JP2000164639A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000164639A
JP2000164639A JP33834898A JP33834898A JP2000164639A JP 2000164639 A JP2000164639 A JP 2000164639A JP 33834898 A JP33834898 A JP 33834898A JP 33834898 A JP33834898 A JP 33834898A JP 2000164639 A JP2000164639 A JP 2000164639A
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adhesive
semiconductor device
semiconductor pellet
resin
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Takao Miyoshi
孝夫 三好
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Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ペレットを配線基板に接着した構造の
半導体装置で、半導体ペレットと配線基板の電気的接続
が不安定なものがあった。 【解決手段】バンプ電極3を形成した半導体ペレット1
と、パッド電極6を形成した配線基板4とをバンプ電極
3とパッド電極6とを重合圧接させて半導体ペレット1
と配線基板4の対向面間を樹脂系接着材15によって重
合圧接させた各電極相互間の初期弾性反発力が硬化後も
保持されるように接続した半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はバンプ電極を有す
る半導体ペレットとパッド電極を形成した配線基板とを
対向させ、熱硬化性樹脂系接着材により各電極の圧接状
態を保って電気的、機械的に接続した構造の半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 携帯電話やポータブルパーソナルコン
ピュータなどの小形の電子機器はより軽量で高機能を維
持しつつ小形化を図るために、これらに用いられる電子
部品も一層の小形化が要求されている。このような要求
に対応するため一枚の配線基板に複数の半導体ペレット
をマウントして集積度を高め実質的に小形化を図った半
導体装置が一般的に用いられている。この種半導体装置
の一例を図5から説明する。図において、1は半導体ペ
レットで、内部に多数の半導体素子(図示せず)が形成
された半導体基板2の一主面周縁部に前記内部素子と電
気的に接続された多数のバンプ電極3を形成している。
4は配線基板で、導電パターン(図示せず)が形成され
た絶縁基板5の一主面上の半導体ペレット1のバンプ電
極3と対応する位置にパッド電極6を形成している。7
は配線基板4上のパッド電極6で囲まれる領域に供給さ
れバンプ電極3とパッド電極6とを位置決めして重合さ
せた半導体ペレット1と配線基板4の間を接着固定する
樹脂系接着材で、一般的には熱硬化性のエポキシ樹脂が
用いられる。この半導体装置は、配線基板4上に一つ以
上の半導体ペレット1をマウントし導電パターンにより
内部接続して高集積、高機能な薄いモジュールを構成す
ることができ電子機器の小型化に貢献している。この半
導体装置の製造方法の一例を図6〜図8から説明する。
図において、8は配線基板4を位置決めして支持する平
坦な支持テーブルで、内部にヒータ9が埋設されてい
る。10は支持テーブル8の上側方で、バンプ電極3を
下に向けた状態の半導体ペレット1を吸着し配線基板4
上に移動して上下動し供給するコレットで、半導体ペレ
ット1を加熱するヒータ11が組み込まれている。12
はコレットの移動経路定位置下方から半導体ペレット1
下面のバンプ電極3を撮像する第1のテレビカメラ、1
3は支持テーブル8上方で水平動し、配線基板4上でパ
ッド電極6を撮像する第2のテレビカメラ、14は支持
テーブル8上方で水平動し、配線基板4のパッド電極6
で囲まれる領域中央部上方で上下動して接着材7を定量
供給するシリンジを示す。この装置には各テレビカメラ
