JP2000152364A - 音楽鑑賞用スピーカー装置 - Google Patents
音楽鑑賞用スピーカー装置Info
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- JP2000152364A JP2000152364A JP10323436A JP32343698A JP2000152364A JP 2000152364 A JP2000152364 A JP 2000152364A JP 10323436 A JP10323436 A JP 10323436A JP 32343698 A JP32343698 A JP 32343698A JP 2000152364 A JP2000152364 A JP 2000152364A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enclosure
- compression driver
- woofer
- speaker
- horn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特別な装置を用いることなく、音の広がり感
と音の立上りを両立させることができ、音場を改善して
音像と正しいバランスを形成することによりコンサート
ホール並みの臨場感で、自然で立体的な音楽を楽しむこ
とができる音楽鑑賞用スピーカー装置を提供すること。 【解決手段】 スピーカーユニット13を、低音用ウーハ
ー15と中音用コンプレッションドライバー16と高音用ホ
ーンツイター17とから構成し、ウーハーとコンプレッシ
ョンドライバーをエンクロージャー12の上壁に上向きに
取り付け、ホーンツイターをエンクロージャーの上壁に
横向きに取り付け、かつコンプレッションドライバーの
ホーンを外したことを特徴とする。
と音の立上りを両立させることができ、音場を改善して
音像と正しいバランスを形成することによりコンサート
ホール並みの臨場感で、自然で立体的な音楽を楽しむこ
とができる音楽鑑賞用スピーカー装置を提供すること。 【解決手段】 スピーカーユニット13を、低音用ウーハ
ー15と中音用コンプレッションドライバー16と高音用ホ
ーンツイター17とから構成し、ウーハーとコンプレッシ
ョンドライバーをエンクロージャー12の上壁に上向きに
取り付け、ホーンツイターをエンクロージャーの上壁に
横向きに取り付け、かつコンプレッションドライバーの
ホーンを外したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として家庭内
など室内にて使用される音楽鑑賞用スピーカー装置に関
するものである。
など室内にて使用される音楽鑑賞用スピーカー装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のスピーカー装置として一般
的に知られているのは、図6に示すようなものである。
このスピーカー装置51は、例えば3ウェイ型となってい
て、エンクロージャー(キャビネット)52と、エンクロ
ージャーの前壁(バッフル板)にそれぞれ取り付けられ
た低音用ウーハー54、中音用スコーカ55、及び高音用ツ
イータ56からなるスピーカーユニット53と、これらスピ
ーカーユニットとエンクロージャーの後壁に設けた図示
しないアンプ接続用の入力端子を接続するネットワーク
(図示せず)とから構成されている。
的に知られているのは、図6に示すようなものである。
このスピーカー装置51は、例えば3ウェイ型となってい
て、エンクロージャー(キャビネット)52と、エンクロ
ージャーの前壁(バッフル板)にそれぞれ取り付けられ
た低音用ウーハー54、中音用スコーカ55、及び高音用ツ
イータ56からなるスピーカーユニット53と、これらスピ
ーカーユニットとエンクロージャーの後壁に設けた図示
しないアンプ接続用の入力端子を接続するネットワーク
(図示せず)とから構成されている。
【0003】ところで、前記のようなスピーカー装置51
は、通常、スピーカーユニット53がリスナー側を向くよ
うに所定の間隔をおいて2台、室内に並置され、該スピ
ーカー装置の間隔の前方にリスナーが位置するようにし
て使用に供される。しかしながら、前記のスピーカーユ
