JP2000149501A - 編集データ作成装置 - Google Patents

編集データ作成装置

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JP2000149501A
JP2000149501A JP10336596A JP33659698A JP2000149501A JP 2000149501 A JP2000149501 A JP 2000149501A JP 10336596 A JP10336596 A JP 10336596A JP 33659698 A JP33659698 A JP 33659698A JP 2000149501 A JP2000149501 A JP 2000149501A
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video
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光 草薙
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Abstract

(57)【要約】 【課題】編集素材を任意に繋ぎ合わせるための編集内容
を規定した編集データを作成する編集データ作成装置に
おいて、編集作業を一段と容易にする。 【解決手段】編集データ上の任意の編集素材の開始点又
は終了点を調整点として調整して編集素材の素材長を編
集データ上で変化させると共に、編集素材の調整点以降
の編集データを調整点の調整に伴って移動させることに
より、調整点以降の各編集素材の相対関係及び連続性を
保ったまま所望の編集素材の編集データ上での素材長を
調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は編集データ作成装置
に関し、複数の編集素材を任意に繋ぎ合わせる編集処理
を実行するための編集データを作成する編集データ作成
装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の編集素材を任意に繋ぎ合わ
せて編集映像音声を作成する際の編集内容を規定した編
集データを作成する場合、繋ぎ合わされた複数の編集素
材のうち任意の編集素材の素材長を変化させることによ
り、当該編集素材を編集上最適な長さに調整し得ると考
えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる編集
データの作成作業においては、編集素材の素材長を変化
させることにより、その長さの変化分だけ当該編集素材
以降の各編集素材をそれぞれ個々に手作業で移動させる
といった煩雑な作業が必要であった。
【0004】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、編集データの作成作業を一段と容易にし得る編集デ
ータ作成装置を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、編集素材を任意に繋ぎ合わせるた
めの編集内容を規定した編集データを作成する編集デー
タ作成装置において、編集データ上の任意の編集素材の
開始点又は終了点を調整点として調整して編集素材の素
材長を編集データ上で変化させると共に、編集素材の調
整点以降の編集データを調整点の調整に伴って移動させ
ることにより、調整点以降の各編集素材の相対関係及び
連続性を保ったまま所望の編集素材の編集データ上での
素材長を調整することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0007】(1)編集装置の全体構成 図1において、1は全体として本発明による編集データ
作成装置を有する編集装置を示し、ビデオテープに記録
された映像映像音声の所望部分を素材(以下これをクリ
ップと呼ぶ)として登録し得る一方、このとき所望のク
リップの映像信号及び音声信号をハードディスク装置2
に取り込み得るようになされている。
【0008】またこの編集装置1では、登録された各ク
リップを所望状態に繋ぎ合わせて所望の編集映像音声を
得るための編集内容を規定した編集データを作成でき、
さらにこの作成した編集データに従って実際に編集処理
を実行することができるようになされている。
【0009】すなわちこの編集装置1においては、コン
ピュータ3、システム制御部4、映像入力部5、映像出
力部6、ディジタル映像音声入出力部7、映像特殊効果
処理部8、音声入出力/ミキサ部9及びディスク制御部
10がコントロールバス11を介して接続されることに
より構成されている。
【0010】この場合コンピュータ3は、初期時、ディ
スプレイ12に所定の操作画面(以下、これをメイン画
面と呼ぶ)を表示させる。またコンピュータ3は、この
状態においてマウス13が操作されることにより、クリ
ップ登録モードが選択され、当該編集装置1に接続され
た複数台のビデオテープレコーダ14A〜14Dのなか
から1台のビデオテープレコーダ14A〜14Dの再生
動作命令が入力されると、これに応じた制御コマンドC
1をシステム制御部4に送出する。
【0011】システム制御部4は、供給される制御コマ
ンドC1に基づいて、対応するビデオテープレコーダ1
4A〜14Dに制御信号S1を送出することにより、ビ
デオテープに記録された映像信号及び音声信号の再生動
作を実行させる。
【0012】この結果このビデオテープレコーダ14A
〜14Dからはアナログ映像信号S2及びアナログ音声
信号S3と、ディジタル映像信号S4及びディジタル音
声信号S5とが出力され、アナログ映像信号S2及びア
ナログ音声信号S3がそれぞれ映像入力部5又は音声入
出力/ミキサ部9に与えられ、ディジタル映像信号S4
及びディジタル音声信号S5がディジタル映像音声入出
力部7に与えられる。
【0013】このときシステム制御部4は、コントロー
ルバス11を介して映像入力部5及び音声入出力/ミキ
サ部9と、ディジタル映像音声入出力部7とのうちのい
ずれか一方を制御することにより、ビデオテープレコー
ダ14A〜14Dから出力されたアナログ映像信号S2
及びアナログ音声信号S3と、ディジタル映像信号S4
及びディジタル音声信号S5とのうちのいずれか一方の
みを取り込ませる。
【0014】かくして映像入力部5を介してアナログ映
像信号S2が取り込まれた場合には、これが映像入力部
5においてディジタル変換された後ディジタル映像信号
S6として映像特殊効果処理部8に与えられ、ディジタ
ル映像音声入出力部7を介してディジタル映像信号S4
が取り込まれた場合には、これがそのまま映像特殊効果
処理部8に与えられる。
【0015】このとき映像特殊効果処理部8は、システ
ム制御4の制御のもとに、映像入力部5又はディジタル
映像音声入出力部7から供給されるディジタル映像信号
S6、S4をコンピュータ3に送出する。かくしてこの
ときディスプレイ12には、主制御部4の制御のもとに
ディジタル映像信号S6、S4に基づく映像がメイン画
面上の所定位置に表示される。
【0016】またこのときアナログ音声信号S3が取り
込まれた場合には、これがそのまま音声入出力/ミキサ
部9から図示しないスピーカに送出され、またディジタ
ル音声信号S5が取り込まれた場合には、これが音声入
出力/ミキサ部9においてアナログ変換された後、スピ
ーカに送出される。
【0017】これによりこの編集装置1では、ディスプ
レイ12に表示された映像及びスピーカから出力される
音声に基づいて、オペレータがマウス13及びキーボー
ド15を用いて映像及び音声の所望部分を指定すること
ができ、さらにこれをクリップとしてそのイン点及びア
ウト点のタイムコードや素材長(デュレーション)等の
関連データをコンピュータ3内に登録することができる
ようになされている。
【0018】このときコンピュータ3は、予め取込みモ
ードが選択されている場合には、これに応じた制御コマ
ンドC1をシステム制御部4に送出する。
【0019】システム制御部4は、供給される制御コマ
ンドC1に基づいて、対応するビデオテープレコーダ1
4A〜14Dに制御信号S1を送出することにより、登
録されたクリップの映像音声を当該ビデオテープレコー
ダ14A〜14Dに再生させる一方、映像入力部5及び
音声入出力/ミキサ部9と、ディジタル映像音声入出力
部7とのいずれか一方をコントロールバス11を介して
制御することにより、ビデオテープレコーダ14A〜1
4Dから出力されるアナログ映像信号S2及びアナログ
音声信号S3と、ディジタル映像信号S4及びディジタ
ル音声信号S5とのうちのいずれか一方を取り込ませ
る。
【0020】この結果映像入力部5を介してアナログ映
像信号S2が取り込まれた場合には、これが映像入力部
5においてディジタル変換された後ディジタル映像信号
S6として映像特殊効果処理部8を介してディスク制御
部10に送出され、ディジタル映像音声入出力部7を介
してディジタル映像信号S4が取り込まれた場合には、
これがそのままディスク制御部10に送出される。
【0021】またこのとき音声入出力/ミキサ部9を介
してアナログ音声信号S3が取り込まれた場合には、こ
れが音声入出力/ミキサ部9においてディジタル変換さ
れた後ディジタル音声信号S7としてディスク制御部1
0に送出され、ディジタル映像音声入出力部9を介して
ディジタル音声信号S5が取り込まれた場合には、これ
が直接ディスク制御部10に送出される。
【0022】そしてディスク制御部10は、このときシ
ステム制御部4からコントロールバス11を介して与え
られるコマンドに基づいて、映像特殊効果処理部8又は
ディジタル映像音声入出力部7から与えられるディジタ
ル映像信号S6、S4と、音声入出力/ミキサ部9又は
ディジタル映像音声入出力部7から与えられるディジタ
ル音声信号S7、S5とを順次取り込み、これらをハー
ドディスク装置2に与えてハードディスクの指定された
アドレス位置に記録させる。
【0023】このようにしてこの編集装置1において
は、登録されたクリップの映像音声をビデオテープから
再生してハードディスク装置2に取り込むことができる
ようになされている。
【0024】一方コンピュータ3は、上述のようにして
クリップが登録されると、ディスプレイ12に表示され
ているメイン画面内に、登録されたクリップのリストを
表示させる。
【0025】そしてオペレータは、このメイン画面を用
いてどのクリップとどのクリップとをどのように繋ぎ合
わせるかといった編集内容を規定した編集データを編集
リストとして作成することができる。またオペレータ
は、編集リストの作成後又は作成途中において、その編
集リストに基づく編集映像及び編集音声を確認すること
ができる。
【0026】実際上、コンピュータ3は、編集リストの
