JP2000149960A - 円筒型電池 - Google Patents

円筒型電池

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JP2000149960A
JP2000149960A JP31618398A JP31618398A JP2000149960A JP 2000149960 A JP2000149960 A JP 2000149960A JP 31618398 A JP31618398 A JP 31618398A JP 31618398 A JP31618398 A JP 31618398A JP 2000149960 A JP2000149960 A JP 2000149960A
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swelling
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cylindrical battery
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JP31618398A
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Akira Kojima
亮 小島
Kotaro Kobayashi
康太郎 小林
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Resonac Corp
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注液やサイクル劣化による巻回群の膨張によ
る性能劣化を防ぐ。 【解決手段】 円筒型電池10は、巻回群12の中心部
に電解液によって外径が変化しない芯材14と、芯材1
4に塗着され、電解液に触れることによって膨潤するポ
リフッ化ビニリデン等の膨潤物質16と、で構成される
膨潤芯材15を備えている。電解液が注入されると、膨
潤芯材15は膨潤芯材15の外周方向に膨潤し、その押
圧により巻回群を構成する電極とセパレータとの密着性
が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円筒型電池に係り、
特に、帯状の正極板及び負極板をセパレータを挟んで巻
回した巻回群を円筒状の電池缶に挿入して得られる円筒
型電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒型電池は帯状の正極板及び負
極板をセパレータで挟んで巻回し、該巻回群を円筒状の
電池缶に挿入して電池を得ている。この場合に、巻回群
の巻きが緩いと、正極とセパレータ、セパレータと負極
の密着性が悪くなるので、高率放電に不利な電池とな
る。また、電池缶の内径が巻回群の外径よりも大きい
と、巻回群と電池缶との間に隙間が生じるために腐食や
充放電サイクルによる活物質の膨潤によって巻回群全体
が膨潤し、活物質と集電体との密着性が低下して電池の
容量が低下したり高率放電が行えなくなるなどの性能低
下が起こる、という問題を生ずる。
【0003】このような性能低下を抑制するために、特
開昭第55−19745号公報には結着剤に添加物を加
えることにより結着性を改善する技術が、特開昭第61
−277159号公報には芯材表面を粗化する技術が、
特開平第3−222259号公報には芯材に切れ目を有
する下ろし金状金属板を用いる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術は何れも集電体と活物質との密着性を高めること
によるものであり、サイクルを繰り返したために起こる
活物質の膨潤や巻回群の巻きの弛緩による正極とセパレ
ータ、セパレータと負極の密着性や、活物質と集電体と
の密着性の低下抑制に対しては効果が小さい、という問
題がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、注液や充放電
サイクルを繰り返すことにより活物質の状態の変化が起
こっても極板とセパレータ、集電体と活物質との密着性
の低下を防止することができる円筒型電池を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、帯状の正極板及び負極板をセパレータを
挟んで巻回した巻回群を円筒状の電池缶に挿入して得ら
