JP2000158718A - テープ印刷装置およびその制御方法 - Google Patents

テープ印刷装置およびその制御方法

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JP2000158718A
JP2000158718A JP10337553A JP33755398A JP2000158718A JP 2000158718 A JP2000158718 A JP 2000158718A JP 10337553 A JP10337553 A JP 10337553A JP 33755398 A JP33755398 A JP 33755398A JP 2000158718 A JP2000158718 A JP 2000158718A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時と反対方向にテープ送りをすることな
く、テープ前端部分の無駄を少なくするテープ印刷装置
およびその制御方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 1以上のキャラクタ画像を配置した印刷
画像を表現する印刷画像データに基づいて、印刷画像を
テープに印刷するとともに、印刷画像の前端でテープを
カットする前カット処理および印刷画像の前端にテープ
をカットするためのカットマークを印刷する前カットマ
ーク印刷処理のいずれか一方の処理を行うテープ印刷装
置において、印刷画像の前端から連続する空白部分の長
さLBと、ヘッドカッタ間の長さLDとの関係が、LD
≦LBの判定条件を満たす場合に、印刷画像データの先
頭から長さLD分のデータを読み飛ばして印刷するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、印刷画像の前端でテー
プをカットする前カット処理および印刷画像の前端にテ
ープをカットするためのカットマークを印刷する前カッ
トマーク印刷処理を行うテープ印刷装置およびその制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ印刷装置は、例えばラベル
を作成する際、図10および図11に示すように、テー
プカッタ等の構造上の要件から、印刷開始位置P1と切
断位置P2とが離れているため、テープの前端部分にそ
の間の固定された長さP1〜P2(以下「ヘッドカッタ間
の長さLD」という)分が未使用部分として残っていた
(図10(a)、図11(a)斜線部)。この未使用部
分は、図9(a)に示すように、前端をカットするか、
図9(b)に示すように、印刷終了後ハサミ等でカット
するためにカットマークを印刷するといった方法(以下
前者を「前カット処理」、後者を「前カットマーク印刷
処理」という)によって、切り取るようにしていた。
【0003】ところが、このテープの未使用部分は、無
駄となるばかりかカットする煩わしさもあり、できれば
ないほうがよい。そこで、例えば前カット処理の一方法
として、テープの前後の余白長が設定できる印刷装置に
おいては、図10(b)に示す方法があった。これは、
ヘッドカッタ間の長さLD>設定したテープ前端部分の
余白長(以下「設定した前余白長LA」という)の場
合、印刷画像データの先頭から長さLA分のデータを読
み飛ばして(LD−LA)分の印刷を行い、一旦印刷を
中断して、テープの前端をカットした後、残りの印刷画
像データを印刷するといった方法であり、前記の方法と
比較して、長さLA分のテープが節約される。また、L
D≦LAの場合には、図11(b)に示すように、印刷
前に前カット処理や前カットマーク印刷処理を行わず、
印刷画像データの先頭から長さLD分を読み飛ばすこと
によって、テープの未使用部分をなくすといった方法が
あった。また、LD>LAの場合の別の方法として、図
10(c)に示すように(LD−LA)分だけ、印刷時
と反対方向にテープ送りをした後、印刷画像データの先
頭から長さLA分を読み飛ばして印刷を行うといった方
法があった。この方法によると、テープの前端をカット
する必要がないため、未使用部分が生じず、テープを無
駄にすることがなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の構成
では、前述したいかなる方法であっても、設定した前余
白長LA分しか考慮されておらず、印刷画像データの先
頭からそれ以外の空白部分がある場合でも、最大長さL
A分の節約しかできなかった。また、印刷時と反対方向
にテープ送りをする方法は、上記の問題は解決できるも
のの、テープ送りの構造が複雑になってしまうといった
問題があった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、印刷画像の前端でテープをカットする前カット
処理および印刷画像の前端にテープをカットするための
カットマークを印刷する前カットマーク印刷処理を行う
テープ印刷装置において、印刷時と反対方向にテープ送
りをすることなく、テープ前端部分の無駄(未使用部
分)を少なくするテープ印刷装置およびその制御方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のテー
プ印刷装置は、1以上のキャラクタ画像を配置した印刷
画像を表現する印刷画像データを記憶する記憶手段と、
印刷ヘッドにより前記印刷画像をテープに印刷する印刷
手段と、前記印刷ヘッドからヘッドカッタ間の長さLD
の位置に設けられた、前記テープをカットするカッタ
と、前記印刷画像データに基づいて、前記印刷手段によ
る印刷および前記カッタによるカットを制御するととも
に、前記印刷画像の前端で前記テープをカットする前カ
ット処理および前記印刷画像の前端に前記テープをカッ
トするためのカットマークを印刷する前カットマーク印
刷処理のいずれか一方の処理を、テープ前端処理として
行う制御手段とを備えたテープ印刷装置において、前記
制御手段は、前記印刷画像の前端から連続する空白部分
の長さLBと、前記ヘッドカッタ間の長さLDとの関係
が、LD≦LBの判定条件を満たす場合に、前記テープ
前端処理を行う代わりに、前記印刷画像データの先頭か
ら前記長さLD分のデータを読み飛ばして印刷すること
を特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項9のテープ印刷装置
の制御方法は、1以上のキャラクタ画像を配置した印刷
画像を表現する印刷画像データに基づいて、前記印刷画
像をテープに印刷するとともに、前記印刷画像の前端で
前記テープをカットする前カット処理および前記印刷画
