JP2000148409A - 冗長記憶装置 - Google Patents

冗長記憶装置

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JP2000148409A
JP2000148409A JP10322073A JP32207398A JP2000148409A JP 2000148409 A JP2000148409 A JP 2000148409A JP 10322073 A JP10322073 A JP 10322073A JP 32207398 A JP32207398 A JP 32207398A JP 2000148409 A JP2000148409 A JP 2000148409A
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disk drive
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disk drives
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Azuma Kano
東 加納
Masahiko Sato
雅彦 佐藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長記憶装置における多重障害時の耐故障性
能を向上させる。 【解決手段】 n行×m列のマトリックス状に配置され
た数のデータ用ディスクドライブ109((D1,1)
〜(Dm,n))を含むディスクアレイ102におい
て、パリティグループを構成する各列に対応した列方向
冗長ディスクドライブ110の他に、各行方向のm台の
データ用ディスクドライブ109の各々のm個の単位デ
ータから生成された冗長データが格納される行方向冗長
ディスクドライブ111((Pm+1,1)〜(Pm+
1,n))を設け、列内のデータ用ディスクドライブ1
09の多重障害発生時には、行方向冗長ディスクドライ
ブ111のデータを用いた行方向でのデータ回復を行う
ことで、多重障害に対する耐故障性能を向上させた。ま
た、列方向冗長ディスクドライブ110をn/2本の複
数ポートに分散して接続することで冗長ディスクドライ
ブへのアクセス集中を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冗長記憶技術に関
し、特に、複数の記憶装置の各々に複数の分割データお
よび当該分割データから生成された冗長データを分散し
て格納するディスクアレイ等の冗長記憶技術に適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ディスクドライブとキャッシ
ュを有するディスクアレイにおいて、従来では複数台の
ディスクドライブにより構成される列方向毎に冗長ディ
スクドライブを持たせて、いわゆるパリティグループを
構成することにより、列内のディスクドライブが1台故
障しても、ユーザデータの回復を可能としている。
【0003】しかし、故障したディスクドライブのデー
タを回復する前に同列内の他のディスクドライブが1台
でも故障すると、最悪の場合、故障のディスクドライブ
を含んだ列内のユーザデータを全て失ってしまう懸念が
ある。
【0004】たとえば、前記故障ディスクドライブ内の
データを交換ディスクドライブに再構築するためには、
冗長ディスクドライブを含む同列内の全てのディスクド
ライブからデータを読み出す必要があるが、その時に前
記データの一部においてリードエラーを起こしてしまう
と、そのリードエラーを起こしたデータに関しては、も
はや復旧不可能となってしまう。
【0005】従来、たとえば特開平09−305326
号公報の技術では、データ修復中にリードエラーを検出
した場合に、修復処理を一旦中断するとともにエラー発
生箇所のアドレスを記憶し、外部からエラー発生箇所に
パディングデータを補うことで、障害波及範囲を局所化
しようとする技術が知られている。しかしながら、この
従来技術の場合でも、多重エラーが発生した箇所のデー
タが失われることには変わりがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の技術で述
べたとおり、これまではディスクアレイのパリティグル
ープ内のディスクドライブが同時に最低2台(同列内)
故障した場合、もしくはパリティグループ内の故障ディ
スクドライブの回復中に同列内の他のディスクドライブ
でリードエラーを起こした場合には、同列内の全て、も
しくは一部のユーザデータを失ってしまう、という技術
的課題があった。
【0007】本発明の目的は、多重障害に対する耐故障
性能を向上させ、より高い信頼性を実現することが可能
な冗長記憶技術を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、同一の冗長度でより
