JP2000160952A - 結露防止装置 - Google Patents

結露防止装置

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JP2000160952A
JP2000160952A JP10337834A JP33783498A JP2000160952A JP 2000160952 A JP2000160952 A JP 2000160952A JP 10337834 A JP10337834 A JP 10337834A JP 33783498 A JP33783498 A JP 33783498A JP 2000160952 A JP2000160952 A JP 2000160952A
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Noriyoshi Okuda
範佳 奥田
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Shimane Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Shimane Sanyo Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓の結露を防止し、かつ部屋の湿度を殆んど
低下させない結露防止装置を提供する。 【解決手段】 空気を除湿し送風する除湿手段2と、1
端が除湿手段2に接続された連絡手段23と、連絡手段
23の他端に接続され、窓30,31に除湿空気を分散
して吹付ける複数の吹出し口28,29を有する分散手
段3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は結露防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は例えば、特開平8
−35698号公報に示されている。この公報による
と、箱体と、回転型除湿用素子と、加熱手段と、送風機
等を備えた除湿装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年の住宅で
は、アルミサッシ窓の使用等により、気密性が高まって
いる。この結果、部屋の窓に結露が発生し、これがサッ
シレールに溜ったりして窓自体やレールが汚れる。そこ
でこの問題を解決するために、上記除湿装置の使用が考
えられる。しかし、上記装置は部屋全体を均等に除湿す
るが、窓の結露を防止する事が出来ない第1の欠点があ
る。
【0004】また特に冬期に於ては、暖房により部屋の
空気が乾燥するが、上記除湿装置を使用すると、部屋が
更に乾燥する第2の欠点がある。故に本発明はこの様な
従来の欠点を考慮して、窓の結露を防止し、かつ部屋の
湿度を殆んど低下させない結露防止装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の本発明では、空気を除湿し送風する除湿
手段と、1端が前記除湿手段に接続された連絡手段と、
前記連絡手段の他端に接続され、窓に前記除湿空気を分
散して吹付ける複数の吹出し口を有する分散手段とを備
える。
【0006】請求項2の本発明では、前記除湿手段は、
吸気口が設けられた箱体と、熱電半導体の1側に設けら
れた冷却部と、前記熱電半導体の他側に設けられた放熱
部と送風部とから構成される。
【0007】請求項3の本発明では、前記分散手段は主
ダクトと補助ダクトから構成され前記補助ダクトは前記
主ダクトに伸縮自在に接続される。
【0008】請求項4の本発明では、前記窓の窓枠に取
付台を固定し、前記取付台上に前記分散手段を支持す
る。
【0009】請求項5の本発明では、前記送風部および
前記連絡手段および前記分散手段を各々複数個設け、各
前記送風部を各前記連絡手段を介して各前記分散手段に
接続する。
【0010】請求項6の本発明では、各前記窓の結露を
検出する各結露センサを設け、各前記結露センサの出力
により、各前記送風部の運転を制御する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の係
る結露防止装置1を、図1ないし図3に従い説明する。
図1は結露防止装置1の斜視図、図2は結露防止装置1
に用いられる除湿手段2の側面断面図、図3は結露防止
装置1に用いられる分散手段3の側面断面図である。
【0012】これらの図に於て、除湿手段2は、箱体4
と、熱電半導体5と、冷却部6と、タンク7と、放熱部
8と、電源部9と、放熱体10と、風案内箱11と、送
風部12、13等から構成されている。
