JP2000145663A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP2000145663A
JP2000145663A JP32016798A JP32016798A JP2000145663A JP 2000145663 A JP2000145663 A JP 2000145663A JP 32016798 A JP32016798 A JP 32016798A JP 32016798 A JP32016798 A JP 32016798A JP 2000145663 A JP2000145663 A JP 2000145663A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
clearances
sides
pump
gear pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP32016798A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Nakamura
実 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JP2000145663A publication Critical patent/JP2000145663A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2240/00Components
    • F04C2240/50Bearings

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】すべり軸受の焼付を有効に防止する。 【解決手段】すべり軸受3の軸受中央部に軸受隙間d1
を大きくするような凹溝6を設けて両側部6aに荷重を
分散支持させるようにし、これにより従来より局所的に
集中していた軸受中央部における熱の発生、これによる
局所的な軸1(2)や軸受3の膨脹を解消した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル製造
プラントのポリマー移送用等として好適に利用されるギ
ヤポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の内軸受形ギヤポンプは、図2に
示すように、ケーシングに形成したポンプ室に駆動軸1
に固着された駆動ギヤ1a及び従動軸2に固着された従
動ギヤ2a(同図背面側に位置する)を互いに噛合状態
で収容するとともに、それらの駆動軸1及び従動軸2
を、すべり軸受3を介して回転可能に支承させることに
より構成されている。
【0003】このすべり軸受3は、図3に示すように、
軸1(2)と軸受3との間に形成されるくさび領域4に
軸1(2)の回転を利用して粘性流体を引き込むことに
より、同図中ハッチングで示す領域に沿って潤滑膜5を
形成し、この潤滑膜5上に軸1(2)を浮上支持するも
のである。このくさび領域4に粘性流体を導くための潤
滑溝等については、これまでに種々の工夫がなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポリマー製
品のコストダウンを図るため、近年、製造設備が大形化
して来ており、これに伴ってギヤポンプにも大容量化が
求められている。この場合、ポンプ容量が増大すれば、
軸受内部で発生する熱は容量と一次比例するが、ポンプ
自身の大きさは約1/2乗に比例する。すなわち、大形
化するほど発生熱の放熱比率が小さくなり、ポンプ内部
温度が高くなる。
【0005】これを熱の主たる発生源であるすべり軸受
3の内部において観察すると、熱の発生は軸受3内にお
けるくさび領域4の荷重分布に比例している。図2及び
図3において符号Xで示す曲線はその荷重分布を示して
いる。すなわち、図2において最も荷重の大きい地点X
1と、図3において最も荷重の大きい地点X2とに同時
に該当する位置を中心にしてその周辺部に大量の熱が発
生し、これがポンプの外側に向かって移動することによ
り冷却されることになる。しかして、ポンプが大形化す
れば、軸受3の中央部がより高温となり、軸1(2)は
外周が拡径する方向に、また軸受3は内径が縮径する方
向に熱膨脹して局所的に両者間の軸受隙間dが狭まる。
一方、ポリエステルは熱に対し他のポリマーよりも敏感
であり、温度上昇すると粘度低下や熱分解を生じ、潤滑
膜を減少させる。これらの結果、軸受中央部付近、具体
的には図2において最も荷重の大きい地点X1と図3に
おいて最も荷重の大きい地点X2とに同時に該当する領
域を中心にして軸方向に一定幅、円周方向に一定角度範
囲に焼付が発生し、ポンプを早期に損傷、破損させた
り、製品品質を劣悪にする等の要因になっているという
問題がある。また、このような焼付を避けるためにポン
プを低速運転すると、移送能力が低下し、プラントのラ
ンニングコストにも大きな悪影響を及ぼすことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、すべり軸受を採用している内軸受形
ギヤポンプにおいて、前記すべり軸受の軸受隙間のう
ち、軸受中央部の軸受隙間をその両側部の軸受隙間より
も大きく設定したものである。このような構成の下で
は、荷重は軸受の中央部1点で支持されず、両側部2点
で分散して支持されることになる。このため、軸受内で
の熱分布を均一化することができ、これにより局所的な
軸や軸受の膨脹による軸受隙間の狭小化、或いは粘性流
体の粘度低下などを防いで、適正隙間、適正潤滑膜を確
保し、すべり軸受本来の機能を有効に維持することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1を参照して
説明する。なお、ポンプの基本構成は既に図2及び図3
に基づいて説明しているので、対応する部分には同一符
号を付して、その説明を省略する。この内軸受形ギヤポ
ンプは、図2及び図3に示した従来構造のすべり軸受3
に対して、その内周における軸受中央部に、一定幅τ1
の凹溝6を全周に亘って形成しているものである。具体
的には、この実施例における凹溝6の幅τ1は軸受全幅
Wの約1/4とし、その両側に画された軸受内周部6a
の幅τ2を各々約3/8としている。また、その凹溝6
の深さに基づく軸1(2)の外周と軸受3の内周との間
の軸受隙間d1、d2の差を、0.05〜1mmとなる
ように設定しているものである。
【0008】このように構成しておけば、荷重分布Yに
明らかなように、荷重は軸受3の中央部の凹溝6では実
質的に支持されず、両側部6aの2点で分散して支持さ
れることになる。このため、軸受3内での熱分布を均一
化することができ、これにより局所的な軸1(2)や軸
受3の膨脹による軸受隙間d1の狭小化、或いは粘性流
体の粘度低下などを防いで、適正隙間、適正潤滑膜を確
保し、すべり軸受本来の機能を有効に維持することがで
きる。したがって、ポンプ運転条件が同じであれば、従
来に比べて耐久性、安全性を確実に向上させることがで
き、不慮のトラブルによりプラント全体に甚大な被害が
及ぶ恐れも大巾に低減することが可能となる。また、焼
付の恐れが低減すると、ポンプの高速回転化が可能とな
るので、これにより移送能力を損なうことなくポンプの
小型化、コストダウンも果たす事ができる。更に、軸受
3での最大温度が低下すると、ポリマーの熱分解が減少
するので、移送するポリマーの品質も有効に向上させる
ことができる。
【0009】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明のギヤポンプは、すべり軸受の軸受中央部の
軸受隙間を大きくするような改良を施してその両側部に
おいて荷重を分散支持させ、局所的な熱の発生、これに
よる局所的な軸や軸受の膨脹が起こらないようにしたも
のである。このため、従来に比べて焼付が少なく信頼性
及び安全性の高いポンプにすることができるだけでな
く、小型化によるコストダウンを図り、移送するポリマ
ー等にも変質等の影響を与えない優れた移送能力を付与
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部縦断面図。
【図2】従来例を示す図1に対応した部分縦断面図。
【図3】同部分横断面図。
【符号の説明】
3…すべり軸受 d1…軸受隙間(軸受中央部) d2…軸受隙間(両側部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すべり軸受を採用している内軸受形ギヤポ
    ンプにおいて、前記すべり軸受の軸受隙間のうち、軸受
    中央部の軸受隙間をその両側部の軸受隙間よりも大きく
    設定していることを特徴とするギヤポンプ。
JP32016798A 1998-11-11 1998-11-11 ギヤポンプ Pending JP2000145663A (ja)

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