JP2000148345A - 表示方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents
表示方法および装置並びに記録媒体Info
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- JP2000148345A JP2000148345A JP31876298A JP31876298A JP2000148345A JP 2000148345 A JP2000148345 A JP 2000148345A JP 31876298 A JP31876298 A JP 31876298A JP 31876298 A JP31876298 A JP 31876298A JP 2000148345 A JP2000148345 A JP 2000148345A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスプレイなどの表示媒体に表示された観
察対象物を、観察者に視覚的負荷を与えることなくスク
ロールする。 【解決手段】 メディア2から読み出したデータSをデ
ィスプレイ1に表示し、表示された位置を基準位置と設
定する。表示装置7の移動をセンサ4により検出し、検
出された移動量に基づいてスクロール演算部6において
ディスプレイ1に表示された観察対象物のスクロール量
を求めてスクロールする。センサ4をオフとした時点に
おいてスクロールを固定し、観察者は自分が見やすい位
置に表示装置7を移動してディスプレイ1に表示された
表示内容を観察する。再度スクロールを行う場合は、セ
ンサ4をオンとして表示装置7を移動し、観察対象物の
スクロールを行う。
察対象物を、観察者に視覚的負荷を与えることなくスク
ロールする。 【解決手段】 メディア2から読み出したデータSをデ
ィスプレイ1に表示し、表示された位置を基準位置と設
定する。表示装置7の移動をセンサ4により検出し、検
出された移動量に基づいてスクロール演算部6において
ディスプレイ1に表示された観察対象物のスクロール量
を求めてスクロールする。センサ4をオフとした時点に
おいてスクロールを固定し、観察者は自分が見やすい位
置に表示装置7を移動してディスプレイ1に表示された
表示内容を観察する。再度スクロールを行う場合は、セ
ンサ4をオンとして表示装置7を移動し、観察対象物の
スクロールを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文章や図などの観
察対象物を表示媒体に表示する表示方法および装置並び
に表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関す
るものである。
察対象物を表示媒体に表示する表示方法および装置並び
に表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、CRTや液晶などのディスプレ
イ上において文章や絵などの観察対象物を表示して観察
する場合、ディスプレイ上に表示しきれない非表示部分
については、マウスやキーボードのスクロールキーなど
を用いて画面すなわち観察対象物をスクロールして表示
したり、観察したい部分にジャンプするなどして、観察
対象物を見たり読んだりしている。
イ上において文章や絵などの観察対象物を表示して観察
する場合、ディスプレイ上に表示しきれない非表示部分
については、マウスやキーボードのスクロールキーなど
を用いて画面すなわち観察対象物をスクロールして表示
したり、観察したい部分にジャンプするなどして、観察
対象物を見たり読んだりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように観察対象物をスクロールすると、ディスプレイ
に表示された観察対象物が移動するため、観察者はその
動きを目で追う必要があり、視覚的負荷が大きい。とく
に、ディスプレイに観察対象物を表示するためのビデオ
ボード、CPUなどのハードウェアの性能が高いほど、
スクロール速度が大きくなるため、観察者の視覚的な負
荷がより大きくなる。
たように観察対象物をスクロールすると、ディスプレイ
に表示された観察対象物が移動するため、観察者はその
動きを目で追う必要があり、視覚的負荷が大きい。とく
に、ディスプレイに観察対象物を表示するためのビデオ
ボード、CPUなどのハードウェアの性能が高いほど、
スクロール速度が大きくなるため、観察者の視覚的な負
荷がより大きくなる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、観察者に負荷をかけることなく、観察対象物をスク
ロールすることができる表示方法および装置並びに表示
方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
り、観察者に負荷をかけることなく、観察対象物をスク
ロールすることができる表示方法および装置並びに表示
