JP2000147322A - 光コネクタプラグ及び光通信モジュール - Google Patents

光コネクタプラグ及び光通信モジュール

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JP2000147322A
JP2000147322A JP10322295A JP32229598A JP2000147322A JP 2000147322 A JP2000147322 A JP 2000147322A JP 10322295 A JP10322295 A JP 10322295A JP 32229598 A JP32229598 A JP 32229598A JP 2000147322 A JP2000147322 A JP 2000147322A
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Japan
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optical
connector plug
optical fiber
communication module
ferrule
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JP10322295A
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Daisuke Takagi
大輔 高木
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ部分を着脱することができる機構
を備えた光コネクタプラグおよびこの光コネクタプラグ
が接続される光通信モジュールを提供する。 【解決手段】 光通信モジュール10に光ファイバ30
を接続するための光コネクタプラグ20であって、光通
信モジュール10と光学的に結合する端部を有する光フ
ァイバ30と、光ファイバ30の端部を含む部分が挿入
されたフェルール36を有する光ファイバ支持部材38
と、光ファイバ支持部材38が挿入され保持方向に向け
て光ファイバ支持部材38を保持するための孔48が設
けられた保持部42、光通信モジュール10と嵌合する
ための一対の係合部44、保持方向に向いて保持部42
から延び出して係合部44の各々に達し保持方向に直交
する方向に一対の係合部44の各々を移動可能にするた
めの弾性変形部分50を有する一対の側部46、を有す
るコネクタ筐体40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタプラグ
および光通信モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ付き光リンクは、一端の部分
がフェルールに挿入された光ファイバと、アイランド上
に搭載された半導体光素子と、これらを一体に封止する
樹脂体と、を備える。半導体光素子は、フェルールに挿
入された光ファイバ端部と対面するように調整されてい
るので、光ファイバと光学的に結合している。また、フ
ェルールは、樹脂体の一端面から突出して設けられてい
るので、半導体光素子と光学的に結合している光ファイ
バは、フェルールを通して樹脂体外部へ引き出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ付き光リンク(ピグテール型リンクともい
う)は、光ファイバ自体が十分な耐熱性を備えていない
ので、表面実装工程においてさらされる熱に耐えらなか
った。このため、このようなピグテール型リンクは、表
面実装が必要とされる分野には使用できなかった。
【0004】また、このような光ファイバ付き光リンク
は、ピグテール部分に光軸を合わせる機構が設けられて
いるので、着脱することができなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、光リンクを形成
するために、光ファイバ部分を着脱することができる機
構を備えた光コネクタプラグおよびこの光コネクタプラ
グが接続される光通信モジュールを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる光コネク
タプラグは、光通信モジュールに光ファイバを光学的に
接続するための光コネクタプラグであって、光通信モジ
ュールと光学的に結合する端部を有する光ファイバと、
光ファイバの端部を含む部分が挿入されたフェルールを
有する光ファイバ支持部材と、光ファイバ支持部材が挿
入され光ファイバ支持部材を保持方向に向けて保持する
ための孔が設けられた保持部、光通信モジュールと嵌合
するための一対の係合部、保持方向に向いて保持部から
延び出して係合部の各々に達し保持方向に略直交する方
向に一対の係合部の各々を移動可能にするための弾性変
形部分を有する一対の側部、を有するコネクタ筐体と、
コネクタ筐体の保持部と光ファイバ支持部材との間に設
けられた弾性体と、を備える。
【0007】このように、光コネクタプラグを光通信モ
ジュールに接続するときに、光ファイバ支持部材が保持
部の孔に支持されているので、光ファイバ支持部材の保
持方向が係合部に対して相対的に規定される。保持方向
に向けられたフェルールを光通信モジュールに合わせる
と、フェルールは光通信モジュールとコネクタ筐体の保
持部とに両端から挟まれた状態で固定される。
【0008】側部は、保持部から保持方向に向いて延び
出して係合部の各々に達する構造を有するので、保持方
向に直交する方向に一対の係合部の各々を移動可能にす
るための弾性変形部分として作用する。このため、側部
を変形させて光コネクタプラグの係合部と光通信モジュ
ールの対応部分と嵌め合わせると、光コネクタプラグと
光通信モジュールとの接続される。この両者は嵌め合わ
されているので、接続状態は維持される。側部を変形さ
せて光コネクタプラグの係合部と光通信モジュールの対
応部分との嵌め合わせを解除することも可能である。故
に、光ファイバが光通信モジュールに取り付け可能にな
るだけでなく、取り外し可能にもなる。
【0009】保持部と光ファイバ支持部材との間に弾性
体を備えるので、光通信モジュールに光学的に結合され
る光ファイバを支持する光ファイバ支持部材に保持方向
に向いた反発力を加えることが可能になる。この力によ
って、光コネクタプラグの係合部と光通信モジュールと
の嵌合が確実になされると共に、嵌合を解除する際には
光コネクタプラグが光通信モジュールから容易に脱離す
る。
【0010】本発明に係わる光コネクタプラグでは、コ
ネクタ筐体は、保持部から離間して保持方向と反対側に
設けられた尾部を有し、この尾部は、孔に挿入された光
ファイバ支持部材に保持されたフェルールに光ファイバ
を導くためのガイド孔を有するようにしてもよい。
【0011】このように、保持部から離間して保持方向
と反対側に設けられた尾部にガイド孔を有するので、こ
のガイド孔を通して光ファイバ支持部材に光ファイバを
導けば、光ファイバ支持部材から伸び出している光ファ
イバが屈曲可能な範囲が限定される。このため、光ファ
イバに加えられる過度の負荷及び曲げ力が防止されるこ
とによって、光ファイバが保護される。
【0012】本発明に係わる光コネクタプラグでは、コ
ネクタ筐体に含まれる保持部、側部、及び尾部は、それ
