JP2000144885A - ガーデンデッキ構造 - Google Patents

ガーデンデッキ構造

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JP2000144885A
JP2000144885A JP10314729A JP31472998A JP2000144885A JP 2000144885 A JP2000144885 A JP 2000144885A JP 10314729 A JP10314729 A JP 10314729A JP 31472998 A JP31472998 A JP 31472998A JP 2000144885 A JP2000144885 A JP 2000144885A
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deck
deck building
building blocks
water
water storage
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Hiroo Sumida
啓生 隅田
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AREKKUSU KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガーデンデッキ本来の構築作業能率の向上を
図りつつ、雨水の貯留能力の高いものを設備面で有利に
製作することができ、しかも、保守、点検作業も能率良
く容易に行なうことができる実用性に勝れたガーデンデ
ッキ構造を提供する。 【解決手段】 上方に開口する貯水空間を備えた台座2
と、台座2に対して貯水空間を閉止する状態で脱着自在
に装着可能で、かつ、その上面が踏面3に形成された蓋
体4とからなるデッキ構築ブロックBの複数を並設す
る。少なくとも一つのデッキ構築ブロックBには、該デ
ッキ構築ブロックBの貯水空間内に雨水を導入する取水
手段17を設け、更に、デッキ構築ブロックBの貯水空
間同士を連通接続する接続手段を設ける。少なくとも一
つのデッキ構築ブロックBには、連通接続された貯水空
間に貯留された雨水を外部に注出する注出手段19を設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、屋内の居
間や食堂から出入することができ、室外リビングとして
使用することができるガーデンデッキの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガーデンデッキ構造では、庭に所
定間隔を隔てて設けられたブロック状の礎石に脚を立設
し、これら脚に亘って台座枠を載架固定するとともに、
この台座枠の上面に複数枚のパネルを敷設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のガーデンデ
ッキ構造の場合、パネルの下方には、脚により比較的広
い空間が形成されることとなるが、その下部空間は雨水
に晒され易いために利用しずらく、デッドスペースとな
っているのが実状である。ところで、近年、水資源の有
効利用を図る目的で、雨水を貯留しておき、この貯留さ
れた雨水を草木に散水することが提唱されており、その
ために、例えば、家屋のベランダの床を、雨水を貯留す
るための専用の貯水タンクから構成し、この貯水タンク
に、雨樋を伝わって集められた雨水を導入する取水口
と、貯水タンク内に貯水された雨水を外部に注出する開
閉バルブを備えた注出配管とを設けたもの(例えば、特
開平7−138997号公報参照)が提案されている
が、この場合、高所に位置するベランダの床を貯水タン
クに兼用構成するため、満水時に大重量となる貯水タン
クを支持するためのフレーム構造が非常に大掛かりにな
り、それの設備コストが高騰し、雨水を散水等に利用す
るという本来の経済的利点が損なわれる欠点がある。し
かも、貯水タンクや配管系の保守、点検作業も高所で行
なわなければならため、その保守、点検作業に多くの時
間と手間を要する問題もある。本発明は、上述の実状に
鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、庭等
の地面上に比較的広い範囲に亘って構築されるガーデン
デッキの構造を工夫することにより、ガーデンデッキ本
来の構築作業能率の向上を図りつつ、雨水の貯留能力の
