JP2000161475A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2000161475A
JP2000161475A JP10333501A JP33350198A JP2000161475A JP 2000161475 A JP2000161475 A JP 2000161475A JP 10333501 A JP10333501 A JP 10333501A JP 33350198 A JP33350198 A JP 33350198A JP 2000161475 A JP2000161475 A JP 2000161475A
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circuit
oscillation
signal
metal shaft
manual valve
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JP10333501A
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English (en)
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Takeshi Tawaratsumida
健 俵積田
Katsuhiro Teramae
勝広 寺前
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/68Inputs being a function of gearing status
    • F16H59/70Inputs being a function of gearing status dependent on the ratio established
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0003Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0262Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic
    • F16H61/0276Elements specially adapted for hydraulic control units, e.g. valves
    • F16H61/0286Manual valves

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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】金属シャフトに特別な加工を施さず、金属シャ
フトの直動を検出する無接点のスイッチ装置を提供する
ことにある。 【解決手段】オートマチックトランスミッションの各ポ
ジションモード(P、R、N、D、3、2、1)に連動
して直動する金属シャフトであるマニュアルバルブシャ
フト1と、このマニュアルバルブシャフト1の先部を側
面の開口より移動自在に挿入する収納部20を有し、こ
の収納部20に対して隔壁21を介して形成された基板
収納部22を備えた合成樹脂製ハウジング2と、基板収
納部22に収納され、固定ピックアップ部のセンサコイ
ル31…及び信号処理のための回路を構成する電子部品
9を実装したプリント基板4とからなり、プリント基板
4はマニュアルバルブシャフト1の各部位の位置検出信
号をスイッチ出力を送る信号線5により外部の自動車用
演算制御装置6と接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のトランス
ミッションに使用されるATスイッチ、ニュートラルス
イッチ等の自動車用のスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスイッチ装置の内、AT
スイッチは、自動車のオートマチックトランスミッショ
ンの各モード[(パーキング(P)、リバース(R)、ニ
ュートラル(N)、ドライブ(D)、3rd(3)、2n
d(2)、Low(1)]の変化をミッションギャに連
動する機械的機構によりスイッチ装置の軸の回転角運動
に変換する。
【0003】このスイッチ装置は、その内蔵の軸の回転
に連動し回転する可動片と、固定された固定部品に、各
々接点を設け、モード毎に、各接点が接触/非接触動作
をすることで、電気回線を接続/非接触状態とするスイ