ぞれ平板状の形状を成し、且つ一体の金属部材から成る
ようにしてもよい。
【0013】このように、保持部、側部、及び尾部がそ
れぞれ平板状形状を成し、且つ一体の部材から成る。こ
の構造は、所定の形状を成す一平板を適切な位置にて折
り曲げるとによって、繰り返しの着脱に対しても十分な
強度を有したコネクタ筐体を製造することを可能にす
る。
【0014】本発明に係わる光コネクタプラグでは、係
合部の各々は、側部の端辺から屈曲して延び出した屈曲
部を有するようにしてもよい。
【0015】このように、各側部の一端辺から内側及び
外側のいずれかに屈曲して延び出した部分を用いて係合
部を形成すると、一平板を適切な位置にて折り曲げると
によって、繰り返しの使用にも耐え光通信モジュールと
確実に嵌合可能な構造を有するコネクタ筐体が製造でき
るようになる。
【0016】本発明に係わる光コネクタプラグでは、孔
は、光ファイバ支持部材を収納した収納孔と、一端を含
む部分が光ファイバ支持部材に挿入された光ファイバが
通過し収納孔に接続された導入孔とからなり、弾性体
は、孔が延びる軸方向に向いた弾性力を光ファイバ支持
部材に加えることができるように収納孔の底面と光ファ
イバ支持部材との間に挟まれた状態で収納孔内に配置さ
れているようにしてもよい。
【0017】このように、保持部と光ファイバ支持部材
との間に弾性体を備えると、光通信モジュールに光学的
に結合される光ファイバが挿入されたフェルールに対し
て保持方向に向いた反発力が弾性体によって発生され
る。この力によって、光コネクタプラグの係合部と光通
信モジュールとの係合が確実になされると共に、係合を
解除する際に光コネクタプラグが光通信モジュールから
容易に脱離する。
【0018】本発明に係わる光コネクタプラグでは、コ
ネクタ筐体は、光ファイバ支持部材の挿入方向を規定す
るためのガイド部を収納孔の内面上に有し、ガイド部
は、収納孔が伸びる方向に延び収納孔の所定の深さの位
置に一端部を有し、光ファイバ支持部材はその外面上に
突起部を有し、突起部は、ガイド部の端部に接触してい
るようにしてもよい。
【0019】このように、ガイド部は収納部の内面に設
けられ収納孔と同じ方向に延びるので、光ファイバ支持
部材が収納孔へ挿入されるべき方向を規定する。ガイド
部が有する一対の端部のうちの一方の端部を所定の深さ
に位置に設けて、これに突起部を接触させると、弾性体
が圧縮された状態で収納孔内に保持される。突起部は弾
性体によって発生された反発力をガイド部の端部に加え
るので、ガイド部の端部は、光ファイバ支持部材が収納
孔内に配置されるべき位置を規定する。このため、弾性
体は圧縮された状態で収納孔内に保持され、且つ光ファ
イバ支持部材は固定される。
【0020】本発明に係わる光コネクタプラグでは、コ
ネクタ筐体は一体に成形された樹脂体からなるようにし
てもよい。
【0021】このように、保持部、係合部、および側部
を一体に形成される樹脂体から成るようにしたので、繰
り返しの使用に対しても十分な強度が得られ、またコネ
クタ筐体の製造が容易になる。
【0022】本発明に係わる光通信モジュールは、光フ
ァイバが挿入されたフェルールを有する光コネクタプラ
グが光学的に接続可能な光通信モジュールであって、光
コネクタプラグのフェルールを挿入するためのスリーブ
と、光コネクタプラグと光学的に結合することによって
光信号の電気信号への変換および電気信号の光信号への
変換の少なくともいずれかを行うための半導体光素子
と、スリーブが一端面から突出した状態で半導体光素子
とスリーブとを封止している組立体と、スリーブの側面
上に設けられ光コネクタプラグと嵌合するための一対の
係合部と、を備える。
【0023】また、本発明に係わる光通信モジュール
は、光ファイバが挿入されたフェルールを有する光コネ
クタプラグが光学的に接続可能な光通信モジュールであ
って、光コネクタプラグのフェルールを挿入するための
スリーブと、光コネクタプラグと光学的に結合して光信
号の電気信号への変換および電気信号の光信号への変換
の少なくともいずれかを行う半導体光素子と、スリーブ
が一端面から突出した状態で半導体光素子とスリーブと
を封止している組立体と、光コネクタプラグと嵌合する
一対の係合部と、スリーブが突出した組立体の一端面に
はめ込まれたレセプタクル部と、を備え、一対の係合部
はレセプタクル部に設けられ、スリーブの突出部は一対
の係合部の間に設けられている、を備える。
【0024】このように、光コネクタプラグが有するフ
ェルールを挿入するために設けられ組立体の一端面から
突出したスリーブを有するので、光通信モジュールが有
する半導体光素子と光コネクタプラグの光ファイバとの
光学的結合が可能になる。スリーブの側面には、光コネ
クタプラグと接続するために使用される一対の係合部が
設けられているので、光コネクタプラグのフェルールを
スリーブに挿入し、且つ一対の係合部を光コネクタプラ
グの対応部分と嵌合させると、光学的結合が維持された
状態で光コネクタプラグが光通信モジュールに固定され
る。また、この嵌合を解除すれば、光コネクタプラグ
は、光通信モジュールから分離される。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。可能な場合には、同一の部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0026】(第1の実施の形態)図1は、本発明に従
う一実施の形態の光コネクタプラグおよび光通信モジュ
ールが接続された状態で示されている斜視図である。
【0027】図1を参照すると、光通信モジュールおよ
び光コネクタプラグの結合体1は、光通信モジュール1
0と、これに接続された2個の光コネクタプラグ20を
示している。光コネクタプラグ20は、光ファイバ30
の一端を光通信モジュール10内に設けられた半導体光
素子(図示せず)と光学的に結合することを可能にす
る。
【0028】図2(a)は本発明に従う光コネクタプラ
グ20の斜視図であり、図2(b)は光コネクタプラグ
20の主要な部品を示した部品構成図であり、図2
(c)は光コネクタプラグの尾部を含む部分として示し
た斜視拡大図である。
【0029】図2(a)〜(c)を参照すると、光コネ
クタプラグ20は、光ファイバ30と、弾性体32と、
フェルール36と、フェルール支持部材38と、コネク
タ筐体40とを備える。
【0030】光ファイバ30は、光通信モジュール(図
1の10)と光学的に結合するための端部31を有す
る。フェルール36は一対の端面を含む円筒形の部材で
あり、この一端面から他端面に至る孔を中心に有する。
光ファイバ30の一端部31を含む部分はこの孔に挿入
され、光ファイバ30の端部31はフェルール36の一
端面に現れている。フェルール36の他端面を含む部分
は、フェルール36を保持するための保持部材38に挿
入され、円筒形の外形を有する保護部38aによって側
面が囲まれて保持されている。保持部材38は、保護部
38aにつながり光ファイバ30をフェルール36の他
端部に導く円筒形の導入部38bを備える。光ファイバ
30は、保持部材38の端部から導入され導入部38b
内に設けられた導入孔(図示せず)を通してフェルール
36の他端に達する。保持部材38は、また、保護部3
8aの外周に突起部38cを有する。突起部38cは、
フェルール36が挿入されているフェルール支持部材3
