JP2003008536A - ゲインコントロール装置及びそれを備えたモデム装置 - Google Patents
ゲインコントロール装置及びそれを備えたモデム装置Info
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Abstract
号エネルギのゲインコントロールを適切に行うこと。 【解決手段】 最大値検索部107で、リバーブ信号を
構成する複数のキャリアのゲイン量のうち、最大値を示
すキャリアのゲイン量を検索し、メイン制御部104で
その最大値を示すキャリアのゲイン量を目標とするゲイ
ン量に到達するようにゲインコントロールを行うと共
に、この最大値を示すキャリアのゲイン量に対するゲイ
ンコントロールを他のキャリアのゲイン量にも一律に行
う。
Description
いる通信において各搬送波に付与される信号エネルギー
のゲインコントロールを行うゲインコントロール装置及
びそれを備えたモデム装置に関する。
通信を行う場合、ITU−Tにより定められた規格に準
拠して通信が行われている。例えば、ADSLモデムで
は、ITU−Tにより定められた規格G.992.1
(G.DMT)やG.992.2(G.Lite)に準
拠して通信が行われる。これらの規格では、ADSLモ
デムの変復調方式としてDMT(Discrete Multi Ton
e)方式が採用されている。DMT方式は、周波数の異
なる複数の複数の搬送波(サブキャリア)を用いるマル
チキャリア変復調方式である。
る信号は、回線状況等の要因によって劣化し得る。そし
て、この信号の劣化により受信側でその信号を検知する
ことができないという事態が生じ得る。このため、ゲイ
ンコントロールを行い、信号エネルギーを増幅させるこ
とで信号の劣化に対応することが考えられている。
行われていた単一の搬送波(以下、「シングルキャリ
ア」という)を用いて通信が行われる場合に採用される
ゲインコントロールは、マルチキャリアを採用するAD
SLモデムには適用することができないという問題があ
る。
を行う場合には、そのシングルキャリアにおける信号エ
ネルギーがゲインの上限値以上に増幅しないように、す
なわちオーバーフローしないように制御することでゲイ
ンコントロールを行うことができる。しかし、マルチキ
ャリアを用いて通信を行うADSLモデムにおいては、
ある一つのキャリアにおける信号エネルギーをオーバー
フローしないようにゲインコントロールした場合でも、
他のキャリアにおける信号エネルギーがオーバーフロー
を起こしてしまう事態が生じ得る。このため、適切にゲ
インコントロールをすることができないという問題があ
る。
のであり、マルチキャリアを用いる通信における信号エ
ネルギーのゲインコントロールを適切に行うことができ
るゲインコントロール装置及びそれを備えたモデム装置
を提供することを目的とする。
より定められた規格G.992.1又はG.992.2
におけるリバーブ信号を構成する複数のキャリアのエネ
ルギー量のうち最大値を示すキャリアのエネルギー量を
検索し、そのキャリアのエネルギー量を目標とするエネ
ルギー量に到達するようにゲインコントロールを行うと
共に、この最大値を示すキャリアのエネルギー量に対す
るゲインコントロールを他のキャリアのエネルギー量に
も一律に行うものである。
劣化に応じたゲインコントロールをしつつ、いずれかの
キャリアにおいてオーバーフローしてしまうような事態
を確実に回避することができるので、マルチキャリアを
用いる通信においても、オーバーフローしないようにゲ
インコントロールを適切に行うことができる。
コントロール装置は、複数のキャリアから信号エネルギ
ーのエネルギー量を得る取得手段と、この取得手段で得
た複数のエネルギー量の中から最大値を示すものを検出
する検出手段と、前記最大値を示すエネルギー量を目標
値とするエネルギー量と比較し前記複数のキャリアに付
与される信号エネルギーに対するゲインコントロール量
を算出する制御手段と、前記ゲインコントロール量に応
じて前記複数のキャリアに付与される信号エネルギーの
エネルギー量を加減する加減手段と、を具備する構成を
採る。
る信号劣化に応じたゲインコントロールをしつつ、いず
れかのキャリアにおいてオーバーフローしてしまうよう
な事態を確実に回避することができるので、マルチキャ
リアを用いる通信においても、オーバーフローすること
なく、適切にゲインコントロールを行うことができる。
ゲインコントロール装置において、前記取得手段は、I
TU−Tにより定められた規格G.992.1又はG.
