JP2000165139A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2000165139A
JP2000165139A JP10356962A JP35696298A JP2000165139A JP 2000165139 A JP2000165139 A JP 2000165139A JP 10356962 A JP10356962 A JP 10356962A JP 35696298 A JP35696298 A JP 35696298A JP 2000165139 A JP2000165139 A JP 2000165139A
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JP
Japan
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antenna
transmission
radio wave
antennas
tunnel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10356962A
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English (en)
Inventor
Yuji Ono
裕司 小野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネルなどの閉じた空間で、漏洩同軸ケー
ブルを通して電波を漏洩する系に付随する諸問題を解消
し、すなわち、漏洩同軸ケーブルを敷設することなく、
かつ、フェージングと減衰の少ない電波伝送を可能にす
るアンテナ装置を提供すること。 【解決手段】 放射電力パターン半値角が70度以下で
ある単一指向性を有する複数の送信アンテナ21,22
を、一の送信アンテナ21の放射電力パターン半値角内
に、前記他の一の送信アンテナ22が位置するように、
かつ、同一方向に向けて逐次配置されたアンテナ装置。
前記他の一の送信アンテナ22を、前記一の送信アンテ
ナ21によって放射される電波の減衰が3dB以上とな
る位置に配置することによって、送信アンテナ21,2
2相互の干渉を回避できる。各送信アンテナから放射さ
れる電波の位相を、他の送信アンテナから放射される電
波の位相と一致させる機能をもたせて、相互の間の干渉
を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置に関
し、とくにフェージングと減衰が少なく、トンネルなど
の閉じた空間における電波伝送に好適なアンテナ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネルなどの閉じた空間では、
各種放送や移動体通信などを可能にするため、トンネル
内に敷設した漏洩同軸ケーブルを通して電波を放射する
方式がとられてきた。漏洩同軸ケーブルから電波を放射
する方式では、給電点から離れた地点での減衰が大きく
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トンネルなど
の閉じた空間に漏洩同軸ケーブルから電波を放射する方
式では、設備の設置・維持に多大の資金と労力を要する
という問題がある。漏洩同軸ケーブルから電波を放射す
る方式では、また、技術的には、給電点から遠ざかる
と、急激に伝送信号が弱まるなどの問題もあり、短い間
隔で増幅器を逐次設置することが避けられなかった。あ
るいは、複数の送信アンテナを設置する場合には、送信
アンテナ相互間の干渉が避けられないという問題があっ
た。
【0004】本発明は、トンネルなどの閉じた空間で
の、漏洩同軸ケーブルを通して電波を漏洩する系に付随
する前記諸問題を解消し、すなわち、漏洩同軸ケーブル
を敷設することなく、干渉をともなう複数の送信アンテ
ナを設置することなく、フェージングと減衰が少ない電
波伝送を可能にするアンテナ装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるアンテナ装
置は、放射電力パターン半値角が70度以下である単一
指向性を有する複数の送信アンテナを、一の送信アンテ
ナの放射電力パターン半値角内に、前記他の一の送信ア
ンテナが位置するように、かつ、前記他の一の送信アン
テナの放射電力パターン半値角内には、前記一の送信ア
ンテナが含まれないように、逐次配置されていることに
特徴がある。
【0006】また、本発明のアンテナ装置によれば、前
記他の一の送信アンテナを、前記一の送信アンテナによ
って放射される電波の減衰が3dB以上となる位置に配
置することによって、送信アンテナ相互の干渉を回避で
きる。
【0007】さらに、本発明のアンテナ装置によれば、
各送信アンテナから放射される電波の位相を、他の送信
アンテナから放射される電波の位相と一致させる機能を
もたせることによって、各送信アンテナ相互の間の干渉
を回避される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0009】図1および図2は、トンネルなどの閉じた
空間に設置した本発明によるアンテナ装置と、その特性
評価の方式を示す図である。図3は、トンネルなどの閉
じた空間における電波伝送のための、公知の技術による
アンテナ装置と、その特性評価の方式を示す図である。
これらの図は、長さ30mのトンネル空間を対象として
いる。
【0010】以下においては、図3に示す公知技術によ
る電波伝送特性を基準として、本発明によるアンテナ装
