JPH1198412A - 編集システム及び表示装置並びにコンピユータ装置 - Google Patents

編集システム及び表示装置並びにコンピユータ装置

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JPH1198412A
JPH1198412A JP9275088A JP27508897A JPH1198412A JP H1198412 A JPH1198412 A JP H1198412A JP 9275088 A JP9275088 A JP 9275088A JP 27508897 A JP27508897 A JP 27508897A JP H1198412 A JPH1198412 A JP H1198412A
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Application number
JP9275088A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Moriwake
且明 守分
Hidehiro Hirase
英弘 平瀬
Nariyasu Hamahata
成靖 浜畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は編集システムに関し、異なる種類の編
集処理を行えるようにした場合でも、優れた操作性を実
現し得るようにする。 【解決手段】編集対象クリツプに対して施す編集内容に
応じて処理モジユールを分け、それぞれの処理モジユー
ルを使用して編集作業を行うときには、対応する処理モ
ジユールのグラフイカルユーザインターフエースをデイ
スプレイに表示するようにしたことにより、編集オペレ
ータにとつて分かりやすいユーザインターフエイスを提
供し得、優れた操作性を実現し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)編集システムの全体構成(図1) (2)ワークステーシヨンの構成(図2) (3)編集システムにおける編集の原理 (3−1)編集用のアプリケーシヨン・ソフトウエアの
基本構成(図3) (3−2)クリツプの定義(図4) (3−3)合成処理の原理(図5〜図7) (3−4)特殊効果処理の原理(図8) (3−5)編集処理の原理(図9) (4)GUIとして表示されるグラフイツク表示 (4−1)合成モジユールを起動したときのGUI(図
10) (4−2)特殊効果モジユールを起動したときのGUI
(図11) (4−3)編集モジユールを起動したときのGUI(図
12) (5)クリツプデータベースにおけるクリツプ管理デー
タの管理方法(図13〜図20) (6)編集システムにおける各種処理手順(図21〜図
29) (7)編集システムの動作及び効果 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は編集システム及び表
示装置並びにコンピユータ装置に関し、特に複数の素材
を使用して編集処理を行う編集システムに適用して好適
なものである。
【0004】
【従来の技術】近年、ビデオカメラから得られたビデオ
データを編集するポストプロダクシヨンの分野において
は、素材のデータを記録する記録媒体としてデイスクを
使用したノンリニア編集システムが提案されている。こ
のノンリニア編集システムにおいて行われる編集処理と
しては、さまざまな種類の編集処理が存在している。例
えば、複数の素材をつなぎ合わせて所望のビデオプログ
ラムを作成するためのビデオ編集処理や、キー信号によ
つて複数の素材を合成するための合成処理や、素材に対
して特殊効果処理を施す特殊効果処理等が存在する。一
般的に、このビデオ編集処理は編集装置で行われ、合成
処理はビデオスイツチヤで行われ、特殊効果処理は特殊
効果装置において行われている。
【0005】近年のデイスク状記録媒体のランダムアク
セス性の向上によつて、複数チヤンネルに対して同時に
アクセスが可能になり、その結果、複数チヤンネルのビ
デオデータをリアルタイムで処理する編集処理が要望さ
れるようになつてきた。例えば、テレビコマーシヤル作
成用の編集業界や映画プログラム作成用の編集業界等で
は、数十から数百の素材を使用して編集処理を行うと共
に、異なる種類の編集処理を組合わせて使用することが
要望されている。さらに、これらの複数種類の編集処理
を何度も繰返し行うことによつて高度で且つ複雑な編集
結果データを生成することが要求されるようになつてき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように複
数の素材を編集処理すると共に、異なる種類の編集処理
を組み合わせて使用するような場合には、オペレータに
対して提供されるユーザインターフエイスとしては、操
作性上、使いやすいものが望まれる。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、異なる種類の編集処理を行えるようにした場合で
も、優れた操作性を提供し得る編集システム及び表示装
置並びにコンピユータ装置を提案しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の編集対象クリツプを編集す
るための編集システムにおいて、編集対象クリツプに対
して編集処理を施すことによつて編集結果クリツプを生
成する編集モジユールと、編集対象クリツプに対して合
成処理を施すことによつて編集結果クリツプを生成する
合成モジユールと、編集対象クリツプに対して特殊効果
処理を施すことによつて編集結果クリツプを生成する特
殊効果モジユールとから構成される編集手段と、編集モ
ジユールに対応した編集処理用グラフイカルユーザイン
ターフエースと、合成モジユールに対応した合成処理用
グラフイカルユーザインターフエースと、特殊効果モジ
ユールに対応した特殊効果処理用グラフイカルユーザイ
ンターフエースとから構成されるユーザインターフエー
ス手段と、編集モジユールによつて編集処理を行う場合
には、編集処理用グラフイカルユーザインターフエース
をデイスプレイに表示し、合成モジユールによつて編集
処理を行う場合には、編集処理用グラフイカルユーザイ
ンターフエースをデイスプレイに表示し、編集モジユー
ルによつて編集処理を行う場合には、編集処理用グラフ
イカルユーザインターフエースをデイスプレイに表示す
る表示制御手段とを設けるようにする。
【0009】また本発明においては、複数の編集対象ク
リツプを編集するための表示装置において、編集対象ク
リツプに対して編集処理を施すことによつて編集結果ク
リツプを生成する編集モジユールと、編集対象クリツプ
に対して合成処理を施すことによつて編集結果クリツプ
を生成する合成モジユールと、編集対象クリツプに対し
て特殊効果処理を施すことによつて編集結果クリツプを
生成する特殊効果モジユールとから構成される編集手段
と、編集モジユールに対応した編集処理用グラフイカル
ユーザインターフエースと、合成モジユールに対応した
合成処理用グラフイカルユーザインターフエースと、特
殊効果モジユールに対応した特殊効果処理用グラフイカ
ルユーザインターフエースとから構成されるユーザイン
ターフエース手段と、編集モジユールによつて編集処理
を行う場合には、編集処理用グラフイカルユーザインタ
ーフエースをデイスプレイに表示し、合成モジユールに
よつて編集処理を行う場合には、編集処理用グラフイカ
ルユーザインターフエースをデイスプレイに表示し、編
集モジユールによつて編集処理を行う場合には、編集処
理用グラフイカルユーザインターフエースをデイスプレ
イに表示する表示制御手段とを設けるようにする。
【0010】また本発明においては、複数の編集対象ク
リツプを編集するためのコンピユータ装置において、編
集対象クリツプに対して編集処理を施すことによつて編
集結果クリツプを生成する編集モジユールと、編集対象
クリツプに対して合成処理を施すことによつて編集結果
クリツプを生成する合成モジユールと、編集対象クリツ
プに対して特殊効果処理を施すことによつて編集結果ク
リツプを生成する特殊効果モジユールとから構成される
編集手段と、編集モジユールに対応した編集処理用グラ
フイカルユーザインターフエースと、合成モジユールに
対応した合成処理用グラフイカルユーザインターフエー
スと、特殊効果モジユールに対応した特殊効果処理用グ
ラフイカルユーザインターフエースとから構成されるユ
ーザインターフエース手段と、編集モジユールによつて
編集処理を行う場合には、編集処理用グラフイカルユー
ザインターフエースをデイスプレイに表示し、合成モジ
ユールによつて編集処理を行う場合には、編集処理用グ
ラフイカルユーザインターフエースをデイスプレイに表
示し、編集モジユールによつて編集処理を行う場合に
は、編集処理用グラフイカルユーザインターフエースを
デイスプレイに表示する表示制御手段とを設けるように
する。
【0011】このようにして編集対象クリツプに対して
施す編集内容に応じて処理モジユールを分け、それぞれ
の処理モジユールを使用して編集作業を行うときには、
対応する処理モジユールのグラフイカルユーザインター
フエースをデイスプレイに表示するようにしたことによ
り、編集オペレータにとつて分かりやすいユーザインタ
ーフエイスを提供し得、優れた操作性を実現し得る。因
みに、異なる編集処理を行えるようにした場合、それら
を1つのユーザインターフエイスで兼用して操作するよ
うにすると、操作が複雑になるおそれがあるが、本発明
のように物理的には1つのユーザインターフエースであ
つても、その表示内容をモジユール毎に分ければ、優れ
た操作性を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0013】(1)編集システムの全体構成 まず始めに図1を用いて、本発明による編集システムの
全体構成を説明する。図1において、1は全体として本
発明による編集システムを示し、当該システム全体をコ
ントロールするワークステーシヨン2を備えている。こ
のワークステーシヨン2はCPU(中央処理ユニツト)
や各種処理回路、或いはフロツピーデイスクドライブや
ハードデイスクドライブ等を備える本体2Aと、当該本
体2Aに接続されるデイスプレイ2B、キーボード2
C、マウス2D及びペン・タブレツト2Eとを有してい
る。このようなワークステーシヨン2は、編集のための
アプリケーシヨン・ソフトウエアがハードデイスクドラ
イブに予めインストールされており、オペレーテイング
システムの基で当該アプリケーシヨン・ソフトウエアを
動作させることにより編集用のコンピユータとして起動
するようになされている。
【0014】因みに、このアプリケーシヨン・ソフトウ
エアを動作させたときには、デイスプレイ2B上にGU
I(グラフイカル・ユーザ・インターフエイス)のため
のグラフイツク表示が表示されるようになされており、
上述したペン・タブレツト2Eやマウス2Dを使用し
て、当該デイスプレイ2Bに表示される所望のグラフイ
ツク表示を選択すれば、所望の編集コマンドをこのワー
クステーシヨン2に対して入力し得るようになされてい
る。また編集に係わる各種数値データ等も、キーボード
2Cを介してこのワークステーシヨン2に対して入力し
得るようになされている。
【0015】なお、このワークステーシヨン2は、編集
コマンドや各種数値データがオペレータの操作により入
力されると、その編集コマンドや各種数値データに応じ
た制御データを後述するデバイスコントローラ3に出力
するようになされており、これによりデバイスコントロ
ーラ3を介してこの編集システム1を構成する各機器を
制御し得るようになされている。但し、ビデオデイスク
レコーダ5に関しては、デバイスコントローラ3を介さ
ずとも、一部の機能を直接制御することができるように
なされている。
【0016】またこのワークステーシヨン2には、その
デバイスコントローラ3を介してビデオデータが入力さ
れるようになされており、編集素材の画像や編集後の画
像等をデイスプレイ2Bに表示し得るようになされてい
る。
【0017】デバイスコントローラ3は、ワークステー
シヨン2からの制御データを受けて、実際に各機器を制
御する制御装置である。このデバイスコントローラ3に
対しては、ダイアル操作子やスライド操作子等を有した
専用コントローラ4が接続されており、これによりこの
編集システム1ではワークステーシヨン2のキーボード
2Cやマウス2D或いはペン・タブレツト2Eでは入力
し得ないような漸次変化する制御データも入力し得るよ
うになされている。
【0018】このデバイスコントローラ3は、ワークス
テーシヨン2や専用コントローラ4からの制御データを
受け、その制御データに対応する機器を制御する。例え
ばビデオデイスクレコーダ5に対しては、デバイスコン
トローラ3は、素材の再生や編集後の素材の記録を指示
する。この指示を受けたビデオデイスクレコーダ5は、
その指示に応じて、内部のデイスク状記録媒体に記録さ
れている所望素材のビデオデータやオーデイオデータを
再生して出力したり、或いは編集されたビデオデータや
オーデイオデータを当該デイスク状記録媒体に記録す
る。
【0019】同様に、ビデオテープレコーダ(VTR)
6に対しても、デバイスコントローラ3は、素材の再生
を指示する。この指示を受けたビデオテープレコーダ6
は、その指示に応じて、内部のビデオテープに記録され
ている所望素材のビデオデータやオーデイオデータを再
生して出力する。なお、この編集システム1の場合に
は、ビデオテープレコーダ6に記録されているビデオデ
ータは一旦ビデオデイスクレコーダ5にダウンロードさ
れてから素材のビデオデータとして扱われる。
【0020】またスイツチヤ7に対しては、デバイスコ
ントローラ3は、ビデオデイスクレコーダ5、ビデオテ
ープレコーダ6又はビデオカメラ8から出力されるビデ
オデータの選択を指示する。この指示を受けたスイツチ
ヤ7は、その指示に応じて、入力される所望素材のビデ
オデータを選択してデイジタルマルチエフエクタ9に出
力したり、デバイスコントローラ3を介してワークステ
ーシヨン2に出力したり、或いは入力される所望素材の
ビデオデータを順次選択してつなぎ合わせたり、編集し
たビデオデータをモニタ10に出力して表示させたり、
その編集したビデオデータをビデオデイスクレコーダ5
に戻して記録させたりする。
【0021】またデイジタルマルチエフエクタ9に対し
ては、デバイスコントローラ3は、各種エフエクト処理
を指示する。この指示を受けたデイジタルマルチエフエ
クタ9は、その指示に応じて、入力される所望素材のビ
デオデータに対して、モザイク処理や3次元的な画像変
換処理等の特殊効果処理やトランジシヨンエフエクト等
のエフエクト処理、或いは画像合成処理等を施し、その
結果得られるビデオデータを再びスイツチヤ7に戻して
ワークステーシヨン2やモニタ10或いはビデオデイス
クレコーダ5等に出力するようになされている。
【0022】またオーデイオミキサ11に対しては、デ
バイスコントローラ3は、ビデオデイスクレコーダ5や
ビデオテープレコーダ6から出力されるオーデイオデー
タの編集を指示する。この指示を受けたオーデイオミキ
サ11は、その指示に応じて、所望のオーデイオ素材を
合成処理(ミキシング)し、その合成処理されたオーデ
イオデータを再びビデオデイスクレコーダ5に戻して記
録させる。
【0023】かくしてこのような構成を有する編集シス
テム1では、ワークステーシヨン2を介して所望の編集
コマンドを入力することにより、ビデオデイスクレコー
ダ5やビデオテープレコーダ6に記録されている多種多
様な複数の素材のビデオデータを使用して、高度でかつ
複雑な所望のビデオデータを容易に作成することができ
るようになされている。これにより従来のようにオペレ
ータが編集システムを構成する各機器を直接操作しなく
ても、ワークステーシヨン2を操作するだけで各種編集
を行うことができ、従来に比して編集に係わる操作を低
減し得ると共に、編集システムの使い勝手を向上するこ
とができる。
【0024】(2)ワークステーシヨンの構成 この項では、編集システム1の中心的存在であるワーク
ステーシヨン2の構成について説明する。図2に示すよ
うに、ワークステーシヨン2は、コマンドデータやビデ
オデータを伝送するためのシステムバス20、ワークス
テーシヨン2の全体を制御するCPU21、デバイスコ
ントローラ3より供給されるビデオデータS1に対して
画像処理等を行うビデオプロセツサ22、デイスプレイ
2Bに表示されるビデオデータやGUIのためのグラフ
イツク表示を管理する表示コントローラ23、ローカル
ハードデイスクドライブ(ローカルHDD)24Aを制
御するためのHDDインターフエイス24、フロツピー
デイスクドライブ(FDD)25Aを制御するためのF
DDインターフエイス25、キーボード2C、マウス2
D及びペン・タブレツト2E等のポインテイングデバイ
スからのコマンドに基づいて制御コマンドを生成するポ
インテイングデバイスインターフエイス26、デバイス
コントローラ3に対して制御データS2を送出するため
のソフトウエアドライバを備えた外部インターフエイス
27を有している。
【0025】システムバス20は、ワークステーシヨン
2内部でビデオデータやコマンドデータ、或いはアドレ
スデータ等の伝送を行うためのバスであり、ビデオデー
タを伝送するための画像データバス20Aと、コマンド
データやアドレスデータを伝送するためのコマンドデー
タバス20Bとからなる。
【0026】画像データバス20AにはCPU21、ビ
デオプロセツサ22、表示コントローラ23、HDDイ
ンターフエイス24及びFDDインターフエイス25が
それぞれ接続されており、当該CPU21、ビデオプロ
セツサ22、表示コントローラ23、HDDインターフ
エイス24及びFDDインターフエイス25はこの画像
データバス20Aを介してビデオデータの伝送を行うよ
うになされている。
【0027】一方、コマンドデータバス20Bには、C
PU21、ビデオプロセツサ22、表示コントローラ2
3、HDDインターフエイス24、FDDインターフエ
イス25、ポインテイングデバイスインターフエイス2
6及び外部インターフエイス27がそれぞれ接続されて
おり(すなわちワークステーシヨン2内部の全てのブロ
ツクが接続されている)、当該コマンドデータバス20
Bを介してコマンドデータやアドレスデータの伝送を行
うようになされている。
【0028】CPU21は、ワークステーシヨン2全体
の制御を行うブロツクであり、ワークステーシヨン2の
オペレーテイングシステムが格納されているROM21
Aと、アツプロードされたアプリケーシヨン・ソフトウ
エアやデータベース等が格納されるRAM21Bとを有
している。ワークステーシヨン2を起動する場合には、
CPU21はROM21Aに記憶されているオペレーテ
イングシステムに基づいて動作することにより起動する
ようになされている。またアプリケーシヨン・ソフトウ
エアをこの起動中のオペレーテイングシステムの下で起
動する場合には、CPU21はまずハードデイスクドラ
イブ24Aのハードデイスクに記録されているアプリケ
ーシヨン・ソフトウエアを読み出してRAM21Bにア
ツプロードし、その後、当該アプリケーシヨン・ソフト
ウエアを実行して起動するようになされている。
【0029】なお、アプリケーシヨン・ソフトウエアは
機能毎に分割されてモジユール化されており、後述する
ように大きく分けて、素材のつなぎ合わせ等を行うため
の編集モジユールと、素材の重ね合わせ等といつた合成
処理を行うための合成モジユールと、素材の3次元的な
画像変換等といつた特殊効果処理を行うための特殊効果
モジユールと、これらモジユールの起動やモジユール間
のデータの受渡し等を管理する制御モジユールとによつ
て構成されている。すなわちこのシステムの場合には、
アプリケーシヨン・ソフトウエアを起動したときには、
まず制御モジユールが起動し、オペレータより編集指示
が入力されると、その制御モジユールの管理の下で対応
するモジユール(編集モジユール、合成モジユール又は
特殊効果モジユール)を適宜起動して、オペレータより
指示された編集を行うようになされている。
【0030】ビデオプロセツサ22は、ワークステーシ
ヨン2に入力されるSDI(SerialDigital Interfac
e)規格のビデオデータS1を受け取り、当該ビデオデ
ータS1に対してデータ変換を施すと共に、その変換さ
れたビデオデータを一時的にバツフアリングするための
ブロツクである。具体的には、ビデオプロセツサ22
は、当該ビデオプロセツサ22の全体を制御するプロセ
ツサコントローラ22Aと、受け取つたビデオデータS
1のペイロード部からコンポジツトビデオ信号を抽出
し、かつ当該コンポジツトビデオ信号をデイジタルのコ
ンポーネントビデオデータに変換するデータ変換部22
Bと、データ変換部22Bから送出される数フレーム分
のビデオデータを一時的に記憶するフレームメモリ22
Cとによつて構成さる。
【0031】プロセツサコントローラ22Aは、データ
変換部22Bに対して制御信号を送出することにより当
該データ変換部22Bのデータ変換動作を制御すると共
に、当該データ変換部22BにビデオデータS1からタ
イムコードを抽出させる。またプロセツサコントローラ
22Aは、フレームメモリ22Cに対して制御信号を送
出することにより当該フレームメモリ22Cのリード/
ライトタイミング及びリード/ライトアドレスを制御す
る。因みに、リードタイミングに関しては、プロセツサ
コントローラ22Aは、表示コントローラ23に送出す
るタイムコードとビデオデータ(フレームデータ)とが
対応するようにフレームメモリ22Cのリードタイミン
グを制御する。
【0032】データ変換部22Bは、プロセツサコント
ローラ22Aからの制御信号に基づいてコンポジツトビ
デオ信号をデイジタルのコンポーネントビデオデータに
変換する。因みに、タイムコードはこの変換過程におい
て抽出される。この変換により得られたビデオデータは
上述したようにフレームメモリ22Cに送出され、また
抽出されたタイムコードはプロセツサコントローラ22
Aに送出される。
【0033】フレームメモリ22Cは、データ変換部2
2Bから供給されるビデオデータを一時的に記憶する。
このフレームメモリ22Cのリード/ライトタイミング
は、上述したようにプロセツサコントローラ22Aによ
つて制御される。このフレームメモリ22Cは少なくと
も2個のフレームメモリから構成され、少なくとも2フ
レーム分のビデオデータを記憶し得るようになされてい
る。
【0034】このフレームメモリ22Cに記憶されたビ
デオデータは、プロセツサコントローラ22Aの読み出
し制御に基づいて読み出される。その際、フレームメモ
リ22Cに記憶されたビデオデータを全画素読み出すの
ではなく、所定の間隔で間引いて読み出すことにより画
像サイズを原画像よりも小さくする。このようにして画
像サイズが小さく変換されたビデオデータは、素材又は
編集結果の確認用としてデイスプレイ2Bの所定表示エ
リアに表示されるため、画像データバス20Aを介して
表示コントローラ23に送出される。
【0035】表示コントローラ23は、デイスプレイ2
Bに表示されるデータを制御するための制御ブロツクで
ある。表示コントローラ23はメモリコントローラ23
AとVRAM(ビデオ・ランダム・アクセス・メモリ)
23Bとを有している。メモリコントローラ23Aはワ
ークステーシヨン2の内部同期に従つてVRAM23B
のリード/ライトタイミングを制御する。このVRAM
23Bには、ビデオプロセツサ22のフレームメモリ2
2Cから送出されたビデオデータ及びCPU21によつ
て生成されるイメージデータが、メモリコントローラ2
3Aからのタイミング制御信号に基づいて記憶される。
このVRAM23Bに記憶されたビデオデータやイメー
ジデータは、ワークステーシヨン2の内部同期に基づい
たメモリコントローラ23Aからのタイミング制御信号
に基づいて読み出され、デイスプレイ2Bに表示され
る。
【0036】この場合、イメージデータによるグラフイ
ツク表示がGUIのためのグラフイツク表示となる。因
みに、CPU21からVRAM23Bに送出さるイメー
