JP2000144981A - 間仕切の配線構造 - Google Patents

間仕切の配線構造

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JP2000144981A
JP2000144981A JP11015776A JP1577699A JP2000144981A JP 2000144981 A JP2000144981 A JP 2000144981A JP 11015776 A JP11015776 A JP 11015776A JP 1577699 A JP1577699 A JP 1577699A JP 2000144981 A JP2000144981 A JP 2000144981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間仕切のパネルの前方の任意の箇所に太さの
異なるコード類Cを引き出せるようにする。 【解決手段】 間仕切のフレーム間に配置した上方開放
状のコード受け樋15の壁面15dの上下位置に雄型係
合部63を設ける一方、カバー体20の基部の雌型係合
部64を雄型係合部63に対して起伏回動可能、且つ着
脱可能に構成し、カバー体20の上方にコード類Cを引
き出せる空間68を空ける。コード類Cの太さに応じて
上下の雄型係合部63のいずれかに、カバー体20を間
仕切の前方から取りつけ変えできるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、間仕切の配線構造に関するものである。
【0001】
【従来の技術】間仕切にコード類を配線できるようにす
ることは従来から種々考えられており、上端部に配線用
のダクトを設けてこれを天カバーで塞いだり、或いは、
巾木で塞がれた下端部に配線用ダクトを設けたりするこ
とは広く行われている。
【0002】また、実公平8−100979号公報に
は、表裏パネルの間に空間が開いた中空状の間仕切にお
いて、その中途高さ位置の内部に、表裏パネルで挟まれ
た配線用ダクトを水平状に設けることが記載されてい
る。
【0003】また、実開平7−21825号公報には、
間仕切の中途高さ位置に、水平状に延びる配線用収納部
を形成し、この収納部を着脱自在なカバー体で塞ぐこと
が記載されている。
【0004】更に実用新案登録第2747259号公報
には、表裏パネルの間に空間を開けた中空状の間仕切に
おいて、その内部に配線スペース(ケーブルダクトスペ
ース)を形成し、このケーブルダクトスペースをパネル
で覆い、更に、パネルの下方に、ケーブル類を引き出し
できる隙間を設けることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の間仕切は単に室
を仕切る機能のみでなく、その前面に机天板を取付ける
など機能が向上しており、このため、間仕切の表面箇所
からコード類を引き出しできることが要請されている。
【0006】しかし、実公平8−10097号公報のよ
うに、パネルで隠れた内部に配線用ダクトを設けたもの
は、単に間仕切の内部を配線通路として利用できるに過
ぎず、上記要請には応え難い問題があった。
【0007】これに対して実開平7−21825号公報
や実用新案登録第2747259号公報の場合は、コー
ド類を間仕切の表面方向に引き出すことができるため、
使い勝手を向上できる。しかし、実開平7−21825
号公報の構成では、収納部の全体がカバー体で塞がれる
ため、コード類の引き出し穴をカバー体に設けなくては
ならず、このため、コード類の引き出し位置が規定され
て融通が利かないという問題があった。
【0008】他方、実用新案登録第2747259号公
報の場合は、配線に際して一々パネルを取り外さなくて
はならないため、配線作業が面倒であるという問題があ
る。
【0009】本発明は、これらの問題を解消した間仕切
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するめたの手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、間仕切の適宜高さ位置に、当
該間仕切を上下に分断する状態で水平状に延びる上向き
開口のコード受け樋を配置し、コード受け樋には、カバ
ー体を開閉自在又は着脱自在にするための装着部を設
け、このカバー体の上方に、コード類を引き出しできる
空間を空ける構成にしたものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の間仕切の配線構造において、前記コード受け樋