992.2におけるリバーブ信号から信号エネルギーを
取得する構成を採る。
な周波数特性を利用してゲインコントロールを行うの
で、複数のキャリアに付与された信号エネルギーを確実
に把握することができ、その後に複数のキャリアに付与
される信号エネルギーに対するゲインコントロール量を
適切に算出することができるので、マルチキャリアを用
いる通信においても、オーバーフローすることなく適切
にゲインコントロールを行うことができる。
ゲインコントロール装置において、ITU−Tにより定
められた規格G.992.1又はG.992.2におけ
るリバーブ信号において、最初に送受信されるリバーブ
信号でゲインコントロールを行う構成を採る。
バーブ信号以降に出現するリバーブ信号に対しても、ゲ
インコントロールすることができる。
ずれかの態様に係るゲインコントロール装置において、
前記制御手段は、前記目標値の上限である第1のエネル
ギー量及び前記目標値の下限である第2のエネルギー量
と比較し前記複数のキャリアに付与される信号エネルギ
ーに対するゲインコントロール量を算出する構成を採
る。
ネルギー量に幅を持たせることにより、最大値を示すエ
ネルギー量がその目標値内に収まる場合にまでゲインコ
ントロールを行うことを回避することができるので、ゲ
インコントールを必要としないような場合にまでゲイン
コントロールを行うことで装置における処理が複雑化す
るのを防止することができる。
第1から第4のいずれかの態様に係るゲインコントロー
ル装置を搭載する構成を採る。
に係るゲインコントロール装置を搭載することで、モデ
ム装置においても第1から第4の態様に係るゲインコン
トロール装置の効果を得ることができる。
ール方法は、ITU−Tにより定められた規格G.99
2.1又はG.992.2におけるリバーブ信号を構成
する複数のキャリアに付与された信号エネルギーのエネ
ルギー量のうち最大値を示すエネルギー量を検出し、前
記最大値を示すエネルギー量を目標値とするエネルギー
量と比較し前記複数のキャリアに付与される信号エネル
ギーに対するゲインコントロール量を算出し、算出した
ゲインコントロール量に応じて前記複数のキャリアに付
与される信号エネルギーのエネルギー量を加減するもの
である。
る信号劣化に応じたゲインコントロールをしつつ、いず
れかのキャリアにおいてオーバーフローしてしまうよう
な事態を確実に回避することができるので、マルチキャ
リアを用いる通信においても、オーバーフローすること
なく、適切にゲインコントロールを行うことができる。
図面を参照して具体的に説明する。
ンコントロール装置の構成を示すブロック図である。
ルチキャリアの各キャリアに付与された信号エネルギー
の加減手段として機能する。具体的には、インターフェ
ースを介して公衆回線網(以下、「PSTN」という)
から入力、あるいは、PSTNに対して出力する信号エ
ネルギーのゲインコントロールを行う。ゲイン制御部1
01におけるゲインコントロールは、後述するメイン制
御部から与えられるゲインコントロール量に応じて行わ
れる。
は、特にPSTNから入力された信号エネルギーのゲイ
ンコントロールを行い、入力信号を適切に把握すること
を目的とする。このため、ゲイン制御部101は、信号
入力時に特別なゲインコントロールを行う。一方、PS
TNに対して信号を出力する場合には一般的な処理、例
えば、出力する信号エネルギーのエネルギー量を一定値
まで引き上げる処理を実行する。
Nに対して出力する信号のデジタル/アナログ変換処理
(D/A変換処理)を行う一方、PSTNから入力した
信号のアナログ/デジタル変換処理(A/D変換処理)
を行う。
換処理が施された信号は、さらにFFT(Fast Fourier
Transform)処理部103でフーリエ変換処理が施さ
れ、メイン制御部104に出力される。
rm)処理部105は、メイン制御部104から渡された
信号に対して逆フーリエ変換処理を施してA/D(D/
A)変換部102に出力する。
3からの出力(以下、「FFT出力」という)に基いて
ゲイン制御部101におけるゲインコントロール量を算
出する制御手段として機能する。
T出力を格納するバッファ106、バッファ106に格
納されたFFT出力から最大値を検索する最大値検索部
107及び最大値検索部107が検索した最大値に所定
の積分演算を施す積分フィルタ108を備え、ゲイン制
御部101におけるゲインコントロール量を算出する。
ゲインコントロール量の算出の詳細については後述す
る。
U−Tによって定められた規格G.992.1(G.D
MT)やG.992.2(G.lite)において通信
されるリバーブ信号(REVERB)の周波数特性を利
用してゲインコントロールを行うことを特徴とする。