【0013】箱体4は例えば金属板又はプラスチック等
から成り、略箱状に形成され、その1側面の適所に、吸
気口14が形成されている。複数の熱電半導体5は電気
的に直列接続され、箱体4の内部に配置されている。熱
電半導体5の1側には、セラミックから成る基板15が
設けられ、熱電半導体5の他側には、セラミックから成
る基板16が設けられている。
【0014】冷却部6は、例えば熱伝導率の高い金属か
ら成り、波形に形成された冷却フィンであり、基板15
に固定されている。この様に、冷却部6は基板15を介
して熱電半導体15の1側に設けられている。
【0015】タンク7は例えば、上方が開放した箱状に
形成され、冷却部6の下方に位置すべく配置され、箱体
4の1側面から出し入れ自在に構成されている。放熱部
8は例えば熱伝導率の高い金属から成り、波形に形成さ
れた放熱フィンであり、基板16に固定されている。こ
の様に、放熱部8は基板16を介して、熱電半導体15
の他側に設けられている。
【0016】電源部9は後述の電気部品に所定の電圧を
供給するものであり、放熱部8の下方に位置すべく、箱
体4に固定されている。放熱体10は放熱フィンであ
り、電源部9を囲むケーシングに固定され、放熱部8の
下方に位置している。風案内箱17は例えば金属板から
成り、略箱状に形成され、その1側面はタンク7の側面
に当接し、他の側面は電源部9のケーシングおよび放熱
体10の各側面に当接すべく配置されている。
【0017】風案内箱11は例えば金属板から成り、略
箱状に形成され、その底面は電源部9のケーシングに当
接し、その1側面は放熱体10および放熱部8の各側面
に当接すべく配置されている。風案内箱11の他側面
と、箱体4の他側面との間に制御部18が配置されてい
る。
【0018】送風部12は例えばファン19とケーシン
グ20とモータ(図示せず)等から構成されている。ケ
ーシング20は箱体4の上部に設けられ、その1側は箱
体4の内部に突出し、その他側は箱体4の外部に突出す
べく形成されている。ファン19はケーシング20の1
側内に配置されている。送風部13は送風部12と同様
にファン21とケーシング22とモータ(図示せず)等
から構成されている。ファン21はファン19と同一
で、ケーシング22はケーシング20と同一である。以
上の部品により、除湿手段2が構成されている。
【0019】送風部12、13のモータを通電する事に
より、ファン19、21が回転し、箱体4内は負圧とな
る。その結果、除湿手段2の外部の空気Aは、吸気口1
4を介して、箱体4の内部に吸引される。熱電半導体5
に所定の電圧を印加すると、基板15側が低温となり、
冷却部6も低温となる。
【0020】空気Aは、冷却部6に接触し、低温とな
り、結露し、結露した水がタンク7に落ち、冷却部6を
過ぎた空気は除湿される。また、基板16は高温とな
り、放熱部8も高温となる。そして、電源部9のケーシ
ングに固定された放熱体10も高温となる。
【0021】この様に、除湿空気は、放熱部8および放
熱体10に接触し、加温され、除湿高温空気となり、送
風部12、13の出口から排出される。この様にして、
除湿手段2は、外部の空気Aを除湿し、送風部12、1
3を介して、送風する。
【0022】連絡手段23、24は例えば自在ダクトか
ら成り、各々、ケーシング20、22の他側に接続され
ている。即ち、連絡手段23、24の1端は、除湿手段
2に接続されている。また、この様に送風部12、13
は複数個設けられ、連絡手段23、24も複数個設けら
れている。
【0023】分散手段3は主ダクト25と、補助ダクト
26、27等から構成されている。主ダクト25は、両
端が開放し、略円筒状に形成され、その上面に、複数の
吹出し口28が所定のピッチで形成されたものである。
【0024】補助ダクト26、27は、1端が開放し、
他端が閉じ、略円筒状に形成され、その上面に、複数の
吹出し口29が所定のピッチで形成されたものである。
補助ダクト26、27の外径は、主ダクト25の内径よ
り、小さく設けられている。補助ダクト26、27の1
端近傍は、主ダクト25内に挿入され、長手方向に移動
可能に構成されている。
【0025】この様に、分散手段3は、連絡手段23の
他端32に接続され、窓30、31に除湿空気Bを分散
して吹付ける複数の吹出し口28、29を有している。
また望しくは、分散手段3は、主ダクト25と、補助ダ
クト26、27から構成され補助ダクト26、27は主
ダクト25に伸縮自在(長手方向に移動可能)に接続さ
れている。
【0026】また、図示していないが、分散手段3と同
一の構成をした分散手段3aを設けても良い。この分散
手段3aは、連絡手段24の他端に接続され、他の窓
