JP2000154600A - 結露防止シート - Google Patents

結露防止シート

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JP2000154600A
JP2000154600A JP10347943A JP34794398A JP2000154600A JP 2000154600 A JP2000154600 A JP 2000154600A JP 10347943 A JP10347943 A JP 10347943A JP 34794398 A JP34794398 A JP 34794398A JP 2000154600 A JP2000154600 A JP 2000154600A
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fiber sheet
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勝広 上條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓ガラスが凍結型結露を生じるような厳しい
外気温条件下であっても、室内側で発生する結露の凍結
を遅延させ、水分を確実に経時発散させる。 【解決手段】 前面に肉薄の空気封入用シートを、中段
に非透水性の肉薄シートを、背面に肉薄の繊維シートを
備え、空気封入シートは空気の封入領域を複数箇所に細
分配列してなり、前記繊維シートは、多数の孔部を備え
る。繊維シートはメッシュ地として視界性を十分に確保
する。空気封入層に代えて、空気層を形成するための複
数の突出リブを設けても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋室内に発生する結
露を防止するためのシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】結露は、外気温と室内温度の差によって
室内湿気が窓ガラスや壁面に水滴として付着する問題で
ある。高気密住宅の普及にともない、冬季の結露は避け
難い現象となっており、例えば窓の周縁下部の発錆によ
る金属腐敗、室内内装シートの剥離、押入内部の結露に
よる布団の滲み汚れやカビの付着等、さまざまな現象と
なって生活環境を劣化させる。
【0003】そこで、従来から結露を防止し、また結露
によって生じた水滴被害を防止するための提案がいくつ
かなされている。まず、結露の発生それ自体を防止する
手段としては、例えば特公昭56−115485号記載
の断熱シートが知られている。これは図8に示すよう
に、複数の空気層1を備える断熱シート2を、窓ガラス
3および周縁サッシに貼着するものである。この断熱シ
ート2の原理は、低温度の窓ガラス内側空間5と、室内
温度である居室空間6との間に空気層1を介在させるこ
とによって断熱し、室内空気の水滴化を抑えようとする
ものである。符号4は接着剤である。
【0004】一方、結露の発生を抑えるのではなく、発
生した水滴の被害を防止しようとする提案がある。これ
は、図9に示すように、窓ガラス3の下端部に吸水性シ
ート7を貼着し、上方から下方に流れる水滴を下端部で
吸収し、経時的に水分を発散させようとするものであ
る。かかる方式によれば、少なくとも窓ガラス3の下側
部分(金属サッシや木製の桟など)は、水滴による腐食
被害から免れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の提案
は、外気温がさほど低下しない地域においては比較的有
効な手段であるが、北海道や東北地方のように、冬季に
外気温がマイナス5℃以下になる地域においては、結露
を確実に防止することが出来ないし、また水滴の経時発
散という作用効果を発揮することも出来ない。
【0006】多数の空気層1を備える断熱シート2は、
確かに封入空気層の介在によって窓ガラスの内側面と居
室空間とを遮断するのであるが、外気温がマイナス5℃
を下回る状況では、凍結した窓ガラスの冷気が空気層1
をも厳しく冷却する結果として、断熱シート2の背面に
結露を発生させるからである。この水滴は重力に従って