おける様々な場面でやりとりされるように定められてい
る。図2は、規格G.992.1における初期シーケン
スのタイミングチャートを示す。図2において、左方が
送信局側のADSLモデム(以下、単に「送信局」とい
う)を示し、右方が受信局側のADSLモデム(以下、
単に「受信局」という)を示す。図2に示すようにリバ
ーブ信号は、初期シーケンスにおいて送信局と受信局と
の間で3回(C、R−REVERB1〜3)やりとりさ
れる。
回目のリバーブ信号(C−REVERB3)を送信した
後、次にデータが続くことを示すセグエ信号(C−SE
GUE1)を送信する。そして、送信局は、通信速度の
設定を行うC−RATES1やノイズマージン等の付加
的な情報の設定を行うC−MSG1を送信する。さら
に、送信局は、通信速度の設定やマルチキャリアの各キ
ャリアに付与するデータのビット数の設定を行うC−M
EDLEYを送信する。
は、後続する通信において重要な制御信号の通信が控え
ているため、ゲインコントロールを行う場合には、それ
以前のリバーブ信号で完了しているのが望ましい。本ゲ
インコントロール装置100では、それ以前のリバーブ
信号(C−REVERB1、2)、特に最初のリバーブ
信号(C−REVERB1)を受信した場合にゲインコ
ントロールを行うようにしている。これにより、最初に
送受信されるリバーブ信号(C−REVERB1)以降
に出現するリバーブ信号に対しても、ゲインコントロー
ルすることができる。
て説明する。図3は、リバーブ信号の周波数特性を示す
図である。図3においては、横軸に周波数(f/KH
z)を取り、縦軸にエネルギー量(G/db)を取って
いる。なお、図3は、リバーブ信号をスペクトラム・ア
ナライザ等の検知手段で検知した場合の周波数特性を示
す図である。
104KHzまで4.3125KHz周期で配列された
複数のキャリアに同一のエネルギー量の信号エネルギー
が付与された周波数特性を有する。4.3125KHz
周期でキャリアが配列されているため、リバーブ信号
は、同図に示すように櫛の歯状の周波数特性を有するこ
ととなる。なお、リバーブ信号には、データが付与され
ておらず、信号エネルギーのみで構成されている。
特性を予定するものであるが、実際の通信においては、
回線状況等の要因により各キャリアに付与された信号エ
ネルギーのエネルギー量(以下、「キャリアのエネルギ
ー量」という)が減衰する事態が生じ得る。図4は、各
キャリアのエネルギー量が減衰した場合におけるリバー
ブ信号の周波数特性の一例を示す図である。図4におい
ては、17.25KHzのキャリアのエネルギー量が最
大値を示しているが、このエネルギー量も後述する目標
とするエネルギー量のうち最小のもの(以下、「第2目
標値」という)を大きく下回っている状態を示してい
る。
衰し、第2目標値を大きく下回った場合には、後続する
通信においても正常に送信局からの制御信号を認識する
ことができず、通信自体を正常に行うことができない事
態が生じ得る。本ゲインコントロール装置100は、こ
のような事態を回避するため、このリバーブ信号の周波
数特性を利用することで、マルチキャリアを用いる通信
におけるゲインコントロールを適切に行うものである。
0は、リバーブ信号を構成する複数のキャリアのエネル
ギー量のうち最大値を示すキャリアのエネルギー量を検
索し、そのキャリアのエネルギー量を目標とするエネル
ギー量に到達するようにゲインコントロールを行うと共
に、この最大値を示すキャリアのエネルギー量に対する
ゲインコントロールを他のキャリアのエネルギー量にも
一律に行うことで、マルチキャリアを用いる通信におい
ても、オーバーフローしないようにゲインコントロール
を適切に行うものである。
装置100がゲインコントロールするフローについて説
明する。図5は、本ゲインコントロール装置100にお
けるゲインコントロールを説明するためのフロー図であ
る。
は、待機時において、常にリバーブ信号の受信を監視し
ている。図5は、そのような監視動作において、リバー
ブ信号の受信を確認した後のフローである。なお、リバ
ーブ信号の受信は、上述のような周波数特性を有するリ
バーブ信号を受信した場合のFFT出力を検知した場合
に確認される。すなわち、図3に示すような周波数特性
の信号を検知した場合にリバーブ信号の受信を確認す
る。
すると(ST501)、本ゲインコントロール装置10
0は、リバーブ信号を受信している間、シンボル割り込
みを待機する(ST502)。なお、本ゲインコントロ
ール装置100においては、リバーブ信号の受信を確認
している間は、図5に示すフロー図の処理が繰り返して
行われる。
て、シンボル割り込みは、約250μ秒毎に行われる。