像の前端に前記テープをカットするためのカットマーク
を印刷する前カットマーク印刷処理のいずれか一方の処
理を、テープ前端処理として行うテープ印刷装置におい
て、前記印刷画像の前端から連続する空白部分の長さL
Bと、ヘッドカッタ間の長さLDとの関係が、LD≦L
Bの判定条件を満たす場合に、前記テープ前端処理を行
う代わりに、前記印刷画像データの先頭から前記長さL
D分のデータを読み飛ばして印刷することを特徴とす
る。
【0008】印刷画像の前端でテープをカットする前カ
ット処理や、印刷画像の前端にテープをカットするため
のカットマークを印刷する前カットマーク印刷処理を行
うテープ印刷装置において、例えばラベルを作成する
際、印刷画像には、設定した前余白長LA以外にも種々
の空白部分が考えられる。この空白部分を、印刷画像の
前端から連続する空白部分の長さLB、また印刷開始位
置から切断位置までの長さを、ヘッドカッタ間の長さL
Dとしたとき、この構成によれば、長さLBと長さLD
との比較によって、印刷制御が行われる。とくにLD≦
LBの関係を満たす場合、印刷画像データの先頭から長
さLD分を読み飛ばして印刷することにより、前カット
処理や前カットマーク印刷処理を行う必要がない。従っ
て、テープ送りを工夫することなく、テープ前端部分の
未使用部分をなくすことができる。
【0009】本発明の請求項2のテープ印刷装置は、1
以上のキャラクタ画像を配置した印刷画像を表現する印
刷画像データを記憶する記憶手段と、印刷ヘッドにより
前記印刷画像をテープに印刷する印刷手段と、前記印刷
ヘッドからヘッドカッタ間の長さLDの位置に設けられ
た、前記テープをカットするカッタと、前記印刷画像デ
ータに基づいて、前記印刷手段による印刷および前記カ
ッタによるカットを制御するとともに、前記印刷画像の
前端で前記テープをカットする前カット処理を行う制御
手段とを備えたテープ印刷装置において、前記制御手段
は、前記印刷画像の前端から連続する空白部分の長さL
Bと、前記ヘッドカッタ間の長さLDとの関係が、LD
>LBの判定条件を満たす場合に、前記印刷画像データ
の先頭から前記長さLB分のデータを読み飛ばして(L
D−LB)分を印刷し、一旦印刷を中断して、前記前カ
ット処理を行った後、残りの前記印刷画像データを印刷
することを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項10のテープ印刷装
置の制御方法は、1以上のキャラクタ画像を配置した印
刷画像を表現する印刷画像データに基づいて、前記印刷
画像をテープに印刷するとともに、前記印刷画像の前端
で前記テープをカットする前カット処理を行うテープ印
刷装置において、前記印刷画像の前端から連続する空白
部分の長さLBと、ヘッドカッタ間の長さLDとの関係
が、LD>LBの判定条件を満たす場合に、前記印刷画
像データの先頭から前記長さLB分のデータを読み飛ば
して(LD−LB)分を印刷し、一旦印刷を中断して、
前記前カット処理を行った後、残りの前記印刷画像デー
タを印刷することを特徴とする。
【0011】この構成によれば、印刷画像の前端でテー
プをカットする前カット処理を行うテープ印刷装置にお
いて、例えばラベルを作成する際、印刷画像の前端から
連続する空白部分の長さLBとヘッドカッタ間の長さL
Dとの比較によって印刷制御が行われる。とくに、LD
>LBの関係を満たす場合、長さLB分のデータを読み
飛ばして(LD−LB)分を印刷し、一旦印刷を中断し
て、テープの前端をカットした後、残りの印刷画像デー
タを印刷する。このため、テープ前端部分の未使用部分
を(LD−LB)分の長さにとどめることができる。
【0012】請求項1または2のテープ印刷装置におい
て、前記印刷画像の前端から連続する空白部分の長さL
Bには、設定した前余白長を含むことを特徴とする。
【0013】また、請求項9または10のテープ印刷装
置の制御方法において、前記印刷画像の前端から連続す
る空白部分の長さLBには、設定した前余白長を含むこ
とを特徴とする。
【0014】この構成によれば、ユーザが所望する前余
白長の設定によって生じる前余白長が、印刷画像の前端
から連続する空白部分の長さLBに含まれるため、より
テープ前端部分の未使用部分を少なくすることができ
る。
【0015】請求項1ないし3のいずれかのテープ印刷
装置において、前記印刷画像の前端から連続する空白部
分の長さLBには、前記印刷画像に前記1以上のキャラ
クタ画像を配置したときの、先頭のキャラクタ画像の前
端以前の空白部分の長さを含むことを特徴とする。
【0016】また、請求項9ないし11のいずれかのテ
ープ印刷装置の制御方法において、前記印刷画像の前端
から連続する空白部分の長さLBには、前記印刷画像に
前記1以上のキャラクタ画像を配置したときの、先頭の
キャラクタ画像の前端以前の空白部分の長さを含むこと
を特徴とする。
【0017】この構成によれば、ユーザが所望するキャ
ラクタ画像の配置を設定することによって生じる、先頭
のキャラクタ画像の前端以前の空白部分の長さが、印刷
画像の前端から連続する空白部分の長さLBに含まれる
ため、よりテープ前端部分の未使用部分を少なくするこ
とができる。
【0018】請求項1ないし4のいずれかのテープ印刷
装置において、前記1以上のキャラクタ画像にはその先
頭から配置された1以上の連続したスペースコードによ
る空白キャラクタ画像を含み、前記印刷画像の前端から
連続する空白部分の長さLBには、前記スペースコード
による空白キャラクタ画像の長さを含むことを特徴とす
る。
【0019】また、請求項9ないし12のいずれかのテ
ープ印刷装置の制御方法において、前記1以上のキャラ
クタ画像にはその先頭から配置された1以上の連続した
スペースコードによる空白キャラクタ画像を含み、前記
印刷画像の前端から連続する空白部分の長さLBには、
前記スペースコードによる空白キャラクタ画像の長さを
含むことを特徴とする。
【0020】この構成によれば、キャラクタ画像の先頭
からの1以上の連続したスペースコードによる空白キャ
ラクタ画像が、印刷画像の前端から連続する空白部分の
長さLBに含まれるため、よりテープ前端部分の未使用
部分を少なくすることができる。
【0021】請求項1ないし5のいずれかのテープ印刷
装置において、前記1以上のキャラクタ画像には前記印
刷画像の前端からの空白部分に連続するプロポーション
による空白部分を有するキャラクタ画像を含み、前記印
刷画像の前端から連続する空白部分の長さLBには、前
記キャラクタ画像のプロポーションによる空白部分の長
さを含むことを特徴とする。
【0022】また、請求項9ないし13のいずれかのテ
