JP2000146440A - 浚渫泥の加工処理方法および加工設備 - Google Patents
浚渫泥の加工処理方法および加工設備Info
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- JP2000146440A JP2000146440A JP10313084A JP31308498A JP2000146440A JP 2000146440 A JP2000146440 A JP 2000146440A JP 10313084 A JP10313084 A JP 10313084A JP 31308498 A JP31308498 A JP 31308498A JP 2000146440 A JP2000146440 A JP 2000146440A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】浚渫泥の陸地への輸送コストを低減し、再生利
用時の固化剤等との混合性を良好ならしめる加工処理方
法および加工設備を提供する。 【解決手段】浚渫水域上にある船舶または浮遊構造物上
で、浚渫泥の含水比を、少なくとも浚渫泥に含まれる土
粒子の平均粒径および形状の変化に応じて求められる適
正含水比の範囲内に入るように調整し、この含水比調整
後の浚渫泥の流れに衝撃波を伴う熱風を吹き付けて水分
を蒸発させ、浚渫泥から直接粉末を得る。この方法は浚
渫泥事前処理設備と乾燥設備を備える本発明の装置によ
り実施することができる。粉末を気流輸送すれば効果は
一層大きい。
用時の固化剤等との混合性を良好ならしめる加工処理方
法および加工設備を提供する。 【解決手段】浚渫水域上にある船舶または浮遊構造物上
で、浚渫泥の含水比を、少なくとも浚渫泥に含まれる土
粒子の平均粒径および形状の変化に応じて求められる適
正含水比の範囲内に入るように調整し、この含水比調整
後の浚渫泥の流れに衝撃波を伴う熱風を吹き付けて水分
を蒸発させ、浚渫泥から直接粉末を得る。この方法は浚
渫泥事前処理設備と乾燥設備を備える本発明の装置によ
り実施することができる。粉末を気流輸送すれば効果は
一層大きい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泥土、特に海域、
湖沼、河川等の底泥の浚渫に伴い発生する浚渫泥を再生
利用する技術、より詳しくは、再生利用のための事前処
理技術である脱水乾燥を主体とする浚渫泥の加工処理方
法およびそのための加工設備に関する。
湖沼、河川等の底泥の浚渫に伴い発生する浚渫泥を再生
利用する技術、より詳しくは、再生利用のための事前処
理技術である脱水乾燥を主体とする浚渫泥の加工処理方
法およびそのための加工設備に関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事、特に、港湾工事や航路の確
保、海域における構造物の建設、湖沼、河川等の底泥の
浚渫等では多量の浚渫泥が発生する。
保、海域における構造物の建設、湖沼、河川等の底泥の
浚渫等では多量の浚渫泥が発生する。
【0003】これらの浚渫泥の多くは浚渫後パイプライ
ンにより陸地までスラリー輸送され、陸上で再生利用の
ための加工処理が施される。また、浚渫水域上にある船
上で盛土、覆土等として利用できる程度にまで加工され
た後、船で陸地へ輸送され、利用に供される場合もあ
る。この場合、具体的には、船上に設けられた原泥槽で
固形分が沈降分離され、この沈降した泥状物がポンプで
抜き出されて脱水助剤が加えられた後、濃縮、脱水さ
れ、さらに固化剤が添加され、混合される。なお、上記
の濃縮および脱水等の工程で排出される処理水は凝集沈
澱、中和等の処理が施された後、放流される。
ンにより陸地までスラリー輸送され、陸上で再生利用の
ための加工処理が施される。また、浚渫水域上にある船
上で盛土、覆土等として利用できる程度にまで加工され
た後、船で陸地へ輸送され、利用に供される場合もあ
る。この場合、具体的には、船上に設けられた原泥槽で
固形分が沈降分離され、この沈降した泥状物がポンプで
抜き出されて脱水助剤が加えられた後、濃縮、脱水さ
れ、さらに固化剤が添加され、混合される。なお、上記
の濃縮および脱水等の工程で排出される処理水は凝集沈
澱、中和等の処理が施された後、放流される。
【0004】加工処理における主要な工程は脱水乾燥工
程であるが、従来、泥土の脱水乾燥技術として実際に採
用されているのは、スクリュデカンタやフィルタプレス
による脱水、ロールプレス脱水、高圧薄層脱水等の脱水
処理方法である。
程であるが、従来、泥土の脱水乾燥技術として実際に採
用されているのは、スクリュデカンタやフィルタプレス
による脱水、ロールプレス脱水、高圧薄層脱水等の脱水
処理方法である。
【0005】一方、浚渫泥を処理の対象物とするもので
はないが、パルスジェットエンジンを用いる含水原料コ
ンバーター(乾燥装置)が知られている(特公平6−3
3939号公報)。この装置はパルスジェットエンジン
での燃料の燃焼によって広い巾の音波エネルギーを発生
し、被乾燥物の周りを囲む空気層に衝撃を与えるので、
処理される原料から水分が素早く除去され、したがっ
て、脱水工程を経ることなく短時間で水分含有量の高い
原料を乾燥することができ、有機物、例えば廃棄魚を処
理しても焼けこげや焼却が起こらず、栄養価が損なわれ
ないので、乾燥物は容易に土壌添加剤や飼料として利用
することができるとされている。
はないが、パルスジェットエンジンを用いる含水原料コ
ンバーター(乾燥装置)が知られている(特公平6−3
3939号公報)。この装置はパルスジェットエンジン
での燃料の燃焼によって広い巾の音波エネルギーを発生
し、被乾燥物の周りを囲む空気層に衝撃を与えるので、
処理される原料から水分が素早く除去され、したがっ
て、脱水工程を経ることなく短時間で水分含有量の高い
原料を乾燥することができ、有機物、例えば廃棄魚を処
理しても焼けこげや焼却が起こらず、栄養価が損なわれ
ないので、乾燥物は容易に土壌添加剤や飼料として利用
することができるとされている。
【0006】脱水工程を経ずにスラリー状の原料から直
接粉末製品を得る装置としては、スプレードライヤーに
よる脱水技術が公知である(「粉体と工業」VOL.2
7,NO.9(1995)27〜48頁)。この技術
は、原料をスラリー状にして噴霧微粒化し、熱風と接触
させて乾燥する方式を採用しており、粉末合成洗剤の生
産や、セラミックス、フェライト、酸化物等の粉末の乾
燥に用いられている。
接粉末製品を得る装置としては、スプレードライヤーに