(図示せず)に除湿空気Bを分散して吹付ける複数の吹
出し口(図示せずだが、吹出し口28、29と同一のも
の)を有する。
【0027】この様に、送風部12、13を複数個設
け、連絡手段23、24を複数個設け分散手段3、3a
を設ける。そして、各送風部12、13は各連絡手段2
3、24を介して、各分散手段3、3aに接続されてい
る。
【0028】結露センサ33は例えば、2本の電極と、
それらの電極に挟まれた抵抗皮膜とから構成されてい
る。抵抗皮膜は例えば、吸湿樹脂と炭素粉を主成分とす
るものである。結露センサ33は、窓31上の適所に配
置され、窓31上の水分を吸い込み、その抵抗値が変化
する事により、結露の有無を検知するものである。
【0029】結露センサ33はケーブル34の1端に接
続され、ケーブル34は連絡手段23内に配置され、ケ
ーブル34の他端は制御部18に接続されている。ま
た、図示していないが、結露センサ33と同一の構成を
した結露センサ33aを設けても良い。この結露センサ
33aは、他の窓上に配置され、ケーブル34a(図示
せず)の1端に接続されている。ケーブル34aは連絡
手段24内に配置され、ケーブル34aの他端は制御部
18に接続されている。
【0030】窓30は、アルミサッシ等からなるフレー
ム35に、窓ガラス36が挟め込まれたものである。フ
レーム35の下部に車輪37が設けられている。車輪3
7はレール38の凸部上に案内されている。窓31は窓
30と同様に、フレーム39に窓ガラス40が挟め込ま
れたものであり、窓30と引き違いに配置され、レール
38に案内されている。
【0031】窓枠41と、縦窓枠42、43と、上部窓
枠(図示せず)により、窓枠組立品が構成されている。
窓枠41は、レール38の左側面と当接すべく配置され
ている。
【0032】取付台44は側面から見れば(図3参
照)、略L字状に形成され、その上面は円弧状に形成さ
れている。取付台44の突出部45の内面は、レール3
8の左側面に当接して配置されている。取付具46は例
えば平板から成り、その下部は窓枠41の前面に当接し
ている。
【0033】取付具46の上部に孔が形成され、ネジ4
7は上記孔を貫通している。ネジ47を回す事により、
ネジ47の先端は取付台44の前面に当接している。こ
の様にして、取付台44の前面はネジ47の先端に当接
し、取付台44の突出部45は窓枠41の側面に当接す
る事により取付台44は窓枠41に固定されている。即
ち、窓30、31の窓枠41に取付台44を固定し、取
付台44の上面に、分散手段3の主ダクト25を支持す
る構成となっている。
【0034】次に、この結露防止装置1の電気的構成を
図4のブロック図に従い説明する。図4に於て、制御部
18は、入力回路48と、マイクロコンピュータ等から
成る制御回路49と、ファン駆動回路と、ペルチェモジ
ュール駆動回路51等から構成されている。
【0035】電源部9は、制御部18内の各回路48、
49、50、51の所定の電圧を供給している。結露セ
ンサ33、33aは、入力回路48を介して、制御回路
49に接続されている。送風部12のファン19を駆動
するモータ52は、ファン駆動回路50を介して、制御
回路49に接続されている。送風部13のファン21を
駆動するモータ53は、ファン駆動回路50を介して、
制御回路49に接続されている。ペルチェモジュール
(熱電半導体)5は、ペルチェモジュール駆動回路51
を介して、制御回路49に接続されている。以上の部品
により、結露防止装置1が構成されている。
【0036】次に、結露防止装置1の設置および動作の
説明を、再び図1ないし図4に従い行なう。まず設置者
は、窓枠41の上に取付台44を置き、ネジ47を回す
事により、窓枠41に取付台44を固定する。設置者
は、主ダクト25を取付台44の上面に置き、窓枠41
の長手方向に沿って、長手方向の全長と略等しくなる様
に、補助ダクト26、27を主ダクト25から引き出
し、引き伸ばす。この様に補助ダクト26、27は主ダ
クト25に伸縮自在に接続されているので、窓枠41の
長手方向の略全長に延びる事が出来る。その結果、窓3
0、31の略全面にわたって、吹出し口28、29から
除湿空気を供給する事ができ、結露防止効果が高まる。
【0037】次に設置者は、窓30、31に於て、最も
結露しそうな場所に、粘着材やテープ等にて、結露セン
サ33を取り付ける。同様に、他の窓に結露センサ33
aを取り付ける。そして設置者は、送風部12と分散手
段3との間に連絡手段23を取り付け、送風部13と分
散手段3aとの間に連絡手段24を取り付け、設置作業
を完了する。
【0038】次に使用者は運転スイッチ(図示せず)を
