JP2000156579A

JP2000156579A - Ｐｄｐ用ファン取付装置

Info

Publication number: JP2000156579A
Application number: JP10330421A
Authority: JP
Inventors: Hiroomi Otsu; 博臣大津; 厚志 ▲高▼橋; Atsushi Takahashi
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1998-11-20
Filing date: 1998-11-20
Publication date: 2000-06-06

Abstract

(57)【要約】【課題】取付板の振動を抑制して騒音を低減したＰＤ
Ｐ用ファン取付装置を提供することを目的としている。【解決手段】取付板４に突条部７を設けたので、取付
板の振動を抑制することができる。また、取付板を複数
の取付板に分割形成すると共に、同取付板間に制振材を
介装したので、他のファンの振動と互いに干渉し合うこ
とがなくなり、結果として取付板振動を抑制することが
できる。また、取付板に、通気孔４ａに対応する通気孔
を設けた補助取付板を制振材を介して取付けし、同補助
取付板にファンを取付けたので、ファンの振動が取付板
に伝達するのを防止することができる。以上のように、
本発明によれば、取付板の振動を抑制して騒音を低減し
たＰＤＰ用ファン取付装置を提供することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＰＤＰ用ファン取
付装置に係わり、とくに、ファンの振動による騒音を低
減したものに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のＰＤＰ用ファン取付装置は、図１
および図７に示すように、下方に給気口１ａ、上方に排
気口１ｂを有する筐体１の内部に配設されたＰＤＰ（プ
ラズマディスプレイパネル）２、電源ユニット３等の上
方に、複数の通気孔４ａを有するアルミ板金で形成され
た取付板４を装着し、同取付板４の通気孔４ａに対応し
て複数のファン５をネジ６で固定するようにしていた。
しかし、この構成では、１枚乃至２枚のアルミ板金で形
成される取付板４に複数のファン５を固定しているた
め、ファン５の振動がこの取付板４に伝わり、この取付
板４が振動して特に低周波の騒音を発生してしまうとい
う問題があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、取付板の振動を抑制して騒音を低減した
ＰＤＰ用ファン取付装置を提供することを目的としてい
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、筐体の内部に配設されたＰＤＰ（プラズマ
ディスプレイパネル）の上方に設けられた複数の通気孔
を有する取付板に、同通気孔と対応して複数のファンを
取付けてなるファン取付装置において、前記取付板に突
条部を設け、取付板の振動を抑制するようにしたＰＤＰ
用ファン取付装置としている。

【０００５】前記突条部を通気孔と平行して形成したＰ
ＤＰ用ファン取付装置としている。

【０００６】前記突条部を通気孔に直交する方向に延ば
して複数形成したＰＤＰ用ファン取付装置としている。

【０００７】前記取付板に制振材を貼付して、取付板の
振動を抑制するようにしたＰＤＰ用ファン取付装置とし
ている。

【０００８】前記取付板に絞りを設け、取付板の振動を
抑制するようにしたＰＤＰ用ファン取付装置としてい
る。

【０００９】前記取付板に同通気孔に平行する凹条部を
設け、ファンの振動の伝達を抑えるようにしたＰＤＰ用
ファン取付装置としている。

【００１０】前記取付板を複数に分割形成すると共に、
同取付板間に制振材を介装することにより、他のファン
の振動と互いに干渉し合わないようにしたＰＤＰ用ファ
ン取付装置としている。

【００１１】前記取付板の隣接端を直角に折曲形成し、
各取付板の振動を抑制するようにしたＰＤＰ用ファン取
付装置としている。

【００１２】前記取付板の両側に突条部を設け、各取付
板の振動を抑制するようにしたＰＤＰ用ファン取付装置
としている。

【００１３】前記取付板の周縁に突条部を設け、取付板
の振動を抑制するようにしたＰＤＰ用ファン取付装置と
している。

【００１４】前記取付板の通気孔に対応して、通気孔を
有する補助取付板を設け、同補助取付板にファンを取付
ることにより、ファンの振動の取付板への伝達を抑制す
るようにしたＰＤＰ用ファン取付装置としている。