ッチからなっている。
【0004】しかし従来のスイッチ装置の場合、接点の
寿命が問題となるため、接点部の保護、水分による腐食
防止のためにグリースを使用する。このグリースには厳
しい使用環境に耐え、長寿命を保証する役割を与えられ
る。
【0005】しかし、現実には、ヨーロパや北米の寒冷
地では、冬期にグリースが硬くなりスイッチが動作しな
いことや、接触不良等の問題が発生している。
【0006】従って、基本的に接点を持たない無接点式
が所望されていた。
【0007】これに対し、ミッションギャから複数の連
結部材を介して作動するものではなく、オートマチック
トランスミッションのマニュアルバルブシャフトの直動
を検出する方式として、実用新案登録第2574099
号に開示されたスイッチ装置がある。
【0008】この方式は、オートマチックトランスミッ
ションのマニュアルバルブシャフトの直動を、そのマニ
ュアルバルブシャフトに設定した磁石とその磁石の位置
を検出する磁気抵抗素子により検出して開閉する非接触
式のスイッチ装置である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の非接触式のスイ
ッチ装置では、検出体であるマニュアルバルブシャフト
に磁石を設置するといった特別な加工を施す必要があっ
た。
【0010】また検出体に特別な加工を施さずに非接触
で検出する方式としては、磁気スイッチの応用で、磁束
量を検出できる磁気検出素子(ホール素子、磁気抵抗素
子等)に対し、磁石を後方に設置する検出方法がある。
【0011】しかし、この検出方法では磁石の大きさ及
び磁石から発生した磁束の指向性の広さにより、従来の
スイッチ装置程度の大きさでのスイッチパターンを識別
できるだけの分解能を得ることが難しい。
【0012】また隣接するピックアップ間での干渉は、
磁石パターンからの静磁場磁束が、各々のパターン間で
結合しておこるため、センサ素子(ホール素子/MR素
子)は、総合的な磁界の変化にあわせて磁束変化を検出
するように動き、直動によるセンサ素子周辺の磁界変化
が不明確になり、各モードの識別が難しく、また、個々
の組み立てばらつき、素子特性、磁石特性のばらつきに
よる特性ばらつきも、設計管理しにくいものとなる。
【0013】従って、干渉を回避し設計するために、必
然的に全体形状が大きくなり、検出に要するシャフトの
長さも長くなってしまうという問題がある。また、ホー
ル素子においては、温度ドリフト特性が問題となる。
【0014】更にまたMR素子を用いる方式もあるが、
この方式では磁気検出用のパターンサイズとブリッジ回
路を構成するMR素子間のピッチに影響され感度が左右
される上に、微小信号のためのノイズ問題が起こる。
【0015】更にまたマニュアルバルブシャフトの直動
を検出する場合では、オートマチックトランスミッショ
ンの各モード毎にセンサ素子を設けると、7つのセンサ
素子が必要となり、ピックアップ部の形状が大きくなる
だけでなく、信号処理回路の規模も大きくなり、そのた
め全体形状も大きくなるという問題がある。
【0016】そのため、ピックアップの数を減らし、回
路規模を縮小、合理化する必要がある。
【0017】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
で、請求項1の発明の目的とするところは、オートマッ
チトランスミッションに連動する金属シャフトに特別な
加工を施さず、金属シャフトの直動を検出する無接点の
スイッチ装置を提供することにある。
【0018】また請求項2の発明の目的とするところ
は、請求項2の発明において、耐外乱ノイズ性に優れ、
隣接するセンサコイル間の相互干渉の除去にも有利なス
イッチ装置を提供するにある。
【0019】請求項3の発明の目的とするところは、請
求項2の発明において、小型化が可能なスイッチ装置を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、樹脂で形成され、オートマチ
ックトランスミッションに連動して直動する金属シャフ
トを移動自在に挿入するハウジングと、ハウジング内部
において金属シャフトの移動方向に直交する方向に中心
軸を持ち、対向する金属シャフトに鎖交するように高周
波磁界による磁束を発生させる複数のセンサコイルを上
記移動方向に沿って所定間隔を開けて配置して構成され
た固定ピックアップ部と、各々のセンサコイルにより、
該センサコイルと対面する金属シャフトの部位の有無及
び隣接するセンサコイル間に位置する金属シャフトの先