一方、入力信号のサンプリングデータは、約1μ秒毎に
取得される。そして、A/D(D/A)変換部102で
その都度、A/D変換処理が施され、FFT処理部10
3に出力される。そして、シンボル割り込みがあると、
FFT処理部103でこれらのサンプリングデータにF
FT処理を行う(ST503)。すなわち、サンプリン
グデータが1シンボル分蓄積されると、1回FFT処理
が行われる。
データは、R−I(Real-Imaginary)平面上の座標点と
して表わされる。そして、各サンプリングデータに対応
する(R,I)座標情報がバッファ106に格納され
る。すなわち、一回のFFT処理によって250個のサ
ンプリングデータに対応する(R,I)座標情報が格納
される。図6(a)は、バッファ106に250個のサ
ンプリングデータに対応する(R,I)座標情報が格納
された場合のイメージを示す。
ングデータに対応する(R,I)座標情報が格納される
と、最大値検索部107は、その(R,I)座標情報に
基づいてリバーブ信号を構成する複数のキャリアのエネ
ルギー量のうち、最大値を示すキャリアのエネルギー量
を検索する(ST504)。R−I平面上に表わされた
各サンプリングデータの(R,I)座標に対する原点か
らの距離は、各キャリアのエネルギー量に相当する。し
たがって、最大値検索部107は、各サンプリングデー
タの(R,I)座標から原点までの距離を比較すること
で最大値を示すキャリアのエネルギー量を検索する。
いる各サンプリングデータの(R,I)座標のR値、I
値の各値の二乗の和を比較することで最大値を示すキャ
リアのエネルギー量を検索する。図6(b)は、最大値
検索部107で各サンプリングデータの(R,I)座標
に応じて最大値を示すキャリアのエネルギー量を検索す
る場合のイメージを示す。図4での例で言うと、最大値
を示すキャリアのエネルギー量として17.25KHz
のキャリアのエネルギー量が検索されることとなる。
7が検索した最大値を示すキャリアのエネルギー量に所
定の積分演算を施す(ST505)。図7は、積分フィ
ルタ108の構成を示すブロック図である。
部107が検索した最大値を示すキャリアのエネルギー
量を乗算器701で0.1倍した値Aを加算器702に
出力する(ST505)。一方、積分フィルタ108
は、内部レジスタ703に格納されている値Bに乗算器
704で0.9倍した値B’を加算器702に出力する
(ST506)。さらに積分フィルタ108は、加算器
702で乗算器701から入力された値Aと乗算器70
4から入力された値B’とを加算した値Bを内部レジス
タ703に出力する(ST507)。この値Bは、内部
レジスタ703に格納される。
最大値を示すキャリアのエネルギー量に所定の積分演算
を施すことにより、その後に検索された最大値を示すキ
ャリアのエネルギー量が急激に低下した場合であって
も、その低下したエネルギー量によって値Bが大きく変
動するのを防止している。
ギー量に対して所定の積分演算まで完了すると、メイン
制御部104は、積分演算して取得した値Bを目標とす
るエネルギー量のうち最大のもの(以下、「第1目標
値」という)及び第2目標値と比較する。
目標値よりも大きいか判断する(ST508)。ここ
で、第1目標値よりも値Bが大きい場合には、メイン制
御部104は、そのキャリアのエネルギー量のダウン制
御を行う。
ン制御部101に対して入力信号のエネルギー量を1d
b下げるように制御する(ST509)。この制御に従
って、ゲイン制御部101は、入力信号のエネルギー量
を1db下げる。その後、メイン制御部104は、現在
のシンボル割り込みによるゲインコントロールを終了す
る。
入力される入力信号の全てのキャリアのエネルギー量を
一律に1db下げる。このため、最大値検索部107で
検索した最大値を示すキャリアのエネルギー量を基準と
して入力信号の全てのキャリアのエネルギー量をコント
ロールすることができる。
を確認している間は、本フローのゲインコントロール処
理が繰り返し行われる。このため、第1目標値よりも値
Bが大幅に大きい場合には徐々に入力信号の全てのキャ
リアのエネルギー量が下げられ、最終的に第1目標値よ
り小さい適切なエネルギー量にコントロールされる。
場合には、メイン制御部104は、値Bが第2目標値よ
りも小さいか判断する(ST510)。第2目標値より
も値Bが小さい場合には、メイン制御部104は、その
キャリアのエネルギー量のアップ制御を行う。
ン制御部101に対して入力信号のエネルギー量を1d
b上げるように制御する(ST511)。この制御に従
って、ゲイン制御部101は、入力信号のエネルギー量
を1db上げる。その後、メイン制御部104は、現在