高い耐故障性能を実現することが可能な冗長記憶技術を
提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、隣り合う行および列
に集中して同時に4台以上のディスクドライブが同時に
故障しない限り、全てのユーザデータを保証することが
可能な、より高い信頼性を持ったディスクアレイを実現
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冗長記憶装置で
は、上位装置との間で授受されるデータを分割して得ら
れた複数の分割データ、およびこの分割データから生成
された第1の冗長データを、第1のパリティグループを
構成する複数の複数の第1の記憶装置に分散して格納さ
れる構成において、複数の第1のパリティグループを横
断する方向に前記分割データおよび第1の冗長データの
少なくとも一方を含むデータの集まりに対して第2のパ
リティグループを設定し、この第2のパリティグループ
の第2の冗長データが格納される第2の記憶装置を備え
るようにしたものである。
【0011】より具体的には、一例として複数列×複数
行から構成されるディスクドライブを有するディスクア
レイにおいて、ディスクドライブの列方向には、複数の
ユーザデータ用ディスクドライブに対して、冗長ディス
クドライブを各列毎に持たせる。また、ディスクドライ
ブの行方向には、各列毎の複数のユーザデータ用ディス
クドライブに対して、冗長ディスクドライブを各行毎に
持たせる。
【0012】前述の列・行の各々の方向に冗長ディスク
を持たせることにより、複数台のディスクドライブが故
障(一部のデータに関してリードエラーを起こしたディ
スクドライブを含む)した場合でもユーザデータを保証
する。つまり、ディスクドライブが故障した場合、その
故障ディスクドライブ列内の他の全てのディスクドライ
ブが正常状態であればそれらのディスクドライブから前
記故障ディスクドライブ内のデータを再構築する。もし
再構築前に同列内の他のディスクドライブが故障した場
合、もしくは故障ディスクドライブの回復中に同列内の
他のディスクドライブでリードエラーを起こした場合で
も、同行内の冗長ディスクドライブを含む全てのデータ
から、故障ディスクドライブのデータの再構築を行なう
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態である冗長記
憶装置を含む情報処理システムの構成の一例を示す概念
図であり、図2および図3は、その作用の一例を示す概
念図である。
【0015】本実施の形態の情報処理システムは、ホス
ト101と、このホスト101との間で授受されるデー
タが格納される冗長記憶装置としてのディスクアレイ1
02を含んでいる。
【0016】ディスクアレイ102は、RAIDコント
ローラ103と、その配下で稼働するデータ用ディスク
ドライブ109および列方向冗長ディスクドライブ11
0を含んでいる。
【0017】また、RAIDコントローラ103は、R
AIDコントローラCPU104、CPU周辺系制御回
路105、データ転送系制御回路106、ホスト・プロ
トコル・コントローラ107、キャッシュ108を備え
ている。
【0018】複数のデータ用ディスクドライブ109
((D1,1)〜(Dm,n))は、n行×m列のマト
リックス状に配置され、各列毎に、1台の列方向冗長デ
ィスクドライブ110を含むパリティグループを構成し
ている。また、データ用ディスクドライブ109は、各
行1〜nの各々毎に共通のポート1〜nの各々に接続さ
れることによって、RAIDコントローラ103(デー
タ転送系制御回路106)とデータの授受を行う。
【0019】そして、ホスト101から受領した書き込
みデータは、n個の複数の単位データ(たとえばセクタ
サイズ)に分解され、さらにn個の単位データから冗長
データ(第1の冗長データ)が生成され、各単位データ
は、一つのパリティグループ内のn台のデータ用ディス
クドライブ109に分散して格納され、冗長データは、
当該パリティグループ内の列方向冗長ディスクドライブ
110に格納される。
【0020】本実施の形態の場合には、データ用ディス
クドライブ109、列方向冗長ディスクドライブ110
の他に、各行方向のm台のデータ用ディスクドライブ1
09の各々のm個の単位データから生成された冗長デー
タ(第2の冗長データ)が格納される行方向冗長ディス
クドライブ111((Pm+1,1)〜(Pm+1,
n))を備えており、各々は対応するポート1〜nに個
別に接続されている。
【0021】さらに、本実施の形態の場合、列方向冗長
ディスクドライブ110については、データ転送系制御
回路106からのポートを1個のみではなく、複数ポー
ト(=[n/2])を設け、その内のいずれか1つのポ
ートを使用する。
【0022】すなわち、図1に例示された本実施の形態
のデータ用ディスクドライブ109および列方向冗長デ