下方に流れるから、断熱シートが無い場合とまったく同
様の結露の問題を惹起する。
【0007】一方、窓ガラス3の下方に吸水性シート7
を貼着する場合であるが、この場合は、外気温が厳しく
低下すると吸水性シート7そのものが凍結するため、吸
水や水分の発散といった本来の機能を失う。とくに夜間
に凍結を起こすと、起床後の暖房によって融解した水
が、凍結している吸水性シート7の背面(室内側面)を
乗り越えて下方に流れ落ち、シートが存在していない場
合と同様の結露問題を呈する。
【0008】結露を確実に防止するには、窓を開け、外
気と室内温度をほぼ同じに保つ以外に無いといわれる。
しかし冬季外気温が厳しく低下する北海道や東北地域で
はそのような対処は現実には不可能である。
【0009】そこで本発明の目的は、窓ガラスが凍結型
結露を生じるような厳しい外気温の低下を技術的な前提
として、室内側で発生する結露の被害を最小限に防止す
る点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第一の発明に係る結露防止シートは、前面に肉薄の
空気封入用シートを、中段に非透水性の肉薄シートを、
背面に肉薄の繊維シートを備え、空気封入シートは空気
の封入領域を複数箇所に細分配列してなり、前記繊維シ
ートは、多数の孔部を備える。尚、この繊維シートはメ
ッシュ地として視界性を十分に確保することが望まし
い。メッシュ地の場合は、経糸、緯糸が作る升目状の空
隙が孔部となる。
【0011】また第二の発明は、空気封入層に代えて、
空気層を形成するための複数の突出リブを設けることを
特徴とする。尚、背面の繊維シートの孔部(空隙)は、
上下に千鳥格子状を呈するよう配列することが望まし
い。メッシュ地を使用する場合は、経糸と緯糸が形成す
る略方形の升目状の空間を斜めに配し、千鳥配列を実現
する。例えば、メッシュ地を右(または左)45度傾け
て使用し、経糸は鉛直に対して45度傾斜、緯糸は水平
に対して45度傾斜させて升目を上下千鳥状に配列させ
る等である。
【0012】
【作用】本発明に係る結露防止シートは、前面に空気層
を形成する手段を設ける一方、背面に繊維シートを設け
ることを特徴とする。外気温が厳しく低下した場合、と
くにマイナス5〜10℃以下のいわゆる凍結型結露を生
じる条件(気温と風速の相関である)が揃った場合に、
従来型の断熱シートでは結露発生を防止できないことに
鑑み、背面シートに発生する水滴を効率的に吸収させ、
かつ凍結を遅延させ、一方で経時的に水分を効率発散さ
せることを基本原理とする。
【0013】すでに述べたように、窓ガラスの内面が凍
結するタイプの結露が生じた場合は、従来の断熱シート
でも背面のシート部分に結露(水滴)が生じたが、本発
明に係る結露防止シートによれば、背面に繊維シートを
設けるので、当該水滴は繊維シートに吸収され、下方へ
の水滴落下を確実に留めることが出来る。
【0014】また、繊維シートを構成する繊維間の空隙
および繊維表面の微小凹凸は、流動性のより低い滞留空
気層を作り、肉薄の素地であっても高い蓄熱保温性を発
揮する。従って、窓ガラスから前面の樹脂製空気層シー
トを介して伝わる冷気も、繊維間の滞留空気層によって
遮られ、一方、室内空気は繊維シート表面の薄膜滞留空
気層によって一定の温度を持続的に保持する。とくに室
内側の空気に着目すれば、繊維シート表面の微細凹凸に
よって形成される空気層が熱伝導抵抗率を格段に向上さ
せる結果、表面付近の急速な温度低下を継続的に抑える
働きを営む。本発明に係る裏面の繊維シートの役目は、
第一に水分の吸収であるが、それと同時に、繊維間空気
の蓄熱保温性による冷気の遮断、繊維表面に形成される
薄膜空気層による室内温度の持続的保持(急速な温度低
下の防止)、および裏面部分の凍結遅延をもたらす点に
ある。
【0015】寒冷地における室内暖房のON、OFFの
サイクルは、深夜の暖房OFFから朝の暖房ONまで
が、約5〜8時間であるといわれる。タイマー設定によ
り夜は遅くまで、朝は早くから暖房の運転を行うのが一
般である。本発明に係る裏地シートにより裏面の凍結時
間を遅延させた場合は、暖房による融解開始までの時間
を短縮できるので、裏地材シート(繊維シート)の凍結