8の端部の周囲に沿って設けられた1個又は複数の突起
を有する。フェルール36及びフェルール支持部材38
は、光ファイバ支持部材34を構成する。
【0031】コネクタ筐体40は、保持部42、一対の
係合部44、一対の側部46を備える。保持部42は、
一対の表面、例えば平面を有する平板状の部材で構成さ
れ、その一面(光通信モジュールと対面する面)から他
面に貫通する貫通孔48を有する。貫通孔48には、フ
ェルール支持部材38の導入部38bが挿入され、この
フェルール支持部材38を保持方向に向けて支持する。
側部46は、平板状の部材から構成され、保持部42の
対向する一対の辺の各々から保持方向に向いて延び出し
ている。一対の側部46は、フェルール36を両側から
挟んた状態で、フェルール36と同一方向に向くように
保持部の一平面に対して所定の角度、例えばπ/2ラジ
アン、を成している。一対の側部46の先端部は、それ
ぞれ係合部44に達する。このため、側部46の各々
は、保持部42の辺につながる一辺と、この一辺に対向
し係合部44につながる他辺とを有している。この2辺
の間に、各側部46は、弾性変形部分50を有する。弾
性変形部分50は、一対の係合部44の各々を保持方向
と略直交する方向に移動可能にする。各係合部44は、
側部46の他辺から互いに反対方向に屈曲して延び出し
た部分と、これにつながる平板状の部分とを有する。図
2(a)及び図2(b)に示された実施の形態では、屈
曲方向は外向きである。つまり、各係合部は、一対の側
部46に挟まれる空間と反対の方向に向いている。この
ため、側部の各々に加える力の向きが外側から内側へ向
く方向になるので、光コネクタプラグの取り付けおよび
取り外しが取り扱い易い。一対の係合部44の各々は、
光通信モジュールの対応部分と嵌合し、当該光コネクタ
プラグ20を光通信モジュールに光学的に結合した状態
で、弾性変形部分50に基づいて発生される弾性力によ
って固定されることを可能にする。また、係合部44の
屈曲方向は、フェルールに向く方向、つまり内向きであ
ってもよい。
【0032】このように、光コネクタプラグ20が光通
信モジュール10に接続される際に、フェルール支持部
材38が保持部42の貫通孔48に挿入されると、フェ
ルール34及びフェルール支持部材38が、保持部42
に対して相対的に位置決めされる。このため、フェルー
ル36に固定された光ファイバ30は、フェルール支持
部材38の保持方向に向けて保持されると共に、係合部
44に対する相対的な位置が決定される。この保持方向
に向けられたフェルール36を光通信モジュール10に
合わせ、光コネクタプラグ20の係合部44と光通信モ
ジュール10の対応部分と嵌合させると、光ファイバ3
0が光通信モジュール10に光学的に接続される。
【0033】一対の側部46は、弾性変形部分50を有
し、この弾性変形部分50は、保持方向と略直交する方
向に一対の係合部44の各々を移動可能にする。このた
め、一対の側部46の間隔を小さくする方向に各弾性変
形部分50を変形させると、コネクタプラグ20の係合
部44の間隔も小さくなるので、光通信モジュール10
の対応部分とを嵌合させることが可能になる。また、光
コネクタプラグに光通信モジュールを取り付けた後に、
再び、一対の側部46の間隔を小さくする方向に各弾性
変形部分50を変形させると、光コネクタプラグ20の
係合部44の間隔も小さくなる。故に、光通信モジュー
ル10の対応部分との嵌合を解除することが可能にな
る。光コネクタプラグ20の弾性変形部分50は、上記
の使用方法では破壊されることなく繰り返し変形可能で
あるので、光通信モジュール10に着脱可能な光コネク
タプラグ20が提供される。
【0034】光コネクタプラグ20は、コネクタ筐体の
保持部42とフェルール支持部材38との間に設けられ
た弾性体32を更に備える。このように、保持部42と
フェルール支持部材38との間に弾性体32を備える
と、フェルール34の保持方向に向いた反発力が弾性体
によって発生される。この反発力は、係合部44とこれ
に接触する光通信モジュールの対応部分との間に作用す
る抗力の源になるので、これらの間の摩擦力を増加させ
る。このため、この力は、光コネクタプラグの係合部4
4と、これに嵌合する光通信モジュール10の係合部分
との嵌め合わせが確実にするように作用する。また、嵌
合を解除する際には、この反発力は、光コネクタプラグ
20を光通信モジュール10から引き離す方向に作用す
る。
【0035】図2(a)に示された実施の形態では、弾
性体32は弦巻バネであって、弦巻バネの中空部分を光
ファイバ30またはフェルール支持部材38が通過す
る。このため、弾性体32とフェルール支持部材38と
を小型に形成できる。故に、貫通孔48にフェルール支
持部材38が挿入された状態で、両側部46の間に収納
するために好適である。弾性体32は、その他の弾性
体、例えば、ゴム、板バネ等も使用することができる。
【0036】図2(c)を特に参照すると、光コネクタ
プラグ20のコネクタ筐体は、保持部42から離間して
設けられた尾部52を有する。尾部52は、一対の平面
を有する平板状の部材からなり、フェルール36が向く
保持方向と反対側に(光通信モジュールに対面する面と
対向する面に対面して)設けられている。尾部52は、
一平面から他平面に向いたガイド孔54が設けられてい
る。ガイド孔54は、貫通孔48に支持されたフェルー
ル支持部材38に光ファイバ30を導く。尾部52は、
架橋部56によって保持部42に接続されている。架橋
部56は、保持部42の一辺から保持方向と反対側に延
び出し尾部52の達する。保持部42のこの一辺は、一
対の側部46が延び出す一対の辺に共に隣接する一辺で
ある。この架橋部56に長さによって尾部52の離間さ
れる距離が決定される。この尾部52は、保持部42と
略平行に設けられている。
【0037】このように、保持部42から離間して保持
方向と反対側に設けられた尾部52にガイド孔54を設
ける。この孔54を通してフェルール支持部材38に光
ファイバ30を導くと、離間距離およびガイド孔54の
大きさに応じて光ファイバ30が取り得る角度が規定さ
れる。このため、光ファイバ30が取り得る曲率が制限
されるので、フェルール支持部材38へ挿入される光フ
ァイバ部に過度の負荷が加えられることが防止される。
【0038】以上説明したように、光コネクタプラグの
コネクタ筐体では、保持部42、係合部44、側部4
6、尾部52、および架橋部56は、平板状の部材から
成る。このため、これらの各部(保持部42、係合部4
4、側部46、尾部52、架橋部56)を展開した形状
の平板部材を形成して、この部材からコネクタ筐体を製
造することができる。つまり、金属平板からコネクタ筐
体の展開形状を打ち抜いて形成できる。保持部42の一
対の対向辺に設けられた部分を、この辺の位置において
同一方向に所定の角度に屈曲させると、側部46が形成
される。この屈曲された部分の先端部分から所定の距離
の位置において、各先端部分を互いに異なる方向に屈曲
させると、係合部44が形成される。保持部42の対向
する一対の辺にそれぞれ隣接する一辺から延び出した部
分を、この一辺において側部46と反対の方向に向けて
屈曲させると、架橋部56が形成される。この屈曲部か
ら所定の位置において再び同一方向に屈曲させると、尾