作成後又は作成途中において、その編集リストに基づく
編集映像音声のプレビューモードが選択されると、これ
に応じた制御コマンドC1をシステム制御部4に送出す
る。
【0027】システム制御部4は、供給される制御コマ
ンドC1に基づいて、必要に応じて対応するビデオテー
プレコーダ14A〜14Dに制御信号S1を送出するこ
とにより当該ビデオテープレコーダ14A〜14Dに編
集処理に利用するクリップの映像音声を再生させる一
方、必要に応じてコントロールバス11を介してディス
ク制御部10を制御することにより、編集処理に利用す
るクリップの映像音声をハードディスク装置2から再生
させる。
【0028】この結果このビデオテープレコーダ14A
〜14Dからは指定されたクリップのアナログ映像信号
S2及びアナログ音声信号S3と、ディジタル映像信号
S4及びディジタル音声信号S5とが出力され、アナロ
グ映像信号S2及びアナログ音声信号S3がそれぞれ映
像入力部5又は音声入出力/ミキサ部9に与えられ、デ
ィジタル映像信号S4及びディジタル音声信号S5がデ
ィジタル映像音声入出力部7に与えられる。
【0029】このときシステム制御部4は、コントロー
ルバス11を介して映像入力部5及び音声入出力/ミキ
サ部9と、ディジタル映像音声入出力部7とのうちのい
ずれか一方を制御することにより、ビデオテープレコー
ダ14A〜14Dから出力されたアナログ映像信号S2
及びアナログ音声信号S3と、ディジタル映像信号S4
及びディジタル音声信号S5とのうちのいずれか一方の
みを取り込ませる。
【0030】かくして映像入力部5を介してアナログ映
像信号S2が取り込まれた場合には、これが映像入力部
5においてディジタル変換された後ディジタル映像信号
S6として映像特殊効果処理部8に与えられ、ディジタ
ル映像音声入出力部7を介してディジタル映像信号S4
が取り込まれた場合には、これがそのまま映像特殊効果
処理部8に与えられる。
【0031】このとき映像特殊効果処理部8は、システ
ム制御部4の制御のもとに、供給される各クリップのデ
ィジタル映像信号S6、S4を必要に応じて指定された
状態に特殊効果加工処理する。また映像特殊効果処理部
8は、このとき主制御部4から必要に応じて与えられる
タイトル文字や各種グラフィック等の画像データを各ク
リップのディジタル映像信号S6、S4間に挿入し、又
はディジタル映像信号S6、S4に重畳し、かくして得
られたディジタル編集映像信号S8を映像出力部6に送
出する。
【0032】そして映像出力部6は、システム制御部4
の制御のもとに、供給されるディジタル編集映像信号S
8をアナログ変換し、得られた編集映像信号S9をモニ
タ16に送出する。
【0033】一方このときビデオテープレコーダ14A
〜14Dから出力されたアナログ音声信号S3及びディ
ジタル音声信号S5のうち、音声入出力/ミキサ部9を
介してアナログ音声信号S3が取り込まれた場合には、
これが音声入出力/ミキサ部9において必要に応じてミ
キシング等の編集処理が施された後編集音声信号として
スピーカに送出され、ディジタル映像音声入出力部7を
介してディジタル音声信号S5が取り込まれた場合に
は、これが音声入出力/ミキサ部9においてアナログ変
換され、ミキシング等の編集処理が施された後、編集音
声信号としてスピーカに送出される。
【0034】この結果この編集装置1においては、モニ
タ16に編集映像信号S9に基づく編集映像が表示され
ると共にスピーカから編集音声信号に基づく編集音声が
出力され、かくしてオペレータが編集リストに基づく編
集映像及び編集音声を確認することができるようになさ
れている。
【0035】さらにコンピュータ3は、編集リストが作
成された後、マウス13又はキーボード15が操作され
てその実行命令が入力されると、これに応じた制御コマ
ンドC1をシステム制御部4に送出する。
【0036】システム制御部4は、供給される制御コマ
ンドC1に基づいて、必要に応じて対応するビデオテー
プレコーダ14A〜14Dに制御信号S1を送出するこ
とにより当該ビデオテープレコーダ14A〜14Dに編
集処理に利用するクリップの映像音声を再生させる一
方、必要に応じてコントロールバス11を介してディス
ク制御部10を制御することにより、ハードディスク装
置2から編集処理に利用するクリップの映像音声を再生
させる。
【0037】この結果上述のプレビューモード時と同様
にして、映像特殊効果処理部8に、ビデオテープレコー
ダ14A〜14Dから映像入力部5若しくはディジタル
映像音声入出力部7を経由して必要なクリップのディジ
タル映像信号S6、S4が与えられ、又はハードディス
ク装置2からディスク制御部10を経由して必要なクリ
ップのディジタル映像信号S6、S4が与えられる。
【0038】またこのとき音声入出力/ミキサ部9に
は、ビデオテープレコーダ14A〜14Dから直接若し
くはディジタル映像音声入出力部7を経由して必要なク
リップのアナログ音声信号S3若しくはディジタル音声
信号S5が与えられ、又はハードディスク装置2からデ
ィスク制御部10を経由して必要なクリップのディジタ
ル音声信号S7、S5が与えられる。
【0039】そして映像特殊効果処理部8は、システム
制御部4の制御のもとに、上述のプレビューモード時と
同様にして、供給される各クリップのディジタル映像信
号S6、S4を必要に応じて特殊効果加工処理し、かく
して得られた編集映像の映像信号でなるディジタル編集
映像信号S8を映像出力部6に送出する。
【0040】このとき映像出力部6は、システム制御部
4の制御のもとに、供給されるディジタル編集映像信号
S8をアナログ変換し、得られた編集映像信号S9を対
応するビデオテープレコーダ14A〜14Dに送出す
る。
【0041】またこのとき音声入出力/ミキサ部9は、
システム制御部の制御のもとに、上述のプレビューモー
ド時と同様にして、供給される各クリップのアナログ音
声信号S2又はディジタル音声信号S5、S7に対して
必要に応じてミキシング等の編集処理を施し、かくして
得られた編集音声信号S10を対応するビデオテープレ
コーダ14A〜14Dに送出する。
【0042】このときこのビデオテープレコーダ14A
〜14Dには、システム制御部4から制御信号S1が与
えられており、かしくて当該ビデオテープレコーダ14
A〜14Dは、この制御信号S1に基づいて、これら映
像出力部6から供給される編集映像信号S9と、音声入
出力/ミキサ部9から供給される編集音声信号S10と
をビデオテープの指定された位置に記録する。
【0043】このようにしてこの編集装置1では、作成
された編集リストに従って指定されたクリップの映像音
声を指定された状態に編集加工してビデオテープに記録
することができるようになされている。
【0044】(2)制御用コンピュータの構成 ここでコンピュータ3は、図2に示すように、CPU
(Central Processing Unit )20、ROM(Read Onl
y Memory)21、RAM(Random Access Memory)2
2、表示処理部23、タイトル/グラフィック生成部2
4及びインターフェース回路25、26がCPUバス2
7を介して接続されることにより構成されており、各イ
ンターフェース回路25、26をそれぞれ介してマウス
13及びキーボード15と接続されている。
【0045】この場合CPU20は、例えばマウス13
やキーボード15が操作されることにより所定処理の実
行命令がインターフェース回路25、26を介して与え
られると、ROM21に格納されたプログラムに基づい
て、必要に応じてシステム制御部4に制御コマンドC1
を送出することにより、当該システム制御部4を介して
各ビデオテープレコーダ14A〜14D、映像入出力部
5、映像出力部6、ディジタル映像音声入出力部7、映
像特殊効果処理部8、音声入出力/ミキサ部9及びディ
スク制御部10に所定動作を実行させるようになされ、
これにより編集装置1全体として上述したような各種処
理を実行させるようになされている。
【0046】またこのときCPU20は、ROM21に
格納されたプログラムに基づいて、必要に応じてROM
21内に格納された画像データを読み出し、これを表示
処理部23を介してディスプレイ12に与えることによ
り、後述のようなメイン画面やウィンドウを表示させる
一方、マウス操作に応動してメイン画面内を移動するカ
ーソルや、キーボード15を介して入力された数字や文
字などをディスプレイ12に表示させ、かつ映像特殊効
果処理部8からタイトル/グラフィック生成部24を介
して表示処理部23に与えられるディジタル映像信号S
6、S4に基づく映像や静止画像をメイン画面内の所定
位置に表示させるようになされている。
【0047】さらにCPU20は、ROM21に格納さ
れたプログラムに基づいて、必要時にはタイトル/グラ
フィック生成部24を制御してタイトル文字やグラフィ
ックの画像データを生成させてこれを映像特殊効果処理
部8に送出させるようになされている。
【0048】(3)クリップの登録操作 ここで実際上CPU20は、電源が投入された立ち上が
り時、ROM21に格納されているプログラムに基づい
て、まず図3に示すようなメイン画面30をディスプレ
イに表示させる。
【0049】この場合このメイン画面30には、オペレ
ータが所望する処理内容を選択するための複数のボタン
31A〜31Qと、登録された各クリップのイン点の静
止画(以下これをスタンプ画と呼ぶ)を表示するための
クリップ表示部32と、編集リスト作成時における各種
処理を指定するための複数のボタン33A〜33Z及び
34Aと、編集リストを作成するための編集リスト作成
部35とが設けられている。
【0050】そしてオペレータは、このメイン画面30
がディスプレイ12に表示された状態において、マウス
操作により画面上段のビデオクリップエディットボタン
31Kを選択することにより、図4のようなウィンドウ
(以下、これをビデオクリップエディットウィンドウと
呼ぶ)40をメイン画面30上に重ねて表示させること
ができる。
【0051】この場合ビデオクリップエディットウィン
ドウ40では、画面の左側上段に各ビデオテープレコー
ダ14A〜14Dにそれぞれ対応させてソース選択ボタ
ン41A〜41Dが複数表示されており、マウス操作に
よりこれらソース選択ボタン41A〜41Dのうちのい
ずれかを選択することにより所望の1台のビデオテープ
レコーダ14A〜14D(図1)を選択することができ
る。
【0052】そしていずれかのソース選択ボタン14A
〜14Dを選択した後、マウス操作によりビデオクリッ
プエディットウィンドウ40内に表示されたいずれかの
ビデオ操作用ボタン42A〜42Gを選択することによ
って、選択したビデオテープレコーダ14A〜14Dに
選択したビデオ操作用ボタン42A〜42Gに応じた動
