、1601…混合装置、1602…情報デコー
ダ。
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月25日(2000.2.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】このとき、上記受信装置は、予め設定され
ている、ディジタル情報信号を再生する必要があるか否
かを示す情報を記憶している再生有無情報記憶手段をさ
らに有するようにする。そして、上記判定手段は、上
分離手段が分離したディジタル情報信号に付加されてい
る優先情報が強制表示を行う旨を示している場合に、上
記再生有無情報記憶手段が記憶している情報に関わら
ず、該ディジタル情報信号を再生すべきであると判定
分離手段が分離したディジタル情報信号に付加され
ている優先情報が強制表示を行う旨を示していないなら
ば、上記再生有無情報記憶手段が記憶している情報が再
生をする必要がある旨を示している場合に、該ディジタ
ル情報信号を再生すべきであると判定し、上記再生有無
情報記憶手段が記憶している情報が再生する必要がない
旨を示している場合に該ディジタル情報信号を再生すべ
きでないと判定するようにする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】そこで、判定装置204は、システムデコ
ーダ203が抽出した優先情報が「ON」である場合
は、外部の操作から入力された、表示が必要か否かの情
報に関わらず、強制表示を行うと判断する。また、シス
テムデコーダ203が抽出した優先情報が「OFF」で
ある場合は、外部からの操作よって入力された情報が、
表示が必要である旨を示している場合に、強制表示が必
要であると判断し、外部からの操作によって入力された
情報が表示が必要でない旨を示している場合は強制表示
が必要でないと判断する
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】これにより、受信装置を設置している加入
世帯が、余計な文字表示を必要としていない場合でも、
大地震や大事件等の特別な緊急情報については、受信装
強制的に文字表示をさせるようにすることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16 (72)発明者 新川 敬郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 長嶋 敏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 勝又 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 飯室 聡 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字を表すディジタル信号であるディジタ
    ル情報信号に、N段階(Nは正数)の優先情報を付加す
    る優先情報付加手段と、映像を表す複数の圧縮されたデ
    ィジタル映像信号を多重化した単一ビット列を複数作成
    する第1の多重化手段と、上記優先情報付加手段が優先
    情報を付加したディジタル情報信号を、上記第1の多重
    化手段が作成した複数の単一ビット列の各々に多重化す
    る第2の多重化手段と、上記第2の多重化手段がディジ
    タル情報信号を多重化した複数の単一ビット列の各々
    を、伝送路上の複数の周波数チャネルの各々に割り当て
    て送信する送信手段とを有する送信装置と、 上記送信装置から送信されてくる複数の周波数チャネル
    のうちのいずれか1個の周波数チャネルに割り当てられ
    ている単一ビット列の中から、いずれかのディジタル映
    像信号を分離すると共に、該単一ビット列と多重化され
    ているディジタル情報信号を分離する分離手段と、上記
    分離手段が分離したディジタル情報信号に付加されてい
    る優先情報に基づいて、該ディジタル情報信号を再生す
    べきであるか否かを判定する判定手段と、上記分離手段
    が分離したディジタル映像信号を映像に再生して表示す
    る第1の再生手段と、上記判定手段が再生すべきである
    と判定した場合に、上記分離手段が分離したディジタル
    情報信号を文字に再生し、再生した文字を上記第1の再
    生手段が表示する映像と混合する第2の再生手段とを有
    する受信装置とから構成されることを特徴とするディジ
    タル信号伝送システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディジタル信号伝送システ
    ムにおいて、 上記優先情報は、重要度が大きい程その値が大きくなる
    ようなN段階の優先情報であり、 上記受信装置は、予め設定されている設定値M(Mは正
    数,M≦N)を記憶している設定値記憶手段をさらに有
    し、 上記判定手段は、上記分離手段が分離したディジタル情
    報信号に付加されている優先情報の段階が上記設定値記
    憶手段が記憶している設定値Mより小さい場合に、該デ
    ィジタル情報信号を再生すべきでないと判定し、上記分
    離手段が分離したディジタル情報信号に付加されている