には、カバー体の基部を起伏回動可能且つコード受け樋
の外面に対して交叉する方向から着脱自在な装着部を設
けたものである。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の間仕切の配線構造において、
前記コード受け樋には、前記装着部を上下複数段に設け
たものである。
【0013】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3に記載の間仕切の配線構造において、前
記カバー体は、間仕切の間口方向に沿って長手の本体部
と、該本体部の少なくとも長手一側に着脱自在に取付け
られる端カバーとにより構成されているものである。
【0014】
【作用・効果】請求項1の発明によれば、カバー体を開
くか又は取り外すことにより、コード受け樋の前方を大
きく開くことができるから、例えばコード受け樋に設け
たコンセントに機器のプラグを差し込むといった配線作
業を簡単に行うことができる。
【0015】また、コード類はカバー体の上方の空間か
ら手前に引き出せば良いが、この場合、カバー体のほぼ
全長にわたって横長の空間があいているから、任意の箇
所からコード類を引き出すことができ、このため、機器
の設置場所に応じてコード類の引き出し位置を設定でき
て、使い勝手が良くなる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、予めコー
ド受け樋を間仕切に装着した状態で、後からカバー体を
間仕切の前面方向から着脱できることになり、コード類
の配線作業が至極容易にできるという効果を奏する。
【0017】そして、請求項3に記載の発明によれば、
コード類の太さに応じて、カバー体の装着部を高い位置
と低い位置とに取付け代えするだけで、当該カバー体上
方の空間の上下寸法を簡単に変更でき、コード類の配線
作業が容易になるという効果を奏する。
【0018】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
カバー体の本体部に着脱自在な端カバーを取り外すこと
で、その取り外した箇所がコード類を引き出す空間とす
ることができ、コード類の引き出し態様を多様化できる
という効果を奏する。
【0019】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1〜図7では第1実施形態を示して
おり、このうち図1は間仕切の全体図である。間仕切は
複数のユニット1を平面視直線状やT字状に接続して成
っており、3つのユニット1で囲われた空間に机天板2
を配置し、ブラケット3で支持している。
【0020】図2は各ユニット1を構成するフレームの
概略斜視図であり、フレームは、下部に位置したメイン
フレーム4と、その上面に接合した積上げ式フレーム5
とで構成されている。両フレーム4,5とも左右の縦長
部材6を備えており、メインフレーム4は縦長部材6の
上下を横長部材7で連結しているが、積上げ式フレーム
5では、縦長部材6の上部だけが横長部材7で連結され
ている。
【0021】積上げ式フレーム5における左右縦長部材
6の下端にガイド片8を下向き突設し、これを、メイン
フレーム4における縦長部材6の縦溝9に嵌め入れ、そ
の状態で、メインフレーム4の横長部材7と積上げ式フ
レーム5の縦長部材6とをブラケット10及びねじ11
で締結している。
【0022】左右に隣合ったフレーム4、5の縦長部材
6は図示しない金具で一体に連結されている。
【0023】各縦長部材6には、棚板(図示せず)を支
持するブラケット(図示せず)や机天板2を支持するブ
ラケット3を取付けるための溝穴12が上下方向に沿っ
て多数形成されている。また、パネル等を取付けるため
の係合穴13も適宜個数形成されている。
【0024】図3は図1の III-III視断面図であり、こ
の図に示すように、間仕切の一つのユニット1に、本願
発明に係るコード受け樋15が複数段に配置されてい
る。本実施形態のコード受け樋15は合成樹脂又は軽金
属の押し出しによって製造されており、上向き開口の略
コ字状に形成されている。また、コード受け樋15の底
部には、下向きに開口した蟻溝16と、前後方向に僅か
に張り出したT型係合部17とが形成されている。
【0025】コード受け樋15の長手方向の両端部は、
前記蟻溝16の箇所にL字状の金具18(図3参照)及
びねじ19でフレーム5の縦長部材6に固定されてい
る。
【0026】実施例では、コード受け樋15の長手の前
後壁面15dのそれぞれ上端の開口縁にはカバー体20
が起伏回動自在に取付けられている。
