JPH02219412A - パラペット電線管装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電線管の長手方向に延びる複数のダクトを具
備する、窓際のパラペット電線管装置に関する。

［従来の技術］ この種の装置は、壁のオーバーハング部などの下方の窓
のパラペットに取着され、事務所または管理棟において
通常見られる。これらは、電線、電話線、データおよび
信号線などのような、必要とされるあらゆる種類の線を
保護しかつ整然と案内するのに使用される。これらはま
た、ワークステーションの付近において電気ソケットを
取り付けたり、あるいは接続箱、スイッチ、信号キーな
どのような他の器具を取り付けたりするのにも使用され
る。窓際のパラペット電線管については多くの設計が既
知であり、大抵は密閉した箱の形状をなしており、その
一つの側部は蓋または滑り要素として設計されている。

それらはしばしば手のこんだ内部を有しており、そして
、それらはアルミニウムまたはプラスチックの押出成形
で通常は製作される。

［発明が解決しようとする課題］ 使用する環境および条件に対する多少の審美的および機
能的適応性を可能にするために、今日までとくに断面寸
法、材料および色彩に関して種々の設計が必要であると
考えられてきた。しかしながら、入念な設計にもかかわ
らず、不満足な妥協をすることがしばしば必要であった
。さらに既知の設計においては、電気ソケットおよび他
の器具が一般に正面に置かれている。その結果、ダクト
の断面はある部分が線を布設するのに「使用されない」
ままとなる。部屋のデザインに合わせるように正面に特
殊カバーが使用される場合は器具の取付けにかなりの工
夫を必要とし、しかも結果は不満足であることが多い。

本発明の目的は、構造が簡単かつ均一であってしかも種
々の構造的態様にも容易に適合しかつその上の窓の下枠
およびそれの正面カバーが自由に選択可能である窓用の
パラペット電線管装置を提供することである。さらに、
内部断面の分割および使用が、取付けに対する要求に従
って可変であリ、かつ線の布設および器具の取付けを簡
単にすると共に後からの追加設置を可能にするというこ
とも意図されている。

［課題を解決するための手段］ 上記目的は、相互に間隔をなして配置される複数の四辺
形フレームを特徴とする本発明によって達成される。フ
レームはそれらの面が相互に平行であるようにして壁に
固着される。フレームは、フレームの内部を通過するダ
クトと、少なくとも２つの辺上の外表面パネル用の支持
部材とを交換可能に受容し、フレームの４辺の内の１つ
は、ヒンジによってフレームの隣接する辺に接続され、
かつ外方に回動可能である。このような設計は、コスト
の効率がよい、標準化された製作および広範囲な事前組
立を可能にすると共に、窓の下枠およびパラペットある
いは面全体が現場で独立に設計されて後に装着され得る
という適応性を維持しティる。ｔａ電線管装置内部は、
フレームの１つの辺を外方に回動させることにより、容
易にアクセス可能である。電気ソケットおよび器具は、
従来の場合と同様に正面に配置され得るが、電線管装置
の内部にまたは通常は開放してしている電線管装置の下
側の外部に収納されることも可能である。

これは、外観および使用またはアクセス可能性に関する
大抵の要求を満足する。

［実　施　例］ 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。

第１図に概略的に示されている、窓のパラペットにおけ
る電線管は、相互に間隔をなしてかつそれらの面を相互
に平行に壁（この場合は窓のパラペット２）上に固着さ
れている四辺形、好ましくは矩形または正方形の複数の
フレーム１０を備えている。フレーム１０の間隔は、構
造的な要求によって選択され、約８０〜１０００■とす
べきである。ダクト８は、以下に説明するように、フレ
ーム１０の内部を延在しかつフレーム１０上の種々の位
置に交換可能に固定される。ダクト８としては格子設計
のダクトが好ましく、格子設計のダクトそれ自身は既知
である。横方向リブによって接続された長手方向リブが
使用される。さらに、フレーム１０は表面パネル用の支
持部材として使用される。本実施例の場合、連続的な窓
の下枠は、フレームの頂辺１４に接続されており、そし
て、部分６に分割されている正面は、壁に装着されてい
るフレームの辺１３の反対側に配置されている、フレー
ムの垂直辺１５に固定されている。フレームの１つの特
定の辺（本実施例においては正面の部分６を支持する辺
１５）が、ヒンジ１１を介して、フレームの隣接してい
る辺１２に接続されており、これにより、辺１５は、（
正面と共に）外方に回動可能である。外方に回動させら
れたと、正面の部分６の上縁部は、窓の下枠４の前縁部
から離れる方向に移動し、これは、パラペット電線管の
内部へのアクセスを可能にする。回動の角度は、本明細
書中には詳細に示されていない適切な手段によって制限
きれてもよい。