部52が形成される。保持部42および尾部52の所定
の位置には、平板部材を形成する際に貫通孔48および
ガイド孔54を形成しておくことが好ましい。
【0039】(第2の実施の形態)図3は、本発明に従
う一実施の形態の光コネクタプラグおよび光通信モジュ
ールが接続された状態で示されている斜視図である。
【0040】図3を参照すると、光通信モジュールおよ
び光コネクタプラグの結合体2は、光通信モジュール1
0と、これに接続された2個の光コネクタプラグ60を
示している。光コネクタプラグ60は、光ファイバ70
の一端を光通信モジュール10内に設けられた半導体光
素子(図示せず)と光学的に結合することを可能にす
る。
【0041】図4(a)及び(b)、並びに図5(a)
〜(d)を参照しながら、光コネクタプラグ60の主要
な構成部品について説明する。図4(a)は本発明に従
う光コネクタプラグ60の斜視図であり、図4(b)は
光コネクタプラグ60の主要な部品を示した部品構成図
である。図5(a)はコネクタ筐体の斜視図であり、図
5(b)は、I−I断面におけるコネクタ筐体の断面図
であり、図5(c)は、II−II断面におけるコネク
タ筐体の断面図であり、図5(d)はコネクタプラグの
正面図である。
【0042】図4(a)および(b)を参照すると、光
コネクタプラグ60は、光ファイバ70と、弾性体72
と、フェルール74と、フェルール支持部材78と、コ
ネクタ筐体80とを備える。フェルール74およびフェ
ルール支持部材78は、光ファイバ支持部材76を構成
する。
【0043】光ファイバ70は、光通信モジュール(図
3の10)と光学的に結合するための端部71を有す
る。フェルール74は一対の端面を含む円筒形の部材で
あり、この一端面から他端面に至る孔を中心に有する。
光ファイバ70の一端部71を含む部分はこの孔に挿入
され、光ファイバ70の端部71はフェルール74の一
端面に現れている。フェルール74の他端面を含む部分
は、フェルール74を保持するための保持部材78に挿
入されている。
【0044】保持部材78は、保護部78a、導入部7
8b、およびフランジ部78cを備える。保護部78a
は、フェルール74の外形の合わせて形成されフェルー
ルを収納するための収納空間を有し、またフェルール7
4の他端面を含む部分の近傍においてその周囲を覆うこ
とによってフェルール76を保持している。本実施の形
態では、保護部78aは、円柱殻に底を設けた形状であ
る。導入部78bは、保護部78aからフェルール74
と反対方向へ伸び出し、また導入部78bの内部には保
護部78aの底面に達しフェルール74の他端へ光ファ
イバ70を導く導入孔を有する。フランジ部78cは、
保護部78aに隣接して設けられている。フランジ部7
8cと導入部78bとは、保護部78aを両側から挟
む。フランジ部87cは、その外周に少なくとも1個の
フランジ突起部78dと、それに隣接するフランジ溝部
78eを有する。このフランジ突起部78dおよびフラ
ンジ溝部78eは1個または複数個設けられ、光ファイ
バ70が伸びる方向に向く軸を対称軸として、対向する
位置に配置されていることが好ましい。
【0045】図4(a)及び(b)並びに図5(a)〜
(d)を参照して、コネクタ筐体について説明する。
【0046】コネクタ筐体80は、収納部82、一対の
係合部84、一対の側部86を備える。収納部82は、
光通信モジュール10と対面する平面82aに収納孔8
8を有する。
【0047】収納孔88は、平面82aからフェルール
が保持されるべき保持方向に向いた軸に沿って延びる。
フェルール支持部材78の導入部78bが収納孔88に
向いた状態でフェルール支持部材78を収納孔88に挿
入すると、収納孔88はフェルール支持部材78を保持
方向に向けて支持する。このため、収納孔88の大きさ
はフェルール74の外径よりも大きい。収納孔の開口部
における断面は、この断面に垂直な軸に関してフェルー
ル支持部材78の相対的に向き規定するガイド部(突
起)を円周上の対向する位置に有する。つまり、断面の
外形は、1個以上の円弧と、この円弧に隣接しこの数に
対応した個数のガイド部を有する形状である。ガイド部
は、収納孔88の内面に設けられ一方向に伸びる突起部
である。収納孔88は、フェルール支持部78が有する
フランジ部78cの突起78eを十分に収納可能な開口
形状を有する。
【0048】側部86は、収納部82の両側面から保持
方向に向いて延び出している。更に、詳述すれば、一対
の係合部が成す間隔に合わせるために収納部82の両側
面上の対向する位置から保持方向と異なる方向、例えば
略直交する方向にそれぞれ延び出す部分、およびこの延
び出す部分の端から一対の係合部に達するように保持方
向に伸びる部分を備える。この伸びる部分は、延び出し
部分に比べてその肉厚が薄いので、弾性的に変形可能で
ある。保持方向に延びる部分は、板形状を成しているこ
とが好ましい。それぞれの側部が有する板形状の部分の
内側面86aは、それぞれフェルール84および収納孔
88を両側から挟んた状態で対面する。内側面86aに
対向する外側面86bは、それぞれフェルール74およ
び収納孔88を両側から挟んでいる。このため、それぞ
れの側部86は、それぞれフェルール74と同一方向に
向くように収納部の平面82aを含む平面と所定の角
度、例えばπ/2ラジアン、を成して、それぞれの係合
部84に達する。それぞれの側部86は、弾性変形部分
90を有する。弾性変形部分90は、一対の係合部84
の各々を保持方向と略直交する方向に移動可能にする。
本実施の形態では、側部86が延び出す部および係合部
に比べて肉厚が薄く内側面86aおよび外側面86bの
間にある部分が弾性的に変形する。
【0049】一対の係合部84は、側部86から内側に
向いた突起部を有する。この突起部は爪状の形状であっ
てもよく、また図5(b)にあるように断面の楔形状の
突起であってもよい。係合部84は、光通信モジュール
10の対応部分との嵌合が容易に行われるようにするた
めのテーパ面84aと、光通信モジュール10と嵌合し
たときにその対応部分に接触する嵌合面84bとを主要
構成面として有する。テーパ面84aを含む平面は、外
側面86bを含む平面と鋭角を成す。嵌合面(接触面)
84bは、側部86の内側面86aと略直角またはやや
鈍角を成し、またテーパ面84aと鋭角を成している。
このテーパ面84aと嵌合面84bとによっての囲まれ
る部分は、係合突起を形成している。このため、一対の
係合部84の各々は、当該光コネクタプラグ20を光通
信モジュールに光学的に結合した状態で光通信モジュー
ルの対応部分と嵌合することによって、弾性変形部分9
0に基づいて発生される弾性力によって固定されること
を可能にする。
【0050】弾性変形部分90は、保持方向と略直交す
る方向に一対の係合部84の各々を移動可能にする。こ
のため、一対の側部86の間隔を広げる方向に、例えば
各弾性変形部分90を外側に反らせるように変形させる
と、コネクタプラグ60の係合部84の間隔も広くな
る。故に、一対の係合部84を光通信モジュール10の
対応部分に嵌合させることが可能になる。また、光通信
モジュール10に接続された光コネクタプラグ60に対
して、一対の側部86の間隔を大きくする方向に、例え
ば外側に反らせるように、それぞれの弾性変形部分90
を変形させると、光コネクタプラグ60の係合部84の