のシンボル割り込みによるゲインコントロールを終了す
る。
ルギー量のダウン制御の場合と同様に、以後入力される
入力信号の全てのキャリアのエネルギー量を一律に1d
b上げる。このため、最大値検索部107で検索した最
大値を示すキャリアのエネルギー量を基準として入力信
号の全てのキャリアのエネルギー量をコントロールする
ことができる。
同様に、リバーブ信号の受信を確認している間は本フロ
ーの処理が繰り返し行われる。このため、第2目標値よ
りも大幅に値Bが小さい場合には徐々に入力信号の全て
のキャリアのエネルギー量が上げられ、最終的に第2目
標値より大きい適切なエネルギー量にコントロールされ
る。
標値よりも大きい場合には、ゲインコントロールは不要
であるとして、メイン制御部104は、そのまま処理を
終了する。
ー量に幅を持たせることにより、最大値を示すエネルギ
ー量がその目標値内に収まる場合にまでゲインコントロ
ールを行うことを回避することができるので、ゲインコ
ントールを必要としないような場合にまでゲインコント
ロールを行うことで装置における処理が複雑化するのを
防止することができる。
図4を用いて説明する。本実施の形態では、図4に示す
ように、例えば、第1目標値としてのエネルギー量を
「C」とし、第2目標値としてのエネルギー量を「D」
としている。ST504では、上述のように、最大値を
示すキャリアのエネルギー量として17.25KHzの
キャリアのエネルギー量が検索される。この最大値に所
定の積分演算が施されて値Bが算出される。
キャリアのエネルギー量が第1目標値である「C」より
大きいか判断する。同図に示すように17.25KHz
のキャリアのエネルギー量は、第1目標値(C)より小
さいので、今度はST510で、第2目標値である
「D」より小さいか判断する。同図に示すように17.
25KHzのキャリアのエネルギー量は、第2目標値
(D)より小さい。このため、ST511では、メイン
制御部104は、ゲイン制御部101に対して、入力信
号のキャリアのエネルギー量を1db上げるように制御
する。この制御の下、ゲイン制御部101は、入力信号
の全てのキャリアのエネルギー量を一律に1db上げ
る。そして、リバーブ受信を確認している間、このフロ
ーの処理を繰り返し、17.25KHzのキャリアのエ
ネルギー量が第2目標値である「D」を上回るまでエネ
ルギー量のアップ制御を行う。
0によれば、リバーブ信号を構成する複数のキャリアの
エネルギー量のうち最大値を示すキャリアのエネルギー
量を検索し、そのキャリアのエネルギー量を目標とする
エネルギー量に到達するようにゲインコントロールを行
うと共に、この最大値を示すキャリアのエネルギー量に
対するゲインコントロールを他のキャリアのエネルギー
量にも一律に行う。これにより、回線状況等の要因によ
る信号劣化に応じたゲインコントロールをしつつ、いず
れかのキャリアにおいてオーバーフローしてしまうよう
な事態を確実に回避することができるので、マルチキャ
リアを用いる通信においても、オーバーフローしないよ
うにゲインコントロールを適切に行うことができる。
搭載したADSLモデム800が適用される場合の一例
を示す。
装置100を搭載したADSLモデム800は、例え
ば、一端においてPC等のデータ通信装置801とイー
サネット(R)等のネットワークを介して接続され、他
端においてPSTNと接続される。
の要領でPSTNを介して入力される信号のゲインコン
トロールを行う。本ゲインコントロール装置100にお
いてゲインコントロールされた信号は、メモリ802に
格納される。
されたゲインコントロール後の信号を取り出し、相手側
のADSLモデムと通信を制御する一方、イーサネット
(R)を介して接続されたデータ通信装置801との間
で必要な通信処理をも実行する。
02に格納されたゲインコントロール後の信号に応じて
処理を行うことができる。このため、回線状況等の要因
による信号劣化に起因して通信を行うことができないと
いう事態を確実に回避することができる。
バーブ信号を構成する複数のキャリアのエネルギー量の
うち、最大値を示すキャリアのエネルギー量を検索し、
そのキャリアのエネルギー量を目標とするエネルギー量
に到達するようにゲインコントロールを行うと共に、こ
の最大値を示すキャリアのエネルギー量に対するゲイン
コントロールを行うことにより、他のキャリアのエネル
ギー量にも一律に行われ、マルチキャリアを用いる通信
においても、オーバーフローしないようにゲインコント
ロールを適切に行うことができる。
ル装置の構成を示すブロック図
1における初期シーケンスのタイミングチャート図
の周波数特性を示す図
が減衰した場合の周波数特性を示す図
におけるゲインコントロールを説明するためのフロー図