    優先情報の段階が上記設定値記憶手段が記憶している設
    定値M以上である場合に、該ディジタル情報信号を再生
    すべきであると判定することを特徴とするディジタル信
    号伝送システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のディジタル信号伝送システ
    ムにおいて、 上記優先情報は、強制表示を行うか否かを示す2段階の
    優先情報であり、 上記受信装置は、予め設定されている、ディジタル情報
    信号を再生する必要があるか否かを示す情報を記憶して
    いる再生有無情報記憶手段をさらに有し、 上記判定手段は、上記再生有無情報記憶手段がディジタ
    ル情報信号を再生する必要がある旨を示す情報を記憶し
    ている場合に、上記分離手段が分離したディジタル情報
    信号に付加されている優先情報の段階に関わらず、該デ
    ィジタル情報信号を再生すべきであると判定し、上記再
    生有無情報記憶手段がディジタル情報信号を再生する必
    要がない旨を示す情報を記憶している場合に、上記分離
    手段が分離したディジタル情報信号に付加されている優
    先情報の段階が強制表示を行う旨を示しているならば、
    該ディジタル情報信号を再生すべきであると判定し、上
    記分離手段が分離したディジタル情報信号に付加されて
    いる優先情報の段階が強制表示を行う旨を示していない
    ならば、該ディジタル情報信号を再生すべきでないと判
    定することを特徴とするディジタル信号伝送システム。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載のディジタル信
    号伝送システムにおいて、 上記送信装置は、上記ディジタル情報信号に、該ディジ
    タル情報信号が表す文字の内容を示す識別情報を付加す
    る識別情報付加手段をさらに有し、 上記受信装置は、上記識別情報の種類ごとに、該識別情
    報に応じて予め設定されている優先順位を記憶している
    優先順位記憶手段をさらに有し、 上記判定手段は、上記分離手段が分離したディジタル情
    報信号に付加されている優先情報、および、上記分離手
    段が分離したディジタル情報信号に付加されている識別
    情報に応じて上記優先順位記憶手段が記憶している優先
    順位に基づいて、該ディジタル情報信号を再生すべきで
    あるか否かを判定することを特徴とするディジタル信号
    伝送システム。
  5. 【請求項5】文字を表すディジタル信号であるディジタ
    ル情報信号に、該ディジタル情報信号が表す文字の内容
    を示す識別情報を付加する識別情報付加手段と、映像を
    表す複数の圧縮されたディジタル映像信号を多重化した
    単一ビット列を複数作成する第1の多重化手段と、上記
    識別情報付加手段が識別情報を付加したディジタル情報
    信号を、上記第1の多重化手段が作成した複数の単一ビ
    ット列の各々に多重化する第2の多重化手段と、上記第
    2の多重化手段がディジタル情報信号を多重化した複数
    の単一ビット列の各々を、伝送路上の複数の周波数チャ
    ネルの各々に割り当てて送信する送信手段とを有する送
    信装置と、 上記送信装置から送信されてくる複数の周波数チャネル
    のうちのいずれか1個の周波数チャネルに割り当てられ
    ている単一ビット列の中から、いずれかのディジタル映
    像信号を分離すると共に、該単一ビット列と多重化され
    ているディジタル情報信号を分離する分離手段と、上記
    識別情報の種類ごとに、該識別情報に応じて予め設定さ
    れている優先順位を記憶している優先順位記憶手段と、
    上記分離手段が分離したディジタル情報信号に付加され
    ている識別情報に応じて上記優先順位記憶手段が記憶し
    ている優先順位に基づいて、該ディジタル情報信号を再
    生すべきであるか否かを判定する判定手段と、上記分離
    手段が分離したディジタル映像信号を映像に再生して表
    示する第1の再生手段と、上記判定手段が再生すべきで
    あると判定した場合に、上記分離手段が分離したディジ
    タル情報信号を文字に再生し、再生した文字を上記第1
    の再生手段が表示する映像と混合する第2の再生手段と
    を有する受信装置とから構成されることを特徴とするデ
    ィジタル信号伝送システム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載のディジタル
    信号伝送システムにおいて、 上記送信装置は、上記ディジタル情報信号を作成する作
    成手段をさらに有することを特徴とするディジタル信号
    伝送システム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載のディジタル
    信号伝送システムにおいて、 上記ディジタル情報信号は、音声を表すディジタル音声
    信号を含み、 上記第1の多重化手段は、複数のディジタル映像信号お
    よび音声を表す複数のディジタル音声信号を多重化した
    単一ビット列を複数作成し、 上記分離手段は、上記送信装置から送信されてくる複数