ニット53は前面放射型であるため、ある程度の音の広が
り感は期待できるが、音の立上りは悪い。そこで、この
音の立上りの悪さを解消するために高音用にホーンを取
り付けたコンプレッションドライバを用いた高級品も提
案されているが、このものでは逆に音の広がり感が悪
い。このように従来のスピーカー装置51は音の広がり感
と音の立上りが両立しないという欠点があった。また、
スピーカーユニット53から出力される音の全てがその前
面に居るリスナーに直接向かっているので、リスナーに
とっては不自然な音としてしかとらえられなく、図6に
鎖線で示すように音場が縦向きの面となり、立体感がな
く、音像と絡み広がらないという欠点もあった。
は、通常、スピーカーユニット53がリスナー側を向くよ
うに所定の間隔をおいて2台、室内に並置され、該スピ
ーカー装置の間隔の前方にリスナーが位置するようにし
て使用に供される。しかしながら、前記のスピーカーユ
ニット53は前面放射型であるため、ある程度の音の広が
り感は期待できるが、音の立上りは悪い。そこで、この
音の立上りの悪さを解消するために高音用にホーンを取
り付けたコンプレッションドライバを用いた高級品も提
案されているが、このものでは逆に音の広がり感が悪
い。このように従来のスピーカー装置51は音の広がり感
と音の立上りが両立しないという欠点があった。また、
スピーカーユニット53から出力される音の全てがその前
面に居るリスナーに直接向かっているので、リスナーに
とっては不自然な音としてしかとらえられなく、図6に
鎖線で示すように音場が縦向きの面となり、立体感がな
く、音像と絡み広がらないという欠点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点を解決し、特別な装置を用いる
ことなく、音の広がり感と音の立上りを両立させること
ができ、音場を改善して音像と正しいバランスを形成す
ることによりコンサートホール並みの臨場感で、自然で
立体的な音楽を楽しむことができる音楽鑑賞用スピーカ
ー装置を提供することを目的とする。
記のような従来の問題点を解決し、特別な装置を用いる
ことなく、音の広がり感と音の立上りを両立させること
ができ、音場を改善して音像と正しいバランスを形成す
ることによりコンサートホール並みの臨場感で、自然で
立体的な音楽を楽しむことができる音楽鑑賞用スピーカ
ー装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、エンクロージャーと、スピーカ
ーユニットと、これらスピーカーユニットとエンクロー
ジャーに設けたアンプ接続用の入力端子とを接続するネ
ットワークとから構成されているスピーカー装置であっ
て、スピーカーユニットが、低音用ウーハーと中音用コ
ンプレッションドライバーと高音用ホーンツイターとか
らなっており、ウーハーとコンプレッションドライバー
がエンクロージャーの上壁に上向きに取り付けられ、ホ
ーンツイターがエンクロージャーの上壁に横向きに取り
付けられ、かつコンプレッションドライバーはホーンを
外していることを特徴とする。
め、請求項1の発明は、エンクロージャーと、スピーカ
ーユニットと、これらスピーカーユニットとエンクロー
ジャーに設けたアンプ接続用の入力端子とを接続するネ
ットワークとから構成されているスピーカー装置であっ
て、スピーカーユニットが、低音用ウーハーと中音用コ
ンプレッションドライバーと高音用ホーンツイターとか
らなっており、ウーハーとコンプレッションドライバー
がエンクロージャーの上壁に上向きに取り付けられ、ホ
ーンツイターがエンクロージャーの上壁に横向きに取り
付けられ、かつコンプレッションドライバーはホーンを
外していることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、コ
ンプレッションドライバーが、エンクロージャーの上壁
に穿設した取付け孔にその外周面と該取付け孔との間に
コルク板を介在させ、かつ下面を高さ調節用台に載置し
て取り付けられていることを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1又は2において、ホーンツイターが、ウ
ーハーとコンプレッションドライバーの間のエンクロー
