JP2000147110A - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置Info
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- JP2000147110A JP2000147110A JP10321828A JP32182898A JP2000147110A JP 2000147110 A JP2000147110 A JP 2000147110A JP 10321828 A JP10321828 A JP 10321828A JP 32182898 A JP32182898 A JP 32182898A JP 2000147110 A JP2000147110 A JP 2000147110A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォールスや他の目標による誤った航跡の確
立を低減しつつ、正しい航跡確立までの時間を短縮す
る。 【解決手段】 検出されたプロットデータPDaに基づい
て有効反射断面積RCSa,RCSb を算出する反射断面積算出
部4を設ける。有効反射断面積RCSaから航空機の移動速
度vを設定する目標速度設定部5を設ける。検出された
プロットデータPDb の目標の次スキャンまでの移動量を
移動速度vに基づいて予測し相関ゲートCRG を算出生成
する相関ゲート算出部6を設ける。有効反射断面積RCSb
に基づいてそのプロットの誤目標の可能性有無を判定す
る目標判定部7を設ける。航跡確立処理部8では、誤目
標の可能性無しで初探知プロットデータFPD との相関が
とれたときのみ航跡を確立し、その他は航跡の確立を保
留にしてそのプロットデータを初探知プロットデータと
して保存する。
立を低減しつつ、正しい航跡確立までの時間を短縮す
る。 【解決手段】 検出されたプロットデータPDaに基づい
て有効反射断面積RCSa,RCSb を算出する反射断面積算出
部4を設ける。有効反射断面積RCSaから航空機の移動速
度vを設定する目標速度設定部5を設ける。検出された
プロットデータPDb の目標の次スキャンまでの移動量を
移動速度vに基づいて予測し相関ゲートCRG を算出生成
する相関ゲート算出部6を設ける。有効反射断面積RCSb
に基づいてそのプロットの誤目標の可能性有無を判定す
る目標判定部7を設ける。航跡確立処理部8では、誤目
標の可能性無しで初探知プロットデータFPD との相関が
とれたときのみ航跡を確立し、その他は航跡の確立を保
留にしてそのプロットデータを初探知プロットデータと
して保存する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーダ装置に関し、
特に初探知したプロットに対し、次スキャンまでに移動
する量を予測して相関ゲートを算出生成し、この相関ゲ
ート内に存在する次スキャンのプロットとの相関処理を
行って航跡を確立する機能を備えたレーダ装置に関す
る。
特に初探知したプロットに対し、次スキャンまでに移動
する量を予測して相関ゲートを算出生成し、この相関ゲ
ート内に存在する次スキャンのプロットとの相関処理を
行って航跡を確立する機能を備えたレーダ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーダ装置では、初探知したプロットに
対し、次のスキャンまでの移動量を予測してその相関ゲ
ートを算出、生成し、次のスキャンにおけるこの相関ゲ
ート内に存在するプロットと初探知プロットとの相関が
取れると航跡を確立し、追尾を開始する。追尾が開始さ
れると、初探知とは異なる、追尾用の相関ゲート、相関
処理に基づいて、追尾が続行される。
対し、次のスキャンまでの移動量を予測してその相関ゲ
ートを算出、生成し、次のスキャンにおけるこの相関ゲ
ート内に存在するプロットと初探知プロットとの相関が
取れると航跡を確立し、追尾を開始する。追尾が開始さ
れると、初探知とは異なる、追尾用の相関ゲート、相関
処理に基づいて、追尾が続行される。
【0003】このようなレーダ装置における従来の、初
探知プロットに対する追尾処理機能部分のブロック構成
例を図3に示す。このレーダ装置は、空中線部1からの
レーダ受信信号を増幅検波して出力する受信部2と、こ
の受信部2の出力信号から目標の信号を検出してその振
幅及び距離の情報を含むプロットデータPDa,PDb
を出力する目標検出部3と、この目標検出部3からのプ
ロットデータPDaのプロット(初探知したプロット)
に対し、次スキャンまでの移動量を、追尾対象とする全
航空機の最大速度Vで予測してその相関ゲートCRGx
を算出生成する相関ゲート算出部6xと、この相関ゲー
ト算出部6xで算出生成された1スキャン前の相関ゲー
ト(CRGx)内に存在する現スキャンのプロットデー
タ(PDb)と、初探知プロットデータ記憶部9から読
み出された初探知プロットデータFPDとの相関処理を
行い相関が取れた場合にそのプロットに対する航跡を確
立し、どの初探知プロットデータとも相関が取れなかっ
た場合にはその現スキャンのプロットデータを初探知プ
ロットデータとして初探知プロットデータ記憶部9に記