本実施例におけるように、もし外方に回動可能なフレー
ムの辺１５が部分６に分割されている表面板を支持する
ならば、第２図に示すように、隣接しかつ別個に作動さ
せられる、部分６を固定する２つのアーム１５ａ、１５
ｂを設けることが実際的であり、これにより、それらは
、相互に独立に外方に回動させられ得る。さらに、第２
図に示されているように、外方に回動可能なフレームの
辺１５に向けられている、フレームの固定辺１４の自由
端にストッパ要素１６が設けられている。

図示のように、フレームの辺１５すなわちそれのアーム
は短くされているので、部分６はストッパ要素１６に直
接当接する。変更態様として、辺１５すなわちそれのア
ームが、ストッパ要素１６まで延びていてストッパ要素
と協働ししてもよい（この場合はストッパ要素１６はさ
らに後方に引っ込めて配置される）。

必要ならば、パラペット電線管装置に、必要な電気ソケ
ットおよび他の器具３４を受容する器具支持部材３０を
設けることも可能である。実際的な実施例および種々の
取付位置については残りの図面によって説明する。

第３図は、４つの直線的な辺セグメント２２〜２５と、
ヒンジ１１と、２つの堅い２アーム式コーナコネクタ２
０とから組み立てられている個々のフレーム１０のとく
に実際的な実施例を示している。上部辺セグメント２４
は、窓の下枠４を支持すると共に、調節可能なストッパ
要素１６を備えており、そして、正面の部分６は、外方
に回動可能な辺セグメント２５に固定されている。正面
の部分６を図示されている閉鎖位置に固定すべく、スト
ッパ要素１６はたとえば磁石式キャッチ１７のような適
切なスナップ閉止具が設けられている。

ヒンジ１１のアームに対する、辺セグメント２２〜２５
の着脱可能な接続であって、長手方向に調節可能なもの
と、コーナーコネクタ２０と、ストッパ要素１６とを有
するフレーム１０の組立式ブロック構造は、とくに適し
ている。この構造の詳細を第４図〜第６図に示す。直線
的な辺セグメント２２〜２５は、はぼ矩形の中空断面を
有するセグメントによって形成されている。ヒンジ１１
、コーナーコネクタ２０およびストッパ要素１６には各
々、中空断面内で長手方向に滑動可能な２つのアーム２
１が設けられている。はぼＣ字形状をなす中空断面には
、その「背中」に長手方向のスリット３７が設けられて
いる一方、アーム２１は長手方向のスリット３９を有し
ている。スリット３７および３９は、フレーム１０を壁
に固着したりまたは表面板４および６をフレーム上に装
着したりするためのねじ４２（第６図）の挿入用に使用
される。長手方向に調節可能に重なり合う、アーム２１
と辺セグメントとの間の位置決めは、クランプ板４０と
アームのねじ孔内に挿入されるねじ４１とによって行わ
れる（第６図）。

この構造は、少数の単純な標準部分から、「水平」矩形
形状または「垂直」矩形形状を有する、あらゆる所望長
さのフレームを組み立てたりまたはそれらを事前に組み
立てたりすることを可能にする。辺セグメント２２〜２
５の長さが固定されている場合であっても、クランプ板
４０とねじ４１とによる調節可能な接続のおかげで、第
３図中に一点鎖線で示すように断面を現場で調節するこ
とが可能である。

勿論、図示されているＣ字形状の輪郭の代りにＵ字形状
の輪郭を有する断面により、長手方向に調節可能にコー
ナーコネクタなどに接続される辺セグメントから、フレ
ーム１０の組立式ブロック状組立体を形成することも可
能である。