【００１５】前記補助取付板と取付板との間に制振材を
介装したＰＤＰ用ファン取付装置としている。

【００１６】前記補助取付板を制振材で形成したＰＤＰ
用ファン取付装置としている。

【００１７】前記取付板の板厚を所定の厚みとし、補助
取付板の板厚を取付板の板厚より薄く形成したＰＤＰ用
ファン取付装置としている。

【００１８】

【発明の実施の形態】以上のように、本発明のＰＤＰ用
ファン取付装置においては、取付板に突条部を設けたの
で、取付板の振動を抑制することができる。また、取付
板を複数に分割形成すると共に、同取付板間に制振材を
介装したので、他のファンの振動と互いに干渉し合うこ
とがなくなり、結果として取付板振動を抑制することが
できる。また、取付板に、通気孔に対応する通気孔を設
けた補助取付板を制振材を介して取付けし、同補助取付
板にファンを取付けたので、ファンの振動が取付板に伝
達するのを防止することができる。

【００１９】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるＰＤＰ用
ファン取付装置を詳細に説明する。図１はプラズマディ
スプレイの概略配置を示す概略側断面図、図２は本発明
によるＰＤＰ用ファン取付装置の一実施例を示す図で、
平面図およびその要部断面図である。図１に示すよう
に、プラズマディスプレイは、下方に給気口１ａ、上方
に排気口１ｂを有する筐体１の内部にＰＤＰ（プラズマ
ディスプレイパネル）２、電源ユニット３等を配設し、
その上方に、複数の通気孔４ａを有するアルミ板金で形
成された取付板４を装着し、この取付板４の通気孔４ａ
に対応して複数のファン５をネジ６で固定するようにし
ている。そして、図２に示すように、この取付板４には
突条部７が設けられており、この突条部７により前記取
付板４の振動を抑制するようにしている。この突条部７
は、例えば図２−（Ａ）に示すように、前記通気孔４ａ
と平行して形成したり、図２−（Ｂ）に示すように通気
孔４ａに直交する方向に延ばして複数形成している。

【００２０】図３は本発明によるＰＤＰ用ファン取付装
置の他の実施例を示す図で、平面図およびその要部断面
図である。図３−（Ａ）に示すように、前記取付板４に
制振材８を貼付して、取付板４の振動を抑制するように
してもよい。また、図３−（Ｂ）に示すように、この取
付板４に絞り９を設けても取付板４の振動を抑制するこ
とができる。また、図３−（Ｃ）に示すように、前記取
付板４にその通気孔４ａと平行する凹条部１０を設け、
取付板４全体への振動の伝達を防止するようにしてい
る。

【００２１】図４は本発明によるＰＤＰ用ファン取付装
置の他の実施例を示す図で、平面図およびその要部断面
図である。図に示すように、前記取付板４を複数の取付
板４−１，取付板４−２，取付板４−ｎに分割形成する
と共に、同取付板（４−ｎ）間に制振材１１を介装する
ことにより、他のファンの振動と互いに干渉し合わない
ようにしている。また、図４−（Ｂ）に示すように、こ
の取付板４の隣接端を直角に折曲して折曲部４ｂを形成
し、各取付板４の振動を抑制するようにしている。

【００２２】図５は本発明によるＰＤＰ用ファン取付装
置の他の実施例を示す図で、平面図およびその要部断面
図である。この図５の実施例は図４の実施例と同様、前
記取付板４を複数の取付板４−１，取付板４−２・・取
付板４−ｎに分割形成しており、図５−（Ａ）に示すよ
うに、前記取付板４の両側に突条部１７を設け、各取付
板４の振動を抑制するようにしている。また、この突条
部１７は図５−（Ｂ）に示すように、前記各取付板４の
周縁に設け、取付板の振動を抑制するようにしてもよ
い。