ープ印刷装置の制御方法において、前記1以上のキャラ
クタ画像には前記印刷画像の前端からの空白部分に連続
するプロポーションによる空白部分を有するキャラクタ
画像を含み、前記印刷画像の前端から連続する空白部分
の長さLBには、前記キャラクタ画像のプロポーション
による空白部分の長さを含むことを特徴とする。
【0023】この構成によれば、印刷画像の前端からの
空白部分に連続するキャラクタ画像の、プロポーション
による空白部分の長さが、印刷画像の前端から連続する
空白部分の長さLBに含まれるため、よりテープ前端部
分の未使用部分を少なくすることができる。
【0024】請求項1ないし6のいずれかのテープ印刷
装置において、前記判定条件は、前記印刷画像の前端か
ら連続する空白部分の長さLBと、前記ヘッドカッタ間
の長さLDとを比較演算することにより判定されること
を特徴とする。
【0025】また、請求項9ないし14のいずれかのテ
ープ印刷装置の制御方法において、前記判定条件は、前
記印刷画像の前端から連続する空白部分の長さLBと、
前記ヘッドカッタ間の長さLDとを比較演算することに
より判定されることを特徴とする。
【0026】この構成によれば、印刷画像の前端から連
続する空白部分の長さLBと、ヘッドカッタ間の長さL
Dと比較演算することによって、LD≦LBおよびLD
>LBのいずれかの判定条件を満たすか判定することが
できる。
【0027】請求項1ないし6のいずれかのテープ印刷
装置において、前記判定条件は、前記印刷画像データの
先頭から前記ヘッドカッタ間の長さLD分のデータで表
現される印刷画像が、空白画像のみから構成されるか否
かにより判定されることを特徴とする。
【0028】また、請求項9ないし14のいずれかのテ
ープ印刷装置の制御方法において、前記判定条件は、前
記印刷画像データの先頭から前記ヘッドカッタ間の長さ
LD分のデータで表現される印刷画像が、空白画像のみ
から構成されるか否かにより判定されることを特徴とす
る。
【0029】この構成によれば、印刷画像データの先頭
からヘッドカッタ間の長さLD分のデータで表現される
印刷画像が、空白画像のみから構成されるか否かによ
り、LD≦LBおよびLD>LBのいずれかの判定条件
を満たすか判定することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
画像作成方法およびその装置を適用したテープ印刷装置
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0031】図1および図2は、本実施形態におけるテ
ープ印刷装置の全体および開閉蓋を開けたときの外観構
成を示し、図3は、その制御系のブロック図である。図
1および図2に示すように、このテープ印刷装置1は、
上下2分割の装置ケース2により外殻が形成され、装置
ケース2の前端部分上面には各種入力キーから成るキー
ボード3を備え、後部上面の左右にはそれぞれ開閉蓋2
1とディスプレイ4とが配設されている。
【0032】また、図3に示すように、基本的な構成と
して、キーボード3やディスプレイ4を有してユーザと
のインタフェースを行う操作部11、印刷ヘッド7やテ
ープ送り部120を有してポケット6内に装着したテー
プカートリッジ5のテープTに印刷を行う印刷部12、
印刷後のテープTの切断を行う切断部13、各種センサ
を有して各種検出を行う検出部14、各種ドライバを有
して各部回路を駆動する駆動部270、および、テープ
印刷装置1内の各部を制御する制御部200を備えてい
る。このため、装置ケース2の内部には、印刷部12、
切断部13、検出部14などの他、図外の回路基板が収
納されている。また、この回路基板には、図外の電源ユ
ニットの他、駆動部270や制御部200の各回路など
が搭載され、電源ユニットは、ACアダプタ接続口24
や外部から着脱可能なニッカド電池等の図外の電池に接
続されている。
【0033】テープ印刷装置1では、ユーザが、ポケッ
ト6にテープカートリッジ5を装着した後、ディスプレ
イ4により入力・編集結果を確認しながらキーボード3
により所望の文字など(文字、数字、記号、簡易図形等
のキャラクタ)の印刷情報を入力して、印刷を指示する
と、テープ送り部120によりテープカートリッジ5か
らテープTを繰り出して、印刷ヘッド7によりテープT
に所望の印刷を行い、印刷済み部分はテープ排出口22
から随時外部に送り出される。所望の印刷が完了する
と、テープ送り部120は、余白分を含むテープ長さの
位置までテープTの送りを行った後、その送りを停止す
る。
【0034】図2および図3に示すように、印刷部12
には、開閉蓋21の内側に、テープカートリッジ5を装
着するためのポケット6が設けられていて、テープカー
トリッジ5はこの開閉蓋21を開放した状態でポケット
6に対して着脱される。テープカートリッジ5には、カ
ートリッジケース51の内部に一定の幅(4.5mm〜
48mm程度)のテープTとインクリボンRとが収容さ
れており、また、ポケット6に配設されたヘッドユニッ
ト61に差し込むための貫通孔55が形成されている。
また、相異なる幅等のテープTの種別を識別できるよう
に、裏面に小さな複数の孔が設けられ、ポケット6に
は、この孔の有無を検出するマイクロスイッチなどのテ
ープ識別センサ142が設けられていて、これにより、
テープTの種別を検出できるようになっている。
【0035】テープTは、裏面に接着面が形成され、そ
れが剥離紙によって覆われた構成になっている。テープ
TとインクリボンRは、貫通孔55の位置で相互に重な
り合った状態で走行するとともに、テープTのみが外部
に排出され、インクリボンRは内部で巻き取られるよう
になっている。ヘッドユニット61には、サーマルヘッ
ドから成る印刷ヘッド7が内蔵されており、テープカー
トリッジ5がポケット6に装着された状態で、印刷ヘッ
ド7が、テープカートリッジ5の貫通孔55から露出し
ているインクリボンRの裏面に当たるようになってい
る。そして、印刷ヘッド7を発熱駆動することにより、
所望の文字などがテープTの表面に印刷される。
【0036】また、ポケット6には、環境(周囲)温度
を検出して報告するサーミスタなどの周囲温度センサ1
43が設けられていて、周囲温度を検出して制御部20
0に報告する。また、装置ケース2の左側部には、ポケ
ット6と装置外部とを連通するテープ排出口22が形成
され、テープ排出口22には、送りだしたテープTを切
断するテープカッタ132が臨んでいる。また、ポケッ
ト6には、装着されたテープカートリッジ5の被駆動部
が係合する駆動軸62、63などが設けられており、送
りモータ121を駆動源として、これらの駆動軸62、