ジデータは、例えばウインドウやカーソル、或いはスク
ロールバーやデバイスを示すアイコン等のイメージデー
タである。
【0037】かくしてこのワークステーシヨン2におい
ては、これらのイメージデータやビデオデータをデイス
プレイ2Bに表示することにより、当該デイスプレイ2
Bにオペレータ操作のためのGUIや素材又は編集結果
の画像を表示するようになされている。
【0038】HDDインターフエイス24は、ワークス
テーシヨン2内部に設けられたローカルハードデイスク
ドライブ24Aと通信するためのインターフエイスブロ
ツクである。このHDDインターフエイス24とハード
デイスクドライブ24AとはSCSI(Small Computer
System Interface )の伝送フオーマツトに基づいて通
信が行われるようになされている。
【0039】ハードデイスクドライブ24Aには、この
ワークステーシヨン2で起動するアプリケーシヨン・ソ
フトウエアがインストールされており、当該アプリケー
シヨン・ソフトウエアを実行する場合には、このハード
デイスクドライブ24Aから読み出されてCPU21の
RAM21Bにアツプロードされる。またこのアプリケ
ーシヨン・ソフトウエアを終了する際には、RAM21
Bに記憶されている編集オペレーシヨンによつて生成さ
れた各種情報(例えば編集素材に関するデータベースの
情報等)は、このハードデイスクドライブ24Aを介し
てハードデイスクにダウンロードされる。
【0040】FDDインターフエイス25は、ワークス
テーシヨン2内部に設けられたフロツピーデイスクドラ
イブ25Aと通信するためのインターフエイスブロツク
である。このFDDインターフエイス25とフロツピー
デイスクドライブ25AとはSCSIの伝送フオーマツ
トに基づいて通信が行われるようになされている。
【0041】ポインテイングデバイスインターフエイス
26は、ワークステーシヨン2に接続されたキーボード
2C、マウス2D及びペン・タブレツト2Eからの情報
を受信するインターフエイスブロツクである。ポインテ
イングデバイスインターフエイス26はキーボード2C
に設けられたボタンからの入力情報を受け取り、受け取
つた入力情報をデコードしてCPU21に送出する。同
様に、ポインテイングデバイスインターフエイス26
は、マウス2Dに設けられた2次元ロータリーエンコー
ダの検出情報と、マウス2Dに設けられた左右のボタン
のクリツク情報(すなわちボタン押下による選択指定情
報)とを当該マウス2Dから受け取り、受け取つたそれ
らの情報をデコードしてCPU21に送出する。同様
に、ポインテイングデバイスインターフエイス26は、
ペン・タブレツト2Eからの2次元の位置データを受け
取り、受け取つたその位置データをデコードしてCPU
21に送出する。このようなポインテイングデバイスイ
ンターフエイス26からの情報に基づいて、CPU21
は、デイスプレイ2Bに表示されるGUIのうちいずれ
のコマンドボタンが指示されたか認識し得ると共に、キ
ーボード2Cより入力された各種データを認識し得、そ
れらに対応する制御を行うことができる。
【0042】外部インターフエイス27は、ワークステ
ーシヨン2の外部に接続されたデバイスコントローラ3
と通信するためのブロツクである。外部インターフエイ
ス27はCPU21で生成された再生コマンドや記録コ
マンド等の各種制御コマンドを所定の通信プロトコルの
データに変換するドライバを有しており、当該ドライバ
を介して制御コマンドデータS2をデバイスコントロー
ラ3に送出する。
【0043】(3)編集システムにおける編集の原理 この項では、編集システム1における編集の原理につい
て以下に順を追つて説明する。
【0044】(3−1)編集用のアプリケーシヨン・ソ
フトウエアの基本構成 まず始めにこの項では、ワークステーシヨン2において
用意されている編集用のアプリケーシヨン・ソフトウエ
アの基本構成について説明する。図3に示すように、こ
の編集システム1においては、機能毎にモジユール化さ
れた編集用のアプリケーシヨン・ソフトウエアがワーク
ステーシヨン2に用意されている。このモジユール化さ
れたアプリケーシヨン・ソフトウエアは、大きく分け
て、素材のつなぎ合わせ処理等の編集処理を行う編集モ
ジユールEMと、素材の重ね合わせ処理等の合成処理を
行う合成モジユールCMと、素材に対する特殊効果処理
を行う特殊効果モジユールSMと、これら機能毎にモジ
ユール化された編集モジユールEM、合成モジユールC
M及び特殊効果モジユールSMの起動等を管理する制御
モジユールCNTMとによつて構成される。このような
構成を有するアプリケーシヨン・ソフトウエアは、ハー
ドデイスクドライブ24AからRAM21Bにアツプロ
ードされると、まず制御モジユールCNTMが起動し、
その制御モジユールCNTMの管理の下で、各モジユー
ルEM、CM及びSMがそれぞれオペレータからの指示
に応じて適宜起動するようになされている。
【0045】クリツプデータベースCDBは、ビデオデ
イスクレコーダ5及びRAM21Bによつて構成され、
素材のビデオデータや編集に関する各種データを記憶し
ている。各モジユールEM、CM及びSMは、オペレー
タより指定された素材をクリツプデータベースCDBか
ら読み出し、上述したスイツチヤ7やデイジタルマルチ
エフエクタ9等のハードウエアを使用しながら、その素
材に対してオペレータの指示に応じた編集を行い、その
結果得られる編集された後の素材をクリツプデータベー
スCDBに登録する。また各モジユールEM、CM及び
SMは、編集に使用した各種パラメータ等、編集に関す
るデータもクリツプデータベースCDBに登録する。な
お、クリツプデータベースCDBとしては、主に素材の
ビデオデータをビデオデイスクレコーダ5に記憶し、編
集に関する各種データをRAM21Bに記憶するように
なされている。
【0046】(3−2)クリツプの定義 本発明による編集システム1では、各素材はクリツプと
呼ばれる単位で扱われる。この項では、このクリツプに
ついて定義する。本発明による編集システム1では、ビ
デオ動画データの1シーケンスをクリツプビデオデータ
と定義し、そのクリツプビデオデータがどのようにして
生成されたものであるか管理するデータをクリツプ管理
データと定義し、さらにこれらのクリツプビデオデータ
とクリツプ管理データからなるデータをクリツプと定義
する。また本発明による編集システム1では、ソースビ
デオデータから単に切り出すことにより生成された素材
を素材クリツプ(MC)と呼び、その素材クリツプを編
集することにより生成された素材を結果クリツプ(F
C)と呼ぶ。
【0047】本発明による編集システム1では、素材ク
リツプや結果クリツプからなる複数のクリツプを、クリ
ツプ間の関係に基づいた階層構造によつて管理するよう
になされている。この様子を図4に示す例を参照しなが
ら、以下に説明する。
【0048】図4に示す例では、結果クリツプFC−0
08は、素材クリツプMC−001、素材クリツプMC
−002及び素材クリツプMC−003の3つの素材ク
リツプを合成することによつて生成されたクリツプであ
る。すなわち結果クリツプFC−008と、素材クリツ
プMC−001、素材クリツプMC−002及び素材ク
リツプMC−003との関係は、上下関係になつてい
る。このような上下関係にある場合、素材クリツプMC
−001、素材クリツプMC−002及び素材クリツプ
MC−003は結果クリツプFC−008の配下にある
ことからそれぞれ下位クリツプと呼ばれ、逆に結果クリ
ツプFC−008はこれら下位クリツプを統括して生成
されたものであることから上位クリツプと呼ばれる。
【0049】同様に、結果クリツプFC−009は、素
材クリツプMC−004に対して特殊効果を施すことに
よつて生成されたクリツプである。このため素材クリツ
プMC−004は結果クリツプFC−009の下位クリ
ツプとなり、逆に結果クリツプFC−009は素材クリ
ツプMC−004の上位クリツプとなる。
【0050】また結果クリツプFC−010は、結果ク
リツプFC−008と結果クリツプFC−009とを編
集する(この場合、例えばワイプ等によつてつなぎ合わ
せる)ことによつて生成された結果クリツプである。こ
のため結果クリツプFC−008及び結果クリツプFC
−009はそれぞれ結果クリツプFC−010の下位ク
リツプとなり、結果クリツプFC−010は結果クリツ
プFC−008及び結果クリツプFC−009の上位ク
リツプとなる。
【0051】このように各クリツプ間には上下関係があ
り、この編集システム1では、クリツプデータベースC
DBにおいてこのクリツプ間の上下関係を基に当該クリ
ツプを階層構造で管理するようになされている。なお、
何ら編集処理に使用されない素材クリツプは他のクリツ
プと関係し合つていないが、そのような素材クリツプは
リンク先がないものとして管理される。またここで示し
た例は、あくまで一例であつてクリツプ間の上下関係と
してはその他の組合せも当然存在する。
【0052】(3−3)合成処理の原理 続いてこの項では、合成モジユールCMで行う合成処理
の原理について説明する。図4に示した結果クリツプF
C−008のビデオイメージは、素材クリツプMC−0
01、素材クリツプMC−002及び素材クリツプMC
−003のビデオイメージを合成処理(すなわちコンポ
ジツト処理)することによつて生成される。この合成処
理の原理を図5及び図6に示す。図5は、3つの素材ク
リツプMC−001、MC−002及びMC−003の
ビデオイメージを合成する様子を示しており、図6は、
合成処理によつて生成される結果クリツプFC−008
のビデオイメージを表している。
【0053】本発明による編集システム1においては、
複数のクリツプの合成を行う場合、各クリツプを1つの
レイヤ(すなわち層)とみなし、そのレイヤを重ねるこ
とにより合成処理を行うようになされている。図5に示
す例では、第1のレイヤL1として素材クリツプMC−
003を指定し、第2のレイヤL2として素材クリツプ
MC−002を指定し、第3のレイヤL3として素材ク
リツプMC−001を指定している。各レイヤL1、L
2及びL3に割り当てられた素材クリツプを合成する場
合には、レイヤL1を最下層としてその上に順次各レイ
ヤL2、L3を重ねて行くことにより行われる。すなわ
ち第1のレイヤL1として指定された素材クリツプMC
−003のビデオイメージ(例えば背景を表すイメー
ジ)の上に、第2のレイヤL2として指定された素材ク
リツプMC−002のビデオイメージ(例えば人物を表
すイメージ)を重ね合わせて合成し、さらにその合成し
たビデオイメージの上に第3のレイヤL3として指定さ
れた素材クリツプMC−001のビデオイメージ(例え
ばキヤラクタを表すイメージ)を重ね合わせて合成す
る。このような合成処理により、図6に示すような3つ
の素材が重なり合つたようなビデオイメージの結果クリ
ツプFC−008を生成することができる。
【0054】なお、この図5に示す例では、3つのレイ
ヤL1〜L3にそれぞれ割り当てられた素材クリツプM
C−003、MC−002及びMC−001を合成する
例を示したが、本発明による編集システム1では、最大
で10個のレイヤを確保することができるようになつて
おり、第1のレイヤL1から第10のレイヤL10にそ
れぞれ割り当てられた10個の素材クリツプを合成する
ことができるようになされている。因みに、この場合に
は、第1のレイヤL1が最下層のレイヤとなり、最もレ
イヤ番号が大きい第10のレイヤL10が最上層のレイ
ヤとなる。
【0055】次に図7を参照して、この合成処理につい
てさらに詳しく説明する。図7は、横軸方向を時間とし
て、第1のレイヤL1として指定された素材クリツプM
C−003と、第2のレイヤL2として指定された素材
クリツプMC−002と、第3のレイヤL3として指定
された素材クリツプMC−001との合成処理により結
果クリツプFC−008が生成される様子を示してい
る。この図7に示すように、結果クリツプFC−008
においては、各素材クリツプの編集開始点(以下、これ
をイン点と呼ぶ)及び編集終了点(以下、これをアウト
点と呼ぶ)や合成又は画像変換等の各パラメータの変更
ポイントとして、第1の編集点EP1から第8の編集点
EP8が設定されている。
【0056】第1の編集点EP1は素材クリツプMC−
003のイン点IN3を示し、第2の編集点EP2は素
材クリツプMC−002のイン点IN2を示し、第4の
編集点EP4は素材クリツプMC−001のイン点IN
1を示している。また第6の編集点EP6は素材クリツ
プMC−002のアウト点OUT2を示し、第7の編集
点EP7は素材クリツプMC−001のアウト点OUT
1を示し、第8の編集点EP8は素材クリツプMC−0
03のアウト点OUT3を示している。なお、第3の編
集点EP3及び第5の編集点EP5は、各レイヤの合成
パラメータを変更するために設定された編集点である。
これらの編集点EP3及びEP5については、詳細は後
述する。
【0057】各クリツプは、図7に示すように、各クリ
ツプのビデオデータの先頭位置から始まる独自の内部タ
イムコードを有している。例えば第1のレイヤL1とし
て指定された素材クリツプMC−003はそのビデオデ
ータの先頭位置S3からスタートする内部タイムライン
t3を有し、第2のレイヤL2として指定された素材ク
リツプMC−002はそのビデオデータの先頭位置S2
からスタートする内部タイムラインt2を有し、第3の
レイヤL3として指定された素材クリツプMC−001
はそのビデオデータの先頭位置S1からスタートする内
部タイムラインt1を有している。
【0058】同じように、結果クリツプFC−008
は、そのビデオデータの先頭位置S8からスタートする
内部タイムラインt8を有しており、上述した第1の編
集点EP1から第8の編集点EP8のタイムコードはそ
れぞれ結果クリツプFC−008のタイムラインt8上
のタイムコードによつて定義付けされている。
【0059】素材クリツプMC−003のイン点IN3
及びアウト点OUT3は、それぞれ素材クリツプMC−
003のタイムラインt3によつて定義され、これらの
タイムコードはそれぞれ「00:00:31:02」及び「00:
05:18:02」となつている。従つてこのイン点IN3の
タイムコードが結果クリツプFC−008における第1
の編集点EP1のタイムコード「00:00:00:00」に対
応し、アウト点OUT3のタイムコードが結果クリツプ
FC−008における第8の編集点EP8のタイムコー
ド「00:04:47:00」に対応している。
【0060】同じように、素材クリツプMC−002の
イン点IN2及びアウト点OUT2は、それぞれ素材ク
リツプMC−002のタイムラインt2によつて定義さ
れ、これらのタイムコードはそれぞれ「00:00:51:0
0」及び「00:03:04:20」となつている。従つてこの
イン点IN2のタイムコードが結果クリツプFC−00
8における第2の編集点EP2のタイムコード「00:0
0:42:20」に対応し、アウト点OUT2のタイムコー
ドが結果クリツプFC−008における第6の編集点E
P6のタイムコード「00:02:59:20」に対応してい
る。
【0061】同じように、素材クリツプMC−001の
イン点IN1及びアウト点OUT1は、それぞれ素材ク
リツプMC−001のタイムラインt1によつて定義さ
れ、これらのタイムコードはそれぞれ「00:01:40:0
3」及び「00:02:45:48」となつている。従つてこの
イン点IN1のタイムコードが結果クリツプFC−00
8における第4の編集点EP4のタイムコード「00:0
1:56:00」に対応し、アウト点OUT1のタイムコー
ドが結果クリツプFC−008における第7の編集点E
P7のタイムコード「00:03:19:45」に対応してい
る。
【0062】依つて結果クリツプFC−008を再生す
ると、第1の編集点EP1から第2の編集点EP2まで
の期間では、素材クリツプMC−003のビデオイメー
ジが出力され、第2の編集点EP2から第4の編集点E
P4までの期間では、素材クリツプMC−003の上に
素材クリツプMC−002が合成されたビデオイメージ
が出力され、第4の編集点EP4から第6の編集点EP
6までの期間では、素材クリツプMC−003の上に素
材クリツプMC−002及び素材クリツプMC−001
が合成されたビデオイメージが出力され、第6の編集点
EP6から第7の編集点EP7までの期間では、素材ク
リツプMC−003の上に素材クリツプMC−001が
合成されたビデオイメージが出力され、第7の編集点E
P7から第8の編集点EP8までの期間では、素材クリ
ツプMC−003のビデオイメージが出力されることに
なる。
【0063】なお、ここで説明した合成処理はあくまで
一例であり、合成処理されるクリツプの組合せとしては
当然その他の組合せも存在する。
【0064】(3−4)特殊効果処理の原理 続いてこの項では、特殊効果モジユールSMで行う特殊
効果処理の原理について説明する。図4に示した結果ク
リツプFC−009は素材クリツプMC−004に特殊
効果処理を施すことにより生成されたクリツプである。
ここでは説明を分かりやすくするため、素材クリツプM
C−004に対して、モザイク効果、クロツプ効果、3
次元画像変換及びトレイル効果の4つの特殊効果処理を
施すものとして、特殊効果処理の原理を図8を用いて説
明する。
【0065】図8に示すように、この例では、素材クリ
ツプMC−004に対しては、第1の特殊効果E1とし
てモザイク効果が指定され、第2の特殊効果E2として
クロツプ効果が指定され、第3の特殊効果E3として3
次元画像変換が指定され、第4の特殊効果E4としてト
レイル効果が指定されている。
【0066】この場合、モザイク効果とは、ビデオイメ
ージをタイル状の小片に分けてモザイク画のように見せ
る効果のことである。本発明による編集システム1で
は、このモザイク効果に関するパラメータを任意の値に
設定できるようになされており、これによりこのタイル
状の小片の大きさ及びアスペクト比を任意の値に設定す
ることができるようになつている。
【0067】クロツプ効果とは、画枠を小さくすること
によつてビデオイメージの一部を切り出す効果のことで
あり、ビデオイメージの一部を切り出すことから切り出
し効果とも呼ばれている。本発明による編集システム1
では、このクロツプ効果に関するパラメータを任意の値
に設定できるようになつており、これにより画枠の右辺
及び左辺位置、並びに上辺及び下辺位置、さらにはエツ
ジのぼかし具合を任意に設定することができるようにな
つている。
【0068】3次元画像変換(3-Dimensional Transfor
m )とは、3次元空間上で画像を仮想的に変換する効果
のことである。例えば画像の水平方向をX軸、垂直方向
をY軸、奥行き方向をZ軸として定義したとすれば、当
該X軸、Y軸又はZ軸を回転軸として画像を回転させた
り、或いはX軸、Y軸又はZ軸方向に画像を移動させた
りする画像変換のことである。本発明による編集システ
ム1では、この3次元画像変換に関するパラメータを任
意の値に設定できるようになつており、これにより任意
の画像変換を行うことができるようになつている。
【0069】トレイル効果とは、画像を空間的に移動さ
せる際に、所定間隔で画像を静止画としてフリーズし、
そのフリーズした画像を残像イメージとして残す効果の
ことであり、一般にはリカーシブ効果とも呼ばれてい
る。本発明による編集システム1では、このトレイル効
果に関するパラメータを任意の値に設定することができ
るようになつており、これにより画像をフリーズする間
隔及び残像として残す期間を任意に設定することができ
るようになつている。
【0070】またこの特殊効果処理の場合にも、この図
8に示すように、結果クリツプFC−009において
は、素材クリツプの編集開始点(イン点)及び編集終了
点(アウト点)や、画像変換のパラメータ変更ポイント
として、第1の編集点EP1から第7の編集点EP7が
設定されている。
【0071】第1の編集点EP1は素材クリツプMC−
004のイン点IN4、モザイク効果の開始点及びクロ
ツプ効果の開始点を示し、第2の編集点EP2は3次元
画像変換の開始点を示し、第4の編集点EP4はトレイ
ル効果の開始点を示し、第7の編集点EP7は素材クリ
ツプMC−004のアウト点OUT4、モザイク効果の
終了点、クロツプ効果の終了点、3次元画像変換の終了
点及びトレイル効果の終了点を示している。なお、第3
の編集点EP3、第5の編集点EP5及び第6の編集点
EP6は、3次元画像変換の変換パラメータを変更する
ために設定された編集点である。これらの編集点EP
3、EP5及びEP6については、詳細は後述する。
【0072】特殊効果の場合も合成処理の場合と同様
に、素材クリツプMC−004及び結果クリツプFC−
009は、それぞれ各クリツプのビデオデータの先頭位
置からスタートする独自の内部タイムコードによつて表
現される内部タイムラインt4、t9を有しており、上
述した第1の編集点EP1から第7の編集点EP7のタ
イムコードは、結果クリツプFC−009のタイムライ
ンt9上のタイムコードによつて定義付けされている。
【0073】素材クリツプMC−004のイン点IN4
及びアウト点OUT4は、それぞれ素材クリツプMC−
004のタイムラインt4によつて定義され、これらの
タイムコードはそれぞれ「00:10:12:00」及び「00:
12:18:00」となつている。従つてこのイン点IN4の
タイムコードが結果クリツプFC−009における第1
の編集点EP1のタイムコード「00:00:00:00」に対
応し、アウト点OUT4のタイムコードが結果クリツプ
FC−009における第7の編集点EP7のタイムコー
ド「00:02:06:00」に対応している。
【0074】また第1の特殊効果E1として指定された
モザイク効果の開始ポイントは、図8に示すように、結
果クリツプFC−009におけるタイムコードが「00:
00:00:00」となる第1の編集点EP1になつており、
モザイク効果の終了ポイントは、結果クリツプFC−0
09におけるタイムコードが「00:02:06:00」となる
第7の編集点EP7になつている。
【0075】同じように、第2の特殊効果E2として指
定されたクロツプ効果の開始ポイントは、図8に示すよ
うに、結果クリツプFC−009におけるタイムコード
が「「00:00:00:00」となる第1の編集点EP1にな
つており、クロツプ効果の終了ポイントは、結果クリツ
プFC−009におけるタイムコードが「00:02:06:
00」となる第7の編集点EP7になつている。
【0076】また第3の特殊効果E3として指定された
3次元画像変換の開始ポイントは、結果クリツプFC−
009におけるタイムコードが「00:00:12:03」とな
る第2の編集点EP2になつており、3次元画像変換の
終了ポイントは、結果クリツプFC−009におけるタ
イムコードが「00:02:06:00」となる第7の編集点E
P7になつている。
【0077】また第4の特殊効果E4として指定された
トレイル効果の開始ポイントは、結果クリツプFC−0
09におけるタイムコードが「00:01:02:50」となる
第4の編集点EP4になつており、トレイル効果の終了
ポイントは、結果クリツプFC−009におけるタイム
コードが「00:02:06:00」となる第7の編集点EP7
になつている。
【0078】依つて結果クリツプFC−009を再生す
ると、第1の編集点EP1から第2の編集点EP2まで
の期間では、素材クリツプMC−004のビデオイメー
ジにモザイク効果とクロツプ効果が施されたビデオイメ
ージが出力され、第2の編集点EP2から第4の編集点
EP4までの期間では、素材クリツプMC−004のビ
デオイメージにモザイク効果、クロツプ効果及び3次元
画像変換が施されたビデオイメージが出力され、第4の
編集点EP4から第7の編集点EP7までの期間では、
素材クリツプMC−004のビデオイメージにモザイク
効果、クロツプ効果、3次元画像変換及びトレイル効果
が施されたビデオイメージが出力されることになる。
【0079】(3−5)編集処理の原理 続いてこの項では、編集モジユールEMで行う編集処理