【0027】即ち、コード受け樋15の開口縁には、カ
バー体20の基部を起伏回動可能、且つ着脱自在な装着
部としての断面円弧状の摺動面を備えた雄型係合部21
を形成して、これに、カバー体20の下端縁に形成され
た同じく断面円弧状の摺動面を備えた雌型係合部22を
嵌合する。この場合、コード受け樋15の長手方向の全
長にわたって雄型係合部21を一体的に形成する一方、
カバー体20の全長にたって雌型係合部22を一体的に
形成し、雄型係合部21の長手方向の一側端から雌型係
合部22を嵌合する。これにより、両係合部21,22
の嵌め合い状態にてカバー体20がほぼ垂直姿勢から略
水平姿勢まで外れずに上下回動に構成される。従って、
カバー体20は略水平状の姿勢まで手前(間仕切の外
側)に倒すことができる。この実施形態のように回動自
在に取付けると、開閉をワンタッチで行える利点があ
る。なお、蝶番を使用するなど、他の取付け形態でカバ
ー体20を開閉自在としても良い。
【0028】カバー体20の上方にはコード類Cを引き
出しできる横長の空間23が連続状に空いている。他
方、コード受け樋15には、コンセント24等のコネク
タ類やコンピュータ用などのためのHUB(集線器)や
ターミナル等が取付け可能な装着具25, 26を取付け
ている。図3において上段に配置されたコード受け樋1
5に取付けた第1装着具25は図4(A)でも示している。
この第1装着具25は、コード受け樋15の内面に重な
る形状に形成されており、上端縁をコード受け樋15の
雄型係合部21に当てることによって抜け不能としてい
る。第1装着具25はコード受け樋15の任意の位置に
ずらし移動させることができる。
【0029】図3において下段に配置されたコード受け
樋15に取付けた第2装着具26は、前後一対の爪26
aをコード受け樋15のT型係合部17に係合させるこ
とにより、コード受け樋15に取付けている。この第2
装着具26は、コード受け樋15の長手方向の任意の位
置に取付けたり取り外したりすることができる。
【0030】図4(B)に示すように、コード受け樋15の
左右長手方向の両端には、上端縁を下向きに凹み形成し
たエンドキャップ27を嵌め込んでいる。
【0031】図5では、コード受け樋群の上方と下方と
の構造を示している。即ち、最上段のコード受け樋15
の上方には、間仕切のユニットの間口方向に沿って水平
状に延びる支持枠29を配置し、この支持枠29で、ガ
ラス板等の仕切り板30の下端を挟み固定している。ま
た、最下段に位置したコード受け樋15の蟻溝16に嵌
め込んだ前後一対の吊り具31にて、仕切り板30の上
端部を挟み、ネジ等にて脱落不能に固定している。
【0032】なお、コード受け樋15の上下に単なるパ
ネルを取付けても良い。
【0033】前記支持枠29はブラケット等によって積
上げ式フレーム5の縦長部材6に差し渡し固定されてい
る。また、各コード受け樋15には、1ヵ所又は複数箇
所に下方からロッド32が貫通しており、このロッド3
2に、上下に隣合ったコード受け樋15の間隔を規制す
るためのスペーサ筒33を被嵌させ、該スペーサ筒33
の上端縁にて上側のコード受け樋15の底板15eに当
接させて、当該上側のコード受け樋15が落下しないよ
うに支持している。ロッド32の下端には鍔32aが形
成されており、また、ロッド32の上端は、前記支持枠
29に設けたナット34にねじ込まれている。
【0034】このように、ロッド32及びスペーサ筒3
3を介してコード受け樋15を上下に二段以上の多段に
つり下げることができ、且つ上下に隣接するコード受け
樋15,15の上下間隔も一定に保持するように構成す
ることができる。また、コード受け樋15の長手方向に
沿って複数箇所にて適宜間隔で吊懸下げし、各吊り下げ
箇所で間隔規制用のスペーサ筒33を設けると、コード
受け樋15の底板15eが長手方向に沿って略直線状に
保持できるから、コード受け樋15の長手の中途部が上
下方向に曲がり変形するのを防止することができるた
め、カバー体20の回動がスムースになると共に、体裁
も良い利点がある。
【0035】上述の説明から理解できるように、カバー
体20を開くと間仕切の前面(裏面)に大きな隙間が空
くから、例えばコンセント24にプラグを差し込んだ
り、通信線を引き出したりする配線作業を簡単に行うこ
とができる。また、カバー体20のほぼ全長にわたって
空間23が空いているから、机上において機器の場所に
応じた近い箇所からコード類Cを引き出すことができ
る。
【0036】実施形態のような装着具25, 26を使用
すると、コンセント24等のコネクタ類とコード類Cと