勿論、第８図および第９図に概略的に示されているよう
に、フレーム１０の他のコーナにヒンジ１１を配置する
ことも可能である。第８図に示されている変更態様によ
れば、正面の部分６は下から上へ折り返され得、そして
、第９図に示されている設計は、正面の部分６を固定し
たまま窓の下枠４を開くように折り返すことを可能にす
る。さらに、第８図は、下方に延びるパラペット面６ｂ
をフレーム１０に装着することの可能性を示している。

この場合、延在するパラペット電線管は、原則として底
の方向に開放したままであるが、もし必要ならば、第９
図に示すように、フレーム１０に下部カバー６ａを取り
付けることも可能である。

第３図から、ケーブルダクトの種々の取付情況がわかる
であろう。長く延びているダクト８を懸垂させるべく、
第５図に示されているセグメントが、個々のフレームセ
グメント（この場合は辺セグメント２２．２３および２
５）に設けられている。このセグメントはフック３６の
列を有しており、これらのフックの列は、フックの間に
配置されているタブ３８であって、クランプ板４０を滑
らせて位置決め可能にするものを備えている（第４図）
。

フック３６の列は、ダクト８（好ましくはワイヤ・フレ
ーム製）を調節可能な位置に懸垂させるために用いられ
る。勿論、必要に応じて、種々の断面のダクトを使用す
ることも可能である。

たとえば第７図に示されているような器具支持部材３０
も取付部品の一部である。このようなハウジング状の器
具支持部材には開孔すなわち「窓」３１が設けられてお
り、その中に電気ソケット、スイッチなどのような器具
を装着することが可能である。横方向に調節可能な２つ
の取付板３２には、フック３６と同じ間隔を有しかつ器
具支持部材３０を装着するために用いられるフック３３
が設けられている。フック３３は、ダクト８（図示せず
）の長手方向のリブに懸垂されてもよいし、あるいはフ
ック３６の列上に懸垂されている格子状中間支持部材２
８上に懸垂してもよい。図示のように、器具支持部材３
０は、このようにして、フレームの断面の内部に、ある
いは下方に延出して、種々の方法で配置され得る。フッ
ク要素（フック取付板３２およびフック３３）の調節に
よって器具を適切に傾斜させることも可能である。第７
図に示されているように、器具支持部材３０に器具のケ
ーブル用の歪防止要素３５を設けてもよく、この歪防止
要素３５はたとえば波形状の溝を形成しており、その中
にケーブルが圧入されてケーブルの位置が固定される。

図示されているタイプまたは類似のタイプの歪防止要素
３５を、器具３４の領域内でパラペット電線管装置の他
の位置に配置することも可能である。

以上のように、上述したパラペット電線管装置は、全断
面のサイズに関してばかりでなく、フレームとダクトお
よび器具との取付けに関してもきわめて適応性があり、
具体的な状況に従って、フレームの断面の最適使用が達
成されるであろう。

いずれの場合においても、器具ならびにダクトへのアク
セスの可能性は保証される。設置後のダクトのルート変
更および器具の取付けの変更はいつでも可能である。表
面板がパラペット電線管の実際の構造とは完全に独立に
設計可能であるということ、および設置後であっても適
切な人物によって表面板が取り付けられ得るということ
は、とくに有利である。したがって、種々の材料（木材
、プラスチック、金属など）の表面板が使用可能であり
、そして、それらの色および表面を部屋のデザインに合
わせることが可能であるばかりでなく、後の変更も容易
に可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は窓のパラペット用の例示的な電線管装置の全体
的な構造を示す概略斜視図、 第２図は２つの別個に接続されているアームを有する、
回動可能なフレームの辺を示す概略図、第３図はフレー
ムを貫通して延在するダクトと器具支持部材とが設けら
れている、好ましい設計のフレームの側面図、 第４図は第３図中の線＋Ｖ−＋Ｖに沿う断面図、第５図
は第３図に示されているフレーム用のフックの列を備え
たフレームのセグメントの斜視図、第６図は第３図に示
されているフレームの下部左側コーナの断面図、 第７図はフック要素を備えた器具支持部材の斜視図、お
よび 第８図および第９図は回動可能なフレームの辺の長さと
装着の他の可能性とに関する２つの変更態様の概略図で
ある。 ２・・・パラペット ８・・・ダクト １０・・・フレーム １１・・・ヒンジ １２．１３，１４．１５・・・フレームの辺１５ａ、１
５ｂ・・・アーム １６・・・ストッパ要素 ２０・・・コーナーコネクタ ２１・・・アーム ２２．２３，２４．２５・・・辺セグメント２８・・・
格子状中間支持部材 ３０・・・器具支持部材 ３２・・・フック取付板 ３３・・・フック ３６・・・フック

