JP2000159819A - ブロック共重合体の重合方法 - Google Patents

ブロック共重合体の重合方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リビング重合を使用したブロック共重合体の
製造において、反応器の空間体積を制限する事により、
ブロック構造の制御性を高め、高品位な重合体を短時間
で得る。 【解決手段】 バッチ方式のリビング溶液重合で、リア
クタの気相部の気体をリアクタ外部に設けた熱交換器に
導き、液体に凝縮して蒸発潜熱を利用して除熱する方法
に於いて、強制的にリアクタに送る気体の送風量Qm3
/分と、リアクタ外部の熱交換器を含む流量の容積Vm
3の間に、V/Q≦0.8の関係にある装置にて重合を
制御する事を特徴とするブロック共重合体の重合方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブロックコポリマー
を重合する際の重合温度制御に関するものであり、重合
反応による反応熱を迅速に除去し、しかもブロック鎖中
の構造を精度良く制御することができる重合方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】溶液重合においては、重合反応の反応熱
を除去するためにリアクタ外壁にジャケットを設けたり
あるいはリアクタ内部に設けた冷却コイルによる伝熱を
利用した冷却方式がある。これらの方式は大きな除熱能
力を得るには大きな熱交換機が必要になったり、多数の
コイルが必要となり、装置が大型になる欠点を有すると
共に、滞留部にゲルが生成し易く、得られる製品の品質
が劣った物になり易く、更なる改良が求められている。
また重合溶媒を予め低い温度に設定し、溶媒の顕熱を用
いて一定温度以上に重合温度が上がらないようにする方
法も採用されてきた。この方法は重合温度を抑えるため
に多量の溶剤を必要とし、一層の改善が求められてい
る。特に本発明で使用するリビング重合は反応速度が大
きく、重合反応熱が非常に大きいために、重合温度を一
定に保つためにはこれらのいずれの冷却方式も十分では
無かった。
【0003】更に進んだ方式として、リアクタ外部に設
けた熱交換器で反応溶液やガス成分を冷却してリアクタ
に戻す冷却方式がある。この方式は温度分布が少なく、
ゲルの発生も抑えやすく進んだ方式である。しかしなが
らこの方式の問題は、リアクタ外部にガス成分を冷却・
凝縮する循環部が必要となり、沸点の低いモノマーを重
合する際にはモノマー成分が何時までも気相に滞留する
問題をかかえており、ホモポリマー、ランダムポリマー
の重合には使用できてもブロックコポリマーの製造には
不向きであった。例えば特公平1−57690号公報に
は還流凝縮器を設けた重合反応缶を用いてランダム重合
体を製造する重合方式が提案されている。この提案はま
さに気相部にブタジエン等の低沸点モノマーが滞留する
事に着目した提案であり、重合完了時にポリマー末端が
ブタジエンで終了するランダムポリマーの生産に有利な
事を示している。しかしながなブロックコポリマーの生
産においては、ブタジエンのような低沸点モノマーが気
相部に何時までも滞留すると、低沸点モノマーが異種ブ
ロックの重合の際に混入し、精密なブロックコントロー
ルができない問題がある。
【0004】また特開平3−88803号公報には低沸
点溶剤であるシクロペンタンと還流冷却器を組み合わせ
たスチレン・ブタジエンブロック共重合体の製造方法が
提案されている。しかしながら該提案で開示される方法
はスチレン・ブタジエンのジブロックを作り、それをカ
ップリング反応させる方法である。ジブロック成分をを
殆ど含まないスチレン・ブタジエン・スチレンのトリブ
ロック以上のブロック共重合体を作る技術は開示されて
いない。還流冷却器を使用した重合方法でスチレン・ブ
タジエン・スチレンのトリブロック以上の重合体を作る
場合には、ブタジエンの重合終了後、次のスチレンブロ
ックを作ることが困難である。すなわち、ブタジエンブ
ロック重合時に気相部に滞留したブタジエンが少しずつ
反応溶液中に吹き込まれ、次のスチレン鎖を重合する際
に、スチレン鎖に少量のブタジエンが混入する。このよ
うにして得られたブロックポリマーは、混入したブタジ
エンによりスチレン鎖のガラス転移温度が低下するた
め、望ましいブロックコポリマーは得られ難い。これを
避けるには低沸点モノマーの添加完了後に長時間の放置