作を実行させることができる。なおこのようなビデオテ
ープレコーダ14A〜14Dの操作は、スライダ43を
用いても行うことができる。
【0053】そしてこのときビデオテープレコーダ14
A〜14Dに再生動作や変速再生動作を実行させた場
合、当該ビデオテープレコーダ14A〜14Dによりビ
デオテープから再生された映像がこのビデオクリップエ
ディットウィンドウ40内のライブ映像表示部44内に
表示される。
【0054】かくしてオペレータは、このライブ映像表
示部44内に表示された映像を目視確認しながらイン点
指定用ボタン45又はアウト点指定用ボタン46をクリ
ックすることによってクリップとして登録しようとする
映像部分のイン点及びアウト点を指定することができ、
このとき指定されたイン点及びアウト点の画像がそれぞ
れイン点画像表示部47又はアウト点画像表示部48内
に表示される。
【0055】またこのときイン点又はアウト点として指
定された各画像のビデオテープにおけるタイムコードが
それぞれイン点タイムコード表示部49又はアウト点タ
イムコード表示部50にそれぞれ表示され、指定された
クリップの素材長(デュレーション)がデュレーション
表示部51に表示される。
【0056】なおこのビデオクリップエディットウィン
ドウ40では、マウス操作によりコマ送りボタン51、
52をクリックすることによって、ライブ映像表示部4
4内に表示された映像を順方向又は逆方向にコマ送り表
示させることができ、またライブ映像移動ボタン53、
54を選択することによって、ライブ映像表示部44内
に表示された画像をイン点又はアウト点まで移動させる
ことができる。
【0057】そして上述のようにしてクリップのイン点
及びアウト点を指定した後、マウス操作により登録ボタ
ン55をクリックすることによりこのクリップを登録す
ることができる。実際上このときこのクリップのイン点
及びアウト点のタイムコード等の関連データがCPU2
0によりRAM22に取り込まれる。そしてこのように
して登録されたクリップのスタンプ画及びそのタイムコ
ードや素材長等が図5に示すようにメイン画面30のク
リップ表示部32内に表示される。
【0058】またこのとき例えばビデオクリップエディ
ットウィンドウ40のモアボタン56を選択することに
よって開くことのできる図示しない設定画面上で予め取
込みモードを選択しておくことによって、このクリップ
の映像音声を上述のようにしてハードディスク装置2に
取り込むことができる。この場合このクリップの映像信
号及び音声信号は、指定された範囲よりも前後所定期間
分(例えば2秒分)だけ余分にハードディスク装置2に
取り込まれる。
【0059】さらにこのとき例えば上述の設定画面上で
予めリンクモード又はアンリンクモードのいずれかを選
択することによって、映像と音声をリンクさせて又はリ
ンクさせないでハードディスク装置2に取り込ませるこ
とができる。
【0060】そしてこの後マウス操作によりニューエデ
ィットボタン57をクリックすることによってこのビデ
オクリップエディットウィンドウ40を初期状態に戻す
ことができる。これによりオペレータは、この後上述と
同様の手順により他のクリップを順次登録することがで
きる。
【0061】またこのビテオクリップエディットウィン
ドウ40では、マウス操作によりクローズボタン58を
クリックすることによって、当該ビテオクリップエディ
ットウィンドウ40を閉じることができる。
【0062】一方オペレータは、上述のようにしてメイ
ン画面30のクリップリスト表示部32に登録されたク
リップのリストが表示された状態(図5)において、こ
のメイン画面30の編集リスト作成部35を利用して以
下の方法により編集リストを作成することができる。
【0063】(4)編集リストの作成 オペレータは、上述のようにしてメイン画面30のクリ
ップ表示部32に複数のクリップを登録した状態(図
5)において、編集を実行させるための編集データであ
る編集リストを、編集作業を実際に実行する前にメイン
画面30のタイムラインウィンドウと呼ばれる編集リス
ト作成部35において作成する。
【0064】すなわち、編集リスト作成部35におい
て、オペレータはまず、ソース選択表示部71に表示さ
れた複数のタイムライントラック(第1のビデオトラッ
ク35C、第2のビデオトラック35E、第1のオーデ
ィオトラック35G及び第2のオーディオトラック35
H)に対応するソース選択ボタン71A〜71Dのいず
れかをマウス操作によってクリックすることにより、編
集リストを作成する際にクリップを貼り付け得る直接編
集可能なタイムライントラックを指定する。
【0065】この場合、例えばオペレータがマウス操作
によって第1のビデオトラック35C及び第1のオーデ
ィオトラック35Gに対応したソース選択ボタン71A
及び71Cを選択すると、図5に示すように、GUIは
ソース選択表示部71のソース選択ボタン71A及び7
1Cに矢印を表示し、これにより第1のビデオトラック
35C及び第1のオーディオトラック35Gが直接編集
可能なトラックとして選択されたことをオペレータに示
す。
【0066】因みに、編集リスト作成部35において
は、グループトラック選択表示部72によって、編集リ
ストを作成する際に互いに対となるトラックを予め設定
することができる。この場合、オペレータがマウス操作
によりグループトラック選択表示部72に表示されたト
ラック選択ボタンのなかから所望の2つの選択ボタンを
クリックすることにより、GUIは当該クリックされた
2つのトラックが対をなすように設定する。
【0067】従って、例えば図5に示すように、第1の
ビデオトラック35C及び第1のオーディオトラック3
5Gを一対のトラックとして設定すると、GUIはグル
ープトラック選択表示部72の対応する選択ボタンにそ
れぞれ第1のグループであることを表す「1」を表示す
る。そして、このようにしてグループ設定されたトラッ
クに対してオペレータがそのいずれか(例えば第1のビ
デオトラック35C)をソース選択表示部71によって
選択すると、GUIはこのとき同じグループとして対を
なす他方のトラック(例えば第1のオーディオトラック
35G)もクリップの貼り付けトラックとして選択する
ようになされている。
【0068】かくしてソース選択表示部71によってク
リップを貼り付けるトラックが選択されると、オペレー
タは当該選択されたトラックに対するクリップの貼り付
け作業を行う。すなわち、まずオペレータはマウス操作
によりクリップ表示部32内の所望のクリップのスタン
プ画にカーソルを合わせた後、マウス13のボタンを押
下するようにして1つのクリップを指定し、その状態の
ままカーソルを、編集リスト作成部35のタイムライン
スケール35Aを指標として、第1のビデオトラック3
5Cの所望位置に移動させた後、マウス13のボタンを
放す。
【0069】この場合、予めオペレータの操作によって
第1のビデオトラックがクリップを貼り付けるトラック
として設定されていることにより、図6に示すように、
GUIはオペレータがマウス13によって選択したクリ
ップの長さに応じた長さの枠50A(図6)をそのクリ
ップを表す番号(例えば「Bin01-008 」) と共に第1の
ビデオトラック35Cに貼り付けるように表示する。
【0070】また、このとき予めオペレータによって第
1のオーディオトラック35Gがクリップの貼り付けト
ラックとして設定されていることにより、GUIは第1
のビデオトラック35Cへのクリップの貼り付けに応じ
て第1のオーディオトラック35Gにクリップを貼り付
ける。これにより、第1のオーディオトラック35Gに
は第1のビデオトラック35Cに貼り付けられたクリッ
プと同じ長さの枠52Aがそのクリップを表す番号(例
えば「Bin01-008 」) と共に表示される。
【0071】このようにGUIは、オペレータがマウス
13によって指定したクリップを表す枠50A及び52
Aを編集リスト作成部35のタイムラインに貼り付ける
と、これに対応して当該タイムライントラックの上部に
設けられたクリップ画表示部60にこのときタイムライ
ントラックに貼り付けられたクリップに対応するクリッ
プを表すスタンプ画60Aを表示する。これによりオペ
レータは当該スタンプ画を見ることによってタイムライ
ントラック上に貼り付けられたクリップの内容を容易に
確認することができる。
【0072】以下同様にして、GUIは各タイムライン
トラック(第1のビデオトラック35C、第2のビデオ
トラック35E、第1のオーディオトラック35G及び
第2のオーディオトラック35H)に対して、オペレー
タがマウス13の操作によって指定したクリップを表す
枠50A〜50D、51A〜51B、52A〜52C及
び53A〜53B)をオペレータのマウス操作に応じて
貼り付けて行く。
【0073】因みに、タイムライントラックの一つとし
て設けられている特殊効果用トラック35Dは、第1の
ビデオトラック35C及び第2のビデオトラック35E
に貼り付けられたクリップに対して種々の特殊効果を指
定するトラックであり、例えば図6に示す特殊効果表示
65は、第1のビデオトラック35Cに貼り付けられた
クリップ50Bから第2のビデオトラック35Eに貼り
付けられたクリップ51Aに画面が徐々に移行すること
を指定するものである。
【0074】このように、編集リスト作成部35に対し
てクリップ及び特殊効果が指定された状態(図6)にお
いて、オペレータはマウス13を操作することにより、
一旦作成された編集リスト作成部35の編集リストに対
して所望のクリップの挿入又は削除といった種々の編集
を行うことができる。
【0075】この場合、オペレータはマウス13を操作
してトラック表示部70に表示される複数トラックのう
ち、編集作業の効果を反映させるトラックを複数選択す
ることができる。すなわち、オペレータはマウス13の
操作により例えば第1及び第2のビデオトラック35C
及び35Eに対応するトラック表示部70の表示欄をク
リックすると、GUIは当該クリックされた表示欄をビ
テオトラックの専用色である青色に変化させると同時
に、当該表示欄に対応する第1及び第2のビデオトラッ
ク35C及び35Eを青色に変化させる。そして、GU
Iはこの状態において、オペレータが編集作業を行った
際に第1及び第2のビデオトラック35C及び35Eに
貼り付けられている各クリップをその編集作業に応動し
て貼り付け位置を変化させる。
【0076】またオーディオトラックにおいても同様に
して、オペレータがマウス13の操作により例えば第1
及び第2のオーディオトラック35G及び35Hに対応
するトラック表示部70の表示欄をクリックすると、G
UIは当該クリックされた表示欄をオーディオトラック
の専用色である黄色に変化させると同時に、当該表示欄
に対応する第1及び第2のオーディオトラック35G及