12、13の撮像信号を処理する画像処理装置や画像処
理装置から出力される位置データに基づいてコレット1
0の水平面内の位置を補正する位置補正装置などが付設
されているが図示省略する。この製造装置を用い、先ず
図6に示すように配線基板4を支持テーブル8上に供給
し定位置で位置決め固定する。この作業と平行して支持
テーブル8の側方でコレット10により半導体ペレット
1を吸着し支持テーブル8側方の定位置に移動させる。
引き続いて第1のテレビカメラ12でバンプ電極3の配
列状態を撮像する。これと同時に第2のテレビカメラ1
3により配線基板4上のパッド電極6の配列状態を撮像
する。各テレビカメラ12、13の撮像信号は画像処理
装置に供給されパッド電極6に対するバンプ電極3の位
置ずれ量が演算され、この位置ずれデータに基づいてコ
レット10の位置を補正する。この撮像作業が終了する
と図7に示すように第2のテレビカメラ13を配線基板
4上から水平移動させてコレット10やシリンジ14の
障害にならない位置に退避させ、シリンジ14を水平動
させて配線基板4上に移動させ降下させてパッド電極6
で囲まれる領域に接着材7を定量供給し、供給が完了す
るとシリンジ14を上昇、水平動させて元の位置に戻
す。そして、コレット10を水平動させて半導体ペレッ
ト1を配線基板4上に移動させ、降下させて図8に示す
ようにバンプ電極3とパッド電極6を重合させ加圧す
る。これにより接着材7は拡がって図5に示すように半
導体ペレット1の外周にはみ出す。このようにして各電
極3、6を重合させた状態で加圧し、支持テーブル8と
コレット10にそれぞれ内蔵されたヒータ9、11を作
動させて加熱状態を所定時間保ち、接着材7を硬化させ
半導体ペレット1と配線基板4とを各電極3、6の電気
的接続を保った状態で接着を完了した後コレット10に
よる加圧状態から開放する。半導体ペレット1の接着が
完了した配線基板4は支持テーブル8から取出され、多
数枚一組で図示省略する高温保管炉に投入され接着材7
を完全硬化させる。この種半導体装置は半導体ペレット
1と配線基板4とを面接着する接着材7が熱硬化する際
に体積収縮して半導体ペレット1と配線基板4とを互い
に引き合わせ、バンプ電極3とパッド電極6の電気的接
続を確実にしている。(例えば特開平10−25630
4号公報(先行技術)参照) ところで、図5に示す半導体装置の製造過程で、テレビ
カメラによる撮像作業は数秒単位の短時間で済み、後続
の作業中に画像処理ができるため、半導体ペレット1と
配線基板4の位置決め作業は短時間で完了するが、接着
材7の硬化時間は熱重合反応速度に依存する。そのた
め、支持テーブル8だけでなくコレット10にもヒータ
11を設け、半導体ペレット1と配線基板4の上下両側
から加圧した状態で加熱している。半導体ペレット1と
配線基板4の間隔は、バンプ電極3とパッド電極6の高
さで決定されるが、数10μm〜数100μmで極めて
薄いため、上下両側から加えられた熱は速やかに接着材
7の内部に達し接着材7全体を速やか硬化させることが
できる。このように接着材7を短時間で加熱硬化させる
ために、支持テーブル8のヒータ9を配線基板4に接着
材7を供給する前から加熱すると半導体ペレット1によ
って接着材7を拡げる前に硬化が進行し接着力にばらつ
きを生じるため、半導体ペレット1の供給前は樹脂の硬
化の進行がゆるやかであるような温度に設定し、供給後
は速やかに硬化するように温度制御している。またコレ
ット10側のヒータ11はパルス電流により短時間で所
定温度に上昇させることができるものが用いられてい
る。これにより、少なくとも接着材7の半導体ペレット
1及び配線基板4の接着界面が短時間で硬化接着すれ
ば、内部樹脂が完全硬化状態でなくとも半導体ペレット
1と配線基板4の接着状態を維持できるため、加圧状態
を開放しても樹脂の硬化にともなう体積収縮により各電
極3、6の電気的接続を確実にできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが半導体ペレ
ット1の接着作業後、その剥離試験を実施し、その結
果、半導体ペレット1と配線基板4の接着強度が十分高
いものでも、接着材7の加熱時間を短縮してゆくと、温
度試験時に特に低温状態でバンプ電極3とパッド電極6
の電気的接続が不安定となることがあった。この種半導
