JP2000149722A - 電力開閉器 - Google Patents

電力開閉器

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JP2000149722A
JP2000149722A JP11304575A JP30457599A JP2000149722A JP 2000149722 A JP2000149722 A JP 2000149722A JP 11304575 A JP11304575 A JP 11304575A JP 30457599 A JP30457599 A JP 30457599A JP 2000149722 A JP2000149722 A JP 2000149722A
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ring
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JP11304575A
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Harald Kretz
ハラルト・クレッツ
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ABB Asea Brown Boveri Ltd
ABB AB
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ABB Asea Brown Boveri Ltd
Asea Brown Boveri AB
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力開閉器を接触ピンとそれに対応する電
気端子との間の通電に関して改善すること。 【解決手段】 接触ピン（３）が対向接触部に対して
逆方向に移動するように、この接触ピン（３）は、ラッ
ク（４a ，b ）とピニオン（５a,b ）を介して可動な対
向接触部に接続している。この接触ピン（３）は、これ
らのラック（４a,b ）を送る２本のスポーク（９a,b ）
を介してこの接触ピン（３）を間隔をあけて同軸状に包
囲する接触リング（８）を支持する。この接触リング
（８）は、特に４〜８倍程の大きさの半径を有する。こ
の接触リング（８）は、この接触リング（８）の外面に
沿った１本の溝内にこの溝に巻き付いた１本の溝接触子
（１０）を支持する。この溝接触子（１０）は、その長
さが短いときでも固定式の定格電流接触子まで延在して
いる接触管（２）の内面によって良好な通電を呈するす
べり接触部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所，変電所そ
の他の電力供給設備内で駆動電流及びサージ電流を通電
及び遮断するために使用される電力開閉器に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような分野に適した電力開閉器は、
ヨーロッパ特許第 0 313 813号公開公報から公知であ
る。これらの電力開閉器では、接触ピンが、その都度す
べり接触部を介して対応する電気端子に通電接続されて
いる。このすべり接触部は、この接触ピンの外面とこの
電気端子を直接包囲する固定式のすべり接触子との間に
形成される。
【０００３】接触ピンの面積が小さいために、このすべ
り接触部の構造の場合にその接触面が必然的に小さい。
そのため、諸条件が、良好な通電に対してどちらかとい
えば向かない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ような分野に適した開閉器を接触ピンとそれに対応する
電気端子との間の通電に関して改善することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項１に
記載の特徴によって解決される。
【０００６】本発明によれば、すべり接触部の接触抵抗
が著しく減少し、かつ、通電が適切に改善される。さら
に、このすべり接触部の長さも短くなる。その結果、接
触ピンの全長が短くできる。また、このことは、この接
触ピンの精密で機械的な送りを容易にする。そのため、
この接触ピン用の軸受が短くできる。以上により、全長
がより短い構造の電力開閉器が実現する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を１つの実施の形
態だけを表す図面に基づいて詳しく説明する。
【０００８】電気端子に接続されていて、固定式の定格
電流接触子まで延在していて、接触軸線１を包囲する接
触管２と、この接触軸線１に沿って定格電流接触子と共
に摺動可能な対向接触部（図示せず）と、チューリップ
形のアーク接触子と、このアーク接触子を包囲する絶縁
材から成るノズルと、間隔をおいてこの接触管２によっ
て包囲されていて、この接触管２に通電接続されてい
て、この対向接触部のチューリップ形のアーク接触子と
連動して、同様にこの接触軸線１に沿って逆方向に摺動
する接触ピン３とを有する本発明の電力開閉器の全体構
造は、ヨーロッパ特許第 0 313 813号公開公報中の図２
の構造と完全に一致する。
【０００９】この公開公報中の図２の構造と同様に、接
続部が、対向接触部と接触ピン３との間に形成されてい
る。この接続部は、ラック４a 又は４b 及びピニオン５
a 又は５b をそれぞれ有し、接触軸線に対して鏡面対称
に配置された２つの歯車装置を包囲する。このラック４
a 又は４b は、この接触軸線１に対して平行にこの対向
接触部に固定されている。このピニオン５a 又は５b
は、接触管２内の横ビーム６の間でこの接触軸線１に対
して横方向に指向された軸線の周りを回転可能に軸支さ
れていて、このラック４a 又は４b 及び同様にこの接触
軸線１に対して平行にこの接触ピン３の外面に形成され
た歯７a 又は７b に係合する。
【００１０】その一方で、この接触ピン３は、この接触
ピン３を間隔をあけて包囲する接触支持体を介して接触