間隔が大きくなる。故に、光通信モジュール10の対応
部分との嵌合を解除することが可能になる。より具体的
には、レセプタクル部16(図10(a))の上面16
aに設けられた窓16hから治具を差し込むことによっ
て、スリーブ18の側面の係合部19から光コネクタプ
ラグの係合部84を外すことができる。光コネクタプラ
グ60の弾性変形部分90は、上記の使用方法では破壊
されることなく繰り返し変形可能であるので、光通信モ
ジュール10に着脱可能な光コネクタプラグ60が提供
される。半田等を用いて光通信モジュール10を通信用
ボードに電気的に接続した後でも、光コネクタプラグ6
0を接続できる。
【0051】このように、光コネクタプラグ60が光通
信モジュール10に接続される際に、フェルール支持部
材78が収納部82の収納孔88に挿入されると、フェ
ルール74がフェルール支持部材78と一緒に固定され
る。このため、フェルール74に固定された光ファイバ
70は、係合部84に対する相対的な位置について規定
されると共に、フェルール支持部材78の保持方向に向
けて固定される。この保持方向に向けられたフェルール
74を光通信モジュール10のスリーブ(図示せず)に
合わせて挿入した後に、光コネクタプラグ60の係合部
84と光通信モジュール10の対応部分と嵌合させる
と、光ファイバ70が光通信モジュール10に光学的に
接続される。
【0052】光コネクタ筐体80は、一対の側部86、
一対の係合部84、および収納部82の前面部分を残し
て、一体に形成されたカバー92によって覆われてい
る。カバー92は、光ファイバ70の外周を覆い、収納
部82の尾部分に設けられた導入孔96に光ファイバ7
0を導く保護部92aを有する。このため、光コネクタ
筐体80の尾部分に在る光ファイバ導入孔96の開口部
において、光ファイバ70に負荷が加えられることを防
止する。また、カバー92は、光コネクタ筐体80の一
部を覆って、外周面を滑らかにし取り扱い易さを向上さ
せる。
【0053】このように、本実施の形態におけるコネク
タ筐体は、非常に簡単な構造を有する。このため、光コ
ネクタプラグの製造が容易である。したがって、この構
造は、製造物が安価に提供されることを可能にする。
【0054】特に、図5(b)〜(d)を参照すると、
コネクタ筐体80は、収納孔88と同じ方向に延び収納
孔88の内面上に設けられたガイド部94を有する。本
実施の形態では、ガイド部94は、2個の端部94a、
94bを有する。一方の端部94aは、収納孔88の所
定の深さの位置に設けられている。他方の端部94b
は、収納孔88の開口端に設けられている。ガイド部9
4は、開口部の断面形状が円形である場合には、断面円
の中心を挟んで対向する位置である2カ所に設けられて
いる。この形状は、フェルール保持部材78のフランジ
部78cに在る突起部78dに関連する。
【0055】再び、図4を参照すると、光コネクタプラ
グ60は、弾性体72をさらに備える。弾性体82は、
コネクタ筐体の収納部82とフェルール支持部材78と
の間に設けられている。フェルール支持部材78は、フ
ェルール支持部材78上に設けられた弾性体支持部とし
て機能するフランジ部78cを有し、弾性体72は、弾
性体支持部78cによって収納孔88内に保持されるよ
うにしてもよい。このように、収納部82とフェルール
支持部材78との間に弾性体82を備えると、フェルー
ル84の保持方向に向いた反発力が弾性体によって発生
される。この反発力は、係合部84とこれに接触する光
通信モジュールの対応部分との間に作用する反力の源に
なるので、これらの間の摩擦力を増加させる。このた
め、この力は、光コネクタプラグの係合部84と、光通
信モジュール10の対応部分との噛み合いが確実になる
ように作用する。また、噛み合いを解除する際には、こ
の反発力は、光コネクタプラグ20を光通信モジュール
10から引き離す方向に作用する。
【0056】図4(b)に示された実施の形態では、弾
性体72は弦巻バネであって、弦巻バネの中空部分を光
ファイバ70が通過しフェルール支持部材78に達す
る。このため、弾性体72とフェルール支持部材78と
が小型に形成され、収納部88に収納するために好適で
ある。最終的な収納孔88に収納されると、中空部分に
は保持部78aが配置された状態で、弦巻バネはその一
端をフランジ部78cの側面に当て、また他端を収納孔
88の底面に当てている。弾性体72として、弦巻ばね
以下も使用できることは、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0057】図6(a)〜(e)を参照しながら、フェ
ルール74が挿入されたフェルール支持部材78を、コ
ネクタ筐体60に取り付ける手順について説明する。図
6(a)は、光コネクタプラグ60の上面図である。図
6(b)は、フェルール付きフェルール支持部材78を
コネクタ筐体60の収納孔88に収納した時の正面図で
ある。図6(c)は、フェルール付きフェルール支持部
材78をコネクタ筐体60の収納孔に収納した後に、コ
ネクタ筐体60に対して相対的に所定の角度だけ回転さ
せた時の正面図である。図6(d)は、図6(a)の光
コネクタプラグ60に対して、コネクタ筐体80のみを
図5(b)と同一の断面にて示した一部断面図である。
図6(e)は、図6(a)の光コネクタプラグ60に対
して、コネクタ筐体80のみを図5(c)と同一の断面
にて示した一部断面図である。
【0058】図6(a)及び(b)を参照すると、フェ
ルール付きフェルール支持部材78は、フェルール支持
部材78に設けられたフランジ部78cの溝78eを収
納孔88の内面上に在るガイド部94に合わせる。ガイ
ド部94がフランジ部78cの突起78dの間に挟まれ
た状態で、フェルール支持部材78を収納孔88に挿入
する。この様態では、コネクタ筐体80の尾部分から導
入される光ファイバ70がフェルール支持部材78に達
し、収納孔88の底部と、フェルール支持部材78のフ
ランジ部78cとの間に弾性体、例えば弦巻ばね72が
配置されている。弦巻ばね72の中心に沿って伸びる中
空部分をフェルール支持部材の保護部78a及び導入部
78bが通過している。
【0059】このような状態で力を加えると、弦巻ばね
がフランジ部78cと収納孔88の底面との両方に接触
して押し縮められる。ガイド部94がもはやフランジ部
78cの突起78eに両側から挟まれない位置まで弦巻
ばね72が押し縮められた状態で、フェルール74及び
フェルール支持部材78をフェルールの長手方向に向い
た軸の回りに所定の角度だけ回転させる。押し縮めてい
る力をやや弱めると、フランジ部78cの突起78d
は、ガイド部94の一端部(図5(c)の94a)に当
たる。図6(e)は、このような状態を示している。こ
のため、フェルール及びフェルール支持部材78は、収
納孔88内に保持された状態のままである。弦巻ばね7
2に発生させている力は、フランジ部78cの突起78
dがガイド部94の端部94aに加える力として作用す
る。
【0060】弦巻ばね72は、まだ縮む余地があるの
で、光コネクタプラグ60を光通信モジュール10に接
続するときに、フェルール74がスリーブに差し込まれ
ると更に圧縮される。このため、弦巻ばね72は、光コ
ネクタプラグ60が光通信モジュール10から脱落しな
いようにするために反発力も発生している。
【0061】このように、ガイド部94は収納部82の