入れる。窓30、31に結露が発生すると、結露センサ
33は結露を検知し、検知信号は、入力回路48を介し
て、制御回路49へ入力される。
【0039】制御回路49は、ファン駆動回路50へ、
オン信号を出力し、ファン駆動回路50は送風部12の
モータを通電させる。それと同時に、制御回路49は、
ペルチェモジュール駆動回路51へ、オン信号を出力
し、上記回路は、熱電半導体5を通電させる。
【0040】その結果、ファン19が回転し、箱体4内
が負圧となり、外部空気Aは、吸気口14を介して、箱
体4の内部に吸引される。熱電半導体5は通電される事
により、基板15側および冷却部6が低温となる。空気
Aは冷却部6に接触し、低温となり、結露し、結露した
水はタンク7に落ち、冷却部6を過ぎた空気は除湿され
る。
【0041】また、基板16は高温となり、放熱部8も
高温となり、放熱体10も高温となる。除湿空気は、放
熱部8および放熱体10に接触し、加温され、除湿高温
空気となり、送風部12の出口から排出される。
【0042】排出された除湿高温空気Bは、連絡手段2
3を通り、主ダクト25の吹出し口28と、補助ダクト
26、27の吹出し口29を通り、窓30の窓ガラス3
6および窓31の窓ガラス40に吹き付けられる。この
除湿高温空気Bが窓ガラス36、40に接触する事によ
り、窓ガラス36、40に付着した水分の気化を促し水
分の付着(結露)を防止する事が出来る。この様に、除
湿高温空気Bを窓ガラス36、40のみに局所的に吹き
付ける事により、上記空気Bは部屋全体に分散しないの
で、部屋の湿度は殆んど低下しない。
【0043】更に、他の窓に結露が発生すると、結露セ
ンサ33aは結露を検知し、検知信号は検出回路49へ
入力される。制御回路49は、ファン駆動回路50を介
して送風部13のモータ53を通電させ、ファン21は
回転する。その結果、除湿高温空気Bは、連絡手段24
と分散手段3aを介して、他の窓に吹き付けられ、他の
窓の結露を防止する。
【0044】また、他の窓に結露が発生しない時は、結
露センサ33aは、制御回路49へ検知信号は出力しな
い。その結果、制御回路49は、送風部13のモータ5
3を通電させないので、除湿高温空気Bは、他の窓へ吹
き付けられない。
【0045】即ち、窓30、31および他の窓の結露を
検出する各結露センサ33、33aを設け、各結露セン
サ33、33aの出力(検知信号を出力するか否か)に
応じて、制御回路49は、各送風部12、13の運転を
制御する。例えば、検知信号の出力の有無に応じて、各
送風部12、13を、通電又は非通電させる。
【0046】また上記説明では、1個の除湿手段2に、
2個の分散手段3、3aを接続させる例を説明した。し
かし本発明は、1個の除湿手段2に、N個(Nは1以上
の整数)の分散手段を接続しても良い。この様に、部屋
の状況(例えば、窓の設置個数等)に応じて、上記N個
を選択する事が出来る。
【0047】更に本発明では、動作している(ファンが
回っている)送風部の個数に応じて熱電半導体5の駆動
能力を調整しても良い。また、各結露センサ(33、3
3a等)が結露を検知しない場合は、送風部12、13
の出力を小さくしたり、熱電半導体5の能力を小さくす
る事により、エネルギー消費を低減できる。更に、箱体
4に取り入れられた外部空気を、放熱体10により電源
部9の放熱を利用して加温しており、エネルギーの有効
な活用を行なっている。
【0048】本発明は特に、吹出し口28、29を窓枠
41の近傍に配置する事により、カーテンが掛かったま
まの窓30、31に対しても、直接に除湿高温空気を吹
き付けるので、部屋全体を除湿する従来の装置に比べ、
確実な結露防止が行われる。また、分散手段3に於て、
主ダクト25と、補助ダクト26、27とにより、自在
な幅調整が出来るので、窓30、31の横幅の差があっ
ても、殆んど全てをカバーする事ができる。その結果、
適用性の高い装置を提供できる。
【0049】
【発明の効果】上述の様に、請求項1の本発明では、空
気を除湿し送風する除湿手段と、連絡手段と、窓に除湿
空気を分散して吹付ける複数の吹出し口を有する分散手
段とを備える。この様に、分散手段により、除湿高温空
気が窓に接触する事によって、窓に付着した水分の気化
を促し、水分の付着(結露)を防止する事が出来る。ま
た、除湿高温空気を窓に局所的に吹き付ける事により、
上記空気は部屋全体に分散しないので、部屋の湿度は殆
んど低下しない。
【0050】請求項2の本発明では、除湿手段は、吸気
口が設けられた箱体と、熱電半導体の1側に設けられた
冷却部と、熱電半導体の他側に設けられた放熱部と、送
風部とから構成する。この様にして、送風部により、吸