ジャーの上壁であってウーハーの中心とコンプレッショ
ンドライバーの中心を結ぶ線より後方の位置に該線とほ
ぼ平行に取り付けられていることを特徴とする。
ンプレッションドライバーが、エンクロージャーの上壁
に穿設した取付け孔にその外周面と該取付け孔との間に
コルク板を介在させ、かつ下面を高さ調節用台に載置し
て取り付けられていることを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1又は2において、ホーンツイターが、ウ
ーハーとコンプレッションドライバーの間のエンクロー
ジャーの上壁であってウーハーの中心とコンプレッショ
ンドライバーの中心を結ぶ線より後方の位置に該線とほ
ぼ平行に取り付けられていることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項3において、ホ
ーンツイターの取付け角度が、2台のスピーカー装置を
所定間隔をおいて並置したときに該間隔の前方に位置す
ることとなるリスナーと正対する向きの角度となってい
ることを特徴とする。請求項5の発明は、請求項1ない
し4において、下部片と該下部片に対して鈍角を形成し
て所定角度屈曲された上部片からなる音響反射板が、上
部片の屈曲側をウーハー、コンプレッションドライバー
及びホーンツイターのある前方を向くようにしてエンク
ロージャーの後壁にその下部片を介して取り付けられて
いることを特徴とする。請求項6の発明は、請求項5に
おいて、音響反射板の上部片の上端とエンクロージャー
の上壁の前端との間に、その両側の面も含みエンクロー
ジャー上のウーハー、コンプレッションドライバー及び
ホーンツイターを覆うようにサランネットが張られてい
ることを特徴とする。
ーンツイターの取付け角度が、2台のスピーカー装置を
所定間隔をおいて並置したときに該間隔の前方に位置す
ることとなるリスナーと正対する向きの角度となってい
ることを特徴とする。請求項5の発明は、請求項1ない
し4において、下部片と該下部片に対して鈍角を形成し
て所定角度屈曲された上部片からなる音響反射板が、上
部片の屈曲側をウーハー、コンプレッションドライバー
及びホーンツイターのある前方を向くようにしてエンク
ロージャーの後壁にその下部片を介して取り付けられて
いることを特徴とする。請求項6の発明は、請求項5に
おいて、音響反射板の上部片の上端とエンクロージャー
の上壁の前端との間に、その両側の面も含みエンクロー
ジャー上のウーハー、コンプレッションドライバー及び
ホーンツイターを覆うようにサランネットが張られてい
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図面を
参照して説明する。図1はスピーカー装置を示す一部破
断の正面図、図2は同上の一部破断の側面図、図3は同
上の一部破断の平面図、図4は要部の分解斜視図であ
る。図1ないし図4において、11はスピーカー装置で、
エンクロージャー12と、スピーカーユニット13と、これ
らスピーカーユニットとエンクロージャーに設けた図示
しないアンプ接続用の入力端子とを接続するネットワー
ク(図示せず)とから構成され、その全高はほぼ130cm
程度になっている。スピーカーユニット13は低音用ウー
ハー15と中音用大型コンプレッションドライバー16と高
音用ホーンツイター17とから構成されている。
参照して説明する。図1はスピーカー装置を示す一部破
断の正面図、図2は同上の一部破断の側面図、図3は同
上の一部破断の平面図、図4は要部の分解斜視図であ
る。図1ないし図4において、11はスピーカー装置で、
エンクロージャー12と、スピーカーユニット13と、これ
らスピーカーユニットとエンクロージャーに設けた図示
しないアンプ接続用の入力端子とを接続するネットワー
ク(図示せず)とから構成され、その全高はほぼ130cm
程度になっている。スピーカーユニット13は低音用ウー
ハー15と中音用大型コンプレッションドライバー16と高
音用ホーンツイター17とから構成されている。
【0009】ウーハー15はエンクロージャー12の上壁
(バッフル板)に穿設した取付け孔18に、その上端外周
フランジ部20が載置状に係合して上向きに取り付けられ
ている。このウーハー15は取付け状態ではそのほぼ全体