の原理について説明する。図4に示した結果クリツプF
C−010は、結果クリツプFC−008及び結果クリ
ツプFC−009を編集処理することによつて生成され
たクリツプである。ここでは説明を分かりやすくするた
め、ワイプ効果によつて編集処理を行うものとして、編
集処理の原理を図9を用いて説明する。
【0080】図9に示すように、この例では、第1のレ
イヤL1として結果クリツプFC−008が指定されて
いると共に、第2のレイヤL2として結果クリツプFC
−009が指定されている。また第1のレイヤL1とし
て指定された結果クリツプFC−008から、第2のレ
イヤL2として指定された結果クリツプFC−009に
切り換える際の切換処理としてワイプ効果が指定されて
いる。なお、この編集処理においては、合成処理のよう
にビデオデータを重ね合わせるのではなく、ビデオデー
タをつなぎ合わせるので、時間的に先になる方が第1の
レイヤL1として指定され、時間的に後になる方が第2
のレイヤとして指定される。
【0081】また切換処理として指定されているワイプ
効果とは、現在表示されている古い画像を新しい画像で
ぬぐい消すようにして、画面に表示される画像を切り換
えるトランジシヨンエフエクトのことである。因みに、
この図9に示す例で指定されているワイプ効果は、結果
クリツプFC−008のイメージから結果クリツプFC
−009のイメージに切り換わる際、画面の左側から右
側に向かつて切り換わる種類のワイプ効果である。
【0082】またこの編集処理の場合にも、この図9に
示すように、結果クリツプFC−010においては、各
クリツプの編集開始点(イン点)及び編集終了点(アウ
ト点)や、編集処理のパラメータ変更ポイントとして、
第1の編集点EP1から第5の編集点EP5が設定され
ている。
【0083】第1の編集点EP1は結果クリツプFC−
008のイン点IN8を示し、第2の編集点EP2はワ
イプ効果の開始点及び結果クリツプFC−009のイン
点IN9を示し、第4の編集点EP4はワイプ効果の終
了点及び結果クリツプFC−008のアウト点OUT8
を示し、第5の編集点EP5は結果クリツプFC−00
9のアウト点OUT9を示している。なお、第3の編集
点EP3は、ワイプ効果のエフエクトパラメータを変更
するために設定された編集点である。この編集点EP3
については、詳細は後述する。
【0084】先に説明した合成処理や特殊効果処理と同
様に、これらの結果クリツプFC−008、FC−00
9及びFC−010は、各クリツプのビデオデータの先
頭位置からスタートする独自の内部タイムコードによつ
て表現される内部タイムラインt8、t9及びt10を
有しており、上述した第1の編集点EP1から第5の編
集点EP5は、結果クリツプFC−010のタイムライ
ンt10上のタイムコードによつて定義付けされてい
る。
【0085】結果クリツプFC−008のイン点IN8
及びアウト点OUT8は、それぞれ結果クリツプFC−
008のタイムラインt8によつて定義され、これらの
タイムコードはそれぞれ「00:01:01:20」及び「00:
04:43:00」となつている。従つてこのイン点IN8の
タイムコードが結果クリツプFC−010における第1
の編集点EP1のタイムコード「00:00:00:00」に対
応し、アウト点OUT8のタイムコードが結果クリツプ
FC−010における第4の編集点EP4のタイムコー
ド「00:03:42:00」に対応している。
【0086】同じように、結果クリツプFC−009の
イン点IN9及びアウト点OUT9は、それぞれ結果ク
リツプFC−009のタイムラインt9によつて定義さ
れ、これらのタイムコードはそれぞれ「00:00:00:5
0」及び「00:02:06:00」となつている。従つてこの
イン点IN9のタイムコードが結果クリツプFC−01
0における第2の編集点EP2のタイムコード「00:0
3:39:00」に対応し、アウト点OUT9のタイムコー
ドが結果クリツプFC−010における第5の編集点E
P5のタイムコード「00:05:44:10」に対応してい
る。
【0087】また結果クリツプFC−008と結果クリ
ツプFC−009の画像を切り換えるために設定された
ワイプ効果の開始点は、結果クリツプFC−010にお
ける第2の編集点EP2に設定され、タイムコードとし
て「00:03:39:00」に設定されている。またワイプ効
果の終了点は、結果クリツプFC−010における第4
の編集点EP4に設定され、タイムコードとしては「0
0:03:42:00」に設定されている。
【0088】依つて結果クリツプFC−010を再生す
ると、第1の編集点EP1から第2の編集点EP2まで
の期間では、結果クリツプFC−008のビデオイメー
ジが出力され、第2の編集点EP2から第4の編集点E
P4までの期間では、ワイプ効果によつて結果クリツプ
FC−008のビデオイメージから結果クリツプFC−
009のビデオイメージに画面の左側から右側に向かつ
て順に切り換わるようなイメージが出力され、第4の編
集点EP4から第5の編集点EP5までの期間では、結
果クリツプFC−009のイメージが出力されることに
なる。
【0089】(4)GUIとして表示されるグラフイツ
ク表示 続いてこの項では、各モジユールを起動したときにワー
クステーシヨン2のデイスプレイ2Bに表示されるGU
Iの画面について説明する。
【0090】(4−1)合成モジユールを起動したとき
のGUI まず始めにこの項では、合成モジユールCMを起動した
ときのGUIについて説明する。この編集システム1で
は、合成モジユールCMが起動されると、ワークステー
シヨン2のデイスプレイ2Bには、合成モジユールCM
のGUIとして図10に示すようなグラフイツク表示が
表示される。
【0091】この図10に示すように、合成モジユール
CMのGUIとしては、大きく分けてメニユーウインド
ウ30と、クリツプツリーウインドウ31と、キーウイ
ンドウ32と、ライブラリーウインドウ33と、タイム
ラインウインドウ34と、パラメータ設定ウインドウ3
5と、プレビユウ画面表示ウインドウ36と、デバイス
コントールウインドウ37と、編集内容表示ウインドウ
38と、制御コマンドウインドウ39とによつて構成さ
れている。
【0092】メニユーウインドウ30は、この編集シス
テム1において用意されているトツプメニユーを表示す
るためのエリアである。なお、このメニユーウインドウ
30は、制御モジユールCNTMが立ち上がつた時点か
ら表示されるものである。
【0093】本発明による編集システム1においては、
トツプメニユー項目として、例えばフアイル読出メニユ
ーや初期設定メニユー、或いはモジユール起動メニユー
等が用意されている。フアイル読出メニユーをマウス2
Dのボタンを押して指定すると(以下、このマウス2D
を使用した指定動作をクリツクと呼ぶ)、既に登録され
ている結果クリツプのリストが表示され、その中から所
望の結果クリツプをクリツク操作によつて選択すると、
その選択された結果クリツプの編集内容が後述するタイ
ムラインウインドウに表示されると共に、その結果クリ
ツプに対して設定されているパラメータの内容が後述す
るパラメータ設定ウインドウに表示される。従つて既に
登録されている結果クリツプを修正する場合には、この
フアイル読出メニユーを使用してその結果クリツプを読
み出せば、その結果クリツプを修正することができる。
【0094】また初期設定メニユーをクリツク操作によ
つて選択すると、各種設定項目が読み出され、その中か
ら所望の項目を選択すると、その選択された項目に対す
る設定画面が表示される。従つて所望の項目に対して初
期設定する場合には、初期設定メニユーによつてその項
目の設定画面を読み出せば、その項目について所望の値
を設定することができる。
【0095】またモジユール起動メニユーをクリツク操
作によつて選択すると、合成モジユールCM、特殊効果
モジユールSM又は編集モジユールEMを起動するため
のコマンドが表示され、その中から所望のコマンドを選
択すると、選択されたモジユールが起動され、そのモジ
ユールに対応するGUIが画面上に表示される。実際
上、この図10に示す合成モジユールCMのGUIも、
このモジユール起動メニユーによつて合成モジユールC
Mを起動することにより得られた画面である。
【0096】クリツプツリーウインドウ31には、クリ
ツプデータベースに登録されている各クリツプの上下関
係が視覚的に分かるようなグラフイツク表示が表示され
るエリアである。各クリツプの上下関係が図4に示した
ような関係にある場合には、その上下関係に応じて、図
10に示すようなクリツプツリーが表示される。すなわ
ちこの場合には、最上位のクリツプは結果クリツプFC
−010であるので、結果クリツプFC−010のクリ
ツプ名「FC−010」がクリツプツリーウインドウ3
1の一番上に表示される。この結果クリツプFC−01
0の下位にリンクする下位クリツプとしては、結果クリ
ツプFC−008と結果クリツプFC−009がある。
これら下位クリツプのクリツプ名「FC−008」及び
「FC−009」はそれぞれ上位クリツプである結果ク
リツプFC−010よりも下方であつてかつ一段右側に
シフトした位置に並列的に表示される。このとき結果ク
リツプFC−010と結果クリツプFC−008及びF
C−009を結ぶ線が表示され、これによつてこれらの
結果クリツプFC−010、FC−008及びFC−0
09が上下関係にあることが示される。
【0097】また結果クリツプFC−008の下位にリ
ンクする下位クリツプとしては、素材クリツプMC−0
01と素材クリツプMC−002と素材クリツプMC−
003とがある。これら下位クリツプのクリツプ名「M
C−001」、「MC−002」及び「MC−003」
はそれぞれ上位クリツプである結果クリツプFC−00
8の下方であつて一段右側にシフトした位置に並列的に
表示される。このときも結果クリツプFC−008と素
材クリツプMC−001、MC−002及びMC−00
3とを結ぶ線が表示され、これによつてこれらのクリツ
プFC−008、MC−001、MC−002及びMC
−003が上下関係にあることが示される。
【0098】同様に、結果クリツプFC−009の下位
にリンクする下位クリツプとしては素材クリツプMC−
004がある。この下位クリツプのクリツプ名「MC−
004」は上位クリツプである結果クリツプFC−00
9の下方であつてかつ一段右側にシフトした位置に表示
される。このときも結果クリツプFC−009と素材ク
リツプMC−004を結ぶ線が表示され、これによつて
これらのクリツプFC−009及びMC−004が上下
関係にあることが示される。
【0099】このようにしてクリツプツリーウインドウ
31においては、各クリツプのクリツプ名をツリー状に
表示するようにしたことにより、クリツプデータベース
に登録されているクリツプ間の関係が視覚的に一目で分
かるようになされている。
【0100】なお、クリツプ名を囲む枠が太線で表示さ
れているクリツプは、現在、タイムラインウインドウ3
4において表示され、編集対象となつているクリツプで
ある。またこのクリツプツリーウインドウ31の下辺位
置には左右方向のスクロールボタン31Aが表示されて
おり、このスクロールボタン31Aをマウス2Dを使用
して操作することにより、表示されるクリツプツリーを
左右方向にスクロールし得るようになされている。
【0101】同様に、クリツプツリーウインドウ31の
右辺位置には上下方向のスクロールボタン31Bが表示
されており、このスクロールボタン31Bを操作するこ
とにより、表示されるクリツプツリーを上下方向にスク
ロールし得るようになされている。
【0102】キーウインドウ32は、編集対象のクリツ
プに対してキー処理を指定するためのキー選択ボタンが
表示されるエリアであり、このキー選択ボタンの中の所
望ボタンをクリツクすることにより編集対象のクリツプ
に対して所望のキー処理を指定することができる。この
場合、キー選択ボタンとしては、図10に示すように、
ルミナンスキーボタン、リニアキーボタン、クリーンキ
ーボタン、パターンキーボタン、エクスターナルキーボ
タン等が用意されている。
【0103】因みに、キー処理とは、ビデオイメージか
らキー信号に基づくエリアをくり抜き、そこに別の画像
をはめ込む処理のことである。またルミナンスキーと
は、キー信号に含まれる輝度信号に基づいてくり抜き処
理を行うキー処理であり、リニアキーとは、ルミナンス
キーの一種で、ルミナンスキーに比してゲインの可変幅
が狭くなつたキー処理であり、クリーンキーとは、キー
処理においてはめ込む画像をキー信号でくり抜かずには
め込む処理である。またパターンキーとは、ワイプパタ
ーンに基づいて切り抜き処理を行うキー処理であり、エ
クスターナルキーとは、外部より供給されるキー信号に
基づいてキー処理を行うことである。
【0104】このキーウインドウ32においても、当該
キーウインドウ32の下辺位置には左右方向のスクロー
ルボタン32Aが表示されており、このスクロールボタ
ン32Aを操作することにより、表示されるキー選択ボ
タンを左右方向にスクロールし得るようになされてい
る。同様に、キーウインドウ32の右辺位置には上下方
向のスクロールボタン32Bが表示されており、このス
クロールボタン32Bを操作することにより、表示され
るキー選択ボタンを上下方向にスクロールし得るように
なされている。
【0105】ライブラリーウインドウ33は、クリツプ
データベースに登録されている素材クリツプ又は結果ク
リツプをリスト表示するためのエリアである。このライ
ブラリーウインドウ33に表示されるクリツプの中から
所望のクリツプを選択すれば、その選択されたクリツプ
を編集対象として指定することができる。なお、このラ
イブラリーウインドウ33の詳細については、後述す
る。
【0106】タイムラインウインドウ34は編集対象の
クリツプを時間軸上に並べて編集内容を指定するための
エリアである。合成モジユールCMで表示されるタイム
ラインウインドウ34としては、当然合成処理に関する
ものが表示される。このタイムラインウインドウ34
は、大きく分けて上から順にタイムコード表示エリア
(Time Code )と、編集点表示エリア(Edit Point)
と、プレビユウ範囲表示エリア(Preview )と、クリツ
プ指定エリア(L1〜L10)とに分かれている。
【0107】タイムコード表示エリアは、編集点におけ
るタイムコードが表示されるエリアである。なお、この
タイムコードは、このタイムラインウインドウ34にお
いて指定された編集内容に基づいて生成される結果クリ
ツプのタイムライン上におけるタイムコードである。
【0108】編集点表示エリアは、編集点として設定さ
れているポイントを三角マークによつて指し示すエリア
である。例えば図4及び図7に示したような合成処理が
指定されている場合には、その編集点EP1〜EP8が
三角マークを使用して指し示される。
【0109】プレビユウ範囲表示エリアには、後述する
プレビユウボタンやビユウボタンを操作したときにプレ
ビユウ画面表示ウインドウ36に表示されるビデオデー
タの範囲を示すエリアである。この例の場合、編集点E
P1から編集点EP8まで(すなわち結果クリツプFC
−008全体)が表示範囲として設定されているので、
その区間を示すバーが表示される。
【0110】クリツプ指定エリアは、合成処理を行う編
集対象のクリツプを各レイヤに対して指定するためのエ
リアである。この編集システム1においては、レイヤL
1からレイヤL10までの10個のレイヤが用意されて
おり、その1つ1つに合成処理の素材となるクリツプを
指定することができる。なお、このクリツプ指定エリア
としては表示範囲が限られており(図に示すようにレイ
ヤ5つ分程度)、一度に全てのレイヤL1〜L10を表
示することができない。しかしながらこのクリツプ指定
エリアの右辺に表示されているスクロールボタン34A
を操作することにより、クリツプ指定エリアを上下方向
にスクロールさせることができるので、これによつて所
望のレイヤを表示させることができるようになつてい
る。
【0111】10個あるレイヤL1〜L10のうちレイ
ヤL1は合成処理時にベース(最下層)画像となるクリ
ツプを指定するためのレイヤであり、レイヤL2からレ
イヤL10まではそのベース画像に対して重ねて行くク
リツプを指定するためのレイヤである。なお、レイヤ番
号が大きいものほど上層のレイヤとなり、ここではレイ
ヤL10が最上層のレイヤとなる。
【0112】各レイヤL1〜L10はそれぞれ合成処理
対象のクリツプを指定するためのビデオエリア(Video
)と、その指定されたクリツプに対して施すキー処理
を指定するためのキーエリア(Key )に分かれている。
この場合、ビデオエリアにおいてクリツプを示す長方形
状のグラフイツクイメージ(以下、これをセルと呼ぶ)
を置くことにより、そのレイヤに対してそのクリツプが
設定される。同様に、キーエリアにキー処理を示すセル
を置くことにより、そのレイヤに指定されたクリツプに
対するキー処理が設定される。
【0113】ここでこの図10に示すように、レイヤL
1に対して素材クリツプMC−003を設定する場合に
は、まずクリツプツリーウインドウ31において素材ク
リツプMC−003をクリツクするか、もしくはライブ
ラリーウインドウ33において素材クリツプMC−00
3をクリツクすることにより、素材クリツプMC−00
3を選択する。このような処理を行うと、素材クリツプ
MC−003のセルが表示されるので、これをレイヤL
1のビデオエリアに移動して所望位置に置けば、レイヤ
L1に対して素材クリツプMC−003が設定される。
【0114】同様に、レイヤL1に対してエクスターナ
ルキーを設定する場合には、まずキーウインドウ32に
おいてエクスターナルキーボタンをクリツクすることに
より、エクスターナルキーを選択する。このような処理
を行うと、エクスターナルキーを示すセルが表示される
ので、これをレイヤL1のキーエリアにおけば、レイヤ
L1に対してエクスターナルキーが設定される。因み
に、レイヤL2〜L10に対してクリツプやキー処理を
設定するときの操作も上述したレイヤL1のときの操作
と同じである。
【0115】なお、クリツプを示すセルの長さは、その
クリツプのデユレーシヨン(クリツプの始まりから終わ
りまでの時間)に対応した長さになつている。またキー
処理を示すセルは、ビデオエリアに置かれたクリツプと
対になるものなので、ビデオエリアに置かれたクリツプ
と同じ長さになる。また各セルの中には、クリツプ名又
はキー処理名を示す文字が表示されるようになされてお
り、これによりどのクリツプ又はキー処理が設定された
一目で分かるようになつている。
【0116】また既にクリツプ指定エリアに置かれて表
示されている結果クリツプをダブルクリツクして選択す
ると、その結果クリツプを作成したモジユール(すなわ
ち合成モジユールCM、特殊効果モジユールSM又は編
集モジユールEM)が起動され、その結果クリツプに対
して施されている編集内容が対応するモジユールのGU
I上のタイムラインウインドウに表示されると共に、そ
の結果クリツプに対して設定されているパラメータがパ
ラメータ設定ウインドウに表示される。
【0117】パラメータ設定ウインドウ35は、編集に
係わる各種パラメータを設定するエリアである。合成モ
ジユールCMを起動したときに表示されるパラメータ設
定ウインドウ35としては、当然合成処理に関するもの
が表示され、図10に示すように、合成処理時のゲイン
を設定するためのグラフイツク表示が表示される。
【0118】この場合、合成処理時のゲインとは、ビデ
オデータを重ね合わせるときの合成比率である。すなわ
ちゲインが 100パーセントであれば下層のビデオデータ
が完全に見えないように上層のビデオデータを重ね、例
えばゲインが50パーセントであれば下層のビデオデータ
がほぼ半分位の割合で透けて見えるように上層のビデオ
データを重ね、ゲインが0パーセントであれば下層のビ
デオデータが完全に透けて見え、上層のビデオデータが
見えないように重ね合わせることである。
【0119】なお、このパラメータ設定ウインドウ35
と上述したタイムラインウインドウ34とは、横軸(す
なわち時間軸)が一致しており、タイムラインウインド
ウ34で指定した合成処理内容を見ながらパラメータの
変更ポイントを決めることができるようになされてい
る。因みに、この横軸方向、すなわち左右方向に関して
は、パラメータ設定ウインドウ35の下辺位置にあるス
クロールボタン35Aを操作することにより、このパラ
メータ設定ウインドウ35内のグラフイツクイメージを
左右方向にスクロールさせることができる。このときタ
イムラインウインドウ34とパラメータ設定ウインドウ
35は横軸が対応していることから、当該タイムライン
ウインドウ34内のグラフイツクイメージとパラメータ
設定ウインドウ35内のグラフイツクイメージは連動し
て同時に左右方向にスクロールされる。なお、上下方向
に関しては、パラメータ設定ウインドウ35の右辺位置
にあるスクロールボタン35Bを操作することにより、
当該パラメータ設定ウインドウ35内のグラフイツクイ
メージを上下方向にスクロールさせることができる。
【0120】ここで各レイヤに指定されたクリツプのゲ
インを設定する場合には、まずパラメータ設定ウインド
ウ35の左隅に表示されるレイヤ番号の中から所望のレ
イヤ番号をクリツクしてこれからパラメータ設定するレ
イヤを指定する。続いてタイムラインウインドウ34で
指定した合成処理内容を見ながらパラメータを変更する
ポイントを決めると共に、設定するゲイン値を決め、縦
軸がゲイン値で横軸が時間軸からなるパラメータ設定ウ
インドウ35においてその決めたポイント及び値に対応
する位置をクリツクする。これによりそのクリツクした
位置に対応するゲイン値及びゲイン変更ポイントがクリ
ツプデータベースに自動的に登録される。
【0121】例えばこの図10に示すように、レイヤL
1に指定された素材クリツプMC−003のゲインを 1
00パーセントに設定する場合には、素材クリツプMC−
003のイン点及びアウト点の位置でゲインが 100パー
セントの位置をクリツクすれば、素材クリツプMC−0
03のイン点からアウト点までが全てゲインが 100パー
セントに設定される。なお、この編集システム1におい
ては、パラメータ設定ポイント間は、設定値が連続的に
なるように補間処理され、その補間された値が自動的に
設定されるので、このように2つのパラメータ設定ポイ
ントにおいて同じ値を設定すれば、その間が全てその値
に設定される。
【0122】またレイヤL2に設定された素材クリツプ
MC−002に対して、イン点(編集点EP2)のとこ
ろでゲインを59パーセントに設定し、レイヤL3の素材
クリツプMC−003が重ねられるポイントのすこし前
の位置(編集点EP3)でゲインを100 パーセントに設
定し、アウト点(編集点EP6)のところでゲインを0
パーセントに設定する場合には、パラメータ設定ウイン
ドウ35において対応するポイントをそれぞれクリツク
すれば良い。このようにすれば、設定されたゲイン値が
それぞれ自動的にクリツプデータベースに登録される。
なお、編集点EP2から編集点EP3までの間、及び編
集点EP3から編集点EP6までの間は、各編集点で設
定された値に基づいてゲイン値が直線的に連続するよう
に補間処理され、その補間された値が自動的に設定され
る。
【0123】同様に、レイヤL3に設定された素材クリ
ツプMC−003に対して、イン点(編集点EP4)の
ところでゲインを100 パーセントに設定し、素材のほぼ
中心位置(編集点EP5)でゲインを67パーセントに設
定し、アウト点(編集点EP7)のところでゲインを51
パーセントに設定する場合には、パラメータ設定ウイン
ドウ35において対応するポイントをそれぞれクリツク
すれば良い。このようにすれば、設定されたゲイン値が
それぞれ自動的にクリツプデータベースに登録される。
なお、この場合も、編集点EP4から編集点EP5まで
の間、及び編集点EP5から編集点EP7までの間は、
各編集点で設定された値に基づいてゲイン値が直線的に
連続するように補間処理され、その値が自動的に設定さ
れる。
【0124】かくしてこのようにゲイン値を設定する