63により、テープカートリッジ5内のテープTおよび
インクリボンRの送りが行われ、かつこれらに同期して
印刷ヘッド7を駆動することで、印刷が行われる。ま
た、印刷完了後、テープTの送りが続行され所定の切断
位置がテープカッタ132の位置まで送られる。
【0037】なお、印刷ヘッド7の表面に密着してサー
ミスタなどのヘッド表面温度センサ144が設けられて
いて、印刷ヘッド7の表面温度を検出して制御部200
に報告する。また、送りモータ121の先端には図外の
検出開口が形成された円盤が固着され、その検出開口に
臨むようにフォトセンサ等を有する回転速度センサ14
1が設けられていて、送りモータ121の回転速度を検
出して制御部200に報告する。
【0038】切断部13は、テープカッタ132と、任
意長印刷などの場合に手動によりテープカッタ132を
切断動作させるカットボタン133と、定長印刷などの
場合に自動的にテープカッタ132を切断動作させるカ
ッタモータ131と、を備えている。また、これによ
り、テープ印刷装置1では、モード設定によって、自動
/手動を切り替えられるようにしている。このため、手
動カットの場合、印刷が完了した時点で、ユーザが、装
置ケース2に配設されたカットボタン133を押すこと
で、テープカッタ132が作動しテープTが所望の長さ
に切断される。また、自動カットの場合、印刷が終了し
て余白分だけテープ送りされ、それが停止すると同時
に、カッタモータ131が駆動され、テープTの切断が
行われる。
【0039】検出部14は、前述の回転速度センサ14
1、テープ識別センサ142、周囲温度センサ143、
ヘッド表面温度センサ144を備えている。なお、実状
に合わせて、これらを省略した構成とすることもでき
る。
【0040】駆動部270は、ディスプレイドライバ2
71と、ヘッドドライバ272と、モータドライバ27
3とを備えている。ディスプレイドライバ271は、制
御部200から出力される制御信号に基づき、その指示
に従って、操作部11のディスプレイ4を駆動する。同
様に、ヘッドドライバ272は、制御部200の指示に
従って、印刷部12の印刷ヘッド7を駆動する。また、
モータドライバ273は、印刷部12の送りモータ12
1を駆動する送りモータドライバ273dと、切断部1
3のカッタモータ131を駆動するカッタモータドライ
バ273cとを有し、同様に、制御部200の指示に従
って、各モータを駆動する。
【0041】操作部11は、キーボード3とディスプレ
イ4とを備えている。ディスプレイ4は、横方向(X方
向)約6cm×縦方向(Y方向)4cmの長方形の形状の内
側に、96ドット×64ドットの表示画像データを表示
可能な表示画面41を有し、ユーザがキーボード3から
データを入力して、キャラクタ列画像データなどの印刷
画像データを作成・編集したり、その結果等を視認した
り、キーボード3から各種指令・選択指示等を入力した
りする際などに用いられる。
【0042】キーボード3には、図外のアルファベット
キー群311、記号キー群312、数字キー群313、
平仮名や片仮名等の仮名キー群314、および外字を呼
び出して選択するための外字キー群315等を含む文字
キー群31の他、各種の動作モードなどを指定するため
の機能キー群32などが配列されている。
【0043】機能キー群32には、図外の電源キー32
1、印刷動作を指示するための印刷キー322、テキス
ト入力時のデータ確定や改行および選択画面における各
種モードの選択指示のための選択キー323、並びに、
それぞれ上(「↑」)、下(「↓」)、左(「←」)、
右(「→」)方向へのカーソル移動や表示画面41の表
示範囲を移動させるための4個のカーソルキー330
(330U、330D、330L、330R:「カーソ
ル「↑」キー330U」など)が含まれる。
【0044】機能キー群32には、さらに、各種指示を
取り消すための取消キー324、各キーの役割の変更等
に用いられるシフトキー325、各種フォームを設定す
るためのフォームキー326が含まれる。
【0045】なお、当然ながら、一般的なキーボードと
同様に、これらのキー入力は、各キー入力毎に個別にキ
ーを設けて入力しても良いし、シフトキー325等と組
み合わせてより少ない数のキーを用いて入力しても良
い。ここでは、理解を容易にするために上記の分だけキ
ーがあるものとする。
【0046】図3に示すように、キーボード3は、上述
のような種々の指令およびデータを制御部200に入力
する。
【0047】制御部200は、CPU210、ROM2
20、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)
230、RAM240、周辺制御回路(P−CON)2
50を備え、互いに内部バス260により接続されてい
る。ROM220は、CPU210で処理する制御プロ
グラムを記憶する制御プログラム領域221の他、色変
換テーブルや文字修飾テーブルなどを含む制御データを
記憶する制御データ領域222を有している。CG−R
OM230は、テープ印刷装置1に用意されている文
字、記号、図形等のフォントデータを記憶していて、文
字等を特定するコードデータが与えられたときに、対応
するフォントデータを出力する。
【0048】RAM240は、電源キー321の操作に
より電源がオフにされても、記憶したデータを保持して
おくように図外のバックアップ回路によって電源の供給
を受けており、各種レジスタ群241や、ユーザがキー
ボード3から入力した文字等のテキストデータを記憶す
るテキストデータ領域242、表示画面41の表示画像
データを記憶する表示画像データ領域243、印刷画像
データを記憶する印刷画像データ領域244、描画登録
画像データを記憶する描画登録画像データ領域245の
他、印刷履歴データ領域246やその他の色変換バッフ
ァなどの各種変換バッファ領域247などの領域を有
し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0049】P−CON250には、CPU21の機能
を補うとともに周辺回路とのインタフェース信号を取り
扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSI
などにより構成されて組み込まれている。例えば、種々
の計時を行うタイマ251などもP−CON250内の
機能として組み込まれている。このため、P−CON2
50は、検出部14の各種センサやキーボード3と接続
され、検出部14からの前述した各種検出信号およびキ
ーボード3からの各種指令や入力データなどをそのまま
あるいは加工して内部バス260に取り込むとともに、