憶させる航跡確立処理部8xとを備え、更に、前述のよ
うに、航跡確立処理部8xに対し、記憶している初探知
プロットデータFPDを読み出し、また、航跡確立処理
部8xからの初探知プロットデータを記憶する初探知プ
ロットデータ記憶部9を含んで構成される。なお、航跡
確立処理部8xの処理結果は、表示部(図示省略)に表
示される。
探知プロットに対する追尾処理機能部分のブロック構成
例を図3に示す。このレーダ装置は、空中線部1からの
レーダ受信信号を増幅検波して出力する受信部2と、こ
の受信部2の出力信号から目標の信号を検出してその振
幅及び距離の情報を含むプロットデータPDa,PDb
を出力する目標検出部3と、この目標検出部3からのプ
ロットデータPDaのプロット(初探知したプロット)
に対し、次スキャンまでの移動量を、追尾対象とする全
航空機の最大速度Vで予測してその相関ゲートCRGx
を算出生成する相関ゲート算出部6xと、この相関ゲー
ト算出部6xで算出生成された1スキャン前の相関ゲー
ト(CRGx)内に存在する現スキャンのプロットデー
タ(PDb)と、初探知プロットデータ記憶部9から読
み出された初探知プロットデータFPDとの相関処理を
行い相関が取れた場合にそのプロットに対する航跡を確
立し、どの初探知プロットデータとも相関が取れなかっ
た場合にはその現スキャンのプロットデータを初探知プ
ロットデータとして初探知プロットデータ記憶部9に記
憶させる航跡確立処理部8xとを備え、更に、前述のよ
うに、航跡確立処理部8xに対し、記憶している初探知
プロットデータFPDを読み出し、また、航跡確立処理
部8xからの初探知プロットデータを記憶する初探知プ
ロットデータ記憶部9を含んで構成される。なお、航跡
確立処理部8xの処理結果は、表示部(図示省略)に表
示される。
【0004】この例では、航跡確立処理部8xにおい
て、1回の相関処理で相関が取れればそのプロットに対
し航跡を確立するようにしているが、2回或いは3回
(複数回)相関が取れなければ、航跡を確立しないよう
にする例もある。前者の場合、航跡を確立するまでの時
間は短いという利点もあるが、フォールス(誤目標)と
相関が取れてしまうという欠点があり、後者の場合、航
跡確立までの時間は長くなるが、フォールスとの相関が
少なくなるという利点がある。
て、1回の相関処理で相関が取れればそのプロットに対
し航跡を確立するようにしているが、2回或いは3回
(複数回)相関が取れなければ、航跡を確立しないよう
にする例もある。前者の場合、航跡を確立するまでの時
間は短いという利点もあるが、フォールス(誤目標)と
相関が取れてしまうという欠点があり、後者の場合、航
跡確立までの時間は長くなるが、フォールスとの相関が
少なくなるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレーダ
装置は、初探知したプロットに対し、次スキャンまでの
移動量を、追尾対象の全ての航空機に対し、固定された
最大速度Vで予測して相関ゲートCRGxを算出生成
し、1スキャン前の相関ゲート内に存在する現スキャン
のプロットデータと、初探知プロットデータ記憶部9か
ら読み出された初探知プロットデータFPDとの相関が
取れた場合に航跡を確立する構成となっているので、追
尾対象の航空機の種類が異なり、その速度が大幅に違う
場合でも、固定された最大速度Vで算出された相関ゲー
トCRGxの枠(表示画面上の枠)が図4(a)に示す
ように、どんなプロット(P1,P2)に対しても一定
でかつ大きくなり(相関ゲート枠CRGFa,CRGF
b)、図4(b)に示すように、次のスキャン(図4で
は現スキャン)で、この相関ゲート枠(CRGFa)内
にフォールスFPが存在する率が高くなってこのフォー
ルスとの相関が取れて誤った航跡の確立を行ったり、接
近する他の目標(P3)が相関ゲート枠(CRGFb)
内に入り込んで、この他の目標(プロットP3)との相
関が取れて誤相関されてしまうという問題点があり、ま
た、航跡確立処理部8xにおいて、1回の相関処理で相
関が取れれば航跡を確立する例では、航跡確立までの時
間は短くなるがフォールスとの相関がとれて誤った航跡
の確立を行ってしまい、複数回の相関で航跡を確立する
例では、誤った航跡の確立は少なくなるが、航跡確立ま
での時間が長くなるという問題点がある。
装置は、初探知したプロットに対し、次スキャンまでの
移動量を、追尾対象の全ての航空機に対し、固定された
最大速度Vで予測して相関ゲートCRGxを算出生成
し、1スキャン前の相関ゲート内に存在する現スキャン
のプロットデータと、初探知プロットデータ記憶部9か
ら読み出された初探知プロットデータFPDとの相関が
取れた場合に航跡を確立する構成となっているので、追
尾対象の航空機の種類が異なり、その速度が大幅に違う
場合でも、固定された最大速度Vで算出された相関ゲー
トCRGxの枠(表示画面上の枠)が図4(a)に示す
ように、どんなプロット(P1,P2)に対しても一定
でかつ大きくなり(相関ゲート枠CRGFa,CRGF
b)、図4(b)に示すように、次のスキャン(図4で
は現スキャン)で、この相関ゲート枠(CRGFa)内
にフォールスFPが存在する率が高くなってこのフォー