【００２３】図６は本発明によるＰＤＰ用ファン取付装
置の他の実施例を示す図で、平面図およびその要部断面
図である。図に示すように、前記取付板４に、同取付板
４の通気孔４ａに対応する通気孔１４ａを有する補助取
付板１４を取付け、同補助取付板１４にファン５を取付
るようにしている。そして、この補助取付板１４と取付
板４との間には制振材１５を介装して補助取付板１４の
振動を取付板４に伝達されないようにしている。また、
前記補助取付板１４を制振材で形成することにより、フ
ァン５の振動を取付板４に伝達しないようにしてもよ
い。また、前記取付板４の板厚を所定の厚みとし、補助
取付板１４の板厚を取付板４の板厚より薄く形成してフ
ァン５の振動を取付板４に伝達しないようにしてもよ
い。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によるＰＤ
Ｐ用ファン取付装置によれば、取付板に突条部を設けた
ので、取付板の振動を抑制することができる。また、取
付板を複数に分割形成すると共に、同取付板間に制振材
を介装したので、他のファンの振動と互いに干渉し合う
ことがなくなり、結果として取付板振動を抑制すること
ができる。また、取付板に、通気孔に対応する通気孔を
設けた補助取付板を制振材を介して取付けし、同補助取
付板にファンを取付けたので、ファンの振動が取付板に
伝達するのを防止することができる。以上のように、本
発明によれば、取付板の振動を抑制して騒音を低減した
ＰＤＰ用ファン取付装置を提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】プラズマディスプレイの概略配置を示す概略側
断面図である。

【図２】本発明によるＰＤＰ用ファン取付装置の一実施
例を示す図で、平面図およびその要部断面図である。

【図３】本発明によるＰＤＰ用ファン取付装置の他の実
施例を示す図で、平面図およびその要部断面図である。

【図４】本発明によるＰＤＰ用ファン取付装置の他の実
施例を示す図で、平面図およびその要部断面図である。

【図５】本発明によるＰＤＰ用ファン取付装置の他の実
施例を示す図で、平面図およびその要部断面図である。

【図６】本発明によるＰＤＰ用ファン取付装置の他の実
施例を示す図で、平面図およびその要部断面図である。

【図７】従来のＰＤＰ用ファン取付装置を示す図で、平
面図およびその要部断面図である。

【符号の説明】

１筐体１ａ給気口１ｂ排気口２ＰＤＰ４、４−１、４−２、４−ｎ、１４取付板４ａ通気孔４ｂ折曲部５ファン７、１７突条部８、１１、１５制振材９絞り１０凹条部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】筐体の内部に配設されたＰＤＰ（プラズ
マディスプレイパネル）の上方に設けられた複数の通気
孔を有する取付板に、同通気孔と対応して複数のファン
を取付けてなるファン取付装置において、前記取付板に突条部を設け、取付板の振動を抑制するよ
うにしたことを特徴とするＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項２】前記突条部を通気孔と平行して形成した
ことを特徴とする請求項１記載のＰＤＰ用ファン取付装
置。
【請求項３】前記突条部を通気孔に直交する方向に延
ばして複数形成したことを特徴とする請求項１記載のＰ
ＤＰ用ファン取付装置。
【請求項４】前記取付板に制振材を貼付して、取付板
の振動を抑制するようにしたことを特徴とする請求項１
記載のＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項５】前記取付板に絞りを設け、取付板の振動
を抑制するようにしたことを特徴とする請求項１記載の
ＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項６】前記取付板に同通気孔と平行する凹条部
を設け、ファンの振動の伝達を抑えるようにしたことを
特徴とする請求項１記載のＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項７】前記取付板を複数に分割形成すると共
に、同取付板間に制振材を介装することにより、他のフ
ァンの振動と互いに干渉し合わないようにしたことを特
徴とする請求項１記載のＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項８】前記取付板の隣接端を直角に折曲形成
し、各取付板の振動を抑制するようにしたことを特徴と
する請求項７記載のＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項９】前記取付板の両側に突条部を設け、各取
付板の振動を抑制するようにしたことを特徴とする請求
項７記載のＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項１０】前記取付板の周縁に突条部を設け、取
付板の振動を抑制するようにしたことを特徴とする請求
項７記載のＰＤＰ用ファン取付装置。
【請求項１１】前記取付板の通気孔に対応して、通気
孔を有する補助取付板を設け、同補助取付板にファンを
取付ることにより、ファンの振動の取付板への伝達を抑
制するようにしたことを特徴とする請求項１記載のＰＤ
Ｐ用ファン取付装置。
【請求項１２】前記補助取付板と取付板との間に制振
材を介装したことを特徴とする請求項１１記載のＰＤＰ
用ファン取付装置。
【請求項１３】前記補助取付板を制振材で形成したこ
とを特徴とする請求項１１記載のＰＤＰ用ファン取付装
置。
【請求項１４】前記取付板の板厚を所定の厚みとし、
補助取付板の板厚を取付板の板厚より薄く形成したこと
を特徴とする請求項１１または請求項１２記載のＰＤＰ
用ファン取付装置。