→結露水の滴下という現象をより確実に防止することが
可能となる。
【0016】また本発明に係る背面の繊維シートは、発
生した結露水を吸収しているが、これらの水分は室内暖
気による熱的影響を継続的に受け、効率的に水分を発散
する機能を営む。本発明において繊維シートに多数の孔
部を設けるのは、採光と水分吸収のためである。効率的
には孔部は千鳥状に形成することが望ましいが、これに
ついては後述する。また良好な視界性を確保するために
は、繊維シートは網戸類似のメッシュ構造とすることが
望ましい。さらに陽光による熱吸収→凍結防止→水分発
散といった機能を高めるには、繊維シートは黒色、灰
色、緑色など、熱の吸収率が高く同時に視界性も良い色
合いとすることが望ましい。
【0017】尚、本発明は繊維シートを設けることを特
徴とする。しかし、繊維シートの室内側表面を更に樹脂
シートで被覆した場合や、空気層の前方に繊維シートを
配した場合には、期待すべき結露防止効果は得られな
い。繊維間空隙にによる断熱効果は生じるが、これらの
場合は、繊維シートの表面に薄く形成されるべき室内側
空気層が存在せず、熱伝導抵抗率が小さくなり、室内側
のシート裏面温度の急速な低下を効果的に防止出来ない
からである。また請求項記載の「前面」「背面」という
条件は窓ガラスま(たは壁面)に向かっての方向であ
る。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に係る結露防止シートの一例
を示すものである。この結露防止シート10は三層構造
からなり、前面に肉薄の空気封入シート11を、中段に
非透水性の肉薄シート16を、背面に肉薄の繊維シート
20を備える。尚、符号30は窓ガラス、31は接着剤
である。
【0019】空気封入シート11は、適当パターンで成
形した凹凸部を備え、凸部12に空気を封入してある。
凸部12の配列パターンは自由であり、例えば行列を一
致させた升目状、行列を一段ごとにずらせた千鳥状にパ
ターン成形する。使用素材は透明肉薄の樹脂シート材が
望ましい。また中段の非透水性の肉薄シート16も、透
明肉薄の樹脂素材を使用することが望ましい。窓ガラス
30から取り入れる光量を十分に確保するためである。
【0020】背面に設ける肉薄の繊維シート20は、と
くに窓ガラスに適用する場合には、採光性を確保するた
め、繊維を粗く編んだメッシュ構造体とすることが望ま
しい。押し入れの壁面や天井に使用する場合のように採
光性が重視されない場合は、編み目の密度を高めた繊維
構造でも構わない。
【0021】尚、メッシュ構造以外の編み目構造をもつ
布地を繊維シートとして使用する場合は、図2に示すよ
うに、その布地に多数の孔部21を設ける。孔部21の
配列パターンは特に限定されないが、好ましくは上下一
段ごとに規則的に位置ずれをさせた千鳥状に配列する。
尚、繊維シート20は一枚構成でも良いが、特に必要が
ある場合であって採光性に問題が生じない場合には二枚
ないしそれ以上の複数枚構造をとっても良い。メッシュ
布地を使用する場合は、経糸、緯糸が作る方形の升目状
空隙それ自体が孔部となる。その場合も、図3に示すよ
うに、繊維シート20を斜めに配して升目状空隙(孔部
81)を千鳥状に配列させることが望ましい。82は経
糸、83は緯糸である。
【0022】かかる結露防止シートによれば、すでに述
べたように前面の空気封入シート11が窓ガラス3の冷
気を遮断する。また空気封入シート11は窓ガラス3と
の間に密閉空間を形成するので、当該空間内の湿気が結
露を生ずる可能性があるが、中段にある非透水性の肉薄
シート16が水分浸透を確実に防止する。
【0023】一方、背面に設けた繊維シート20には、
空気封入シート11によっても遮断しきれなかった冷気
に起因する、室内空気の結露水分が付着する。この場合
の水分付着は、上下の部分の区別なく、全体にまんべん
なく水分が付くのであるが、重力作用によって発生した
水分は下方へと流れ落ちようとする。
【0024】ここでメッシュ構造である繊維シート20
の孔部81(図2の孔部21も同じ)は、下降する水分
を堰止める機能を発揮する。すなわち、繊維シート20
のいずれかの箇所に発生した水分は繊維を伝わって下降
