JP2000165347A - ディスクリ―ト・マルチト―ン(dmt)ベ―スの通信システムにおける高速スタ―トアップ - Google Patents

ディスクリ―ト・マルチト―ン(dmt)ベ―スの通信システムにおける高速スタ―トアップ

Info

Publication number
JP2000165347A
JP2000165347A JP11333578A JP33357899A JP2000165347A JP 2000165347 A JP2000165347 A JP 2000165347A JP 11333578 A JP11333578 A JP 11333578A JP 33357899 A JP33357899 A JP 33357899A JP 2000165347 A JP2000165347 A JP 2000165347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
carrier
dmt
rotator
adsl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11333578A
Other languages
English (en)
Inventor
Patrik Larsson
ラーソン パトリック
Jean-Jacques Werner
ワーナー ジーン−ジャキーズ
Jian Yang
ヤン ジアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia of America Corp
Original Assignee
Lucent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucent Technologies Inc filed Critical Lucent Technologies Inc
Publication of JP2000165347A publication Critical patent/JP2000165347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03159Arrangements for removing intersymbol interference operating in the frequency domain
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2614Peak power aspects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L2025/0335Arrangements for removing intersymbol interference characterised by the type of transmission
    • H04L2025/03375Passband transmission
    • H04L2025/03414Multicarrier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L2025/03433Arrangements for removing intersymbol interference characterised by equaliser structure
    • H04L2025/03439Fixed structures
    • H04L2025/03522Frequency domain

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高速のデータ通信システムに関す
る。 【解決手段】 非同期ディジタル加入者ループ(ADS
L)ディスクリート・マルチトーン(DMT)システム
において、DMT受信機がスタートアップ時に、1タッ
プの複素有限インパルス応答(FIR)フィルタの代わ
りに、自動利得制御(AGC)要素とローテータ要素と
を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、通信に関
し、特に高速のデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】在
来型の電話サービス(POTS)は、通常、ツイスト・
ペアの配線上で個人加入者に対して採用されている。現
在、音声サービスの他に、このツイスト・ペア上で、た
とえば、インターネットに対して高速のデータ・アクセ
スをしたい加入者が益々増えている。ツイスト・ペア上
で伝送容量を増加させる技術の1つが非対称ディジタル
加入者回線(ADSL)であり、それは数百万ビット/
秒(Mbps)の伝送容量を提供する。
【0003】ADSL伝送のための1つの標準がANS
I T1.413である(たとえば、“Standar
ds Project for Interfaces
Relating to Carrier to C
ustom Connection of Asymm
etrical Digital Subscribe
r Line(ADSL)Equipment”(非対
称ディジタル加入者回線(ADSL)装置のカスタム・
コネクションに対するキャリヤに関連しているインター
フェースのための標準プロジェクト)T1E1仕様、1
997参照)。この標準はディスクリート・マルチトー
ン(DMT)変調の使用法を規定している。DMT変調
は直交周波数分割マルチプレキシング(OFDM)の1
つの形式であり、情報を伝えるために複数のキャリヤ
(サブキャリヤ、チャネル、またはビン(bin)と呼
ばれることもあり、これ以降では「ビン」の用語が使わ
れる)。DMT変調においては、その割り当てられた周
波数範囲がK個のビンに分割され、K>1であり、各ビ
ンは4kHzだけ隔てられている。そのような方式にお
いては、DMTベースのADSLシステムは「マルチト
ーン・シンボル」または「DMTシンボル」と呼ばれる
ものを送信する。
【0004】ディスクリート・マルチトーン(DMT)
受信機においては、周波数領域のイコライザ(FEQ)
が各ビンに対するシンボルのコンステレーション(co
nstellation)を収束させるために使われて
いる。FEQは、普通は、最小平均二乗法(LMS)ベ
ースのアルゴリズムによって適応されている1タップの
複素有限インパルス応答(FIR)フィルタである(た
とえば、チョウ(Chow)、J.K.、ツ(Tu)、
J.C.およびキョフィ(Cioffi)、J.M.の
“A Discrete Multitone Tra
nsceiver System for HDSL
Applications”(HDSLのアプリケーシ
ョンのためのディスクリート・マルチトーン・トランシ
ーバ・システム)IEEE J. on Select
ed Area in Commun.第9巻6号、1
991年8月;およびリー(Lee)、I.チョウ(C
how)J.S.およびキョフィ(Cioffi)、
J.M.の“Performance Evaluat
ion of Fast ComputationAl
gorithm for the DMT in Hi
gh‐SpeedSubscriber Line”
(高速加入者回線におけるDMTのための高速計算アル
ゴリズムの性能評価)IEEE J. on Sele
cted Area in Commun.第13巻、
9号、1995を参照されたい)。都合の悪いことに、
FEQがLMSのアルゴリズムまたはほとんどの他の標
準のイコライゼーション・アルゴリズムによって更新さ
れる場合、その収束レートが遅い(たとえば、20秒の
程度)。この収束が遅いのは、収束レートが受信信号パ