高いものを設備面で有利に製作することができ、しか
も、保守、点検作業も能率良く容易に行なうことができ
る実用性に勝れたガーデンデッキ構造を提供する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
ガーデンデッキ構造の特徴構成は、上方に開口する貯水
空間を備えた安定接地可能な台座と、該台座に対して前
記貯水空間を閉止する状態で脱着自在に装着可能で、か
つ、その上面が踏面に形成された蓋体とからなるデッキ
構築ブロックの複数を並設して、この並設されたデッキ
構築ブロックの踏面をもって床面を構成するとともに、
少なくとも一つのデッキ構築ブロックに、該デッキ構築
ブロックの貯水空間内に雨水を導入する取水手段を設
け、更に、前記デッキ構築ブロックの貯水空間同士を連
通接続する接続手段を設けるとともに、少なくとも一つ
のデッキ構築ブロックに、連通接続された前記貯水空間
に貯留された雨水を外部に注出する注出手段を設けてあ
る点にある。上記特徴構成によれば、ガーデンデッキの
床面積に応じた数のデッキ構築ブロックを庭に並設する
だけで、ガーデンデッキを構築することができるばかり
でなく、各デッキ構築ブロックが、貯水空間を備えた安
定接地可能な台座と蓋体とから構成されているから、取
付手段にて導入された雨水を接続手段を介して、各貯水
空間に貯留することができるとともに、各貯水空間に貯
留された雨水を前記注出手段にて随時使用することがで
きる。しかも、前記貯水空間を閉止する蓋体が台座に対
して着脱自在に構成されているため、隣接するデッキ構
築ブロックの貯水空間同士を接続手段で連通接続する作
業や長期使用に伴って必要となる貯水空間の清掃作業或
いは配管系の点検作業も容易に行なうことができる。そ
れ故に、安定接地可能な複数のデッキ構築ブロックを用
いてデッキを能率良く構築することができるばかりでな
く、地面から比較的大きな高さを有する各デッキ構築ブ
ロックの大きな容積を雨水の貯水空間として利用するが
故に、貯水能力の高いものを設備費面で有利に製作する
ことができ、更に、長期使用に伴って必要となる保守、
点検作業も能率良く容易に行なうことができる。
【0005】本発明の請求項2によるガーデンデッキ構
造の特徴構成は、前記接続手段に、並設されたデッキ構
築ブロックの台座の隣接間隔を調節自在に規制する間隔
規制手段が設けられている点にある。上記特徴構成によ
れば、前記デッキ構築ブロックの貯水空間同士を連通接
続する接続手段に前記間隔規制手段が設けてあるから、
デッキ構築ブロックの台座の隣接間隔を調節しながら、
デッキ構築ブロックの貯水空間同士を連通接続すること
ができ、例えば、デッキ構築ブロックの貯水空間同士を
連通接続する接続手段と、並設されたデッキ構築ブロッ
クの台座の隣接間隔を調節自在に規制する間隔規制手段
とが各別に設けてある場合に比して、デッキ構築ブロッ
クの並設作業に要する工程数の削減を図ることができ、
もって、ガーデンデッキの構築作業能率の向上を促進す
ることができる。
【0006】本発明の請求項3によるガーデンデッキ構
造の特徴構成は、前記デッキ構築ブロックの蓋体の四隅
の各々に、隣接する蓋体同士を固定連結するための連結
板に対する取付け面が窪み形成されている点にある。上
記特徴構成によれば、並設されたデッキ構築ブロックの
隣接するもの同士を強固に連結することができるばかり
でなく、そのため連結板が蓋体の踏面、つまり、ガーデ
ンデッキの床面から突出することを抑制でき、しかも、
蓋体取外し時における連結板の固定連結解除作業も床面
側から自然な姿勢で容易に行なうことができる。
【0007】本発明の請求項4によるガーデンデッキ構
造の特徴構成は、前記取水手段が、前記デッキ構築ブロ
ックの蓋体に対して、前記貯水空間に連通する状態で取
付けられる上向き開口のケーシングと、該ケーシングの
開口を閉止するカバーとを備え、かつ、前記ケーシング
の側壁に、雨樋に対する接続口が形成されているととも
に、前記ケーシング内に、濾過材が脱着自在に設けてあ
る点にある。上記特徴構成によれば、雨樋を前記取水手
段を構成するケーシングに連通接続できるから、雨水を
効率良くデッキ構築ブロックの貯水空間に導入すること
ができる。また、前記取水手段を構成するケーシング内
には、濾過材が脱着自在に設けてあるから、デッキ構築
ブロックの貯水空間に、雨水と共に流れ込む木の葉等の
ゴミが、デッキ構築ブロックの貯水空間に導入されるこ
とは抑制でき、もって、デッキ構築ブロックの貯水空間