CPU210と連動して、CPU210等から内部バス
260に出力されたデータや制御信号を、そのままある
いは加工して駆動部270に出力する。
【0050】そして、CPU210は、上記の構成によ
り、ROM220内の制御プログラムに従って、P−C
ON250を介して各種検出信号、各種指令、各種デー
タ等を入力し、CG−ROM230からのフォントデー
タ、RAM240内の各種データ等を処理し、P−CO
N250を介して駆動部270に制御信号を出力するこ
とにより、印刷の位置制御や表示画面41の表示制御等
を行うとともに、印刷ヘッド7を制御して所定の印刷条
件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全体を
制御している。
【0051】次に、テープ印刷装置1の制御全体の処理
フローについて、図4を参照して説明する。電源オン等
により処理が開始すると、同図に示すように、まず、テ
ープ印刷装置1を、前回の電源オフ時の状態に戻すため
に、退避していた各制御フラグを復旧するなどの初期設
定を行い(S1)、次に、前回の表示画面を初期画面と
して表示する(S2)。図4のその後の処理、すなわち
キー入力か否かの判断分岐(S3)および各種割込処理
(S4)は、概念的に示した処理である。実際には、テ
ープ印刷装置1では、初期画面表示(S2)が終了する
と、キー入力割込を許可し、キー入力割込が発生するま
では、そのままの状態を維持し(S3:No)、何らか
のキー入力割込が発生すると(S3:Yes)、それぞ
れの割込処理に移行して(S4)、その割込処理が終了
すると、再度、キー入力割込待機状態(S3:No)と
なる。
【0052】上述のように、テープ印刷装置1では、主
な処理を割込処理により行うので、印刷対象となる印刷
画像データができていれば、ユーザが任意の時点で印刷
キー322を押すことにより、印刷キー割込が発生し
て、印刷処理が起動され、その印刷画像データによる印
刷ができる。すなわち、印刷に至るまでの操作手順は、
ユーザが任意に選択できる。
【0053】また、テープ印刷装置1では、各種の制御
モード等を選択指示するための機能キーを押すと、その
機能キーに対応する割込が発生して、それに応じた割込
処理が起動され、その選択指示に対応する選択画面がデ
ィスプレイ4の表示画面41に表示される。各種選択画
面を表示している状態では、カーソルキー330を操作
することにより、その選択画面に表示される制御モード
等の複数の選択肢のいずれかを反転表示させることがで
き、その状態で選択キー323を押すことにより、その
反転表示された選択肢を選択できる。
【0054】ここで、テープ印刷装置1における操作に
ついて、以下に説明する。例えば、図4で前述のキー入
力割込待機状態(S3:No)で、フォームキー326
を押すと、フォームキー割込が発生して、各種フォーム
選択処理が起動され、表示画面41に各種フォームの選
択画面が表示される。この状態で、カーソルキー330
を操作することにより、例えば「印刷フォーム」の選択
肢を反転表示させてから選択キー323を押すと、「印
刷フォーム」の選択肢が選択されて、次に「印刷フォー
ム」の選択画面が表示される(以下、カーソルキー33
0の操作から選択キー323の操作を略して単に「選択
する」という)。
【0055】「印刷フォーム」の選択画面が表示されて
いる状態で、各種選択肢の中から例えば「テープ長」
(他の選択肢として「余白長」、「割付」等がある)を
選択すると、テープ長モードが設定され、テープ長Lの
設定画面が表示される。この状態において、数字キー3
13のうち任意の数字キーを押すことにより、テープ長
Lを入力できる。
【0056】テープ長はmm単位で入力するようになって
おり、例えば5cmのテープ長のラベルを作成する場合に
は、テープ長Lとして「50」が入力され、テープ長L
=50となる旨が表示されるので、取り消す場合には、
取消キー324を押してから新たな数字キーを入力す
る。また、テープ長L=50でよい場合には、選択キー
323を押すことにより、テープ長L=50が確定して
設定され、「印刷フォーム」の選択画面が表示されるの
で、テープ長のみの設定でよい場合(余白長、割付はデ
フォルト設定とする場合)は、さらに選択キー323を
押して、各種フォーム選択処理を終了し、基準画面であ
るテキスト入力画面が表示され、キー入力割込待機状態
(S3:No)に戻る。この状態で印刷処理を行うと、
テープ長L=50、余白長LA=1mm(デフォルト設
定)、割付=均等割付(デフォルト設定)に設定され
る。
【0057】また、「テープ長」だけでなく続けて「余
白長」も所望の長さに設定したい場合は、テープ長Lを
確定した後、「印刷フォーム」の選択画面が表示された
時点で、「余白長」を選択すると、余白長モードが設定
され、余白長LAの設定画面が表示される。この状態に
おいて、前述の「テープ長」の設定の場合と同様、数字
キー313のうちの任意の数字キーを押すことにより、
余白長LAをmm単位で入力する。例えばラベルの前後に
2mmの余白長を設ける場合には、余白長LAとして
「2」が入力され、LA=2となる旨が表示されるの
で、取り消す場合には、取消キー324を押してから新
たな数字キーを入力し、余白長LA=2でよい場合に
は、選択キー323を押すことにより余白長LA=2
が、確定される。
【0058】また、続けて「割付」を設定する場合に
は、「印刷フォーム」の選択画面が表示された時点で、
「割付」を選択すると、割付モードが設定され、割付の
選択画面が表示される。この状態において、各種選択肢
の中から例えば「中寄せ」(他の選択肢として「均等割
付」、「前寄せ」、「後寄せ」等がある)を選択する
と、割付=中寄せとなる旨が表示されるので、取り消す
場合には、取消キー324を押してから新たな選択肢を
選択し、割付=中寄せでよい場合には、選択キー323
を押すことにより割付=中寄せが、確定される。
【0059】なお、本実施形態では、以上の手順で「印
刷フォーム」の設定を行ったが、いかなる順序で設定を
行ってもよく、例えば「余白長」、「割付」、「テープ
長」の順に設定してもよい。また、設定がない場合に
は、全てデフォルト設定(例えば任意長印刷時の設定)
でラベルが作成されるとしてもよい。
【0060】また、上記実施形態では、余白長LAの設
定を行わない場合には、デフォルト設定として、1mmが
設定されるものとしたが、余白長LAの設定がない場合
には、LA=0として、処理を行うようにしてもよい。
【0061】次に、印刷処理について、図6のフローチ
ャートを参照して説明する。前述のように、ここでは、