端部の有無を検出して、金属シャフトの位置を示す信号
を生成する手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】また請求項2の発明では、請求項1の発明
において、対応するセンサコイルから高周波磁界を発生
させるための発振回路と、磁束の鎖交により金属シャフ
トに発生する渦電流によって発振回路の発振状態の変化
を検出する検出回路と、該検出回路から出力される検出
信号を所定レベルに増幅して検波する検波増幅回路と、
該検波増幅回路の出力信号に含まれる干渉リップル分を
カットするフィルタ回路と、該フィルタ回路から出力さ
れる信号のレベルと予め設定してある比較基準値とを比
較して1/0信号を発生させる比較手段とからなる信号
処理回路を各センサコイルに対応して設け、発振回路を
LC共振による発振回路で構成するとともに、隣接する
発振回路の発振周波数を夫々異ならせ且つその発振周波
数差をスイッチ出力を取り出す応答周波数よりも高くな
るように設定したことを特徴とする。
【0022】さらに請求項3の発明では、請求項2の発
明において、各信号処理回路の中の比較手段を、隣接す
るセンサコイルの中間位置に金属シャフトの先端部があ
る場合を検出するために、比較基準値が夫々異なる複数
の比較回路により構成して成ることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は渦電流効果による金属検
出を行うもので、その原理は次の通りである。つまり金
属表面の近傍に配置したセンサコイルに交番する電流を
流して磁界を発生させると、金属表面には鎖交(通過)
する磁束の変化に従い渦電流が発生する。この渦電流の
影響を受けてセンサコイルには逆起電力が発生する。こ
の逆起電力を発生させる渦電流効果を利用して金属の存
在を検出するのである。
【0024】次に本発明を実施形態により説明する。
【0025】図1は本発明のスイッチ装置を用いたAT
スイッチの一実施形態の構成図を示しており、オートマ
チックトランスミッションの各ポジションモード(P、
R、N、D、3、2、1)に連動して直動するマニュア
ルバルブシャフト(金属シャフト)1と、このマニュア
ルバルブシャフト1の先部を側面の開口より移動自在に
挿入する収納部20を有し、この収納部20に対して隔
壁21を介して形成された基板収納部22を備えた合成
樹脂製ハウジング2と、基板収納部22に収納され、固
定ピックアップ部のセンサコイル31…及び信号処理の
ための回路を構成する電子部品9を実装したプリント基
板4とからなり、プリント基板4はマニュアルバルブシ
ャフト1の各部位の位置検出信号をスイッチ出力として
送る信号線5により外部の自動車用演算制御装置(EC
U)6と接続されている。
【0026】自動車用演算制御装置6は自動車全体の中
枢を為すものであり、ATスイッチに対応する動作とし
ては位置検出信号に基づいてオートマチックトランスミ
ッションの各ポジションモード[P(パーキング)、R
(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)、
3(3rd)、2(2nd)、1(1st)]を判断
し、例えばRモードであればバックライト7を点灯さ
せ、またPモード或いはNモードではイグニション8を
動作可能とするような制御処理を行う。
【0027】プリント基板4に実装される固定ピックア
ップ部のセンサコイルは31〜34の4つのセンサコイ
ルからなり、各センサコイル31〜34は鉄心にコイル
線を巻回して構成されたもので、夫々高周波磁界を発生
させるようになっている。そして各センサコイル31〜
34はマニュアルバルブシャフト1の移動方向に沿って
所定間隔で配置され、その間隔はポジションモード
(P、R、N、D、3、2、1)の切り換えに対応した
マニュアルバルブシャフト1の移動量に対応するように
設定されており、図2において、(P),(R),
(N),(D),(3),(2),(1)で示す位置が
ポジションモード(P、R、N、D、3、2、1)に対
応するマニュアルバルブシャフト1の先端の移動位置を
示している。この位置について説明すると、(P)の位
置では各センサコイル31〜34の何れもがマニュアル
バルブシャフト1の金属面を検出可能な位置にあり、ま
た(R)の位置はセンサコイル31と、センサコイル3
2の中間位置に対応し、(N)の位置はセンサコイル3
2の中心軸上に存在し、(D)の位置はセンサコイル3
2と、センサコイル33の略中間位置に対応し、(3)
の位置はセンサコイル33の略中心軸上に存在し、