ワーに依存する結果である。たとえば、8kft(キロ
フィート)のループの場合、高周波において受信された
信号(ビン)は、低い周波数において受信されたビンの
場合よりもパワーの減衰が約45dB以上大きく、結果
として受信されたDMT信号の異なる部分に対する収束
レートが異なっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者はDMT受信機に
おける収束速度を改善し、トラッキング機能を向上させ
る方法および装置を実現した。特に、本発明の原理に従
って、DMT受信機は各ビンの中の受信されたDMT信
号を等化するのに使うために自動利得制御(AGC)要
素およびローテータ要素を使用する。結果として、収束
レートの入力パワーへの依存性が減少する。
【0006】本発明の1つの実施形態においては、スタ
ートアップ時にDMT受信機は自動利得制御(AGC)
要素とローテータ要素とを1タップの複素有限インパル
ス応答(FIR)フィルタの代わりに使用する(上記の
ように、LMSのアルゴリズムを使って更新されて)。
この技法は非ブラインド等化およびブラインド等化を使
っている受信機に対して適用できる。後者の場合、追加
の利点がある。それはトレーニング・シーケンスの必要
性をなくする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の概念を説明する前に、い
くつかの背景情報を提供するために、従来の技術のAD
SL通信について説明する。ADSLはアップストリー
ム通信とダウンストリーム通信との間でバンド幅の割当
て量が異なり(したがって、「非対称」と呼ばれる)、
アップストリームの通信のバンド幅がダウンストリーム
の通信バンド幅より狭くなっている。この場合において
は、特定のバンド幅割当てに対する異なる戦略および利
用できる異なる変調方法がある。たとえば、アップスト
リーム方向、すなわち、加入者の顧客宅内設備(CP
E)から中央局(CO)(または地域電話会社(LE
C))への方向において、アップストリームのチャネル
には25kHz(キロヘルツ)から138kHzまでの
バンド幅が割り当てられ、一方、ダウンストリーム方
向、すなわち、COからCPEへの方向のダウンストリ
ーム・チャネルには138kHz〜1.1MHzのバン
ド幅を割り当てることができる。(POTSの音声チャ
ネル(0〜4kHz)は、ADSLによっては影響され
ない)。この例においては、アップストリーム・チャネ
ルおよびダウンストリーム・チャネルは分離されてお
り、隣接している。しかし、アップストリーム・チャネ
ルがダウンストリーム・チャネルとオーバラップしてい
るADSLシステムも構築することができる。これはダ
ウンストリーム信号に対してより多くのバンド幅を提供
するが、エコー打ち消し技法を使う必要もある。ここ
で、図1を参照すると、ADSL装置100がCPE端
に配置されている。図1に示されている要素はよく知ら
れており、したがって、詳細には説明されない。中央局
に置かれている対応しているADSL装置、すなわち、
遠端のADSL装置は類似しており、ここでは説明され
ない。ADSL装置100はANSIのT1.413に
適合されていると仮定されている。また、図1によって
表されているADSLシステムには、図2に示されてい
るようなバンド幅が割り当てられている。POTSチャ
ネルは0〜4kHzの範囲にあり、アップストリーム・
チャネル、すなわち、CPEからCOへのチャネルは2
5kHz〜138kHzの範囲にあり、一方、ダウンス
トリーム・チャネル、すなわち、COからCPEへのチ
ャネルは138kHz〜1.1MHzの範囲にある。し
たがって、アップストリーム・チャネルとダウンストリ
ーム・チャネルとは分離されており、そして隣接してい
る。
【0008】図1を参照すると、ADSL装置100の
送信機部分はシリアルからパラレルへの変換器(S/
P)105と、シンボル・マッパー110と、逆高速フ
ーリエ変換要素(IFFT)115と、サイクリック・
エクステンダ(CE)120と、並直列変換器(P/
S)125と、ディジタル−アナログ変換器(D/A)
130と、ハイブリッド135とを含む。データ信号が
S/P 105に印加され、S/P 105はそのデー
タ信号をシリアル形式からパラレル形式へ変換し、25
6個の信号n0〜n255を提供する。信号n0からn255
でがシンボル・マッパー110に印加される。後者は2
56個のシンボル・マッパーを含み、それぞれが、S/
P 105のパラレル出力信号を提供する。(以下にさ
らに説明されるように、各シンボル・マッパーによって
符号化されるビットの数、したがって、各niにおいて
S/P 125が提供するビットの数は、トレーニング
のフェーズの間に決定されるスペクトル応答の結果とし
て決定される。)シンボル・マッパー110からの結果
の256個の出力シンボルは、複素数値であり、IFF
T 115に対して印加され、IFFT 115は51
2個の出力サンプルを提供する。(IFFT 115は
256個の出力シンボル・ストリームの複素共役数(図
示せず)を取り、512個の実信号を提供する。)IF
FT 115からのこの512個の出力信号がCE 1
20に対して印加され、CE 120はサイクリック拡
張(たとえば、ANSI T1.413参照)を実行
し、パラレル形式での拡張されたDMTフレームを提供
する。(サイクリック拡張はシンボル間の干渉(IS
I)、すなわち、互いに干渉している隣接DMTフレー
ムを減らす1つの形式である。サイクリック拡張におい
ては、DMTフレームが部分的に、そしてサイクリック
に、両方向に拡張される。)その拡張されたDMTフレ
ームが次にP/S 125に対して印加され、D/A
130によってディジタルからアナログへ変換されるシ
リアルの出力信号を提供する。D/A 130は、拡張
されたDMTフレームのシーケンスを表しているアップ
ストリームのADSL信号をハイブリッド135に対し
て提供し、ハイブリッド135は、このアップストリー
ムADSL信号をコンバイナ/スプリッタ150に対し
て結合し、それがPOTSチャネルの中に追加される。
コンバイナ/スプリッタ150からの出力信号は0〜4
kHzの範囲内のPOTSチャネルと、25kHz〜1
35kHzの範囲内のアップストリーム信号を含み、そ
してツイスト・ペア151によって表されている通信チ
ャネルに対して印加される。(この説明の目的に対し
て、拡張DMTフレームおよびDMTフレームという用
語は同じ意味で使われることに留意されたい。)
【0009】ADSL装置100の受信機部分は、ハイ
ブリッド135と、アナログ−ディジタル変換器(A/
D)155と、CEゲート160と、S/P 165
と、高速フーリエ変換要素170と、イコライザ/シン
ボル・スライサ175と、P/S 180とを含む。コ
ンバイナ/スプリッタ150は、ツイスト・ペア151
上で提供される信号からPOTS信号を分離して取り出
し、残りのダウンストリームADSL信号(138kH
z〜1.1MHzの範囲内の)をハイブリッド135に
対して提供する。ハイブリッド135は、そのダウンス
トリームのADSL信号をA/D 155に対して結合
し、A/D 155はその信号をCEゲート160に対
して印加するためにアナログからディジタルへ変換す
る。CEゲート160は従来の技術において知られてい
るように、受信された各拡張DMTフレームからDMT
フレームを抽出する。(CEゲート160の機能はS/
P 165の後でも実行できることに留意されたい。)
CEゲート160からの出力信号はS/P 165に対
して印加され、S/P 165は512個の出力信号を
FFT 170に対して提供し、FFT 170は各キ
ャリヤからそのシンボルを復元する。(時間領域のイコ