び35Hを黄色に変化させる。そして、GUIはこの状
態において、オペレータが編集作業を行った際に第1及
び第2のオーディオトラック35G及び35Hに貼り付
けられている各クリップをその編集作業に応動して貼り
付け位置を変化させる。因みに第1及び第2のオーディ
オトラック35G及び35Hのいずれかがグループトラ
ック選択表示部72においてビデオトラック35C又は
35Eのいずれかと対をなしている場合、当該対をなす
ビデオトラックへのクリップの貼り付け又は削除に応じ
て同様のクリップが挿入又は削除されるようになされて
いる。
【0077】従って、例えは図6に示す状態において、
第1のビデオトラック35Cに所望のクリップが貼り付
けられると、当該ビデオトラック35Cと対をなす第1
のオーディオトラック35Gにも同様のクリップが同様
の位置に貼り付けられる。
【0078】そして、このとき第1のビデオトラック3
5C及び第2のビデオトラック35E並びに第1のオー
ディオトラック35G及び第2のオーディオトラック3
5Hに既に他のクリップが貼り付けられ、さらにトラッ
ク表示部70に表示される複数トラックのうち、編集作
業の効果を反映させるトラックとして第1及び第2のビ
デオトラック35C及び35E並びに第1及び第2のオ
ーディオトラック35G及び35Hが選択トラックとし
て選択されていると、GUIは、第1のビデオトラック
35C及び第1のオーディオトラック35Gへのクリッ
プの貼り付けに応じて、第1及び第2のビデオトラック
35C及び35E並びに第1及び第2のオーディオトラ
ック35G及び35Hの各クリップを移動させる。
【0079】ここで、図7はクリップの挿入を行う編集
処理手順を示し、GUIはメイン画面30のクリップ表
示部32にオペレータの操作によって複数のクリップを
登録すると共に、図6に示すように既に複数のクリップ
が貼り付けられた状態において、ステップSP10から
編集処理手順に入り、続くステップSP11においてオ
ペレータのマウス操作によるクリップの挿入命令を待ち
受ける。
【0080】そして、オペレータがマウス13を操作し
て登録クリップから所望のクリップを選択してタイムラ
イントラックに貼り付け操作を行うと、GUIはステッ
プSP12に移って、当該操作されたタイムライントラ
ックがソース選択表示部71によって直接編集可能トラ
ックとして設定されているか否かを判断する。
【0081】ここで肯定結果が得られると、このことは
オペレータがクリップを貼り付けようとするタイムライ
ントラックが直接編集可能なトラックとして設定されて
いることを表しており、このときGUIはステップSP
13に移ってこのときオペレータによって指定されたク
リップをオペレータの操作に従ってタイムライントラッ
クに貼り付ける。このとき、GUIは当該クリップが貼
り付けられたタイムラインに既に存在する他のクリップ
のうち、新たにクリップが貼り付けられる位置以降に存
在するクリップを新たに貼り付けられるクリップの長さ
だけ後方に移動させることにより、新たなクリップの挿
入を行った後、続くステップSP14に移る。
【0082】これに対してステップSP12において否
定結果が得られると、このことは新たなクリップを貼り
付けようとするタイムライントラックがソース選択表示
部71において直接編集可能トラックとして選択されて
いないことを表しており、このときGUIはこのときオ
ペレータによって挿入トラックとして指定されたトラッ
クへの新たなクリップの挿入を行わず、ステップSP1
4に移って選択トラックが設定されているか否かを判断
する。
【0083】ここで肯定結果が得られると、このことは
オペレータが直接編集可能トラックの編集作業に反映さ
れる選択トラックを予め設定していることを表してお
り、このときGUIはステップSP15に移って、選択
トラックとして設定されているトラックにこのとき直接
編集可能トラックに対して貼り付けようとしている挿入
クリップと同じ長さのブランクを挿入クリップの挿入位
置に挿入し、ステップSP16において処理を終了す
る。
【0084】またステップSP14において否定結果が
得られると、このことは直接編集可能トラックの編集作
業に反映される選択トラックが予め設定されていないこ
とを表しており、このときGUIはステップSP16に
移って当該処理手順を終了する。
【0085】かくして図7のクリップ挿入手順によれ
ば、直接編集可能トラックと選択トラックとを予め設定
しておくことにより、オペレータが所望のクリップを直
接編集可能トラックに挿入すると、これに応じて選択ト
ラックのクリップも移動することにより、直接編集可能
トラック及び選択トラックの各クリップの相対関係が保
持される。
【0086】これに対して、メイン画面の編集リスト作
成部35においてオペレータによってタイムライントラ
ック上を前後方向に移動可能なタイムラインカーソル6
7(図6)を利用してタイムライン上へのクリップの挿
入を行う場合、GUIは図8に示すクリップの挿入処理
手順を実行する。
【0087】すなわち、GUIはメイン画面30のクリ
ップ表示部32にオペレータの操作によって複数のクリ
ップを登録すると共に、図6に示すように既に複数のク
リップが貼り付けられた状態において、オペレータがマ
ウス13を操作して登録クリップから所望のクリップを
選択すると共に編集リスト作成部35上に設けられたク
リップ貼り付けボタン33Jをクリックすると、GUI
は図8のステップSP20から編集処理手順に入り、続
くステップSP21においてタイムラインカーソル67
を用いたクリップの貼り付け処理を開始する。
【0088】そして、GUIはステップSP22におい
て、このときソース選択表示部71において直接編集可
能トラックとして選択されているクリップの貼り付けト
ラック(例えば図6において第1のビデオトラック35
C)においてタイムラインカーソル67上に既に他のク
リップがあるか否かを判断する。
【0089】ここで肯定結果が得られると、このことは
タイムラインカーソル67によってクリップの挿入位置
として指定されている場所が既に貼り付けられているク
リップの一部であることを表しており、このときGUI
はステップSP23に移って、タイムラインカーソル6
7に重なっているクリップを当該タイムラインカーソル
67の位置で分割し、続くステップSP24に移る。
【0090】これに対してステップSP22において否
定結果が得られると、このことはタイムラインカーソル
67が直接編集可能トラック(第1のビテオトラック3
5C)上の既存のクリップに重なっていないことを表し
ており、このときGUIはステップSP24に移る。
【0091】ステップSP24においてGUIは、この
とき直接編集可能トラック(第1のビデオトラック35
C)に貼り付けようとするクリップの素材長をコンピュ
ータ3(図1)のRAM22(図2)から読み出し、さ
らに続くステップSP25においてタイムラインカーソ
ル67以降のクリップ全てを当該素材長分だけ後ろに移
動させる。
【0092】そしてGUIはステップSP26に移っ
て、ステップSP25において形成されたタイムライン
カーソル67の直後のブランクにこのとき貼り付けよう
とするクリップを貼り付け、続くステップSP27にお
いて当該クリップの挿入処理を終了する。
【0093】かくして図6に示す編集リスト作成部35
において第1のビデオトラック35Cのタイムラインカ
ーソル67の位置に対して図8に示す処理手順によって
新たなクリップが挿入されると、図9に示すように、新
たなクリップを表す新たな枠50Eが挿入され、挿入前
においてタイムラインカーソル67の位置以降に存在し
た各クリップを表す枠50B、50C及び50Dはそれ
ぞれ新たなクリップの枠50Eの長さ分だけ後ろに移動
する。この結果第1のビデオトラック35C上において
新たに挿入されたクリップ以降の各クリップの関係が挿
入前と同様に保持されることになる。
【0094】因みに、図9においては、第1のビデオト
ラック35Cに対応して第1のオーディオトラック35
Gが直接編集可能トラックとして選択されていることに
より、第1のビデトトラック35Cに対する新たなクリ
ップの挿入に応じて第1のオーディオトラック35Gに
おいても同様の挿入処理が実行され、新たなクリップの
枠52Eが挿入される。
【0095】また、図9においては、第2のビデオトラ
ック35E及び第2のオーディオトラック35Hが第1
のビデオトラック35C及び第1のオーディオトラック
35Gの編集結果を反映するように設定されていること
により、第2のビデオトラック35E及び第2のオーデ
ィオトラック35Hのタイムラインカーソル67の位置
以降のクリップも、第1のビデオトラック35C及び第
1のオーディオトラック35Gに挿入された新たなクリ
ップの長さ分だけ後ろに移動され、これにより第1及び
第2のビデオトラック35C及び35E並びに第1及び
第2のオーディオトラック35G及び35Hの各トラッ
クにおいて新たに挿入されたクリップ以降の各クリップ
の相対関係が保持される。
【0096】因みに、図10に示すようにタイムライン
カーソル67が既存のクリップの枠50A及び52Aに
重なっている場合には、図8について上述した挿入処理
手順によって、図11に示すように枠50A及び52A
はタイムラインカーソル67の位置で分離され、当該分
離された位置に新たなクリップの枠50E及び52Eが
挿入される。この場合においても、挿入されたクリップ
以降の各クリップは挿入分だけ後ろに移動する。
【0097】次に、メイン画面の編集リスト作成部35
においてオペレータによってタイムライントラック上の
既存のクリップを削除する場合について説明する。この
場合、GUIは図12に示すクリップの削除処理手順を
実行するようになされている。
【0098】すなわち、GUIは図6に示すようにメイ
ン画面30の編集リスト作成部35に既に複数のクリッ
プが貼り付けられた状態において、オペレータがマウス
13を操作して所望のクリップを選択すると共に編集リ
スト作成部35の上部に設けられたデリートボタン33
Lをクリックすると、GUIは図12のステップSP3
0から編集処理手順に入り、続くステップSP31にお
いてクリップの削除処理を開始する。
【0099】そして、GUIはステップSP32におい
て、このとき指定された削除クリップの素材長をコンピ
ュータ3のRAM22から読み出した後、続くステップ
SP33において削除クリップをタイムライントラック
から削除する。
【0100】タイムライントラックから指定されたクリ
ップの枠が削除されると、GUIはステップSP34に
移って削除クリップ以降の全てのクリップを全て移動ク
リップとして選択する。このとき、編集作業の結果が反
映される選択トラックが指定されている場合、GUIは