ルスとの相関が取れて誤った航跡の確立を行ったり、接
近する他の目標(P3)が相関ゲート枠(CRGFb)
内に入り込んで、この他の目標(プロットP3)との相
関が取れて誤相関されてしまうという問題点があり、ま
た、航跡確立処理部8xにおいて、1回の相関処理で相
関が取れれば航跡を確立する例では、航跡確立までの時
間は短くなるがフォールスとの相関がとれて誤った航跡
の確立を行ってしまい、複数回の相関で航跡を確立する
例では、誤った航跡の確立は少なくなるが、航跡確立ま
での時間が長くなるという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、フォールスや他の目標による誤った航跡の確立
を低減しつつ、正しい航跡確立までの時間を短縮するこ
とができるレーダ装置を提供することにある。
鑑みて、フォールスや他の目標による誤った航跡の確立
を低減しつつ、正しい航跡確立までの時間を短縮するこ
とができるレーダ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレーダ装置は、
初探知したプロットに対し、次のスキャンまでの移動量
を予測してその相関ゲートを生成し、この相関ゲート内
に存在する次のスキャンのプロットと初探知したプロッ
トとの間で相関が取れたときにそのプロットの航跡を確
立し、追尾を開始するレーダ装置であって、上記の目的
を達成するために次の各構成を有することを特徴とす
る。 (イ)レーダビデオ信号から目標のプロット信号を検出
してその振幅及び距離の情報を含むプロットデータを出
力する目標検出部 (ロ)前記目標検出部からのプロットデータに基づいて
その目標の有効反射断面積を算出する反射断面積算出部 (ハ)前記反射断面積算出部で算出された目標の有効反
射断面積から、目標がどんな種類の航空機であるかを判
別してその航空機の移動速度を設定する目標速度設定部 (ニ)前記目標検出部からのプロットデータの目標が次
のスキャンまでに移動する移動量を、前記目標速度設定
部で設定された移動速度に基づいて予測し相関ゲートを
算出生成する相関ゲート算出部 (ホ)前記反射断面積算出部で算出された有効反射断面
積に基づいて、そのプロットが誤目標の可能性が有るか
無いかを判定する目標判定部 (ヘ)初探知プロットデータを格納しておく初探知プロ
ットデータ記憶部 (ト)前記相関ゲート算出部で1スキャン前に算出生成
した相関ゲート内に存在する現スキャンのプロットデー
タと、前記初探知プロットデータ記憶部から読み出され
た初探知プロットデータとの間の相関処理を行い、その
処理結果が相関関係有りでかつ前記目標判定部による判
定が誤目標の可能性無しの場合にそのプロットデータに
対する航跡を確立し、相関関係無しの場合、及び誤目標
の可能性有りの場合には航跡の確立を保留して前記現ス
キャンのプロットデータを初探知プロットデータとして
前記初探知プロットデータ記憶部に記憶させる航跡確立
処理部
初探知したプロットに対し、次のスキャンまでの移動量
を予測してその相関ゲートを生成し、この相関ゲート内
に存在する次のスキャンのプロットと初探知したプロッ
トとの間で相関が取れたときにそのプロットの航跡を確
立し、追尾を開始するレーダ装置であって、上記の目的
を達成するために次の各構成を有することを特徴とす
る。 (イ)レーダビデオ信号から目標のプロット信号を検出
してその振幅及び距離の情報を含むプロットデータを出
力する目標検出部 (ロ)前記目標検出部からのプロットデータに基づいて
その目標の有効反射断面積を算出する反射断面積算出部 (ハ)前記反射断面積算出部で算出された目標の有効反
射断面積から、目標がどんな種類の航空機であるかを判
別してその航空機の移動速度を設定する目標速度設定部 (ニ)前記目標検出部からのプロットデータの目標が次
のスキャンまでに移動する移動量を、前記目標速度設定
部で設定された移動速度に基づいて予測し相関ゲートを
算出生成する相関ゲート算出部 (ホ)前記反射断面積算出部で算出された有効反射断面
積に基づいて、そのプロットが誤目標の可能性が有るか
無いかを判定する目標判定部 (ヘ)初探知プロットデータを格納しておく初探知プロ
ットデータ記憶部 (ト)前記相関ゲート算出部で1スキャン前に算出生成
した相関ゲート内に存在する現スキャンのプロットデー
タと、前記初探知プロットデータ記憶部から読み出され
た初探知プロットデータとの間の相関処理を行い、その
処理結果が相関関係有りでかつ前記目標判定部による判
定が誤目標の可能性無しの場合にそのプロットデータに
対する航跡を確立し、相関関係無しの場合、及び誤目標
の可能性有りの場合には航跡の確立を保留して前記現ス
キャンのプロットデータを初探知プロットデータとして
前記初探知プロットデータ記憶部に記憶させる航跡確立
処理部
【0008】また、前記目標速度設定部を、追尾の対象
となる航空機の有効反射断面積の値の範囲、及び前記範
囲と対応する移動速度を予め設定して記憶しておき、前
記反射断面積算出部で算出された有効反射断面積の値に
対応する移動速度の情報を出力する記憶手段とし、更
に、前記航空機の移動速度を、その航空機の種類におけ
る最大速度として構成される。