ライザもS/P 165による操作の前に受信された信
号を処理するために使えることに留意されたい。)イコ
ライザ/シンボル・スライサ175は複数のイコライザ
およびシンボル・スライサの構造を表し、データ信号を
パラレル形式に復元するために各キャリヤに対して1つ
設けられている(以下にさらに説明される)。イコライ
ザ/シンボル・スライサ175の出力信号はそのデータ
信号をシリアル形式に戻すように変換するために、P/
S180に対して印加される。(P/S 180は他の
要素、たとえば、ビタビ・デコーダ(図示せず)など
を、データ信号の復元において使うために含むことに留
意されたい。
【0010】従来の技術のADSL装置の代わりの例が
図3に示されている。異なる図の中の類似の番号は同様
な要素を示していることに留意されたい。ADSL装置
100が図3の中で示されており、DMT変換器185
と、DMT復調器195と、ハイブリッド135と、コ
ントローラ190とを備えている。DMT変換器185
は、ADSL信号の送信に関して上で説明されたように
動作し、そして図1の上記のコンポーネント、たとえ
ば、S/P 105などを含む。同様に、DMT復調器
195はADSL信号の受信に関して上で説明されたよ
うに動作し、そしてA/D 155などの図1の上記の
コンポーネントを含む。
【0011】また、図3の中にはコントローラ190も
示されており、それは従来の技術において知られている
ようなメモリ付きのストアード・プログラムのコントロ
ーラとして示されている。コントローラ190はそれぞ
れシグナリング196および197を経由してDMT変
調器185およびDMT復調器195からの情報を制御
して受信する。一般的に言うと、ADSLの通信セッシ
ョンはトレーニング・フェーズ(それはスタートアップ
・フェーズの一部分である)と通信フェーズ(ここでは
定常状態のフェーズとも呼ばれる)とを含む。トレーニ
ングの間に、ADSL装置100は遠端のADSL装置
(図示せず)とシグナリングを交換する。コントローラ
190はこのシグナリングを使って上記の通信チャネル
のスペクトル応答を確定する(遠端のADSL装置の中
の同様なコントローラが実行するように)。そのスペク
トル応答は通信チャネル151のツイスト・ペアのクロ
ストーク、物理的なループ長などの項目によって影響さ
れる。ツイスト・ペアのスペクトル応答を求めるため
に、コントローラ190は一般的に次のステップを実行
する。先ず最初に、DMT変調器185が広帯域のテス
ト信号を遠端のADSL装置に対して送信する。受信時
に、遠端のADSL装置はその受信された信号を評価し
て各ビンにおける信号対雑音比(SNR)を決定する。
スペクトル応答が決定されると、遠端のADSL装置は
ビット・ローディング・テーブルを発生し、そのビット
・ローディング・テーブルをADSL装置100に対し
て送信する。そのビット・ローディング・テーブルは、
各キャリヤに対して、各キャリヤがサポートすることが
できるビットの数を含む。ビット・ローディング・テー
ブルは各キャリヤにおけるシンボル・マッピングなどの
各種の動作パラメータを選択するためにコントローラ1
90によって使われる。(各キャリヤはMビットまでの
情報をサポートすることができるが、キャリヤがサポー
トするビットの実際の量は、異なるキャリヤ周波数にお
けるツイスト・ペアのスペクトル応答によって変化す
る。たとえば、1つのキャリヤは12ビットを収容する
ことができるが、別のキャリヤは2ビットしか収容する
ことができない可能性がある。)トレーニング・フェー
ズが完了すると、送信が開始される。すなわち、ADS
Lの通信セッションが通信フェーズに入る。
【0012】上記のように、DMT受信機の中でイコラ
イザ/シンボル・スライサ175(図1)が、データ信
号を復元するために使われる。特に、イコライザ/シン
ボル・スライサ175は複数の周波数領域のイコライザ
(FEQ)であり、そのそれぞれが各ビンに対するコン
ステレーションを収束するために使われる。以前に注記
されたように、FEQは、普通は、LMSアルゴリズム
によって適応されている1タップの複素FIRフィルタ
である。各ビンに対する1タップの複素イコライザは2
つの機能、すなわち、(1)チャネルの利得損失に対し
て補正すること、および(2)チャネルの位相オフセッ
トに対して補正することを実行する。1タップ複素FI
Rフィルタの一例90が図4に示されており、フィルタ
60および75(それぞれ単独の同相タップ係数cを含
んでいる)と、フィルタ65および70(それぞれ単独
の直交位相のタップ係数dを含んでいる)と、要素80
および85とを含んでいる。この1タップの複素フィル
タはLMSのアルゴリズムによって更新される。LMS
のアルゴリズムに対して普通に使われるコスト関数は、
以下のように定義される平均二乗誤差(MSE)であ
る。
【数1】 式(1)の中の複素成分は以下のように定義される。
【数2】
【0013】トレーニング期間の間に、シンボルのシー
ケンスAnが送信機によって送信され、受信機に対して
知らされる。次に、受信機はそのイコライザを、いわゆ
る、理想基準で適応させる。シンボルAnは定常状態の
動作においてスライスされたシンボル^Anとなる。L
MSアルゴリズムに対するタップの更新は、普通は、最
急峻降下勾配法(steepest‐desent g
radient method)(たとえば、ウイドロ
ウ(Widrow)、S.の“Adaptive Si
gnal Processing”(適応信号処理)、
Prentice‐Hall、1985を参照された
い)。式(1)に与えられているコスト関数に対するフ
ィルタのタップの適応アルゴリズムは以下のように導か
れる。
【数3】
【0014】ここで、複素タップはCn=cn+jdn
^En=^en+j^en、そしてRn=rn+j〜rnであ
る。イコライザをスタートさせるためにブラインド等化
のアルゴリズムも使うことができる。よく使われるブラ
インドのアルゴリズムRCA(“reduced co
nstellation algorithm”(縮小
されたコンステレーションのアルゴリズム)、たとえ
ば、Y.サトウ(Sato)の“A Method o
f Self‐Recovering Equaliz
ation for Multilevel Ampl
itude‐Modulation Systems”
(マルチレベル振幅変調システムのための自己回復等化
の方法)IEEE Trans.Commun.、67
9〜682ページ、1975年6月;およびゴダード
(Godard)に対して1980年10月7日に発行
された米国特許第4,227,152号参照)、MMA
(“multimodulus algorithm”
(マルチモジュラスのアルゴリズム)たとえば、ヤング
(Yang)、J.およびワーナー(Werner)
J.J.およびデュモン(Dumont)、G.D.の
“The Multimodulus Blind E
qualization Algorithm(マルチ
モジュラスのブラインド等化アルゴリズム)、Pro
c.Thirteenth Int’Conf.On
Digital Signal Processin
g,Santorini,Greece,1997参
照)、およびCMA(“constant modul
us algorithm”(一定モジュラスのアルゴ
リズム)たとえば、D.N.Godardの“Self
‐Recovering Equalization
and Carrier Tracking in T
wo Dimensional Data Commu
nications Systems”(二次元データ
通信システムにおける自己回復等化およびキャリヤ・ト
ラッキング)IEEE Trans. Commu