時間を設ければよいが、生産性が悪い上に、重合可能温
度で長時間放置すると重合触媒の劣化、ゲルの生成等が
生じ、望ましい方法では無い。
【0005】我々は先に特願平9−133023を出願
したが、その発明でもってしても上記問題は完全には解
決されず、更なる改良が待たれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明はブロック共
重合体を製造する際に重合活性点の失活を防ぎ、良好な
ブロック共重合体が得られる効率的な除熱方法を提案す
ると共に、その際に発生し易い低沸点モノマーの異種ブ
ロック鎖中への侵入、ランダム化を抑えた重合方法を提
案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、溶液重合
において効率良く重合反応熱を除去し、かつブロック共
重合体の構造を任意に制御できる重合方法を鋭意検討す
ることによって、本発明を完成するに至った。即ち、本
発明の要旨は、重合開始剤として有機金属を用い、ビニ
ル芳香族化合物と共役ジエン化合物からなるブロック共
重合体を溶液重合する際に、重合反応中のリアクタ上部
に溶媒蒸気、モノマー蒸気、不活性ガスによって構成さ
れる空間が存在するリアクタを用い、リアクタ上部の気
相部の気体をリアクタ外部に設けた熱交換器に導き、該
熱交換機で凝縮した主として溶媒からなる液体をリアク
タの気相部に戻し、凝縮されなかった主として不活性ガ
スからなる気体を強制的にリアクタ下部の液相部に戻す
ことにより重合を制御する重合方法において、強制的に
送る気体の送風量Qm3/分と、該気体が通過するリア
クタ外部の熱交換機を含む流路の容積Vm3の間に、V
/Q≦0.8の関係にある装置にて該気体を循環させ、
リアクタ下部の液相部に戻すことにより重合を制御する
ことを特徴とするブロック共重合体の重合方法である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
有機金属を使用した重合とは、アルカリ金属を使用した
アニオン重合である。このアニオン重合は、通常重合に
不活性な炭化水素溶媒中でアルカリ金属化合物特に有機
アルカリ金属化合物を開始剤としてビニル芳香族炭化水
素化合物、共役ジエン更には他の共重合可能なモノマー
を用いて行われる。好ましい溶媒はブタン、ブテン、イ
ソブテン、ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、
ヘプタンである。重合開始剤にはn−ブチルリチウム、
sec−ブチルリチウムなどのアルキルリチウム化合物
のほか有機ジリチウム化合物、有機アミノリチウム化合
物を用いることができる。モノマーとしてはビニル芳香
族炭化水素化合物にはスチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、1,2−ジフェニルエチレンが、
共役ジエンにはブタジエン、イソプレンのほか脂肪族直
鎖あるいは分岐共役ジエン、環状共役ジエンであるシク
ロヘキサジエンなどが用いられる。必要に応じてテトラ
ハイドロフランやテトラメチルエチレンジアミンなどの
極性化合物を用いて共役ジエンの結合構造を制御するこ
ともできる。
【0009】得られるブロック共重合体の構造には、い
わゆるA−B−A、A−B−A−Bのような直鎖状の構
造、(A−B)n−Xのような分岐状の構造が挙げられ
る。ここでAあるいはBは単独モノマーからなるホモポ
リマーの重合体セグメント、複数のモノマーからなるラ
ンダムポリマーの重合体セグメントまたはテーパポリマ
ーの重合体セグメントを表し、Xは多官能開始剤残基ま
たはカップリング剤残基である。また、重合体セグメン
トとは重合段階で投入されるモノマーあるいは重合条件
によって性格の区別される部分重合体鎖のことを表す。
この中でも特にA−B−A或いはこれ以上のブロックを
有するブロックコポリマーの製造に本発明は適してい
る。
【0010】本発明に用いるリアクタ外部に設けた熱交
換器は特に制限は無く、冷却に用いる冷媒は通常の冷却
水、10℃以下の冷水、0℃以下の冷媒も使用可能であ
る。重合温度を50℃以上で制御する場合には通常の冷
却水が適応できる。重合反応中のリアクタの上部の気相
部には主として溶媒の蒸気、モノマー蒸気反応に不活性
な気体、例えば窒素ガス、アルゴンガスが存在するが、
これらをリアクタ外部の熱交換器に導き、該熱交換機で
