JP2000153757A - ばね動作型ブレーキ装置 - Google Patents

ばね動作型ブレーキ装置

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JP2000153757A
JP2000153757A JP10329637A JP32963798A JP2000153757A JP 2000153757 A JP2000153757 A JP 2000153757A JP 10329637 A JP10329637 A JP 10329637A JP 32963798 A JP32963798 A JP 32963798A JP 2000153757 A JP2000153757 A JP 2000153757A
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JP
Japan
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spring
pressure
brake
air pressure
braking
Prior art date
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Pending
Application number
JP10329637A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kawamura
裕 川村
Yoshiharu Yamashiro
義治 山城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Transport Engineering Inc filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばね動作型ブレーキ装置を非常用ブレーキと
して、また、通常用ブレーキとして使用できるようにす
る。 【解決手段】 ばね動作型ブレーキ装置5を、作動ばね
13のばね圧に抗して送り込まれる空気圧で、ブレーキ
ディスク3からブレーキパッド7を離す制動解除状態
と、空気圧の解放時に、前記作動ばね13のばね圧で、
ブレーキディスク3にブレーキパット7を接触させる制
動状態とに切り替え可能とする一方、作動ばね圧減圧手
段27によって、前記空気圧を一度に解放し、作動ばね
のばね圧を一気に働かせて制動する非常用ブレーキと、
空気圧を数回にわけて解放し、作動ばねのばね圧を順々
に働かせて制動する通常用ブレーキとに切り替え制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明、ばね動作型ブレー
キ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、電力用半導体素子の進歩によ
って電気ブーキが広く使われるようになっている。とこ
ろで、電気ブーキを使用する惰行中の電気車の主電動機
は、車輪からの機械エネルギーを電気エネルギーに変え
る発電機と考えることができる。そこで、電気子に負荷
を接続し、発電機として電流を流せば、ブレーキとして
利用できるが、電気ブレーキは、低速域では失効する等
の不具合がおきる。また、電気回路のトラブルに影響さ
れるところから、機械式ブレーキとの併用が不可欠とな
っており、安全度の高いばね動作型ブレーキ装置はこの
目的に好適である。ばね動作型ブレーキ装置は、ばね圧
を拘束することで制動解除状態になると共に,ばね圧の
拘束を解除することで、そのばね圧によって制動状態が
得られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ばね動作型ブレーキ装
置は、ばね圧の拘束または拘束解除により制動状態と制
動解除状態の二態様に切り替わる構造となっており、制
動時の制動力は、ばね圧によって設定される。
【0004】したがって、一旦、ばね圧の拘束を解除す
ると、制動時のコントロールはできず、一気に制動力が
働くようになるためため、非常用ブレーキとしては大変
好ましいものとなる。反面、制動時のコントロールがで
ないため、通常時のブレーキ装置としては適していなか
った。
【0005】そこで、この発明は、非常用ブレーキとし
て、通常用ブレーキとして使用できるようにしたばね動
作型ブレーキ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、作動ばねのばね圧に抗して送り込まれ
る空気圧で、ブレーキディスクからブレーキパッドを離
す制動解除状態と、空気圧の解放時に、前記作動ばねの
ばね圧で、ブレーキディスクにブレーキパットを接触さ