n.、第28巻11号、1867〜1875ページ、1
980年11月;およびN.K.ヤブロン(Jablo
n)の“Joint Blind Equalizat
ion Carrier Recovery,and
Timing Recovery for High‐
Order QAM Signal Constell
ations”(高次QAM信号コンステレーションの
ためのジョイント・ブラインド等化、キャリヤ復元、お
よびタイミング復元)、IEEE Trans.Sig
nal Processing、第40巻、6号、13
83〜1398ページ、1992参照)単独キャリヤ、
2フィルタ、のシステムが以下の式によって与えられ
る。
【数4】
【0015】ここで、定数Rの計算は、上記のヤング、
J.およびワーナー、J.J.およびデュモン、G.
D.による論文“The Multimodulus
Blind Equalization Algori
thm”(マルチモジュラスのブラインド等化アルゴリ
ズム)に記載されている。同相の次元に対する更新のア
ルゴリズムだけが上で示されていることに留意された
い。
【0016】普通、DMTの通信システムは数千フィー
トのUTP(シールドなしのツイスト・ペア)ケーブル
を使用する。図5は、約52dBのチャネル減衰が8,
000フィートのケーブルに対して1MHzまで発生す
ることを示している。式(3)から入力の信号レベルr
nがLMSのアルゴリズムに対するタップの適応に直接
影響することが観察される。結果として、MSEは高い
方のビンに対する低い方のパワー入力信号よりも、低い
方のビンに対する高い方のパワー入力信号の場合に、よ
り速く収束する。LMSのアルゴリズムと同様に、式
(4)、式(5)および(6)に与えられているRCA
およびMMAに対する更新のアルゴリズムも入力信号r
nに関係する。結果として、標準の更新を使っているど
のイコライザの場合も、確率論的な勾配のアルゴリズム
を使うことによって高い周波数のビンに対する適応のト
ラッキングが貧弱である。
【0017】したがって、発明者はDMTの受信機にお
いて収束の速度を改善し、そしてトラッキングの機能を
向上させる方法および装置を実現した。特に、そして本
発明の原理に従って、スタートアップ時にDMT受信機
は各ビンにおける受信されたDMT信号を等化するのに
使うための自動利得制御(AGC)要素およびローテー
タ要素を使用する。結果として、収束レートの入力パワ
ーへの依存性が減少する。さらに、この方式はトレーニ
ング信号を使う必要がない。
【0018】本発明の原理を具体化しているADSLシ
ステムの一例が図6に示されている。以下にさらに詳し
く説明されるように、このADSLシステムは高速のス
タートアップを実行する。このADSLシステムはツイ
スト・ペア136を経由してADSLの顧客宅内(C
P)設備300に対して結合されているADSLのCO
設備200を含む。これらのそれぞれがまた、ここでは
マルチキャリヤ端点と呼ばれる。(POTSチャネルに
対するスプリッタ/コンバイナは簡単化のために省略さ
れている。)ADSLのDMTシステムは、アップスト
リーム・チャネルとダウンストリーム・チャネルとが分
離されており、隣接している(これは本発明の概念には
不要であるが)と仮定されている。簡単のために、ダウ
ンストリームの送信だけが説明される。アップストリー
ムの送信は同様であり、ここでは説明されない。本発明
の概念以外に、図6−図12の中に示されている要素は
よく知られており、したがって、詳細には説明されな
い。
【0019】本発明の原理を具体化している、対応して
いるマルチキャリヤ装置の受信機部分が図7に示されて
いる。ADSLのCP装置300の受信機部分350
は、ハイブリッド335と、アナログ−ディジタル変調
器(A/D)355と、CEゲート360と、S/P
365と、高速フーリエ変換要素370と、AGC+ロ
ーテータ375と、P/S 380とを含む。(P/S
380はデータ信号を復元するのに使うためのビタビ
・デコーダ(図示せず)などの他の要素を含むことに留
意されたい。また、上記のように、時間領域のイコライ
ザを、S/P 365による動作の前に受信された信号
を処理するために使うことができる。)ハイブリッド3
35はツイスト・ペア136から受信されたダウンスト
リームのADSL信号をA/D 355に対して結合
し、A/D 355はアナログからの信号をディジタル
に変換し、そして受信された拡張型DMTフレームのシ
ーケンスを表している受信された、ディジタル形式のマ
ルチキャリヤ信号を提供する。CEゲート360は、従
来の技術において知られているように、受信された各拡
張DMTフレームから1つのDMTフレームを抽出す
る。(CEゲート360の機能はS/P 365の後で
代わりに実行することができることに留意されたい。)
CEゲート360からの出力信号がS/P 365に対
して印加され、S/P 365は512個の出力信号を
FFT 370に対して提供し、FFT 370は各キ
ャリヤからそのシンボルを復元する。本発明によると、
1タップの複素有限インパルス応答(FIR)フィルタ
の代わりに、AGC+ローテータ375が使われてい
る。AGC+ローテータ375は各ビンごとに1つのそ
のような複数のAGC+ローテータの構造を表し、その
出力信号をパラレル形式に復元する。AGC+ローテー
タ375の出力信号は、データ信号をシリアル形式に戻
すように変換するためにP/S 380に対して印加さ
れる。
【0020】ここで図8を参照すると、AGC+ローテ
ータ構造500の一例のブロック図が単独のビン信号に
対して示されている。AGCの部分は要素505によっ
て表され、以降ではAGC505と呼ばれる。本発明の
概念以外に、AGC 505は従来の技術におけるよう
に機能する(たとえば、ビンガム(Bingham)、
J.A.C.の“The Theory and Pr
actice ofModem Design”(モデ
ム設計の理論と実際)、Wiley Intersci
ence,1988参照)。AGC 505はタップ係
数のベクトルgを含んでいる1つの実タップ・フィルタ
である。FFT 370の出力信号Rnは受信されたシ
ンボル(1つのビンに対する)のシーケンスを表し、そ
してAGC 505に対して印加される。(DMT信号
の各ビンは0〜511にインデックスされることに留意
する必要がある。簡単のためにインデックスiは以下の
説明においてはスキップされる。)AGC 505の出
力信号Rn,gは、以下の式で計算される。
【数5】
【0021】ここで、gは1つの実タップ・フィルタで
あり、そしてRn,g=rn,g+j〜rn,gである。AGC
アルゴリズムの一例は以下のようにAGCの誤差を定義
する。
【数6】
【0022】ここで、R2 pは受信されたシンボルRn
予期されるパワーである。16点の正方形のコンステレ
ーションを仮定してR2 pは以下の式によって計算され
る。
【数7】
【0023】次に、AGC 505は以下の式によって
更新される。
【数8】
【0024】ピークから平均へのパワー、または絶対値
などを使うためなど、AGCの誤差を計算するための他
の方法がある。DMTのアプリケーションにおけるチャ
ネルの減衰が非常に大きいことを考慮して、利得の損失
を調整するために、平均化されたパワーの平方根が使わ
れる。したがって、式(7)は以下の式によって置き換
えられる。
【数9】
【0025】式(11)を使うことによって、すべての
ビンの間の誤差が減少し、そしてそれはすべてのビンに
対する収束レートの差の減少につながる。すべてのビン
に対して1つのステップ・サイズを使う代わりに、異な
るステップ・サイズを使って収束レートを改善すること
ができる。収束レートの差を減らすための別の方法はA