に対する清掃作業の回数を減少することができる。
【0008】本発明の請求項5によるガーデンデッキ構
造の特徴構成は、前記デッキ構築ブロックの台座及び蓋
体の各々が繊維強化プラスチックで製作されているとと
もに、前記台座内に、前記蓋体の下面に接当する補強支
持板が設けられている点にある。上記特徴構成によれ
ば、前記デッキ構築ブロックの台座及び蓋体の各々が繊
維強化プラスチックで製作することにより、所定の強度
を確保しながらも、例えば鋳物製のデッキ構築ブロック
に比して軽量化を図り易い。また、前記蓋体の踏面で受
け止められる載置荷重を、補強支持板で受け止めて、台
座に伝達することができるから、蓋耐の踏面が載置荷重
により下方に撓み変形することを抑制できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1,図2は、例えば、庭等に構
築して屋内の居間や食堂の出入口Aから出入することが
でき、室外リビングとして使用することができるガーデ
ンデッキTに本発明のガーデンデッキ構造の好ましい実
施形態を採用した状態を示し、庭に、上方に開口する貯
水空間1を備えた平面視でほぼ矩形状の台座2と、該台
座2に対して貯水空間1を閉止する状態で脱着自在に装
着可能で、かつ、その上面が踏面3に形成された平面視
でほぼ矩形状の蓋体4とからなる中空状のデッキ構築ブ
ロックBの複数を、例えば居間の出入口に沿って並設し
て構成され、この並設された複数のデッキ構築ブロック
Bの踏面3をもってガーデンデッキTの床面Fを構成し
てある。詳しくは、庭のうち、居間や食堂の出入口Aに
沿う部分に、コンクリートを打設して(或いは、コンク
リートブロック、レンガブロック等のブロック材を敷き
詰めて)上面が庭先側に向かって下方に傾斜する勾配を
備えた傾斜面となる土台Kを形成し、この土台Kの上面
に、外形寸法がほぼ同一の8つの前記デッキ構築ブロッ
クBを、居間の出入口に向かって2行4列のマトリック
ス状に並設載置してあるとともに、隣接するデッキ構築
ブロックB間には、水切り用の隙間Sが目地状に形成さ
れている。尚、前記土台Kの上面に形成される傾斜勾配
をもって、土台Kの上面及びガーデンデッキTの床面F
の雨水等に対する水勾配を構成してある。
【0010】図4,図5に示すように、前記各デッキ構
築ブロックBの台座2は上方に開口する升状に形成さ
れ、繊維強化プラスチック(FRP)で製作してあると
ともに、その内部空間を前記貯水空間1に構成してあ
る。前記台座2の底壁5のうち、その外周縁部分は下方
に向かって膨出形成してあり、この膨出部分の内面側を
側溝6に構成してあるとともに、前記膨出部分の外側下
面を、土台Kに台座2を安定接地するための接地面7に
構成してある。前記台座2の側壁8の上端側には、図4
に示すように、外方に向かって折り曲げ形成された鍔部
8aが一体的に設けてあるとともに、この台座2の側壁
8内面側のうち、それの四隅の各々の上端部には木片9
を接着固定してあり、この木片9の外面側を繊維強化プ
ラスチック(FRP)で被覆して、台座2の側壁8内に
木片9が埋め込まれた状態に構成してある。
【0011】前記デッキ構築ブロックBの蓋体4は、台
座2の側壁8の鍔部8aに載置支持される天板4aの外
周縁に、この鍔部8aに外嵌する周壁4bを一体的に設
けて形成してあり、この蓋体4は繊維強化プラスチック
(FRP)で製作してあるとともに、前記踏面3となる
天板4aの上面には、図1に示すように、恰も木板を敷
き詰めたような床面模様の造形が、例えば型成形等によ
る加工により施されている。更に、図示はしていない
が、天板4aの上面には木目模様も施されている。尚、
前記天板4aには、耐荷重強度を高め、かつ、繊維強化
プラスチックの使用量を軽減するために木製のパネル1
0が埋設されており、かつ、このパネル10は、複数枚
の木板10aを連続的に並設して構成してある。
【0012】図4,図5に示すように、前記デッキ構築
ブロックBの台座2内、つまり貯水空間1には、平面視
で十字状の補強支持板11を、その下端面が台座2の底
壁5内面に接当する状態にまで、上方の開口側から内嵌
装着してあるとともに、補強支持板11の下部側には、
該補強支持板11にて4つに区画された貯水空間1の各
々の連通状態を確保するためのアーチ状の開口部11a
が切欠き形成してある。尚、前記補強支持板11にて4
つに区画された貯水空間1の各々は、前記側溝6によっ
ても連通状態が確保されている。そして、前記台座2に
蓋体4を取付けた状態では、補強支持板11の上端面が