せる制動状態とに切り替え可能なばね動作型ブレーキ装
置において、前記空気圧を一度に解放し、作動ばねのば
ね圧を一気に働かせて制動する非常用ブレーキと、空気
圧を数回にわけて解放し、作動ばねのばね圧を順々に働
かせて制動する通常用ブレーキとに切り替え制御する作
動ばね圧減圧手段を備えている。
【0007】これにより、非常時には、空気圧を一度に
解放して作動ばねのばね圧を一気に働らかせて制動する
非常用ブレーキとして使用する。通常時には、空気圧を
数回にわけて解放し、作動ばねのばね圧を順々に働かせ
て制動する通常用ブレーキとして使用する。この時、大
きな制動力は働かず、衝撃の大きな急停車等は発生しな
い。
【0008】また、この発明の請求項2によれば、作動
ばね圧減圧手段により、時間差をもたせて空気圧を順番
に解放していき、作動ばねのばね圧を段階的に増大させ
る。
【0009】これにより、作動ばねのばね圧は、段階的
に増大し、滑らかな立上がりの制動力が実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3の図面を参照
しながらこの発明の実施の形態について具体的に説明す
る。
【0011】図1において、1は主電動機(図ししてい
ない)によって回転動力が与えられる電気車の車軸を示
している。車軸1には、ブレーキディスク3が設けられ
ると共に、ブレーキディスク3は、ばね動作型ブレーキ
装置5によって制動状態と制動解除状態が得られるよう
になつている。
【0012】ばね動作型ブレーキ装置5は、ブレーキデ
ィスク3を左右から挟みつけるブレーキパッド7、7
と、ブレーキパッド7を支持し、アーム軸9を支点とし
て一方が開くとブレーキパッド7側となる他方が挟みつ
けるよう狭くなるX状のブレーキアーム11と、ばね圧
によりブレーキパッド7側となる前記ブレーキアーム1
1を互いに引き付けブレーキパッド7、7をブレーキデ
ィスク3へ押し付ける作動ばね13と、空気圧が送り込
まれることで、前記ブレーキアーム11の一方を作動ば
ね13のばね圧に抗して押し拡げ、ばねエネルギーが蓄
えられたばね圧の拘束状態と、空気圧が逃げることで、
ばね圧が作用するばね圧の拘束解除状態とするダイヤフ
ラム15とを備えている。
【0013】ダイヤフラム15は、空気圧縮器17から
の空気圧が、空気タンク19に一旦溜められた後、二つ
に分岐され、一方は高圧側回路21を通り複式逆止弁2
3を介して、他方は低圧側回路25を通り前記複式逆止
弁23を介してそれぞれ送り込まれるようになってい
る。
【0014】高圧側回路21には、作動ばね圧減圧手段
27となる第1圧力調整弁29と第1電磁弁31が直列
に配置され、第1圧力調整弁29は、高圧の空気が流れ
るよう設定された高圧弁となっている。
【0015】第1電磁弁31は、高圧の空気圧をダイヤ
フラム15へ送り込む供給ポートP1と、ダイヤフラム
15から空気圧を逃がす解放ポートP2とを有し、図外
の制御部によって切り替え制御可能となっている。
【0016】低圧側回路25には、作動ばね圧減圧手段
27となる第2圧力調整弁33と第2電磁弁35がそれ
ぞれ直列に配置され、第2圧力調整弁33は、低圧の空
気圧が流れるよう設定された低圧弁となっている。
【0017】第2電磁弁33は、高圧の空気圧をダイヤ
フラム15へ送り込む供給ポートP3と、ダイヤフラム
15から空気圧を逃がす解放ポートP4を有し、図外の
制御部によって切り替え制御可能となっている。
【0018】複式逆止弁23は、高圧の空気圧と低圧の
空気圧が同時に入力されると、高圧の空気圧を通す機能
の外に,図3に示す如く、第1電磁弁31が解放ポート
P2に切り替わると同時にダイヤフラム15からの空気
圧を逃がす機能と、ダイヤフラム15側の領域の圧力が
低圧側回路25の設定圧力より低くなると、低圧側回路
25からの空気圧をダイヤフラム15へ送り込む機能を
備えている。これにより、作動ばね13のばね圧が一気
に働くのを抑え、急激な制動力による衝撃が回避される
ようになっている。
【0019】このように構成されたばね動作型ブレーキ
装置5によれば、走行中は、図1に示す如く、ダイヤフ
ラム15内に空気圧が送り込まれ、ブレーキディスク3
からブレーキパッド7が離れた制動解除状態にある。
【0020】次に、図3に示すごとく、第1電磁弁31
を切り替え制御し、ダイヤフラム15内の空気圧を外へ
逃がす。これにより、作動ばね13のばね圧の拘束が解
除されるため、そのばね圧によってブレーキパッド7は
ブレーキディスク3と接触し合う。この時、ダイヤフラ
ム15側領域の圧力が低圧側回路25の設定圧力より低
くなると、複式逆止弁23を介して低圧側回路25から
低圧の空気圧がタイヤフラム15内へ送り込まれること
で、ダイヤフラム15内の空気が一度に解放されること