GCの利得をそのチャネルのパワーの逆数で初期化する
方法である。このことは以下の式のように各チャネルに
対してFFTのパワーを平均化することによって行われ
る。
【数10】 例として、N=5の場合、各チャネルは以下の式によっ
て初期化される。
【数11】
【0026】式(13)において平均パワーの平方根を
使うことによって、収束レートの入力パワーへの依存性
がさらに減少する。
【0027】以前に注記されたように、従来の技術のD
MT構造において使われていた各1タップの複素イコラ
イザは2つの機能、すなわち、(1)チャネルの利得損
失に対する補正を行うこと、および(2)チャネルの位
相オフセットに対する補正を行うことを実行する。した
がって、同様な要求条件がAGC+ローテータの構造5
00によって実行されなければならない。上記から観察
できるように、AGC505はチャネルの伝播損失に対
して調整するために使われる。さらに、ローテータ51
0は、チャネルの位相オフセットを補正するために使わ
れる。本発明の概念以外に、ローテータ510は従来の
技術におけるような機能を実行する(たとえば、ギトリ
ン(Gitlin)、R.D.、ヘイズ(Haye
s)、J.F.およびワインシュタイン(Weinst
ein)、S.B.の“DataCommunicat
ions Principle”(データ通信の原理)
Plenum Press,1992参照)。
【0028】ローテータ510の出力信号は以下のよう
に計算される。
【数12】
【0029】ローテータ510は以下の式によって更新
される。
【数13】
【0030】ローテータの補正項は以下のように推定さ
れる。
【数14】 ここで、*は共役を意味する。推定されたシンボル^A
nはスライサ520および525の出力信号であり、こ
こで、
【数15】
【0031】ブラインド・スタートアップの場合、例と
して4点のスライサが推定されたシンボルを得るために
使われる。これから、ローテータの誤差は以下のように
単純化される。
【数16】
【0032】位相誤差θeの計算は、単純に一次元のシ
ンボルが別の次元に対するシンボルの符号によって乗算
された積である。
【0033】上記のAGCおよびローテータの式は両方
とも誤差駆動のアルゴリズムであり、したがって、最急
峻降下勾配のアルゴリズムではないことに留意された
い。AGCおよびローテータは初期収束をより速くする
ことができるが、このタイプの方法は定常状態の間の最
適な収束性能を提供しない。したがって、LMSのアル
ゴリズムが性能を改善するために定常状態において使わ
れるべきである。上記のように、LMSのアルゴリズム
は入力パワーに依存するアルゴリズムなので、高い方の
ビンに対して入力パワーを高めるためにイコライザの前
にAGCが依然として必要である。本発明の原理に従っ
て、初期化時に、あるいはスタートアップ時に使うため
の、そのようなAGC+ローテータに対する等価な4フ
ィルタ構造の一例が図9に示されている。図8の構造と
図9の構造とは等価であることが分かる。スタートアッ
プにおいては、図9の複素フィルタが上記の式(15)
においてローテータに対して提供された方法によって更
新される。定常状態の間にLMSのアルゴリズムを使う
ように切り換えるために、ローテータからの複素フィル
タが以下の式のように変換される必要がある。
【数17】
【0034】これが行われると、LMSのアルゴリズム
は定常状態の間に使うために図10に例示されているよ
うに実装される。定常状態においては、図10の複素フ
ィルタが式(3)に与えられているアルゴリズムによっ
て更新される。
【0035】DMTの装置の受信機部分において使うた
めに本発明の原理に従うスタートアップの定常状態が、
各ビンに対して図11に示されている。ステップ805
において、DMT装置の受信機部分はAGC+ローテー
タを使って収束を開始する(たとえば、図9に示されて
いる構造)。ステップ810において、信号の状態が到
達しているかどうかをチェックすることによって、スタ
ートアップから定常状態へ切り換えるかどうかの決定が
行われる。普通、これはこの分野の技術において目が十
分に開いているかどうか(上記のように)を決定するこ
とを指す。この手順のステップ810をスケジュール駆
動、イベント駆動、あるいはその両方にすることができ
る。スケジュール駆動の方法では、切換えがある固定の
回数Kの繰返し後に発生する(それはたとえば、カウン
タによって決定することができる)。この方法はK回の
繰返しの後、ある種の目の開きの量を仮定する。(図5
に特性付けられたチャネルでのシミュレーションは、A
GC+ローテータの組合せが100回の繰返し以内です
べてのチャネルに対して目を開くことを示している。)
イベント駆動の方式では、ある品質の目の開きが達成さ
れた時に切換えが発生する。これはたとえば、MSEを
絶えず監視していて、MSEがあるしきい値S以下にな
った時に切換えを行うことによって実行することができ
る。目が十分に開いていた場合、受信しているDMT装
置はステップ815においてLMSの適応アルゴリズム
へ切り換わる(たとえば、図10に示されている構
造)。定常状態においては、AGCがそのチャネルのダ
イナミックスを追跡するために絶えず更新されるように
するか、あるいはAGCの更新が適応のゆらぎを減らす
ために停止されるようにするかのいずれかを行うことが
できる。上記の結果として、そして本発明の原理に従っ
て、AGCのフィルタを使って入力パワーを増加させる
ことはDMTのアプリケーションに対する収束レートの
改善につながる。
【0036】図6のADSLシステムにおいて使うため
に本発明の原理を具体化しているADSL装置の例40
0が図12に示されている。DSL装置400はDMT
変調器485と、DMT復調器495(上記のAGC+
ローテータを含む)と、ハイブリッド135と、コント
ローラ490とを含み、コントローラ490はこの分野
の技術において知られているような、メモリ付きのスト
アード・プログラムのコントローラである。DMT変調
器485は、ハイブリッド135およびコンバイナ/ス
プリッタ150を経由してツイスト・ペア151上で送
信するためのADSL信号を形成する。DMT復調器4
95は、コンバイナ/スプリッタ150およびハイブリ
ッド135によって提供される受信されたADSL信号
からデータを復元する。コントローラ490はシグナリ
ング496および497をそれぞれ経由してDMT変調
器485およびDMT復調器495からの情報を制御し
て受信する。
【0037】前記は単に本発明の原理を示しており、こ
の分野の技術に熟達した人であれば、ここには明示的に
は記述されていないが、本発明の原理を具体化し、そし
て本発明の精神および範囲内にある数多くの代替装置を
考案することができることを理解することができるだろ
う。たとえば、本発明の概念がここでは、たとえば、D
MT変調器などのディスクリートな機能的ビルディング
・ブロックで実装されているように示されたが、それら
のビルディング・ブロックの任意の1つまたはそれ以上
の機能を、1つまたはそれ以上の適切にプログラムされ
たプロセッサ、たとえば、ディジタル信号プロセッサな
どを使って実行することができる。
【0038】また、本発明の概念が特定のADSL D
MTのバンド幅割当て方式を使って示されたが、本発明
の概念は一般に、1.1MHz以上に拡張するバージョ
ンおよび対称のDSLを含めてADSL DMTに適用
される。さらに、本発明の概念を任意のマルチトーンま
たはマルチキャリヤ、通信システムDSLまたは他のシ
ステムに適用することができる。さらに、上記の方式は
トレーニング・シーケンスが不要であるという追加の利
点を提供したが、本発明の概念はトレーニング・シーケ