となる航空機の有効反射断面積の値の範囲、及び前記範
囲と対応する移動速度を予め設定して記憶しておき、前
記反射断面積算出部で算出された有効反射断面積の値に
対応する移動速度の情報を出力する記憶手段とし、更
に、前記航空機の移動速度を、その航空機の種類におけ
る最大速度として構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態は、目標検
出部からのプロットデータに基づいて、その目標の有効
反射断面積を算出し、この有効反射断面積から、目標が
どんな種類の航空機であるかを判別してその移動速度を
設定し、この移動速度に基づいて、上記目標検出部から
のプロットデータの目標に対する、次のスキャンまでの
移動量を予測して相関ゲートを算出生成する一方、上記
有効反射断面積に基づいて、そのプロットが誤目標の可
能性が有るか無いかを判定し、1スキャン前に算出生成
した相関ゲート内に存在する現スキャンのプロットデー
タと、記憶部から読み出された初探知プロットデータと
の間の相関処理を行って、その結果が相関関係有りで、
かつ、上記の判定で誤目標の可能性無しの場合には航跡
を確立し、相関関係無しの場合、及び誤目標の可能性有
りの場合には、航跡の確立を保留にしてそのプロットデ
ータを初探知プロットデータとして上記記憶部に記憶さ
せる構成となっている。
出部からのプロットデータに基づいて、その目標の有効
反射断面積を算出し、この有効反射断面積から、目標が
どんな種類の航空機であるかを判別してその移動速度を
設定し、この移動速度に基づいて、上記目標検出部から
のプロットデータの目標に対する、次のスキャンまでの
移動量を予測して相関ゲートを算出生成する一方、上記
有効反射断面積に基づいて、そのプロットが誤目標の可
能性が有るか無いかを判定し、1スキャン前に算出生成
した相関ゲート内に存在する現スキャンのプロットデー
タと、記憶部から読み出された初探知プロットデータと
の間の相関処理を行って、その結果が相関関係有りで、
かつ、上記の判定で誤目標の可能性無しの場合には航跡
を確立し、相関関係無しの場合、及び誤目標の可能性有
りの場合には、航跡の確立を保留にしてそのプロットデ
ータを初探知プロットデータとして上記記憶部に記憶さ
せる構成となっている。
【0010】このような構成とすることにより、初探知
したプロットが、次のスキャンまでに移動するであろう
範囲(相関ゲート)を、各プロットの移動速度に合わせ
て設定してその範囲内に存在する現スキャンのプロット
(データ)と、1スキャン前までの初探知プロット(デ
ータ)との相関処理が行われるので、相関ゲート内に、
接近する他の目標が入り込んだり、フォールスが発生す
る割合を少なくし、かつ、有効反射断面積によりフォー
ルスの可能性が有るか無いかを判定して、フォールスの
可能性が無く、相関関係有りと判定されたプロット(デ
ータ)に対してのみ航跡が確立されるので、他の目標及
びフォールスによる誤った航跡の確立を(フォールスに
よるものは、より大幅に)低減することができ、しか
も、正しく航跡が確立されるのは1回の相関処理で済む
ので、正しい航跡確立までの時間を短縮することができ
る。
したプロットが、次のスキャンまでに移動するであろう
範囲(相関ゲート)を、各プロットの移動速度に合わせ
て設定してその範囲内に存在する現スキャンのプロット
(データ)と、1スキャン前までの初探知プロット(デ
ータ)との相関処理が行われるので、相関ゲート内に、
接近する他の目標が入り込んだり、フォールスが発生す
る割合を少なくし、かつ、有効反射断面積によりフォー
ルスの可能性が有るか無いかを判定して、フォールスの
可能性が無く、相関関係有りと判定されたプロット(デ
ータ)に対してのみ航跡が確立されるので、他の目標及
びフォールスによる誤った航跡の確立を(フォールスに
よるものは、より大幅に)低減することができ、しか
も、正しく航跡が確立されるのは1回の相関処理で済む
ので、正しい航跡確立までの時間を短縮することができ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。この実施例は、図3に示された従来のレーダ装
置(以下、従来例という)と同様の空中線部1、受信部
2、及び目標検出部3と、この目標検出部3からのプロ
ットデータPDaに基づいて、その目標の有効反射断面
積RCSa,RCSbを算出する反射断面積算出部4
と、算出された目標の有効反射断面積RCSaから、目
標がどんな種類の航空機であるかを判別してその航空機
の移動速度vを設定する目標速度設定部5と、目標検出
部3からのプロットデータPDbの目標が次のスキャン
までに移動する移動量を、目標速度設定部5で設定され
た移動速度vに基づいて予測し相関ゲートCRGを算出
生成する相関ゲート算出部6と、有効反射断面積RCS
bに基づいて、そのプロットが誤目標の可能性が有るか
無いかを判定する目標判定部7と、初探知プロットデー
タFPDを格納しておく初探知プロットデータ記憶部9
と、相関ゲート算出部6で1スキャン前に算出生成され
た相関ゲートCRG内に存在する目標検出部3からのプ
ロットデータPDbと、初探知プロットデータ記憶部9