内面に設けられ収納孔88と同じ方向に延びるので、光
ファイバ支持部材(74、78)76が収納孔88へ挿
入されるべき方向を規定する。ガイド部94の一対の端
部94a、94bのうちの一方の端部94aを所定の深
さに位置に設けて、且つこれに突起部78eを接触させ
ると、弾性体72が圧縮された状態される。突起部78
dは弾性体72によって発生された力を端部94aに加
えるので、端部94aは、光ファイバ支持部材(74、
78)76が収納孔88内に配置されるべき位置を規定
する。このため、光ファイバ支持部材76が固定される
と、端部94aは、光ファイバ端71の位置を規定す
る。
【0062】以上説明したように、光コネクタプラグの
コネクタ筐体では、収納部82、係合部84、および側
部86は、樹脂を用いて一体に成型によって製造するこ
とができる。
【0063】このように、本実施の形態におけるコネク
タ筐体は、非常に簡単な構造を有する。このため、光コ
ネクタプラグの製造が容易であるだけでなく、このよう
な製造物が安価に提供される。
【0064】(第3の実施の形態)このような光コネク
タプラグ20、70が接続される光通信モジュール10
の構造について説明する。図7は、図1に示された光通
信モジュール10の部品構成図である。図8(a)は、
光通信モジュール10の側面図であり、図8(b)は、
光通信モジュール10の一端面に突出したスリーブ近傍
を側面から見た様子を示すために側面の一部を除いた一
部破断図であり、図8(c)は、スリーブが突出した一
端面を示した正面図である。この一端面は、光コネクタ
プラグが挿入される光コネクタプラグ挿入面に対面して
いる。
【0065】図7及び図8(a)〜(c)を参照する
と、光通信モジュール10は、モジュール本体12と、
リードピン接続用基板14と、レセプタクル部16とを
備える。
【0066】モジュール本体12は、リードフレーム
(図示せず)のアイランド上に搭載された半導体光素子
(図示せず)と、この半導体光素子と外部との電気的な
接続を可能にしモジュール本体12の両側面に設けられ
たリードピン13と、一端面において突出した一端を有
するスリーブ18と、を備える。半導体光素子は、光コ
ネクタプラグと光学的に結合して光信号の電気信号への
変換および電気信号の光信号への変換の少なくともいず
れかを行う。スリーブ18は、光コネクタプラグ20の
フェルール36が挿入されたとき、光コネクタプラグ2
0が有する光ファイバ(図4(a)の30)と半導体光
素子との光学的な結合を可能にする位置合わせのための
部材である。モジュール本体12は、スリーブ18の一
端部、アイランド上に搭載された半導体光素子およびそ
の他の信号処理半導体素子、光コネクタプラグ10、2
0のフェルールをスリーブ18に挿入したとき光ファイ
バ端31、71と光学的に結合した状態で固定するため
の手段、リードピンの他端部、を一体に封止用の樹脂を
用いて封止した組立体である。
【0067】モジュール本体12は、スリーブ18の突
出した端面を含む先端部分にかぶせられたレセクタブル
部16を備える。レセプタクル部16は、モジュール本
体12の先端部分を上面16a、下面16b、および2
側面16c、16dから囲み、これらの4面に接した正
面には、2つのスリーブ18にそれぞれ対応した開口部
16e、16fを備える。各開口部16e、16fに
は、光通信モジュール10に接続される光コネクタプラ
グ10、20が挿入される。
【0068】モジュール本体12が有するリードピン1
3は、リードピン接続用基板14の表面に設けられた接
続孔15に挿入される。リードピン接続用基板14は、
各リードピンが挿入される接続孔15と電気的に接続さ
れた端子11を有する。この端子を介して通信用ボード
に接続される。
【0069】光通信モジュール10は、光コネクタプラ
グの対応部分と嵌合する一対の係合部を備える。図7に
示された実施の形態では、一対の係合部は、各スリーブ
18の側面上に設けられた一対の突起部19である。各
突起部19は、光コネクタプラグ挿入面に面したテーパ
面19aを有している。また、図8(b)及び(c)に
示された実施の形態では、一対の係合部は、レセプタク
ル部に設けらた柱状部17a、17bである。図8
(c)を参照すると、開口部16eの側面16cに沿っ
て柱状部17a、また開口部16fの側面16dに沿っ
て柱状部17a、並びにこれらの開口部16e、16f
の境界部において上面16aから下面16bへ柱状部1
7bが、それぞれ設けられている。
【0070】このように、光コネクタプラグが有するフ
ェルールを組立体の一端面から突出したスリーブに挿入
すると、光ファイバと光通信モジュールが有する半導体
光素子との光学的結合が可能になる。また、光コネクタ
プラグと嵌合する係合部を有するので、光学的結合状態
が維持可能になる。
【0071】図9(a)は、図1に示された光通信モジ
ュール10と、これに接続された光コネクタプラグ20
とを示した上面図であり、光コネクタプラグ10の係合
部44が、この型の光コネクタプラグ20に接続される
ときに使用される係合部17と嵌合する様子を示すため
に一部破断図である。また、図9(b)は、側面図であ
る。
【0072】図9(a)および(b)を参照しながら、
光コネクタプラグ20を光通信モジュール10に接続す
る手順について説明する。レセプタクル部16の開口部
16fの内寸法よりの小さくなるまで、光コネクタプラ
グ20の一対の側部46のそれぞれに内側へ向いた力を
加える。この状態を保ちながら、光コネクタプラグ20
のフェルール36を光通信モジュール10のスリーブ1
8内に挿入すると、一対の係合部44が共にレセプタク
ル部16の前面の開口部16fに内側に入る。光コネク
タプラグ20が有する弾性体32を押し縮めるように更
に力を加えて、光コネクタプラグ20の一対の係合部4
4が、レセプタクル部16の柱状部17a、17bを越
えるように、フェルール36をスリーブ18内に十分に
挿入する。そして、光コネクタプラグ20の側部46に
加えていた力を弱めると、光コネクタプラグ20の一対
の係合部44の間隔が広くなる。この結果、側部の外側
面がレセプタクル部16の柱状部17a、17bの側面
に接触する。また、光コネクタプラグ20の一対の係合
部44の間の間隔は、レセプタクル部16の対応する柱
状部17a、17bの間隔より大きくなる。光コネクタ
プラグ20が有する弾性体32の反発力によって、係合
部44の外側表面はレセプタクル部16柱状部17a、
17bの裏面に接触する。結果として、光コネクタプラ
グ20の係合部44は、光通信モジュール20の係合部
17(17a、17b)に嵌め合された状態になる。こ
の様子は、レセプタクル部の側面16c、16dに設け
られた窓16g、16hから確認することができる。こ
のような構造を有するので、光コネクタプラグ20は、
光通信モジュール10から脱落することはない。
【0073】図9(a)および(b)を参照しながら、
光コネクタプラグ20を光通信モジュール10に取り外
す手順について説明する。レセプタクル部16の開口部
16fの内寸法よりの小さくなるまで光コネクタプラグ
20の一対の側部46のそれぞれに内側へ向いた力を加
える。一対の係合部46の外部寸法が、柱状部17a、
17bの内部寸法よりも小さくなると、柱状部17a、
17bと係合部46との嵌め合せが解放される。弾性体