(2)の位置はセンサコイル33と、センサコイル34
の中間位置に対応し、(3)の位置はセンサコイル33
の略中心軸上に存在する。
【0028】図3は本実施形態の回路構成を示してお
り、各センサコイル31〜34に夫々個別に対応して信
号処理回路101〜104を設けている。
【0029】信号処理回路101〜104には夫々、セ
ンサコイル31〜34とコンデンサC1〜C4で並列共
振回路を構成してセンサコイル31〜34に変調された
高周波磁界を発生させる発振回路11と、また検出対象
のマニュアルバルブシャフト1の接近度合によって振幅
が変化する発振回路11の発振信号を取り込んで原発振
周波数をカットし、マニュアルバルブシャフト1の接近
度合による発振振幅変化のみの直流電圧信号を増幅抽出
する検波増幅回路12と、検波増幅回路12から出力さ
れる直流電圧号に含まれるリップルを除去して安定な直
流電圧信号を得るフィルタ回路13と、該フィルタ回路
13から出力される直流電圧信号の電圧レベルと予め定
めた比較基準電圧とを比較してマニュアルバルブシャフ
ト1の検出の有無を示す”H”/”L”の信号を発生す
る比較手段とから構成される。
【0030】ここで本実施形態では、センサコイル31
〜34を近接配置して装置の小型化を図るため、隣接す
る発振回路11同士の相互干渉が起きないように隣接す
る発振回路11間で発振周波数を変えている。つまり各
発振回路11ではセンサコイル31〜34のコイルイン
ダクタンス或いはコンデンサC1〜C4の容量を変化さ
せ、隣接する発振回路11、11間で発振周波数差Δf
12を設定している。つまり一方の発振回路11の周波
数をf1とし、他方の発振回路11の周波数をf2とし
てΔf12=f1−f2の関係を持たしている。
【0031】この発振周波数差Δf12は、干渉のため
に起こるうねり(電気的には信号電位にリップルが発
生)として、検波増幅回路12の直流電圧信号に出現す
る。
【0032】そこで、装置仕様の応答周波数、つまりポ
ジション切り換えによる各回路部の応答周波数fcより
も十分に高く設定し、フィルタ回路13におyり除去す
るようになっている。ここでポジション検出としては例
えば100Hz以下の低い商用周波数で十分であるか
ら、発振回路11の原発振周波数をF0とすると、原発
振周波数F0と、発振周波数差Δf12と、応答周波数
fcとの関係をfc≪Δf12≪F0とする。例えば応
答周波数fcが50Hzの場合、Δf12を10KH
z,F0を1MHzとする。また応答周波数fcが10
0Hzの場合、Δf12を100KHzとし一方の発振
周波数f1を1.1MHz、他方の発振周波数f2を1
MHzとする。
【0033】尚本実施形態では信号処理回路101の発
振回路11の発振周波数をf1とすると、隣接する信号
処理回路102の発振回路11の発振周波数f2をf2
=f1+Δf(上記Δf12に相当)とし、この信号処
理回路102の発振回路11に隣接する信号処理回路1
03の発振回路11の発振周波数f3をf3≒f1と
し、更にこの信号処理回路103の発振回路11に隣接
する信号処理回路104の発振回路11の発振周波数f
4をf4≒f2としてある。
【0034】比較手段を、マニュアルバルブシャフト1
の収納部20への挿入方向の最も後ろ側に位置するセン
サコイル34に対応する信号処理回路104以外は夫々
二つの比較回路C11,C12〜C31,C32からな
り、両比較回路C11,C12〜C31,C32の比較
基準電圧Vth1,Vth2をVth1>Vth2とい
うように異ならせて夫々において直流電圧信号のレベル
と比較させることにより、3段階にレベル分けしてマニ
ュアルバルブシャフト1を検出するようにしてある。信
号処理回路104の比較手段は比較基準電圧としてVt
h1が設定されている一つの比較回路C4のみに構成さ
れている。
【0035】尚各比較回路C11,C12〜C31,C
32,C4の出力段には、次段回路の入力仕様に合わせ
た回路構成のもの、例えばオープンコレクタのトランジ
スタを使用する。
【0036】而してマニュアルバルブシャフト1の先端
の位置が図2の(P)の位置、つまりパーキングポジシ
ョンに位置している場合には、全てのセンサコイル31
〜34がマニュアルバルブシャフト1の金属面に対向す
ることになり、センサコイル31〜34の両端に発生す
る発振信号の振幅は大きく、信号処理回路101〜10
4の検波増幅回路12が出力する直流電圧信号のレベル
は比較基準値Vth1を越える。つまり各信号処理回路
101〜104の全ての比較回路C11,C22、C2