当該選択トラックにおいて削除クリップの位置以降に存
在する全てのクリップも移動クリップとして選択する。
【0101】そしてGUIはステップSP35に移っ
て、ステップSP34において選択した移動クリップを
全て削除クリップの素材長分だけ前方に移動させ、続く
ステップSP36において当該削除処理手順を終了す
る。
【0102】かくして図6に示すメイン画面において、
例えばソース選択トラックとして選択されている第1の
ビデオトラック35C及び第1のオーディオトラック3
5Gの第1のクリップ(50A、52A)が選択される
と、図13に示すように、当該クリップの枠50A及び
52Aが削除されると共に、当該第1のビデオトラック
35C及び第1のオーディオトラック35Gの後続の各
トラックの枠50B〜50D及び52B〜52D並びに
編集作業を反映するように指定されている第2のビデオ
トラック35E及び第2のオーディオトラック35Hの
各クリップの枠51A〜51B及び53A〜53Bがそ
れぞれ前方に移動する。
【0103】これにより、編集作業の結果が反映される
ように指定された全てのタイムライントラックのクリッ
プがそれぞれの相対関係を保持する。
【0104】ここで、図6に示すメイン画面の編集リス
ト作成部35において、GUIはマークインマーク10
1及びマークアウトマーク102を用いることにより、
マークイインマーク101及びマークアウトマーク10
2によって指定された範囲内に限った編集リストの編集
を行うようになされている。
【0105】すなわち図14において、オペレータがタ
イムラインカーソル67を任意の位置に移動させ、マー
クインボタン33Nをクリックすると、GUIはタイム
ラインカーソル67の位置にマークインマーク101を
設定する。また、オペレータがタイムラインカーソル6
7を任意の位置に移動させ、マークインボタン33Oを
クリックすると、GUIはタイムラインカーソル67の
位置にマークアウトマーク102を設定する。
【0106】また、タイムライントラック上の任意のク
リップにカーソルを合わせてマーククリップボタン33
Pをクリックすることにより、GUIはクリップのイン
点及びアウト点にマークインマーク101及びマークア
ウトマーク102を設定する。
【0107】かかるマークインマーク101及びマーク
アウトマーク102はタイムライン上に1つずつのみ設
定可能となっており、これによりタイムライントラック
上に唯一定まるマークインマーク101及びマークアウ
トマーク102を用いて編集操作を行うことができる。
【0108】これらのマークインマーク101及びマー
クアウトマーク102は、クリアマークボタン33Rを
クリック操作することにより消去することができ、ま
た、オペレータがマウス13のカーソルをマークインマ
ーク101又はマークアウトマーク102の一方に合わ
せてこれをクリックしながら移動させることにより、マ
ークインマーク101又はマークアウトマーク102は
その位置をマウスカーソルの移動に伴って移動し、さら
にマークインマーク101及びマークアウトマーク10
2の両方が設定されている状態においてオペレータがマ
ウスカーソルをその一方に合わせてクリックしながら移
動させることにより、マークインマーク101及びマー
クアウトマーク102はその間隔を一定に保ちながらタ
イムスケール上をマウスカーソルの移動に伴って移動す
る。
【0109】GUIは、このようにして設定されたマー
クインマーク101及びマークアウトマーク102のそ
れぞれのタイムコード情報及びマーク間の間隔を、タイ
ムライントラックの下部に設けられたステータスバー1
03に表示する。
【0110】ここで、マークインマーク101及びマー
クアウトマーク102を用いた編集処理手順を図15に
示す。すなわち、図14に示すようにメイン画面30に
おいて、オペレータがマウス13を操作してクリップ表
示部32に登録済のいずれかのクリップを選択し、これ
を編集リスト作成部35に貼り付ける指定を行うと、G
UIは、図15に示すステップSP40から編集処理手
順に入ると共に、続くステップSP41においてクリッ
プの貼り付け処理を開始する。
【0111】そしてGUIはステップSP42に移り、
編集リスト作成部35にタイミングマークが存在するか
否かを判断する。ここで、タイミングマークとはマーク
インマーク101及びマークアウトマーク102の両方
が設定されている場合にマークインマーク101又はマ
ークアウトマーク102のいずれかに設定されるその優
先度を表すマークであり、例えばオペレータがマークイ
ンボタン33Nをダブルクリックすることにより、図1
4に示すように、GUIはマークインマーク101と共
にタイミングマーク105を表示する。因みに、マーク
インマーク101又はマークアウトマーク102のいず
れか一方のみが設定されている場合には、GUIは当該
設定されたマークインマーク101又はマークアウトマ
ーク102をタイミングマーク105と見なすようにな
されている。
【0112】このように、マークインマーク101にタ
イミングマーク105が付されている場合、GUIは図
15のステップSP42からステップSP43に移り、
当該タイミングマーク105が付されたマークインマー
ク101の時間位置とこのときタイムライントラックに
貼り付けようとするクリップのイン点の時間位置とが一
致するようにクリップを貼り付ける。
【0113】これに対して、マークアウトマーク102
にタイミングマーク105が付されている場合、GUI
は図15のステップSP42からステップSP44に移
り、当該タイミングマーク105が付されたマークアウ
トマーク102の時間位置とこのときタイムライントラ
ックに貼り付けようとするクリップのアウト点の時間位
置とが一致するようにクリップを貼り付ける。
【0114】またこれに対して、タイミングマーク10
5が設定されていない場合、GUIはステップSP45
に移って、タイムラインカーソル67の位置とこのとき
タイムライントラックに貼り付けようとするクリップの
イン点の時間位置とが一致するようにクリップを貼り付
けた後、ステップSP49において当該処理手順を終了
する。
【0115】ステップSP43又はステップSP44に
おいてクリップをそのイン点又はアウト点がタイミング
マーク105と一致するようにタイムライントラックに
貼り付けられると、GUIはステップSP46に移っ
て、編集リスト作成部35にタイミングマーク105で
はないマーク(すなわちタイミングマーク105を有し
ないマークインマーク101又はマークアウトマーク1
02)が存在するか否かを判断する。
【0116】ここで、タイミングマーク105を有しな
いマークインマーク101が存在する場合、GUIはス
テップSP44からステップSP46を介してステップ
SP47に移ることになる。この場合、マークアウトマ
ーク102にタイミングマーク105が付されており、
ステップSP44において当該マークアウトマーク10
2の時間位置にクリップのアウト点を一致させるように
当該クリップをタイムライントラックに貼り付けると共
に、ステップSP47においてマークインマーク101
の時間位置にクリップのイン点が一致するように当該ク
リップの長さを調整する。かくしてタイミングマーク1
05が付されたマークアウトマーク102とタイミング
マーク105を有しないマークインマーク101との間
にクリップが挿入される。
【0117】これに対して、タイミングマーク105を
有しないマークアウトマーク102が存在する場合、G
UIはステップSP43からステップSP46を介して
ステップSP48に移ることになる。この場合、マーク
インマーク101にタイミングマーク105が付されて
おり、ステップSP43において当該マークインマーク
101の時間位置にクリップのイン点を一致させるよう
に当該クリップをタイムライントラックに貼り付けると
共に、ステップSP48においてマークアウトマーク1
02の時間位置にクリップのアウト点が一致するように
当該クリップの長さを調整する。かくしてタイミングマ
ーク105が付されたマークインマーク101とタイミ
ングマーク105を有しないマークアウトマーク102
との間にクリップが挿入される。
【0118】また、ステップSP46においてタイミン
グマーク105が付されていないマークが存在しない場
合、GUIはステップSP49に移って当該処理手順を
終了する。
【0119】このようにして、図15に示すクリップの
挿入処理手順によれば、マークインマーク101及びマ
ークアウトマーク102の両方が設定されている場合に
おいて、マークインマーク101にタイミングマーク1
05が付されていると、GUIは挿入しようとするクリ
ップのイン点をマークインマーク101の時間位置に合
わせると共に、そのアウト点をマークアウトマーク10
2に合わせるように当該クリップの長さを調整すること
により、マークインマーク101及びマークアウトマー
ク102の間にクリップを正しく挿入することができ
る。
【0120】また、マークインマーク101及びマーク
アウトマーク102の両方が設定されている場合におい
て、マークアウトマーク102にタイミングマーク10
5が付されていると、GUIは挿入しようとするクリッ
プのアウト点をマークアウトマーク102の時間位置に
合わせると共に、そのイン点をマークインマーク101
に合わせるように当該クリップの長さを調整することに
より、マークインマーク101及びマークアウトマーク
102の間にクリップを正しく挿入することができる。
【0121】因みに、マークインマーク101及びマー
クアウトマーク102の両方が設定されていると共にマ
ークインマーク101にタイミングマーク105が付さ
れている場合であっても、マークインマーク101の時
間位置よりもマークアウトマーク102の時間位置の方
が前方に存在する場合、GUIは挿入しようとするクリ
ップのイン点をマークインマーク101に合わせるよう
に当該クリップをタイムライントラックに挿入する。こ
の場合、挿入しようとするクリップの長さは予めクリッ
プ表示部32に登録されている長さを維持することにな
る。
【0122】また、マークインマーク101及びマーク
アウトマーク102の両方が設定されていると共にマー
クアウトマーク102にタイミングマーク105が付さ
れている場合であっても、マークインマーク101の時
間位置よりもマークアウトマーク102の時間位置の方
が前方に存在する場合、GUIは挿入しようとするクリ
ップのアウト点をマークアウトマーク102に合わせる
ように当該クリップをタイムライントラックに挿入す
る。この場合、挿入しようとするクリップの長さは予め
クリップ表示部32に登録されている長さを維持するこ
とになる。
【0123】これに対して、マークインマーク101の
みが設定されている場合、GUIは当該設定されている