に格納されている初探知プロットデータFPDとの間の
相関処理を行い、その処理結果が相関関係有りで、かつ
目標判定部7による判定結果FJが誤目標の可能性無し
の場合に、そのプロットデータに対する航跡を確立し、
相関関係無しの場合、及び誤目標の可能性有りの場合に
は航跡の確立を保留にしてそのプロットデータを初探知
プロットデータFPDとして初探知プロットデータ記憶
部9に格納させる航跡確立処理部8とを有する構成とな
っている。
て説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。この実施例は、図3に示された従来のレーダ装
置(以下、従来例という)と同様の空中線部1、受信部
2、及び目標検出部3と、この目標検出部3からのプロ
ットデータPDaに基づいて、その目標の有効反射断面
積RCSa,RCSbを算出する反射断面積算出部4
と、算出された目標の有効反射断面積RCSaから、目
標がどんな種類の航空機であるかを判別してその航空機
の移動速度vを設定する目標速度設定部5と、目標検出
部3からのプロットデータPDbの目標が次のスキャン
までに移動する移動量を、目標速度設定部5で設定され
た移動速度vに基づいて予測し相関ゲートCRGを算出
生成する相関ゲート算出部6と、有効反射断面積RCS
bに基づいて、そのプロットが誤目標の可能性が有るか
無いかを判定する目標判定部7と、初探知プロットデー
タFPDを格納しておく初探知プロットデータ記憶部9
と、相関ゲート算出部6で1スキャン前に算出生成され
た相関ゲートCRG内に存在する目標検出部3からのプ
ロットデータPDbと、初探知プロットデータ記憶部9
に格納されている初探知プロットデータFPDとの間の
相関処理を行い、その処理結果が相関関係有りで、かつ
目標判定部7による判定結果FJが誤目標の可能性無し
の場合に、そのプロットデータに対する航跡を確立し、
相関関係無しの場合、及び誤目標の可能性有りの場合に
は航跡の確立を保留にしてそのプロットデータを初探知
プロットデータFPDとして初探知プロットデータ記憶
部9に格納させる航跡確立処理部8とを有する構成とな
っている。
【0012】なお、この実施例において、目標速度設定
部5は、追尾の対象となる航空機の種類それぞれに対
し、その有効反射断面積(RCS)の値の範囲と、移動
速度(v)とを予め設定して記憶しておき、反射断面積
算出部4からの有効反射断面積RCSaの値が含まれる
範囲と対応する航空機の移動速度vの情報を、相関ゲー
ト算出部6に出力する記憶装置としている。
部5は、追尾の対象となる航空機の種類それぞれに対
し、その有効反射断面積(RCS)の値の範囲と、移動
速度(v)とを予め設定して記憶しておき、反射断面積
算出部4からの有効反射断面積RCSaの値が含まれる
範囲と対応する航空機の移動速度vの情報を、相関ゲー
ト算出部6に出力する記憶装置としている。
【0013】例えば、航空機の種類としては、小型戦闘
機、大型戦闘機、中型爆撃機、中型旅客機、大型爆撃
機、大型旅客機、ジャンボジェット機などを対象とし、
これら航空機に対する有効反射断面積RCSの値の範囲
及び移動速度vを、小型戦闘機に対しては3m2未満、
5マッハ(最大)とし、大型戦闘機に対しては、3〜1
0m2未満、2マッハ(最大)、ジャンボジェット機に
対しては、100m2以上、1.5マッハ(最大)等と
設定する。
機、大型戦闘機、中型爆撃機、中型旅客機、大型爆撃
機、大型旅客機、ジャンボジェット機などを対象とし、
これら航空機に対する有効反射断面積RCSの値の範囲
及び移動速度vを、小型戦闘機に対しては3m2未満、
5マッハ(最大)とし、大型戦闘機に対しては、3〜1
0m2未満、2マッハ(最大)、ジャンボジェット機に
対しては、100m2以上、1.5マッハ(最大)等と
設定する。
【0014】図2(a),(b)は、この実施例の動作
及び効果を説明するための、前スキャンで初探知された
プロットに対する相関ゲートと、この相関ゲートに対す
る現スキャンにおけるプロットとの関係を示す表示模式
図である。この実施例では、まず、プロットP1,P2
に対し、目標検出部3からのプロットデータPDa(振
幅及び距離の情報を含む)に基づいて有効反射断面積R
CSa,RCSbを算出し、この有効反射断面積RCS
aの値から航空機の種類を判定して(例えば、P1は、
RCSaの値が3m2未満であり、小型戦闘機と判定
し、P2は100m2以上であり、ジャンボジェット機
と判定する)、その移動速度vを設定する(例えば、P
1は5マッハ、P2は1.5マッハに設定する)。
及び効果を説明するための、前スキャンで初探知された
プロットに対する相関ゲートと、この相関ゲートに対す
る現スキャンにおけるプロットとの関係を示す表示模式
図である。この実施例では、まず、プロットP1,P2
に対し、目標検出部3からのプロットデータPDa(振
幅及び距離の情報を含む)に基づいて有効反射断面積R
CSa,RCSbを算出し、この有効反射断面積RCS
aの値から航空機の種類を判定して(例えば、P1は、
RCSaの値が3m2未満であり、小型戦闘機と判定
し、P2は100m2以上であり、ジャンボジェット機
と判定する)、その移動速度vを設定する(例えば、P