をコード受け樋15内に整理して設けることができる。
【0037】図では示していないが、各コード受け樋1
5のT型係合部17に、コード類Cを上下に挿通できる
穴を適宜個数空けておくと好適である。
【0038】図6は図1のVI−VI視断面図であり、この
図では他の配線構造を示している。すなわち、この配線
構造は、図7の分離斜視図にも示すように、左右の縦長
部材6に差し渡し固定した横桟36に、配線用ダクト3
7を上方から着脱自在に嵌め込んだものである。
【0039】横桟36の取付け手段としては、横桟36
の左右端部に設けたブラケット片36aをねじ38でフ
レーム5の縦長部材6に固定しているが、別体のブラケ
ットを使用しても良いし、或いは、両端に設けた爪を、
縦長部材6に形成した穴に落とし込み係合させるなどし
ても良い。
【0040】また、配線用ダクト37には、横桟36に
嵌まる足片37aを切り起こしによって形成しており、
このようにすると、構造が簡単になる利点がある(切り
起こしによって穴39が開くが、この穴39は横桟36
で塞がれるので、コード類Cが落ちることはない)。
【0041】配線用ダクト37の長さは自由に設定する
ことができ、また、複数本の配線用ダクト37を1本の
横桟36に直列状に取付けても良い。更に、配線用ダク
ト37は吊り下げ式など、他の取付け構造でも良い。
【0042】図6に示すように、ユニット1のフレーム
4(5)の前後面を覆うための保護パネル40,化粧パ
ネル41の間の空間に配線用ダクト37が配設されてい
る。従って、本実施形態では、配線用ダクト37の前後
幅寸法はフレーム5における縦長部材6の前後幅寸法と
同じ寸法になっている。
【0043】ユニット1のフレーム4(5)の前後面を
覆うための保護パネル40,化粧41のうち前面に位置
した保護パネル40は上下高さ寸法が小さく、保護パネ
ル40の上方には、配線用ダクト37に這わせたコード
類Cを引き出しできる隙間42が空いている。他方、ユ
ニット1の背面箇所には、上下幅寸法の大きい通常の化
粧パネル41を取り付けている。この背面箇所にも保護
パネル40を設けて、ユニット1の表裏両側からコード
類Cを引き出せるようにすることもできる。
【0044】保護パネル40を取り外すことによって配
線作業を行い、その後、コード類Cは保護パネル40の
上方の隙間42から引き出せば良く、配線作業の頻度が
小さい場合には本形態は好適である。
【0045】本実施形態では配線用ダクト37の前後両
面にパネル40,41がほぼ当接しているので、コード
類Cを配線用ダクト37の上下に通せるようにするた
め、配線用ダクト37の長さをフレーム4(5)におけ
る左右縦長部材6の間隔寸法よりも小さい寸法にしてお
くのが好ましい。
【0046】保護パネル40の上方に配置したパネル4
3の前面には受け樋44を設けている。このように、露
出式の受け樋44をパネル43に設けると、配線作業が
より簡単になる利点がある。なお、受け樋44をパネル
43に着脱式として、必要に応じて取付けできるように
しても良い。また、図6に一点鎖線で示すように、パネ
ル43を表裏ひっくり返した状態で取付けできるように
しても良く、こうすると、受け樋44を間仕切内部の配
線ダクトに兼用できる(この場合は、パネル43の表裏
両面を体裁良く仕上げておく必要がある)。
【0047】図1に示すように、パネル45にコンセン
ト46を取付けてもよい。
【0048】図6に示すように、各パネル40,41,
43,45の背面には、縦長部材6の係合穴13に嵌ま
る爪47を取付けている。また、図6に部分的に示すよ
うに、各縦長部材6には、コード類Cを左右方向に通す
ための切欠き部48を適宜個数形成している。
【0049】図8では第2実施形態を示している。この
図8のうち (A)に示すのは、コード受け樋15を前後2
つの長手部材15aに分割して重ね合わせた例である。
この場合、一点鎖線で示すように、両方の部材の付け根
箇所に、上下に長く延びる仕切り板49を設けてもよ
い。
【0050】また、図8のうち (B)で示すのは、左右縦
長部材6にメイン受け樋(底板)15bを差し渡し固定
し、この前後両側に、補助受け樋15cを選択的に固定
できるようにしたものである。すなわち、コード受け樋
15をメイン受け樋15bと補助受け樋15cとで構成
したものである。
【0051】この図8(B) では両側に補助受け樋15c
を取付けているが、間仕切の片面にしかコード類を引き
出す必要がない場合は、一点鎖線で示すように、他方の
面には通常の化粧パネルPを取付けても良い。この図8
(B)の構成にすると、間仕切の使用形態に応じてコード