マークインマーク101の時間位置に挿入しようとする
クリップのイン点を合わせるように当該クリップをタイ
ムライントラックに貼り付ける。この場合、挿入しよう
とするクリップの長さは予めクリップ表示部32に登録
されている長さを維持することになる。
【0124】また、マークアウトマーク102のみが設
定されている場合、GUIは当該設定されているマーク
アウトマーク102の時間位置に挿入しようとするクリ
ップのアウト点を合わせるように当該クリップをタイム
ライントラックに貼り付ける。この場合、挿入しようと
するクリップの長さは予めクリップ表示部32に登録さ
れている長さを維持することになる。
【0125】さらに、マークインマーク101の時間位
置よりもマークアウトマーク102の時間位置の方が後
方に存在する場合において、オペレータが編集リスト作
成部35の上部に表示されたプレビューボタン33Pを
クリックすることにより、GUIはマークインマーク1
01及びマークアウトマーク102間のクリップのみを
モニタに再生することができる。
【0126】そして、オペレータが消去ボタン33Rを
クリックすることにより、GUIは編集リスト作成部3
5に設定されたマークインマーク101及びマークアウ
トマーク102を消去する。
【0127】次に、編集リスト作成部35に既に複数の
クリップが貼り付けられた状態において、クリップの長
さを調整する処理(トリム調整処理)を説明する。
【0128】オペレータは、図6について上述したメイ
ン画面の編集リスト作成部35の直接編集可能トラック
として指定されている第1のビテオトラック35Cのト
リム調整しようとするクリップのイン点又はアウト点を
マウスカーソルを用いてダブルクリックすることによ
り、当該クリップのイン点又はアウト点の長さを調整す
ることができる。
【0129】例えば、オペレータが第1のビデオトラッ
クの第1のクリップのアウト点をトリム調整しようとす
る場合、オペレータが当該クリップの枠50Aのアウト
点のわずかに内側をダブルクリックすることにより、G
UIは当該クリップのアウト点のトリム調整を実行す
る。この場合、図16に示すようにメイン画面にはトリ
ムダイアログウィンドウ110が表示される。
【0130】このトリムダイアログウィンドウ110に
は、トリム調整しようとするクリップのトリム調整点の
スタンプ画とこれに隣接するクリップのスタンプ画が表
示されるようになされており、例えば図16において
は、トリム調整しようとするクリップ(50A)のアウ
ト点のスタンプ画110A及び当該アウト点に隣接する
第2のクリップ(50B)のイン点のスタンプ画110
Bが表示される。
【0131】このようにしてオペレータによるトリム調
整の命令が入力されると、GUIは図17に示すトリム
調整処理手順にステップSP50から入ると共にステッ
プSP51においてトリム調整処理を開始する。
【0132】そしてGUIは、続くステップSP52に
おいてこのときトリム調整しようとする第1のビデオト
ラック35Cに加えて第2のビデオトラックにクリップ
が存在するか否かの判断と、直接編集可能トラックとし
て設定されている第1のビデオトラック35Cに対して
第2のビデオトラック35Eが編集作業を反映するトラ
ックとして設定されているか否かの判断を行う。
【0133】ここで肯定結果が得られると、このことは
第2のビデオトラックに存在するクリップに対しても第
1のビデオトラック35Cでのトリム調整の結果を反映
する必要があることを表しており、このときGUIはス
テップSP53に移って、トリム調整しようとする第1
のビデオトラックのクリップ(50A)のアウト点と同
じ時間位置に存在する第2のビデオトラック35Eのク
リップ(ブランクを含む)に編集点を設定した後、ステ
ップSP54に移る。
【0134】これに対してステップSP52において否
定結果が得られると、このことは第2のビデオトラック
35Eにおいて第1のビデオトラック35Cのトリム調
整を反映する必要がないことを表しており、このときG
UIはステップSP54に移る。
【0135】ステップSP54において、オペレータが
第1のビデオトラック35Cの第1のクリップ(50
A)のアウト点をマウスカーソルの移動によって調整す
ることにより、GUIは第1のビテオトラック35Cの
第1のクリップ(50A)のアウト点を当該調整に応じ
て移動させる。このときGUIはトリム調整するクリッ
プ(50A)のイン点の位置は変化させない。これによ
り、メイン画面に表示されたトリムダイアログウィンド
ウ110のトリム調整しようとするクリップ(50A)
のアウト点のスタンプ画110Aが当該調整動作に応じ
て変化し、常に調整された時間位置でのスタンプ画を表
示する。
【0136】このようにしてオペレータによるアウト点
の調整が終了すると、GUIは続くステップSP55に
移り、ステップSP54における調整量を取得した後、
ステップSP56に移る。ステップSP56においてG
UIは調整量の増減、すなわちトリム調整によって変化
した第1のクリップ(50A)のアウト点の時間位置の
変化を検出する。
【0137】この検出結果が増加した状態(すなわち時
間が進んだ状態)である場合、GUIはステップSP5
7に移り、当該調整量分だけ後続クリップを全て後方に
移動させる。この場合の後続クリップとは、上述のステ
ップSP52において第1のビデオトラック35Cのみ
がトリム調整トラックとして設定されている場合には、
第1のビデオトラック35Cの第1のクリップ(50
A)のアウト点以降の全てのクリップを表し、これに対
して上述のステップSP52において第1のビデオトラ
ック35Cに加えて第2のビデオトラック35Eがトリ
ム調整トラックとして設定されている場合には、第1の
ビデオトラック35Cの第1のクリップ(50A)のア
ウト点(これをトリム調整点と呼ぶ)以降の全てのクリ
ップと第2のビデオトラック35Eのトリム調整点以降
の全てのクリップを表す。
【0138】このようにしてトリム調整が行われると、
GUIは続くステップSP59に移って、トリム調整さ
れた第1のクリップ(50B)の素材長を調整量分だけ
変更し、続くステップSP60に移る。
【0139】これに対してステップSP56における検
出結果が減少した状態(すなわち時間が戻った状態)で
ある場合、GUIはステップSP58に移り、当該調整
量分だけ後続クリップを全て前方に移動させる。この場
合の後続クリップとは、上述のステップSP52におい
て第1のビデオトラック35Cのみがトリム調整トラッ
クとして設定されている場合には、第1のビデオトラッ
ク35Cの第1のクリップ(50A)のアウト点以降の
全てのクリップを表し、これに対して上述のステップS
P52において第1のビデオトラック35Cに加えて第
2のビデオトラック35Eがトリム調整トラックとして
設定されている場合には、第1のビデオトラック35C
の第1のクリップ(50A)のアウト点(これをトリム
調整点と呼ぶ)以降の全てのクリップと第2のビデオト
ラック35Eのトリム調整点以降の全てのクリップを表
す。
【0140】このようにしてトリム調整が行われると、
GUIは続くステップSP59に移って、トリム調整さ
れた第1のクリップ(50B)の素材長を調整量分だけ
変更し、続くステップSP60に移る。
【0141】ステップSP60は、トリム調整しようと
するクリップに対してそのイン点側を調整する場合に実
行される処理ステップであり、調整後のイン点を元のイ
ン点位置に一致させる処理である。
【0142】かくしてGUIはステップSP61におい
て当該トリム調整処理手順を終了する。この処理手順に
よると、図18(A)に示すように第1のクリップ50
Aのアウト点50OUT を前方に移動させると、図18
(B)に示すように第1のクリップ50Aが短くなった
分だけ第1のクリップ50A及び第2のクリップ50B
間に空白領域BLKが形成され、GUIは当該空白領域
BLKを埋めるように後続のクリップ50B及び50C
が前方に移動させる(図18(C))。
【0143】また、図18(D)に示すように第1のク
リップ50Aのアウト点を後方に移動させると、GUI
は図18(E)に示すように第1のクリップが長くなっ
た分だけ後続のクリップ50B及び50Cを後方に移動
させる。
【0144】これに対して、図19(A)に示すように
第1のクリップ50Aのイン点50INを後方に移動させ
ると、図19(B)に示すように第1のクリップ50A
が短くなった分だけ第1のクリップ50Aの直前に空白
領域BLKが形成され、GUIは当該空白領域BLKを
埋めるように第1のクリップ50A以降の全てのクリッ
プ50A、50B及び50Cを前方に移動させる(図1
9(C))。
【0145】また、図19(D)に示すように第1のク
リップ50Aのイン点を前方に移動させると、GUIは
図19(E)に示すように第1のクリップが長くなった
分だけ当該第1のクリップのイン点50INを元のイン点
位置に一致させるように後方移動させ、これに応じて後
続の全てのクリップ50B及び50Cも後方に移動させ
る。
【0146】かくして、トリム調整処理手順によると、
トリム調整したクリップに続く全てのクリップの相対関
係が保持され、これにより各クリップの連続性が保たれ
る。
【0147】因みに図20は第1のビデオトラック35
Cの第1のクリップ(50A)のアウト点を後方に移動
させた場合を示し、この場合第2のビデオトラック35
Eがその調整を反映することにより、GUIは第1のビ
デオトラック35Cの第1のクリップのアウト点の時間
位置にあるブランクBLKの長さを、第1のクリップ5
0Aのトリム調整に応じて延ばし、これにより当該ブラ
ンクBLKに続く全てのクリップ(51A、51B)が
後方に移動される。かくして第1のビデオトラック35
Cのトリム調整が行われたクリップ(50A)のアウト
点(トリム調整点)以降の全てのクリップ(50B、5
0C及び50D)と第2のビデオトラック35Eにおけ
るトリム調整点以降の全てのクリップ(51A、51
B)が同様に移動されるので、2つのビデオトラックの
各クリップの相対位置関係が保持され、それぞれの連続
性が保たれる。
【0148】なお、第1及び第2のオーディオトラック
35G及び35Hにおいてもビデオトラックの場合と同
様にして、クリップ(52A)に対してトリム調整する
と、第1のオーディオトラック35G及び第2のオーデ
ィオトラック35Hの各クリップがそれぞれ位置関係を
保ちながら移動され、これにより各クリップの連続性が
保たれる。
【0149】因みに、1つのトラックに対してのみトリ
ム調整をする場合には、上述したマウスカーソルによる
設定に代えて、編集リスト作成部35の上部に設けられ
たシングルトリムボタン33X(図20)をクリックす