よる脱水技術が公知である(「粉体と工業」VOL.2
7,NO.9(1995)27〜48頁)。この技術
は、原料をスラリー状にして噴霧微粒化し、熱風と接触
させて乾燥する方式を採用しており、粉末合成洗剤の生
産や、セラミックス、フェライト、酸化物等の粉末の乾
燥に用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の浚渫泥の処
理方法においては、いずれも浚渫場所から陸地までの輸
送コストが高いという問題がある。すなわち、浚渫後パ
イプラインにより陸地までスラリー輸送し、陸上で再生
利用のための加工処理を行う「スラリー輸送−陸地加工
処理方法」では、輸送物の水分含有量が、含水率で70
〜90%(含水比230〜900%)と多く、しかも一
般に数km程度の長距離輸送であり、コスト高となる。
また、浚渫後船上で盛土用等に加工し、陸地へ輸送する
「船上盛土加工方法」でも、船による運搬コストが高く
ならざるを得ない。土壌そのものの価格が低いので、浚
渫場所から陸地までの輸送コストが高くなると、浚渫泥
の有効活用が困難になる。
理方法においては、いずれも浚渫場所から陸地までの輸
送コストが高いという問題がある。すなわち、浚渫後パ
イプラインにより陸地までスラリー輸送し、陸上で再生
利用のための加工処理を行う「スラリー輸送−陸地加工
処理方法」では、輸送物の水分含有量が、含水率で70
〜90%(含水比230〜900%)と多く、しかも一
般に数km程度の長距離輸送であり、コスト高となる。
また、浚渫後船上で盛土用等に加工し、陸地へ輸送する
「船上盛土加工方法」でも、船による運搬コストが高く
ならざるを得ない。土壌そのものの価格が低いので、浚
渫場所から陸地までの輸送コストが高くなると、浚渫泥
の有効活用が困難になる。
【0008】また、上記脱水処理方法では、脱水後でも
ケーキ状固化物となる程度の水分を含む。このケーキ状
固化物は解砕が困難なため、塊状となり、固化剤等と均
一に混合できないため、固化後も十分な強度、特性が得
られず、十分に有効活用できないという問題がある。
ケーキ状固化物となる程度の水分を含む。このケーキ状
固化物は解砕が困難なため、塊状となり、固化剤等と均
一に混合できないため、固化後も十分な強度、特性が得
られず、十分に有効活用できないという問題がある。
【0009】本発明は、泥土、特に浚渫泥の再生利用を
積極的に進めるための技術の一環として、浚渫場所から
陸地までの輸送コストを軽減することが可能で、かつ泥
土の有効活用が可能な浚渫泥の脱水乾燥を主体とする加
工処理方法およびそのための加工設備を提供することを
目的とする。
積極的に進めるための技術の一環として、浚渫場所から
陸地までの輸送コストを軽減することが可能で、かつ泥
土の有効活用が可能な浚渫泥の脱水乾燥を主体とする加
工処理方法およびそのための加工設備を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、下記
(1)および(2)の泥土の加工処理方法、ならびに
(3)の加工設備にある。
(1)および(2)の泥土の加工処理方法、ならびに
(3)の加工設備にある。
【0011】(1)浚渫水域上にある船舶または浮遊構
造物上で、浚渫泥の含水比を、少なくとも浚渫泥に含ま
れる土粒子の平均粒径および形状の変化に応じて求めら
れる適正含水比の範囲内に入るように調整し、この含水
比調整後の浚渫泥の流れに衝撃波を伴う熱風を吹き付け
て水分を蒸発させることにより、浚渫泥から直接粉末を
得ることができる浚渫泥の加工処理方法。
造物上で、浚渫泥の含水比を、少なくとも浚渫泥に含ま
れる土粒子の平均粒径および形状の変化に応じて求めら
れる適正含水比の範囲内に入るように調整し、この含水
比調整後の浚渫泥の流れに衝撃波を伴う熱風を吹き付け
て水分を蒸発させることにより、浚渫泥から直接粉末を
得ることができる浚渫泥の加工処理方法。
【0012】衝撃波を伴う熱風の発生装置としてパルス
ジェットエンジンを用い、浚渫泥を前記パルスジェット
エンジンの排気中に供給することとすれば、上記の方法
を容易に実施することができる。
ジェットエンジンを用い、浚渫泥を前記パルスジェット
エンジンの排気中に供給することとすれば、上記の方法
を容易に実施することができる。
【0013】(2)浚渫水域上にある船舶または浮遊構
造物上で浚渫泥を処理して得られた粉末を気流輸送で前
記船舶または浮遊構造物外へ搬送する上記(1)に記載
の浚渫泥の加工処理方法。
造物上で浚渫泥を処理して得られた粉末を気流輸送で前
記船舶または浮遊構造物外へ搬送する上記(1)に記載
の浚渫泥の加工処理方法。
【0014】粉末を気流輸送する前に粉末に固化剤、通
気性向上剤、保水性向上剤、中和剤および栄養剤のうち
の一種以上を混合してもよい。
気性向上剤、保水性向上剤、中和剤および栄養剤のうち
の一種以上を混合してもよい。
【0015】(3)上記(1)に記載の浚渫泥の加工処
理方法を実施するための加工設備であって、浚渫泥の含
水比を適正含水比の範囲内に入るように調整する浚渫泥
事前処理設備と、含水比調整後の浚渫泥スラリーを乾燥
して粉末とする乾燥設備が浚渫水域上にある船舶または
浮遊構造物上に設けられており、前記浚渫泥事前処理設
備は、浚渫泥を受け入れる貯泥槽と、貯泥槽から移送さ
れる浚渫泥中の粗粒分等を除去する篩部と、篩部を通過
した浚渫泥の含水比を調整する含水比調整槽と、含水比
調整後の浚渫泥を貯蔵するスラリー貯蔵槽を有し、前記
乾燥設備は、衝撃波を伴う熱風を発生する装置、前記含
水比調整後の浚渫泥の装入口、熱風による乾燥で得られ
る粉末を回収する粉末回収槽および排気口を備える乾燥
室を有する浚渫泥の加工設備。
理方法を実施するための加工設備であって、浚渫泥の含
水比を適正含水比の範囲内に入るように調整する浚渫泥
事前処理設備と、含水比調整後の浚渫泥スラリーを乾燥
して粉末とする乾燥設備が浚渫水域上にある船舶または
浮遊構造物上に設けられており、前記浚渫泥事前処理設
備は、浚渫泥を受け入れる貯泥槽と、貯泥槽から移送さ
れる浚渫泥中の粗粒分等を除去する篩部と、篩部を通過
した浚渫泥の含水比を調整する含水比調整槽と、含水比
調整後の浚渫泥を貯蔵するスラリー貯蔵槽を有し、前記
乾燥設備は、衝撃波を伴う熱風を発生する装置、前記含
水比調整後の浚渫泥の装入口、熱風による乾燥で得られ
る粉末を回収する粉末回収槽および排気口を備える乾燥
室を有する浚渫泥の加工設備。
【0016】ここで、「浚渫泥」とは、前述したよう
に、港湾工事や航路の確保、海域における構造物の建