しようとするのであるが、その下降運動の途中に空隙
(孔部81,21)が存在すると、連続的な下降運動は
その場所で滞留空気によって一旦停止し、孔部81,2
1の周囲に存在する空隙に水分が停滞して、それ以上の
下降運動は大幅に減少する。この結果、繊維シート20
に付着する結露水分は、ほぼ均一に万遍なく全体に広が
り、水分の経時発散を効率化することが可能となる。
【0025】水分の経時発散を効率化するには、繊維シ
ート20において結露水分がまんべんなく均一に滞留す
ることが望ましい。本発明において孔部81,21を千
鳥状に形成することが望ましいのは、孔部81,21を
行列そろえて形成すると、結露水分が繊維部分に沿って
素直に下降するからである。これに対して孔部21(8
1も同じ)を上下段で規則的にずらせて千鳥状に形成す
ると、繊維部分が上下方向で孔部21によって分断さ
れ、孔部21まわりの繊維部分に結露水分が留まり、そ
れ以上の下降を示さず、全体に水分が保留され経時的な
発散を最効率化する。かかる現象に限れば繊維シート2
0を構成する繊維の素材を問わない。
【0026】しかしながら、繊維内空隙において水分吸
収と水分発散をさらに効率的にするには、親水性繊維と
疎水性繊維を複合化した高次複重層糸を撚糸にした繊維
糸を用いることが望ましい。吸水性と水分発散性性に優
れる当該撚糸は、ワイシャツをはじめとする各種被服生
地として広く使用されている。また樹脂系繊維に限らず
天然繊維であっても緯糸と経糸の編み方によっては、通
常時にメッシュ構造が大きく(採光性が高く)、吸水時
に繊維メッシュが収縮して保水性を高め、経時溌水能力
を発揮するものがある。これは特に英国系服地に特徴的
な周知の繊維構造であるが、製造コストが高いという点
を除き好ましい繊維構造である。本発明に係る繊維シー
ト20は、服地のように通気性と遮風性のバランスを考
慮する必要がないので英国系繊維構造を採った場合でも
コストは極端に高騰しない。
【0027】図4は、第二の発明を例示するものであ
る。この結露防止シート30は、前面に空気層を形成す
るための複数の突出リブ71を備える。尚、中段の非透
水性の肉薄シート16、背面の肉薄の繊維シート20は
第一の発明と同じである。符号70は、突出リブ71を
備える前面の肉薄シートである。
【0028】この突出リブ71を備える前面の肉薄シー
ト70は、例えば図5に示すように弾性のある樹脂系パ
ネル72を規則的パターンで打ち抜いて成形する。符号
73は打ち抜いた後に出来る空隙である。樹脂系パネル
72の素材としては、例えばウレタンフォーム等の発泡
材、合成ゴムを利用する。これらの素材は討抜成形後に
出来る突出リブ71がそれ自体として可撓性をもち、窓
ガラス周縁のサッシの凹凸形状に柔軟に対応して密着す
ることが出来るという特徴をもつ。
【0029】すなわち前記第一の発明に係る空気封入シ
ート11の場合は、図6に示すように、サッシ凹凸部分
において必ずしも凹凸にシート(10)が密着するわけ
ではなく、シートの折曲部分において空気層となる凸部
12が僅かに隙間を作る可能性がある。これに対し突出
リブ71を用いたシート(30)によれば、図7に示す
ようにサッシの凹凸部分においても当該突出リブ71が
柔軟に撓み、凹凸面にリブ先端が十分に密着する構造と
なるわけである。
【0030】従って第二の発明に係る結露防止シート3
0によれば、突出リブ71が窓ガラス3と完全に密着
し、結露水の流下漏出を完全に防止する。また空隙73
が作る空気層が必要十分な断熱効果を発揮するので、背
面の結露水分の凍結遅延時間をさらに遅らせ、繊維シー
ト20に蓄えた結露水を経時発散させる。また第一の発
明に係る結露防止シート10に較べ、空気層を形成する
前面シート70の成形は容易でありコストも低減可能で
あって、しかも空隙73の総面積を増やすことによって
第一の発明よりも格段に採光率を高めることが出来る。
【0031】尚、第二の発明に係る突出リブの成形は、
打抜法に限らず適当形状に成形した舌片の接着植え付け
法を用いても良い。その場合、突出リブとなる舌片は各
個単独の舌片でも良いし、例えば五角形・八角形の多角
形中空部材や円筒形中空部材を用いても良い。しかしな
がら打抜成形が最も簡単であり実用的手法である。