ンスが使われる時の収束も改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術のADSL通信装置を示す図であ
る。
【図2】ADSLのバンド幅割当ての一例を示す図であ
る。
【図3】従来の技術のADSL通信装置のもう1つの例
を示す図である。
【図4】1タップ複素フィルタを示す図である。
【図5】8,000フィートのUTPケーブルに対する
チャネル減衰のグラフの一例を示す図である。
【図6】本発明の原理によるADSL通信システムを示
す図である。
【図7】本発明の原理による受信機の一部分を示す図で
ある。
【図8】本発明の原理によるAGC+ローテータ構造の
一例のブロック図を示す図である。
【図9】AGC+ローテータに対する4つの等価なフィ
ルタ構造の例を示す図である。
【図10】定常状態の間にLMSアルゴリズムを利用し
ているAGC+イコライザの一例を示す図である。
【図11】本発明の原理によるスタートアップ手順の一
例を示す図である。
【図12】本発明の原理によるADSL装置を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジーン−ジャキーズ ワーナー アメリカ合衆国 07733 ニュージャーシ ィ,ホルムデル,ホルムデル ロード 852 (72)発明者 ジアン ヤン アメリカ合衆国 07746 ニュージャーシ ィ,マールボロー,ホイットニー ドライ ヴ 10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチキャリヤの装置において使うため
    の方法であって、 マルチキャリヤのデータ信号を受信するステップと、 前記キャリヤの少なくとも1つが自動利得制御要素およ
    びローテータ要素によって等化されるように受信された
    マルチキャリヤ・データ信号を処理するステップとを含
    む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記自
    動利得制御要素およびローテータ要素が、複素有限イン
    パルス応答フィルタの代わりに使われる方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記マ
    ルチキャリヤのデータ信号がディスクリートのマルチト
    ーン(DMT)信号である方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、前記マ
    ルチキャリヤ装置が非同期ディジタル加入者回線(AD
    SL)装置である方法。
  5. 【請求項5】 受信装置であって、 各信号が1つのシンボル・ストリームを表している複数
    の信号を提供するための高速フーリエ変換要素と、 前記複数の信号の少なくとも1つを等化するための少な
    くとも1つの自動利得制御およびローテータ要素とを含
    む受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の受信装置において、前
    記複数の各信号に対して1つずつの、複数の自動利得制
    御およびローテータ要素を含む受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の受信装置において、前
    記高速フーリエ変換要素が受信されたマルチキャリヤ信
    号を処理するようになっている受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の受信装置において、前
    記受信されたマルチキャリヤ信号がディスクリート・マ
    ルチトーン(DMT)信号である受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の受信装置において、前
    記受信装置が非同期ディジタル加入者回線(ADSL)
    の装置の中で使うためのものである受信装置。
  10. 【請求項10】 マルチキャリヤ装置において使うため
    の方法であって、 スタートアップ・フェーズの間に自動利得制御要素およ
    びローテータを使うことによって、受信されたマルチキ
    ャリヤ・データ信号の少なくとも1つのキャリヤを処理
    するステップと、 定常状態のフェーズの間にイコライザによって処理され
    る前に自動利得制御要素を使うことによって、前記少な
    くとも1つのキャリヤを処理するステップとを含む方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、信
    号の状態が前記受信されたマルチキャリヤ信号に対して
    到達していることを決定した時に、スタートアップ・フ
    ェーズから定常状態のフェーズへ切り換えるステップを
    さらに含む方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、前
    記信号の状態がイベント駆動である方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法において、前
    記信号の状態がスケジュール駆動である方法。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の方法において、イ
    コライザにおいて最小平均二乗法タイプのアルゴリズム
    を使うステップをさらに含む方法。
JP11333578A 1998-11-25 1999-11-25 ディスクリ―ト・マルチト―ン(dmt)ベ―スの通信システムにおける高速スタ―トアップ Pending JP2000165347A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/199,775 US6452987B1 (en) 1998-11-25 1998-11-25 Fast start-up in discrete multi-tone (DMT) based communications system
US09/199775 1998-11-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000165347A true JP2000165347A (ja) 2000-06-16

Family

ID=22738975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11333578A Pending JP2000165347A (ja) 1998-11-25 1999-11-25 ディスクリ―ト・マルチト―ン(dmt)ベ―スの通信システムにおける高速スタ―トアップ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6452987B1 (ja)
EP (1) EP1005205A3 (ja)
JP (1) JP2000165347A (ja)
CA (1) CA2287001C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018522460A (ja) * 2015-06-03 2018-08-09 エイ・ティ・アンド・ティ インテレクチュアル プロパティ アイ,エル.ピー. ネットワーク終端及びそれとともに使用するための方法

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6782096B1 (en) * 1998-11-12 2004-08-24 Paradyne Corporation Subscriber line driver and termination