設、湖沼、河川等の底泥の浚渫等に伴い発生する浚渫泥
をいう。
に、港湾工事や航路の確保、海域における構造物の建
設、湖沼、河川等の底泥の浚渫等に伴い発生する浚渫泥
をいう。
【0017】「浚渫泥の含水比」とは、浚渫泥中の固形
分(すなわち、浚渫泥に含まれている土)に対する水分
の重量比(水分×100/固形分で表示)である。
分(すなわち、浚渫泥に含まれている土)に対する水分
の重量比(水分×100/固形分で表示)である。
【0018】「衝撃波を伴う熱風」とは、高温の気体の
流れであって、この気体を媒質として衝撃波が伝搬する
気体の流れを意味する。なお、衝撃波とは、例えば燃焼
の際に生じる流体(気体)の圧力、密度等が急激に増加
する一種の不連続面をもつ波である。
流れであって、この気体を媒質として衝撃波が伝搬する
気体の流れを意味する。なお、衝撃波とは、例えば燃焼
の際に生じる流体(気体)の圧力、密度等が急激に増加
する一種の不連続面をもつ波である。
【0019】上記本発明をなすに当たり、本発明者ら
は、前述した課題、すなわち浚渫場所から陸地までの輸
送コストが高いという問題および泥土を十分に有効活用
できないという問題を解決するために、脱水乾燥工程に
ついて種々検討を加えた。
は、前述した課題、すなわち浚渫場所から陸地までの輸
送コストが高いという問題および泥土を十分に有効活用
できないという問題を解決するために、脱水乾燥工程に
ついて種々検討を加えた。
【0020】従来、泥土の乾燥処理で用いられるスクリ
ューデカンタやフィルタープレス、ロールプレスによる
脱水、高圧薄層脱水等では、脱水時に泥土が固まって、
粉末状にはならず、さらに固化剤等を添加する場合、そ
れらとの均一混合が困難である。したがって、前記の混
合処理によって得られる盛土用、覆土用等の資材として
の性状は必ずしも良好とはいえない。
ューデカンタやフィルタープレス、ロールプレスによる
脱水、高圧薄層脱水等では、脱水時に泥土が固まって、
粉末状にはならず、さらに固化剤等を添加する場合、そ
れらとの均一混合が困難である。したがって、前記の混
合処理によって得られる盛土用、覆土用等の資材として
の性状は必ずしも良好とはいえない。
【0021】さらに、これらプレス方式、つまり、水を
含んだ泥状層に外側から機械的に圧力をかけてフィルタ
ーを通して水を抜くという方法は、水が泥状層を通過す
る際に多大な摩擦エネルギーロス等を伴う。また、フィ
ルターの損傷も著しい。
含んだ泥状層に外側から機械的に圧力をかけてフィルタ
ーを通して水を抜くという方法は、水が泥状層を通過す
る際に多大な摩擦エネルギーロス等を伴う。また、フィ
ルターの損傷も著しい。
【0022】一方、脱水工程を経ずにスラリー状の原料
を粉末にすることができるという利点があるスプレード
ライヤー方式の乾燥機を泥土の乾燥に適用することも考
えられる。しかし、粉末状のものが得られない上、コス
ト高にならざるを得ない。
を粉末にすることができるという利点があるスプレード
ライヤー方式の乾燥機を泥土の乾燥に適用することも考
えられる。しかし、粉末状のものが得られない上、コス
ト高にならざるを得ない。
【0023】前述したパルスジェットエンジン乾燥技術
も、水分含有量の高い原料を脱水処理を行わず直接乾燥
する技術である。しかし、前掲の特許公報にこの技術の
応用分野として具体的に示されているのは、有機物中に
多量に含まれている水分の除去、特に、廃棄魚を処理し
て高い栄養価をもった飼料とすることである。浚渫泥な
どの泥土はこのような有機物とは性状が全く相違し、ま
た、発生量が極めて多く、その性状、特に含水比が発生
個所によって著しく異なるので、これらの莫大な量の泥
土を効率よく乾燥でき、かつ得られる粉を有効利用でき
る乾燥技術は確立されていない。
も、水分含有量の高い原料を脱水処理を行わず直接乾燥
する技術である。しかし、前掲の特許公報にこの技術の
応用分野として具体的に示されているのは、有機物中に
多量に含まれている水分の除去、特に、廃棄魚を処理し
て高い栄養価をもった飼料とすることである。浚渫泥な
どの泥土はこのような有機物とは性状が全く相違し、ま
た、発生量が極めて多く、その性状、特に含水比が発生
個所によって著しく異なるので、これらの莫大な量の泥
土を効率よく乾燥でき、かつ得られる粉を有効利用でき
る乾燥技術は確立されていない。
【0024】そこで、本発明者らは、浚渫泥の輸送に要
するコストを低減するとともに、固化剤等との均一混合
を容易にするために、浚渫泥を船上で粉末にすることを
前提として検討を重ねた。その結果、前述のパルスジェ
ットエンジン乾燥技術で採用されている音波の衝撃を利
用する技術の適用が可能であることを新たに知見した。
上記本発明はこの知見に基づきなされたものである。
するコストを低減するとともに、固化剤等との均一混合
を容易にするために、浚渫泥を船上で粉末にすることを
前提として検討を重ねた。その結果、前述のパルスジェ
ットエンジン乾燥技術で採用されている音波の衝撃を利
用する技術の適用が可能であることを新たに知見した。
上記本発明はこの知見に基づきなされたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、前記(1)および(2)
の本発明の浚渫泥の加工処理方法、ならびに(3)の加
工設備を具体的に説明する。
の本発明の浚渫泥の加工処理方法、ならびに(3)の加
工設備を具体的に説明する。
【0026】浚渫泥を、衝撃波を伴う熱風、例えばパル
スジェットエンジンの稼働により得られる高温ガスを用
いて水分を蒸発させ、乾燥しようとしても、極めて困難
で、目的とする良質の粉末を得ることはできない。これ
は、処理の対象となる浚渫泥の性状が多岐にわたってい
るためで、衝撃波を伴う熱風を吹き付ける前に、浚渫泥
中の土粒子の分散状態を良好にしておく必要がある。
スジェットエンジンの稼働により得られる高温ガスを用
いて水分を蒸発させ、乾燥しようとしても、極めて困難
で、目的とする良質の粉末を得ることはできない。これ
は、処理の対象となる浚渫泥の性状が多岐にわたってい
るためで、衝撃波を伴う熱風を吹き付ける前に、浚渫泥
中の土粒子の分散状態を良好にしておく必要がある。
【0027】そこで、本発明の浚渫泥の加工処理方法
(本発明方法)においては、処理に先立ち、浚渫泥にそ
の性状に応じて含水比をあらかじめ所定の範囲に調整す
る前処理を施すこととした。「その性状に応じて」とし
たのは、浚渫泥の性状によってその適正含水比の範囲が
変わるからである。
(本発明方法)においては、処理に先立ち、浚渫泥にそ