    の周波数チャネルのうちのいずれか1個の周波数チャネ
    ルに割り当てられている単一ビット列の中から、いずれ
    かのディジタル映像信号およびディジタル音声信号を分
    離すると共に、該単一ビット列と多重化されているディ
    ジタル情報信号を分離し、 上記受信装置は、上記分離手段が分離したディジタル音
    声信号を音声に再生して出力する第3の再生手段と、上
    記判定手段が再生すべきであると判定した場合に、上記
    分離手段が分離したディジタル音声信号を音声に再生
    し、再生した音声を上記第3の再生手段が出力する音声
    と混合する第4の再生手段とをさらに有することを特徴
    とするディジタル信号伝送システム。
  8. 【請求項8】映像を表す複数の圧縮されたディジタル映
    像信号が多重化された単一ビット列を、伝送路上の複数
    の周波数チャネルの各々に割り当てて送信するディジタ
    ル信号送信装置において、 文字を表すディジタル信号であるディジタル情報信号
    に、N段階(Nは正数)の優先情報を付加する優先情報
    付加手段と、上記優先情報付加手段が優先情報を付加し
    たディジタル情報信号を、上記単一ビット列の各々に多
    重化する多重化手段とを有することを特徴とするディジ
    タル信号送信装置。
  9. 【請求項9】伝送路上の複数の周波数チャネルのうちの
    いずれかの1個の周波数チャネルに割り当てられて送信
    されてくる単一ビット列の中から、映像を表すいずれか
    のディジタル映像信号を分離し、映像に再生して表示す
    るディジタル信号受信装置において、 上記単一ビット列には、各々、N段階(Nは正数)の優
    先情報が付加された、文字を表すディジタル信号である
    ディジタル情報信号が多重化されており、 上記分離したディジタル信号が多重化されていた単一ビ
    ット列と多重化されているディジタル情報信号を分離す
    る分離手段と、上記分離手段が分離したディジタル情報
    信号に付加されている優先情報に基づいて、該ディジタ
    ル情報信号を再生すべきであるか否かを判定する判定手
    段と、上記判定手段が再生すべきであると判定した場合
    に、上記分離手段が分離したディジタル情報信号を文字
    に再生し、再生した文字を上記再生して表示する映像に
    混合する第2の再生手段とを有すること特徴とするディ
    ジタル信号受信装置。
  10. 【請求項10】映像を表す複数の圧縮されたディジタル
    映像信号が多重化された単一ビット列を、伝送路上の複
    数の周波数チャネルの各々に割り当てて送信するディジ
    タル信号送信装置において、 文字を表すディジタル信号であるディジタル情報信号
    に、該ディジタル情報信号が表す文字の内容を示す識別
    情報を付加する識別情報付加手段と、上記識別情報付加
    手段が識別情報を付加したディジタル情報信号を、上記
    単一ビット列の各々に多重化する多重化手段とを有する
    ことを特徴とするディジタル信号送信装置。
  11. 【請求項11】伝送路上の複数の周波数チャネルのうち
    のいずれかの1個の周波数チャネルに割り当てられて送
    信されてくる単一ビット列の中から、映像を表すいずれ
    かのディジタル映像信号を分離し、映像に再生して表示
    するディジタル信号受信装置において、 上記単一ビット列には、各々、文字を表すディジタル信
    号であるディジタル情報信号に、該ディジタル情報信号
    が表す文字の内容を示す識別情報が付加されたものが多
    重化されており、 上記分離したディジタル信号が多重化されていた単一ビ
    ット列と多重化されているディジタル情報信号を分離す
    る分離手段と、上記識別情報の種類ごとに、該識別情報
    に応じて予め設定されている優先順位を記憶している優
    先順位記憶手段と、上記分離手段が分離したディジタル
    情報信号に付加されている識別情報に応じて上記優先順
    位記憶手段が記憶している優先順位に基づいて、該ディ
    ジタル情報信号を再生すべきであるか否かを判定する判
    定手段と、上記判定手段が再生すべきであると判定した
    場合に、上記分離手段が分離したディジタル情報信号を
    文字に再生し、再生した文字を上記再生して表示する映
    像に混合する第2の再生手段とを有すること特徴とする
    ディジタル信号受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025301A1 (ja) * 2004-08-31 2006-03-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音声復号装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006025301A1 (ja) * 2004-08-31 2006-03-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音声復号装置

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