れる円筒型電池において、前記巻回群の中心部及び前記
電池缶の内周部と前記巻回群の外周部との間の少なくと
もいずれか一方に配置され、電解液によって膨潤する膨
潤部材を備えている。
【0007】本発明によれば、前記巻回群の中心部及び
前記電池缶の内周部と前記巻回群の外周部との間の少な
くともいずれか一方に配置され、電解液によって膨潤す
る膨潤部材を備えているので、電解液が注入されると、
前記膨潤部材が膨潤することにより、前記巻回群の中心
部から前記巻回群の外周部への方向及び前記電池缶の内
周部と前記巻回群の外周部との間から前記巻回群の中心
部への方向の少なくともいずれか一方に押圧が加わる。
この押圧により電極とセパレータ間の密着性を確保する
ことができると共に、電極は集電体と活物質とで構成さ
れるので、電極と集電体との密着性も確保することがで
きる。前記膨潤部材としては、例えば、ポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)を選択することができる。
【0008】この場合において、前記巻回群の中心部に
配置される膨潤部材を、電解液によって外径が変化しな
い芯材と、前記芯材の外周部に塗着され、電解液によっ
て膨潤する膨潤物質と、で構成すれば、前記芯材は前記
電解液によって外径が変化せず押し当てとして働き前記
芯材の内側方向への前記膨潤物質の弾性収縮を防ぐこと
ができるので、前記巻回群の中心部から前記巻回群の外
周部への方向へ押し付ける十分な押圧を確保することが
できる。前記芯材としては、例えば、ポリプロピレン
(PP)を選択することができる。また、前記芯材の外
径を前記巻回群の内径より小さくし、該芯材に前記巻回
群の内径と同等径となるように前記膨潤物質を塗着すれ
ば、前記膨潤部材と前記巻回群の内径部との間は隙間が
なく密着すると共に、前記電解液を注入することによ
り、更に確実に前記巻回群の中心部から前記巻回群の外
周部への方向へ押し付ける押圧を確保することができ
る。
【0009】一方、前記電池缶の内周部と前記巻回群の
外周部との間に配置される膨潤部材を、電解液によって
膨潤する膨潤物質を組成とし、前記電池缶の内周部と前
記巻回群の外周部とで画定される間隔の厚さと同等厚さ
となるように帯状の形状に形成し、前記巻回群の外周部
に巻き付けるようにすれば、前記電池缶の内周部と前記
巻回群の外周部との間は膨潤部材を介して密着すると共
に、前記電解液を注入することにより前記膨潤物質は膨
潤し、前記電池缶の内周部が押し当てとして働き、前記
巻回群の外周部から前記巻回群の中心部への方向へ押し
付ける十分な押圧を確保することができる。そして、前
記膨潤部材を、前記巻回群の最外周の円周と同等長さと
すれば、前記膨潤部材を前記巻回群に巻き付けたとき
に、前記膨潤部材の両端部間には空隙が形成されるの
で、前記巻回群に巻き付けた前記膨潤部材の外径と前記
電池缶の内径とが同等径となっても、前記膨潤部材が巻
き付けられた前記巻回群を容易に前記電池缶に挿入する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明に係る円筒型電池を18650型電池に
適用した第1の実施の形態について説明する。
【0011】(構成)図1及び図2に示すように、円筒
型電池10は巻回群12を備えている。巻回群12は、
図3に示すように、活物質にマンガン酸リチウムを、集
電体にアルミ箔を用いた正極板12aと、活物質に非晶
質炭素を、集電体に銅箔を用いた負極板12bと、正極
板12aと負極板12bとを電気的に絶縁するポリエチ
レン製セパレータ12cと、で構成されている。この巻
回群12の中心部には、後述するように膨潤部材として
の膨潤芯材15を挿入するための円柱状の空間12dが
存在し、巻回群12の内径が定義される。なお、図3に
おいて、便宜上、巻回群12の巻回方向で負極板12b
がセパレータ12cより長く表示されているが、実際の
円筒型電池の巻回群では、絶縁を確保するために、正極
板12a及び負極板12bよりセパレータ12cの方が
長いことはいうまでもない。
【0012】また、円筒型電池10は、図1及び図2に
示すように、巻回群12の外周部に円筒状の電池缶18
と、巻回群12の中心部、すなわち空間12dに膨潤芯
材15と、を有している。この膨潤芯材15は、後述す
る電解液によって変質しない(外径が変化しない)ロッ
ド状の芯材14と、この芯材14の外周部に塗着され
た、電解液に触れることよって膨潤する膨潤物質16