体装置のうちでも電極数が極めて多いものでは、配列さ
れた電極の接続が局部的に不安定となっても半導体装置
全体の信頼性が低下するため、改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記課題の解
決を目的として提案されたもので、バンプ電極を形成し
た半導体ペレットと、パッド電極を形成した配線基板と
をバンプ電極とパッド電極とを重合圧接させて半導体ペ
レットと配線基板の対向面間を樹脂系接着材にて接続し
た半導体装置において、重合圧接させた各電極相互間の
初期弾性反発力を接着材の硬化後も保持させたことを特
徴とする半導体装置を提供する。また本発明は、バンプ
電極を形成した半導体ペレットとパッド電極を形成した
配線基板とを対向させてバンプ電極とパッド電極とを重
合圧接させ、半導体ペレットと配線基板の対向面間に液
状の樹脂系接着材を注入し、この接着材を加熱して硬化
させ半導体ペレットと配線基板とを電気的、機械的に接
続する半導体装置の製造方法において、上記接着材の硬
化の過程で各電極相互間の初期弾性反発力が保持される
ように半導体ペレットまたは配線基板の外部から加圧力
を付与したことを特徴とする半導体装置の製造方法を提
供する。
【0005】
【発明の実施の形態】 本発明による半導体装置は、バ
ンプ電極を形成した半導体ペレットと、パッド電極を形
成した配線基板とをバンプ電極とパッド電極とを重合圧
接させて半導体ペレットと配線基板の対向面間を樹脂系
接着材にて接続した半導体装置であって、半導体ペレッ
トと配線基板とを接着する接着材の硬化後も、重合圧接
させた各電極相互間の初期弾性反発力を保持させたこと
を特徴とする。また本発明による半導体装置の製造方法
は、バンプ電極を形成した半導体ペレットとパッド電極
を形成した配線基板との間に樹脂系接着材を注入し、こ
れを加圧した状態で加熱して硬化させる際に、各電極相
互間の初期弾性反発力が樹脂系接着材の硬化の過程で保
持されるように半導体ペレットまたは配線基板の外部か
ら加圧力を付与したことを特徴とするが、半導体ペレッ
トと配線基板とを仮固定し、それぞれの対向面間に液状
の熱硬化性樹脂系接着材を注入して、各電極の圧接状態
を保って樹脂系接着材を加熱し硬化させるとき、加熱硬
化する熱硬化性樹脂系接着材の加圧状態を硬化に伴う樹
脂の収縮が収束するまで保持する。また、半導体ペレッ
トと配線基板とをバンプ電極とパッド電極とを重合させ
て仮固定し、半導体ペレットと配線基板の対向面間に液
状の接着材を注入して、この一体物を複数組整列させ、
各一体物の各電極の圧接状態を保って接着材を一括して
加熱し硬化に伴う樹脂の収縮が収束するまで一体物の加
圧状態を保持する。この場合、各一体物の半導体ペレッ
トまたは配線基板を等加圧ユニットを用いてほぼ等しい
圧力で加圧する。
【0006】
【実施例】 以下に本発明による半導体装置の実施例を
図1から説明する。図において、図5と同一物には同一
符号を付して重複する説明を省略する。本発明による半
導体装置は図5半導体装置と比較して、半導体ペレット
1と配線基板4を接着した接着材15が、図5に示す半
導体装置に用いられた接着材7と同様にエポキシ樹脂な
どの熱硬化性樹脂系接着材が用いられる点では同じであ
るが、硬化した後の内部状態が異なる。即ち、この接着
材15は、半導体ペレット1のバンプ電極3と配線基板
4のパッド電極6とを重合圧接させて加熱硬化させる際
に重合圧接させた各電極3、6相互間の初期弾性反発力
を硬化後も保持させた点に特徴があり、この点が従来装
置と相異する。この半導体装置の製造方法を以下に説明
する。図において図5乃至図8と同一物には同一符号を
付し、重複する説明を省略する。先ず従来と同様に図6
に示すように配線基板4を支持テーブル8上に供給し定
位置で位置決め固定する。この作業と平行して支持テー
ブル8の側方でコレット10により半導体ペレット1を
吸着し支持テーブル8側方の定位置に移動させる。次に
第1のテレビカメラ12でバンプ電極3の配列状態を撮
像する。これと同時に第2のテレビカメラ13により配
線基板4上のパッド電極6の配列状態を撮像する。各テ
レビカメラ12、13の撮像信号は画像処理装置に供給
されパッド電極6に対するバンプ電極3の位置ずれ量が
演算され、この位置ずれデータに基づいてコレット10