がエンクロージャー12内に収納されている。取付けに際
しては外周フランジ部20に設けた複数個の取付け孔21を
介してビス22をエンクロージャー12の上壁に設けたねじ
孔23にねじ込んで止めている。25はエンクロージャー12
内の音を外に出すための中空筒状ポートであり、該ポー
トの上端はウーハー15の周りのエンクロージャー12の上
壁にこれと面一となって複数開口し、かつ下端はエンク
ロージャー12内に所定長さ延びて開口している。
(バッフル板)に穿設した取付け孔18に、その上端外周
フランジ部20が載置状に係合して上向きに取り付けられ
ている。このウーハー15は取付け状態ではそのほぼ全体
がエンクロージャー12内に収納されている。取付けに際
しては外周フランジ部20に設けた複数個の取付け孔21を
介してビス22をエンクロージャー12の上壁に設けたねじ
孔23にねじ込んで止めている。25はエンクロージャー12
内の音を外に出すための中空筒状ポートであり、該ポー
トの上端はウーハー15の周りのエンクロージャー12の上
壁にこれと面一となって複数開口し、かつ下端はエンク
ロージャー12内に所定長さ延びて開口している。
【0010】大型コンプレッションドライバー16はエン
クロージャー12の上壁に穿設した取付け孔27に、その外
周面と該取付け孔との間にコルク板28を介在させ、かつ
下面をエンクロージャー12の中壁に固定した高さ調節用
台30に載置固定して上向きに取り付けられている。この
コンプレッションドライバー16は取付け状態ではその上
端部の一部のみエンクロージャー12の上壁よりやや突出
するが、そのほかの大部分がエンクロージャー12内に収
納されている。コンプレッションドライバー16はホーン
を外している。コルク板28を介在させたのはコンプレッ
ションドライバー16の固定のためと、防音効果を得るた
めである。また、コンプレッションドライバー16の中心
とウーハー15の中心を結ぶ線32は平面からみてエンクロ
ージャー12の前端面に対して平行ではなく、コンプレッ
ションドライバー16の中心がウーハー15の中心より後退
するようにやや傾斜している。
クロージャー12の上壁に穿設した取付け孔27に、その外
周面と該取付け孔との間にコルク板28を介在させ、かつ
下面をエンクロージャー12の中壁に固定した高さ調節用
台30に載置固定して上向きに取り付けられている。この
コンプレッションドライバー16は取付け状態ではその上
端部の一部のみエンクロージャー12の上壁よりやや突出
するが、そのほかの大部分がエンクロージャー12内に収
納されている。コンプレッションドライバー16はホーン
を外している。コルク板28を介在させたのはコンプレッ
ションドライバー16の固定のためと、防音効果を得るた
めである。また、コンプレッションドライバー16の中心
とウーハー15の中心を結ぶ線32は平面からみてエンクロ
ージャー12の前端面に対して平行ではなく、コンプレッ
ションドライバー16の中心がウーハー15の中心より後退
するようにやや傾斜している。
【0011】ホーンツイター17はウーハー15とコンプレ
ッションドライバー16の間のエンクロージャー12の上壁
の、ウーハー15の中心とコンプレッションドライバー16
の中心を結ぶ線32より後方の位置に該線とほぼ平行に取
り付けられている。すなわち、中心を結ぶ線32より後方
の位置に取付け板33が図示しないL型金具を介してほぼ
垂直に起立して固定され、この取付け板33に穿設した取
付け孔35にホーンツイター17がその頭部を前方に向け
て、横向き嵌合装着されている。取付け板33を介して取
り付けられたホーンツイター17の取付け角度は、例えば
5°ないし40°の範囲の任意の角度、特に好ましくは30
°であり、図5に示すように、2台のスピーカー装置1
1,11を所定間隔をおいて並置したときに該間隔の前方
に位置することとなるリスナーと正対する向きの角度と
なっている。
ッションドライバー16の間のエンクロージャー12の上壁
の、ウーハー15の中心とコンプレッションドライバー16
の中心を結ぶ線32より後方の位置に該線とほぼ平行に取
り付けられている。すなわち、中心を結ぶ線32より後方
の位置に取付け板33が図示しないL型金具を介してほぼ
垂直に起立して固定され、この取付け板33に穿設した取