1は5マッハ、P2は1.5マッハに設定する)。
【0015】続いて、相関ゲート算出部6では、設定さ
れた移動速度vに基づいてこれらプロットP1,P2に
対する相関ゲートCRGを算出生成する(図2(a)の
相関ゲート枠CRGF1,CRGF2)。
れた移動速度vに基づいてこれらプロットP1,P2に
対する相関ゲートCRGを算出生成する(図2(a)の
相関ゲート枠CRGF1,CRGF2)。
【0016】次に、航跡確立処理部8で、1スキャン前
(前スキャン)に算出生成された相関ゲートCRG(C
RGF1,CRGF2)内に存在する現スキャンのプロ
ットP1、F、P2のプロットデータPDbに対し、初
探知プロットデータ記憶部9から読み出された初探知プ
ロットデータFPDとの相関処理が行われる。このと
き、プロットP1,P2が前スキャンで初探知されたも
のであると、そのプロットデータは初探知プロットデー
タ記憶部9にはまだ格納されておらず、どの初探知プロ
ットデータとも相関がとれないので、航跡の確立は保留
となって、そのプロットデータが初探知プロットデータ
FPDとして初探知プロットデータ記憶部9に格納され
る(従来例も同様である)。
(前スキャン)に算出生成された相関ゲートCRG(C
RGF1,CRGF2)内に存在する現スキャンのプロ
ットP1、F、P2のプロットデータPDbに対し、初
探知プロットデータ記憶部9から読み出された初探知プ
ロットデータFPDとの相関処理が行われる。このと
き、プロットP1,P2が前スキャンで初探知されたも
のであると、そのプロットデータは初探知プロットデー
タ記憶部9にはまだ格納されておらず、どの初探知プロ
ットデータとも相関がとれないので、航跡の確立は保留
となって、そのプロットデータが初探知プロットデータ
FPDとして初探知プロットデータ記憶部9に格納され
る(従来例も同様である)。
【0017】また、初探知プロットデータ記憶部9にこ
れらプロットP1,P2の初探知プロットデータFPD
が格納されていると、相関関係が成立し、このとき、目
標判定部7でこれらプロットP1,P2がフォールス
(誤目標)の可能性無しと判定されると、これらプロッ
トP1,P2に対する航跡が確立され、フォールスの可
能性有りと判定されたときには航跡の確立は再び保留さ
れて、そのプロットデータが初探知プロットデータFP
Dとして保存される。
れらプロットP1,P2の初探知プロットデータFPD
が格納されていると、相関関係が成立し、このとき、目
標判定部7でこれらプロットP1,P2がフォールス
(誤目標)の可能性無しと判定されると、これらプロッ
トP1,P2に対する航跡が確立され、フォールスの可
能性有りと判定されたときには航跡の確立は再び保留さ
れて、そのプロットデータが初探知プロットデータFP
Dとして保存される。
【0018】なお、目標判定部7による、プロットがフ
ォールスの可能性が有るか無いかは、一般的に、フォー
ルスは受信電力が小さく、有効反射断面積RCSも、対
象とする航空機より小さくなるので、有効反射断面積R
CSが予め定められた値より小さいものをフォールスの
可能性有りと判定する。
ォールスの可能性が有るか無いかは、一般的に、フォー
ルスは受信電力が小さく、有効反射断面積RCSも、対
象とする航空機より小さくなるので、有効反射断面積R
CSが予め定められた値より小さいものをフォールスの
可能性有りと判定する。
【0019】この図2の例において、プロットP1,P
2の相関ゲート(CRGF1,CRGF2)は、それぞ
れの目標の移動速度に応じて算出生成されるので、例え
ば、ジャンボジェットのように移動速度の遅いプロット
P2に接近する他のプロットP3があっても(図2
(b))、プロットP2の相関ゲート(CRGF2)は
小さく、この相関ゲートに他のプロットP3やフォール
スが入り込む割合は極めて低くなり、他のプロットP3
やフォールスとの相関関係が成立するのを低く抑えるこ
とができる。即ち、他のプロットP3やフォールスによ
り誤った航跡が確立する割合を低く抑えることができ
る。
2の相関ゲート(CRGF1,CRGF2)は、それぞ
れの目標の移動速度に応じて算出生成されるので、例え
ば、ジャンボジェットのように移動速度の遅いプロット
P2に接近する他のプロットP3があっても(図2
(b))、プロットP2の相関ゲート(CRGF2)は
小さく、この相関ゲートに他のプロットP3やフォール
スが入り込む割合は極めて低くなり、他のプロットP3
やフォールスとの相関関係が成立するのを低く抑えるこ
とができる。即ち、他のプロットP3やフォールスによ
り誤った航跡が確立する割合を低く抑えることができ
る。
【0020】また、小型戦闘機のように移動速度が速い
プロットP1の場合には、その相関ゲート(CRGF
1)は大きくなり、フォールスFPの入り込む割合も大
きくなるが(従来例では全ての相関ゲートが大きく、フ
ォールスFPの入り込む割合も大きい)、相関ゲート
(CRGF1)に入り込んだフォールスFPは、その有
効反射断面積RCSbが一般的に小さく、目標判定部7
においてフォールスの可能性有りと判定され、たとえ相
関がとれたとしても航跡の確立は保留となり、フォール
スにより誤った航跡が確立される割合を低く抑えること