1,C22、C31,C32、C4の出力は”H”レベ
ルとなる。
【0037】マニュアルバルブシャフト1の先端の位置
が図2の(R)の位置、つまりリバースポジションに位
置している場合には、センサコイル32〜34がマニュ
アルバルブシャフト1の金属面に対向し、センサコイル
31と32の中間位置にマニュアルバルブシャフト1の
先端が位置することになり、センサコイル32〜34の
両端に発生する発振信号の振幅は大きく、信号処理回路
102〜104の検波増幅回路12が出力する直流電圧
信号のレベルは比較基準値Vth1を越える。またセン
サコイル31の両端に発生する発振信号の振幅は中位で
あって信号処理回路101の検波増幅回路12が出力す
る直流電圧信号のレベルは比較基準値Vth1以下で且
つVth2を越える。つまり信号処理回路101の比較
回路141の出力C11が”L”、142の出力C12
が”H”となり、その他の信号処理回路102〜104
の比較回路C21,C22、C31,C32、C4の出
力が”H”レベルとなる。
【0038】マニュアルバルブシャフト1の先端の位置
が図2の(N)の位置、つまりニュートラポジションに
位置している場合には、センサコイル33,34がマニ
ュアルバルブシャフト1の金属面に対向し、センサコイ
ル32の中心軸上にマニュアルバルブシャフト1の先端
が位置することになり、センサコイル32,33,34
の両端に発生する発振信号の振幅は大きく、信号処理回
路102〜104の検波増幅回路12が出力する直流電
圧信号のレベルは比較基準値Vth1を越える。またセ
ンサコイル31の両端に発生する発振信号の振幅は低
く、信号処理回路101の検波増幅回路12が出力する
直流電圧信号のレベルは比較基準値Vth2以下とな
る。
【0039】従って信号処理回路101の比較回路C1
1,C12の出力が共に”L”、信号処理回路102〜
104の比較回路C21,C22、C31,C32、C
4の出力が”H”レベルとなる。
【0040】更にマニュアルバルブシャフト1の先端部
の位置が図2の(D)の位置、つまりドライブポジショ
ンに位置している場合には、センサコイル33,34が
マニュアルバルブシャフト1の金属面に対向し、センサ
コイル32とセンサコイル33の中間にマニュアルバル
ブシャフト1の先端が位置することになり、センサコイ
ル33,34の両端に発生する発振信号の振幅は大き
く、信号処理回路102〜104の検波増幅回路12が
出力する直流電圧信号のレベルは比較基準値Vth1を
越える。またセンサコイル31の両端に発生する発振信
号の振幅は低く、信号処理回路101の検波増幅回路1
2が出力する直流電圧信号のレベルは比較基準値Vth
2以下となる。更にセンサコイル32の両端に発生する
発振信号の振幅は中位であって信号処理回路102の検
波増幅回路12が出力する直流電圧信号のレベルは比較
基準値Vth1以下で且つVth2を越える。
【0041】従って信号処理回路101の比較回路C1
1,C12の出力が共に”L”、信号処理回路102の
比較回路C21の出力が”L”、C22の出力が”H”
となり、信号処理回路103,104の比較回路C3
1,C32、C4の出力が”H”レベルとなる。
【0042】マニュアルバルブシャフト1の先端部の位
置が図2の(3)の位置、つまり3rdポジションに位
置している場合には、センサコイル34がマニュアルバ
ルブシャフト1の金属面に対向し、センサコイル33の
中心軸上にマニュアルバルブシャフト1の先端が位置す
ることになり、センサコイル33,34の両端に発生す
る発振信号の振幅は大きく、信号処理回路103,10
4の検波増幅回路12が出力する直流電圧信号のレベル
は比較基準値Vth1を越える。またセンサコイル3
1、32の両端に発生する発振信号の振幅は低く、信号
処理回路101、102の検波増幅回路12が出力する
直流電圧信号のレベルは比較基準値Vth2以下とな
る。
【0043】従って信号処理回路101、102の比較
回路C11,C12、C21,C22の出力が共に”
L”となり、信号処理回路103,104の比較回路C
31,C32、C4の出力が”H”レベルとなる。
【0044】またマニュアルバルブシャフト1の先端部
の位置が図2の(2)の位置、つまり2ndポジション
に位置している場合には、センサコイル34がマニュア
ルバルブシャフト1の金属面に対向し、センサコイル3
3と34の中間位置ににマニュアルバルブシャフト1の
先端が位置することになり、センサコイル34の両端に
発生する発振信号の振幅は大きく、信号処理回路104