EP1530336B1 (en) 1999-01-08 2009-06-10 Sony Deutschland GmbH Synchronization preamble structure for OFDM system
WO2000044195A1 (fr) * 1999-01-20 2000-07-27 Fujitsu Limited Procede de transmission numerique a grande vitesse utilisant une ligne d'abonne numerique, systeme de prise en charge abonne employe selon ce procede de transmission numerique a grande vitesse, dispositif de prise en charge cote terminaison abonne, et dispositif de prise en charge cote station de prise en charge
US6504865B1 (en) * 1999-02-24 2003-01-07 Altocom, Inc. Digital connection detection technique
US6937665B1 (en) * 1999-04-19 2005-08-30 Interuniversitaire Micron Elektronica Centrum Method and apparatus for multi-user transmission
EP1079578A3 (en) * 1999-08-23 2001-11-07 Motorola, Inc. Data allocation in multicarrier systems
US6741604B1 (en) * 1999-11-12 2004-05-25 Tioga Technologies, Inc. ADSL transmission in the presence of low-frequency network services
US6975694B1 (en) * 1999-12-15 2005-12-13 Paradyne Corporation Digital subscriber line driver
EP1162803A1 (en) * 2000-06-05 2001-12-12 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Frequency tracking device and method for a receiver of a multi-carrier communication system
GB2364866B (en) 2000-07-12 2004-05-19 Conexant Systems Inc Television receiver
US6836519B1 (en) * 2000-12-20 2004-12-28 Cisco Technology, Inc. Automatic digital scaling for digital communication systems
US6748011B2 (en) * 2001-01-09 2004-06-08 Qualcomm, Incorporated Efficient multicarrier filter
US7127019B2 (en) * 2001-06-21 2006-10-24 Hitachi, Ltd. Methods and apparatus for implementing multi-tone receivers
JP2003008536A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Matsushita Graphic Communication Systems Inc ゲインコントロール装置及びそれを備えたモデム装置
US7388930B1 (en) * 2001-08-10 2008-06-17 Bandspeed, Inc. Method and apparatus for removing crosstalk and other interference in communications systems
US7366286B1 (en) * 2001-12-21 2008-04-29 Symmetricom, Inc Modified asymmetric digital subscriber line for use with long loops
US7133473B1 (en) * 2002-02-15 2006-11-07 Marvell International Ltd. Divisionless baseband equalization in symbol modulated communications
WO2003081869A1 (en) 2002-03-21 2003-10-02 Globespan Virata Incorporated Adaptive rfi canceller for dsl
US7418049B2 (en) * 2002-06-03 2008-08-26 Vixs Systems Inc. Method and apparatus for decoding baseband orthogonal frequency division multiplex signals
EP1703763A1 (en) * 2005-03-18 2006-09-20 Alcatel Communication interface and testing method therefore
US8229036B2 (en) * 2007-12-21 2012-07-24 Broadcom Corporation Characterizing channel response using data tone decision feedback
US20140161000A1 (en) * 2012-12-10 2014-06-12 Futurewei Technologies, Inc. Timing offset correction in a tdd vectored system
FR3056368B1 (fr) * 2016-09-21 2018-09-28 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Emetteur ofdm a filtrage par blocs et systeme d'emission/reception correspondant

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4943980A (en) * 1989-05-02 1990-07-24 Intelligent Modem Corporation Multi-carrier high speed modem
US5793807A (en) * 1996-05-07 1998-08-11 Lucent Technologies Inc. Multimodulus blind eqalization using piecewise linear contours
US5809074A (en) 1996-11-08 1998-09-15 Lucent Technologies Inc. Technique for improving the blind convergence of an adaptive equalizer using a transition algorithm