の位置を補正する。この撮像作業が終了すると第2のテ
レビカメラ13を配線基板4上から水平移動させて退避
させ、図7で説明したのと同様にシリンジ14を水平動
させて配線基板4上に移動させ降下させてパッド電極6
で囲まれる領域に接着材15を定量供給し、供給が完了
するとシリンジ14を上昇、水平動させて元の位置に戻
す。そして、図8に示すようにコレット10を水平動さ
せて半導体ペレット1を配線基板4上に移動させ、降下
させてバンプ電極3とパッド電極6を重合させ加圧す
る。これにより接着材15は拡がって図1に示すように
半導体ペレット1の外周にはみ出す。加圧された各電極
は互いに密接し表面は相互に食い込み弾性限界内で互い
に反発し外部からの加圧力と均衡する。本発明による製
造方法では、コレット10による加圧力と各電極3、6
の反発力とが均衡している状態で、接着材15の硬化収
縮が収束するまで加圧状態を継続する。この時、半導体
装置内の各部分には図2に示す力が作用する。即ち、F
1はコレット10により半導体ペレット1の外部から加
えられる加圧力で、バンプ電極3とパッド電極6の各重
合面に力F1’に分散される。この力F1’によりバン
プ電極3とパッド電極6はそれぞれ図示点線高さ位置H
B、HPから実線界面高さ位置まで圧縮変形され、衝合
部は図示点線位置から互いに食い込み弾性変形して大き
さが等しく方向は逆向き(外向き)の反発力F2、F3
を生じる。また半導体ペレット1及び配線基板4と接触
した接着材15は接触界面が外部から加えられる熱によ
って硬化接着し、接着材15が体積収縮すると接着界面
に大きさが等しく方向は逆向き(内向き)の収縮力F
4、F5を及ぼす。この図から分かるように、接着材1
5が未硬化状態では外力F1は直接的に各電極3、6の
衝合面にかかり弾性反発力F2、F3を生じて電気的接
続を確実にし、接着材15の硬化が進行して外力F1が
ペレット下面全面に分散されて上記衝合面への影響が小
さくなると接着材15の収縮によって生じた力F4、F
5がバンプ電極3とパッド電極6の間の弾性反発力F
2、F3による電気的、機械的接続を維持する。接着材
15が硬化収縮する間、外力F1が作用していると半導
体ペレット1と配線基板4の対向面間隔は最小に保たれ
外力F1による樹脂の収縮力と硬化による収縮力、基板
からの反発力がバランスしたところで固定され力F4、
F5は低下しない。このようにして本発明による半導体
装置では接着材15内部の電極3、6の電気的接続が確
実にできる。従来装置では、接着材7が未硬化時に半導
体ペレット1の加圧を中止すると、重合部にかかる分力
F1’がなくなり、バンプ電極3とパッド電極6の衝合
面の弾性反発力F2、F3が低下して反発力F2、F3
が低下すると接着材7の体積収縮による収縮力F4、F
5が作用しても弾性反発力F2、F3を回復できないた
め電気的接続が不安定になるものと考えられる。またバ
ンプ電極3及びパッド電極6は加圧、加熱により接合面
が合金化して電気的に接続するが、各電極3、6は接着
材7の硬化作業後、加熱を停止し温度が低下するとそれ
ぞれが互いに離れる方向に収縮して衝合面の電気的接続
を一層低下させるものと考えられる。本発明による半導
体装置は上記製造方法の他に、半導体ペレット1と配線
基板4とを対向させてバンプ電極3とパッド電極6を位
置決め重合させる際に、両者間を熱可塑性の樹脂系接着
材で仮固定することができる。これにより、短時間で作
業することが可能な半導体ペレット1と配線基板4の位
置決め、重合作業と樹脂の重合反応によって作業時間が
制約される接着作業とを分離し、それぞれの作業を集中
して行うことが出来る。半導体ペレットを仮固定した配
線基板は取扱が容易で、半導体ペレットと配線基板間に
本固定用の液状樹脂を供給した一体物を多数一括して整
列させ加熱処理でき、作業に十分な時間をかけることが
できる。図3はこのような作業に好適な加熱治具を示
す。図において、16は半導体ペレット1を仮固定した
配線基板4を多数枚、整列して位置決め載置する支持プ
レートで、要部にガイドピン17が植立され、内部にヒ
ータ18が埋め込まれている。19は支持プレート16
上に配置されるガイドプレートで、ガイドピン17が挿
入されるガイド穴19aと、支持プレート19上の配線
基板4と対向した凹部19bと、さらに凹部19b内で
半導体ペレット1と対向した貫通孔19cが形成されて