と、で構成されている。従って、芯材14の外径は巻回
群12の内径(空間12dの径)より小さく選択されて
いる。膨潤物質16としは、例えば、ポリフッ化ビニリ
デン(PVDF)を、芯材14としてはポリプロピレン
(PP)を選択することができる。
【0013】(作製方法)本実施形態に係る円筒型電池
10の作製方法は次の通りである。まず、巻回群12
を、正極板12a、負極板12b及びセパレータ12c
を巻回することにより作製する。本実施形態では、巻回
群12の外径を16.9mmとし、巻回群12を内径が
17mmの電池缶18に挿入した。なお、電池缶18の
外寸は18650型電池の規格に従ったφ18mm×6
5mmである。次に、芯材14の寸法をφ2mm×60
mmとし、この芯材14にPVDFを塗着することによ
り寸法をφ3.5mm×60mmとした膨潤芯材15を
空間12dに挿入した。そして、1モル/リットルのL
iPFをエチレンカーボネート(Ethylen Carbonat
e)とジメチルカーボネート(Dimethyl Carbonate)と
を1:2の割合で混合した有機溶媒に溶かした電解液を
注液し、封口して円筒型電池10を作製した。
【0014】(作用)本実施形態に係る円筒型電池10
は、巻回群12の中心部に存在する空間12dに膨潤芯
材15を備えている。電解液を円筒型電池10に注入す
ることにより、芯材14に塗着されたPVDFが膨張し
て、巻回群12に対して膨潤芯材15の直径外側方向へ
の押圧が働くので、極板とセパレータ、集電体と活物質
の密着性を確保することができる。この場合に、芯材1
4を備えずPVDFをそのまま巻回群12の中心部の空
間12dに配置したとしてもPVDF自身が内側にも弾
性収縮するので、巻回群12に対して膨潤芯材15の直
径方向外側に押す出す効果は小さい。そこで、本実施形
態では巻回群中心部の空間12dよりも僅かに小さい径
で電解液によって変質しない硬度の高い芯材14を配設
し、この芯材14に空間12dと同径となるようにPV
DFを塗着し、膨潤芯材15とした。このような構成を
採ることによって、巻回群12を外側に押し付ける十分
強い押圧を得ることができる。
【0015】(試験及び評価)上述の如く作製した円筒
型電池10について、寿命試験及び高率放電特性試験を
行った。寿命試験は1時間率での充放電(充電終止電
圧:4.3V、放電終止電圧:2.5V)を1サイクル
とする試験パターンに投入し、50サイクル毎に1/3
時間率(0.33C)で充放電を行って容量確認を行っ
た。また、高率放電特性試験では1/8時間率で充放電
(充電終止電圧:4.3V、放電終止電圧:2.5V)
を行う10サイクルの初期運転を行った後、1/8時間
率で終止電圧4.3Vまで充電し、それぞれ1/8時間
率、1時間率、3時間率で終止電圧2.5Vまで放電を
行ったときの放電容量を測定した。
【0016】図6に示すように、円筒型電池10は従来
の円筒型電池に比べて250サイクル経過時の放電容量
で約6%、500サイクル経過時で約10%、750サ
イクル経過時で約24%高い放電容量を示した。また、
図7に示すように、円筒型電池10の高率放電特性も従
来の円筒型電池に比べて向上することが確認された。
【0017】(効果)本実施形態の円筒型電池10によ
れば、空間12dよりも僅かに小さい径の電解液によっ
て変質しない硬度の高い芯材14を備え、この芯材14
に空間12dと同径となるようにPVDFを塗着して膨
潤芯材15としたので、電解液の注液により芯材14に
塗着したPVDFは膨張し巻回群12を直径方向外向き
に押し付けることができる。従って、極板とセパレー
タ、集電体と活物質の密着性に優れた円筒型電池を得る
ことができる。このため、電池の放電容量及び高率放電
特性において従来の円筒型電池より性能の高い電池を得
ることができる。
【0018】なお、本実施形態では芯材14にPPを使
用したが、芯材14は電解液によって外径が変化しない
材質のものであれば、選択可能である。このような材質
としては、PPの他に、例えば、ステンレス(SUS)
を挙げることができる。また、本実施形態では芯材14
にロッド状のものを使用したが、円筒状の芯材を使用し
てもよい。このような円筒状芯材を使用すれば、芯材の
中心部は空洞なので、電池の重量を軽くすることができ
る。
【0019】更に、本実施形態では膨潤物質16を芯材
14に塗着したが、膨潤物質を帯状又は円筒状に形成し