蓋体4の天板4aの下面12に接当するように構成して
ある。
【0013】図2,図6に示すように、前記デッキ構築
ブロックBの蓋体4の踏面3側の四隅の各々には、隣接
するデッキ構築ブロックBの蓋体4同士を固定連結する
ためのアルミニウム製の連結板13に対する取付け面1
4を窪み形成してあるとともに、この取付け面14は、
デッキ構築ブロックBの台座2に蓋体4を装着した状態
で、台座2の側壁8内面側の四隅に設けられた木片9に
対して上方に位置するように構成してある。そして、隣
接するデッキ構築ブロックBの台座2に装着された蓋体
4の取付け面14に亘って、前記連結板13を、それに
形成されたビス孔13aと取付け面14に形成されたビ
ス孔14aとの位置合わせを行ないながら載置し、上方
から、連結板13のビス孔13aと取付け面14のビス
孔14aとを通してビス15をねじ込むと、このビス1
5の先端側が前記木片9にねじ込まれて、台座2に蓋体
4が固定されるとともに、隣接するデッキ構築ブロック
Bの蓋体4同士も連結固定される。尚、前記連結板13
の板厚は、取付け面14の窪み寸法とほぼ同一寸法に形
成されていて、蓋体4に連結板13を取付けた状態で
は、連結板13の上面と蓋体4の踏面3とがほぼ同一面
上に位置するように構成してある。
【0014】図1,図2に示すように、前記8つのデッ
キ構築ブロックBのうち、家屋の壁面に沿って配設され
た雨樋である縦樋16に最も近接する一つのデッキ構築
ブロックBには、該デッキ構築ブロックBの貯水空間1
内に、縦樋16を雨水を導入する取水手段17を設けて
ある。
【0015】図3に示すように、前記8つのデッキ構築
ブロックBには、それらの貯水空間1がループ状に連通
するように、隣接するデッキ構築ブロックBの貯水空間
1同士を連通接続する接続手段18を設けてある。詳し
くは、前記したように2行4列のマトリックス状に並設
された8つのデッキ構築ブロックBの貯水空間1がルー
プ状に連通するように、1行目の4つのデッキ構築ブロ
ックBのうち、隣接するデッキ構築ブロックBの貯水空
間1同士を連通接続する接続手段18と、2行目の4つ
のデッキ構築ブロックBのうち、隣接するデッキ構築ブ
ロックBの貯水空間1同士を連通接続する接続手段18
と、1行目の4つのデッキ構築ブロックBと2行目の4
つのデッキ構築ブロックBの一端側の貯水空間1同士を
連通接続する接続手段18と、1行目の4つのデッキ構
築ブロックBと2行目の4つのデッキ構築ブロックBの
他端側の貯水空間1同士を連通接続する接続手段18と
を設けてある。
【0016】図1,図2に示すように、前記8つのデッ
キ構築ブロックBのうち、前記取水手段17を設けてあ
るデッキ構築ブロックBとは別のデッキ構築ブロックB
の一つ(当該実施形態では、取水手段17を設けてある
デッキ構築ブロックBから最も離間するデッキ構築ブロ
ックB)には、連通接続された8つの貯水空間1に貯留
された雨水を外部に注出する注出手段19を設けてあ
る。
【0017】図7に示すように、前記取水手段17は、
該取水手段17を設けてあるデッキ構築ブロックBの蓋
体4に対して、貯水空間1に連通する状態で取付けられ
る上向き開口の升状に形成され、かつ、繊維強化プラス
チック(FRP)で製作されたケーシング20と、該ケ
ーシング20の開口を閉止する繊維強化プラスチック
(FRP)で製作されたカバー21とを備えている。
【0018】前記ケーシング20の底壁22には、デッ
キ構築ブロックBの蓋体4に形成された貫通孔23に対
して上下方向で相対向する貫通孔24を形成してあり、
ケーシング20は、蓋体4の踏面3に対してゴムマット
25を介して載置してあるとともに、ケーシング20の
底壁22に形成された貫通孔24と、蓋体4に形成され
た貫通孔23とに亘って、外周面に雄ネジ部を形成して
ある鍔付きのパイプ26を挿通し、該パイプ26の雄ネ
ジ部にロックナット27を螺合して固定連結してある。
前記ケーシング20の側壁28には、外方上方に向かっ
て突出形成された曲りパイプ29が連通接続され、この
曲りパイプ29の先端を、前記縦樋16の下端が挿入接
続される接続口29aに形成してあるとともに、更に、
ケーシング20の側壁28のうち、前記曲りパイプ29
の取付け位置よりも下方には、例えば、前記8つのデッ
キ構築ブロックBの貯水空間1における雨水の貯留量が
満杯となり、ケーシング20内でオーバーフローする雨
水を、縦樋16に逆流させることなく地面等に設けられ
た排水口(図示せず)に排水する排水パイプ30を設け