ィスクドライブ110の配列構成は、いわゆるRAID
4レベルに相当するが、通常のRAID4レベルのよう
に冗長ディスクドライブのポートが1個に固定される
と、書込み時の冗長ディスクドライブへのアクセス頻度
が、データドライブ・ポート数がnの場合n/2倍にな
るからである。なぜならば、たとえば1列目のみを考え
ると、まずポート1のドライブの単位データにデータ更
新(ライトコマンド)が発生した場合のディスクドライ
ブへのアクセスフローを以下に示すと、 (1)下記旧データのリード ・旧データ(D1,1) −> ポート1にアクセス ・旧列方向冗長データ(P1,n+1) −>冗長デー
タ用ポートにアクセス ・旧行方向冗長データ(Pm+1,1) −>ポート1
にアクセス (2)下記新冗長データ計算 ・新列方向冗長データ(P1,n+1) =新データ(D1,1) EOR 旧データ(D1,
1) EOR旧列方向冗長データ(P1,n+1) ・新行方向冗長データ(Pm+1,1) =新データ(D1,1) EOR 旧データ(D1,
1) EOR旧行方向冗長データ(Pm+1,1) (3)下記新データのWrite ・新データ(D1,1) −> ポート1にアクセス ・新列方向冗長データ(P1,n+1) −>冗長デー
タ用ポートにアクセス ・新行方向冗長データ(Pm+1,1) −>ポート1
にアクセス となる。
【0023】つまりポート1に4回アクセス(4 I/
O)し、冗長データ用ポートに2回アクセス(2 I/
O)している。列内のディスクに均等にアクセスすると
したら、それぞれのポートに1回ずつ書込みをした場合
の、ポート毎のアクセス頻度は次の通りとなる。
【0024】 ・ポート1 4 I/O ・ポート2 4 I/O ・ポート3 4 I/O ・・・ ・ポートn 4 I/O ・冗長データ用ポート 2×n I/O nが大きくなると、冗長データ用ポートにアクセス(I
/O)が集中してしまい、ディスクアレイ全体としても
その部分がボトルネックとなり性能低下を招いてしま
う。
【0025】そこで、本実施の形態の場合には、図1に
例示されるように、複数の冗長データ用ポート(n+1
〜n+[n/2])を設け、各列毎の列方向冗長ディス
クドライブ110を各冗長データ用ポートに分散して接
続する構成とする。すなわち、冗長データ用ポートも他
のポートと同じようにアクセス頻度が均等になるよう異
なった列では冗長データ用ポートの接続をずらすことと
する。必要な冗長データ用ポートの数xは、以下の計算
より求められ、これにより最適な冗長データ用ポートの
数はn/2個となる。
【0026】 4[I/O]×列数 = 2×n[I/O]/x x = n/2 図2は、一例として、データ用ディスクドライブの列数
が4列、行数(ポート数)も4行の構成において、同列
内のディスクドライブで多くとも1台しか故障しない場
合のデータ再構築を示した図である。前述の式により、
この図2の構成例での行方向の最適な冗長ディスクドラ
イブ用ポート数は、n(=4)/2=2、となる。
【0027】図2の構成例では、1〜4列目の故障ディ
スクドライブ201〜204および列方向冗長ディスク
ドライブ205〜208(110)を含んだデータ用デ
ィスクドライブ、1〜4行目(ポート1〜4)の行方向
冗長ディスクドライブ209〜212(111)から構
成される。
【0028】まず1列目について、故障ディスクドライ
ブ201の交換後、同列の3個のデータ用ディスクドラ
イブ((D1,1)、(D1,3)、(D1,4))お
よび同列の列方向冗長ディスクドライブ205を用いて
データ再構築は行われる。2列目以降(データ再構築
〜)についても同様である。この場合は、前述の列
方向冗長ディスクドライブ110のポート数を複数にし
た以外は、従来のRAID4/5方式を採用した場合と
同様で、データ再構築に同列(同じパリティグループ
内)のドライブしか使用しないので、行方向冗長ディス
クドライブ209〜212(111)はの冗長データは
使用されない。
【0029】次に図3にて、本実施の形態における同一
列(同一パリティグループ)内での多重障害の回復処理
の一例について説明する。この図3の場合、配列構成は
図2と同様である。さらに2〜4列目に関しての故障デ
ィスクドライブ303〜305、列方向冗長ディスクド
ライブ306〜309(110)、行方向冗長ディスク
ドライブ310〜313(111)についても図2と同
様である。
【0030】ただし、この場合、1列目は故障ディスク
ドライブが2個(301、302)ある多重障害の場合
であり、このような多重障害の場合のデータ再構築方法
を示す。
【0031】この図3の状況の場合、まず1列目のディ
スクドライブが2台故障したので同列のディスクドライ
ブより再構築を行なうことは現在不可能と判断する。次
に故障ディスクドライブ301(D1,2)について、
今度は同行のディスクドライブ((D2,2)、(D
3,2)、(D4,2))および行方向冗長ディスクド