【0032】また、第一の発明、第二の発明ともに、窓
ガラス面や押し入れ等の居室内壁面に接着配置して使用
するため、前面シート11,70には予め接着剤を塗布
しておくことが望ましい。例えば第二の発明でいえば、
打抜成形した樹脂形パネル72の表面に接着剤を塗布し
て剥離紙を被冠し、それを前面シート70として使用す
る等である。剥離紙を剥して貼着する使用方法は、一般
家庭における最も簡単な使用例であり、使い勝手の良さ
から製品価値が高い。但し、前面シート11,70に接
着剤が塗布されていなくても施工時に必要量の接着剤を
適宜塗布して使用できる。従って、前面シートの接着剤
や剥離紙は絶対の条件ではない。
【0033】また前面シートは、それ自体として裏面シ
ートを備えて空気層を形成できる構造をとる必要はな
く、中段の非透水性シートと相挨って空気層を形成する
構造であれば良い。第一の発明で云えば前面シートは単
純な凹凸形状をもつシート構造で良いし、第二の発明で
云えば前面シートは単純な孔開きシートで良い。中段の
非透水性シートとは別に前面シートが独自に裏面シート
を備えても良いわけである。前面シートに独自の裏面シ
ートがあろうと無かろうと、結露防止シートとしてみた
場合に、少なくとも一枚の中段シートが存在すれば良い
のであって、前面シートまたは中段シートの構造によっ
ては二重またはそれ以上の複数構造をもったフィルムシ
ートが前面空気層と背面繊維シートの間に存在しても構
わない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る結露防
止用シートによれば、窓ガラスが凍結型結露を生じるよ
うな厳しい外気温条件下であっても、室内側で発生する
結露の凍結を遅延させ、確実に経時発散させることが可
能となって、結露被害を最小限に防止することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結露防止シートの一例を示す断面
図である。
【図2】本発明に係る繊維シートの一例を示す図であ
る。
【図3】(a)繊維シートをメッシュ構造とする場合を
例示する全体図である。 (b)メッシュを拡大して例示する図である。
【図4】本発明に係る結露防止シートの他の実施例を示
す断面図である。
【図5】図4に示すリブの成形例を示す斜視図である。
【図6】図1に示すシートの湾曲部を例示する図であ
る。
【図7】図4に示すシートの湾曲部を例示する図であ
る。
【図8】従来の結露防止シートを例示する断面図であ
る。
【図9】(a)従来の結露防止シートを例示する斜視図
である。 (b)その側面断面図である。
【符号の説明】
3 窓ガラス 10,30 結露防止シート 11 空気封入シート 12 凸部 16 肉薄シート 20 繊維シート 21,81 孔部 31 接着剤 70 肉薄シート 71 突出リブ 72 樹脂系パネル 82 経糸 83 緯糸 73 空隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスを含む家屋の室内壁面に配設する
    結露防止シートであって、 前面に肉薄の空気封入用シートを、 中段に非透水性の肉薄シートを、 背面に肉薄の繊維シートを備え、 前記空気封入シートは、空気の封入領域を複数箇所に細
    分配列してなり、 前記繊維シートは、多数の孔部を備えることを特徴とす
    る結露防止シート。
  2. 【請求項2】窓ガラスを含む家屋の室内壁面に配設する
    結露防止シートであって、 前面に空気層を形成するための複数の突出リブを備える
    肉薄の凹凸シートを、 中段に非透水性の肉薄シートを、 背面に肉薄の繊維シートを備え、 前記凹凸シートは、突出リブを規則パターンで配列して
    なり、 前記繊維シートは、多数の孔部を備えることを特徴とす
    る結露防止シート。
  3. 【請求項3】前記孔部は、上下に千鳥格子状を呈するよ
    う配列することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の結露防止シート。
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