の性状に応じて含水比をあらかじめ所定の範囲に調整す
る前処理を施すこととした。「その性状に応じて」とし
たのは、浚渫泥の性状によってその適正含水比の範囲が
変わるからである。
【0028】浚渫泥の性状としては、少なくとも、
(a)浚渫泥に含まれる土粒子の平均粒径、および
(b)浚渫泥に含まれる土粒子の形状を考慮する。土粒
子の平均粒径には、土粒子の粒径分布を指数化して用い
てもよい。なお、粒径の大きい固形分が混在する場合に
は、粒径が3mm以上の粒はあらかじめ除去しておくの
がよい。また、土粒子の形状には、粒の表面形状を指数
化して併用するのがよい。
(a)浚渫泥に含まれる土粒子の平均粒径、および
(b)浚渫泥に含まれる土粒子の形状を考慮する。土粒
子の平均粒径には、土粒子の粒径分布を指数化して用い
てもよい。なお、粒径の大きい固形分が混在する場合に
は、粒径が3mm以上の粒はあらかじめ除去しておくの
がよい。また、土粒子の形状には、粒の表面形状を指数
化して併用するのがよい。
【0029】さらに、浚渫泥の種類によって、浚渫泥の
性状に対する影響の大きいその他の因子が認められる場
合は、それも考慮する。例えば、有機成分がこれに該当
する。湖沼や河川等の底泥の浚渫では浚渫泥に有機成分
が含まれている場合もあるからである。
性状に対する影響の大きいその他の因子が認められる場
合は、それも考慮する。例えば、有機成分がこれに該当
する。湖沼や河川等の底泥の浚渫では浚渫泥に有機成分
が含まれている場合もあるからである。
【0030】すなわち、本発明方法においては、少なく
とも浚渫泥に含まれる土粒子の平均粒径および形状に応
じて、浚渫泥の含水比を、前記土粒子の平均粒径および
形状の変化に応じて求められる適正含水比の範囲内に入
るように調整する前処理を施すのである。なお、前記の
「浚渫泥の適正含水比」とは、浚渫泥中での土粒子の分
散状態が良好で、支障なく円滑に乾燥処理に供すること
ができるとともに、浚渫泥の流れに衝撃波を伴う熱風を
吹き付けたときに容易に水分が蒸発、除去され、土質系
の粉末が得られる含水比である。
とも浚渫泥に含まれる土粒子の平均粒径および形状に応
じて、浚渫泥の含水比を、前記土粒子の平均粒径および
形状の変化に応じて求められる適正含水比の範囲内に入
るように調整する前処理を施すのである。なお、前記の
「浚渫泥の適正含水比」とは、浚渫泥中での土粒子の分
散状態が良好で、支障なく円滑に乾燥処理に供すること
ができるとともに、浚渫泥の流れに衝撃波を伴う熱風を
吹き付けたときに容易に水分が蒸発、除去され、土質系
の粉末が得られる含水比である。
【0031】浚渫泥の適正含水比の範囲は、処理しよう
とする浚渫泥を用い、条件を変えて実際に乾燥処理を行
い、あらかじめ求めておくのがよい。また、そのように
して求めたデータを集積し、浚渫泥に含まれる土粒子の
平均粒径および形状と浚渫泥の適正含水比の範囲との関
係をグラフ化しておくと、利用が容易で、有効である。
とする浚渫泥を用い、条件を変えて実際に乾燥処理を行
い、あらかじめ求めておくのがよい。また、そのように
して求めたデータを集積し、浚渫泥に含まれる土粒子の
平均粒径および形状と浚渫泥の適正含水比の範囲との関
係をグラフ化しておくと、利用が容易で、有効である。
【0032】次いで、このようにして得られた含水比を
調整した浚渫泥(以下、「調整後スラリー」または単に
「スラリー」ともいう)の流れに衝撃波を伴う熱風を吹
き付けて水分を蒸発させ、浚渫泥を脱水工程を経ずに直
接粉末とする。
調整した浚渫泥(以下、「調整後スラリー」または単に
「スラリー」ともいう)の流れに衝撃波を伴う熱風を吹
き付けて水分を蒸発させ、浚渫泥を脱水工程を経ずに直
接粉末とする。
【0033】前記熱風(以下、「熱風」といえば、衝撃
波を伴う熱風を意味する)を「浚渫泥の流れ」に吹き付
けることとしたのは、調整後スラリーからの水分の蒸発
を効果的に進行させるためである。調整後スラリーの流
れを作るには、例えば、断面が円形または楕円形のノズ
ルからスラリーを連続的に流せばよい。ノズルを複数本
使用してもよいし、スリット状のノズルを用いて薄い帯
状の流れとしてもよい。
波を伴う熱風を意味する)を「浚渫泥の流れ」に吹き付
けることとしたのは、調整後スラリーからの水分の蒸発
を効果的に進行させるためである。調整後スラリーの流
れを作るには、例えば、断面が円形または楕円形のノズ
ルからスラリーを連続的に流せばよい。ノズルを複数本
使用してもよいし、スリット状のノズルを用いて薄い帯
状の流れとしてもよい。
【0034】調整後スラリーの流れに衝撃波を伴う熱風
を吹き付けることによってスラリーは吹き飛ばされ、同
時に衝撃波の作用によってスラリー中の水と土粒子がそ
れぞれ細かく分散され、土粒子の内部の水分(液体)が
粒子の表面に滲み出すとともに衝撃波により飛ばされ、
しかも高温の気流中にあるので速やかに蒸発する。すな
わち、水分の蒸発が著しく促進され、脱水工程を経るこ
となく直接粉末にすることができる。
を吹き付けることによってスラリーは吹き飛ばされ、同
時に衝撃波の作用によってスラリー中の水と土粒子がそ
れぞれ細かく分散され、土粒子の内部の水分(液体)が
粒子の表面に滲み出すとともに衝撃波により飛ばされ、
しかも高温の気流中にあるので速やかに蒸発する。すな
わち、水分の蒸発が著しく促進され、脱水工程を経るこ
となく直接粉末にすることができる。
【0035】衝撃波を伴う熱風の発生装置としてパルス
ジェットエンジンを用い、調整後スラリーをこのパルス
ジェットエンジンの排気中に供給してやれば、本発明方
法を容易にかつ効果的に実施することができる。
ジェットエンジンを用い、調整後スラリーをこのパルス
ジェットエンジンの排気中に供給してやれば、本発明方
法を容易にかつ効果的に実施することができる。
【0036】また、浚渫泥に有機成分が含まれている場
合、スラリーに吹き付ける熱風に酸化剤を添加すれば、
スラリー中の有機物の燃焼・酸化に効果がある。なお、
酸化剤としては、空気、酸素ガス等が適用できる。
合、スラリーに吹き付ける熱風に酸化剤を添加すれば、
スラリー中の有機物の燃焼・酸化に効果がある。なお、
酸化剤としては、空気、酸素ガス等が適用できる。
【0037】浚渫泥の含水比の調整は、上記のように、
含水比をあらかじめ求めてある適正含水比の範囲内に入
るように行えばよいが、実際の処理データ、室内実験結
果等を数式化して、浚渫泥の性状の測定値から適正含水
比の範囲を求め得るようにしておけば、種々のケースに
対応することができ、簡便かつ有効である。
含水比をあらかじめ求めてある適正含水比の範囲内に入