の検波増幅回路12が出力する直流電圧信号のレベルは
比較基準値Vth1を越える。またセンサコイル31、
32の両端に発生する発振信号の振幅は低く、信号処理
回路101、102の検波増幅回路12が出力する直流
電圧信号のレベルは比較基準値Vth2以下となる。ま
たセンサコイル33の両端に発生する発振信号の振幅は
中位であって信号処理回路103の検波増幅回路12が
出力する直流電圧信号のレベルは比較基準値Vth1以
下で且つVth2を越える。
【0045】従って信号処理回路101、102の比較
回路C11,C12、C21,C22の出力が共に”
L”となり、信号処理回路103の比較回路C31の出
力が”L”、比較回路C32の出力が”H”、信号処理
回路C4の出力が”H”レベルとなる。
【0046】またマニュアルバルブシャフト1の先端部
の位置が図2の(1)の位置、つまり1stポジション
に位置している場合には、センサコイル34の中心軸上
にマニュアルバルブシャフト1の先端が位置することに
なり、センサコイル34の両端に発生する発振信号の振
幅は大きく、信号処理回路104の検波増幅回路12が
出力する直流電圧信号のレベルは比較基準値Vth1を
越える。またセンサコイル31〜33の両端に発生する
発振信号の振幅は低く、信号処理回路101〜103の
検波増幅回路12が出力する直流電圧信号のレベルは比
較基準値Vth2以下となる。
【0047】従って信号処理回路101〜103の比較
回路C11,C12〜C31,C32,が共に”L”と
なり、信号処理回路104の比較回路C4の出力が”
H”レベルとなる。
【0048】かようにマニュアルバルブシャフト1の先
端が位置するポジションモード毎により各信号処理回路
101〜104の比較回路C11,C12〜C31,C
32,C4の出力、つまりマニュアルバルブシャフト1
の位置検出信号の組み合わせパターンが異なり、このパ
ターンからオートマチックトランスミッションのポジシ
ョンモードを識別することができるのである。自動車用
演算制御装置6がこの出力パターンを直接取り込んでポ
ジションモードを判別しても良いが、図3に示すように
各比較回路C11,C12〜C31,C32,C4の出
力を加算回路15により加算してその加算値(アナログ
信号)を自動車用演算制御装置6へ送り、自動車用演算
制御装置6が信号処理してデコードするようにしても良
い。尚加算値はマニュアルバルブシャフト1の直動量に
比例した形になる。
【0049】次の表1は各ポジションモードと各センサ
コイル31〜34のマニュアルバルブシャフト1の金属
面の検出関係を示し、表1中○印はセンサコイルがマニ
ュアルバルブシャフト1の金属面に対向して検出してい
る状態を、△はマニュアルバルブシャフト1の先端を検
出している状態を表す。また表2は各ポジションモード
と各比較回路の出力との関係を示す。。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】 尚金属シャフトは回転しながら直線方向に進行、後退す
る形で直動するものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明は、樹脂で形成され、オ
ートマチックトランスミッションに連動して直動する金
属シャフトを移動自在に挿入するハウジングと、ハウジ
ング内部において金属シャフトの移動方向に直交する方
向に中心軸を持ち、対向する金属シャフトに鎖交するよ
うに磁束を発生させる複数のセンサコイルを上記移動方
向に沿って所定間隔を開けて配置して構成された固定ピ
ックアップ部と、各々のセンサコイルにより、該センサ
コイルと対面する金属シャフトの部位の有無及び隣接す
るセンサコイル間に位置する金属シャフトの先端部の有
無を検出して、金属シャフトの位置を示す信号を生成す
る手段とを備えたので、オートマチックトランスミッシ
ョンに連動して直動する金属シャフトの位置を金属シャ
フトに特別な加工を施すことなく、無接点で検出するこ
とができ、従来のようなスイッチ装置の操作軸の回転角
運動に変化する機械的な機構を必要とせずATスイッチ
を実現することを可能とするという効果がある。
【0053】また請求項2の発明は、請求項1の発明に
おいて、対応するセンサコイルから高周波磁界を発生さ
せるための発振回路と、磁束の鎖交により金属シャフト
に発生する渦電流によって発振回路の発振状態の変化を
検出する検出回路と、該検出回路から出力される検出信
号を所定レベルに増幅して検波する検波増幅回路と、該
検波増幅回路の出力信号に含まれる干渉リップル分をカ