32に蓄積されていた圧縮エネルギが解放されるので、
光コネクタプラグ20のフェルール36は、光通信モジ
ュール10のスリーブ18から容易に脱離する。
【0074】図10(a)は、図1に示された光通信モ
ジュール10と、これに接続された光コネクタプラグ6
0とを示した上面図であり、この型の光コネクタプラグ
60に接続されるときに使用される係合部19と光コネ
クタプラグ10の係合部84が嵌合する様子を示すため
の一部破断図である。また、図10(b)は、側面図で
あり、図9と同様の理由により一部破断図である。
【0075】図10(a)および(b)を参照しなが
ら、光コネクタプラグ60を光通信モジュール10に接
続する手順について説明する。光コネクタプラグ20の
フェルール74を光通信モジュール10のスリーブ18
内に挿入すると、一対の係合部84が有するテーパ面8
4aが、光通信モジュール10が有するスリーブ18の
側面上に設けられた係合部19のテーパ面19aに当た
る。フェルール74をスリーブ18内に挿入する方向に
力を加えていくと、光コネクタプラグ60が有する一対
の係合部84がテーパ面19aによって徐々に押し広げ
られていくので、一対の係合部84の内部間隔は広が
る。更に、フェルール74をスリーブに挿入する方向に
力を加えると、光コネクタプラグ60が有する弾性体7
2を圧縮する力が加えられる。そして、光コネクタプラ
グ60の一対の係合部84は、共に光通信モジュール1
0の一対の係合部19を乗り越える。すると、弾性変形
部が元の形状に戻ろうとする力が作用し一対の係合部8
4の内側間隔は再び小さくなる。また、係合部84が係
合部19を乗り越えると、そして、光コネクタプラグの
係合面84bと光通信モジュール10の係合面19bと
が対面する。光コネクタプラグ20が有する弾性体72
を押し縮めるような力を加えたので、この反発力によっ
て、光通信モジュール10の係合面19bと、光コネク
タプラグ60の係合面84bは接触する。結果として、
光コネクタプラグ20の係合部84と光通信モジュール
20の係合部19とが嵌り合う。この様子は、レセプタ
クル部の設けられた窓16hから確認することができ
る。このような構造を有するので、光コネクタプラグ2
0は、光通信モジュール10から脱落することはない。
【0076】図10(a)および(b)を参照しなが
ら、光コネクタプラグ60を光通信モジュール10に取
り外す手順について説明する。光通信モジュール10の
係合部19の外部寸法よりも大きくなるまで、光コネク
タプラグ10の一対の係合部84の内寸法を広げる。こ
れが達成されると、係合部19と係合部84との嵌め合
せが解放される。弾性体32に蓄積されていた圧縮エネ
ルギが解放されるので、光コネクタプラグ60のフェル
ール74は、光通信モジュール10のスリーブ18から
容易に脱離する。
【0077】図11(a)および(b)は、光通信モジ
ュール10、光コネクタプラグ60、および通信用ボー
ド100の関係を示した斜視図である。
【0078】図11(a)は、図8を参照しながら説明
した光通信モジュール10が通信用ボード100上に実
装された様子を示している。光通信モジュール10のリ
ードピンは、通信用ボード100上の配線(図示せず)
に半田を用いて接続されている。光コネクタプラグ60
は、この光通信モジュール10に接続されようとしてい
る。図11(b)は、光コネクタプラグ60が、2個と
も光通信モジュール10に接続された様子を示してい
る。
【0079】このように、本実施の形態において説明し
てきた光コネクタプラグおよび光通信モジュールによれ
ば、光リンクを形成するために、光ファイバ部分を着脱
することができる機構を備えた光コネクタプラグ、およ
びこの光コネクタプラグが接続される光通信モジュール
を提供された。これによって、光通信モジュールの表面
実装が可能になる。
【0080】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係わる光コネクタプラグでは、光コネクタプラグを光通
信モジュールに接続するときに、光ファイバ支持部材が
保持部の孔に支持されているので、光ファイバ支持部材
に固定された光ファイバの位置および光ファイバ支持部
材の保持方向が係合部に対して相対的に規定される。保
持方向に向けられたフェルールを光通信モジュールに合
わせると、フェルールはコネクタ筐体の保持部と光通信
モジュールとによって両側から挟まれ、且つ弾性体の反
発力によって固定される。側部は、保持部から保持方向
に向いて延び出して係合部の各々に達する構造を有する
ので、保持方向に直交する方向に一対の係合部の各々を
移動可能にする。このため、光コネクタプラグの係合部
と光通信モジュールの対応部分と嵌め合わせると、光コ
ネクタプラグと光通信モジュールとの接続状態が維持さ
れる。また、光コネクタプラグの係合部と光通信モジュ
ールの対応部分との嵌め合わせを解除することも可能に
なる。このため、光ファイバが光通信モジュールに取り
付け可能になり、且つ取り外し可能になる。
【0081】本発明に係わる光通信モジュールでは、光
コネクタプラグが有するフェルールを組立体の一端面か
ら突出したスリーブに挿入すると、光通信モジュールが
有する半導体光素子と光コネクタの光ファイバとの光学
的結合が可能になる。光コネクタプラグに接続されるた
めに使用される一対の係合部が、スリーブの側面上に設
けられ、またはレセプタクル部に設けられている。これ
らは共に、スリーブを挟むような位置に設けられている
ので、光コネクタプラグのフェルールをスリーブに挿入
すると、光コネクタプラグはスリーブを両側から挟み込
むような状態で固定される。つまり、光学的結合状態が
維持された状態で、光コネクタプラグが光通信モジュー
ルに固定される。また、この嵌合を解除すれば、光コネ
クタプラグは、光通信モジュールから分離される。
【0082】したがって、光リンクを形成するために、
光ファイバ部分を着脱することができる機構を備えた光
コネクタプラグ、およびこの光コネクタプラグが接続さ
れる光通信モジュールが提供される。これによって、光
ファイバ部分を着脱することができるようになるので、
光通信モジュールの表面実装が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従う一実施の形態の光コネク
タプラグおよび光通信モジュールが接続された状態で示
されている斜視図である。
【図2】図2(a)は本発明に従う光コネクタプラグの
斜視図であり、図2(b)は光コネクタプラグの主要な
部品を示した部品構成図であり、図2(c)は光コネク
タプラグの尾部を含む部分を示した斜視拡大図である。
【図3】図3は、本発明に従う一実施の形態の光コネク
タプラグおよび光通信モジュールが接続された状態で示
されている斜視図である。
【図4】図4(a)は本発明に従う光コネクタプラグの
斜視図であり、図4(b)は光コネクタプラグの主要な
部品を示した部品構成図である。
【図5】図5(a)はコネクタ筐体の斜視図であり、図
5(b)は、I−I断面におけるコネクタ筐体の断面図
であり、図5(c)は、II−II断面におけるコネク
タ筐体の断面図であり、図5(d)はコネクタプラグの
正面図である。
【図6】図6(a)は、光コネクタプラグの上面図であ
る。図6(b)は、フェルール支持部材をコネクタ筐体