US6272108B1 (en) * 1997-03-05 2001-08-07 Paradyne Corporation Apparatus and method to allow a frame check sequence to determine the updating of adaptive receiver parameters of a high speed communication device
KR100421212B1 (ko) * 1997-05-10 2004-05-22 삼성전자주식회사 디지탈가입자선에서고속다수반송파데이터신호의연속전송을위한다수반송파시스템의다점전송방법
US6549512B2 (en) * 1997-06-25 2003-04-15 Texas Instruments Incorporated MDSL DMT architecture
US6137809A (en) * 1997-08-22 2000-10-24 Paradyne Corporation Quantization noise compensator apparatus and method
US6389062B1 (en) * 1997-09-17 2002-05-14 Texas Instruments Incorporated Adaptive frequency domain equalizer circuits, systems, and methods for discrete multitone based digital subscriber line modem
US6219378B1 (en) * 1997-09-17 2001-04-17 Texas Instruments Incorporated Digital subscriber line modem initialization

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018522460A (ja) * 2015-06-03 2018-08-09 エイ・ティ・アンド・ティ インテレクチュアル プロパティ アイ,エル.ピー. ネットワーク終端及びそれとともに使用するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6452987B1 (en) 2002-09-17
CA2287001A1 (en) 2000-05-25
EP1005205A2 (en) 2000-05-31
CA2287001C (en) 2002-07-30
EP1005205A3 (en) 2003-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6452987B1 (en) Fast start-up in discrete multi-tone (DMT) based communications system
US6608864B1 (en) Method and apparatus for fault recovery in a decision feedback equalizer
US6389062B1 (en) Adaptive frequency domain equalizer circuits, systems, and methods for discrete multitone based digital subscriber line modem
US7801233B1 (en) Method and system for channel equalization and crosstalk estimation in a multicarrier data transmission system
US7656976B2 (en) Systems and methods for multicarrier modulation using multi-tap frequency-domain equalizer and decision feedback
US6052411A (en) Idle mode for digital subscriber line
US6219378B1 (en) Digital subscriber line modem initialization
US6925112B1 (en) Discrete multitone modem initialization system and method
US6404806B1 (en) Method and apparatus for time-domain equalization in FDM-based discrete multi-tone modems
US20070121718A1 (en) System and Method for Time-Domain Equalization in Discrete Multi-tone Systems
US20040252755A1 (en) Decision feedback equalizer and precoder ramping circuit
Martin et al. Adaptive equalization: transitioning from single-carrier to multicarrier systems
JP2000307481A (ja) ウィンドウ関数を有する離散複数トーン被変調信号のための受信装置
US6834079B1 (en) Efficient implementation for equalization of multicarrier channels
US7031379B2 (en) Time domain equalizer for DMT modulation
US6047025A (en) Method and apparatus for equallization in an asymmetric digital aubscriber line communications system
US8290033B2 (en) Systems and methods for performing combined equalization in communication systems
WO2009064586A1 (en) Systems and methods for mitigating the effects of upstream far-end cross talk
US20060126747A1 (en) Block linear equalization in a multicarrier communication system
Martin Fast-converging blind adaptive channel-shortening and frequency-domain equalization
Van Acker et al. Per tone equalization for DMT receivers
US6781965B1 (en) Method and apparatus for echo cancellation updates in a multicarrier transceiver system
EP1206836B1 (en) Decision feedback equalizer and precoder ramping circuit
US7126997B2 (en) Multicarrier receiver
Martin Joint blind adaptive carrier frequency offset estimation and channel shortening

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040105