付け孔35にホーンツイター17がその頭部を前方に向け
て、横向き嵌合装着されている。取付け板33を介して取
り付けられたホーンツイター17の取付け角度は、例えば
5°ないし40°の範囲の任意の角度、特に好ましくは30
°であり、図5に示すように、2台のスピーカー装置1
1,11を所定間隔をおいて並置したときに該間隔の前方
に位置することとなるリスナーと正対する向きの角度と
なっている。
【0012】37は音響反射板で、下部片38と該下部片に
対して鈍角を形成して所定角度屈曲された上部片39から
なっており、上部片38の屈曲側がウーハー15、コンプレ
ッションドライバー16及びホーンツイター17のある前方
を向くようにしてエンクロージャー12の後壁にその下部
片38を介してビス40で取り付けられている。下部片38と
上部片39のなす角度としては130°ないし160°の範囲の
任意の角度、特に好ましくは150°である。41はサラン
ネットで、エンクロージャー12上のウーハー15、コンプ
レッションドライバー16及びホーンツイター17を覆って
反射板37の上部片38の上端とエンクロージャー12の上壁
の前端との間、及びその両側の面に張られる。両側の面
はサランネット41だけではその形態保持が困難なため、
反射板37の上部片38の両側上端からエンクロージャー12
の両側前端に向けて細径の中空パイプやステーなどから
なる取付け杆42を斜設し、この取付け杆42に沿ってサラ
ンネット41を折り曲げて張っている。43は回転ねじ方式
の高さ調節可能な脚部で、これによりエンクロージャー
12の高さを調節できる。
対して鈍角を形成して所定角度屈曲された上部片39から
なっており、上部片38の屈曲側がウーハー15、コンプレ
ッションドライバー16及びホーンツイター17のある前方
を向くようにしてエンクロージャー12の後壁にその下部
片38を介してビス40で取り付けられている。下部片38と
上部片39のなす角度としては130°ないし160°の範囲の
任意の角度、特に好ましくは150°である。41はサラン
ネットで、エンクロージャー12上のウーハー15、コンプ
レッションドライバー16及びホーンツイター17を覆って
反射板37の上部片38の上端とエンクロージャー12の上壁
の前端との間、及びその両側の面に張られる。両側の面
はサランネット41だけではその形態保持が困難なため、
反射板37の上部片38の両側上端からエンクロージャー12
の両側前端に向けて細径の中空パイプやステーなどから
なる取付け杆42を斜設し、この取付け杆42に沿ってサラ
ンネット41を折り曲げて張っている。43は回転ねじ方式
の高さ調節可能な脚部で、これによりエンクロージャー
12の高さを調節できる。
【0013】前記のようにウーハー15とコンプレッショ
ンドライバー16が上向きに、ホーンツイターが横向きに
なっており、コンプレッションドライバー16がホーンを
外しているので、音の無指向性により広がり感が得られ
るとともに、音の立上りも良好となる。また、ホーンツ
イター17がウーハー15とコンプレッションドライバー16
の間のエンクロージャー12の上壁の、ウーハー15の中心
とコンプレッションドライバー16の中心を結ぶ線32より
後方の位置に該線とほぼ平行に取り付けられ、リスナー
を向くようになっているので、音の実在感が増す。ま
た、音響反射板37がウーハー15などスピーカーユニット
13のある前方を向いて取り付けられているので、これに
よっても音の広がり感がでるとともに、直接リスナーに
音が届いて、広がり感のある音とのバランスがとれるこ
ととなる。
ンドライバー16が上向きに、ホーンツイターが横向きに
なっており、コンプレッションドライバー16がホーンを
外しているので、音の無指向性により広がり感が得られ
るとともに、音の立上りも良好となる。また、ホーンツ
イター17がウーハー15とコンプレッションドライバー16
の間のエンクロージャー12の上壁の、ウーハー15の中心
とコンプレッションドライバー16の中心を結ぶ線32より
後方の位置に該線とほぼ平行に取り付けられ、リスナー
を向くようになっているので、音の実在感が増す。ま
た、音響反射板37がウーハー15などスピーカーユニット
13のある前方を向いて取り付けられているので、これに