ライブ311よりデータ再構築を試みるが、こちらも同
行内に故障ディスクドライブが2台((D1,2)、
(D4,2))あるので、現時点では回復不可能と判断
する。故障ディスクドライブ302についても同様であ
る。
【0032】よって、2列目以降のデータ再構築を試み
る。2〜4列目については図2の場合と同様に各列(パ
リティグループ)内でのデータ再構築〜を行なう。
これにより、故障ディスクドライブ303(D2,
4)、故障ディスクドライブ304(D3,1)、故障
ディスクドライブ305(D4,2)のデータが回復さ
れる。
【0033】このようにして、1列目以外のデータ再構
築が終了したら、また再度、故障ディスクドライブ30
1のデータ再構築を試みる。今度は上述のように、4列
目の故障ディスクドライブ305が回復しているため、
同行のディスクドライブおよび行方向冗長ディスクドラ
イブ311を用いてのデータ再構築が可能となる。同
様に故障ディスクドライブ302のデータ再構築も可
能となる。
【0034】なお、上述の説明では、簡単のため、任意
列(パリティグループ)内の多重故障に遭遇したとき、
他のすべての列の障害復旧を試行してから、最後に最初
の多重故障の復旧を試みているが、これに限らない。
【0035】たとえば、図3の例では、多重故障の一つ
の故障ディスクドライブ301の復旧を当該故障ディス
クドライブ301が属する行内のデータおよび冗長デー
タを使用した復旧を試み、このとき、当該行内に故障デ
ィスクドライブ305を発見したら、さらに、当該故障
ディスクドライブ305を含む第4列内での復旧を試
み、故障ディスクドライブ305の復旧が成功(データ
再構築)したら、順次逆上って、故障ディスクドライ
ブ301の復旧(データ再構築)、さらに故障ディス
クドライブ302の復旧(データ再構築)を行う、と
いうように列および行方向に連続した再帰的なエラー回
復試行動作を行うようにしてもよい。
【0036】以上のように、本実施の形態の場合には、
列方向冗長ディスクドライブ110の他に、行方向冗長
ディスクドライブ111を備えたことにより、従来より
も多重障害の発生に対して高い耐故障性能を実現でき、
格納データの信頼性を高めることができる。
【0037】すなわち、図6に示されるように、従来の
RAID4/5の方式では、使用中に、同列(パリティ
グループ)内のディスクドライブが2台同時に故障(故
障ディスクドライブ601〜602)するだけで当該列
内のユーザデータを全て失ってしまう。
【0038】これに対して、本実施の形態の場合には、
たとえば図4(図3)の構成例では、連続した複数の列
および行に跨がって集中して同時に4台故障しない限り
(故障ディスクドライブ401〜404)、ユーザデー
タを失うことはなく、故障ディスクドライブが分散して
いる場合には、4台以上の場合でも、図3に例示された
ように回復可能である。
【0039】また、当然、図6のような障害発生状況の
場合でも、本実施の形態の技術ではユーザデータを保証
することができ、その方法については上述の図3を用い
て説明した通りである。
【0040】さらに、本実施の形態の場合、たとえば8
行×8列のデータ用ディスクドライブ109の配列構成
では、列方向冗長ディスクドライブ110および行方向
冗長ディスクドライブ111がそれぞれ8台ずつで、合
計16台の冗長ドライブが必要となり、冗長度は(6
4:16=4:1)となるが、これは、従来の4D+1
P構成のディスクアレイと、同じ冗長度(4:1)であ
る。
【0041】すなわち、本実施の形態の場合、従来の従
来のRAID4レベルのディスクアレイの場合と同等の
冗長度にて、多重障害に対するより高い耐故障性能を実
現できることがわかる。
【0042】以上の説明では、一例としてRAID4レ
ベル相当のディスクアレイに適用した場合について説明
したが、図5に例示されるように、パリティデータ(冗
長データ)の格納をパリティグループ内の特定のドライ
ブに固定しないRAID5レベル相当のディスクアレイ
に対しても本発明は適用可能である。
【0043】この場合には、任意の列内のデータ更新の
発生に際して、更新データに対応した行の行方向冗長デ
ィスクドライブ111に対するアクセスと、更新データ
に対応した列内の列方向冗長ディスクドライブ110の
データ更新に対応した行の行方向冗長ディスクドライブ
111に対するアクセスが発生するので、データ更新時
のI/O回数は8回となり、従来の4回に対して、いわ
ゆるライトペナルティは2倍に増加するが、図1の場合
と同様に、多重障害に対する高い耐故障性能を実現する
ことができる。
【0044】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0045】たとえば、上述の説明では、ディスクドラ
イブを二次元配列にした場合について説明したが、三次
元以上の場合でも、各次元の軸方向に平行な配列毎に冗