ール装置のバッファに250個のサンプリングデータに
対応する(R,I)座標情報が格納された場合のイメー
ジ図 (b) 上記実施の形態に係るゲインコントロール装置
の最大値検索部で各サンプリングデータの(R,I)座
標に応じてキャリアの最大値を検索する工程のイメージ
図
の積分フィルタの構成を示すブロック図
を搭載したADSLモデムが適用される場合の一例を示
す図
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のキャリアから信号エネルギーのエ
ネルギー量を得る取得手段と、この取得手段で得た複数
のエネルギー量の中から最大値を示すものを検出する検
出手段と、前記最大値を示すエネルギー量を目標値とす
るエネルギー量と比較し前記複数のキャリアに付与され
る信号エネルギーに対するゲインコントロール量を算出
する制御手段と、前記ゲインコントロール量に応じて前
記複数のキャリアに付与される信号エネルギーのエネル
ギー量を加減する加減手段と、を具備することを特徴と
するゲインコントロール装置。 - 【請求項2】 前記取得手段は、ITU−Tにより定め
られた規格G.992.1又はG.992.2における
リバーブ信号から信号エネルギーを取得することを特徴
とする請求項1記載のゲインコントロール装置。 - 【請求項3】 ITU−Tにより定められた規格G.9
92.1又はG.992.2におけるリバーブ信号にお
いて、最初に送受信されるリバーブ信号でゲインコント
ロールを行うことを特徴とする請求項2記載のゲインコ
ントロール装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記目標値の上限であ
る大の信号エネルギー量及び目標値の下限である第2の
信号エネルギー量と比較し前記複数のキャリアに付与さ
れる信号エネルギーに対するゲインコントロール量を算
出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
かに記載のゲインコントロール装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
のゲインコントロール装置を搭載することを特徴とする
モデム装置。 - 【請求項6】 ITU−Tにより定められた規格G.9
92.1又はG.992.2におけるリバーブ信号を構
成する複数のキャリアに付与された信号エネルギーのエ
ネルギー量のうち最大値を示すエネルギー量を検出し、
前記最大値を示すエネルギー量を目標値とするエネルギ
ー量と比較し前記複数のキャリアに付与される信号エネ
ルギーに対するゲインコントロール量を算出し、算出し
たゲインコントロール量に応じて前記複数のキャリアに
付与される信号エネルギーのエネルギー量を加減するこ
とを特徴とするゲインコントロール方法。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2001188227A JP2003008536A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | ゲインコントロール装置及びそれを備えたモデム装置 |
US10/140,161 US20020196874A1 (en) | 2001-06-21 | 2002-05-08 | Gain control apparatus and modem apparatus provided with gain control apparatus |
DE60202177T DE60202177T2 (de) | 2001-06-21 | 2002-05-14 | Modem mit Gerät zur automatischen Verstärkungsregelung |
EP02010768A EP1278328B1 (en) | 2001-06-21 | 2002-05-14 | Modem with gain control apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001188227A JP2003008536A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | ゲインコントロール装置及びそれを備えたモデム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003008536A true JP2003008536A (ja) | 2003-01-10 |
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