てある。
【0019】また、前記ケーシング20内には、雨水と
共に流れ込む木の葉等のゴミが、デッキ構築ブロックB
の貯水空間1にまで導入されることを抑制するための濾
過材31が、ケーシング20の開口を通して脱着自在に
装填してある。前記濾過材31は、大きなゴミを受け止
める網状の第1濾過部材32と、この第1濾過部材32
を通過した細かいゴミを受け止めるフィルター状の第2
濾過部材33とを上下に配置して構成してあり、カバー
21を取り外してケーシング20内を点検する際に、濾
過材31にゴミが溜まっていることに気付いたときに
は、ケーシング20内から濾過材31を取出してゴミを
取り除き、再び、ケーシング20内にこの濾過材31を
装填する。
【0020】図6に示すように、前記各接続手段18
は、何れも同様に構成してあり、詳しくは、隣接するデ
ッキ構築ブロックBの台座2の側壁8のうち、側溝6の
側壁部分に相当する部位に相対向する状態で形成された
貫通孔34に亘って挿通され、かつ、外周面に雄ネジ部
を形成してあるパイプ35と、該パイプ35に螺合装着
され、両台座2の側壁8の各々にパイプ35を固着する
2つを一組とする4つのロックナット36と、貫通孔3
4とパイプ35との隙間を水密状態に密封するゴムシー
ル37とから構成してある。
【0021】そして、前記隣接するデッキ構築ブロック
Bの台座2の両貫通孔34に亘って、予め台座2の外部
に位置する2つのロックナット36を螺合してあるパイ
プ35を、ゴムシール37と共に挿通し、貯水空間1内
に突入するパイプ35の両端の各々に残りの2つのロッ
クナット36をそれぞれ螺合して、締め上げることによ
り、これらの隣接するデッキ構築ブロックBの貯水空間
1同士は、パイプ35を通して連通接続される。尚、前
記両台座2の外部に位置する、つまり両台座2間に位置
する2つのロックナット36を回転操作して、これらロ
ックナット36の離間距離を変更することにより、並設
されたデッキ構築ブロックBの台座2の隣接間隔を調節
自在に規制することができ、パイプ35と両台座2間に
位置する2つのロックナット36とをもって間隔規制手
段38を構成してある。
【0022】図2,図8に示すように、前記注出手段1
9は、デッキ構築ブロックBの台座2の側壁8のうち、
側溝6の側壁部分に相当する部位に形成された貫通孔3
9に取付けられ、コック40の回動操作により開閉自在
な止水弁(図示せず)を備えた注水栓41から構成して
ある。前記注水栓41の先端側には、ポンプPに接続さ
れた中継ホース42の先端に設けられた雌型のカプラ4
3を脱着自在に接続保持する雄型のカプラ44が一体的
に設けられていて、前記デッキ構築ブロックBの貯水空
間1に貯留された雨水を、草木に対する水撒きや洗車等
に利用する場合には、前記中継ホース42の雌型のカプ
ラ43を、注水栓41の雄型のカプラ44に外嵌させて
接続し、コック40を回動操作して止水弁を開放状態に
切換え、その状態でポンプPを作動すると、ポンプPに
連通接続された散水用のホース45の先端から、デッキ
構築ブロックBの貯水空間1に貯留された雨水が噴出す
る。
【0023】尚、前記雄型のカプラ44を備えた注水栓
41、並びに、雌型のカプラ43は市販のものを使用す
るため、それらの具体的な構造に付いての説明は省略す
る。また、前記ポンプPとしては、モータ駆動のポン
プ、エンジン駆動のポンプ或いは手動ポンプ等を用いる
ことができる。
【0024】〔その他の実施形態〕 (1) 前記実施形態では、8つのデッキ構築ブロックB
を、2行4列のマトリックス状に並設しているが、4行
2列のマトリックス状に並設してもよく、また、8つの
デッキ構築ブロックBの個数は、庭の広さに応じて増減
してもよい。 (2) 前記実施形態では、複数のデッキ構築ブロックB
をマトリックス状に並設しているが、必ずしもマトリッ
クス状に並設する必要はなく、凸形状やL型形状等、複
数のデッキ構築ブロックBの並設形状は任意に変更する
ことができる。 (3) 前記実施形態では、隣接するデッキ構築ブロック
B間に、水切り用の隙間Sを形成したが、隣接するデッ
キ構築ブロックB同士を密着させても良い。 (4) 前記実施形態では、8つのデッキ構築ブロックB
の一つに、取水手段17を設けたが、2つ以上のデッキ
構築ブロックBに取水手段17を設けてもよい。 (5) 前記実施形態では、8つのデッキ構築ブロックB
の貯水空間1がループ状に連通するように接続手段18
を設けたが、隣接する全てのデッキ構築ブロックBの貯