ができる。
プロットP1の場合には、その相関ゲート(CRGF
1)は大きくなり、フォールスFPの入り込む割合も大
きくなるが(従来例では全ての相関ゲートが大きく、フ
ォールスFPの入り込む割合も大きい)、相関ゲート
(CRGF1)に入り込んだフォールスFPは、その有
効反射断面積RCSbが一般的に小さく、目標判定部7
においてフォールスの可能性有りと判定され、たとえ相
関がとれたとしても航跡の確立は保留となり、フォール
スにより誤った航跡が確立される割合を低く抑えること
ができる。
【0021】そして、フォールスの可能性が無いと判定
されたときに、1回の相関関係が成立すれば航跡が確立
されるので、正しい航跡確立までの時間を短くすること
ができる。
されたときに、1回の相関関係が成立すれば航跡が確立
されるので、正しい航跡確立までの時間を短くすること
ができる。
【0022】なお、目標速度設定部5による航空機(目
標、プロット)の移動速度vは、その航空機の種類にお
ける標準的な速度や、最大速度などとすることができ
る。最大速度とすると、その目標はほぼ確実に相関ゲー
ト内に入るが、フォールス等の入り込む割合がやや大き
くなり、標準的な速度とすると、その目標が相関ゲート
内に入らなくなる可能性も多少あるが、フォールス等の
入り込む割合を小さくすることができるという利点もあ
る。どのような移動速度にするかは、用途等に応じ、上
記のことなどを勘案して決定すればよい。
標、プロット)の移動速度vは、その航空機の種類にお
ける標準的な速度や、最大速度などとすることができ
る。最大速度とすると、その目標はほぼ確実に相関ゲー
ト内に入るが、フォールス等の入り込む割合がやや大き
くなり、標準的な速度とすると、その目標が相関ゲート
内に入らなくなる可能性も多少あるが、フォールス等の
入り込む割合を小さくすることができるという利点もあ
る。どのような移動速度にするかは、用途等に応じ、上
記のことなどを勘案して決定すればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、目標検出
部からのプロットデータに基づいてその目標の有効反射
断面積を算出し、この有効反射断面積から、目標がどん
な種類の航空機かを判別してその移動速度を設定し、こ
の移動速度に基づいて、その目標の次スキャンまでの移
動量を予測して相関ゲートを算出生成する一方、上記有
効反射断面積に基づいて、そのプロットが誤目標の可能
性が有るか無いかを判定し、1スキャン前に算出生成し
た相関ゲート内に存在する現スキャンのプロットデータ
と、記憶部から読み出された初探知プロットデータとの
間の相関処理を行って、その結果が相関関係ありで、か
つ上記の判定で誤目標の可能性無しの場合に航跡を確立
し、その他の場合には航跡確立を保留してそのプロット
データを初探知プロットデータとして記憶する構成とす
ることにより、目標の移動速度に合わせた相関ゲートを
算出生成してその相関ゲート内のプロットに対して相関
処理ができるので、相関ゲート内に、接近する他の目標
が入り込んだりフォールスが発生する割合を低減するこ
とができ、更に、フォールスの可能性が無いときに相関
関係有りであれば航跡の確立が行われるので、フォール
スや他の目標による誤った航跡の確立を低減し、かつ正
しい航跡確立までの時間を短縮することができる効果が
ある。
部からのプロットデータに基づいてその目標の有効反射
断面積を算出し、この有効反射断面積から、目標がどん
な種類の航空機かを判別してその移動速度を設定し、こ
の移動速度に基づいて、その目標の次スキャンまでの移
動量を予測して相関ゲートを算出生成する一方、上記有
効反射断面積に基づいて、そのプロットが誤目標の可能
性が有るか無いかを判定し、1スキャン前に算出生成し
た相関ゲート内に存在する現スキャンのプロットデータ
と、記憶部から読み出された初探知プロットデータとの
間の相関処理を行って、その結果が相関関係ありで、か
つ上記の判定で誤目標の可能性無しの場合に航跡を確立
し、その他の場合には航跡確立を保留してそのプロット
データを初探知プロットデータとして記憶する構成とす
ることにより、目標の移動速度に合わせた相関ゲートを
算出生成してその相関ゲート内のプロットに対して相関
処理ができるので、相関ゲート内に、接近する他の目標
が入り込んだりフォールスが発生する割合を低減するこ
とができ、更に、フォールスの可能性が無いときに相関
関係有りであれば航跡の確立が行われるので、フォール
スや他の目標による誤った航跡の確立を低減し、かつ正
しい航跡確立までの時間を短縮することができる効果が
ある。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示された実施例の動作及び効果を説明す
るための、前スキャン及び現スキャンの相関ゲートとプ
ロットとの関係を示す表示模式図である。
るための、前スキャン及び現スキャンの相関ゲートとプ
ロットとの関係を示す表示模式図である。
【図3】従来のレーダ装置の一例を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】図3に示されたレーダ装置の課題を説明するた