長データを生成して個別に保持することで、高い耐故障
性能を実現することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の冗長記憶装置によれば、多重障
害に対する耐故障性能を向上させ、より高い信頼性を実
現することができる、という効果が得られる。
【0047】また、同一の冗長度でより高い耐故障性能
を実現することができる、という効果が得られる。
【0048】また、隣り合う行および列に集中して同時
に4台以上のディスクドライブが同時に故障しない限り
全てのユーザデータを保証することが可能な、より高い
信頼性を持ったディスクアレイを実現することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である冗長記憶装置を含
む情報処理システムの構成の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態である冗長記憶装置の作
用の一例を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である冗長記憶装置の作
用の一例を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である冗長記憶装置にお
いてユーザデータを失ってしまう最悪のケースを示した
概念図である。
【図5】本発明の冗長記憶装置の変形例としてRAID
5に適用した場合の一例を示す概念図である。
【図6】従来のディスクアレイにおけるデータ喪失とな
る多重障害の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
101…ホスト、102…ディスクアレイ、103…R
AIDコントローラ、104…RAIDコントローラC
PU、105…CPU周辺系制御回路、106…データ
転送系制御回路、107…ホスト・プロトコル・コント
ローラ、108…キャッシュ、109…データ用ディス
クドライブ(データ記憶装置、第1の記憶装置)、11
0…列方向冗長ディスクドライブ(パリティ記憶装置、
第1の記憶装置)、111…行方向冗長ディスクドライ
ブ(第2の記憶装置)、201〜204…故障ディスク
ドライブ、205…列方向冗長ディスクドライブ、20
5〜208…列方向冗長ディスクドライブ、209〜2
12…行方向冗長ディスクドライブ、301〜305…
故障ディスクドライブ、306〜309…列方向冗長デ
ィスクドライブ、310〜313…行方向冗長ディスク
ドライブ、401〜404…故障ディスクドライブ、6
01〜602…故障ディスクドライブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が、上位装置との間で授受されるデ
    ータを分割して得られる複数の分割データおよび複数の
    前記分割データから生成される第1の冗長データが分散
    して格納される複数の第1の記憶装置を含む複数のパリ
    ティグループと、 前記複数のパリティグループを横断する方向に、個々の
    前記パリティグループから選出され、前記分割データお
    よび前記第1の冗長データの少なくとも一方を含むデー
    タの集まりから生成された第2の冗長データが格納され
    る第2の記憶装置と、 からなることを特徴とする冗長記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冗長記憶装置において、 個々の前記パリティグループを構成する前記第1の記憶
    装置は、前記分割データが分散して格納されるデータ記
    憶装置と、前記第1の冗長データが格納されるパリティ
    記憶装置と、からなり、 前記第2の記憶装置には、複数の前記パリティグループ
    を横断する方向に、個々の前記パリティグループから選
    出された前記分割データの集まりから生成された第2の
    冗長データが格納されることを特徴とする冗長記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載の冗長記憶装置におい
    て、 m(mは2以上の自然数)個の前記パリティグループの
    各々が、n(nは2以上の自然数)個の前記データ記憶
    装置と一つの前記パリティ記憶装置を含み、複数の前記
    パリティグループに属する複数の前記データ記憶装置は
    n行×m列のマトリックス状に配列され、個々の前記デ
    ータ記憶装置は、複数の前記パリティグループを横断す
    る行方向に共通のデータ入出力経路に連ねて接続される
    構成であるとき、 複数の前記パリティグループの各々の前記パリティ記憶
    装置は、n/2本のパリティ入出力経路に分散して接続
    されることを特徴とする冗長記憶装置。
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