の収納孔に収納したときの正面図である。図6(c)
は、フェルール支持部材をコネクタ筐体の収納孔に収納
した後に、コネクタ筐体に対して相対的に所定の角度だ
け回転させたときの正面図である。図6(d)は、図6
(a)の光コネクタプラグに対して、コネクタ筐体のみ
を図5(b)と同一の断面にて示した一部断面図であ
る。図6(e)は、図6(a)の光コネクタプラグに対
して、コネクタ筐体のみを図5(c)と同一の断面にて
示した一部断面図である。
【図7】図7は、図1に示された光通信モジュールの部
品構成図である。
【図8】図8(a)は、光通信モジュールの側面図であ
り、図8(b)は、光通信モジュールの一端面に突出し
たスリーブ近傍を側面から見た様子を示すために側面の
一部を除いた一部破断図であり、図8(c)は、スリー
ブが突出した一端面を示した正面図である。
【図9】図9(a)は、図1に示された光通信モジュー
ルに接続された光コネクタプラグを共に示した上面図で
ある。図9(b)は、図9(a)に対応した側面図であ
る。
【図10】図10(a)は、図1に示された光通信モジ
ュールに接続された光コネクタプラグを共に示した上面
図である。図10(b)は、図10(a)に対応した側
面図である。
【図11】図11(a)および(b)は、光通信モジュ
ール、光コネクタプラグ、および通信用ボードの関係を
示した斜視図である。
【符号の説明】
1、2…光通信モジュールおよび光コネクタプラグの結
合体、10…光通信モジュール、11…端子、12…モ
ジュール本体、13…リードピン、14…リードピン接
続用基板、15…接続孔、16…レセプタクル部、17
…柱状部、18…スリーブ、19…突起部、20、60
…光コネクタプラグ、30、70…光ファイバ、32、
72…弾性体、34、76…光ファイバ支持部材、3
6、74…フェルール、38、78…フェルール支持部
材、40…コネクタ筐体、42…保持部、44…係合
部、46…側部、48…貫通孔、50…弾性変形部分、
52…尾部、54…ガイド孔、56…架橋部、78…保
持部材、78a…保護部、78b…導入部、78c…フ
ランジ部、80…コネクタ筐体、82…収納部、84…
係合部、86…側部、88…収納孔、90…弾性変形部
分、94…ガイド部、96…光ファイバ導入孔、100
…通信用ボード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光通信モジュールに光ファイバを光学的
    に接続するための光コネクタプラグであって、 前記光通信モジュールと光学的に結合する端部を有する
    光ファイバと、 前記光ファイバの前記端部を含む部分が挿入されたフェ
    ルールを有する光ファイバ支持部材と、 前記光ファイバ支持部材が挿入され前記光ファイバ支持
    部材を保持方向に向けて保持するための孔が設けられた
    保持部、前記光通信モジュールと嵌合するための一対の
    係合部、前記保持方向に向いて前記保持部から延び出し
    て前記係合部の各々に達し保持方向に略直交する方向に
    一対の係合部の各々を移動可能にするための弾性変形部
    分を有する一対の側部、を有するコネクタ筐体と、 前記コネクタ筐体の前記保持部と前記光ファイバ支持部
    材との間に設けられた弾性体と、を備える光コネクタプ
    ラグ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ筐体は、前記保持部から離
    間して前記保持方向と反対側に設けられた尾部を有し、
    この尾部は、前記孔に挿入された前記光ファイバ支持部
    材に保持された前記フェルールに前記光ファイバを導く
    ためのガイド孔を有する、ことを特徴とする請求項1に
    記載の光コネクタプラグ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ筐体に含まれる前記保持
    部、前記側部、及び前記尾部は、それぞれ平板状の形状
    を成し、且つ一体の金属部材から成る、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の光コネクタプラグ。
  4. 【請求項4】 前記係合部の各々は、前記側部の端辺か
    ら屈曲して延び出した屈曲部を有する、ことを特徴とす
    る請求項3に記載の光コネクタプラグ。
  5. 【請求項5】 前記孔は、前記光ファイバ支持部材を収
    納した収納孔と、一端を含む部分が前記光ファイバ支持
    部材に挿入された光ファイバが通過し前記収納孔に接続
    された導入孔とからなり、 前記弾性体は、前記孔が延びる軸方向に向いた弾性力を
    前記光ファイバ支持部材に加えることができるように前
    記収納孔の底面と前記光ファイバ支持部材との間に挟ま
    れた状態で前記収納孔内に配置されている、ことを特徴
    とする請求項1に記載の光コネクタプラグ。
  6. 【請求項6】 前記コネクタ筐体は、前記光ファイバ支
    持部材の挿入方向を規定するためのガイド部を前記収納
    孔の内面上に有し、前記ガイド部は、前記収納孔が伸び
    る方向に延び前記収納孔の所定の深さの位置に一端部を
    有し、 前記光ファイバ支持部材はその外面上に突起部を有し、
    前記突起部は、前記ガイド部の前記端部に接触してい
    る、ことを特徴とする請求項5に記載の光コネクタプラ
    グ。
  7. 【請求項7】 前記コネクタ筐体は一体に成形された樹
    脂体からなる、ことを特徴とする請求項5に記載の光コ
    ネクタプラグ。
  8. 【請求項8】 光ファイバが挿入されたフェルールを有
    する光コネクタプラグが光学的に接続可能な光通信モジ
    ュールであって、 前記光コネクタプラグの前記フェルールを挿入するため
    のスリーブと、 前記光コネクタプラグと光学的に結合することによって
    光信号の電気信号への変換および電気信号の光信号への
    変換の少なくともいずれかを行うための半導体光素子
    と、 前記スリーブが一端面から突出した状態で前記半導体光
    素子と前記スリーブとを封止している組立体と、 前記スリーブの側面上に設けられ、前記光コネクタプラ
    グと嵌合するための一対の係合部と、を備える光通信モ
    ジュール。
  9. 【請求項9】 光ファイバが挿入されたフェルールを有
    する光コネクタプラグが光学的に接続可能な光通信モジ
    ュールであって、 前記光コネクタプラグの前記フェルールを挿入するため
    のスリーブと、 前記光コネクタプラグと光学的に結合して光信号の電気
    信号への変換および電気信号の光信号への変換の少なく
    ともいずれかを行う半導体光素子と、 前記スリーブが一端面から突出した状態で前記半導体光
    素子と前記スリーブとを封止している組立体と、 前記光コネクタプラグと嵌合する一対の係合部と、 前記スリーブが突出した前記組立体の前記一端面にはめ
    込まれたレセプタクル部と、を備え、 前記一対の係合部は前記レセプタクル部に設けられ、前
    記スリーブの突出部は前記一対の係合部の間に設けられ
    ている、を備える光通信モジュール。
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