いる。20はガイドプレート19の貫通孔19cに挿入
されてガイドされる異径柱状で所定重さの錘体で、小径
部20aは貫通孔19cよりやや径小で、半導体ペレッ
ト1の上面からガイドプレート19上面までの長さより
長く設定され、径大部20bは貫通孔19cより径大に
形成されている。21はガイドプレート19の上面を覆
うカバープレートで、錘体20が軸方向に可動にその径
大部20bを収容する異径の穴21aが形成されてい
る。ガイドプレート19とカバープレート21は錘体2
0を内蔵して一体化され、支持プレート16に載置され
て加熱治具22を構成する。この加熱治具22を例えば
ターンテーブルに固定した場合の製造方法を以下に説明
する。図4において、23はターンテーブルで、回転移
動方向に展開した状態を示す。このターンテーブル23
は回転軸(図示せず)の周りに等間隔で加熱治具22の
支持プレート16が固定され、ヒータ18は所定角度位
置で通電制御される。また、カバープレート21の穴2
1aの移動軌跡上定位置には赤外線ヒータ24が配置さ
れている。先ず、ガイドプレート19とカバープレート
21の一体物(以下単に治具カバーという)を外し作業
開始ポジションAで停止した支持プレート16上に、配
線基板4上に半導体ペレット1が仮固定され、配線基板
4と半導体ペレット1との間に液状の接着材15が注入
された中間構体を順次定ピッチ移動させて整列する。次
に中間構体の整列が完了し次ポジションBに移動した支
持プレート16に治具カバーをガイドプレート16上に
被せる。これにより半導体ペレット1上に錘体20が載
り仮固定された半導体ペレット1に所定の加重がかけら
れる。この作業と同時にヒータ18に通電して支持プレ
ート16を加熱する。これにより半導体ペレット1は加
重がかけられた状態で仮固定用の熱可塑性接着材と熱硬
化性の接着材15とが配線基板4側から加熱され、仮固
定用接着材が軟化し熱硬化接着材15が未硬化状態にあ
るとき、錘体20による加重の分力が半導体ペレット1
のバンプ電極と配線基板4のパッド電極の重合部に直接
的にかかり各電極は互いに弾性反発している。支持プレ
ート16が間欠移動して赤外線ランプ24の下方ポジシ
ョンCに到達すると、治具カバーの穴21aから錘体2
0の径大部20bに赤外線が照射され、錘体20は加熱
され、この熱が小径部20aを通って半導体ペレット1
に伝達される。これによりポジションCでは接着材15
は上下両面から加熱され硬化が急激に進行する。この間
にも半導体ペレット1は錘体20で加圧されているた
め、バンプ電極とパッド電極の重合部には分圧された加
重が継続してかかり、各電極は互いに弾性反発している
が、接着材15の硬化が進行すると前記分圧は消失する
がバンプ電極とパッド電極の間の初期弾性反発力は保た
れる。そして前方ポジションDで治具カバーを明け、さ
らに作業開始ポジションAと隣接する作業終了ポジショ
ンEで接着作業が完了した中間構体を取出す。上記動作
は回転テーブルの1回転の間に行え、等角度位置に配置
した支持プレート16に対して連続的に中間構体を供給
し取出すことが出来る。また接着材15の加熱は加熱ポ
ジションの前後で行われるため、直接的に加熱する距離
が短くてもあるいは移動速度が速くても接着材15の硬
化を十分行うことが出来、内部の電気的接続が確実で信
頼性の高い半導体装置を製造することが出来る。さらに
は処理時間が格段に短い位置決め作業と硬化時間が長い
接着材15の硬化作業とを直接的に接続することが出
来、製造効率を向上させることが出来る。尚、上記実施
例の加熱治具は支持プレート16にヒータ18を埋設し
た構造で説明したが、治具カバーと同様に支持プレート
16に配線基板4の下面が露出する穴を形成し、この穴
から赤外線を照射して配線基板4を介して接着材15を
加熱硬化させてもよい。また半導体ペレットに対する加
圧と加熱のために用いられる錘体20は、熱伝導性の良
好な金属で構成することの他、透明ガラスまたは水晶な
どの光透過性部材で構成し、赤外線ランプ24の光を直
接的に半導体ペレット1に照射して加熱することもでき
る。この場合には、ペレット当接面を黒化処理して吸熱
効率を向上させることができる。これらを組み合わせ利
用することにより半導体ペレット1及び配線基板4の接
着材15両面に位置する必要部分のみを局部的に加熱で