と、各タイミングで当該ゲイン値が順次変化して行くこ
とにより、ベースとなる素材クリツプMC−003のビ
デオデータの上に素材クリツプMC−002のビデオデ
ータが徐々に見えはじめた後、さらにそれらのビデオデ
ータの上に素材クリツプMC−001のビデオデータが
見え、その後、素材クリツプMC−002及びMC−0
01のビデオデータが徐々に薄らいで行くようなイメー
ジの画像が得られる。
【0125】なお、パラメータ設定ウインドウ35にお
いては、図10に示すように、設定したパラメータの値
を編集点と対応させて、横軸を時間、縦軸をゲイン値と
したグラフ状に表示するようになされており、これによ
りオペレータはその表示を見て、どのレイヤに対してど
のようなパラメータをどのタイミングで設定したかを視
覚的に一目で把握することができる。
【0126】プレビユウ画面表示ウインドウ36は、後
述するプレビユウボタン、ビユウボタン、オールプレビ
ユウボタン又はオールビユウボタンを操作したときに、
素材クリツプ又は結果クリツプのビデオデータが表示さ
れるエリアである。このような表示エリアを設けたこと
により、編集作業をしながら素材クリツプ又は編集の結
果生成された結果クリツプのビデオイメージを確認する
ことができる。
【0127】デバイスコントールウインドウ37は、ク
リツプのビデオデータが保存されているビデオデイスク
レコーダ5の動作を制御するためのコマンドボタンが表
示されるエリアである。この図10に示すように、コマ
ンドボタンとしては、再生ボタン37Aとストツプボタ
ン37B及び6つのスキツプボタン37C〜37Hが設
けられている。この場合、再生ボタン37Aは、ビデオ
デイスクレコーダ5に対して再生コマンドを送出するた
めのコマンドボタンである。またストツプボタン37B
はビデオデイスクレコーダ5に対して再生停止コマンド
を送出するためのコマンドボタンである。またスキツプ
ボタン37C、37Dはそれぞれ再生位置を1フレーム
前又は1フレーム後ろにスキツプさせるスキツプコマン
ドをビデオデイスクレコーダ5に送出するためのコマン
ドボタンである。またスキツプボタン37E、37Fは
それぞれ1つ前の編集点又は1つ後の編集点に再生位置
をスキツプさせるスキツプコマンドをビデオデイスクレ
コーダ5に送出するためのコマンドボタンである。また
スキツプボタン37G、37Hはそれぞれビデオデータ
の先頭又は最後に再生位置をスキツプさせるスキツプコ
マンドをビデオデイスクレコーダ5に送出するためのコ
マンドボタンである。このようなコマンドボタンを設け
ることにより、編集作業をしながら容易にビデオデイス
クレコーダ5の動作をコントロールすることができる。
【0128】編集内容表示ウインドウ38はコ・タイム
ラインとも呼ばれ、タイムラインウインドウ34によつ
て指定した編集内容を表示するためのエリアである。こ
の場合、タイムラインウインドウ34においては、画面
の制約上、全ての編集内容を一度に全部表示することが
できないので、この編集内容表示ウインドウにおいてそ
の編集内容を縮小したグラフイツクイメージを表示する
ことにより、全体としてどのような編集内容を指定して
いるのかを容易に把握し得るようになされている。例え
ばタイムラインウインドウ34において上述したような
3つの素材クリツプMC−003、MC−002及びM
C−001を合成するような編集内容を指定した場合に
は、その編集内容に合わせて、各レイヤに指定されたク
リツプを示す棒状グラフイツクイメージが3段重なつた
ようなグラフイツクイメージが編集内容表示ウインドウ
38に表示される。これによりオペレータはこの表示を
見て、指定されている編集内容の全貌を把握し得ると共
に、その内容が3つのクリツプの合成処理であることを
容易に把握し得る。
【0129】なお、この編集内容表示ウインドウ38に
おいては、ライブラリーウインドウ33やクリツプツリ
ーウインドウ31に表示されている既にクリツプデータ
ベースに登録されている結果クリツプを選択した場合に
も、その結果クリツプの編集内容を示すグラフイツクイ
メージが表示される。これによりタイムラインウインド
ウ34において編集作業中にライブラリーウインドウ3
3やクリツプツリーウインドウ31に表示されている結
果クリツプを選択した場合にも、その選択した結果クリ
ツプに対して指定されている編集内容を容易に把握する
ことがてきる。
【0130】最後に制御コマンドウインドウ39は、こ
の編集システム1において使用される制御コマンドの一
覧が表示されるエリアである。この図10に示すよう
に、表示される制御コマンドボタンとしては、例えばエ
デイタボタン(Editor)、コンポジツトボタン(Compos
ite )、特殊効果ボタン(S-Effect)、プレビユウボタ
ン(Preview )、ビユウボタン(View)、オールプレビ
ユウボタン(All Preview )及びオールビユウボタン
(All View)等がある。
【0131】エデイタボタン、コンポジツトボタン及び
特殊効果ボタンはそれぞれ編集のためのモジユールを起
動するためのボタンである。すなわちエデイタボタンは
編集モジユールEMを起動するためのボタンであり、こ
のエデイタボタンをクリツクすると、例えば合成モジユ
ールCMを起動中であつても編集モジユールEMを起動
することができる。またコンポジツトボタンは合成モジ
ユールCMを起動するためのボタンであり、このコンポ
ジツトボタンをクリツクすると、例えば特殊効果モジユ
ールSMを起動中であつても合成モジユールCMを起動
することができる。また特殊効果ボタンは特殊効果モジ
ユールSMを起動するためのボタンであり、この特殊効
果ボタンをクリツクすると、例えば編集モジユールEM
を起動中であつても特殊効果モジユールSMを起動する
ことができる。
【0132】一方、プレビユウボタン、ビユウボタン、
オールプレビユウボタン及びオールビユウボタンは、素
材クリツプ又は結果クリツプの内容確認用のボタンであ
る。すなわちプレビユウボタンは、選択したクリツプの
ビデオデータをプレビユウ画面表示ウインドウ36に表
示させるときに使用するボタンである。なお、このプレ
ビユウボタンを操作したときには、指定された編集内容
が実行されないため、表示されるビデオデータは最終結
果と異なることがある(編集内容が既に実行されてその
編集内容に合つたビデオデータが生成されている場合に
は、最終結果のビデオデータが表示される)。しかしな
がらこのプレビユウボタンを操作すると、すぐに表示が
開始されるため、編集過程においてクリツプの長さをチ
エツクしたいとき等に使用される。
【0133】ビユウボタンは、選択したクリツプのビデ
オデータをプレビユウ画面表示ウインドウ36に表示さ
せるときに使用するボタンである。このビユウボタン
は、プレビユウボタンと異なり、指定された編集内容が
実行されるので、このビユウボタンを操作したときに
は、表示されるまでに時間がかかるが、編集後のビデオ
データを確認することができる。
【0134】オールプレビユウボタンはクリツプを選択
せずとも、編集対象の最初のクリツプから編集対象の最
後のクリツプまでのビデオデータをプレビユウ画面表示
ウインドウ36に表示させるときに使用するボタンであ
る。なお、このオールプレビユウボタンもプレビユウボ
タンと同様に指定されている編集内容が実行されない。
【0135】オールビユウボタンは編集対象の全てのク
リツプに対して指定されている編集内容を実行して、そ
のビデオデータをプレビユウ画面表示ウインドウ36に
表示させるときに使用するボタンである。このオールビ
ユウボタンを操作することにより、指定した編集内容が
実行され、最終結果のビデオデータを確認することがで
きる。なお、編集内容が実行されたときには、生成され
たクリツプビデオデータは自動的にビデオデイスクレコ
ーダ5に記憶され、クリツプデータベースCDBに登録
される。
【0136】(4−2)特殊効果モジユールを起動した
ときのGUI 続いてこの項では、特殊効果モジユールSMを起動した
ときのGUIについて説明する。この編集システム1で
は、特殊効果モジユールSMが起動されると、ワークス
テーシヨン2のデイスプレイ2Bには、特殊効果モジユ
ールSMのGUIとして図11に示すようなグラフイツ
ク表示が表示される。
【0137】この図11に示すように、特殊効果モジユ
ールSMのGUIとしては、大き分けてメニユーウイン
ドウ30と、クリツプツリーウインドウ31と、エフエ
クト選択ウインドウ40と、ライブラリーウインドウ3
3と、タイムラインウインドウ41と、パラメータ設定
ウインドウ42と、プレビユウ画面表示ウインドウ36
と、デバイスコントールウインドウ37と、編集内容表
示ウインドウ38と、制御コマンドウインドウ39とに
よつて構成されている。
【0138】なお、この特殊効果モジユールSMのGU
Iにおいて表示されるウインドウのうち、メニユーウイ
ンドウ30、クリツプツリーウインドウ31、ライブラ
リーウインドウ33、プレビユウ画面表示ウインドウ3
6、デバイスコントールウインドウ37、編集内容表示
ウインドウ38及び制御コマンドウインドウ39は、上
述した合成モジユールCMの場合と同じであるので、こ
こでは説明を省略する。
【0139】まずエフエクト選択ウインドウ40は、ク
リツプのビデオデータに対して施す特殊効果を選択する
ためのエリアであり、各種特殊効果のコマンドボタンが
表示される。この場合、表示されるコマンドボタンとし
ては、3次元画像変換を指定するための3Dボタン、残
像を付加するトレイル処理を指定するためのトレイルボ
タン、立方体の面にビデオイメージを張り付けてそれを
回転させて行くようなブリツク処理を指定するためのブ
リツクボタン、ビデオデータに影を付加するシヤドウ処
理を指定するためのシヤドウボタン、ビデオデータを混
合するミツクス処理を指定するためのミツクスボタン、
一方向からライトを浴びせて物体に影を付加するライト
処理を指定するためのライトボタン、ビデオデータの所
定範囲を切り出すクロツプ処理を指定するためのクロツ
プボタン等が用意されている。
【0140】このエフエクト選択ウインドウ40におい
ては、エリアの下辺位置に左右方向のスクロールボタン
40Aが表示されており、このスクロールボタン40A
を操作することにより、表示されるコマンドボタンを左
右方向にスクロールし得るようになされている。同様
に、エフエクト選択ウインドウ40の右辺位置には上下
方向のスクロールボタン40Bが表示されており、この
スクロールボタン40Bを操作することにより、表示さ
れるコマンドボタンを上下方向にスクロールし得るよう
になされている。
【0141】このようなエフエクト選択ウインドウ40
において、所望の特殊効果を選択する場合には、タイム
ラインウインドウ41において特殊効果を施す編集点を
指定した上で、所望する特殊効果に対応したコマンドボ
タンをクリツクすれば、その特殊効果が自動的に指定さ
れるようになつている。
【0142】タイムラインウインドウ41は、編集対象
のクリツプを時間軸上に並べて編集内容を指定するため
のエリアである。特殊効果モジユールSMで表示される
タイムラインウインドウ41としては、当然特殊効果処
理に関するものが表示される。このタイムラインウイン
ドウ41は、大きく分けて上から順にタイムコード表示
エリア(Time Code )と、編集点表示エリア(Edit Poi
nt)と、プレビユウ範囲表示エリア(Preview )と、ク
リツプ及び特殊効果指定エリア(L1〜L10)とに分
かれている。
【0143】タイムコード表示エリアは、編集点におけ
るタイムコードが表示されるエリアである。なお、この
タイムコードは、このタイムラインウインドウ41にお
いて指定された編集内容に基づいて生成される結果クリ
ツプのタイムライン上におけるタイムコードである。
【0144】編集点表示エリアは、編集点として設定さ
れているポイントを三角マークによつて指し示すエリア
である。例えば図4及び図8に示したような特殊効果処
理が指定されている場合には、その編集点EP1〜EP
7が三角マークを使用して指し示される。
【0145】プレビユウ範囲表示エリアには、上述した
プレビユウボタンやビユウボタンを操作したときにプレ
ビユウ画面表示ウインドウ36に表示されるビデオデー
タの範囲を示すエリアである。この例の場合、編集点E
P1から編集点EP7まで(すなわち結果クリツプFC
−009全体)が表示範囲として設定されているので、
その区間を示すバーが表示される。
【0146】クリツプ及び特殊効果指定エリアは、レイ
ヤ毎にクリツプに対して施す特殊効果を指定するための
エリアである。この編集システム1においては、レイヤ
L1からレイヤL10までの10個のレイヤが用意され
ており、その1つ1つに特殊効果処理の対象となるクリ
ツプを指定することができると共に、そのクリツプに対
してそれぞれ特殊効果処理を指定することができるよう
になつている。なお、このクリツプ及び特殊効果指定エ
リアとしては表示範囲が限られており(図に示すように
レイヤほぼ2つ分程度)、一度に全てのレイヤL1〜L
10を表示することができない。しかしながらこのクリ
ツプ及び特殊効果指定エリアの右辺に表示されているス
クロールボタン41Aを操作することにより、クリツプ
及び特殊効果指定エリアを上下方向にスクロールさせる
ことができので、これによつて所望のレイヤを表示させ
ることができるようになつている。
【0147】各レイヤL1〜L10は、それぞれ4つの
特殊効果指定エリア(E1〜E4)と、特殊効果を施す
クリツプを指定するためのビデオエリア(Video )と、
そのクリツプに対するキー処理を指定するためのキーエ
リア(Key )とに分かれている。特殊効果指定エリア
は、ビデオエリアに登録されたクリツプに対して施す特
殊効果を指定するためのエリアであり、これが1つのレ
イヤにおいて4つ設けられていることから、1つのクリ
ツプに対して4つの特殊効果を同時に指定し得るように
なされている。例えばこの図11に示すように、特殊効
果E1としてモザイク処理を指定し、特殊効果E2とし
てクロツプ処理を指定し、特殊効果E3として3次元画
像変換を指定し、特殊効果E4としてトレイル処理を指
定すると、ビデオエリアで指定されたクリツプMC−0
04に対してその4つの特殊効果処理を施すことができ
る。
【0148】特殊効果指定エリアにおいて、特殊効果を
設定する場合には、予め編集点を指定することによつて
特殊効果を施す範囲を指定した上で、エフエクト選択ウ
インドウ40内の所望のコマンドボタンをクリツクすれ
ば、その選択された特殊効果を示すセルが表示されるの
で、そのセルを特殊効果指定エリアにおけばその特殊効
果が自動的に設定される。
【0149】ビデオエリアにおいてクリツプを設定する
場合には、まずライブラリーウインドウ33に表示され
るクリツプをクリツクするか、もしくはクリツプツリー
ウインドウ31に表示されるクリツプをクリツクするこ
とにより、編集対象のクリツプを選択する。このような
処理を行うと、その選択したクリツプを示すセルが表示
されるので、これをビデオエリアの所望位置に置けば、
ビデオエリアに対してクリツプを設定することができ
る。
【0150】またキーエリアにおいてキー処理を設定す
る場合には、まずキーエリアの「Key 」の部分をクリツ
クすると、エフエクト選択ウインドウ40が先に説明し
たキーウインドウ32に切り換わるので、その中から所
望のキーボタンをクリツクしてキー処理を選択する。こ
のような処理を行うと、その選択したキー処理を示すセ
ルが表示されるので、そのセルをキーエリアに置けば、
そのキー処理が自動的に設定される。
【0151】なお、既にビデオエリアに置かれて表示さ
れている結果クリツプをダブルクリツクして選択する
と、その結果クリツプを作成したモジユール(すなわち
合成モジユールCM、特殊効果モジユールSM又は編集
モジユールEM)が起動され、その結果クリツプに対し
て施されている編集内容が対応するモジユールのGUI
上のタイムラインウインドウに表示されると共に、その
結果クリツプに対して設定されているパラメータがパラ
メータ設定ウインドウに表示される。
【0152】パラメータ設定ウインドウ42は、オペレ
ータが指定した特殊効果処理におけるパラメータを設定
するエリアである。このパラメータ設定ウインドウ42
においては、エフエクト選択ウインドウ40のコマンド
ボタンをクリツクすると、そのクリツクされた特殊効果
に関するパラメータ設定画面が表示される。例えばエフ
エクト選択ウインドウ40において3Dボタンをクリツ
クして、3次元画像変換を指定すると、このパラメータ
設定ウインドウ42には図11に示すような3次元画像
変換に関するパラメータ設定画面が表示される。
【0153】3次元画像変換におけるパラメータとして
は、図11に示すように、3次元空間上における位置
(X,Y,Z)と、3次元空間上における回転方向
(X,Y,Z)と、画像の縦横比を示すアスペクト比
(Asp)と、歪みのパラメータであるスキユー(Sk
ew)と、遠近値を表すパースペクテイブ値(Per
s)とがある。これらのパラメータの値はデフオルト値
(=「0」)を基準にした最大設定範囲MAXから最小
設定範囲MINの間で任意の値に設定し得るようになさ
れている。
【0154】パラメータ設定ウインドウ42と上述した
タイムラインウインドウ41とは、横軸(すなわち時間
軸)が一致しており、タイムラインウインドウ41で指
定した特殊効果処理の内容を見ながらパラメータの変更
ポイントを決めることができるようになつている。因み
に、この横軸方向、すなわち左右方向に関しては、パラ
メータ設定ウインドウ42の下辺位置にあるスクロール
ボタン42Aを操作することにより、このパラメータ設
定ウインドウ42内のグラフイツクイメージを左右方向
にスクロールさせることができる。このときタイムライ
ンウインドウ41とパラメータ設定ウインドウ42は横
軸が対応していることから、当該タイムラインウインド
ウ41内のグラフイツクイメージとパラメータ設定ウイ
ンドウ42内のグラフイツクイメージは連動して同時に
左右方向にスクロールされる。なお、上下方向に関して
は、パラメータ設定ウインドウ42の右辺位置にあるス
クロールボタン42Bを操作することにより、当該パラ
メータ設定ウインドウ42内のグラフイツクイメージを
上下方向にスクロールさせることができる。
【0155】ここで実際に3次元画像変換のパラメータ
を設定する場合には、まずパラメータ設定ウインドウ4
2の左隅に表示されるパラメータ項目の中から所望の項
目をクリツクしてこれからパラメータ設定する項目を指
定する。続いてタイムラインウインドウ41で指定した
内容を見ながらパラメータを変更するポイントを決める
と共に、設定値を決め、縦軸がパラメータ値で横軸が時
間軸からなるパラメータ設定ウインドウ42においてそ
の決めたポイント及び設定値に対応する位置をクリツク
する。これによりそのクリツクした位置に対応するパラ
メータ値及びパラメータ変更ポイントがクリツプデータ
ベースCDBに自動的に登録される。
【0156】例えば図11に示すように、X軸方向の位
置を編集点EP4から徐々にマイナス方向に移動するの
であれば、希望する値のところを順にクリツクして行け
ば、その値が自動的に登録される。同様にY軸方向の位
置を編集点EP6から徐々にプラス方向に移動するので
あれば、希望する値のところを順にクリツクして行け
ば、その値が自動的に登録される。同様にZ軸方向の位
置を編集点EP2から徐々にプラス方向に移動するので
あれば、希望する値のところを順にクリツクして行け
ば、その値が自動的に登録される。なお、オペレータが
指定したポイントとポイントとの間は、補間処理によ
り、ビデオイメージが連続的に移動するような値が自動
的に設定される。
【0157】また編集点EP2から編集点EP5までの
範囲においてX軸を中心としてマイナス方向にビデオイ
メージを徐々に回転させ、編集点EP5以降に再び逆方
向に徐々に回転させるような回転処理を行うのであれ
ば、編集点EP5及びEP7において所望の値のところ
をクリツクすれば、その値が自動的に登録される。な
お、この場合にも、オペレータが指定したポイントとポ
イントとの間は、補間処理により、ビデオイメージが連
続的に回転するような値が自動的に設定される。因み
に、直線的に補間するか、スプラインカーブで補間する
かは、設定により任意に決めることができる。この例で
は、回転処理についてはスプラインカーブで補間するよ
うに設定されているので、オペレータが指定したポイン
ト間はスプラインカーブに沿つた値に設定される。
【0158】かくしてこのパラメータ設定ウインドウ4
2において、特殊効果のパラメータに対して所望の値を
設定すると、そのパラメータの値がクリツプデータベー
スCDBに登録され、その登録されたパラメータの値に
基づいて編集対象のクリツプのビデオデータに対して特
殊効果が施される。なお、このパラメータ設定ウインド
ウ42においては、図11に示すように、設定したパラ
メータの値を編集点と対応させて、横軸を時間、縦軸を
パラメータ値としたグラフ状に表示するようになされて
おり、これによりオペレータはその表示を見て、どのパ
ラメータに対してどのような値をどのタイミングで設定
したかを視覚的に一目で把握することができる。
【0159】(4−3)編集モジユールを起動したとき
のGUI 続いてこの項では、編集モジユールEMを起動したとき
のGUIについて説明する。この編集システム1では、
編集モジユールEMが起動されると、ワークステーシヨ
ン2のデイスプレイ2Bには、編集モジユールEMのG
UIとして図12に示すようなグラフイツク表示が表示
される。
【0160】この図12に示すように、編集モジユール
EMのGUIとしては、大きく分けてメニユーウインド
ウ30と、クリツプツリーウインドウ31と、エフエク
ト選択ウインドウ50と、ライブラリーウインドウ33
と、タイムラインウインドウ51と、パラメータ設定ウ
インドウ52と、プレビユウ画面表示ウインドウ36
と、デバイスコントールウインドウ37と、編集内容表
示ウインドウ38と、制御コマンドウインドウ39とに
よつて構成されている。
【0161】なお、この編集モジユールEMのGUIに
おいて表示されるエリアのうち、メニユーウインドウ3
0、クリツプツリーウインドウ31、プレビユウ画面表
示ウインドウ36、デバイスコントールウインドウ37
及び制御コマンドウインドウ39は、上述した合成モジ
ユールCMの場合と同じであるので、ここでは説明を省
略する。
【0162】まずエフエクト選択ウインドウ50は、編
集対象として指定されたクリツプのビデオデータを切り
換えるときに使用するトランジシヨンエフエクトを選択
するためのエリアであり、各種トランジシヨンエフエク
トのコマンドボタンが表示される。この場合、表示され
るコマンドボタンとしては、現在表示されている画像を
新しい画像でぬぐい消すようにして画像を切り換えるワ
イプ効果を指定するワイプボタン、紙芝居のように古い
画像をスライドさせることによつて新しい画像を切り換
えるスライド効果を指定するスライドボタン、古い画像
を分割してその分割された画像をスライドさせることに
よつて新しい画像に切り換えるスプリツト効果を指定す
るためのスプリツトボタン、古い画像の上に新しい画像
を広げるようにして画像を切り換えるスクイズ処理を指
定するためのスクイズボタン、古い画像をページをめく
るようにして画像を切り換えるページターン処理を指定
するためのページターンボタン等が用意されている。
【0163】このエフエクト選択ウインドウ50におい
ては、エリアの下辺位置に左右方向のスクロールボタン
50Aが表示されており、このスクロールボタン50A
を操作することにより、表示されるコマンドボタンを左
右方向にスクロールし得るようになされている。同様
に、エフエクト選択ウインドウ50の右辺位置には上下
方向のスクロールボタン50Bが表示されており、この
スクロールボタン50Bを操作することにより、表示さ
れるコマンドボタンを上下方向にスクロールし得るよう
になされている。
【0164】このようなエフエクト選択ウインドウ50
において、所望のトランジシヨンエフエクトを選択する