芯材14に巻き付けるようにしてもよい。このようにす
れば、芯材14への塗着作業がなくなるので、工数を低
減でき電池の作製に有利である。
【0020】(第2実施形態)次に、図4乃至7を参照
して、本発明に係る円筒型電池を18650型電池に適
用した第2の実施の形態について説明する。なお、本実
施形態において、第1実施形態と同一の部材には同一の
符号を付しその説明を省略する。また、第1実施形態と
同一の製造方法についてもその説明を省略する。
【0021】(構成)図4及び図5に示すように、円筒
型電池20は外径が16.9mmである巻回群12と、
この巻回群12の中心部に挿入され、例えば、PP等の
電解液によって変質しない(外径が変化しない)硬度の
高い芯材24と、巻回群12の外周部に巻き付けられた
帯状(フィルム状)の膨潤部材26と、内径が17mm
の電池缶18と、を備えている。この膨潤部材26に
は、組成としてPVDFが選択されている。また、膨潤
部材26自体の形状は、巻回群12と高さが等しく、巻
回群12の最外周の円周と同じ長さで、厚さは0.05
mmとされている。
【0022】(作成方法)この円筒型電池20は、巻回
群12を作製し、膨潤部材26を巻回群12に巻き付け
て電池缶18に挿入し、第1実施形態と同様の電解液を
注入して封口することにより作製することができる。な
お、膨潤部材26を巻回群12の外周部に巻き付ける
と、膨潤部材26自体の厚さ(0.05mm)の倍の厚
みが形成されるので、膨潤部材26は巻回群12の外周
部と電池缶18とで画定される間隔(0.1mm)と同
等厚さとなる。
【0023】(作用)本実施形態に係る円筒型電池20
では、膨潤部材26の厚さを巻回群12の外周部と電池
缶18とで画定される間隔の厚さと同等厚さとしたの
で、電池缶18の内周部と巻回群12の外周部とは膨潤
部材26を介して密着している。また、電解液を注入す
ることにより、膨潤部材26は膨張して電池缶18の内
周部が押し当てとして働くので、巻回群12の外周部か
ら芯材24への方向へ押し付ける十分な押圧を確保する
ことができる。更に、巻回群12の最外周の円周と同等
長さとした膨潤部材26を巻回群12の外周部に巻き付
けたので、膨潤部材26自体の厚さにより膨潤部材26
の両端部間には空隙が形成される。この空隙が存在する
ことにより、巻回群12の外周部に膨潤部材26を巻き
付けた外径が電池缶18の内径と同等径であっても、膨
潤部材26を巻き付けた巻回群12を電池缶18に簡単
に挿入することができる。また、膨潤部材26の両端部
間に形成されていた空隙は、膨潤部材26が長さ方向に
も膨張するので、電解液を注入することによりなくな
る。電解液を電池缶18に注入することにより、PVD
Fを組成とする膨潤部材26が膨張して巻回群12の直
径内側方向に押し付ける押圧を得ることができる。
【0024】(試験及び評価)上述の如く作製した円筒
型電池20について、第1実施形態と同様の寿命試験及
び高率放電特性試験を行った。図6に示すように、円筒
型電池20は従来の円筒型電池に比べて250サイクル
経過時の放電容量で約5%、500サイクル経過時で約
6%、750サイクル経過時で約20%高い放電容量を
示した。また、図7に示すように、円筒型電池20の高
率放電特性も従来の円筒型電池に比べて向上することが
確認された。
【0025】(効果)本実施形態に係る円筒型電池20
によれば、電解液を注入することにより、PVDFを組
成とする膨潤部材26が膨張して巻回群12の直径内側
方向に押し付けるので、第1実施形態と同様に、極板と
セパレータ、集電体と活物質の密着性を確保することが
できる。従って、電池の放電容量及び高率放電特性にお
いて従来の円筒型電池より性能の高い電池を得ることが
できる。
【0026】なお、本実施形態では、帯状の膨潤部材2
6を巻回群12に巻き付けたが、巻回群12に膨潤物質
であるPVDFを塗着して電池缶18の内径と略同等の
厚さとなるようにしてもよい。
【0027】また、以上の実施形態では、製造方法や部
材の寸法について詳述したが、本発明はこれらに限定さ
れるものではなく、上述した特許請求の範囲内において
他の種々の実施形態を採ることができることはいわゆる
当業者にとって明らかである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記巻回群の中心部及び前記電池缶の内周部と前記巻回
群の外周部との間の少なくともいずれか一方に配置さ