類Cの引き出し方法を選択できる利点がある。なお、メ
イン受け樋15bは単なる板状であっても良い。
【0052】前記メイン受け樋15bを自在に取り外し
できるようにしても良く、このようにすると、コード類
Cを上下方向に通すことができる利点がある(この場
合、メイン受け樋15bを、係止爪やフックを利用した
係止構造によって縦長部材6に取付けると、着脱の作業
が簡単になる)。
【0053】メイン受け樋15bの前後幅寸法をフレー
ム5の縦長部材6の幅寸法よりも小さい寸法に設定して
おくと、化粧パネルPが厚板状であっても、当該化粧パ
ネルPとメイン受け樋15bとの間にコード挿通用の隙
間を形成できる利点がある。
【0054】図9に示す第3実施形態では、コード受け
樋15の内部を第1空間50と第2空間51とに区分
し、第1空間に電源コード等の強電線C1を這わせ、第
2空間51には電話線、コンピュータのデータ通信配
線、コンピュータと入力出力装置等の端末機器との間を
接続するデータ通信ケーブル等の弱電線C2を這わせる
ようにしたものである。このようにすると、強電線C1
と弱電線C2とを分離できるため内部がスッキリすると
共に、弱電線C2が強電線C1の電磁波によって影響を
受けることを防止できる利点がある。
【0055】図10に示すのは配線用ダクト37の内部
を強電線用第1空間50と弱電線用第2空間51とに分
離したもので、図9の場合と同じ利点がある。
【0056】図11では、ブラケット53で棚板54を
支持した状態を示しており、この場合、棚板54と化粧
パネル55との間に、コード類Cを挿通できる隙間56
を空けている。このように構成すると、棚板54に電気
機器を設けた場合や、棚板54の上方に配線用ダクト3
7を設けた場合に便利である。前記の実施形態に加え
て、図6に一点鎖線で示すように、机天板2と化粧パネ
ルとの間にコード挿通用の隙間を空けても良い。
【0057】図12〜図15はコード受け樋15及びカ
バー体20の構造の第4実施形態を示し、合成樹脂材も
しくはアルミ金属の押出成形等にて形成された断面上向
き開放樋状で長手のコード受け樋15は、前記間仕切の
ユニット1おける上側(積み上げ式)のフレーム5の上
横長部材7の下方に二段等の多段に吊懸配置されるもの
であって、前記第1実施形態(図5参照)とほぼ同様に
する。
【0058】即ち、下端(ボルト頭)を最下段のコード
受け樋15の底板15eに落下不能に支持させ上向きに
貫通突出させた吊りボルト61の上端を、断面四角筒状
の上横長部材7に外周から係合するフック60の下片6
0aに螺着する。該吊りボルト61に被嵌したスペーサ
筒62の上端にて上側のコード受け樋15の底部を落下
不能に支持し、且つ上下のコード受け樋15,15の上
下間隔を保持させるものであり、このフック60と吊り
ボルト61とを予めコード受け樋15の長手方向の少な
くとも2カ所に配置することにより、ユニット1のフレ
ーム5の間口方向から装着できるようになる。なお、そ
のためには、各コード受け樋15の長さをフレーム4
(5)における左右の縦長部材6,6の配置間隔より短
く形成しておくことが望ましい。
【0059】本実施形態におけるコード受け樋15の前
後壁面15dの外側には、図14等に示すように、カバ
ー体20の基部を起伏回動可能且つコード受け樋15の
外面に対して交叉する方向から着脱自在な装着部として
の雄型係合部63が上下適宜間隔にて複数箇所(実施例
では上下二段)に形成されている。各雄型係合部63
は、断面円弧状(略四分の一円)の摺動面63aが、上
方開放状に形成されており、その外側には回動中心とな
る丸軸部63bが上向き突出するように設けられてい
る。他方、合成樹脂材もしくはアルミ金属の押出成形等
にて形成されたカバー体20の下端縁(基部)には、前
記丸軸部64と摺動面63とに回動可能に摺接する断面
略半円状の雌型係合部64が形成されている。
【0060】さらに、各カバー体20には前記雌型係合
部64の外側摺動面から上向きに突出する所定高さの係
止片65が一体的に形成され、コード受け樋15の前後
壁面15dの外面には前記摺動面63aの下端から所定
の寸法H1の位置に、規制片66が斜め上外向きに突出
形成されている。
【0061】これらの雌型係合部64及び係止片65は
カバー体20の全長にわたって一体的に形成され、雄型
係合部63及び規制片66は、コード受け樋15の長手
の全長にわたって一体的に形成される。
【0062】上記の構成により、図14における右上側
の二点鎖線で示すように、係止片65の上向き突出方向
が壁面15aに対して略45度(カバー体20の大部分
が略水平)の状態にてコード受け樋15の壁面15dの