ることによっても実行可能であり、さらに複数トラック
に対してトリム調整を反映させる場合には、デュアルト
リムボタン33Y(図20)をクリックすることによっ
ても実行可能である。
【0150】次に、編集リスト作成部35の各タイムラ
イントラックに貼り付けられたクリップをその長さ及び
内容を変更せずにタイムライン上での位置を調整するス
ライドトリム調整について説明する。
【0151】すなわち、オペレータは、図6について上
述したメイン画面の編集リスト作成部35の直接編集可
能トラックとして指定されている第1のビテオトラック
35Cのスライドトリム調整しようとするクリップをマ
ウスカーソルを用いてクリックすると共に編集リスト作
成部35の上部に設けられたスライドトリムボタン34
Aをクリックすることにより、当該選択されたクリップ
の左側に隣接しているクリップのアウト点と、当該選択
されたクリップの右側に隣接しているクリップのイン点
とを同じ方向に同じ調整量だけ調整し、選択されたクリ
ップをその内容を変化させずにタイムライン上での位置
を移動させることができる。
【0152】この処理は、第1及び第2のビデオトラッ
ク35C及び35Eにクリップが存在している場合に
は、スライドトリム調整するクリップを有するトラック
に加えて他方のトラックも同様の処理が施され、これに
対してスライドトリム調整するクリップを有するトラッ
クのみにクリップが存在する場合には、当該トラックの
みに対して処理が施される。
【0153】例えば、編集リスト作成部35の一部を示
す図21において、オペレータが第1のビデオトラック
35Cの第2のクリップ50Bをスライドトリム調整す
るクリップとして指定すると、GUIは当該クリップ5
0Bのスライドトリム調整を実行する。この場合、図2
2に示すようにメイン画面にはスライドトリムダイアロ
グウィンドウ110が表示される。
【0154】このスライドトリムダイアログウィンドウ
110には、スライドトリム調整しようとするクリップ
50Bの左側に隣接するクリップ50Aのアウト点のス
タンプ画110Aと、スライドトリム調整しようとする
クリップ50Bのイン点のスタンプ画110Bと、スラ
イドトリム調整しようとするクリップ50Bのアウト点
のスタンプ画110Cと、スライドトリム調整しようと
するクリップ50Bの右側に隣接するクリップ50Cの
イン点のスタンプ画110Dとが表示される。
【0155】このスライドトリム調整においては、スラ
イドトリム調整しようとするクリップ50Bの内容は変
化しないことにより、そのイン点のスタンプ画110B
及びアウト点のスタンプ画110Cはスライドトリム調
整によって変化せず、その前のクリップ50Aのアウト
点のスタンプ画110A及びその後ろのクリップ50C
のイン点のスタンプ画110Cがスライドトリム調整に
よって変化する。
【0156】このようにしてオペレータによるスライド
トリム調整の命令が入力されると、GUIは図23に示
すスライドトリム調整処理手順にステップSP60から
入ると共にステップSP61においてスライドトリム調
整処理を開始する。
【0157】そしてGUIは、続くステップSP62に
おいてこのときスライドトリム調整しようとする第1の
ビデオトラック35Cのクリップ50Bのイン点及びア
ウト点の時間位置と同じ第2のビデオトラックの時間位
置にクリップが存在するか否かを判断する。
【0158】ここで肯定結果が得られると、このことは
例えば図24に示すように、スライドトリム調整しよう
とする第1のビテオトラック35Cのクリップ50Bの
イン点と同じ時間位置に第2のビデオトラック35Eの
クリップ51Aが存在すること、及び又は第1のビテオ
トラック35Cのクリップ50Bのアウト点と同じ時間
位置に第2のビデオトラック35Eのクリップ51Bが
存在することを表しており、このときGUIはステップ
SP63に移って、図24に示すようにクリップ50B
のイン点と同じ時間位置にある隣接トラックのクリップ
51Aのアウト点を編集点として設定すると共に、クリ
ップ50Bのアウト点と同じ時間位置にある隣接トラッ
クのクリップ51Bのイン点を編集点として設定し、続
くステップSP64に移る。
【0159】これに対してステップSP62において否
定結果が得られると、このことは図21に示すように、
スライドトリム調整しようとする第1のビテオトラック
35Cのクリップ50Bのイン点と同じ時間位置に第2
のビデオトラック35Eのクリップが存在せず、第1の
ビテオトラック35Cのクリップ50Bのアウト点と同
じ時間位置に第2のビデオトラック35Eのクリップが
存在しないことを表しており、このときGUIはステッ
プSP64に移る。
【0160】ステップSP64において、GUIはクリ
ップ50Bをオペレータの指定に応じて移動させる。こ
の場合、オペレータは図22に示すスライドトリムダイ
アログウィンドウ110のスライドバー111A又は移
動ボタン111Gをマウスカーソルを用いてスライド又
はクリックすることにより、クリップ50Bを任意の移
動量だけ左右に移動させることができる。
【0161】そしてGUIは、続くステップSP65に
移り、クリップ50Bの移動に伴ってその左側に隣接す
るクリップのアウト点をクリップ50Bの調整量だけ移
動させる。この場合、クリップ50Bの左側に隣接する
クリップとしては、図21の場合にはクリップ50Aの
みであるが、図24の場合にはブランクBLK1及び隣
接トラック35Eのクリップ51Aが対象となる。
【0162】さらにGUIは、続くステップSP66に
移り、クリップ50Bの移動に伴ってその右側に隣接す
るクリップのイン点をクリップ50Bの調整量だけ移動
させる。この場合、クリップ50Bの右側に隣接するク
リップとしては、図21の場合にはクリップ50Cのみ
であるが、図24の場合にはブランクBLK2及び隣接
トラック35Eのクリップ51Bが対象となる。
【0163】かくしてGUIはステップSP67におい
てクリップ50Bを実際にタイムライントラック上で移
動させ、ステップSP68において当該処理手順を終了
する。
【0164】このようにしてスライドトリム調整処理が
実行されると、図21に示すクリップ50Bはその内容
及び長さを変えることなくタイムライン上を例えば前方
(右方向)に移動し、この結果図25に示すように、ク
リップ50Bの移動に伴って左側に隣接するクリップ5
0Aのアウト点が前方に移動されると共に、クリップ5
0Bの右側に隣接するクリップ50Cのイン点が前方に
移動される。
【0165】これに対して図24に示すクリップ50B
は、スライドトリム調整処理によって、その内容及び長
さを変えることなくタイムライン上を例えば前方(右方
向)に移動し、この結果図26に示すように、クリップ
50Bの移動に伴ってその左側に隣接するブランクBL
K1アウト点及びこれに隣接するトラック35Eの同じ
時間位置にあるクリップ51Aのアウト点が前方に移動
されると共に、クリップ50Bの右側に隣接するブラン
クBLK2のイン点及びこれに隣接するトラック35E
の同じ時間位置にあるクリップ51Bのイン点が前方に
移動される。
【0166】かくしてスライドトリム調整によると、調
整しようとするクリップの内容及び長さを変えることな
く当該クリップを任意に移動させることができ、この場
合他のクリップの相対関係を保持してその連続性を保つ
ことができる。
【0167】因みに、スライドトリム調整を行った際に
オペレータがスライドトリムダイアログウィンドウ11
0の再生ボタン111Eをクリックすると、GUIは調
整クリップのイン点側又はアウト点側を再生するように
なされている。この際のイン点側又はアウト点側の指定
は再生ポイント指定ボタン111B及び111Cをクリ
ックすることにより行うことができ、また再生時間は再
生時間指定部111Bにおいて設定できる。
【0168】またオペレータがスライドトリムダイアロ
グウィンドウ110のサークル再生ボタン111Fをク
リックすることにより、GUIは調整クリップのイン点
又はアウト点を繰り返し再生する。
【0169】なお、スライドトリム調整処理は、ビデオ
トラックに限らずオーディオトラックにおいても同様に
実行可能であり、ビデオトラックのクリップに対してス
ライドトリム調整が施された場合においてこれに応動し
てオーディオトラックのクリップが調整される。また、
オペレータが直接オーディオトラックに対してスライド
トリム調整を指定した場合には、当該オーディオトラッ
クに対してスライドトリム調整が施される。
【0170】次に、編集リスト作成部35の各タイムラ
イントラックに貼り付けられたクリップをその長さ及び
タイムライン上での位置を変更せずにその内容を移動調
整するスリップトリム調整について説明する。
【0171】すなわち、オペレータは、図6について上
述したメイン画面の編集リスト作成部35の直接編集可
能トラックとして指定されている第1のビテオトラック
35Cのスリップトリム調整しようとするクリップをマ
ウスカーソルを用いてクリックすると共に編集リスト作
成部35の上部に設けられたスリップトリムボタン33
Zをクリックすることにより、当該選択されたクリップ
の内容(すなわちクリップを作成する際のハードディス
ク2(図1)のオリジナル素材上での抜き取り位置)だ
けを変更させるスリップ調整処理を実行させることがで
きる。
【0172】例えば、編集リスト作成部35の一部を示
す図27において、オペレータが第1のビデオトラック
35Cの第2のクリップ50Bをスリップトリム調整す
るクリップとして指定すると、GUIは当該クリップ5
0Bのスリップトリム調整を実行する。この場合、図2
8に示すようにメイン画面にはスリップトリムダイアロ
グウィンドウ120が表示される。
【0173】このスリップトリムダイアログウィンドウ
120には、スリップトリム調整しようとするクリップ
50Bの左側に隣接するクリップ50Aのアウト点のス
タンプ画120Aと、スリップトリム調整しようとする
クリップ50Bのイン点のスタンプ画120Bと、スリ
ップトリム調整しようとするクリップ50Bのアウト点
のスタンプ画120Cと、スリップトリム調整しようと
するクリップ50Bの右側に隣接するクリップ50Cの
イン点のスタンプ画120Dとが表示される。
【0174】このスリップトリム調整においては、スリ
ップトリム調整しようとするクリップ50Bに隣接する
クリップ50A及び50Cの内容は変化しないことによ
り、スタンプ画120A及び120Dはスリップトリム
調整によって変化せず、スリップトリム調整するクリッ
プ50Bのイン点のスタンプ画120B及びアウト点の
スタンプ画120Cがスリップトリム調整によって変化
する。
【0175】このようにしてオペレータによるスリップ
トリム調整の命令が入力されると、GUIはスリップト