場合には、タイムラインウインドウ51においてトラジ
シヨンエフエクトを施す編集点を指定した上で、所望す
るトランジシヨンエフエクトに対応したコマンドボタン
をクリツクすれば、そのトランジシヨンエフエクトが自
動的に指定されるようになつている。
【0165】ライブラリーウインドウ33は、クリツプ
データベースCDBに登録されている素材クリツプ又は
結果クリツプをリスト表示するためのエリアである。こ
のライブラリーウインドウ33は、図10や図11に示
すように、通常はタイトルバーのみが表示されている
が、そのタイトルバーのところをクリツクしてウインド
ウエリアを広げることにより、この図12に示すように
ライブラリーウインドウ33の全体が表示されるように
なされている。
【0166】ライブラリーウインドウ33においては、
この図12に示すように、各クリツプがカード状グラフ
イツク表示33Aによつて表示される。この場合、カー
ド状グラフイツク表示33Aは静止画表示部33Bと属
性表示部33Cとクリツプ名表示部33Dとによつて構
成される。静止画表示部33Bには、そのクリツプのイ
ン点又はアウト点の静止画が表示されるようになされて
おり、これによりオペレータはその静止画表示部33B
に表示される画面を見てクリツプがどのようなビデオデ
ータで形成されているものか容易に把握することができ
る。
【0167】属性表示部33Cには、そのクリツプの属
性を示す「FC」又は「MC」なる文字が表示される。
この場合、「FC」はそのクリツプが編集処理の結果生
成された結果クリツプであることを示し、「MC」はそ
のクリツプが単にソースビデオデータから取り出した素
材クリツプであることを示している。このようにして属
性を示す情報を表示するようにしたことにより、オペレ
ータはその表示を見てそのクリツプが結果クリツプであ
るか素材クリツプであるかを容易に把握することができ
る。クリツプ名表示部33Dには、そのクリツプを生成
したときにオペレータが付加したクリツプ名称が表示さ
れる。なお、このクリツプ名称は、後述するようにクリ
ツプ管理データとしてクリツプデータベースCDBに登
録されているものである。
【0168】かくしてこのようにライブラリーウインド
ウ33において、既にクリツプデータベースCDBに登
録されているクリツプをリスト表示するようにしたこと
により、既に登録されているクリツプの中から編集対象
のクリツプを容易に選択することができる。
【0169】なお、このライブラリーウインドウ33の
右辺位置にはスクロールボタン33Eが表示されてお
り、このスクロールボタン33Eを操作すれば、このラ
イブラリーウインドウ33を上下方向にスクロールさせ
ることができ、当該ライブラリーウインドウ33に登録
されている全てのクリツプを表示させることができる。
これにより現状見えていないクリツプであつても、その
クリツプを選択することかできる。
【0170】タイムラインウインドウ51は、編集対象
のクリツプを時間軸上に並べて編集内容を指定するため
のエリアである。編集モジユールEMで表示されるタイ
ムラインウインドウ51としては、当然編集処理に関す
るものが表示される。このタイムラインウインドウ51
は、大きく分けて上から順にタイムコード表示エリア
(Time Code )と、編集点表示エリア(Edit Point)
と、プレビユウ範囲表示エリア(Preview )と、ビデオ
及びエフエクト指定エリア(V)と、オーデイオ指定エ
リア(A)とに分かれている。
【0171】タイムコード表示エリアは、編集点におけ
るタイムコードが表示されるエリアである。なお、この
タイムコードは、このタイムラインウインドウ51にお
いて指定された編集内容に基づいて生成される結果クリ
ツプのタイムライン上におけるタイムコードである。
【0172】編集点表示エリアは、編集点として設定さ
れているポイントを三角マークによつて指し示すエリア
である。例えば図4及び図9に示すような編集処理が指
定されている場合には、その編集点EP1〜EP5が三
角マークを使用して指し示される。但し、図12におい
ては、タイムラインウインドウ51においてトランジシ
ヨンエフエクトを施す付近のみを表示している関係上、
編集点EP2〜EP4のみが表示されている。なお、編
集点EP1や編集点EP5を表示させる場合には、後述
するように、パラメータ設定ウインドウ52において左
右方向のスクロールボタンを操作すれば、タイムライン
ウインドウ51内のグラフイツクイメージを左右方向に
スクロールして、編集点EP1や編集点EP5を表示さ
せることができる。
【0173】プレビユウ範囲表示エリアには、上述した
プレビユウボタンやビユウボタンを操作したときにプレ
ビユウ画面表示ウインドウ36に表示されるビデオデー
タの範囲を示すエリアである。この例の場合、編集点E
P1と編集点EP2の間から編集点EP4と編集点EP
5の間までが表示範囲として設定されているので、その
区間を示すバーが表示される。
【0174】ビデオ及びエフエクト指定エリアは、編集
対象のクリツプを指定するための第1及び第2のビデオ
エリア(Video-L1、Video-L2)と、その編集対象のクリ
ツプに対して施すトランジシヨンエフエクトを指定する
ためのエフエクトエリア(Effect)とに分かれている。
【0175】第1又は第2のビデオエリアにおいて編集
対象のクリツプを指定する場合には、ライブラリーウイ
ンドウ33又はクリツプツリーウインドウ31において
所望のクリツプをクリツクすると、そのクリツプを示す
セルが表示されるので、そのセルを第1又は第2のビデ
オエリアに置けば、そのクリツプが第1又は第2のビデ
オエリアに設定され、編集対象のクリツプとして登録さ
れる。例えば結果クリツプFC−008をクリツクして
そのセルを第1のビデオエリアに置き、結果クリツプF
C−009をクリツクしてそのセルを第2のビデオエリ
アに置けば、この図12に示すように、第1及び第2の
ビデオエリアにそれぞれ結果クリツプFC−008、F
C−009が設定される。なお、第1のビデオエリアに
設定されたクリツプのビデオデータが古いビデオデータ
となり、第2のビデオエリアに設定されたクリツプのビ
デオデータが新しく切り換わるビデオデータになる。
【0176】同様に、エフエクトエリアにおいてトラン
ジシヨンエフエクトを指定する場合には、エフエクト選
択ウインドウ50において所望のエフエクトボタンをク
リツクすると、そのエフエクトを示すセルが表示される
ので、そのセルをエフエクトエリアに置けば、そのエフ
エクトが編集対象のクリツプに対して施すエフエクトと
して設定される。例えばエフエクト選択ウインドウ50
においてワイプボタンをクリツクすると、ワイプを示す
セルが表示されるので、そのセルをエフエクトエリアに
おけば、この図12に示すように結果クリツプFC−0
08と結果クリツプFC−009の切り換え処理として
ワイプ処理が設定される。
【0177】オーデイオ指定エリアは、ビデオデータと
共に送出するオーデイオデータを指定するためのエリア
であり、この場合には、第1及び第2のオーデイオエリ
ア(Audio-1ch 、Audio-2ch )に分かれている。なお、
第1及び第2のオーデイオエリアにおいて、オーデイオ
データを設定する場合には、ビデオエリアにおける設定
方法と同じで、所望のクリツプをクリツクしてそのセル
を第1又は第2のオーデイオエリアに置けば、そのクリ
ツプのオーデイオデータが送出するオーデイオデータと
して設定される。因みに、第1のオーデイオエリアに設
定されたオーデイオデータがステレオ放送の第1チヤネ
ルに送出され、第2のオーデイオエリアに設定されたオ
ーデイオデータがステレオ放送の第2チヤネルに送出さ
れる。
【0178】なお、第1又は第2のビデオエリアに既に
置かれて表示されている結果クリツプをダブルクリツク
して選択すると、その結果クリツプを作成したモジユー
ル(すなわち合成モジユールCM、特殊効果モジユール
SM又は編集モジユールEM)が起動され、その結果ク
リツプに対して施されている編集内容が対応するモジユ
ールのGUI上のタイムラインウインドウに表示される
と共に、その結果クリツプに対して設定されているパラ
メータがパラメータ設定ウインドウに表示される。
【0179】パラメータ設定ウインドウ52は、オペレ
ータが指定したトランジシヨンエフエクトのパラメータ
を設定するエリアである。このパラメータ設定ウインド
ウ52においては、エフエクト選択ウインドウ50のエ
フエクトボタンをクリツクすると、そのクリツクされた
エフエクトに関するパラメータ設定画面が表示される。
例えばエフエクト選択ウインドウ50においてワイプボ
タンをクリツクして、ワイプ処理を指定すると、このパ
ラメータ設定ウインドウ52には図12に示すようなワ
イプ処理に関するパラメータ設定画面が表示される。
【0180】ワイプ処理におけるパラメータとしては、
この図12に示すように、ワイプパターンの縦横比を示
すアスペクト比(Aspect)と、ワイプパターンの
角度を規定するアングル(Angle)と、画面切換時
のワイプパターンの速度を規定するスピード(Spee
d)と、ワイプパターンエツジの水平方向に与えるゆら
ぎを規定する水平モジユレーシヨン(H Mod)と、
ワイプパターンエツジの垂直方向に与えるゆらぎを規定
する垂直モジユレーシヨン(H Mod)とがある。こ
れらのパラメータの値はデフオルト値(=「0」)を基
準にした最大設定範囲MAXから最小設定範囲MINの
間で任意の値に設定し得るようになされている。但し、
スピードのパラメータに関しては、デフオルト値が最小
設定範囲MINに設定されており、可変範囲としてはデ
フオルト値から最大設定値MAXまでとなつている。
【0181】パラメータ設定ウインドウ52と上述した
タイムラインウインドウ51とは、横軸(すなわち時間
軸)が一致しており、タイムラインウインドウ51で指
定した編集処理内容を見ながらパラメータの変更ポイン
トを決めることができるようになつている。因みに、こ
の横軸方向、すなわち左右方向に関しては、パラメータ
設定ウインドウ52の下辺位置にあるスクロールボタン
52Aを操作することにより、このパラメータ設定ウイ
ンドウ52内のグラフイツクイメージを左右方向にスク
ロールさせることができる。このときタイムラインウイ
ンドウ51とパラメータ設定ウインドウ52は横軸が対
応していることから、当該タイムラインウインドウ51
内のグラフイツクイメージとパラメータ設定ウインドウ
52内のグラフイツクイメージは連動して同時に左右方
向にスクロールされる。なお、上下方向に関しては、パ
ラメータ設定ウインドウ52の右辺位置にあるスクロー
ルボタン52Bを操作することにより、当該パラメータ
設定ウインドウ52内のグラフイツクイメージを上下方
向にスクロールさせることができる。
【0182】ここで実際にワイプ処理のパラメータを設
定する場合には、まずパラメータ設定ウインドウ52の
左隅に表示されるパラメータ項目の中から所望の項目を
クリツクしてこれからパラメータ設定する項目を指定す
る。続いてタイムラインウインドウ51で指定した内容
を見ながらパラメータを変更するポイントを決めると共
に、設定値を決め、縦軸がパラメータ値で横軸が時間軸
からなるパラメータ設定ウインドウ52においてその決
めたポイント及び設定値に対応する位置をクリツクす
る。これによりそのクリツクした位置に対応するパラメ
ータ値及びパラメータ変更ポイントがクリツプデータベ
ースCDBに自動的に登録される。
【0183】例えば図12に示すように、ワイプパター
ンのアスペクト比を編集点EP2から編集点EP4にか
けて徐々に大きくしたいのであれば、希望する値のとこ
ろを順にクリツクして行けば、その値が自動的に登録さ
れる。なお、オペレータが指定したポイントとポイント
との間は、補間処理により、ワイプパターンのアスペク
ト比が連続的に変化するような値が自動的に登録され
る。
【0184】同様に、ワイプパターンのアングルを編集
点EP2から編集点EP3にかけて徐々に大きくし、ま
た編集点EP3から編集点EP4にかけてはワイプパタ
ーンを逆方向に徐々に傾けて行くようにしたいのであれ
ば、希望する値のところを順にクリツクして行けば、そ
の値が自動的に登録される。なお、この場合にも、オペ
レータが指定したポイントとポイントとの間は、補間処
理により、ワイプパターンが連続的に変化するような値
が自動的に登録される。因みに、直線的に補間するか、
スプラインカーブで補間するかは、設定により任意に決
めることができる。この例では、アングルに関してはス
プラインカーブで補間するように設定されているので、
オペレータが指定したポイント間はスプラインカーブに
沿つた値に設定される。
【0185】またワイプパターンのスピードを編集点E
P2から編集点EP3までは一定にし、編集点EP3か
ら編集点EP4にかけては徐々にスピードを上げていき
たいのであれば、希望する値のところを順にクリツクし
て行ければ、その値が自動的に登録される。なお、この
場合にも、オペレータが指定したポイントとポイントと
の間は、補間処理により、ワイプパターンのスピードが
連続的に変化するような値が自動的に登録される。
【0186】かくしてこのパラメータ設定ウインドウ5
2において、トランジシヨンエフエクトのパラメータに
対して所望の値を設定すると、そのパラメータの値がク
リツプデータベースCDBに登録され、その登録された
パラメータの値に基づいて編集対象のクリツプのビデオ
データに対してトランジシヨンエフエクトが施される。
なお、このパラメータ設定ウインドウ52においては、
図12に示すように、設定したパラメータの値を編集点
と対応させて、横軸を時間、縦軸をパラメータ値とした
グラフ状に表示するようになされており、これによりオ
ペレータはその表示を見て、どのパラメータに対してど
のような値をどのタイミングで設定したかを視覚的に一
目で把握することができる。
【0187】編集内容表示ウインドウ38は、上述した
ようにタイムラインウインドウ51によつて指定した編
集内容を、グラフイツクイメージによつて表示するため
のエリアである。タイムラインウインドウ51において
上述したように2つのクリツプFC−008、FC−0
09をワイプ処理によつて切り換えるような編集処理を
指定した場合には、ワイプ処理を示すグラフイツクイメ
ージをそれぞれのクリツプを示す棒状グラフイツクイメ
ージで段違いに挟んだようなグラフイツクイメージが表
示される。これによりオペレータは、この表示を見て、
全体としてどの様な編集内容を指示したかを容易に把握
することができる。特にこの図12に示すように、タイ
ムラインウインドウ51において一部の範囲のみ表示し
たときには、全体の処理内容が分かりずらいが、この編
集内容表示ウインドウ38を見れば全体の処理内容を容
易に把握することができる。
【0188】(5)クリツプデータベースにおけるクリ
ツプ管理データの管理方法 本発明による編集システム1においては、素材クリツプ
やその素材クリツプに編集を行うことによつて生成され
た結果クリツプを全てクリツプデータベースCDBに登
録するようになされいる。クリツプデータベースCDB
に登録されるデータとしては、大きく分けて素材クリツ
プ又は結果クリツプのクリツプビデオデータと、そのク
リツプビデオデータを管理するためのクリツプ管理デー
タがある。この項では、このクリツプ管理データの管理
方法について説明する。
【0189】図13は、例えば図7、図8及び図9に示
した編集処理が指示されたとき、クリツプデータベース
CDB(主にRAM21B)において形成されたクリツ
プ管理データ用のデータベースである。このクリツプ管
理データを管理するためのデータベースは、この図13
に示すように、大きく分けてクリツプIDコード、クリ
ツプ名称、属性、画像データへのポインタ、デユレーシ
ヨン、上位リンク先IDコード、下位リンク先IDコー
ド、有効/無効フラグ及び作業データによつて構成され
る。
【0190】クリツプIDコードは、クリツプとして登
録された順に当該クリツプに対して自動的に付与された
シリアルナンバーの識別番号である。従つてこのクリツ
プIDコードを基に、登録されているクリツプを識別す
ることができる。
【0191】クリツプの属性は、そのクリツプが単なる
素材クリツプであるのか、或いは素材クリツプを編集す
ることにより生成された結果クリツプであるのかを識別
するためのデータである。素材クリツプの場合には、こ
のクリツプの属性のところに「M」というコードが登録
され、結果クリツプの場合には、「F」というコードが
登録される。
【0192】クリツプ名称は、そのクリツプに対して付
与されたクリツプ識別用の名称である。この例では、ク
リツプIDコードが「001」であつて、クリツプの属
性が「M」である場合には、そのクリツプ名称として
「MC−001」という名前を自動的に付与した例を示
している。なお、このクリツプ名称は、ユーザの趣向に
合わせて任意の名前を付与することもできる。因みに、
ライブラリーウインドウ33のクリツプ名表示部33D
に表示されるクリツプ名は、このクリツプ名称である。
【0193】画像データへのポインタは8バイトのデー
タからなり、ビデオデイスクレコーダ5に記録されたク
リツプビデオデータの先頭アドレスを示すポインタであ
る。この編集システム1においては、クリツプビデオデ
ータは複数のハードデイスクを有するビデオデイスクレ
コーダ5に記憶されているので、この画像データへのポ
インタは、そのハードデイスクアレイの論理アドレスを
指している。
【0194】デユレーシヨンは、そのクリツプのクリツ
プビデオデータの再生期間を表すタイムコードである。
すなわちそのクリツプビデオデータの始まりから終わり
までの時間を表すタイムコードである。
【0195】上位リンク先IDコードは、そのクリツプ
に対して上位クリツプとしてリンクしているクリツプの
クリツプIDコードである。例えばクリツプIDコード
が「001」である素材クリツプMC−001は、クリ
ツプIDコードが「008」の結果クリツプFC−00
8にリンクしているので、この結果クリツプFC−00
8のクリツプIDコード「008」が上位リンク先ID
コードとして登録されている。
【0196】なお、最上位のクリツプになつているため
上位クリツプを持たないクリツプの場合には、上位リン
ク先IDコードとして「000」が登録される。例えば
結クリツプFC−010は上位クリツプを持つておら
ず、このため上位リンク先IDコードとして「000」
が登録されている。これにより上位リンク先IDコード
が「000」であれば、最上位のクリツプであることを
容易に把握することができる。
【0197】下位リンク先IDコードは、そのクリツプ
に対して下位クリツプとしてリンクしているクリツプの
クリツプIDコードである。例えばクリツプIDコード
が「008」である結果クリツプFC−008には、下
位クリツプとして、それぞれ素材クリツプMC−00
1、MC−002及びMC−003がリンクしている。
その際、素材クリツプMC−001は第3のレイヤL3
として指定され、素材クリツプMC−002は第2のレ
イヤL2として指定され、素材クリツプMC−003は
第1のレイヤL1として指定されている。従つて結果ク
リツプFC−008の下位クリツプであつて、かつ第1
のレイヤL1に指定されているクリツプのクリツプID
コードとして「003」が登録され、結果クリツプFC
−008の下位クリツプであつて、かつ第2のレイヤL
2に指定されているクリツプのクリツプIDコードとし
て「002」が登録され、結果クリツプFC−008の
下位クリツプであつて、かつ第3のレイヤL3に指定さ
れているクリツプのクリツプIDコードとして「00
1」が登録されている。なお、このように下位にリンク
している下位クリツプをレイヤに対応付けて管理したこ
とにより、どの下位クリツプがどのレイヤに指定されて
いるかを容易に把握することができる。
【0198】なお、下位クリツプを持たないクリツプの
場合には、下位リンク先IDコードとして何のデータも
登録されない。例えば素材クリツプMC−001は単な
る素材クリツプであるので下位クリツプを持つておら
ず、このため下位リンク先IDコードとしては空欄にな
つている。
【0199】有効/無効フラグは、そのクリツプが有効
(Enable)なクリツプであるか、無効(Disable )なク
リツプであるかを表すフラグである。この場合、クリツ
プが有効であれば「E」のコードが登録され、クリツプ
が無効であれば「D」のコードが登録される。因みに、
指定されている編集内容が実行され、編集結果としての
クリツプビデオデータが生成されている場合に、有効の
フラグが登録され、編集内容が実行されていないためク
リツプビデオデータが生成されていないときや、一旦編
集内容を実行してクリツプビデオデータを生成したが、
その後に編集内容や素材とするクリツプを変更したため
に実際の編集内容とクリツプビデオデータが一致してい
ないときに、無効のフラグが登録される。なお、このよ
うな有効/無効フラグをクリツプ管理データとして持つ
ことにより、このクリツプ管理データ用のデータベース
を参照すれば、クリツプが有効であるか無効であるかを
容易に把握することができる。
【0200】作業データは、そのクリツプに対して指定
されている編集内容を示すデータである。従つて編集に
よつて生成された結果クリツプFC−008、FC−0
09及びFC−010に対しては何らかの作業データが
登録されているが、編集によつて生成されていない素材
クリツプMC−001から素材クリツプMC−007に
対しては作業データとしては何も登録されていない。
【0201】作業データは、この図13に示すように、
大きく分けてモジユールIDコードと、編集点データ
と、画像処理データとに分けられる。このうちモジユー
ルIDコードは、その結果クリツプを作成する編集作業
において使用したモジユールを示す識別番号である。こ
の場合、合成モジユールCMが使用されたのであれば
「C」のコードが登録され、特殊効果モジユールSMが
使用されたのであれば「S」のコードが登録され、編集
モジユールEMが使用されたのであれば「E」のコード
が登録される。
【0202】また編集点データは、その結果クリツプに
対して指定された全ての編集点と、その編集点に対応す
るタイムコードからなるデータである。また画像処理デ
ータは、合成(コンポジツト)データと、特殊効果(ス
ペシヤルエフエクト)データと、編集(エデイツト)デ
ータとから構成される。このうち合成データは合成処理
において指定されたパラメータ値からなるデータであ
り、特殊効果データは特殊効果処理において指定された
パラメータ値からなるデータであり、編集データは編集
処理において指定されたパラメータ値からなるデータで
ある。
【0203】なお、編集処理内容が修正された場合に
は、これらのクリツプ管理データの内容は、その新たな
編集内容に基づいて随時書き換えられる。但し、過去の
クリツプ管理データは消去されず、別のクリツプIDコ
ード及びクリツプ名称が付加されてバツクアツプ用とし
て保持される。例えば結果クリツプFC−009に対す
る特殊効果処理の内容が修正された場合には、図14に
示すように、修正前のクリツプ管理データがバツクアツ
プとして保持される。
【0204】すなわち結果クリツプFC−009に対し
て新たな特殊効果処理が指示された場合には、その新た
な特殊効果処理の内容に基づいて、修正後の編集点デー
タ及び修正後の特殊効果データが生成され、これがそれ
ぞれ修正前のクリツプのところ(すなわちクリツプID
データが「009」のところ)に作業データとして登録
される。一方、新たな特殊効果処理が指示される前に作
業データとして登録されていた修正前の編集点データ及
び修正前の特殊効果データは、新たにクリツプIDコー
ド「009BK1」及びクリツプ名称「FC−009B
K1」が割り当てられた上で、それらの識別情報を基
に、バツクアツプ用のクリツプ管理データとしてデータ
ベース内の別の領域に登録される。但し、バツクアツプ
として登録されたクリツプ管理データにおいては、有効
/無効フラグが無効を示す「D」のコードに修正され
る。
【0205】このようにして修正前のクリツプ管理デー
タをバツクアツプとして残しておくことにより、修正後