印刷フォームが、テープ長L=50、余白長LA=2、
割付=中寄せに設定されている。
【0062】ユーザが印刷キー322を押すと、前述の
ように、印刷キー割込が発生して、印刷処理が起動さ
れ、図6に示すように、まず図3等で前述のテープ識別
センサ142からの報告信号(検出信号)により、テー
プTの種別を取得する(S101)。なお、テープTの
テープ幅が1種類しかないなどテープTの種別を取得す
る必要がない場合には、この処理(S101)を省略し
てもよい。
【0063】テープ種別取得(S101)が終了する
と、次に、印刷フォームを取得する(S102)。ここ
では、前述の通り、テープ長L=50、余白長LA=
2、割付=中寄せを取得することになる。
【0064】印刷フォームの取得(S102)が終了す
ると、次に印刷画像データを作成する(S103)。印
刷画像データは、図5に示すように、キャラクタ画像部
分Kと、印刷画像の前端から連続する空白部分の長さL
Bと、印刷画像の後端から連続する空白部分の長さLC
とからなる。
【0065】また、印刷画像の前端から連続する空白部
分の長さLBは、設定した前余白長LAと、前余白長L
A以外であって、印刷画像に1以上のキャラクタ画像を
配置したときの、先頭のキャラクタ画像の前端以前の空
白部分の長さLEと、キャラクタ画像の先頭から配置さ
れた1以上の連続したスペースコードによる空白部分の
長さLFと、印刷画像の前端からの空白部分に連続する
スペースコード以外のキャラクタ画像のプロポーション
による空白部分の長さLGとからなる。なお、本実施形
態においては、前述のように、割付=中寄せに設定され
ているため、LB=LCとなる。
【0066】次に、印刷画像の前端から連続する空白部
分の長さLBを算出する(S104)。印刷画像の前端
から連続する空白部分の長さLBは、次式によって求め
られる。 LB=LA+LE+LF+LG
【0067】次に本実施形態の印刷画像の前端から連続
する空白部分の長さLB算出後の動作を、切断装置を備
えたテープ印刷装置における前カット処理を行う場合お
よび切断装置を備えていないテープ印刷装置における前
カットマーク印刷処理を行う場合について説明する。
【0068】まず、切断装置を備えたテープ印刷装置に
おける前カット処理を行う場合について、図7のフロー
チャートを参照して説明する。図6で前述のように、印
刷画像の前端から連続する空白部分の長さLBが算出さ
れ、この値LBとヘッドカッタ間の長さLDとが比較さ
れる(S201)。ここでLD≦LBと判断されたとき
(S201:Yes)は、前カット処理を行わず印刷画
像データの先頭からLD分を読み飛ばして印刷が行われ
(S207)、終了する(S206)。この場合、テー
プ前端のカットは行われないため、当然テープの未使用
部分は生じない。
【0069】次に、LD>LBと判断されたとき(S2
01:No)は、まず、印刷画像データの先頭からLB
分を読み飛ばし、(LD−LB)分の印刷を行う(S2
02)。その後一旦印刷を中断し(S203)、前カッ
ト処理を行う(S204)。このときカットされる長さ
は(LD−LB)となる。続いて残りの印刷画像データ
を印刷し(S205)、印刷が終了する(S206)。
【0070】続いて、切断装置を備えていないテープ印
刷装置における前カットマーク印刷処理を行う場合につ
いて、図8のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、前述の前カット処理の場合と同様、ヘッドカッタ間
の長さLDと印刷画像の前端から連続する空白部分の長
さLBを比較する(S301)。ここで、LD≦LBと
判断されたとき(S301:Yes)、前カットマーク
印刷処理を行わず、印刷画像データの先頭からLD分を
読み飛ばして印刷が行われ(S305)、終了する(S
304)。この場合も、前述の前カット処理の場合と同
様に、テープの未使用部分は生じない。
【0071】次に、LD>LBと判断されたとき(S3
01:No)は、図9(b)に示すような前カットマー
クが印刷される(S302)。この前カットマークは印
刷終了後、ハサミ等でカットする際のカット位置を示す
ものである。その後、全印刷画像データが印刷され(S
303)、印刷が終了する(S304)。
【0072】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、前カット処理を行う場合においても、前カットマー
ク印刷処理を行う場合においても、ヘッドカッタ間の長
さLDと印刷画像の前端から連続する空白部分の長さL
Bとを比較することによって、制御が行われるためテー
プの未使用部分をなるべく少なくすることができる。
【0073】具体的に従来の構成と比べて説明すると、
前述したように、従来は、設定した前余白長LAとヘッ
ドカッタ間の長さLDを比較することによって制御を行
っていた。そこで、図12における(a)〜(c)の状
態について考えると、テープの未使用部分は、長さLD
と長さLAを比較している従来の構成の場合と、長さL
Dと長さLBを比較している本実施形態の場合とでは、
図13に示す表のような違いとなる。
【0074】例えば、パターンのLD>LAかつLD
>LBの場合(図12(a))はテープの未使用部分
が、従来の構成では(LD−LA)、本実施形態では
(LD−LB)である。ここで、印刷画像の前端から連
続する空白部分の長さLBには、設定した前余白長LA
が含まれる(図5参照)ため、常にLA<LBが成り立
つ。よって、(LD−LA)>(LD−LB)となり、
本実施形態の方が、テープの未使用部分が少なくなる。
また、その他の場合のテープの未使用部分は、パターン
のLD>LAかつLD≦LBの場合(図12(b))
は従来の構成では(LD−LA)、本実施形態では0と
なり、パターンのLD≦LAかつLD≦LBの場合
(図12(c))は従来の構成、本実施形態共に0とな
る。従って、本実施形態によると、いかなる場合であっ
ても、従来の構成に比べてテープの未使用部分が多くな
るということはなく、無駄が少ない。
【0075】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、ヘッドカ
ッタ間の長さLDは一定としたが、長さを切り換えられ
るようにしてもよい。
【0076】また、上記実施形態では、テープの前後の
設定した余白長LAを同一としたが、異なった値として
もよい。この場合、前余白の長さをLAf、後余白の長
さをLAbとすると、印刷画像の前端から連続する空白
部分の長さLBは、LB=LAf+LE+LF+LGと
して、算出することができる。
【0077】また、上記実施形態では、本実施形態の印