れ、電解液によって膨潤する膨潤部材を備えているの
で、電解液が注入されると、前記膨潤部材が膨潤するこ
とにより、前記巻回群の中心部から前記巻回群の外周部
への方向及び前記電池缶の内周部と前記巻回群の外周部
との間から前記巻回群の中心部への方向の少なくともい
ずれか一方に押圧が加わる。この押圧により電極とセパ
レータ間の密着性を確保することができると共に、電極
は集電体と活物質とで構成されるので、電極と集電体と
の密着性も確保することができる、という効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る円筒型電池の
構成を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る円筒型電池の
平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る円筒型電池の
巻回群を示す外観斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る円筒型電池の
構成を示す外観斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る円筒型電池の
平面図である。
【図6】第1の実施の形態及び第2の実施の形態の円筒
型電池の寿命性能を示す図である。
【図7】第1の実施の形態及び第2の実施の形態の円筒
型電池の高率放電特性を示す図である。
【符号の説明】
10、20 円筒型電池 12 巻回群 14、24 芯材 15 膨潤芯材 16 膨潤物質 18 電池缶 26 膨潤部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA09 CC06 CC12 DD21 KK00 KK01 5H024 AA02 CC02 CC07 CC08 CC12 CC19 DD02 EE09 GG01 HH13 HH15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の正極板及び負極板をセパレータを
    挟んで巻回した巻回群を円筒状の電池缶に挿入して得ら
    れる円筒型電池において、前記巻回群の中心部及び前記
    電池缶の内周部と前記巻回群の外周部との間の少なくと
    もいずれか一方に配置され、電解液によって膨潤する膨
    潤部材を備えたことを特徴とする円筒型電池。
  2. 【請求項2】 前記巻回群の中心部に配置される膨潤部
    材は、 電解液によって外径が変化しない芯材と、 前記芯材の外周部に塗着され、電解液によって膨潤する
    膨潤物質と、で構成されることを特徴とする請求項1に
    記載の円筒型電池。
  3. 【請求項3】 前記芯材の外径は前記巻回群の内径より
    小さく、該芯材に前記巻回群の内径と同等径となるよう
    に前記膨潤物質を塗着したことを特徴とする請求項2に
    記載の円筒型電池。
  4. 【請求項4】 前記電池缶の内周部と前記巻回群の外周
    部との間に配置される膨潤部材は、電解液によって膨潤
    する膨潤物質を組成とし、前記電池缶の内周部と前記巻
    回群の外周部とで画定される間隔の厚さと同等厚さとな
    るように帯状の形状に形成され、前記巻回群の外周部に
    巻き付けられたことを特徴とする請求項1に記載の円筒
    型電池。
  5. 【請求項5】 前記膨潤部材は、前記巻回群の最外周の
    円周と同等長さを有することを特徴とする請求項4に記
    載の円筒型電池。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015008091A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社Gsユアサ 電池
US9647246B2 (en) 2012-07-31 2017-05-09 Gs Yuasa International Ltd. Battery
CN110661009A (zh) * 2019-10-08 2020-01-07 中国电子科技集团公司第十八研究所 一种圆柱形锂氟化碳电池自限制膨胀抑制结构
CN112909446A (zh) * 2021-03-26 2021-06-04 深圳市璞厉科技有限公司 一种圆柱形电池

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