の結果クリツプFC−009が気に入らない場合でも、
バツクアツプとして残してある修正前のクリツプ管理デ
ータに基づいて修正前の結果クリツプFC−009BK
1に容易に戻ることができる。
【0206】ここで上述した作業データとして登録され
る編集点データ、合成データ、特殊効果データ及び編集
データについて以下に具体例を上げて説明する。まず図
15〜図17を用いて編集点データについて説明する。
【0207】結果クリツプFC−008に対して、図7
に示すような合成処理が指示された場合には、図15に
示すような編集点データが登録される。この図15に示
すように、編集点データは、下位クリツプのクリツプデ
ータのうちどの部分を上位クリツプのクリツプビデオデ
ータに使用するかを指定するためのデータであつて、そ
の下位クリツプのスタート位置を示すイン点のタイムコ
ードと、そのエンド位置を示すアウト点のタイムコード
とからなつている。
【0208】図7に示したように、第1のレイヤL1と
して指定された素材クリツプMC−003のイン点のタ
イムコードは、タイムラインt3上において「00:00:
31:02」になつており、そのイン点の位置は結果クリツ
プFC−008のタイムラインt8上においてタイムコ
ード「00:00:00:00」に対応している。従つて編集点
データにおいては、図15に示すように、結果クリツプ
FC−008のタイムコード「00:00:00:00」と、素
材クリツプMC−003のイン点のタイムコード「00:
00:31:02」とが編集点EP1のところに対応付けて登
録される。また図7に示したように、第1のレイヤL1
として指定された素材クリツプMC−003のアウト点
のタイムコードは、タイムラインt3上において「00:
05:18:02」になつており、そのアウト点の位置は結果
クリツプFC−008のタイムラインt8上においてタ
イムコード「00:04:47:00」に対応している。従つて
編集点データにおいては、図15に示すように、結果ク
リツプFC−008のタイムコード「00:04:47:00」
と、素材クリツプMC−003のアウト点のタイムコー
ド「00:05:18:02」とが編集点EP8のところに対応
付けて登録される。このイン点とアウト点のタイムコー
ドによつて、第1のレイヤL1として指定された素材ク
リツプMC−003の編集点が決まることになる。
【0209】同じように、第2のレイヤL2として指定
された素材クリツプMC−002のイン点及びアウト点
のタイムコード「00:00:51:00」及び「00:03:04:
20」も、図15に示すように、それぞれ結果クリツプF
C−008のタイムコードと対応付けて登録される。同
様に、第3のレイヤL3として指定された素材クリツプ
MC−001のイン点及びアウト点のタイムコード「0
0:01:40:03」及び「00:02:45:48」も、図15に
示すように、それぞれ結果クリツプFC−008のタイ
ムコードと対応付けて登録される。
【0210】また結果クリツプFC−009に対して、
図8に示すような特殊効果処理が指示された場合には、
図16に示すような編集点データが登録される。この図
16に示すように、特殊効果処理の場合であつても、編
集点データにおいては、下位クリツプのタイムコードと
上位クリツプのタイムコードとが対応付けて登録され
る。すなわち第1のレイヤL1として指定されている素
材クリツプMC−004のイン点及びアウト点のタイム
コード「00:10:12:00」及び「00:12:18:00」が、
図16に示すように、結果クリツプFC−009のタイ
ムコードと対応付けて登録される。
【0211】また結果クリツプFC−010に対して、
図9に示すような編集処理が指示された場合には、図1
7に示すような編集点データが登録される。この図17
に示すように、編集処理の場合であつても、編集点デー
タにおいては、下位クリツプのタイムコードと上位クリ
ツプのタイムコードとが対応付けて登録される。すなわ
ち第1のレイヤL1として指定されている結果クリツプ
FC−008のイン点及びアウト点のタイムコード「0
0:01:01:20」及び「00:04:43:00」が、図17に
示すように結果クリツプFC−010のタイムコードと
対応付けて登録されると共に、第2のレイヤL2として
指定されている結果クリツプFC−009のイン点及び
アウト点のタイムコード「00:00:00:50」及び「00:
02:06:00」が、同じく図17に示すように結果クリツ
プFC−010のタイムコードと対応付けて登録され
る。
【0212】続いて図18を用いて、合成データについ
て説明する。合成データは、各レイヤに指定されたクリ
ツプのビデオデータを合成するときの合成比率(ゲイ
ン)を表すデータであり、値としては「0」〜「100 」
までの値を取り得るようになされている。なお、合成デ
ータの値が「0」であれば、合成するビデオデータを0
パーセントの割合で合成することを意味しており、この
場合には、下層のビデオデータが完全に透けて見えるこ
とを意味している。また合成データの値が「50」であ
れば、合成するビデオデータを50パーセントの割合で合
成することを意味しており、この場合には、半分位の割
合で下層のビデオデータが透けて見えることを意味して
いる。さらに合成データの値が「100 」であれば、合成
するビデオデータを100 パーセントの割合で合成するこ
とを意味しており、この場合には、下層のビデオデータ
が完全に隠れて見えないことを意味している。
【0213】ここで合成データの具体例を図18に示
す。この図18は、図7に示したような合成処理を指定
した上で、図10に示したパラメータ設定ウインドウ3
5を使用して合成データ(ゲイン)を指定したときに生
成された合成データのデータベースである。
【0214】第1のレイヤL1に対して指定された素材
クリツプMC−003に対して、編集点EP1の位置及
び編集点EP8の位置でゲイン「100 」を指定すると、
この図18に示すように、編集点EP1及び編集点EP
8に対応する欄にゲイン「100 」が登録される。また編
集点EP1から編集点EP8の間は、当該編集点EP1
及びEP8をキーポイントとしてその値に基づいた直線
補間がなされるので、自動的にゲイン「100 」が登録さ
れる(図中、「−−」は補間値が登録されていることを
示す)。
【0215】また第2のレイヤL2に対して指定された
素材クリツプMC−002に対して、編集点EP2の位
置でゲイン「59」を指定し、編集点EP3の位置でゲイ
ン「100 」を指定し、編集点EP6の位置でゲイン
「0」を指定すると、この図18に示すように、編集点
EP2、EP3及びEP6に対応する欄にそれぞれ順に
ゲイン「59」、「100 」及び「0」が登録される。この
場合も、編集点EP2から編集点EP3の間、及び編集
点EP3から編集点EP6の間は、当該編集点EP2、
EP3及びEP6をキーポイントとしてその値に基づい
た直線補間がなされ、直線的に連続するようなゲイン値
が自動的に登録される。また第3のレイヤL3に対して
指定された素材クリツプMC−001に対して、編集点
EP4の位置でゲイン「100 」を指定し、編集点EP5
の位置でゲイン「67」を指定し、編集点EP7の位置で
ゲイン「51」を指定すると、この図18に示すように、
編集点EP4、EP5及びEP7に対応する欄にそれぞ
れ順にゲイン「100 」、「67」及び「51」が登録され
る。この場合も、同様に、編集点EP4から編集点EP
5、及び編集点EP5から編集点EP7の間は、当該編
集点EP4、EP5及びEP7をキーポイントとしてそ
の値に基づいた直線補間がなされ、直線的に連続するよ
うなゲイン値が自動的に登録される。
【0216】かくしてこのような合成データを登録して
編集作業を実行すると、各編集点のタイミングで合成デ
ータの値が順次切り換えられると共に、各編集点間にお
いては補間された値に順次切り換えられ、その結果、レ
イヤL1に指定された素材クリツプMC−003のビデ
オイメージ上に編集点EP2の時点からレイヤL2に指
定された素材クリツプMC−002のビデオイメージが
徐々に現れ、編集点EP3以降にその素材クリツプMC
−002のビデオイメージが徐々に薄らいで行くような
ビデオイメージであつて、かつ編集点EP4の時点でレ
イヤL3に指定された素材クリツプMC−001のビデ
オイメージが現れ、その後その素材クリツプMC−00
1のビデオイメージが徐々に薄らいで行くようなビデオ
イメージを得ることができる。
【0217】続いて図19を用いて、特殊効果データに
ついて説明する。特殊効果データは、基本的に編集対象
のクリツプに対して施す特殊効果処理の種類を表すエフ
エクトIDデータと、その指定した特殊効果処理の各パ
ラメータ値と、その特殊効果処理を施す期間とによつて
構成される。
【0218】ここで特殊効果データの具体例を図19に
示す。この図19は、図8に示した3次元画像変換に関
するものであつて、かつ図11に示したパラメータ設定
ウインドウ42を使用してパラメータ設定されたときに
生成された特殊効果データのデータベースである。
【0219】この図19において、エフエクトIDデー
タとして登録されている「1025」は、3次元画像変換に
割り当てられたエフエクト識別番号であり、このエフエ
クト識別番号「1025」によつて特殊効果処理として3次
元画像変換が指定されていることが分かる。また「Lo
c X」、「Loc Y」及び「Loc Z」は3次元
画像変換のパラメータである位置(X,Y,Z)を示し
ており、「Rot X」、「Rot Y」及び「Rot
Z」は3次元画像変換のパラメータである回転方向
(X,Y,Z)を示しており、「Asp」は3次元画像
変換のパラメータであるアスペクト比を示しており、
「Skew」は3次元画像変換のパラメータであるスキ
ユーを示しており、「Pers」は3次元画像変換のパ
ラメータであるパースペクテイブ値を示している。これ
らのパラメータは、図19に示すように、編集点EP2
から編集点EP7にかけて指定されており、これにより
3次元画像変換が指定されている期間としては、編集点
EP2が開始点となつており、編集点EP7が終了点に
なつていることが容易に分かる。なお、3次元画像変換
の開始点及び終了点の具体的な値、すなわちタイムコー
ドは、先に説明した図16の編集点データを参照すれば
容易に把握できる。
【0220】ここで図11に示したパラメータ設定ウイ
ンドウ42において、パラメータ「Loc X」に対し
て編集点EP2、EP4、EP6及びEP7のところで
それぞれ座標値「0」、「0」、「−1.6 」及び「−1.
6 」を指定すると、この図19に示すように、編集点E
P2、EP4、EP6及びEP7に対応する欄にそれぞ
れ座標値「0」、「0」、「−1.6 」及び「−1.6 」が
登録される。この場合、編集点EP2から編集点EP
4、編集点EP4から編集点EP6、編集点EP6から
編集点EP7の間は、当該編集点EP2、EP4、EP
6及びEP7をキーポイントとしてその値に基づいた直
線補間がなされ、直線的に連続するような座標値が自動
的に登録される。
【0221】同様に、パラメータ「Loc Y」に対し
て編集点EP2、EP6及びEP7のところでそれぞれ
座標値「0」、「0」及び「+2」を指定すると、編集
点EP2、EP6及びEP7に対応する欄に対応する座
標値が登録され、パラメータ「Loc Z」に対して編
集点EP2、EP6及びEP7のところでそれぞれ座標
値「0」、「+2.2 」及び「+2.2 」を指定すると、編
集点EP2、EP6及びEP7の欄に対応する座標値が
登録される。
【0222】またパラメータ「Rot X」に対して編
集点EP2、EP5及びEP7のところでそれぞれ回転
角「0」、「−180 」及び「−102 」を指定すると、編
集点EP2、EP5及びEP7に対応する欄に対応する
回転角が登録される。なお、この場合には、スプライン
カーブによる補間が設定されているので、編集点EP2
から編集点EP5、及び編集点EP5から編集点EP7
の間は、それぞれスプラインカーブに沿つて連続する値
が自動的に登録される。なお、特に指定のなかつたパラ
メータ「Rot Y」、「Rot Z」、「Asp」、
「Skew」及び「Pers」については、デフオルト
値として「0」が自動的に登録される。
【0223】かくしてこのような3次元画像変換に関す
るパラメータを登録して編集作業を実行すると、各編集
点のタイミングでパラメータの値が順次切り換えられる
と共に、各編集点間においては補間された値に順次切り
換えられ、その結果、X軸を中心にして回転しながら3
次元空間上を移動して行くようなビデオイメージを得る
ことができる。
【0224】続いて図20を用いて、編集データについ
て説明する。編集データは、基本的に編集対象のクリツ
プに対して施すトランジシヨンエフエクトの種類を表す
エフエクトIDデータと、その指定したトランジシヨン
エフエクトに関するパラメータ値と、そのトランジシヨ
ンエフエクトを施す期間とによつて構成される。
【0225】ここで編集データの具体例を図20に示
す。この図20は、トランジシヨンエフエクトとして図
9に示したようなワイプ処理を指定し、かつ図12に示
したパラメータ設定ウインドウ52を使用してパラメー
タ設定されたときに生成された編集データのデータベー
スである。
【0226】この図20において、エフエクトIDデー
タとして登録されている「0001」は、第1のビデオデー
タのイメージから第2のビデオデータのイメージに切り
換わるときに画面の左側から右側に向かつて切り換わる
ようなワイプ処理に対して割り当てられたエフエクト識
別番号であり、このエフエクト識別番号「0001」によつ
てトランジシヨンエフエクトとしてこの種のワイプ処理
が指定されていることを意味している。
【0227】なお、エフエクトIDデータとしてエフエ
クト識別番号「1300」が登録されている場合には、第1
のビデオデータのイメージから第2のビデオデータのイ
メージに切り換わるときに画面の両端から中央に向かつ
て切り換わるような種類のワイプ処理が指定されている
ことを意味し、エフエクトIDデータとしてエフエクト
識別番号「2123」が登録されている場合には、第1のビ
デオデータのイメージが丁度ページをめくるような感じ
で切り換わるベージターン処理が指定されていることを
意味している。
【0228】また「Aspect」はトランジシヨンエ
フエクトのワイプパターンの縦横比を示すパラメータで
あり、「Angle」はワイプパターンの角度を示すパ
ラメータであり、「Speed」は切換速度を示すパラ
メータであり、「H−Mod」及び「V−Mod」はそ
れぞれワイプパターンのゆらぎを示すパラメータであ
る。これらのパラメータは、図20に示すように、編集
点EP2から編集点EP4にかけて指定されており、こ
れによりワイプ処理が指定されている期間としては、編
集点EP2が開始点となつており、編集点EP4が終了
点になつていることが容易に分かる。なお、ワイプ処理
の開始点及び終了点の具体的な値、すなわちタイムコー
ドは、先に説明した図17の編集点データを参照すれば
容易に把握できる。
【0229】ここで図12に示したパラメータ設定ウイ
ンドウ52において、パラメータ「Aspect」に対
して編集点EP2及びEP4のところでそれぞれ値
「0」及び「+25」を指定すると、この図20に示すよ
うに、編集点EP2及びEP4に対応する欄にそれぞれ
対応する値が登録される。この場合、編集点EP2から
編集点EP4の間は、当該編集点EP2及びEP4をキ
ーポイントとしてその値に基づいた直線補間がなされ、
直線的に連続するような値が自動的に登録される。
【0230】またパラメータ「Speed」に対して編
集点EP2、EP3及びEP4のところでそれぞれ値
「20」、「20」及び「100 」を指定すると、この図20
に示すように、編集点EP2、EP3及びEP4に対応
する欄にそれぞれ対応する値が登録される。この場合
も、同様に、編集点EP2から編集点EP3、及び編集
点EP3から編集点EP4の間は、当該編集点EP2、
EP3及びEP4をキーポイントとしてその値に基づい
た直線補間がなされ、直線的に連続するような値が自動
的に登録される。
【0231】一方、パラメータ「Angle」に対して
編集点EP2、EP3及びEP4のところでそれぞれ値
「0」、「+180 」及び「−180 」を指定すると、この
図20に示すように、編集点EP2、EP3及びEP4
に対応する欄にそれぞれ対応する値が登録される。この
場合には、スプラインカーブによる補間が設定されてい
るので、編集点EP2から編集点EP3、及び編集点E
P3から編集点EP4の間は、それぞれスプラインカー
ブに沿つて連続する値が自動的に登録される。なお、特
に指定のなかつたパラメータ「H Mod」及び「V
Mod」については、デフオルト値として「0」が自動
的に登録される。
【0232】かくしてこのようなワイプ処理に関するパ
ラメータを登録して編集作業を実行すると、各編集点の
タイミングでパラメータの値が順次切り換えられると共
に、各編集点間においては補間された値に順次切り換え
られ、その結果、ワイプパターンの形状及び角度並びに
切換速度が順次変化して行くようなトランジシヨンエフ
エクトのビデオイメージを得ることがてきる。
【0233】(6)編集システムにおける各種処理手順 続いてこの項では、この編集システム1における各処理
の動作手順について、フローチヤートを用いて説明す
る。なお、以降説明する動作手順の内容は、全てアプリ
ケーシヨンプログラムに基づいたCPU21の動作によ
つて行われる。
【0234】まずこの編集システム1において所定の立
ち上げ処理を行うと、CPU21は、図21に示すステ
ツプSP1において制御モジユールCNTMを起動し、
続くステツプSP2においてワークステーシヨン2のデ
イスプレイ2B上にトツプメニユーを表示する。
【0235】次のステツプSP3においては、CPU2
1は、トツプメニユーにおいて何らかのメニユー項目が
選択されたか否か判断し、その結果、何らかのメニユー
項目が選択された場合には、続くステツプSP4からス
テツプSP7においてその選択されたメニユー項目を判
断する。
【0236】ステツプSP4における判断の結果、編集
モジユールEMの起動コマンドが選択された場合には、
CPU21は、ステツプSP8に進んで編集モジユール
EMの起動処理を行い、ステツプSP5における判断の
結果、合成モジユールCMの起動コマンドが選択された
場合には、ステツプSP9に進んで合成モジユールCM
の起動処理を行い、ステツプSP6における判断の結
果、特殊効果モジユールSMの起動コマンドが選択され
た場合には、ステツプSP10に進んで特殊効果モジユ
ールSMの起動処理を行う。
【0237】一方、ステツプSP7の判断の結果、既に
登録されている結果クリツプのフアイルをオープンする
コマンドが選択された場合には、CPU21は、次のス
テツプSP11において選択された結果クリツプで使用
されているモジユールを認識し、次のステツプSP12
において認識したモジユール(すなわち編集モジユール
EM、合成モジユールCM又は特殊効果モジユールS
M)を起動する。なお、ステツプSP11においては、
CPU21は、クリツプデータベースCDBに登録され
ている作業データを参照することにより、その選択され
た結果クリツプのモジユール認識を行う。
【0238】ここでステツプSP8における編集モジユ
ールEMの起動処理を、図22に具体的に示す。編集モ
ジユールEMの起動が指示されると、CPU21は、ス
テツプSP20から入つたステツプSP21において、
ワークステーシヨン2のデイスプレイ2Bにまず編集モ
ジユールEMのGUIを表示する。次のステツプSP2
2においては、CPU21は、先のステツプSP12を
介して編集モジユールEMの起動が指示されたか否か判
断し、ステツプSP12を介して編集モジユールEMの
起動が指示された場合には、ステツプSP23に進み、
指定された結果クリツプの編集処理内容をクリツプデー
タベースCDBに登録されているクリツプ管理データを
基に読出し、上述した編集モジユール用のGUIのタイ
ムラインウインドウ51にその編集処理内容を表示す
る。
【0239】一方、ステツプSP22における判断の結
果、ステツプSP12を介した起動ではなく、新規の起
動であれば、CPU21は、ステツプSP24に進み、
これから新たに行われる編集処理に備えてクリツプ管理
データの登録準備を行う。具体的には、これから新たに
指示される編集処理内容に備えて、クリツプ管理データ
を登録するエリアをクリツプデータベースCDB上に確
保する。これらのステツプSP23又はステツプSP2
4の処理が行われると、CPU21は、次のステツプS
P25に進み、実際の編集処理に移行する。
【0240】またステツプSP9における合成モジユー
ルCMの起動処理を、図23に具体的に示す。合成モジ
ユールCMの起動が指示されると、CPU21は、ステ
ツプSP30から入つたステツプSP31において、ワ
ークステーシヨン2のデイスプレイ2Bにまず合成モジ
ユールCMのGUIを表示する。次のステツプSP32
においては、CPU21は、先のステツプSP12を介
して合成モジユールCMの起動が指示されたか否か判断
し、ステツプSP12を介して合成モジユールCMの起
動が指示された場合には、ステツプSP33に進み、指
定された結果クリツプの合成処理内容をクリツプデータ
ベースCDBに登録されているクリツプ管理データを基
に読出し、上述した合成モジユール用のGUIのタイム
ラインウインドウ34にその合成処理内容を表示する。
【0241】一方、ステツプSP32における判断の結
果、ステツプSP12を介した起動ではなく、新規の起
動であれば、CPU21は、ステツプSP34に進み、
これから新たに行われる合成処理に備えてクリツプ管理
データの登録準備を行う。具体的には、これから新たに
指示される合成処理内容に備えて、クリツプ管理データ
を登録するエリアをクリツプデータベースCDB上に確
保する。これらのステツプSP33又はステツプSP3
4の処理が行われると、CPU21は、次のステツプS
P35に進み、実際の合成処理に移行する。
【0242】またステツプSP10における特殊効果モ
ジユールSMの起動処理を、図24に具体的に示す。特
殊効果モジユールSMの起動が指示されると、CPU2
1は、ステツプSP40から入つたステツプSP41に
おいて、ワークステーシヨン2のデイスプレイ2Bにま
ず特殊効果モジユールSMのGUIを表示する。次のス
テツプSP42においては、CPU21は、先のステツ
プSP12を介して特殊効果モジユールSMの起動が指
示されたか否か判断し、ステツプSP12を介して特殊
効果モジユールSMの起動が指示された場合には、ステ
ツプSP43に進み、指定された結果クリツプの特殊効
果内容をクリツプデータベースCDBに登録されている
クリツプ管理データを基に読出し、上述した特殊効果モ
ジユール用のGUIのタイムラインウインドウ41にそ
の特殊効果内容を表示する。
【0243】一方、ステツプSP42における判断の結
果、ステツプSP12を介した起動ではなく、新規の起
動であれば、CPU21は、ステツプSP44に進み、
これから新たに行われる特殊効果処理に備えてクリツプ
管理データの登録準備を行う。具体的には、これから新
たに指示される特殊効果処理に備えて、クリツプ管理デ
ータを登録するエリアをクリツプデータベースCDB上
に確保する。これらのステツプSP43又はステツプS
P44の処理が行われると、CPU21は、次のステツ
プSP45に進み、実際の特殊効果処理に移行する。
【0244】ここで図22のステツプSP25に示した
編集処理の詳細を、図25に示す。なお、ここでは図示
は省略するが、図23のステツプSP35に示した合成
処理、及び図24のステツプSP45に示した特殊効果
処理も、この図25に示す編集処理とほぼ同じであり、
その違いはその処理内容が合成処理又は特殊効果処理に
代わるだけである。
【0245】図25に示すように、CPU21は、まず
ステツプSP50から入つたステツプSP51において
編集処理を指示する入力があつたか否か判断し(例えば