るように行えばよいが、実際の処理データ、室内実験結
果等を数式化して、浚渫泥の性状の測定値から適正含水
比の範囲を求め得るようにしておけば、種々のケースに
対応することができ、簡便かつ有効である。
【0038】下記(1)式は、土粒子の平均粒径が小さ
い場合はスラリー中での土粒子の分散状態を良好ならし
めるために水分量を増す必要があり、逆に平均粒径が大
きい場合は水分量が少なくてもよいという事実に基づ
き、種々のケースについて実験を行い、土粒子の分散お
よび乾燥状態を調査した結果得られた式である。この
(1)式を用いれば、浚渫泥に含まれる土粒子の平均粒
径および形状と浚渫泥の適正含水比の範囲との関係をあ
らかじめ求めておく必要がなく、調整後スラリー中の土
粒子の分散状態を良好ならしめ、粉末を得ることができ
る適正含水比の範囲を簡便に求めることができる。
い場合はスラリー中での土粒子の分散状態を良好ならし
めるために水分量を増す必要があり、逆に平均粒径が大
きい場合は水分量が少なくてもよいという事実に基づ
き、種々のケースについて実験を行い、土粒子の分散お
よび乾燥状態を調査した結果得られた式である。この
(1)式を用いれば、浚渫泥に含まれる土粒子の平均粒
径および形状と浚渫泥の適正含水比の範囲との関係をあ
らかじめ求めておく必要がなく、調整後スラリー中の土
粒子の分散状態を良好ならしめ、粉末を得ることができ
る適正含水比の範囲を簡便に求めることができる。
【0039】 −0.015(logdp)3+0.160(logdp)2−0.467logdp +3.81 ≧log W1 ≧ 0.103(logdp)3 −0.210(logdp)2−0.573logdp +2.46 ・・・(1) ただし、φ=0.6〜1.0 ここで、W1 :適正含水比(%) dp :平均粒径(μm) φ :形状係数(ここでは、球形度を採用。すなわち、
土粒子と体積の等しい球の表面積とその土粒子の表面積
の比で、完全球であれば1となる) さらに、本発明方法においては、上述した浚渫泥の含水
比を調整し、衝撃波を伴う熱風を吹き付けて浚渫泥から
直接粉末を得る工程を船舶または浮遊構造物上で行う。
土粒子と体積の等しい球の表面積とその土粒子の表面積
の比で、完全球であれば1となる) さらに、本発明方法においては、上述した浚渫泥の含水
比を調整し、衝撃波を伴う熱風を吹き付けて浚渫泥から
直接粉末を得る工程を船舶または浮遊構造物上で行う。
【0040】船舶としては、浚渫水域上で浚渫工事を行
っている浚渫船を用いるのが浚渫泥を移送せず直ちに加
工処理を行えるので好ましい。しかし、これに限定され
ず、この浚渫船の近くに加工設備を備えた専用の船舶を
係留しておき、浚渫泥をこの船上に受けて処理を行って
もよい。また、浚渫工事が大規模で、数隻の浚渫船が配
置される場合等においては、浮遊式の構造物、すなわち
加工設備を備えた構造物を水面に浮かべ、その上で集中
して処理を行ってもよい。
っている浚渫船を用いるのが浚渫泥を移送せず直ちに加
工処理を行えるので好ましい。しかし、これに限定され
ず、この浚渫船の近くに加工設備を備えた専用の船舶を
係留しておき、浚渫泥をこの船上に受けて処理を行って
もよい。また、浚渫工事が大規模で、数隻の浚渫船が配
置される場合等においては、浮遊式の構造物、すなわち
加工設備を備えた構造物を水面に浮かべ、その上で集中
して処理を行ってもよい。
【0041】前記本発明の浚渫泥の加工設備は上記の本
発明方法を実施するための設備である。以下、図面に基
づいて説明する。
発明方法を実施するための設備である。以下、図面に基
づいて説明する。
【0042】図1は、本発明の加工設備の一例で、加工
設備を船体に組み込んだ例を模式的に示す図である。図
示するように、加工設備は、浚渫泥の含水比を適正含水
比の範囲内に入るように調整する「浚渫泥事前処理設
備」と、含水比調整後の浚渫泥スラリーを乾燥して粉末
とする「乾燥設備」を備えている。乾燥設備の後に、さ
らに、回収した粉末を気流輸送する設備が設けられてい
てもよい。
設備を船体に組み込んだ例を模式的に示す図である。図
示するように、加工設備は、浚渫泥の含水比を適正含水
比の範囲内に入るように調整する「浚渫泥事前処理設
備」と、含水比調整後の浚渫泥スラリーを乾燥して粉末
とする「乾燥設備」を備えている。乾燥設備の後に、さ
らに、回収した粉末を気流輸送する設備が設けられてい
てもよい。
【0043】前記「浚渫泥事前処理設備」は、浚渫泥を
受け入れる貯泥槽(図示した一次貯泥槽4)と、貯泥槽
から移送される浚渫泥中の粗粒分等を除去する篩部(振
動篩5)と、篩部を通過した浚渫泥の含水比を調整する
含水比調整槽7と、含水比調整後の浚渫泥を貯蔵するス
ラリー貯蔵槽8とを有している。なお、この例では、事
前処理設備に排水処理のための水処理設備(凝集反応槽
14、濃縮沈澱槽15および清澄水槽16を備えた設
備)が付帯的に取り付けられている。通常、浚渫泥にお
いては、固形分よりも水分が圧倒的に多いからである。
受け入れる貯泥槽(図示した一次貯泥槽4)と、貯泥槽
から移送される浚渫泥中の粗粒分等を除去する篩部(振
動篩5)と、篩部を通過した浚渫泥の含水比を調整する
含水比調整槽7と、含水比調整後の浚渫泥を貯蔵するス
ラリー貯蔵槽8とを有している。なお、この例では、事
前処理設備に排水処理のための水処理設備(凝集反応槽
14、濃縮沈澱槽15および清澄水槽16を備えた設
備)が付帯的に取り付けられている。通常、浚渫泥にお
いては、固形分よりも水分が圧倒的に多いからである。
【0044】前記「乾燥設備」は、衝撃波を伴う熱風を
発生する装置、前記含水比調整後の浚渫泥の装入口、熱
風による乾燥で得られる粉末を回収する粉末回収槽22
および排気口を備える乾燥室9を有している。なお、図
示した例では、前記排気口に接続して、除塵装置(サイ
クロン11、バグフィルター12および水洗式除塵装置
13)が取り付けられている。
発生する装置、前記含水比調整後の浚渫泥の装入口、熱
風による乾燥で得られる粉末を回収する粉末回収槽22
および排気口を備える乾燥室9を有している。なお、図
示した例では、前記排気口に接続して、除塵装置(サイ
クロン11、バグフィルター12および水洗式除塵装置
13)が取り付けられている。
【0045】乾燥室としては、例えば、図2に示した構
成を有するものを用いればよい。すなわち、上部に衝撃
波を伴う熱風を発生するパルスジェットエンジン18を
その排気が下向きになるように備え、含水比調整後の浚
渫泥の装入口として供給管17をその先端がパルスジェ