気口から取入れられた外部空気は、冷却部で冷却され、
結露し、冷却部を過ぎた空気は除湿される。除湿空気は
放熱部により加温され、送風部と、連絡部と分散手段と
を介して、窓に吹き付けられる。この様に、窓に吹き付
けられる空気は、除湿され高温になっているので、窓に
付着している水分を気化する働きは一層高まり、窓の結
露防止効果は更に向上する。更に、熱電半導体を用いる
ので、従来の様な回転型除湿用素子や、コンプレッサ方
式の冷却装置に比べて、コストが安くなる。
【0051】請求項3の本発明では、分散手段は主ダク
トと補助ダクトから構成され、補助ダクトは主ダクトに
伸縮自在に接続されている。その結果、種々の横幅を有
する窓に対して、分散手段は窓の横幅に対応して、長手
方向に調整でき、窓の横幅の略全般にわたって、除湿高
温空気を吹き付ける事が出来る。
【0052】請求項4の本発明では、窓の窓枠に取付台
を固定し、取付台上に分散手段を支持する。この様に構
成する事により、分散手段を簡単に窓枠の近傍に設置す
る事が出来る。また、分散手段を窓枠に設置し、吹出し
口を確実に、窓の下部に向ける事が出来、カーテンが掛
かったままの窓にも、直接に除湿高温空気を吹き付ける
事が出来るので、利便性が向上する。
【0053】請求項5の本発明では、送風部と連絡手段
と分散手段を各々複数個設け、各送風部を各連絡手段を
介して各分散手段に接続する。この様に、1個の除湿手
段にN個(Nは1以上の整数)の分散手段を接続でき
る。その結果、部屋の状況(例えば、窓の設置個数等)
に応じて、上記N個を選択する事が出来、利便性が向上
する。
【0054】請求項6の本発明では、各窓の結露を検出
する結露センサを設け、結露センサの出力により、各送
風部の運転を制御する。その結果、結露センサが結露を
検知しない窓に対しては、送風部の運転を停止し、除湿
空気を供給しないので、エネルギー効率は高まり、無駄
なエネルギー消費を抑制する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る結露防止装置1の斜
視図である。
【図2】上記結露防止装置1に用いられる除湿手段2の
側面断面図である。
【図3】上記結露防止装置1に用いられる分散手段3の
側面断面図である。
【図4】上記結露防止装置1の電気ブロック図である。
【符号の説明】
2 除湿手段 3 分散手段 23 連絡手段 28、29 吹出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 範佳 島根県大原郡木次町山方320番地1 島根 三洋工業株式会社内 Fターム(参考) 2E036 RA08 RC02 SA01 SA04 3L050 AA01 4D052 BA06 BB02 FA01 FA02 FA08 GA01 GA03 GB00 GB03 GB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を除湿し送風する除湿手段と、1端
    が前記除湿手段に接続された連絡手段と、前記連絡手段
    の他端に接続され、窓に前記除湿空気を分散して吹付け
    る複数の吹出し口を有する分散手段とを備えた事を特徴
    とする結露防止装置。
  2. 【請求項2】 前記除湿手段は、吸気口が設けられた箱
    体と、熱電半導体の1側に設けられた冷却部と、前記熱
    電半導体の他側に設けられた放熱部と、送風部とから構
    成される事を特徴とする請求項1の結露防止装置。
  3. 【請求項3】 前記分散手段は主ダクトと補助ダクトか
    ら構成され、前記補助ダクトは前記主ダクトに伸縮自在
    に接続された事を特徴とする請求項1の結露防止装置。
  4. 【請求項4】 前記窓の窓枠に取付台を固定し、前記取
    付台上に前記分散手段を支持する事を特徴とする請求項
    1の結露防止装置。
  5. 【請求項5】 前記送風部および前記連絡手段および前
    記分散手段を各々複数個設け、各前記送風部を各前記連
    絡手段を介して各前記分散手段に接続した事を特徴とす
    る請求項1の結露防止装置。
  6. 【請求項6】 各前記窓の結露を検出する各結露センサ
    を設け、各前記結露センサの出力により、各前記送風部
    の運転を制御する事を特徴とする請求項5の結露防止装
    置。
JP10337834A 1998-11-27 1998-11-27 結露防止装置 Pending JP2000160952A (ja)

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