外側から雌型係合部64の下端開放部を雄型係合部63
における丸軸部63bに上方から装着でき、逆に外すこ
とができる(図14における右下側の二点鎖線の状態を
参照)。
【0063】また、各コード受け樋15の壁面15dに
は前記雄型係合部63が上下に複数段に設けられている
から、高い位置の雄型係合部63にカバー体20の基部
の雌型係合部64を嵌合した場合には、当該カバー体2
0の上方の空間68の上下寸法を小さくできる一方、低
い位置の雄型係合部63にカバー体20の基部の雌型係
合部64を嵌合した場合には、前記横長の連続状の空間
68の上下寸法を大きくできるのであり、上下の位置の
装着部としての雄型係合部63に対するカバー体20基
部の取付け位置代えにより、コード受け樋15から間仕
切前面方向に引き出すコード類Cの太さに応じた大きさ
の空間68を至極簡単に形成することができる。
【0064】そして、壁面15aにおける規制片66の
下面に前記係止片65の上端が摺接する状態(係止片6
5の上向き突出方向が壁面15aに対して略45度から
略垂直方向まで)では、雄型係合部63に対して雌型係
合部64は外れ不能となり、且つ規制片66の下面に前
記係止片65の上端が摺接する抵抗力にて、カバー体2
0は任意の外向き回動角度で回動停止させることがで
き、特に、カバー体20の大部分が略垂直状(パネル4
3の外面とほぼ平行状)に起立した姿勢を保持させるこ
とができるのである(図12参照)。
【0065】図13、図15〜図20はカバー体20の
実施形態を示し、該カバー体20は、間仕切のユニット
1の間口方向に長い偏平板状の本体部20aと、該本体
部20aの少なくとも長手方向の一側端に対して着脱可
能な端カバー20bとにより構成されている。本体部2
0aの上端には、後ろ下向きコ字型の保護縁部70が本
体部20aの全長にわたって形成され、本体部20aの
下端(基部)には雌型係合部64が形成されており、各
端カバー20bには、その基板71から横向きに突出し
て本体部20aの端部裏面を支持する支持板部72と、
基板71から支持板部72の上方に横向きに突出して本
体部20aの上縁側に位置する上保護板部73と、該上
保護板部73から下向きに突設して前記本体部20aの
保護縁部70を脱落不能に抱える係止フック74と、前
記支持板部72の下部寄りに設けて本体部20aの雌型
係合部64を表裏から抱持する抱持部75とにより構成
されている。
【0066】そして、本体部20aの左右両側端に装着
した端カバー20b,20b間の長さ(カバー体20の
全長)がユニット1の左右両側の縦長部材6,6までの
間隔ひいてはパネル67の間口方向寸法L1とほぼ同じ
長さになるように設定しておけば、コード類Cの配線作
業等のためにカバー体20を開いたとき、左右の縦長部
材6,6の箇所まで大きく露出させることができ、隣接
ユニット1への配線作業が容易になる。そして、端カバ
ー20bの高さ寸法を本体部20aの高さより高く形成
しておけば、カバー体20を閉めたとき、当該カバー体
20上方の空間68の上下寸法を大きくしながら左右の
縦長部材6,6の箇所を各軸に覆い隠すことができて美
観が向上する。さらに、前記端カバー20bを外すこと
により、コード類Cを縦長部材6の近接箇所からユニッ
ト1の前方に引き出すのに便利となる。
【0067】図21は、間仕切のユニット1の上下中間
の適宜高さ位置に複数のコード受け樋15を多段に配設
する実施形態の断面図であり、ユニット1におけるメイ
ンフレーム4の上もしくは中間位置の横長部材7にフッ
ク60を介して垂下した吊りボルト61とスペーサ筒6
2とを介して上下二段にコード受け樋15,15を配置
するものであり、各コード受け樋15に起伏回動可能、
且つ着脱自在に装着された各カバー体20の上方に、パ
ネル67もしくは上段のコード受け樋15との間にコー
ド類Cの通過を許す横長の空間68が形成される。その
他の構成は、図11に示す実施形態とほぼ同一であるの
で、同一の部品、構成については同じ符号を付して、詳
細な説明は省略する。
【0068】上記各実施形態の場合、カバー体20は間
仕切の表裏両面のうち片側だけに設けても良いし、両側
に設けても良く、間仕切の使用形態に応じて選択したら
よい。また、コード受け樋15やカバー体20の左右長
さ(間仕切の間口方向に沿う長手さ)や上下高さ寸法も
必要に応じて設定したら良い。また、コード受け樋15
は、間仕切の間口方向の全長にわたって上下多段に設け
ても良いし、間仕切の間口方向の一部もしくは間仕切の
高さ方向の一部だけに設けても良い。
【0069】図22は、前記フック60を位置決め固定