方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による表示方法
は、表示媒体に観察対象物を表示する表示方法におい
て、所定の基準位置を基準とした前記表示媒体の動きに
連動して、該表示媒体に表示される前記観察対象物を2
次元的にスクロールおよび/または拡大縮小することを
特徴とするものである。
は、表示媒体に観察対象物を表示する表示方法におい
て、所定の基準位置を基準とした前記表示媒体の動きに
連動して、該表示媒体に表示される前記観察対象物を2
次元的にスクロールおよび/または拡大縮小することを
特徴とするものである。
【0006】ここで、「観察対象物」とは、新聞、雑誌
などの文章、地図、絵など表示媒体に表示されて、観察
者が見たり読んだりするもののことをいう。
などの文章、地図、絵など表示媒体に表示されて、観察
者が見たり読んだりするもののことをいう。
【0007】また、「2次元的にスクロールする」と
は、表示媒体を移動することにより観察対象物をスクロ
ールすることをいい、表示内容が2次元的に変化するの
みで、3次元的には変化しないことをいう。また、「拡
大縮小する」とは、表示媒体を観察者に近づけたときに
観察対象物が拡大され、観察者から遠ざけたときに縮小
されることをいうが、観察者に近づけたときに縮小さ
れ、観察者から遠ざけたときに拡大されるものであって
もよい。
は、表示媒体を移動することにより観察対象物をスクロ
ールすることをいい、表示内容が2次元的に変化するの
みで、3次元的には変化しないことをいう。また、「拡
大縮小する」とは、表示媒体を観察者に近づけたときに
観察対象物が拡大され、観察者から遠ざけたときに縮小
されることをいうが、観察者に近づけたときに縮小さ
れ、観察者から遠ざけたときに拡大されるものであって
もよい。
【0008】なお、前記表示媒体は、持ち運び可能なデ
ィスプレイであることが好ましく、さらには平面ディス
プレイであることが好ましい。
ィスプレイであることが好ましく、さらには平面ディス
プレイであることが好ましい。
【0009】また、前記所定の基準位置は、前記観察対
象物を観察する観察者の目の位置であることが好まし
く、さらには、前記観察対象物を前記表示媒体に表示し
た位置であることが好ましい。
象物を観察する観察者の目の位置であることが好まし
く、さらには、前記観察対象物を前記表示媒体に表示し
た位置であることが好ましい。
【0010】さらに、前記所定の基準位置を、所望とす
る位置に設定可能とすることが好ましい。
る位置に設定可能とすることが好ましい。
【0011】なお、「所定の基準位置」としては、この
他にも表示媒体に対する地軸の位置、地面に対して垂直
方向に対しては地軸を基準とし、水平方向に対しては観
察対象物を観察する観察者を基準とした位置などが挙げ
られる。
他にも表示媒体に対する地軸の位置、地面に対して垂直
方向に対しては地軸を基準とし、水平方向に対しては観
察対象物を観察する観察者を基準とした位置などが挙げ
られる。
【0012】また、前記観察対象物のスクロールおよび
/または拡大縮小を禁止する機能を有することが好まし
い。
/または拡大縮小を禁止する機能を有することが好まし
い。
【0013】本発明による表示装置は、表示媒体に観察
対象物を表示する表示装置において、所定の基準位置を
基準とした前記表示媒体の動きに連動して、該表示媒体
に表示される前記観察対象物を2次元的にスクロールお
よび/または拡大縮小するスクロール手段を備えたこと
を特徴とするものである。
対象物を表示する表示装置において、所定の基準位置を
基準とした前記表示媒体の動きに連動して、該表示媒体
に表示される前記観察対象物を2次元的にスクロールお
よび/または拡大縮小するスクロール手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0014】なお、本発明による表示装置においては、
前記表示媒体は、持ち運び可能なディスプレイであるこ
とが好ましく、さらには、平面ディスプレイであること
が好ましい。
前記表示媒体は、持ち運び可能なディスプレイであるこ
とが好ましく、さらには、平面ディスプレイであること
が好ましい。
【0015】また、前記所定の基準位置は、前記観察対
象物を観察する観察者の目の位置であることが好まし
く、さらには、前記観察対象物を前記表示媒体に表示し
た位置であることが好ましい。
象物を観察する観察者の目の位置であることが好まし
く、さらには、前記観察対象物を前記表示媒体に表示し
た位置であることが好ましい。
【0016】さらに、前記所定の基準位置を、所望とす
る位置に設定可能とする設定手段をさらに備えることが
好ましい。
る位置に設定可能とする設定手段をさらに備えることが
好ましい。
【0017】さらにまた、前記観察対象物のスクロール
および/または拡大縮小を禁止する禁止手段をさらに備
えることが好ましい。
および/または拡大縮小を禁止する禁止手段をさらに備