凝縮されなかった気体をリアクタの気相部或いは液相部
に戻し、凝縮した液体はリアクタ上部に戻される。リア
クタに連結させる該液体を戻す配管はこの液体によりリ
アクタから熱交換器に向けて逆流が起きない程度の差圧
を発生させるような液柱構造をとる配管で連結されてい
ることが好ましい。気相部に凝縮した液滴やポリマーが
飛散する場合には気液分離槽を設けることが望ましい。
気液分離槽で分離された気体は、ブロアなどの移送設備
によってリアクタ気相部或いは液相部に強制的に戻され
る。重合温度の制御はこの気体の流量をリアクタの温度
を検出してコントロール弁にフィードバックすることに
より達成される。
【0011】本発明は反応器外部に強制的に抜き出し循
環させる気体の送風量Qm3/分と、該気体が通過する
リアクタ外部の熱交換器を含む流路の容積Vm3の間に
V/Q≦0.8の範囲に有るものであり、更に望ましく
はV/Q≦0.4の範囲に有るものである。このような
範囲ある場合にはブタジエンのごとき低沸点のモノマー
でも速やかに反応器内部に送り込まれ、どんな構造のブ
ロック共重合体も精度良く、短時間で製造できる。
【0012】非凝縮の気体をリアクタ上部の気相部に戻
す運転を行った場合と比較すると液相に戻した場合の方
が除熱能力は大きい。これは主に溶媒の潜熱を除熱に用
いたことによる本発明の特徴であるが、液相部に戻した
場合に発生する泡が気液界面の面積を増加させて溶媒の
蒸発量を増大させるためと考えられる。従って強制的に
気体をリアクタの液相部に戻し続けると、リアクタ内の
発熱量が減少した場合にはリアクタ温度の低下が大きく
なって液相部に戻す気体の量が著しく少なることが予想
され、この場合にはリアクタから重合溶液が逆流するこ
とが考えられる。このため逆流が発生するような条件で
は遮断弁を瞬時に切り換えてリアクタ上部の気相部に戻
すことによってリアクタ温度の急激な低下を防止すると
ともに液相部に気体を戻す配管への重合溶液の逆流を防
止することができる。更に、重合反応が終了して発熱が
無くなった場合には気体の循環を全く停止させるか、あ
るいはブロアから気液分離槽に向けて設置したバイパス
配管内を循環させることによりリアクタの温度の低下を
抑制できる。
【0013】重合温度を制御するための他の手段はリア
クタ気相部分の凝縮可能な気体成分の分圧であり、熱交
換器で凝縮しない不活性な気体、例えば窒素ガスをリア
クタに圧入すると蒸発する気体の分圧を相対的に下げる
結果となり、系の除熱能力を下げることができる。反対
に気相部分の不活性ガスを少なくして溶媒の蒸気で充満
させることは系の除熱能力を高めることになる。従って
重合系の全圧力は溶媒の蒸気圧に近いことが除熱能力か
らは好ましく、50〜400KPa、好ましくは100
〜350KPaであり、低い重合温度の場合には大気圧
以下での運転となる場合がある。この内重合系の全圧力
に占める不活性ガス成分の分圧は、5〜300KPa、
好ましくは10〜250KPaである。不活性ガス成分
の分圧は重合系の全圧力から重合温度における溶媒の蒸
気圧とモノマー蒸気圧を差し引いたものにほぼ等しい。
また重合温度は、溶媒の分圧を確保し、重合速度を早く
するために高い方が有利であり、40℃以上好ましくは
60℃以上であるが、リビング重合の活性点の失活を防
ぐためには120℃以下、好ましくは100℃以下の範
囲である。
【0014】モノマーの添加速度は、モノマーの重合発
熱量と重合器の除熱能力量を勘案し連続的に、或いは間
欠的に添加することが望ましく、瞬間的に除熱能力を上
回っても、平均としては除熱能力以下で有ることが望ま
しい。除熱能力を上回る速度でモノマーを添加すると、
反応温度が上昇し、触媒の失活を招く等の問題が発生し
望ましい方法ではない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願を実施例によりさらに
詳細に説明するが、本願はこれに限定されるものではな
い。図1に基づいた重合装置で重合反応を行った。リア
クタは17立方メートルのジャケット付きで、80℃の
温水で保温した。熱交換器は伝熱面積50平方メート
ル、冷却水を通水し、90℃運転時の最大冷却能力が9
00Tcal/Hr、ブロアは最大能力700m3 /H
r×8000mmAqである。
【0016】リアクター外部の熱交換器、配管、ブロ
ア、気液分離槽等の気体の通過する部分の体積をVm3
とし、ブロアの能力をQm3/分とした。V/Qが0.