置の電波伝送特性を比較することとする。図3におい
て、長さ30mのトンネル空間10の両端、0mおよび
30mに、送信用のダイポールアンテナ11、12がそ
れぞれ配置されている。
【0011】他方、図1に示すように、長さ30mのト
ンネル空間10の一端(0m)、および15mの位置
に、それぞれ50度の放射電力パターン半値角をもつ送
信用のホーンアンテナ21、22が、放射方向をそろえ
て配置されている。すなわち、ホーンアンテナ22は、
ホーンアンテナ21に影響を及ぼさないように配置され
ており、図1の場合、それぞれの放射方向が右となって
いる。
【0012】さらに、図2に示すように、長さ30mの
トンネル空間10の一端(0m)、および15mの位置
に、それぞれ50度の放射電力パターン半値角をもつ二
つの送信用のホーンアンテナ31,32のほかに、位相
調整回路40が配置されている。ホーンアンテナ32
は、ホーンアンテナ31に影響を及ぼすことなく、それ
ぞれの放射方向が右となるように配置されている。位相
調整回路40の配置によって、二つのホーンアンテナ3
1,32に共通する放射電力パターン半値角内の放射空
間、すなわち、図2における15m以遠の各位置では、
二つのホーンアンテナ31,32からの到来電波の位相
は、互いに同位相となり、ホーンアンテナ31、32相
互間の干渉が避けられる。
【0013】表1は、トンネル空間で、ダイポール受信
アンテナ40を移動させながら受信強度の分布を測定
し、受信電界強度の距離に対する減衰量を最小2乗近似
し、フェージング幅、ヌル点をそれぞれ測定した結果を
示す表である。
【0014】
【0015】表1から、図1の本発明によれば、図3の
比較例と比較して、減衰が低減され、フェージング幅、
ヌル点レベルとも抑えられていることがわかる。図2の
本発明によれば、その程度は、一層高いことがわかる。
【0016】さらに、例えば、図1の構成において、ホ
ーンアンテナ22が配置された地点では、ホーンアンテ
ナ21によって放射される電波の減衰が3dB以上にな
るように、設置距離の間隔を設定することによって、ホ
ーンアンテナ21,22相互間の干渉は少なくなり、実
質的に影響がなくなる。
【0017】本発明において、トンネルなどの閉じた空
間で、各種放送や移動体通信などを可能にするために
は、送信アンテナの放射電力パターン半値角が70度以
下であれば、その目的を達することができる。
【0018】本発明は、長い、あるいは蛇行したトンネ
ルや地下街等にも適用できる。送信アンテナは、送信出
力や設置条件に応じて、間隔や配置数が設定される。3
個以上の送信アンテナを用いる場合には、逐次的に配置
すればよい。なお、地形によって、伝送路を複数に分岐
して伝送してもよい。
【0019】本発明に用いる送信アンテナは、単一指向
性を有していればよく、前記ホーンアンテナのほか、八
木・宇田アンテナ、誘電体アンテナ等でもよい。各送信
アンテナには、伝送途中で漏洩することがない同軸線路
や、光電変換素子を付した光ファイバーなどで給電され
る。また、位相調整回路はトンネル等の外部に設けても
よい。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、トンネルなどの閉じた空間で、漏洩同軸ケーブルを
敷設することなく、かつ、フェージングと減衰の少ない
電波伝送を可能にするアンテナ装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】トンネルなどの閉じた空間に設置した本発明に
よるアンテナ装置と、その特性評価の方式を示す図。
【図2】トンネルなどの閉じた空間に設置した本発明に
よるアンテナ装置と、その特性評価の方式を示す図。
【図3】公知の技術による、トンネルなどの閉じた空間
における電波伝送のためのアンテナ装置とその特性評価
の方式を示す図。
【符号の説明】
10 トンネル空間 11,12 ダイポールアンテナ 21,22,31,32 ホーンアンテナ 35 位相調整回路 40 ダイポール受信アンテナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一指向性を有する複数の送信アンテナ
    から構成され、該複数の送信アンテナのうち、一の送信
    アンテナの放射電力パターン半値角内に、他の一の送信
    アンテナが配置され、かつ、該他の一の送信アンテナの
    放射電力パターン半値角内に、前記一の送信アンテナが
    含まれないように構成されていることを特徴とするアン
    テナ装置。
  2. 【請求項2】 前記一の送信アンテナによって放射され
    る電波の減衰が3dB以上となる位置に、前記他の一の
    送信アンテナが設置されていることを特徴とする請求項
    1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記他の一の送信アンテナから放射され
    る電波の位相は、前記一の送信アンテナによって放射さ
    れる電波の位相と一致することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の送信アンテナの放射電力パタ
    ーン半値角が70度以下であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置。
JP10356962A 1998-11-30 1998-11-30 アンテナ装置 Withdrawn JP2000165139A (ja)

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