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電線管の長手方向に延びる複数のダクトを備える窓
   際のパラペット電線管装置であって、相互に間隔をなし
   て配置されている複数の四辺形のフレーム（１０）が壁
   に固着されており、該フレームは、相互に平行な面であ
   って、該フレーム（１０）の内部を通過するダクト（８
   ）を交換可能に受容し得るものと、少なくとも２つの辺
   上の外表面パネル（４、６）用支持部とを有しており、
   該フレームの４つの辺（１２〜１５）の内の１つの辺（
   １５）は、ヒンジ（１１）によって該フレームの隣接す
   る辺（１２）に接続されており、該４つの辺の内の該１
   つの辺（１５）は、外方に回動可能である、 パラペット電線管装置。 ２、前記フレームの、外方に回動可能な前記辺（１５）
   が、隣接して配置されかつ別個に連結されている２つの
   アーム（１５ａ、１５ｂ）を有する請求項１記載のパラ
   ペット電線管装置。 ３、前記フレームの、前記外方に回動可能なフレームの
   辺（１５）の方向に向けられている、該フレームの固定
   されている辺（１４）の自由端が、調節可能なストッパ
   要素（１６）を有する請求項１記載のパラペット電線管
   装置。 ４、前記四辺形のフレーム（１０）が、４つの直線的な
   辺セグメント（２２〜２５）と、ヒンジ（１１）と、２
   つの堅い２アーム式コーナーコネクタ（２０）とを具備
   する請求項１記載のパラペット電線管装置。 ５、前記辺セグメント（２２〜２５）が、着脱可能に接
   続されると共に、前記ヒンジ（１１）および前記コーナ
   ーコネクタ（２０）のアーム（２１）によって長手方向
   に調節可能である請求項４記載のパラペット電線管装置
   。 ６、前記フレームの前記辺（１２〜１５）の内の少なく
   とも１つに、前記ダクト（８）を懸垂するためのフック
   （３６）の列が設けられている請求項１記載のパラペッ
   ト電線管装置。 ７、前記ダクト（８）が、長手方向のリブと該長手方向
   のリブを接続する横方向のリブとを有する格子構造で作
   られている請求項６記載のパラペット電線管装置。 ８、選択された位置に固定可能な器具支持部材（３０）
   をさらに具備する請求項１記載のパラペット電線管装置
   。 ９、選択された位置に固定可能な器具支持部材（３０）
   をさらに具備する請求項７記載のパラペット電線管装置
   。 １０、前記器具支持部材（３０）に、長手方向の前記ダ
   クト（８）に懸垂するためのフック要素（３２、３３）
   が設けられている請求項８記載のパラペット電線管装置
   。 １１、前記器具支持部材（３０）に、長手方向の前記ダ
   クト（８）に懸垂するためのフック要素（３２、３３）
   が設けられている請求項９記載のパラペット電線管装置
   。 １２、前記フック（３６）の列上に前記フック要素（３
   ２、３３）を受容するための、懸垂可能な格子状中間支
   持部材（２８）をさらに具備する請求項６記載のパラペ
   ット電線管装置。 １３、前記フック（３６）の列上に前記フック要素（３
   ２、３３）を受容するための、懸垂可能な格子状中間支
   持部材（２８）をさらに具備する請求項１０記載のパラ
   ペット電線管装置。 １４、前記フック要素（３２、３３）が、長手方向に調
   節可能なように前記器具支持部材（３０）に接続されて
   いる請求項１０記載のパラペット電線管装置。 １５、器具（３４）の領域に配置される、器具のケーブ
   ル用の歪防止要素（３５）をさらに具備する請求項１記
   載のパラペット電線管装置。 １６、器具（３４）の領域に配置される、器具のケーブ
   ル用の歪防止要素（３５）をさらに具備する請求項１１
   記載のパラペット電線管装置。