するための構造であって、下片60aに吊りボルト61
を螺着させたフック60を、フレーム4(5)の横長部
材7の適宜箇所に吊り下げする。そして、前記下片60
aに下方から螺合させた押しボルト76を、前記横長部
材7の下面に押しつけすることにより、フック60は位
置は横ずれしないし、前記横長部材7から外れないので
ある。
【0070】本発明の実施形態は上記の形態に尽きるも
のではなく、更に種々の形態に具体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】間仕切の斜視図である。
【図2】間仕切のユニットを構成するフレームの斜視図
である。
【図3】図1の III-III視断面図である。
【図4】(A)はコンセント装着具の斜視図、(B)は
エンドキャップとの斜視図である。
【図5】コード受け樋の取付け構造を示す側断面図であ
る。
【図6】図1のVI−VI視断面図である。
【図7】配線用ダクトの支持構造を示す分離斜視図であ
る。
【図8】(A)はコード受け樋の第2実施形態を示す断
面図、(B)は変形例を示す断面図である。
【図9】第3実施形態を示す断面図である。
【図10】第3実施形態の変形例を示す断面図である。
【図11】関連した形態を示す図である。
【図12】コード受け樋の第4実施形態の断面図であ
る。
【図13】図12のXIII−XIII線矢視で示すカバー体の
正面図である。
【図14】コード受け樋に対するカバー体の着脱作用を
示す図である。
【図15】カバー体の端部の拡大正面図である。
【図16】カバー体の端部の拡大裏面図である。
【図17】端カバーの裏面図である。
【図18】図15のXVIII −XVIII 線矢視断面図であ
る。
【図19】図17のXIX −XIX 線矢視断面図である。
【図20】図17のXX−XX線矢視断面図である。
【図21】コード受け樋の第4実施形態の変形例の断面
図である。
【図22】フックの位置決めの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 間仕切のユニット 4,5 フレーム 6 縦長部材 7 横長部材 15 コード受け樋 15d 壁面 20 カバー体 23,68 空間 24 コンセント 25,26 装着具 36 横桟 37 配線用ダクト 40 保護パネル 21,63 雄型係合部 22,64 雌型係合部 65 係止片 66 規制片 68 空間 C コード類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 健一郎 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式 会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 小畑 広永 東京都港区西麻布2丁目13番6号 有限会 社ヒロデザイン研究所 内 (72)発明者 狩野 徹也 東京都港区西麻布2丁目13番6号 有限会 社ヒロデザイン研究所 内 Fターム(参考) 5G363 AA20 BA01 DB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間仕切の適宜高さ位置に、当該間仕切を
    上下に分断する状態で水平状に延びる上向き開口のコー
    ド受け樋を配置し、コード受け樋には、カバー体を開閉
    自在又は着脱自在にするための装着部を設け、このカバ
    ー体の上方に、コード類を引き出しできる空間を空けて
    いることを特徴とする間仕切の配線構造。
  2. 【請求項2】 前記コード受け樋には、カバー体の基部
    を起伏回動可能且つコード受け樋の外面に対して交叉す
    る方向から着脱自在な装着部を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の間仕切の配線構造。
  3. 【請求項3】 前記コード受け樋には、前記装着部を上
    下複数段に設けたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の間仕切の配線構造。
  4. 【請求項4】 前記カバー体は、間仕切の間口方向に沿
    って長手の本体部と、該本体部の少なくとも長手一側に
    着脱自在に取付けられる端カバーとにより構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の間仕
    切の配線構造。
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