ットエンジン18の排気中に位置するように備え、乾燥
後の粉末を回収するための粉末回収槽22および排気口
10を備えた乾燥室9である。なお、乾燥室9内の上方
部は供給された含水比調整後の浚渫泥が加熱、乾燥され
る乾燥部9aとして、下方部は乾燥された浚渫泥の粒子
のうち比較的粗粒のものが冷却されつつ落下する沈降部
9bとして機能する。
成を有するものを用いればよい。すなわち、上部に衝撃
波を伴う熱風を発生するパルスジェットエンジン18を
その排気が下向きになるように備え、含水比調整後の浚
渫泥の装入口として供給管17をその先端がパルスジェ
ットエンジン18の排気中に位置するように備え、乾燥
後の粉末を回収するための粉末回収槽22および排気口
10を備えた乾燥室9である。なお、乾燥室9内の上方
部は供給された含水比調整後の浚渫泥が加熱、乾燥され
る乾燥部9aとして、下方部は乾燥された浚渫泥の粒子
のうち比較的粗粒のものが冷却されつつ落下する沈降部
9bとして機能する。
【0046】パルスジェットエンジン18には、燃料お
よび燃焼用空気を供給するための燃料供給管19および
燃焼用空気供給管20が取り付けられている。乾燥室9
の側壁で供給管17の先端の位置(高さ)付近には燃料
の燃焼を促進し、また、必要に応じて有機成分の燃焼・
ガス化除去のための空気(または酸素)を供給する二次
空気供給管21が取り付けられている。
よび燃焼用空気を供給するための燃料供給管19および
燃焼用空気供給管20が取り付けられている。乾燥室9
の側壁で供給管17の先端の位置(高さ)付近には燃料
の燃焼を促進し、また、必要に応じて有機成分の燃焼・
ガス化除去のための空気(または酸素)を供給する二次
空気供給管21が取り付けられている。
【0047】図1において、浚渫泥1はサクションマウ
ス3が取り付けられたポンプ2で吸いあげられ、一旦一
次貯泥槽4に受け入れられた後、振動篩5でゴミおよび
粗粒子が除去され、含水比調整槽7へ移送される。含水
比調整槽7では、浚渫泥の含水比が、少なくとも浚渫泥
に含まれる土粒子の平均粒径および形状の変化に応じて
求められる適正含水比の範囲内に入るように調整された
後、調整後スラリー貯蔵槽8で保留される。
ス3が取り付けられたポンプ2で吸いあげられ、一旦一
次貯泥槽4に受け入れられた後、振動篩5でゴミおよび
粗粒子が除去され、含水比調整槽7へ移送される。含水
比調整槽7では、浚渫泥の含水比が、少なくとも浚渫泥
に含まれる土粒子の平均粒径および形状の変化に応じて
求められる適正含水比の範囲内に入るように調整された
後、調整後スラリー貯蔵槽8で保留される。
【0048】次いで、調整後スラリー貯蔵槽8から切り
出された調整後スラリーは供給管17を介して図2に示
した乾燥室9の乾燥部9aのパルスジェットエンジン1
8排気中に連続的に供給され、衝撃波を伴う熱風が吹き
付けられる。パルスジェットエンジン18の排気は、エ
ンジン18に供給される燃料の燃焼により熱風となって
いるので、供給された調整後スラリーは衝撃波で分散さ
れるとともに熱風で吹き飛ばされながら、加熱され、水
分が蒸発して乾燥状態となる。
出された調整後スラリーは供給管17を介して図2に示
した乾燥室9の乾燥部9aのパルスジェットエンジン1
8排気中に連続的に供給され、衝撃波を伴う熱風が吹き
付けられる。パルスジェットエンジン18の排気は、エ
ンジン18に供給される燃料の燃焼により熱風となって
いるので、供給された調整後スラリーは衝撃波で分散さ
れるとともに熱風で吹き飛ばされながら、加熱され、水
分が蒸発して乾燥状態となる。
【0049】乾燥部9aで乾燥状態となったスラリー中
の比較的粒径の大きいものは沈降部9bを降下してその
下部に取り付けられた乾燥粉末回収槽22で回収され
る。粒径の小さいものは排気に伴われ、排気口10を経
てサイクロン11に入り(以下、図1参照)、ここで排
気から分離され、回収される。サイクロン11の排気は
バグフィルター12を経て微細粒子が回収された後、さ
らに水洗式除塵装置13を通過して排気される。
の比較的粒径の大きいものは沈降部9bを降下してその
下部に取り付けられた乾燥粉末回収槽22で回収され
る。粒径の小さいものは排気に伴われ、排気口10を経
てサイクロン11に入り(以下、図1参照)、ここで排
気から分離され、回収される。サイクロン11の排気は
バグフィルター12を経て微細粒子が回収された後、さ
らに水洗式除塵装置13を通過して排気される。
【0050】前記の含水比調整槽7から排出された槽7
の上層の水には、浚渫泥の微細な粒子が比較的多量に含
まれている。そこで、これらの粒子を凝集反応槽14で
凝集剤を添加して反応させ、濃縮沈澱槽15で固液分離
する。その際、前記の含水比調整槽7での処理と同様
に、濃縮沈澱槽15の下部に沈降する固形分の含水比が
適正範囲内に入るように調整され、濃縮沈澱槽15の下
部から抜き出されて調整後スラリー貯蔵槽8へ送られ
る。濃縮沈澱槽15の上層の水は清澄水槽16へ移され
て処理された後、船内で再利用される。
の上層の水には、浚渫泥の微細な粒子が比較的多量に含
まれている。そこで、これらの粒子を凝集反応槽14で
凝集剤を添加して反応させ、濃縮沈澱槽15で固液分離
する。その際、前記の含水比調整槽7での処理と同様
に、濃縮沈澱槽15の下部に沈降する固形分の含水比が
適正範囲内に入るように調整され、濃縮沈澱槽15の下
部から抜き出されて調整後スラリー貯蔵槽8へ送られ
る。濃縮沈澱槽15の上層の水は清澄水槽16へ移され
て処理された後、船内で再利用される。
【0051】上述したように、浚渫水域上にある船舶ま
たは浮遊構造物上で、浚渫泥の含水比を調整し、衝撃波
を伴う熱風を吹き付けて回収した粉末を、さらに、気流
輸送で船舶または浮遊構造物外へ搬送する加工処理方法
を採用することもできる。通常は、陸上に搬送され、土
木建設材製造の原料として用いられる。その際、粉末を
気流輸送する前に、粉末に、固化剤や、土壌としての通
気性や保水性を付与する通気性向上剤、保水性向上剤
(いずれも多孔体)、植生用のための中和剤(酸性無機
物)、栄養剤(特に、燐成分、窒素成分含有)のうちの
一種以上を混合してもよい。
たは浮遊構造物上で、浚渫泥の含水比を調整し、衝撃波
を伴う熱風を吹き付けて回収した粉末を、さらに、気流
輸送で船舶または浮遊構造物外へ搬送する加工処理方法
を採用することもできる。通常は、陸上に搬送され、土
木建設材製造の原料として用いられる。その際、粉末を
気流輸送する前に、粉末に、固化剤や、土壌としての通
気性や保水性を付与する通気性向上剤、保水性向上剤