刷画像の前端から連続する空白部分の長さLB算出後の
動作を、切断装置を備えたテープ印刷装置における前カ
ット処理および切断装置を備えていないテープ印刷装置
における前カットマーク印刷処理に分けて説明したが、
1台のテープ印刷装置において、前カット処理を行うか
前カットマーク印刷処理を行うかの切り換えができるよ
うにしてもよい。
【0078】また、上記実施形態では、印刷画像の前端
から連続する空白部分の長さLBとヘッドカッタ間の長
さLDとを比較することによって、処理が行われるとし
たが、印刷画像の先頭から長さLD分が空白画像のみで
構成されるか否かによって、処理が行われるものとして
もよい。この場合、例えば印刷画像データの先頭からL
D分が空白を示すドットデータか否かで判断してもよい
し、空白長さを示すデータ値から判断してもよいし、そ
の他データの構造に応じていかなる方法でもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープ印
刷装置およびその制御方法によれば、テープの前端を所
定の位置でカットする前カット処理および前記テープの
前端をカットするためのカットマークを印刷する前カッ
トマーク印刷処理を行うテープ印刷装置において、印刷
時と反対方向にテープ送りをすることなく、テープ前端
部分の無駄(未使用部分)を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像作成方法および
その装置を適用したテープ印刷装置1の外観斜視図であ
る。
【図2】図1のテープ印刷装置に対応する開蓋状態の外
観斜視図である。
【図3】図1のテープ印刷装置の制御系のブロック図で
ある。
【図4】図1のテープ印刷装置の概念的処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】印刷画像の一例を示す図である。
【図6】印刷画像の前端から連続する空白部分の長さL
Bを算出するまでの印刷処理の手順を示す図である。
【図7】前カット処理を行う場合のフローチャートであ
る。
【図8】前カットマーク印刷処理を行う場合のフローチ
ャートである。
【図9】(a)は、前カット処理を行った場合の例を示
す図、(b)は、前カットマーク印刷処理を行った場合
の例を示す図である。
【図10】ヘッドカッタ間の長さLD>設定した前余白
長LAの場合の、従来の構成を示す図である。
【図11】ヘッドカッタ間の長さLD≦設定した前余白
長LAの場合の、従来の構成を示す図である。
【図12】従来の構成と本実施形態との比較を説明する
ための図である。
【図13】従来の構成と本実施形態との比較結果を示す
表である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 4 ディスプレイ 5 テープカートリッジ 7 印刷ヘッド 11 操作部 12 印刷部 13 切断部 14 検出部 31 文字キー群 32 機能キー群 41 表示画面 141 テープ識別センサ 142 回転速度センサ 200 制御部 210 CPU 220 ROM 230 CG−ROM 240 RAM 241 各種レジスタ群 242 テキストデータ領域 243 表示画像データ領域 244 印刷画像データ領域 270 駆動部 R インクリボン T テープ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上のキャラクタ画像を配置した印刷
    画像を表現する印刷画像データを記憶する記憶手段と、 印刷ヘッドにより前記印刷画像をテープに印刷する印刷
    手段と、 前記印刷ヘッドからヘッドカッタ間の長さLDの位置に
    設けられた、前記テープをカットするカッタと、 前記印刷画像データに基づいて、前記印刷手段による印
    刷および前記カッタによるカットを制御するとともに、 前記印刷画像の前端で前記テープをカットする前カット
    処理および前記印刷画像の前端に前記テープをカットす
    るためのカットマークを印刷する前カットマーク印刷処
    理のいずれか一方の処理を、テープ前端処理として行う
    制御手段とを備えたテープ印刷装置において、 前記制御手段は、前記印刷画像の前端から連続する空白
    部分の長さLBと、前記ヘッドカッタ間の長さLDとの
    関係が、 LD≦LBの判定条件を満たす場合に、 前記テープ前端処理を行う代わりに、前記印刷画像デー
    タの先頭から前記長さLD分のデータを読み飛ばして印
    刷することを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 【請求項2】 1以上のキャラクタ画像を配置した印刷
    画像を表現する印刷画像データを記憶する記憶手段と、 印刷ヘッドにより前記印刷画像をテープに印刷する印刷
    手段と、 前記印刷ヘッドからヘッドカッタ間の長さLDの位置に
    設けられた、前記テープをカットするカッタと、 前記印刷画像データに基づいて、前記印刷手段による印
    刷および前記カッタによるカットを制御するとともに、 前記印刷画像の前端で前記テープをカットする前カット
    処理を行う制御手段とを備えたテープ印刷装置におい
    て、 前記制御手段は、前記印刷画像の前端から連続する空白
    部分の長さLBと、前記ヘッドカッタ間の長さLDとの
    関係が、 LD>LBの判定条件を満たす場合に、 前記印刷画像データの先頭から前記長さLB分のデータ
    を読み飛ばして(LD−LB)分を印刷し、一旦印刷を
    中断して、前記前カット処理を行った後、残りの前記印
    刷画像データを印刷することを特徴とするテープ印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記印刷画像の前端から連続する空白部
    分の長さLBには、設定した前余白長を含むことを特徴
    とする請求項1または2に記載のテープ印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷画像の前端から連続する空白部
    分の長さLBには、前記印刷画像に前記1以上のキャラ
    クタ画像を配置したときの、先頭のキャラクタ画像の前
    端以前の空白部分の長さを含むことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載のテープ印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記1以上のキャラクタ画像にはその先