管２に接続されている。この接触支持体は、閉じた接触
リング８（図２も参照）として形成されている。この接
触リング８は、互いに正反対に対置する２本のスポーク
９a,b を介してこの接触ピン３に固定されていて、シリ
ンダ状の側面を形成するこの接触ピン３の外面に接して
すべり接触子を形成する。このすべり接触子は、この外
面の周囲を包囲する１本の溝内に周設された溝接触子１
０として形成されている。この溝接触子１０は、接触管
２の内面に通電接触していて、この内面と共にすべり接
触部を形成する。このすべり接触部は、接触リング８の
半径が比較的大きいために小さい寸法でも大きい接触面
を有する。この例では、接触リング８と接触ピン３との
半径の比は、ほぼ 7：1 である。当然に、その他の大き
さの比も可能である。 2：1 と 10 : 1 との間、特に 4
:1と 8：1 との間の範囲が好ましい。
【００１１】遮断時に発生する高温ガスの一部がスポー
ク９a とスポーク９b との間で漏れるこれらのスポーク
９a,b は、そのガス圧を所定の割合に弱める。このこと
は、接触ピン３の移動を助ける。ラック４a,b は、開口
部１１a,b を通ってスポーク９a,b 内を摺動して通り抜
ける。このことは、これらのラック４a,b の送りを改善
する。
【００１２】主に使用される材料は、大部分において開
閉器構造で一般的な材料である。銅合金が接触ピンに使
用され得る。特に、タングステン銅が接触ピンの尖端に
使用される。特に、銅又はアルミニウムが、接触リング
８と接触管１用に提唱されている。溝接触子１０は、銀
メッキした銅線から形成される。ラック４a,b は、繊維
強化プラスチックから製造され得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 上側に開位置の状態を示し、下側に閉位置の
状態を示す本発明の電力開閉器の一部の縦断面図であ
る。
【図２】 図１中に示された本発明の電力開閉器部分の
一部を右側から見た正面図である。
【符号の説明】
１ 接触軸線 ２ 接触管 ３ 接触ピン ４a,b ラック ５a,b ピニオン ６ 横ビーム ７a,b 歯 ８ 接触リング ９a,b スポーク １０ 溝接触子 １１a,b スポーク９a,b の開口部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項０１】 接触軸線（１）に沿って閉位置と開位
    置との間で摺動可能な接触ピン（３），及びこの接触ピ
    ン（３）を間隔をあけて同軸状に包囲し、第１の電気端
    子に接続されている固定式の接触管（２）を有し、この
    接触ピン（３）が、すべり接触部を介してこの接触管
    （２）に通電接続されている電力開閉器において、この
    すべり接触部は、この接触ピン（３）に動かないように
    連結されている接触リング（８）の外面に接するすべり
    接触子と、この接触管（２）の内面との間に形成される
    ことを特徴とする電力開閉器。
  2. 【請求項０２】 すべり接触子は、主に接触リング
    （８）の周囲全体にわたって延在していることを特徴と
    する請求項１に記載の電力開閉器。
  3. 【請求項０３】 すべり接触子は、接触リング（８）の
    外面に沿った１本の溝内に周設された溝接触子（１０）
    として形成されていることを特徴とする請求項１又は２
    に記載の電力開閉器。
  4. 【請求項０４】 接触リング（８）は、放射状の複数の
    スポーク（９a ，９b ）を介して接触ピン（３）に連結
    されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１
    項に記載の電力開閉器。
  5. 【請求項０５】 接触リング（８）と接触ピン（３）と
    の半径の比は、少なくとも 2：1 、特に 4 : 1と 8：1
    との間であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか
    １項に記載の電力開閉器。
  6. 【請求項０６】 電力開閉器は、少なくとも１つの歯車
    装置を有し、この電力開閉器が必然的にこの接触ピン
    （３）の移動に対して逆方向に移動するように、この歯
    車装置は、この接触ピン（３）を可動な対向接触部に接
    続することを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に
    記載の電力開閉器。
  7. 【請求項０７】 少なくとも１つの歯車装置は、接触軸
    線に対して平行に対向接触部に連結されている１つのラ
    ック（４a ，４b ）、及び少なくとも１つのピニオン
    （５a ，５b ）を包囲し、このピニオン（５a ，５b ）
    は、ラック（４a ，４b ）と、接触軸線（１）に対して
    平行に接触ピン（３）に動かないように連結されている
    歯（７a ，７b ）とに係合することを特徴とする請求項
    ６に記載の電力開閉器。
  8. 【請求項０８】 電力開閉器は、接触軸線（１）に対し
    て鏡面対称に配置された２つの歯車装置を有することを
    特徴とする請求項６又は７に記載の電力開閉器。
  9. 【請求項０９】 少なくとも１つの歯車装置のラック
    （４a ，４b ）は、その都度スポーク（９a ，９b ）内
    の開口部（１１a ，１１b ）を通り抜けることを特徴と
    する請求項４及び請求項７又８に記載の電力開閉器。
  10. 【請求項１０】 接触管（２）は、固定式の定格電流接
    触子を支持し、この定格電流接触子は、対向接触部の定
    格電流接触子と連動することを特徴とする請求項６〜９
    のいずれか１項に記載の電力開閉器。
JP11304575A 1998-11-02 1999-10-26 電力開閉器 Withdrawn JP2000149722A (ja)

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