(いずれも多孔体)、植生用のための中和剤(酸性無機
物)、栄養剤(特に、燐成分、窒素成分含有)のうちの
一種以上を混合してもよい。
【0052】なお、気流輸送には、従来用いられている
方法を適用すればよい。
方法を適用すればよい。
【0053】この浚渫泥を処理して得られた粉末を気流
輸送する加工処理方法は、特に、浚渫工事が大規模でか
つ長期間にわたり、しかも加工設備を備えた浮遊式の構
造物を建造してその上で処理を行う場合等において有効
である。
輸送する加工処理方法は、特に、浚渫工事が大規模でか
つ長期間にわたり、しかも加工設備を備えた浮遊式の構
造物を建造してその上で処理を行う場合等において有効
である。
【0054】上述した本発明方法によれば、港湾工事や
湖沼の底土の浚渫に伴い発生する浚渫泥を、その浚渫水
域にある船上または浮遊構造物上で脱水工程を経ずに直
接乾燥して粉末とすることができる。この粉末はもとの
浚渫泥に比べて1/10程度に軽量化されており、陸地
までの輸送コストは著しく軽減される。粉末を気流輸送
し得る状況下にある場合は、さらに輸送コストの大幅な
削減が可能である。
湖沼の底土の浚渫に伴い発生する浚渫泥を、その浚渫水
域にある船上または浮遊構造物上で脱水工程を経ずに直
接乾燥して粉末とすることができる。この粉末はもとの
浚渫泥に比べて1/10程度に軽量化されており、陸地
までの輸送コストは著しく軽減される。粉末を気流輸送
し得る状況下にある場合は、さらに輸送コストの大幅な
削減が可能である。
【0055】得られた土質系粉末は泥土に多量に含まれ
ていた水分が除去されているので固化剤等との混合性が
良い。そのため、良好な性状を有し、また固化後の強度
を高くすることができる盛土用、覆土用の資材が得られ
る。
ていた水分が除去されているので固化剤等との混合性が
良い。そのため、良好な性状を有し、また固化後の強度
を高くすることができる盛土用、覆土用の資材が得られ
る。
【0056】また、上記本発明の加工装置を用いれば、
本発明方法を容易に実施することができる。
本発明方法を容易に実施することができる。
【0057】
【実施例】衝撃波を伴う熱風の発生装置として図2に示
したパルスジェットエンジンが取り付けらた乾燥室を備
えた試験設備を用い、湖沼の浚渫の際に発生した浚渫泥
を対象として加工処理を行い、粉末を得た。用いた設備
の乾燥能力は20kg/hで、パルスジェットエンジン
の燃料には灯油を使用した。また、比較のために、フィ
ルタプレスを用いて脱水処理を行い、脱水ケーキを得
た。
したパルスジェットエンジンが取り付けらた乾燥室を備
えた試験設備を用い、湖沼の浚渫の際に発生した浚渫泥
を対象として加工処理を行い、粉末を得た。用いた設備
の乾燥能力は20kg/hで、パルスジェットエンジン
の燃料には灯油を使用した。また、比較のために、フィ
ルタプレスを用いて脱水処理を行い、脱水ケーキを得
た。
【0058】試験に際しては、あらかじめゴミおよび粗
粒子(粒径3mm以上)を除去した。また、乾燥室に供
給する浚渫泥スラリーの含水比の調整は、試験に用いた
浚渫泥について適正含水比の範囲を求め、その範囲内に
入るように行った。
粒子(粒径3mm以上)を除去した。また、乾燥室に供
給する浚渫泥スラリーの含水比の調整は、試験に用いた
浚渫泥について適正含水比の範囲を求め、その範囲内に
入るように行った。
【0059】次いで、これらの粉末および脱水ケーキに
固化剤(セメント系固化剤)を混合し、そのときの混合
性を比較した。
固化剤(セメント系固化剤)を混合し、そのときの混合
性を比較した。
【0060】用いた浚渫泥の特性を表1に示す。また、
処理にあたって、浚渫泥の含水比を調整して得た調整後
スラリーの特性を表2に、調整後スラリーの乾燥条件を
表3に示す。
処理にあたって、浚渫泥の含水比を調整して得た調整後
スラリーの特性を表2に、調整後スラリーの乾燥条件を
表3に示す。
【0061】得られた乾燥粉末の性状(含水率)は表4
に示すとおりであった。一方、比較例で得られた脱水ケ
ーキの含水比は300%であった。
に示すとおりであった。一方、比較例で得られた脱水ケ
ーキの含水比は300%であった。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】これらの粉末および脱水ケーキにセメント
系固化剤をそれぞれ固形分重量に対して16重量%にな
るように混合し、混合性を比較した。その結果を表5に
示す。なお、表5において、混合度Mは下記(2)式で
定義される指標である。完全混合時はM=0、非混合時
はM=1となる。
系固化剤をそれぞれ固形分重量に対して16重量%にな
るように混合し、混合性を比較した。その結果を表5に
示す。なお、表5において、混合度Mは下記(2)式で
定義される指標である。完全混合時はM=0、非混合時
はM=1となる。
【0067】
【数1】
【0068】この結果から明らかなように、本発明方法
を適用して得られた粉末の固化剤との混合性は、比較例
に比べて明らかに良好であった。
を適用して得られた粉末の固化剤との混合性は、比較例
に比べて明らかに良好であった。
【0069】
【表5】
【0070】
【発明の効果】本発明の浚渫泥の加工処理方法によれ
ば、港湾工事や湖沼の底土の浚渫に伴い発生する浚渫泥
を、その浚渫水域にある船上または浮遊構造物上で脱水
工程を経ずに直接乾燥して粉末とすることができる。そ
のため、陸地までの輸送コストは、従来のスラリー状で
の輸送、または盛土用等に加工後の船による運搬に比
べ、著しく軽減される。粉末を気流輸送すれば、輸送コ
ストのさらに大幅な削減が可能である。粉状なので、固
化剤等との混合性が良く、良好な性状を有する盛土用、
覆土用の資材が得られる。
ば、港湾工事や湖沼の底土の浚渫に伴い発生する浚渫泥
を、その浚渫水域にある船上または浮遊構造物上で脱水
工程を経ずに直接乾燥して粉末とすることができる。そ
のため、陸地までの輸送コストは、従来のスラリー状で
の輸送、または盛土用等に加工後の船による運搬に比
べ、著しく軽減される。粉末を気流輸送すれば、輸送コ
ストのさらに大幅な削減が可能である。粉状なので、固
化剤等との混合性が良く、良好な性状を有する盛土用、
覆土用の資材が得られる。
【0071】この方法は本発明の加工設備により容易に
実施することができる。
実施することができる。
【図1】本発明の浚渫泥の加工設備の一例で、加工設備
を船体に組み込んだ例を模式的に示す図である。
を船体に組み込んだ例を模式的に示す図である。
【図2】衝撃波を伴う熱風の発生装置としてパルスジェ