    頭から配置された1以上の連続したスペースコードによ
    る空白キャラクタ画像を含み、前記印刷画像の前端から
    連続する空白部分の長さLBには、前記スペースコード
    による空白キャラクタ画像の長さを含むことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のテープ印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 前記1以上のキャラクタ画像には前記印
    刷画像の前端からの空白部分に連続するプロポーション
    による空白部分を有するキャラクタ画像を含み、前記印
    刷画像の前端から連続する空白部分の長さLBには、前
    記キャラクタ画像のプロポーションによる空白部分の長
    さを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載のテープ印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記判定条件は、前記印刷画像の前端か
    ら連続する空白部分の長さLBと、前記ヘッドカッタ間
    の長さLDとを比較演算することにより判定されること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のテー
    プ印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記判定条件は、前記印刷画像データの
    先頭から前記ヘッドカッタ間の長さLD分のデータで表
    現される印刷画像が、空白画像のみから構成されるか否
    かにより判定されることを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれかに記載のテープ印刷装置。
  9. 【請求項9】 1以上のキャラクタ画像を配置した印刷
    画像を表現する印刷画像データに基づいて、 前記印刷画像をテープに印刷するとともに、 前記印刷画像の前端で前記テープをカットする前カット
    処理および前記印刷画像の前端に前記テープをカットす
    るためのカットマークを印刷する前カットマーク印刷処
    理のいずれか一方の処理を、テープ前端処理として行う
    テープ印刷装置において、 前記印刷画像の前端から連続する空白部分の長さLB
    と、ヘッドカッタ間の長さLDとの関係が、 LD≦LBの判定条件を満たす場合に、 前記テープ前端処理を行う代わりに、前記印刷画像デー
    タの先頭から前記長さLD分のデータを読み飛ばして印
    刷することを特徴とするテープ印刷装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 1以上のキャラクタ画像を配置した印
    刷画像を表現する印刷画像データに基づいて、 前記印刷画像をテープに印刷するとともに、 前記印刷画像の前端で前記テープをカットする前カット
    処理を行うテープ印刷装置において、 前記印刷画像の前端から連続する空白部分の長さLB
    と、ヘッドカッタ間の長さLDとの関係が、 LD>LBの判定条件を満たす場合に、 前記印刷画像データの先頭から前記長さLB分のデータ
    を読み飛ばして(LD−LB)分を印刷し、一旦印刷を
    中断して、前記前カット処理を行った後、残りの前記印
    刷画像データを印刷することを特徴とするテープ印刷装
    置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記印刷画像の前端から連続する空白
    部分の長さLBには、設定した前余白長を含むことを特
    徴とする請求項9または10に記載のテープ印刷装置の
    制御方法。
  12. 【請求項12】 前記印刷画像の前端から連続する空白
    部分の長さLBには、前記印刷画像に前記1以上のキャ
    ラクタ画像を配置したときの、先頭のキャラクタ画像の
    前端以前の空白部分の長さを含むことを特徴とする請求
    項9ないし11のいずれかに記載のテープ印刷装置の制
    御方法。
  13. 【請求項13】 前記1以上のキャラクタ画像にはその
    先頭から配置された1以上の連続したスペースコードに
    よる空白キャラクタ画像を含み、前記印刷画像の前端か
    ら連続する空白部分の長さLBには、前記スペースコー
    ドによる空白キャラクタ画像の長さを含むことを特徴と
    する請求項9ないし12のいずれかに記載のテープ印刷
    装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記1以上のキャラクタ画像には前記
    印刷画像の前端からの空白部分に連続するプロポーショ
    ンによる空白部分を有するキャラクタ画像を含み、前記
    印刷画像の前端から連続する空白部分の長さLBには、
    前記キャラクタ画像のプロポーションによる空白部分の
    長さを含むことを特徴とする請求項9ないし13のいず
    れかに記載のテープ印刷装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記判定条件は、前記印刷画像の前端
    から連続する空白部分の長さLBと、前記ヘッドカッタ
    間の長さLDとを比較演算することにより判定されるこ
    とを特徴とする請求項9ないし14のいずれかに記載の
    テープ印刷装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記判定条件は、前記印刷画像データ
    の先頭から前記ヘッドカッタ間の長さLD分のデータで
    表現される印刷画像が、空白画像のみから構成されるか
    否かにより判定されることを特徴とする請求項9ないし
    14のいずれかに記載のテープ印刷装置の制御方法。
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CN102555522A (zh) * 2010-12-28 2012-07-11 精工爱普生株式会社 带印刷装置以及带印刷装置的印刷控制方法

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CN102555522A (zh) * 2010-12-28 2012-07-11 精工爱普生株式会社 带印刷装置以及带印刷装置的印刷控制方法

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