がなくなる。その結果、衝撃力が一気に働くことのない
制動力が得られる。
【0021】一方、非常時には、図2に示す如く第1、
2電磁弁31,35を切り替えることで、ダイヤフラム
15内の空気は一度に解放されるため、作動ばね13の
ばね圧が一気に働き、ブレーキパッド7がブレーキディ
スク3と瞬時に接触し合う制動力が得られるようにな
る。
【0022】なお、図4に示す如く、例えば、図面右側
から左側に向かって設定圧力値が順々に低くなる圧力調
整弁37と、供給ポートP4と解放ポートP5とを有す
る電磁弁39とからなる作動ばね圧減圧手段41と複式
逆止弁23とを並列に配置する構成としてもよい。
【0023】これにより、前記作動ばね圧減圧手段41
が働くことで、滑らかな立上がりの制動力が実現でき
る。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように,この発明のばね
動作型ブレーキ装置によれば、作動ばね圧減圧手段によ
って制動力のコントロールが可能となり、非常時の非常
用ブレーキとして、また、通常時の通常用ブレーキとし
て使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る制動解除時のばね動作型ブレー
キ装置全体の説明図。
【図2】非常用制動時のばね動作型ブレーキ装置全体の
説明図。
【図3】通常制動時のばね動作型ブレーキ装置全体の説
明図。
【図4】空気圧を時間差をもたせて順番に解放してい
き、作動ばねのばね圧を段階的に増大させるようにした
ばね動作型ブレーキ装置全体の説明図。
【符号の説明】
3 ブレーキディスク 7 ブレーキパッド 13 作動はね 27 作動ばね圧減圧手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山城 義治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 3D048 AA04 BB33 CC64 HH05 HH27 HH31 HH37 HH60 QQ07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動ばねのばね圧に抗して送り込まれる
    空気圧で、ブレーキディスクからブレーキパッドを離す
    制動解除状態と、空気圧の解放時に、前記作動ばねのば
    ね圧で、ブレーキディスクにブレーキパットを接触させ
    る制動状態とに切り替え可能なばね動作型ブレーキ装置
    において、前記空気圧を一度に解放し、作動ばねのばね
    圧を一気に働かせて制御する非常用ブレーキと、空気圧
    を数回にわけて解放し、作動ばねのばね圧を順々に働か
    せて制動する通常用ブレーキとに切り替え制御する作動
    ばね圧減圧手段を備えていることを特徴とするばね動作
    型ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 作動ばね圧減圧手段は、空気圧を時間差
    をもたせて順番に解放していき、作動ばねのばね圧を段
    階的に増大させるようにしたことを特徴とするばね動作
    型ブレーキ装置。
JP10329637A 1998-11-19 1998-11-19 ばね動作型ブレーキ装置 Pending JP2000153757A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009038158A1 (de) 2008-09-08 2010-03-11 Scania Cv Ab Verfahren und System zur Übermittlung eines Steuersignals
DE102009038156A1 (de) 2008-09-08 2010-03-11 Scania Cv Ab Verfahren, System und Anordnung zur Minimierung der Gefahr des unabsichtlichen Anlegens der Feststellbremsen eines Fahrzeugs
JP2019188943A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 株式会社豊田自動織機 搬送車

Cited By (4)

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JP7031470B2 (ja) 2018-04-23 2022-03-08 株式会社豊田自動織機 搬送車

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