2、0.55の2種類の設備を準備し、実施例1,2に
使用する反応器とした。
【0017】
【実施例1、2】窒素置換されたリアクタにシクロヘキ
サン2立方メートルを仕込み攪拌を始めた。温度が80
℃になったのちn−ブチルリチウム2.3Kgを添加
し、直ちにシクロヘキサン溶媒で30%の濃度に希釈さ
れたスチレン混液1667Kgを20分かかって添加
し、2分間放置した後、シクロヘキサン溶剤で30%の
濃度に希釈されたブタジエン5000Kgを80分かか
って添加し、表−1に記載の時間だけ放置した。更にシ
クロヘキサン溶媒で30%の濃度に希釈されたスチレン
1667Kgを20分かかって添加し、更に5分間反応
を完結させた後、メチルアルコールを添加し、触媒を失
活させた。重合温度は80±4℃であり、重合初めのリ
アクタ内の圧力は220KPaであり、終了時は290
KPaであった。この時のリアクタ内の不活性ガスであ
る窒素の圧力は、80℃のシクロヘキサンの蒸気圧約1
00KPaを差し引いたおよそ120〜170KPaで
あったと推定される。重合条件と得られたポリマーを表
−1にまとめた。
【0018】
【比較例1、2】実施例に準じて同じ反応器、同じ重量
の溶媒、開始剤、モノマーを用い同じ手順で重合した。
ただしリアクタ外部の気体の通過する部分の体積は、配
管の変更、気液分離槽のサイズアップにより、V/Q=
1.0とした。またブタジエン添加完了後、表−2に記
載の時間だけ放置した。重合条件と得られたポリマーを
表−1にまとめた。
【0019】表−1の結果からも明かなように、本願発
明の製造方法は、ブタジエン添加後短時間の放置するだ
けで引張強度に優れた良好なブロック共重合体が得られ
るが、本願発明の範囲を越えた製造方法では12分の放
置時間では引張強度の劣ったブロック共重合体しか得ら
れない(比較例−1)。更に放置時間を35分まで延長
すると、引張強度は有る程度向上するが本願発明に比較
すると劣っており、また長い放置時間を必要とし、望ま
しい製造方法では無い事が分かる。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明の制御方法によって重合温度を一
定に保つことにより重合中のポリマー鎖の均一性が著し
く向上し、ポリマー鎖方向に組成分布の少ない高品位な
重合体が得られる。また、リアクタの除熱能力が向上す
るのでモノマーの添加時間を短縮することが可能となり
重合時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】重合装置を示す説明図。
【符号の説明】
1;熱交換器、伝熱面積50平方メートル、冷却水を通
水し、90℃運転時の最大冷却能力が900Tcal/
Hr 2;気液分離槽 3;ブロア、最大能力700m3 /Hr×8000mm
Aq 4;コントロール弁 5;遮断弁 6;遮断弁 7;温度検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合開始剤として有機金属を用い、ビニ
    ル芳香族化合物と共役ジエン化合物からなるブロック共
    重合体を溶液重合する際に、重合反応中のリアクタ上部
    に溶媒蒸気、モノマー蒸気、不活性ガスによって構成さ
    れる空間が存在するリアクタを用い、リアクタ上部の気
    相部の気体をリアクタ外部に設けた熱交換器に導き、該
    熱交換機で凝縮した主として溶媒からなる液体をリアク
    タの気相部に戻し、凝縮されなかった主として不活性ガ
    スからなる気体を強制的にリアクタ下部の液相部に戻す
    ことにより重合を制御する重合方法において、強制的に
    送る気体の送風量Qm3/分と、該気体が通過するリア
    クタ外部の熱交換機を含む流路の容積Vm3の間に、V
    /Q≦0.8の関係にある装置にて該気体を循環させ、
    リアクタ下部の液相部に戻すことにより重合を制御する
    ことを特徴とするブロック共重合体の重合方法
  2. 【請求項2】 重合反応中の全圧力が50〜400KP
    aであり、不活性ガスの分圧が5〜300KPaである
    ことを特徴とする請求項1項に記載の重合方法
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