めの、前スキャン及び現スキャンの相関ゲートとプロッ
トとの関係を示す表示模式図である。
めの、前スキャン及び現スキャンの相関ゲートとプロッ
トとの関係を示す表示模式図である。
1 空中線部 2 受信部 3 目標検出部 4 反射断面積算出部 5 目標速度設定部 6,6x 相関ゲート算出部 7 目標判定部 8,8x 航跡確立処理部 9 初探知プロットデータ記憶部
Claims (3)
- 【請求項1】 初探知したプロットに対し、次のスキャ
ンまでの移動量を予測してその相関ゲートを生成し、こ
の相関ゲート内に存在する次のスキャンのプロットと初
探知したプロットとの間で相関が取れたときにそのプロ
ットの航跡を確立し、追尾を開始するレーダ装置であっ
て、次の各構成を有することを特徴とするレーダ装置。 (イ)レーダビデオ信号から目標のプロット信号を検出
してその振幅及び距離の情報を含むプロットデータを出
力する目標検出部 (ロ)前記目標検出部からのプロットデータに基づいて
その目標の有効反射断面積を算出する反射断面積算出部 (ハ)前記反射断面積算出部で算出された目標の有効反
射断面積から、目標がどんな種類の航空機であるかを判
別してその航空機の移動速度を設定する目標速度設定部 (ニ)前記目標検出部からのプロットデータの目標が次
のスキャンまでに移動する移動量を、前記目標速度設定
部で設定された移動速度に基づいて予測し相関ゲートを
算出生成する相関ゲート算出部 (ホ)前記反射断面積算出部で算出された有効反射断面
積に基づいて、そのプロットが誤目標の可能性が有るか
無いかを判定する目標判定部 (ヘ)初探知プロットデータを格納しておく初探知プロ
ットデータ記憶部 (ト)前記相関ゲート算出部で1スキャン前に算出生成
した相関ゲート内に存在する現スキャンのプロットデー
タと、前記初探知プロットデータ記憶部から読み出され
た初探知プロットデータとの間の相関処理を行い、その
処理結果が相関関係有りでかつ前記目標判定部による判
定が誤目標の可能性無しの場合にそのプロットデータに
対する航跡を確立し、相関関係無しの場合、及び誤目標
の可能性有りの場合には航跡の確立を保留して前記現ス
キャンのプロットデータを初探知プロットデータとして
前記初探知プロットデータ記憶部に記憶させる航跡確立
処理部 - 【請求項2】 前記目標速度設定部が、追尾の対象とな
る航空機の有効反射断面積の値の範囲、及び前記範囲と
対応する移動速度を予め設定して記憶しておき、前記反
射断面積算出部で算出された有効反射断面積の値に対応
する移動速度の情報を出力する記憶手段である請求項1
記載のレーダ装置。 - 【請求項3】 前記目標速度設定部で設定する航空機の
移動速度が、その航空機の種類における最大速度である
請求項1記載のレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321828A JP2000147110A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321828A JP2000147110A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | レーダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000147110A true JP2000147110A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18136883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10321828A Pending JP2000147110A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000147110A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101970222B1 (ko) * | 2018-06-14 | 2019-04-18 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 이중 항적 탐지 방지 장치 |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP10321828A patent/JP2000147110A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101970222B1 (ko) * | 2018-06-14 | 2019-04-18 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 이중 항적 탐지 방지 장치 |
KR101970228B1 (ko) * | 2018-06-14 | 2019-04-18 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 이중 항적 탐지 방지 방법 |
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