タイムラインウインドウ51を使用した操作或いはパラ
メータ設定ウインドウ52を使用した操作等があつたか
否か判断する)、その結果、そのような入力があつた場
合には、ステツプSP52に進み、入力に対応する編集
データを作成し、それをクリツプ管理データとしてクリ
ツプデータベースCDBに適宜書込み、その結果クリツ
プの有効/無効フラグを無効に設定する。なお、既に登
録されている結果クリツプを読出してその内容を修正す
るための入力であつた場合には、CPU21は単に上書
きするのではなく、修正前のクリツプ管理データに対し
て別のクリツプIDコードを割り当て、別の領域に保持
するようになつている。これにより修正前のクリツプ管
理データを後で読み出すこともできる。
【0246】このステツプSP52の処理が終わると、
CPU21は、次のステツプSP53に進む。ステツプ
SP53においては、CPU21は、クリツプ管理デー
タの上位リンク先IDコードを参照することにより、ス
テツプSP52で作成した結果クリツプに対する上位の
クリツプが存在するか否か判断する。その結果、上位の
クリツプが無い場合にはステツプSP51に戻り、上位
のクリツプが存在する場合には、ステツプSP54に進
み、その上位のクリツプを管理するクリツプ管理データ
の有効/無効フラグを全て無効に設定し、その後、ステ
ツプSP51に戻る。なお、ステツプSP54に進む場
合は、殆どの場合、既に登録されている結果クリツプを
修正した場合である。また上位のクリツプというのは、
ステツプSP52で作成した結果クリツプを下位クリツ
プとする上位クリツプのみならず、その上位クリツプを
さらに下位クリツプとする結果クリツプも含み、少なく
ともその結果クリツプを素材として使用している結果ク
リツプ全てである(以降、これを関連するクリツプとも
呼ぶ)。
【0247】例えば既に登録されている各素材クリツプ
及び結果クリツプの関係が図26に示すような関係にあ
つたとする。すなわち素材クリツプMC−G1及びMC
−G2によつて結果クリツプFC−Gが生成されてお
り、結果クリツプFC−Eは、その結果クリツプFC−
Gと素材クリツプMC−E1及びMC−E2とを素材と
して生成されている。また結果クリツプFC−Cは、そ
の結果クリツプFC−Eと素材クリツプMC−C1とを
素材として生成されている。
【0248】また結果クリツプFC−Fは素材クリツプ
MC−F1、MC−F2及びMC−F3を素材として生
成されており、結果クリツプFC−Dはその結果クリツ
プFC−Fと素材クリツプMC−D1及びMC−D2と
結果クリツプFC−Eとを素材として生成されている。
また結果クリツプFC−Bは結果クリツプFC−D及び
FC−Cと素材クリツプMC−B1とを素材として生成
されており、結果クリツプFC−Aは結果クリツプFC
−Bを素材として生成されている。
【0249】このようなクリツプ間の関係があるとき、
一旦、それぞれ結果クリツプのクリツプビデオデータを
生成した後に特に修正を加えない限りにおいては、通
常、これらのクリツプを管理するクリツプ管理データの
有効/無効フラグは有効に設定されている。しかしなが
ら例えば結果クリツプFC−Eの編集処理内容に修正を
加えた場合には、結果クリツプFC−Eの有効/無効フ
ラグは当然無効に変更されるが、結果クリツプFC−E
のみならず、当該結果クリツプFC−Eを下位クリツプ
とする結果クリツプFC−C及びFC−D、さらに当該
結果クリツプFC−C及びFC−Dを下位クリツプとす
る結果クリツプFC−B、さらに当該結果クリツプFC
−Bを下位クリツプとする結果クリツプFC−Aも全て
有効/無効フラグが無効に変更される。
【0250】再び図25に示したフローチヤートの説明
に戻る。ステツプSP51における判断の結果、特に編
集処理の入力がなされなかつた場合には、続くステツプ
SP55に進む。ステツプSP55においては、CPU
21は、タイムラインウインドウ51のビデオエリアに
表示されている結果クリツプが選択されたか否か判断
し、表示されている結果クリツプが選択された場合に
は、ステツプSP56においてその結果クリツプを作成
したモジユール(すなわち合成モジユールCM又は特殊
効果モジユールSM)を起動し、表示されている結果ク
リツプが選択されなかつた場合には、ステツプSP58
に進む。なお、ステツプSP56の詳細は、後述する。
【0251】ステツプSP58においては、CPU21
は、再実行指令が入力されたか否か判断し、再実行指令
が入力された場合には、ステツプSP59に進んで再実
行処理を行い、再実行指令が入力されなかつた場合に
は、ステツプSP26を介して元のフローチヤートに戻
る。なお、ここで言う再実行指令とは、GUI画面に表
示されているビユウボタン又はオールビユウボタンがマ
ウス2Dによつてクリツクされ、ビユウ又はオールビユ
ウの指示が入力されたことを意味している。ビユウ又は
オールビユウのときには、指定されている編集処理内容
が実際に実行され、その結果クリツプのビデオクリツプ
データが生成されるのでこのような名前が付けられてい
る。
【0252】ここで先に説明したステツプSP56の具
体的な処理(すなわちモジユールの起動処理)を、図2
7に示す。この図27に示すように、表示されている結
果クリツプが選択された場合には、CPU21は、ステ
ツプSP60から入つたステツプSP61において、そ
の選択された結果クリツプのクリツプ管理データを読み
出す。次にステツプSP62において、CPU21は、
そのクリツプ管理データ内に登録されているモジユール
IDコードを参照し、次のステツプSP63において、
そのモジユールIDコードに対応するモジユール(すな
わち合成モジユールCM又は特殊効果モジユールSM)
を起動して、GUI上のタイムラインウインドウにその
結果クリツプの編集処理内容を表示する。
【0253】続いて先に説明したステツプSP59の具
体的な処理(すなわち再実行処理)を、図28に示す。
但し、この図28においては、図26に示すようなクリ
ツプ間の関係があるものとし、かつ先に説明したステツ
プSP54の処理によつて結果クリツプFC−E、FC
−D、FC−C、FC−B及びFC−Aが全て無効とさ
れているものとする。
【0254】この図28に示すように、再実行指令が指
示された場合には、CPU21は、ステツプSP70か
ら入つたステツプSP71において、まずRAM21B
上にスタツクメモリを形成し、そのスタツクメモリにク
リツプツリー上において最上位にある結果クリツプのク
リツプ管理データをプツシユする。例えば図26に示す
例では、結果クリツプFC−Aが最上位になつているの
で、この結果クリツプFC−Aのクリツプ管理データを
スタツクメモリにプツシユする。なお、ここで言うプツ
シユとは、スタツクメモリ空間においてデータを上積み
することを言う。
【0255】次のステツプSP72においては、CPU
21は、そのスタツクメモリの中身が空であるか否か判
断する。いまの場合、ステツプSP71において、スタ
ツクメモリにクリツプ管理データをプツシユしたのでデ
ータが存在しており、否定結果が得られる。このためC
PU21は次のステツプSP74に進む。
【0256】ステツプSP74においては、CPU21
は、スタツクメモリからクリツプ管理データを1クリツ
プ分ポツプし、そのクリツプ管理データの有効/無効フ
ラグを基にそのクリツプが有効であるか否か判断する。
図26に示した例では、結果クリツプFC−Aは無効と
されているので、否定結果が得られ、ステツプSP75
に進む。なお、ここで言うポツプとは、スタツクメモリ
空間において上積みされているデータを一番上のものか
ら読み出すことを言う。
【0257】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。この場合、CPU21は、
その結果クリツプのクリツプ管理データに登録されてい
る下位リンク先IDコードを参照し、そこに登録されて
いるクリツプIDコードを基に下位クリツプを判断し、
その下位クリツプの有効/無効フラグをクリツプデータ
ベースから参照することにより、下位クリツプが全て有
効であるか否かを判断する。図26に示した例では、結
果クリツプFC−Aの下位クリツプである結果クリツプ
FC−Bは無効となつているので、否定結果が得られ、
次のステツプSP77に進む。
【0258】ステツプSP77においては、CPU21
は、先程ポツプした結果クリツプのクリツプ管理データ
を再びスタツクメモリにプツシユし、次のステツプSP
78に進む。図26に示した例では、結果クリツプFC
−Aのクリツプ管理データを再びスタツクメモリにプツ
シユすることになる。ステツプSP78においては、C
PU21は、ステツプSP77で再プツシユした結果ク
リツプの下位クリツプのうち、無効とされているクリツ
プのクリツプ管理データを1つスタツクメモリにプツシ
ユする。図26に示した例では、結果クリツプFC−A
の下位クリツプFC−Bは無効とされているので、この
結果クリツプFC−Bのクリツプ管理データがスタツク
メモリにプツシユされる。
【0259】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、スタツクメモリ内にはクリツプ管理
データが存在するので、否定結果が得られ、次のステツ
プSP74に進む。ステツプSP74では、CPU21
は、スタツクメモリからクリツプ管理データを1クリツ
プ分ポツプし、そのクリツプ管理データ内の有効/無効
フラグを基にその結果クリツプが有効であるか否かを判
断する。図26に示した例では、結果クリツプFC−B
のクリツプ管理データが読み出されるが、その結果クリ
ツプFC−Bは無効とされているので、否定結果が得ら
れ、次のステツプSP75に進む。
【0260】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、結果クリ
ツプFC−Bの下位クリツプである結果クリツプFC−
C及びFC−Dは無効とされているので、否定結果が得
られ、次のステツプSP77に進む。
【0261】ステツプSP77においては、CPU21
は、先程ポツプした結果クリツプのクリツプ管理データ
を再びスタツクメモリにプツシユし、次のステツプSP
78に進む。図26の例では、結果クリツプFC−Bの
クリツプ管理データが再プツシユされる。次のステツプ
SP78においては、CPU21は、ステツプSP77
で再プツシユした結果クリツプの下位クリツプのうち、
無効とされているクリツプのクリツプ管理データを1つ
スタツクメモリにプツシユする。図26の例では、結果
クリツプFC−Cのクリツプ管理データがプツシユされ
る。
【0262】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、空でないので否定結果が得られ、次
のステツプSP74に進む。ステツプSP74において
は、CPU21はスタツクメモリからクリツプ管理デー
タを1クリツプ分ポツプし、そのクリツプ管理データを
基にその結果クリツプが有効であるか否か判断する。図
26の例では、結果クリツプFC−Cのクリツプ管理デ
ータが読み出されるが、その結果クリツプFC−Cは無
効であるので、否定結果が得られ、次のステツプSP7
5に進む。
【0263】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、結果クリ
ツプFC−Cの下位クリツプである結果クリツプFC−
Eが無効とされているので、否定結果が得られ、次のス
テツプSP77に進む。
【0264】ステツプSP77においては、CPU21
は、先程ポツプした結果クリツプのクリツプ管理データ
を再びスタツクメモリにプツシユし、次のステツプSP
78に進む。図26の例では、結果クリツプFC−Cの
クリツプ管理データが再プツシユされる。次のステツプ
SP78においては、CPU21は、ステツプSP77
で再プツシユした結果クリツプの下位クリツプのうち、
無効とされているクリツプのクリツプ管理データを1つ
スタツクメモリにプツシユする。図26の例では、結果
クリツプFC−Eのクリツプ管理データがプツシユされ
る。
【0265】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、空でないので否定結果が得られ、次
のステツプSP74に進む。ステツプSP74において
は、CPU21はスタツクメモリからクリツプ管理デー
タを1クリツプ分ポツプし、そのクリツプ管理データを
基にその結果クリツプが有効であるか否か判断する。図
26の例では、結果クリツプFC−Eが読み出される
が、その結果クリツプFC−Eは無効であるので、否定
結果が得られ、次のステツプSP75に進む。
【0266】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、結果クリ
ツプFC−Eの下位クリツプであるクリツプMC−E
1、MC−E2及びFC−Gは全て有効であるので、肯
定結果が得られ、ステツプSP76に進む。
【0267】ステツプSP76においては、CPU21
は、クリツプ管理データに登録されている作業データを
基に、素材として指定されているクリツプのクリツプビ
デオデータを用いて編集処理を行うことにより、その結
果クリツプのクリツプビデオデータを作成すると共に、
その結果クリツプに対するクリツプ管理データの有効/
無効フラグを有効に変更する。図26の例では、素材と
して指定されているクリツプFC−G、MC−E1及び
MC−E2を用いて編集処理を行うことにより結果クリ
ツプFC−Eのクリツプビデオデータを作成すると共
に、結果クリツプFC−Eの有効/無効フラグを有効に
変更する。
【0268】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、空でないので否定結果が得られ、次
のステツプSP74に進む。ステツプSP74において
は、CPU21はスタツクメモリからクリツプ管理デー
タを1クリツプ分ポツプし、そのクリツプ管理データを
基にその結果クリツプが有効であるか否か判断する。図
26の例では、結果クリツプFC−Cのクリツプ管理デ
ータが読み出されるが、その結果クリツプFC−Cは無
効であるので、否定結果が得られ、次のステツプSP7
5に進む。
【0269】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、結果クリ
ツプFC−Cの下位クリツプであるクリツプFC−E及
びMC−C1はそれぞれ有効とされているので、肯定結
果が得られ、ステツプSP76に進む。
【0270】ステツプSP76においては、CPU21
は、クリツプ管理データに登録されている作業データを
基に、素材として指定されているクリツプのクリツプビ
デオデータを用いて編集処理を行うことにより、その結
果クリツプのクリツプビデオデータを作成すると共に、
その結果クリツプに対するクリツプ管理データの有効/
無効フラグを有効に変更する。図26の例では、クリツ
プFC−E及びMC−C1を用いた編集処理が行われ、
結果クリツプFC−Cのクリツプビデオデータが作成さ
れると共に、その結果クリツプFC−Cの有効/無効フ
ラグが有効に変更される。
【0271】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、空でないので否定結果得られ、次の
ステツプSP74に進む。ステツプSP74において
は、CPU21はスタツクメモリからクリツプ管理デー
タを1クリツプ分ポツプし、そのクリツプ管理データを
基にその結果クリツプが有効であるか否か判断する。図
26の例では、結果クリツプFC−Bのクリツプ管理デ
ータが読み出されるが、その結果クリツプFC−Bは無
効であるので、否定結果が得られ、次のステツプSP7
5に進む。
【0272】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、下位クリ
ツプである結果クリツプFC−Dが無効とされているの
で、否定結果が得られ、ステツプSP77に進む。
【0273】ステツプSP77においては、同様に、C
PU21は、その結果クリツプのクリツプ管理データを
再びスタツクメモリにプツシユし、次のステツプSP7
8において無効であつた下位クリツプのクリツプ管理デ
ータをスタツクメモリにプツシユする。
【0274】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、空でないので否定結果が得られ、次
のステツプSP74に進む。ステツプSP74において
は、CPU21はスタツクメモリかららクリツプ管理デ
ータを1クリツプ分ポツプし、そのクリツプ管理データ
を基にその結果クリツプが有効であるか否か判断する。
図26の例では、結果クリツプFC−Dが読み出される
が、その結果クリツプFC−Dは無効であるので、否定
結果が得られ、次のステツプSP75に進む。
【0275】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、結果クリ
ツプFC−Dの下位クリツプであるクリツプFC−E、
FC−F、MC−D1及びMC−D2は全て有効である
ので、肯定結果が得られ、ステツプSP76に進む。
【0276】ステツプSP76においては、CPU21
は、クリツプ管理データに登録されている作業データを
基に、素材として指定されているクリツプのクリツプビ
デオデータを用いて編集処理を行うことにより、その結
果クリツプのクリツプビデオデータを作成すると共に、
その結果クリツプに対するクリツプ管理データの有効/
無効フラグを有効に変更する。図26の例では、クリツ
プFC−E、FC−F、MC−D1及びMC−D2を用
いた編集処理が行われ、結果クリツプFC−Dのクリツ
プビデオデータが作成されると共に、その結果クリツプ
FC−Dの有効/無効フラグが有効に変更される。
【0277】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、空でないので否定結果得られ、次の
ステツプSP74に進む。ステツプSP74において
は、CPU21はスタツクメモリからクリツプ管理デー
タを1クリツプ分ポツプし、そのクリツプ管理データを
基にその結果クリツプが有効であるか否か判断する。図
26の例では、結果クリツプFC−Bのクリツプ管理デ
ータが読み出されるが、その結果クリツプFC−Bは無
効であるので、否定結果が得られ、次のステツプSP7
5に進む。
【0278】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、下位クリ
ツプである結果クリツプFC−C及びFC−Dは有効で
あるので、肯定結果が得られ、次のステツプSP76に
進む。
【0279】ステツプSP76においては、CPU21
は、クリツプ管理データに登録されている作業データを
基に、素材として指定されているクリツプのクリツプビ
デオデータを用いて編集処理を行うことにより、その結
果クリツプのクリツプビデオデータを作成すると共に、
その結果クリツプに対するクリツプ管理データの有効/
無効フラグを有効に変更する。図26の例では、クリツ
プFC−C及びFC−Dを用いた編集処理が行われ、結
果クリツプFC−Bのクリツプビデオデータが作成され
ると共に、その結果クリツプFC−Bの有効/無効フラ
グが有効に変更される。
【0280】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空であるか否か判断
する。いまの場合、空でないので否定結果得られ、次の
ステツプSP74に進む。ステツプSP74において
は、CPU21はスタツクメモリからクリツプ管理デー
タを1クリツプ分ポツプし、そのクリツプ管理データを
基にその結果クリツプが有効であるか否か判断する。図
26の例では、結果クリツプFC−Aのクリツプ管理デ
ータが読み出されるが、その結果クリツプFC−Aは無
効であるので、否定結果が得られ、次のステツプSP7
5に進む。
【0281】ステツプSP75においては、CPU21
は、先のステツプSP74で読出したクリツプ管理デー
タに基づいて、その結果クリツプの下位クリツプが全て
有効であるか否か判断する。図26の例では、下位クリ
ツプである結果クリツプFC−Bは有効であるので、肯
定結果が得られ、次のステツプSP76に進む。
【0282】ステツプSP76においては、CPU21
は、クリツプ管理データに登録されている作業データを
基に、素材として指定されているクリツプのクリツプビ
デオデータを用いて編集処理を行うことにより、その結
果クリツプのクリツプビデオデータを作成すると共に、
その結果クリツプに対するクリツプ管理データの有効/
無効フラグを有効に変更する。図26の例では、結果ク
リツプFC−Bを用いた編集処理が行われ、結果クリツ
プFC−Aのクリツプビデオデータが作成されると共
に、その結果クリツプFC−Aの有効/無効フラグが有
効に変更される。
【0283】次にCPU21は、再びステツプSP72
に戻り、ここでスタツクメモリ内が空である否か判断す
る。いまの場合、先程のポツプ処理により最上位の結果
クリツプまで全て読み出されているので、スタツクメモ
リ内は空になつており、肯定結果が得られる。従つてC
PU21はステツプSP73に進んで、再実行処理を終
える。
【0284】なお、ステツプSP74において、スタツ
クメモリから読み出されたクリツプ管理データのクリツ
プが有効であると判断された場合には、ステツプSP7
2に戻る。例えばクリツプツリーにおいて最上位の結果
クリツプが有効であつた場合には、ステツプSP71の
処理によりスタツクメモリにクリツプ管理データがプツ
シユされるが、その後のステツプSP74の判断により
肯定結果が得られるので、ステツプSP72に戻り、こ
こで肯定結果が得られることから直ぐさま再実行処理が
終了する。このように、最上位の結果クリツプが有効で
ある場合には、再実行処理は実質的に実行されないこと
になる。
【0285】ここで以上説明した再実行処理のフローチ
ヤートの内容を、模式的に示したものを図29に示す。
本発明による編集システム1においては、最上位の結果
クリツプFC−Aが無効であつたとき、その下位クリツ
プである結果クリツプFC−Bが有効であるか否か調
べ、無効であつた場合には、さらにその結果クリツプF
C−Bの下位クリツプFC−Cが有効であるか否か調べ
る。その結果、結果クリツプFC−Cが無効であつた場
合には、さらにその結果クリツプFC−Cの下位クリツ
プFC−Eが有効であるか否か調べ、その結果クリツプ
FC−Eが無効であつた場合には、さらにその結果クリ
ツプFC−Eの下位クリツプFC−Gが有効であるか否
か調べる。
【0286】その結果、結果クリツプFC−Gが有効で
あれば、その結果クリツプのクリツプビデオデータを転
送し、そのクリツプビデオデータを基にした編集処理を
再実行することにより上位クリツプに相当する結果クリ
ツプFC−Eのクリツプビデオデータを作成する。結果
クリツプFC−Eのクリツプビデオデータが作成される
と、次にそのクリツプビデオデータを基にした編集処理
を再実行することにより上位クリツプに相当する結果ク
リツプFC−Cのクリツプビデオデータを作成する。結
果クリツプFC−Cのクリツプビデオデータが作成され
ると、次にそのクリツプビデオデータを基にした編集処
理を再実行しようとするが、下位クリツプである他方の
結果クリツプFC−Dが未だ無効であるため、その結果
クリツプFC−Dの下位クリツプである結果クリツプF
C−Eが有効であるか否か調べる。
【0287】結果クリツプFC−Eが有効である場合に
は、その結果クリツプFC−Eのクリツプビデオデータ
を転送する。また結果クリツプFC−Dの下位クリツプ
である他方の結果クリツプFC−Fが有効であるか否か
調べ、有効であれば、その結果クリツプFC−Fのクリ
ツプビデオデータも転送する。下位クリツプFC−E及
びFC−Fからのクリツプビデオデータが転送される
と、それらのクリツプビデオデータを基にした編集処理
を再実行することにより上位クリツプに相当する結果ク
リツプFC−Dのクリツプビデオデータを作成する。次
に結果クリツプFC−Dのクリツプビデオデータが作成