ットするフィルタ回路と、該フィルタ回路から出力され
る信号のレベルと予め設定してある比較基準値とを比較
して1/0信号を発生させる比較手段とからなる信号処
理回路を各センサコイルに対応して設け、発振回路をL
C共振による発振回路で構成するとともに、隣接する発
振回路の発振周波数を夫々異ならせ且つその発振周波数
差をスイッチ出力を取り出す応答周波数よりも高くなる
ように設定したので、共振周波数以外の増幅度が小さく
耐外乱ノイズ性に優れ、且つ隣接するセンサコイル間の
相互干渉にも有利であり、しかも後段のフィルタ回路に
よって容易に除去でき、安定した直流電圧信号を検出信
号として得ることができる。
【0054】さらに請求項3の発明では、請求項2の発
明において、各信号処理回路の中の比較手段を、隣接す
るセンサコイルの中間位置に金属シャフトの先端部があ
る場合を検出するために、比較基準値が夫々異なる複数
の比較回路により構成したので、オートマッチミッショ
ンの各ポジションモードを検出するために必要なセンサ
要素、回路要素の数を少なく半減でき、これにより固定
ピックアップ部の形状を小さくすることができるととも
に、信号処理の回路規模を小さくできて、全体として小
型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体構成図である。
【図2】同上のマニュアルバルブシャフトとポジション
検出の位置関係の説明図である。
【図3】同上の回路構成図である。
【図4】同上の別の例の回路構成図である。
【符号の説明】
1 マニュアルバルブシャフト 2 ハウジング 20 収納部 21 隔壁 22 基板収納部 31〜34 センサコイル 4 プリント基板 5 信号線 6 自動車用演算処理装置 7 バックライト 8 イグニション 9 電子部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J052 AA17 AA18 FA01 FB06 FB32 GB06 HA01 KA01 LA01 5G046 AA01 AA03 AB01 AC05 AE05 AE11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂で形成され、オートマチックトランス
    ミッションに連動して直動する金属シャフトを移動自在
    に挿入するハウジングと、ハウジング内部において金属
    シャフトの移動方向に直交する方向に中心軸を持ち、対
    向する金属シャフトに鎖交するように高周波磁界による
    磁束を発生させる複数のセンサコイルを上記移動方向に
    沿って所定間隔を開けて配置して構成された固定ピック
    アップ部と、各々のセンサコイルにより、該センサコイ
    ルと対面する金属シャフトの部位の有無及び隣接するセ
    ンサコイル間に位置する金属シャフトの先端部の有無を
    検出して、金属シャフトの位置を示す信号を生成する手
    段とを備えたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】対応するセンサコイルから高周波磁界を発
    生させるための発振回路と、磁束の鎖交により金属シャ
    フトに発生する渦電流によって発振回路の発振状態の変
    化を検出する検出回路と、該検出回路から出力される検
    出信号を所定レベルに増幅して検波する検波増幅回路
    と、該検波増幅回路の出力信号に含まれる干渉リップル
    分をカットするフィルタ回路と、該フィルタ回路から出
    力される信号のレベルと予め設定してある比較基準値と
    を比較して1/0信号を発生させる比較手段とからなる
    信号処理回路を各センサコイルに対応して設け、発振回
    路をLC共振による発振回路で構成するとともに、隣接
    する発振回路の発振周波数を夫々異ならせ且つその発振
    周波数差を、スイッチ出力を取り出す応答周波数よりも
    高くなるように設定したことを特徴とする請求項1記載
    のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】各信号処理回路の中の比較手段を、隣接す
    るセンサコイルの中間位置に金属シャフトの先端部があ
    る場合を検出するために、比較基準値が夫々異なる複数
    の比較回路により構成して成ることを特徴とする請求項
    2記載のスイッチ装置。
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