リム調整処理を実行開始する。そして、オペレータが図
28に示すスリップトリムダイアログウィンドウ120
のスライドバー121A又は移動ボタン121Gをクリ
ックすることにより、調整しようとするクリップ50B
の内容がオリジナル素材上において移動する。因みに、
スライドバー121Aは調整しようとするクリップの内
容を連続的に移動させることができ、これに対して移動
ボタン121Gは調整しようとするクリップの内容を1
0フレーム単位で移動させることができる。
【0176】図27(A)に示すように、第1のビデオ
トラック35Cのタイムコード「00:30:20:00 」から
「00:30:25:00 」までの間に設定されているクリップ5
0Bに対してスリップトリム調整を行う場合、当該スリ
ップトリム調整しようとするクリップ50Bの内容が、
図27(B)に示すように、ハードディスク2(図1)
上のタイムコード「00:00:40:00 」から「00:00:45:00
」までの間の素材データであるとすると、オペレータ
がスリップトリムダイアログウィンドウ120を操作す
ることによって、クリップ50Bの内容を素材の別の位
置から抜き取る指定を行うと、コンピュータ3(図1)
は当該指定に基づいてクリップ50Bとして貼り付ける
内容を、図27(B)に示すように他の位置(すなわち
タイムコード「00:00:20:00 」から「00:00:25:00 」ま
での範囲)の素材データに置き換える。
【0177】かくして、オペレータはスリップトリム調
整しようとするクリップ50Bの前後に隣接する他のク
リップ50A及び50Cを意識することなく、目的のク
リップ50Bの内容を変更することができる。
【0178】因みに、スリップトリム調整を行った際に
オペレータがスリップトリムダイアログウィンドウ12
0の再生ボタン121Eをクリックすると、GUIは調
整クリップのイン点側又はアウト点側を再生するように
なされている。この際のイン点側又はアウト点側の指定
は再生ポイント指定ボタン121B及び121Cをクリ
ックすることにより行うことができ、また再生時間は再
生時間指定部121Bにおいて設定できる。
【0179】またオペレータがスリップトリムダイアロ
グウィンドウ120のサークル再生ボタン121Fをク
リックすることにより、GUIは調整クリップのイン点
又はアウト点を繰り返し再生する。
【0180】なお、スリップトリム調整処理は、ビデオ
トラックに限らずオーディオトラックにおいても同様に
実行可能であり、ビデオトラックのクリップに対してス
ライドトリム調整が施された場合においてこれに応動し
てオーディオトラックのクリップが調整される。また、
オペレータが直接オーディオトラックに対してスリップ
トリム調整を指定した場合には、当該オーディオトラッ
クに対してスリップトリム調整が施される。
【0181】(5)実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、メイン画面上に表示される編集リ
スト作成部35(図6)のタイムライントラックに対す
る編集作業を行う際に、オペレータが所望のクリップに
対してそのイン点又はアウト点を移動させることにより
当該クリップの長さを変更することができる。この場
合、GUIは長さを変更したクリップの調整された調整
点(イン点又はアウト点)の変化に応じて、当該調整点
以降のクリップを調整点の変化に応じた分だけ移動させ
ることにより、調整点以降のクリップは互いに相対関係
を保持することができ、連続性が保たれる。
【0182】これによりオペレータは長さを調整しよう
とするクリップのイン点又はアウト点を移動するだけの
簡単な操作で当該クリップの長さ調整と、これに続くク
リップの相対関係の保持を行うことができる。
【0183】また相対関係を保持するトラックとして複
数トラックを指定しておくことにより、調整点の移動に
伴って複数のトラックのクリップを移動させることがで
き、これにより複数トラックでのクリップの相対関係及
び連続性の保持を行うことができる。
【0184】かくして以上の構成によれば、編集リスト
を作成する際の編集作業を一段と容易にすることができ
る。
【0185】(6)他の実施の形態 上述の実施の形態においては、本発明を図1及び図2に
構成された編集装置1に適用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要はオペレータの操作に基
づいて編集リストを作成する種々の装置に広く適用する
ことができる。
【0186】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、編集素材
を任意に繋ぎ合わせるための編集内容を規定した編集デ
ータを作成する編集データ作成装置において、編集デー
タ上の任意の編集素材の開始点又は終了点を調整点とし
て調整して編集素材の素材長を編集データ上で変化させ
ると共に、編集素材の調整点以降の編集データを調整点
の調整に伴って移動させることにより、調整点以降の各
編集素材の相対関係及び連続性を保ったまま所望の編集
素材の編集データ上での素材長を調整することができ
る。
【0187】かくするにつき、一段と容易に所望の編集
データを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による編集データ作成装置を有する編集
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】編集装置のコンピュータの構成を示すブロック
図である。
【図3】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図4】GUIのメイン画面に表示されるビデオクリッ
プエディットウィンドウを示す略線図である。
【図5】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図6】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図7】クリップの挿入処理手順を示すフローチャート
である。
【図8】クリップの挿入処理手順を示すフローチャート
である。
【図9】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図10】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図11】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図12】クリップの削除処理手順を示すフローチャー
トである。
【図13】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図14】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図15】クリップの挿入処理手順を示すフローチャー
トである。
【図16】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図17】トリム調整処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図18】アウト点のトリム調整の説明に供する略線図
である。
【図19】イン点のトリム調整の説明に供する略線図で
ある。
【図20】GUIのメイン画面を示す略線図である。
【図21】編集リスト作成部を示す部分的略線図であ
る。
【図22】スライドトリムダイアログウィンドウを示す
略線図である。
【図23】スライドトリム調整処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図24】編集リスト作成部を示す部分的略線図であ
る。
【図25】編集リスト作成部を示す部分的略線図であ
る。
【図26】編集リスト作成部を示す部分的略線図であ
る。
【図27】スリップトリム処理の説明に供する略線図で
ある。
【図28】スリップトリムダイアログウィンドウを示す
略線図である。
【符号の説明】
1……編集装置、2……ハードディスク、3……コンピ
ュータ、4……システム制御部、8……映像特殊効果処
理部、12……ディスプレイ、13……マウス、15…
…キーボード、20……CPU、22……RAM、30
……メイン画面、32……クリップ表示部、35……編
集リスト作成部、35A、35C……ビデオトラック、
35G、35H……オーディオトラック、70……トラ
ック表示部、71……ソース選択表示部、50A〜50
D、51A、51B、52A〜52D、53A、53B
……クリップ枠、110、120……ダイアログウィン
ドウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C023 AA11 AA21 AA34 AA38 BA01 BA11 BA15 BA16 CA01 CA08 DA08 5C053 FA14 FA21 GB01 GB06 HA01 HA29 JA24 KA01 KA08 KA24 LA06 LA11 5D044 CC09 HL07 HL11 HL14 5D110 BB20 CA05 CA17 CA18 CA19 CD04 CF13 CF36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】編集素材を任意に繋ぎ合わせるための編集
    内容を規定した編集データを作成する編集データ作成装
    置において、 上記編集データ上の任意の上記編集素材の開始点又は終
    了点を調整点として調整することにより上記編集素材の
    素材長を上記編集データ上で変化させると共に、上記編
    集素材の上記調整点以降の上記編集データを上記調整点
    の調整に伴って移動させる素材長調整手段を具えたこと
    を特徴とする編集データ作成装置。
  2. 【請求項2】上記編集データ作成装置は、 上記編集素材の上記調整点の調整に伴って上記編集デー
    タに変更を与える編集データ変更領域を上記編集データ
    に設定するデータ変更領域設定手段を具え、 上記データ変更領域設定手段によって設定された編集デ
    ータを上記調整点の調整に伴って移動させることを特徴
    とする請求項1に記載の編集データ作成装置。
  3. 【請求項3】上記編集データ作成装置は、 上記編集素材を並べることにより上記編集データを可視
    表示する表示手段と、 上記表示手段に表示された上記編集データに上記調整点
    を用いた編集作業の結果を反映させる表示制御手段とを
    具えることを特徴とする請求項1に記載の編集データ作
    成装置。
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