き、加熱効率を向上でき、省電力化できる。さらには半
導体ペレット1の加圧は重力を利用した錘体20を用い
るだけでなく、多数のピストンを一つのシリンダで駆動
する等圧ユニットを用いることが出来る。この場合には
等圧ユニットに加熱手段を組み込んで半導体ペレットを
加熱すれば良い。これにより半導体ペレットにかける加
重を任意に調整することが出来、重力とは無関係に加重
をかけられるから半導体ペレット側または配線基板側の
いずれからでも加圧することもできる。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば低温状態で
も内部接続が安定した信頼性の高い半導体装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による半導体装置の側断面図
【図2】 本発明による半導体装置の接着材内部の状態
を示す要部拡大側断面図
【図3】 本発明による半導体装置の製造に用いられる
加熱治具の一例を示す要部側断面図
【図4】 図3に示す加熱治具を用いた製造方法を示す
側面展開図
【図5】 従来の半導体装置を示す要部側断面図
【図6】 図5装置の製造方法を説明する要部側面図
【図7】 図5装置の製造方法を説明する要部側面図
【図8】 図5装置の製造方法を説明する要部側面図
【符号の説明】
3 バンプ電極 1 半導体ペレット 6 パッド電極 4 配線基板 15 樹脂系接着材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンプ電極を形成した半導体ペレットと、
    パッド電極を形成した配線基板とをバンプ電極とパッド
    電極とを重合圧接させて半導体ペレットと配線基板の対
    向面間を樹脂系接着材にて接続した半導体装置におい
    て、 重合圧接させた各電極相互間の初期弾性反発力を接着材
    の硬化後も保持させたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】バンプ電極を形成した半導体ペレットとパ
    ッド電極を形成した配線基板とを対向させてバンプ電極
    とパッド電極とを重合圧接させ、半導体ペレットと配線
    基板の対向面間に液状の樹脂系接着材を注入し、この接
    着材を加熱して硬化させ半導体ペレットと配線基板とを
    電気的、機械的に接続する半導体装置の製造方法におい
    て、 上記接着材の硬化の過程で各電極相互間の初期弾性反発
    力が保持されるように半導体ペレットまたは配線基板の
    外部から加圧力を付与したことを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体ペレットと配線基板間を液状樹脂系
    接着材で固定するのに先立って半導体ペレットと配線基
    板とを熱可塑性の樹脂系接着材により仮固定することを
    特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】仮固定された半導体ペレットと配線基板の
    対向面間に液状の熱硬化性樹脂系接着材を注入し、半導
    体ペレットと配線基板の一体物を複数組整列させ、各一
    体物の各電極の圧接状態を保って樹脂系接着材を一括し
    て加熱し硬化に伴う樹脂の収縮が収束するまで一体物の
    加圧状態を保持する工程とを含むことを特徴とする請求
    項3に記載の半導体装置の製造装置。
  5. 【請求項5】整列配置された半導体ペレットと配線基板
    の複数組の一体物に対応して開口部を設け、この開口部
    から各一体物の半導体ペレットまたは配線基板をほぼ等
    しい圧力で加圧する等加圧ユニットを具えたことを特徴
    とする請求項4に記載の半導体装置の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004504723A (ja) * 2000-07-17 2004-02-12 インフィネオン テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト 集積回路を備えた電子チップ部品およびその製造方法

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