えることが好ましい。
【0018】なお、本発明による表示方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムとして、コンピュータ
読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
タに実行させるためのプログラムとして、コンピュータ
読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、所定の基準位置を基準
とし、表示媒体の動きに連動して観察対象物をスクロー
ルおよび/または拡大縮小するようにしたため、表示媒
体に観察対象物を表示した状態において表示媒体を移動
すれば、その観察対象物がスクロールされて非表示部分
が表示媒体に表示される、および/または拡大縮小され
ることとなる。この場合、表示媒体を基準とすれば観察
対象物は動くものの、所定の基準位置を基準とすれば固
定された観察対象物上を表示媒体が移動するような状態
で観察対象物が表示媒体に表示されるため、観察者はス
クロールおよび/または拡大縮小される観察対象物を目
で追いかけるという動作を行う必要がなくなり、これに
より観察者の視覚的負荷を軽減することができる。
とし、表示媒体の動きに連動して観察対象物をスクロー
ルおよび/または拡大縮小するようにしたため、表示媒
体に観察対象物を表示した状態において表示媒体を移動
すれば、その観察対象物がスクロールされて非表示部分
が表示媒体に表示される、および/または拡大縮小され
ることとなる。この場合、表示媒体を基準とすれば観察
対象物は動くものの、所定の基準位置を基準とすれば固
定された観察対象物上を表示媒体が移動するような状態
で観察対象物が表示媒体に表示されるため、観察者はス
クロールおよび/または拡大縮小される観察対象物を目
で追いかけるという動作を行う必要がなくなり、これに
より観察者の視覚的負荷を軽減することができる。
【0020】また、表示媒体を持ち運び可能なディスプ
レイとすることにより、表示媒体の移動が容易となり、
より簡易に観察対象物のスクロールおよび/または拡大
縮小を行うことができる。
レイとすることにより、表示媒体の移動が容易となり、
より簡易に観察対象物のスクロールおよび/または拡大
縮小を行うことができる。
【0021】さらに、表示媒体を平面ディスプレイとす
ることにより、観察対象物のゆがみをなくして、より鮮
明に観察対象物を表示することができる。
ることにより、観察対象物のゆがみをなくして、より鮮
明に観察対象物を表示することができる。
【0022】さらにまた、基準位置を観察対象物を観察
する観察者の目の位置とすることにより、観察者の目の
位置を基準とした表示媒体の移動距離に応じて観察対象
物をスクロールおよび/または拡大縮小することができ
る。
する観察者の目の位置とすることにより、観察者の目の
位置を基準とした表示媒体の移動距離に応じて観察対象
物をスクロールおよび/または拡大縮小することができ
る。
【0023】また、所定の基準位置を、観察対象物を表
示媒体に表示した位置とすることにより、観察対象物を
表示媒体に表示した時点の位置を基準として観察対象物
がスクロールおよび/または拡大縮小されることとなる
ため、基準位置を設定する必要がなくなり、観察者の操
作負担を軽減することができる。
示媒体に表示した位置とすることにより、観察対象物を
表示媒体に表示した時点の位置を基準として観察対象物
がスクロールおよび/または拡大縮小されることとなる
ため、基準位置を設定する必要がなくなり、観察者の操
作負担を軽減することができる。
【0024】さらに、所定の基準位置を所望とする位置
に設定可能とすることにより、観察対象物の観察のため
の基準位置の制約がなくなり、より自由に観察対象物を
スクロールおよび/または拡大縮小することができる。
に設定可能とすることにより、観察対象物の観察のため
の基準位置の制約がなくなり、より自由に観察対象物を
スクロールおよび/または拡大縮小することができる。
【0025】さらにまた、観察対象物のスクロールおよ
び/または拡大縮小を禁止する機能を持たせることによ
り、非表示部が表示媒体に表示された段階においてスク
ロールおよび/または拡大縮小を禁止すれば、観察者は
表示媒体を自分の見やすい位置に移動して表示内容を観
察することができる。
び/または拡大縮小を禁止する機能を持たせることによ
り、非表示部が表示媒体に表示された段階においてスク
ロールおよび/または拡大縮小を禁止すれば、観察者は
表示媒体を自分の見やすい位置に移動して表示内容を観
察することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
形態について説明する。
【0027】図1は本発明の実施形態による表示装置の
構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、
本実施の形態による表示装置は、持ち運び可能な携帯用