よっても音の広がり感がでるとともに、直接リスナーに
音が届いて、広がり感のある音とのバランスがとれるこ
ととなる。
【0014】実際の使用に際しては、例えば図5に示す
ように2台のスピーカー装置11,11を部屋の壁に沿うよ
うに所定間隔をおいて並置する。このような並置は従来
と同様である。そして、このスピーカー装置11とスピー
カー装置11の並置間隔の前方にリスナーが椅子に座った
りして位置することとなるが、このとき前記のように角
度設定したスピーカー装置11,11のホーンツイター17は
リスナーと正対する向きになる。したがって、このスピ
ーカー装置11,11をアンプ等を接続して使用すると、音
の全てがその前面に居るリスナーに直接向かうことな
く、バランスよく散らばるので、リスナーにとっては自
然な音としてとらえることができ、図5に鎖線で示すよ
うに音場が横向きの面となって立体感がでて、音像との
絡みも広がってバランスも正しいものとなる。
ように2台のスピーカー装置11,11を部屋の壁に沿うよ
うに所定間隔をおいて並置する。このような並置は従来
と同様である。そして、このスピーカー装置11とスピー
カー装置11の並置間隔の前方にリスナーが椅子に座った
りして位置することとなるが、このとき前記のように角
度設定したスピーカー装置11,11のホーンツイター17は
リスナーと正対する向きになる。したがって、このスピ
ーカー装置11,11をアンプ等を接続して使用すると、音
の全てがその前面に居るリスナーに直接向かうことな
く、バランスよく散らばるので、リスナーにとっては自
然な音としてとらえることができ、図5に鎖線で示すよ
うに音場が横向きの面となって立体感がでて、音像との
絡みも広がってバランスも正しいものとなる。
【0015】尚、前記した実施の形態はあくまでも好ま
しい一例であって、これに限定されるものではないこと
は勿論であり、図面に示した実施の形態以外のものでも
発明に含まれることがあり得る。また、実施の形態にお
ける構成の一部については均等の範囲で別の構成に置き
換えることも可能である。
しい一例であって、これに限定されるものではないこと
は勿論であり、図面に示した実施の形態以外のものでも
発明に含まれることがあり得る。また、実施の形態にお
ける構成の一部については均等の範囲で別の構成に置き
換えることも可能である。
【0016】
【発明の効果】この発明にかかるスピーカー装置によれ
ば、前記のようにウーハーとコンプレッションドライバ
ーが上向きに、ホーンツイターが横向きになっており、
コンプレッションドライバーがホーンを外しているの
で、音の広がり感がでるとともに、音の立上りも良好と
なる。しかも、音の全てがその前面に居るリスナーに直
接向かうことなく、バランスよく散らばるので、リスナ
ーにとっては自然な音としてとらえることができ、音場
と音像とのバランスも正しいものとなる。したがって、
音の広がり感と音の立上りの両立が可能となって、アン
プやプロセッサなど特別な装置を使用しなくともスピー
カーだけで、従来得られなかった自然で、立体的な音楽
を楽しむことが可能となるという優れた効果がある。
ば、前記のようにウーハーとコンプレッションドライバ
ーが上向きに、ホーンツイターが横向きになっており、
コンプレッションドライバーがホーンを外しているの
で、音の広がり感がでるとともに、音の立上りも良好と
なる。しかも、音の全てがその前面に居るリスナーに直
接向かうことなく、バランスよく散らばるので、リスナ
ーにとっては自然な音としてとらえることができ、音場
と音像とのバランスも正しいものとなる。したがって、
音の広がり感と音の立上りの両立が可能となって、アン
プやプロセッサなど特別な装置を使用しなくともスピー
カーだけで、従来得られなかった自然で、立体的な音楽
を楽しむことが可能となるという優れた効果がある。
【図1】この発明の一実施の形態のスピーカー装置を示
す一部破断の正面図である。
す一部破断の正面図である。
【図2】同上の一部破断の側面図である。
【図3】同上の一部破断の平面図である。
【図4】要部の分解斜視図である。
【図5】作用を説明するための概念斜視図である。
【図6】従来のスピーカー装置を作用説明とともに示す
概念斜視図である。
概念斜視図である。