されると、そのクリツプビデオデータを基にした編集処
理を再実行することにより上位クリツプに相当する結果
クリツプFC−Bのクリツプビデオデータを作成する。
次に結果クリツプFC−Bのクリツプビデオデータが作
成されると、そのクリツプビデオデータを基にした編集
処理を再実行することにより上位クリツプに相当する結
果クリツプFC−Aのクリツプビデオデータを作成す
る。
【0288】このようにして本発明による編集システム
1においては、例えば結果クリツプFC−Eの編集処理
内容が修正された場合、その結果クリツプFC−Eの識
別用フラグを無効に変更すると共に、その結果クリツプ
FC−Eよりも上位にリンクしている結果クリツプFC
−C、FC−D、FC−B及びFC−Aの識別用フラグ
も全て無効に変更して行く。そしてビユウ又はオールビ
ユウのコマンド選択によつて再実行処理が指定された場
合には、最上位の結果クリツプFC−Aから下位のクリ
ツプに向かつてクリツプが有効であるか否か調べて行
き、下位にリンクしているクリツプが全て有効であるク
リツプに達したら、そのクリツプの編集処理を再実行し
てそのクリツプを有効なクリツプに変更すると共に、そ
のクリツプよりも上位にリンクしているクリツプの編集
処理を順に再実行して行くことにより上位にリンクして
いる全てのクリツプを有効なクリツプに変更する。かく
して本発明による編集システム1においては、このよう
な処理を行うことにより、従来のようにオペレータがク
リツプ間の関係を覚えていなくとも、一旦作成した編集
結果を容易に修正することができる。
【0289】(7)編集システムの動作及び効果 以上の構成において、この編集システム1を立ち上げる
と、ワークステーシヨン2のデイスプレイ2B上にはト
ツプメニユーが表示される。オペレータは、このトツプ
メニユー内の所望のモジユール起動のコマンドを選択
し、これから行う編集作業に合つたモジユールを起動す
る。モジユールが起動すると、ワークステーシヨン2の
デイスプレイ2B上には、編集のためのGUIが表示さ
れる。
【0290】例えば合成モジユールCMを起動したとき
には、図10に示すようなGUIがデイスプレイ2Bに
表示される。この合成処理用のGUIにおいては、合成
処理専用のタイムラインウインドウ34が表示され、こ
のタイムラインウインドウ34の画面に応じた操作をし
て行けば、容易に素材となるクリツプを指定したり、所
望の合成処理を指定したりすることができる。その際、
このGUIにおいては、クリツプデータベースCDBと
して登録されているクリツプがクリツプツリーウインド
ウ31やライブラリーウインドウ33に表示されるの
で、登録されているクリツプの中から編集に使用する素
材を容易に選び出すこができる。またクリツプツリーウ
インドウ31やライブラリーウインドウ33から選択し
た所望のクリツプをタイムラインウインドウ34内のビ
デオエリアに置けば、合成処理に使用する素材を容易に
指定することができる。
【0291】またタイムラインウインドウ34で指定し
た合成処理のパラメータを設定する場合には、同じGU
I上に表示されるパラメータ設定ウインドウ35を使用
して画面を見ながらパラメータを設定して行けば、所望
の合成パラメータを設定することができる。またパラメ
ータ設定ウインドウ35においては、設定したパラメー
タの値がグラフ状のグラフイツク表示で表示されるの
で、このグラフイツク表示を見れば、オペレータはどの
ようなタイミングでどのような値を設定したかを容易に
把握することができる。なお、既に登録されている結果
クリツプを読出したとき、このパラメータ設定ウインド
ウ35には、その結果クリツプに対して設定されていた
パラメータの値が表示されるので、過去に設定したパラ
メータであつても容易に把握することができる。
【0292】またクリツプツリーウインドウ31におい
ては、クリツプデータベースCDBに登録されている各
クリツプの関係が分かるようなクリツプツリーが表示さ
れるので、このクリツプツリーを見れば、各クリツプが
どのようなクリツプを素材として生成されているのかを
容易に把握することができる。
【0293】またタイムラインウインドウ34内のビデ
オエリアに置かれている結果クリツプをダブルクリツク
すると、その結果クリツプの編集内容に合つたモジユー
ル(すなわち合成モジユールCM、特殊効果モジユール
SM又は編集モジユールEM)が自動的に起動し、その
モジユールに合つたGUIが画面上に表示される。そし
てその選択された結果クリツプの編集内容がそのGUI
上のタイムラインウインドウに表示される。このように
してタイムラインウインドウ34上において結果クリツ
プを選択すると、その結果クリツプにあつたモジユール
が自動的に起動するので、オペレータがわざわざその結
果クリツプの編集内容を調べて対応するモジユールを起
動しなくても良くなり、オペレータにかかる作業負担を
軽減することができると共に、迅速に対応するモジユー
ルを起動することができる。
【0294】同様に、特殊効果モジユールSMを起動し
たときには、図11に示すようなGUIがデイスプレイ
2Bに表示される。この特殊効果処理のGUIにおいて
も、特殊効果専用のタイムラインウインドウ41が表示
され、このタイムラインウインドウ41の画面に応じた
操作をして行けば、容易に素材となるクリツプを指定し
たり、所望の特殊効果処理を指定したりすることができ
る。またこの特殊効果処理のGUIにおいても、クリツ
プツリーウインドウ31やライブラリーウインドウ33
が設けられており、これによりクリツプデータベースC
DBに登録されている所望のクリツプを容易に素材とし
て選択することができる。
【0295】同様に、編集モジユールEMを起動したと
きには、図12に示すようなGUIがデイスプレイ2B
に表示される。この編集処理のGUIにおいても、編集
処理専用のタイムラインウインドウ51が表示され、こ
のタイムラインウインドウ51の画面に応じた操作をし
て行けば、容易に素材となるクリツプを指定したり、所
望の編集処理を指定したりすることができる。
【0296】このようにしてこの編集システム1では、
ワークステーシヨン2のデイスプレイ2Bに表示される
各機能毎のGUIを見ながら所望の素材や編集内容を指
定して行けば、所望の編集作業を容易に行うことができ
る。またこの編集システム1では、ワークステーシヨン
2を介して編集作業に係わる一切の指示を入力すること
ができ、従来のように各機器をオペレータがわざわざ操
作しなくても容易に編集作業を行うことができる。
【0297】かくしてこの編集システム1では、従来に
比して簡易にかつ高速に編集作業を行うことができると
共に、クリツプデータベースCDBに登録されている多
種多様な素材を編集して複雑かつ高度なビデオデータを
容易に得ることができる。
【0298】一方、この編集システム1では、素材とし
ての各クリツプをクリツプ間の関係を基に階層構造で管
理している。すなわちどのクリツプがどのクリツプにリ
ンクしているのかを把握している。また一旦、編集作業
を行つた後に、その編集内容を変更した場合には、その
クリツプを無効にすると共に、そのクリツプ間の関係を
基にそのクリツプの上位にリンクしているクリツプも無
効にする。従来のようにオペレータが各クリツプ間の関
係を記憶して管理している場合には、下位のクリツプを
無効にしたとき、その下位クリツプの上位にリンクして
いるクリツプをオペレータが探してそれらを無効としな
ければならなかつたが、本発明の編集システム1では、
上位にリンクしているクリツプをも自動的に無効にする
ので、このような煩雑な作業をオペレータがする必要が
なくなり、編集時の作業負担を軽減することができる。
また下位クリツプを修正したにも係わらず、上位クリツ
プが修正前のまま使用されることを未然に防止できる。
【0299】またこの編集システム1においては、その
ように下位のクリツプに対する編集内容を修正し、それ
を実行したとき、クリツプ間の関係を基にそのクリツプ
の上位にリンクしているクリツプ(すなわち修正のあつ
たクリツプを素材として用いたクリツプ)についても同
様に編集内容を再実行して、自動的に変更するようにな
されている。このため従来のように修正のあつたクリツ
プに対して上位にリンクしているクリツプをオペレータ
が探し、その上位クリツプに対する編集作業をオペレー
タがわざわざやり直さなくても、容易に上位にリンクす
るクリツプを変更し得、オペレータにかかる作業負担を
低減することができる。
【0300】このようにして本発明の編集システム1に
おいては、クリツプ間の上下関係を基に各クリツプを階
層構造で管理するようにしたことにより、従来のように
オペレータがわざわざそのクリツプ間の関係を記憶して
おかなくても、容易に編集作業の変更を行うことができ
ると共に、効率的に編集作業を行うことができる。また
編集内容を変更した場合でも、編集に係わる元の作業デ
ータを残しているので、編集内容変更後にも、元の状態
に容易に戻すことができる。さらに各クリツプ間の関係
を階層構造で管理していることから、その階層構造で管
理されるクリツプ間の関係に基づいて順次編集作業を行
えば、複雑な編集作業も容易に行うことができる。
【0301】以上の構成によれば、処理モジユールを機
能毎に合成モジユールCM、特殊効果モジユールSM及
び編集モジユールEMに分け、それぞれの処理モジユー
ルを使用して編集作業を行うときには、対応する処理モ
ジユールのGUIをデイスプレイ2Bに表示するように
したことにより、編集オペレータにとつて分かりやすい
ユーザインターフエイスを提供し得、優れた操作性を実
現し得る。因みに、異なる編集処理を行えるようにした
場合、それらを1つのユーザインターフエイスで兼用し
て操作するようにすると、操作が複雑になるおそれがあ
るが、編集システム1のように物理的には1つのユーザ
インターフエースであつても、その表示内容をモジユー
ル毎に分ければ、優れた操作性を実現することができ
る。
【0302】なお上述の実施の形態においては、図13
に示すようなフオーマツトで下位クリツプと上位クリツ
プの関係を管理した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、少なくとも各クリツプのリンク先が分かる
ように階層構造で管理するようにすれば、上述の場合と
同様の効果を得ることができる。
【0303】また上述の実施の形態においては、本発明
を編集システム1に適用した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、表示装置やコンピユータ装置に広
く適用するようにしても上述の場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0304】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、編集対象
クリツプに対して施す編集内容に応じて処理モジユール
を分け、それぞれの処理モジユールを使用して編集作業
を行うときには、対応する処理モジユールのグラフイカ
ルユーザインターフエースをデイスプレイに表示するよ
うにしたことにより、編集オペレータにとつて分かりや
すいユーザインターフエイスを提供し得、優れた操作性
を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による編集システムの構成を示すブロツ
ク図である。
【図2】編集システムの主要構成であるワークステーシ
ヨンの内部構成を示すブロツク図である。
【図3】本発明による編集システムにおいて備えている
各モジユール及びクリツプデータベースを示す略線図で
ある。
【図4】クリツプの階層的管理の説明に供する略線図で
ある。
【図5】合成処理のイメージ説明に供する略線図であ
る。
【図6】合成処理によつて生成されるビデオイメージの
説明に供する画面イメージ図である。
【図7】合成処理の原理説明に供する略線図である。
【図8】特殊効果処理の原理説明に供する略線図であ
る。
【図9】編集処理の原理説明に供する略線図である。
【図10】合成モジユールを起動したときに表示される
GUI画面を示す画面イメージ図である。
【図11】特殊効果モジユールを起動したときに表示さ
れるGUI画面を示す画面イメージ図である。
【図12】編集モジユールを起動したときに表示される
GUI画面を示す画面イメージ図である。
【図13】クリツプデータベースに登録されるクリツプ
管理データ用のデータベースを示す図表である。
【図14】既に登録されているクリツプ管理データを修
正したときの説明に供する図表である。
【図15】合成処理時の編集点データを示す図表であ
る。
【図16】特殊効果処理時の編集点データを示す図表で
ある。
【図17】編集処理時の編集点データを示す図表であ
る。
【図18】合成処理時の合成データを示す図表である。
【図19】特殊効果処理時の特殊効果データを示す図表
である。
【図20】編集処理時の編集データを示す図表である。
【図21】制御モジユールを起動したときの動作説明に
供するフローチヤートである。
【図22】編集モジユールを起動したときの動作説明に
供するフローチヤートである。
【図23】合成モジユールを起動したときの動作説明に
供するフローチヤートである。
【図24】特殊効果モジユールを起動したときの動作説
明に供するフローチヤートである。
【図25】編集処理時の動作説明に供するフローチヤー
トである。
【図26】任意の結果クリツプに対する編集内容を修正
したときの説明に供する略線図である。
【図27】所定のモジユールを起動中に他のモジユール
を起動するときの動作説明に供するフローチヤートであ
る。
【図28】再実行処理時の動作説明に供するフローチヤ
ートである。
【図29】再実行処理を模式的に示した略線図である。
【符号の説明】
1……編集システム、2……ワークステーシヨン、2A
……本体、2B……デイスプレイ、2C……キーボー
ド、2D……マウス、2E……ペン・タブレツト、3…
…デバイスコントローラ、4……専用コントローラ、5
……ビデオデイスクレコーダ、6……ビデオテープレコ
ーダ、7……スイツチヤ、8……ビデオカメラ、9……
デイジタルマルチエフエクタ、10……モニタ、11…
…オーデイオミキサ、20……システムバス、21……
CPU、21A……ROM、21A……RAM、22…
…ビデオプロセツサ、23……表示コントローラ、24
……HDDインターフエイス、25……FDDインター
フエイス、26……ポインテイングデバイスインターフ
エイス、27……外部インターフエイス、30……メニ
ユーウインドウ、31……クリツプツリーウインドウ、
32……キーウインドウ、33……ライブラリーウイン
ドウ、34、41、51……タイムラインウインドウ、
35……パラメータ設定ウインドウ、36……プレビユ
ウ画面表示ウインドウ、37……デバイスコントールウ
インドウ、38……編集内容表示ウインドウ、39……
制御コマンドウインドウ、40、50……エフエクト選
択ウインドウ、42、52……パラメータ設定ウインド
ウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/91

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の編集対象クリツプを編集するための
    編集システムにおいて、 上記編集対象クリツプに対して編集処理を施すことによ
    つて編集結果クリツプを生成する編集モジユールと、上
    記編集対象クリツプに対して合成処理を施すことによつ
    て編集結果クリツプを生成する合成モジユールと、上記
    編集対象クリツプに対して特殊効果処理を施すことによ
    つて編集結果クリツプを生成する特殊効果モジユールと
    から構成される編集手段と、 上記編集モジユールに対応した編集処理用グラフイカル
    ユーザインターフエースと、上記合成モジユールに対応
    した合成処理用グラフイカルユーザインターフエース
    と、上記特殊効果モジユールに対応した特殊効果処理用
    グラフイカルユーザインターフエースとから構成される
    ユーザインターフエース手段と、 上記編集モジユールによつて編集処理を行う場合には、
    上記編集処理用グラフイカルユーザインターフエースを
    デイスプレイに表示し、上記合成モジユールによつて編
    集処理を行う場合には、上記編集処理用グラフイカルユ
    ーザインターフエースをデイスプレイに表示し、上記編
    集モジユールによつて編集処理を行う場合には、上記編
    集処理用グラフイカルユーザインターフエースをデイス
    プレイに表示する表示制御手段とを具えることを特徴と
    する編集システム。
  2. 【請求項2】上記編集処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース、上記合成処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース及び上記特殊効果処理用グラフイカルユーザ
    インターフエースは、 上記編集対象クリツプと上記編集結果クリツプのリンク
    状態を示すクリツプツリーを表示するツリーウインドウ
    と、 上記編集対象クリツプに対して施す編集内容を指定する
    ためのタイムラインウインドウと、 上記編集対象クリツプに対して施す画像処理内容を示す
    画像処理データを設定するためのパラメータ設定ウイン
    ドウとを有することを特徴とする請求項1に記載の編集
    システム。
  3. 【請求項3】上記編集処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース、上記合成処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース及び上記特殊効果処理用グラフイカルユーザ
    インターフエースは、 上記タイムラインウインドウにおいて指定した編集内容
    を縮小してグラフイツクイメージで表示する編集内容表
    示ウインドウをさらに有することを特徴とする請求項2
    に記載の編集システム。
  4. 【請求項4】複数の編集対象クリツプを編集するための
    表示装置において、 上記編集対象クリツプに対して編集処理を施すことによ
    つて編集結果クリツプを生成する編集モジユールと、上
    記編集対象クリツプに対して合成処理を施すことによつ
    て編集結果クリツプを生成する合成モジユールと、上記
    編集対象クリツプに対して特殊効果処理を施すことによ
    つて編集結果クリツプを生成する特殊効果モジユールと
    から構成される編集手段と、 上記編集モジユールに対応した編集処理用グラフイカル
    ユーザインターフエースと、上記合成モジユールに対応
    した合成処理用グラフイカルユーザインターフエース
    と、上記特殊効果モジユールに対応した特殊効果処理用
    グラフイカルユーザインターフエースとから構成される
    ユーザインターフエース手段と、 上記編集モジユールによつて編集処理を行う場合には、
    上記編集処理用グラフイカルユーザインターフエースを
    デイスプレイに表示し、上記合成モジユールによつて編
    集処理を行う場合には、上記編集処理用グラフイカルユ
    ーザインターフエースをデイスプレイに表示し、上記編
    集モジユールによつて編集処理を行う場合には、上記編
    集処理用グラフイカルユーザインターフエースをデイス
    プレイに表示する表示制御手段とを具えることを特徴と
    する表示装置。
  5. 【請求項5】上記編集処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース、上記合成処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース及び上記特殊効果処理用グラフイカルユーザ
    インターフエースは、 上記編集対象クリツプと上記編集結果クリツプのリンク
    状態を示すクリツプツリーを表示するツリーウインドウ
    と、 上記編集対象クリツプに対して施す編集内容を指定する
    ためのタイムラインウインドウと、 上記編集対象クリツプに対して施す画像処理内容を示す
    画像処理データを設定するためのパラメータ設定ウイン
    ドウとを有することを特徴とする請求項4に記載の表示
    装置。
  6. 【請求項6】上記編集処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース、上記合成処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース及び上記特殊効果処理用グラフイカルユーザ
    インターフエースは、 上記タイムラインウインドウにおいて指定した編集内容
    を縮小してグラフイツクイメージで表示する編集内容表
    示ウインドウをさらに有することを特徴とする請求項5
    に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】複数の編集対象クリツプを編集するための
    コンピユータ装置において、 上記編集対象クリツプに対して編集処理を施すことによ
    つて編集結果クリツプを生成する編集モジユールと、上
    記編集対象クリツプに対して合成処理を施すことによつ
    て編集結果クリツプを生成する合成モジユールと、上記
    編集対象クリツプに対して特殊効果処理を施すことによ
    つて編集結果クリツプを生成する特殊効果モジユールと
    から構成される編集手段と、 上記編集モジユールに対応した編集処理用グラフイカル
    ユーザインターフエースと、上記合成モジユールに対応
    した合成処理用グラフイカルユーザインターフエース
    と、上記特殊効果モジユールに対応した特殊効果処理用
    グラフイカルユーザインターフエースとから構成される
    ユーザインターフエース手段と、 上記編集モジユールによつて編集処理を行う場合には、
    上記編集処理用グラフイカルユーザインターフエースを
    デイスプレイに表示し、上記合成モジユールによつて編
    集処理を行う場合には、上記編集処理用グラフイカルユ
    ーザインターフエースをデイスプレイに表示し、上記編
    集モジユールによつて編集処理を行う場合には、上記編
    集処理用グラフイカルユーザインターフエースをデイス
    プレイに表示する表示制御手段とを具えることを特徴と
    するコンピユータ装置。
  8. 【請求項8】上記編集処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース、上記合成処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース及び上記特殊効果処理用グラフイカルユーザ
    インターフエースは、 上記編集対象クリツプと上記編集結果クリツプのリンク
    状態を示すクリツプツリーを表示するツリーウインドウ
    と、 上記編集対象クリツプに対して施す編集内容を指定する
    ためのタイムラインウインドウと、 上記編集対象クリツプに対して施す画像処理内容を示す
    画像処理データを設定するためのパラメータ設定ウイン
    ドウとを有することを特徴とする請求項7に記載のコン
    ピユータ装置。
  9. 【請求項9】上記編集処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース、上記合成処理用グラフイカルユーザインタ
    ーフエース及び上記特殊効果処理用グラフイカルユーザ
    インターフエースは、 上記タイムラインウインドウにおいて指定した編集内容
    を縮小してグラフイツクイメージで表示する編集内容表
    示ウインドウをさらに有することを特徴とする請求項8
    に記載のコンピユータ装置。
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