の表示装置であり、観察対象物を表示するためのディス
プレイ1と、観察対象物のデータSを記憶したメディア
2からデータSを読み出してディスプレイ1に表示する
ための表示演算部3と、ディスプレイ1の位置を後述す
るように計測するセンサ4と、種々の入力を行う操作部
5と、センサ4および操作部5からの入力に基づいて、
後述するようにディスプレイ1に表示された観察対象物
をスクロールおよび/または拡大縮小するための演算を
行うスクロール演算部6とを備える。なお、ディスプレ
イ1、センサ4および操作部5は、図2に示すように携
帯用表示装置7に設けられている。また、ディスプレイ
1は平面ディスプレイであることが好ましい。
構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、
本実施の形態による表示装置は、持ち運び可能な携帯用
の表示装置であり、観察対象物を表示するためのディス
プレイ1と、観察対象物のデータSを記憶したメディア
2からデータSを読み出してディスプレイ1に表示する
ための表示演算部3と、ディスプレイ1の位置を後述す
るように計測するセンサ4と、種々の入力を行う操作部
5と、センサ4および操作部5からの入力に基づいて、
後述するようにディスプレイ1に表示された観察対象物
をスクロールおよび/または拡大縮小するための演算を
行うスクロール演算部6とを備える。なお、ディスプレ
イ1、センサ4および操作部5は、図2に示すように携
帯用表示装置7に設けられている。また、ディスプレイ
1は平面ディスプレイであることが好ましい。
【0028】センサ4は例えば加速度センサであり、ス
クロール演算部6において設定される基準座標の原点を
基準として、ディスプレイ1すなわち表示装置7の移動
量を検出するものである。
クロール演算部6において設定される基準座標の原点を
基準として、ディスプレイ1すなわち表示装置7の移動
量を検出するものである。
【0029】操作部5は、ディスプレイ1に観察対象物
の表示を行うためのスイッチ5a、センサ4をオン/オ
フするためのスイッチ5b、基準位置を設定するための
スイッチ5cを有する。そして、スイッチ5aを操作す
ることにより表示演算部3によりメディア2からデータ
Sが読み出されて観察対象物がディスプレイ1に表示さ
れ、スイッチ5bを操作することによりセンサ4のオン
/オフが切り替えられ、スイッチ5cを操作することに
より操作時におけるディスプレイ1への表示状態が基準
位置とされる。
の表示を行うためのスイッチ5a、センサ4をオン/オ
フするためのスイッチ5b、基準位置を設定するための
スイッチ5cを有する。そして、スイッチ5aを操作す
ることにより表示演算部3によりメディア2からデータ
Sが読み出されて観察対象物がディスプレイ1に表示さ
れ、スイッチ5bを操作することによりセンサ4のオン
/オフが切り替えられ、スイッチ5cを操作することに
より操作時におけるディスプレイ1への表示状態が基準
位置とされる。
【0030】スクロール演算部6は、メディア2からデ
ータSを読み出して観察対象物をディスプレイ1に表示
した時点を基準座標の原点として設定し、センサ4によ
る表示装置7の移動量を検出して、その移動量に応じて
観察対象物をスクロールする。
ータSを読み出して観察対象物をディスプレイ1に表示
した時点を基準座標の原点として設定し、センサ4によ
る表示装置7の移動量を検出して、その移動量に応じて
観察対象物をスクロールする。
【0031】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。図3は本実施形態の動作を示すフローチャート、図
4および図5はディスプレイ1の表示状態を示す図であ
る。まず、ステップS1において、操作部5のスイッチ
5aを操作して、メディア2からデータSを読み出して
ディスプレイ1に表示する。この際、ディスプレイ1に
は図4(a)に示すように表示がなされているものとす
る。スクロール演算部6はこの表示状態を基準座標の原
点として設定する(ステップS2)。そして、観察者は
ディスプレイ1に表示された表示内容を見るために、図
4の矢印Aに示すように表示装置7を自分を基準として
上から下へ移動する(ステップS3)。センサ4はこの
移動量を検出し(ステップS4)、スクロール演算部6
に入力する。スクロール演算部6はセンサ4から入力さ
れた移動量に基づいて、ディスプレイ1に表示された観
察対象物のスクロール量を演算し、演算されたスクロー
ル量に基づいて観察対象物をスクロールする(ステップ
S5)。この状態においては、ディスプレイ1の表示状
態は図4(a)から図4(c)に示すように上から下へ
2次元的にスクロールされる。なお、図5の矢印Bに示
すように表示装置7を自分を基準として手前方向へ移動
させると、ディスプレイ1の表示状態は図5(a)から
図5(c)に示すように、表示内容が拡大されるように
変化する。また、表示装置7を左右に移動すれば観察対
象物は左右にスクロールされることとなる。