11 スピーカー装置 12 エンクロージャー 13 スピーカーユニット 15 ウーハー 16 コンプレッションドライバー 17 ホーンツイター 28 コルク板 30 高さ調節用台 33 取付け板 37 音響反射板 38 下部片 39 上部片 41 サランネット
Claims (6)
- 【請求項1】 エンクロージャーと、スピーカーユニッ
トと、これらスピーカーユニットとエンクロージャーに
設けたアンプ接続用の入力端子とを接続するネットワー
クとから構成されているスピーカー装置であって、 前記スピーカーユニットが、低音用ウーハーと中音用コ
ンプレッションドライバーと高音用ホーンツイターとか
らなっており、前記ウーハーとコンプレッションドライ
バーがエンクロージャーの上壁に上向きに取り付けら
れ、前記ホーンツイターがエンクロージャーの上壁に横
向きに取り付けられ、かつ前記コンプレッションドライ
バーはホーンを外していることを特徴とする音楽鑑賞用
スピーカー装置。 - 【請求項2】 コンプレッションドライバーが、エンク
ロージャーの上壁に穿設した取付け孔にその外周面と該
取付け孔との間にコルク板を介在させ、かつ下面を高さ
調節用台に載置して取り付けられている請求項1記載の
音楽鑑賞用スピーカー装置。 - 【請求項3】 ホーンツイターが、ウーハーとコンプレ
ッションドライバーの間のエンクロージャーの上壁であ
ってウーハーの中心とコンプレッションドライバーの中
心を結ぶ線より後方の位置に該線とほぼ平行に取り付け
られている請求項1又は2記載の音楽鑑賞用スピーカー
装置。 - 【請求項4】 ホーンツイターの取付け角度が、2台の
スピーカー装置を所定間隔をおいて並置したときに該間
隔の前方に位置することとなるリスナーと正対する向き
の角度となっている請求項3記載の音楽鑑賞用スピーカ
ー装置。 - 【請求項5】 下部片と該下部片に対して鈍角を形成し
て所定角度屈曲された上部片からなる音響反射板が、上
部片の屈曲側を前記ウーハー、コンプレッションドライ
バー及びホーンツイターのある前方を向くようにしてエ
ンクロージャーの後壁にその下部片を介して取り付けら
れている請求項1ないし4記載の音楽鑑賞用スピーカー
装置。 - 【請求項6】 音響反射板の上部片の上端とエンクロー
ジャーの上壁の前端との間に、その両側の面も含みエン
クロージャー上の前記ウーハー、コンプレッションドラ
イバー及びホーンツイターを覆うようにサランネットが
張られている請求項5記載の音楽鑑賞用スピーカー装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323436A JP2000152364A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 音楽鑑賞用スピーカー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323436A JP2000152364A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 音楽鑑賞用スピーカー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000152364A true JP2000152364A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18154661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10323436A Withdrawn JP2000152364A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 音楽鑑賞用スピーカー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000152364A (ja) |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10323436A patent/JP2000152364A/ja not_active Withdrawn
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