ットエンジンが用いられた乾燥室の一例の構成を示す図
である。
ットエンジンが用いられた乾燥室の一例の構成を示す図
である。
1:浚渫泥 2:ポンプ 3:サクションマウス 4:一次貯泥槽 5:振動篩 6:ゴミホッパー 7:含水比調整槽 8:調整後スラリー貯蔵槽 9:乾燥室 9a:乾燥部 9b:沈降部 10:排気口 11:サイクロン 12:バグフィルター 13:水洗式除塵装置 14:凝集反応槽 15:濃縮沈澱槽 16:清澄水槽 17:供給管 18:パルスジェットエンジン 19:燃料供給管 20:燃焼用空気供給管 21:二次空気供給管 22:乾燥粉末回収槽 P:ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/12 E02F 7/00 C E02F 7/00 F26B 23/02 A // F26B 23/02 B09B 5/00 ZABF Fターム(参考) 3L113 AA07 AB03 AC03 AC19 AC45 AC46 AC48 AC54 AC60 AC63 AC67 AC79 AC83 AC90 BA36 CA02 DA06 DA24 4D004 AA50 AB01 AC05 BA02 CA22 CA42 CB02 CB36 CB42 CB43 CB45 CB47 4D059 AA09 BC01 BD05 BD24 BD31 BD40 BF13 BF15 BG00 BJ00 CB01 CB21 CB23 CB27 CB30 CC10 DA47
Claims (5)
- 【請求項1】浚渫水域上にある船舶または浮遊構造物上
で、浚渫泥の含水比を、少なくとも浚渫泥に含まれる土
粒子の平均粒径および形状の変化に応じて求められる適
正含水比の範囲内に入るように調整し、この含水比調整
後の浚渫泥の流れに衝撃波を伴う熱風を吹き付けて水分
を蒸発させ、浚渫泥から直接粉末を得ることを特徴とす
る浚渫泥の加工処理方法。 - 【請求項2】衝撃波を伴う熱風の発生装置としてパルス
ジェットエンジンを用い、浚渫泥を前記パルスジェット
エンジンの排気中に供給することを特徴とする請求項1
に記載の浚渫泥の加工処理方法。 - 【請求項3】浚渫水域上にある船舶または浮遊構造物上
で浚渫泥を処理して得られた粉末を気流輸送で前記船舶
または浮遊構造物外へ搬送することを特徴とする請求項
1または2に記載の浚渫泥の加工処理方法。 - 【請求項4】浚渫水域上にある船舶または浮遊構造物上
で浚渫泥を処理して得られた粉末に固化剤、通気性向上
剤、保水性向上剤、中和剤および栄養剤のうちの一種以
上を混合した混合粉を気流輸送で前記船舶または浮遊構
造物外へ搬送することを特徴とする請求項1または2に
記載の浚渫泥の加工処理方法。 - 【請求項5】請求項1に記載の浚渫泥の加工処理方法を
実施するための加工設備であって、浚渫泥の含水比を適
正含水比の範囲内に入るように調整する浚渫泥事前処理
設備と、含水比調整後の浚渫泥スラリーを乾燥して粉末
とする乾燥設備が浚渫水域上にある船舶または浮遊構造
物上に設けられており、前記浚渫泥事前処理設備は、浚
渫泥を受け入れる貯泥槽と、貯泥槽から移送される浚渫
泥中の粗粒分等を除去する篩部と、篩部を通過した浚渫
泥の含水比を調整する含水比調整槽と、含水比調整後の
浚渫泥を貯蔵するスラリー貯蔵槽を有し、前記乾燥設備
は、衝撃波を伴う熱風を発生する装置、前記含水比調整
後の浚渫泥の装入口、熱風による乾燥で得られる粉末を
回収する粉末回収槽および排気口を備える乾燥室を有す
ることを特徴とする浚渫泥の加工設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313084A JP2000146440A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 浚渫泥の加工処理方法および加工設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313084A JP2000146440A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 浚渫泥の加工処理方法および加工設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000146440A true JP2000146440A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18036998
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10313084A Pending JP2000146440A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 浚渫泥の加工処理方法および加工設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000146440A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007044608A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Tokyo Univ Of Marine Science & Technology | 水海底浄化装置及び水海底浄化方法 |
CN103224009A (zh) * | 2013-03-25 | 2013-07-31 | 嘉兴职业技术学院 | 一种湿地用的污泥采集船 |
CN107162376A (zh) * | 2017-07-05 | 2017-09-15 | 苏州艾特斯环保材料有限公司 | 一种新型猪场污泥处理装置 |
-
1998
- 1998-11-04 JP JP10313084A patent/JP2000146440A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007044608A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Tokyo Univ Of Marine Science & Technology | 水海底浄化装置及び水海底浄化方法 |
CN103224009A (zh) * | 2013-03-25 | 2013-07-31 | 嘉兴职业技术学院 | 一种湿地用的污泥采集船 |
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