る。図3は本実施形態の動作を示すフローチャート、図
4および図5はディスプレイ1の表示状態を示す図であ
る。まず、ステップS1において、操作部5のスイッチ
5aを操作して、メディア2からデータSを読み出して
ディスプレイ1に表示する。この際、ディスプレイ1に
は図4(a)に示すように表示がなされているものとす
る。スクロール演算部6はこの表示状態を基準座標の原
点として設定する(ステップS2)。そして、観察者は
ディスプレイ1に表示された表示内容を見るために、図
4の矢印Aに示すように表示装置7を自分を基準として
上から下へ移動する(ステップS3)。センサ4はこの
移動量を検出し(ステップS4)、スクロール演算部6
に入力する。スクロール演算部6はセンサ4から入力さ
れた移動量に基づいて、ディスプレイ1に表示された観
察対象物のスクロール量を演算し、演算されたスクロー
ル量に基づいて観察対象物をスクロールする(ステップ
S5)。この状態においては、ディスプレイ1の表示状
態は図4(a)から図4(c)に示すように上から下へ
2次元的にスクロールされる。なお、図5の矢印Bに示
すように表示装置7を自分を基準として手前方向へ移動
させると、ディスプレイ1の表示状態は図5(a)から
図5(c)に示すように、表示内容が拡大されるように
変化する。また、表示装置7を左右に移動すれば観察対
象物は左右にスクロールされることとなる。
【0032】そして、所望とする内容がディスプレイ1
に表示されるまで上記ステップS3からステップS5の
処理が繰り返され(ステップS6)、所望とする内容が
ディスプレイ1に表示されると、観察者は操作部5のス
イッチ5aによりセンサ4をオフとする(ステップS
7)。これにより、ディスプレイ1には現在の表示内容
が固定され、表示装置7を移動しても観察対象物はスク
ロールされないこととなる。この状態において、観察者
は自分が見やすい位置に表示装置7を移動してディスプ
レイ1に表示された内容を読むことができる。そして、
読みたい内容が他にない場合には(ステップS8)、操
作を終了する。なお、スイッチ5aによりセンサ4をオ
フとした場合、再度センサ4をオンとした位置における
表示状態が基準位置とされる。
に表示されるまで上記ステップS3からステップS5の
処理が繰り返され(ステップS6)、所望とする内容が
ディスプレイ1に表示されると、観察者は操作部5のス
イッチ5aによりセンサ4をオフとする(ステップS
7)。これにより、ディスプレイ1には現在の表示内容
が固定され、表示装置7を移動しても観察対象物はスク
ロールされないこととなる。この状態において、観察者
は自分が見やすい位置に表示装置7を移動してディスプ
レイ1に表示された内容を読むことができる。そして、
読みたい内容が他にない場合には(ステップS8)、操
作を終了する。なお、スイッチ5aによりセンサ4をオ
フとした場合、再度センサ4をオンとした位置における
表示状態が基準位置とされる。
【0033】さらに、観察者は観察対象物の他の部分を
見たい場合には、スイッチ5aによりセンサ4をオンと
する(ステップS9)。これにより、センサ4をオンと
した位置における表示状態が基準位置とされ、さらに上
記ステップS3からステップS7の処理を繰り返し、見
たい内容をすべて見終えたら操作を終了する。
見たい場合には、スイッチ5aによりセンサ4をオンと
する(ステップS9)。これにより、センサ4をオンと
した位置における表示状態が基準位置とされ、さらに上
記ステップS3からステップS7の処理を繰り返し、見
たい内容をすべて見終えたら操作を終了する。
【0034】このように、本実施形態においては、デー
タSをディスプレイ1に表示した状態を基準として、デ
ィスプレイ1の動きに連動して観察対象物をスクロール
および/または拡大縮小するようにしたため、ディスプ
レイ1に観察対象物を表示した状態において表示装置7
を移動すれば、その観察対象物における非表示部分がス
クロールされてディスプレイ1に表示される、および/
または観察対象物が拡大縮小されることとなる。この場
合、ディスプレイ1を基準とすれば観察対象物は動くも
のの、所定の基準位置を基準とすれば固定された観察対
象物上を表示装置7が移動するような状態で観察対象物
がディスプレイ1に表示されるため、観察者はスクロー
ルされる観察対象物を目で追いかけるという動作を行う
必要がなくなり、これにより観察者の視覚的負荷を軽減
することができる。
タSをディスプレイ1に表示した状態を基準として、デ
ィスプレイ1の動きに連動して観察対象物をスクロール
および/または拡大縮小するようにしたため、ディスプ
レイ1に観察対象物を表示した状態において表示装置7
を移動すれば、その観察対象物における非表示部分がス
クロールされてディスプレイ1に表示される、および/
または観察対象物が拡大縮小されることとなる。この場
合、ディスプレイ1を基準とすれば観察対象物は動くも
のの、所定の基準位置を基準とすれば固定された観察対
象物上を表示装置7が移動するような状態で観察対象物
がディスプレイ1に表示されるため、観察者はスクロー
ルされる観察対象物を目で追いかけるという動作を行う
必要がなくなり、これにより観察者の視覚的負荷を軽減
することができる。
【0035】また、本実施形態においては携帯用表示装
置7に本発明を適用したため、その移動が容易となり、
より簡易に観察対象物のスクロールを行うことができ
る。
置7に本発明を適用したため、その移動が容易となり、
より簡易に観察対象物のスクロールを行うことができ
る。
【0036】なお、上記実施形態においては、データS
をディスプレイ1に表示した位置およびスイッチ5bを
オフとした後に再度オンとしたときの表示位置を基準座
標の原点に設定しているが、操作部5のスイッチ5cを
操作した位置を基準座標の原点に設定するようにしても
よい。これにより、所望とする箇所が表示された位置を
基準座標の原点に設定することができるため、観察対象
物の観察のための基準位置の制約がなくなり、より自由
に観察対象物をスクロールおよび/または拡大縮小する
ことができる。また、基準座標の原点を表示装置7に対
する地軸の位置、地面に対して垂直方向に対しては地軸
を基準とし、水平方向に対しては観察対象物を観察する
観察者を基準とした位置などとしてもよい。
をディスプレイ1に表示した位置およびスイッチ5bを
オフとした後に再度オンとしたときの表示位置を基準座
標の原点に設定しているが、操作部5のスイッチ5cを
操作した位置を基準座標の原点に設定するようにしても
よい。これにより、所望とする箇所が表示された位置を
基準座標の原点に設定することができるため、観察対象
物の観察のための基準位置の制約がなくなり、より自由
に観察対象物をスクロールおよび/または拡大縮小する
ことができる。また、基準座標の原点を表示装置7に対
する地軸の位置、地面に対して垂直方向に対しては地軸
を基準とし、水平方向に対しては観察対象物を観察する
観察者を基準とした位置などとしてもよい。
【0037】また、上記実施形態においては、本発明を
携帯用表示装置7に適用しているが、これに限定される
ものではなく、CRTモニタなど他の表示装置にも本発
明を適用することができる。
携帯用表示装置7に適用しているが、これに限定される
ものではなく、CRTモニタなど他の表示装置にも本発
明を適用することができる。
【図1】本発明を適用した表示装置の実施形態の構成を
示す概略ブロック図
示す概略ブロック図
【図2】本発明の実施形態を適用した表示装置の外部構
成を示す図
成を示す図
【図3】本実施形態の動作を示すフローチャート
【図4】ディスプレイへの表示状態を示す図(その1)
【図5】ディスプレイへの表示状態を示す図(その2)
1 ディスプレイ 2 メディア 3 表示演算部 4 センサ 5 操作部 6 スクロール演算部 7 表示装置
Claims (19)
- 【請求項1】 表示媒体に観察対象物を表示する表示方
法において、 所定の基準位置を基準とした前記表示媒体の動きに連動
して、該表示媒体に表示される前記観察対象物を2次元
的にスクロールおよび/または拡大縮小することを特徴
とする表示方法。 - 【請求項2】 前記表示媒体は、持ち運び可能なディス
プレイであることを特徴とする請求項1記載の表示方
法。 - 【請求項3】 前記表示媒体は、平面ディスプレイであ
ることを特徴とする請求項1または2記載の表示方法。 - 【請求項4】 前記所定の基準位置は、前記観察対象物
を観察する観察者の目の位置であることを特徴とする請
求項1から3のいずれか1項記載の表示方法。 - 【請求項5】 前記所定の基準位置は、前記観察対象物
を前記表示媒体に表示した位置であることを特徴する請
求項1から3のいずれか1項記載の表示方法。 - 【請求項6】 前記所定の基準位置を、所望とする位置
に設定可能としたことを特徴とする請求項1から5のい
ずれか1項記載の表示方法。 - 【請求項7】 前記観察対象物のスクロールおよび/ま
たは拡大縮小を禁止する機能を有することを特徴とする
請求項1から6のいずれか1項記載の表示方法。 - 【請求項8】 表示媒体に観察対象物を表示する表示装
置において、 所定の基準位置を基準とした前記表示媒体の動きに連動
して、該表示媒体に表示される前記観察対象物を2次元
的にスクロールおよび/または拡大縮小するスクロール
手段を備えたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項9】 前記表示媒体は、持ち運び可能なディス
プレイであることを特徴とする請求項8記載の表示装
置。 - 【請求項10】 前記表示媒体は、平面ディスプレイで
あることを特徴とする請求項8または9記載の表示装
置。 - 【請求項11】 前記所定の基準位置は、前記観察対象
物を観察する観察者の目の位置であることを特徴とする
請求項8から10のいずれか1項記載の表示装置。 - 【請求項12】 前記所定の基準位置は、前記観察対象
物を前記表示媒体に表示した位置であることを特徴する
請求項8から10のいずれか1項記載の表示装置。 - 【請求項13】 前記所定の基準位置を、所望とする位
置に設定可能とする設定手段をさらに備えたことを特徴
とする請求項8から12のいずれか1項記載の表示装
置。 - 【請求項14】 前記観察対象物のスクロールおよび/
または拡大縮小を禁止する禁止手段をさらに備えたこと
を特徴とする請求項8から13のいずれか1項記載の表
示装置。 - 【請求項15】 表示媒体に観察対象物を表示する表示
方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体において、 前記プログラムは、所定の基準位置を基準とした前記表
示媒体の動きに連動して、該表示媒体に表示される前記
観察対象物を2次元的にスクロールおよび/または拡大
縮小する手順を有することを特徴とするコンピュータ読
取り可能な記録媒体。 - 【請求項16】 前記所定の基準位置は、前記観察対象
物を観察する観察者の目の位置であることを特徴とする
請求項15記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。 - 【請求項17】 前記所定の基準位置は、前記観察対象
物を前記表示媒体に表示した位置であることを特徴する
請求項15記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。 - 【請求項18】 前記所定の基準位置を、所望とする位
置に設定可能としたことを特徴とする請求項15から1
7のいずれか1項記載のコンピュータ読取り可能な記録
媒体。 - 【請求項19】 前記観察対象物のスクロールおよび/
または拡大縮小を禁止する手順をさらに有することを特
徴とする請求項15から18のいずれか1項記載のコン
ピュータ読取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31876298A JP2000148345A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 表示方法および装置並びに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31876298A JP2000148345A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 表示方法および装置並びに記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000148345A true JP2000148345A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18102665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31876298A Withdrawn JP2000148345A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 表示方法および装置並びに記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000148345A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012113697A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Samsung Electronics Co Ltd | 携帯端末機の電子ブック検索装置及び方法 |
-
1998
- 1998-11-10 JP JP31876298A patent/JP2000148345A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012113697A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Samsung Electronics Co Ltd | 携帯端末機の電子ブック検索装置及び方法 |
US9342515B2 (en) | 2010-11-26 | 2016-05-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Device and method for searching for an e-book via e-book categories in a virtual bookshelf in a portable terminal |
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Date | Code | Title | Description |
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