水空間1同士が直接連通するように接続手段18を設け
てもよい。 (6) 前記実施形態では、8つのデッキ構築ブロックB
の一つに、注出手段19を設けたが、2つ以上のデッキ
構築ブロックBに注出手段19を設けてもよい。 (7) 前記実施形態では、取水手段17と注出手段19
との各々を、別のデッキ構築ブロックBに設けたが、一
つのデッキ構築ブロックBに取水手段17と注出手段1
9とを共に設けてもよい。 (8) 前記ケーシング20の側壁28に、上下に開口す
るT字状のパイプを連通接続し、このパイプの上部開口
を、前記縦樋16の下端が挿入接続される接続口に形成
するとともに、下部開口を、地面等に設けられた排水パ
イプに挿入接続される接続口に形成し、前記T字状のパ
イプの分岐部にロータリーバルブを設け、更に、ケーシ
ング20内に、雨水のオーバーフローを検知するボール
タップを設け、このボールタップの作動に基いてロータ
リーバルブの開閉操作を行うように構成してもよい。 (9) 前記濾過材31の構成としては、前記実施形態に
おいて説明した構成に限定されるものではなく、適宜変
更することができる。 (10) 前記注出手段19を構成する注水栓41の先端側
に、ポンプPに接続された中継ホース42の先端に回転
自在に設けられた接続ナットを脱着自在に接続保持する
雄ネジ部を形成して、注水栓41と中継ホース42との
脱着構造を構成してもよい。 (11) 前記連結板13の複数に支柱を立設し、これら支
柱の上部にパーゴラや屋根等を設けてもよい。 (12) 前記実施形態では、デッキ構築ブロックの台座2
及び蓋体4、並びに、ケーシング20及びカバー21の
各々を繊維強化プラスチック(FRP)から製作した
が、これに限定されるものではなく、合成樹脂又はアル
ミニウム等の金属等から製作してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガーデンデッキ構造の好ましい実施形
態を示す斜視図
【図2】平面図
【図3】底面図
【図4】デッキ構築ブロックの断面図
【図5】台座の平面図
【図6】隣接するデッキ構築ブロックの連結状態を示す
要部の断面図
【図7】取水手段を示す断面図
【図8】注出手段を示す一部切り欠き断面図
【符号の説明】
1 貯水空間 2 台座 3 踏面 4 蓋体 11 補強支持板 12 下面 13 連結板 14 取付け面 16 縦樋(雨樋) 17 取水手段 18 接続手段 19 注出手段 20 ケーシング 21 カバー 29a 接続口 31 濾過材 38 間隔規制手段 B デッキ構築ブロック F 床面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口する貯水空間を備えた安定接
    地可能な台座と、該台座に対して前記貯水空間を閉止す
    る状態で脱着自在に装着可能で、かつ、その上面が踏面
    に形成された蓋体とからなるデッキ構築ブロックの複数
    を並設して、この並設されたデッキ構築ブロックの踏面
    をもって床面を構成するとともに、少なくとも一つのデ
    ッキ構築ブロックには、該デッキ構築ブロックの貯水空
    間内に雨水を導入する取水手段を設け、更に、前記デッ
    キ構築ブロックの貯水空間同士を連通接続する接続手段
    を設けるとともに、少なくとも一つのデッキ構築ブロッ
    クには、連通接続された前記貯水空間に貯留された雨水
    を外部に注出する注出手段を設けてあるガーデンデッキ
    構造。
  2. 【請求項2】 前記接続手段には、並設されたデッキ構
    築ブロックの台座の隣接間隔を調節自在に規制する間隔
    規制手段が設けられている請求項1記載のガーデンデッ
    キ構造。
  3. 【請求項3】 前記デッキ構築ブロックの蓋体の四隅の
    各々には、隣接する蓋体同士を固定連結するための連結
    板に対する取付け面が窪み形成されている請求項1又は
    2記載のガーデンデッキ構造。
  4. 【請求項4】 前記取水手段が、前記デッキ構築ブロッ
    クの蓋体に対して、前記貯水空間に連通する状態で取付
    けられる上向き開口のケーシングと、該ケーシングの開
    口を閉止するカバーとを備え、かつ、前記ケーシングの
    側壁には、雨樋に対する接続口が形成されているととも
    に、前記ケーシング内には、濾過材が脱着自在に設けて
    ある請求項1、2又は3記載のガーデンデッキ構造。
  5. 【請求項5】 前記デッキ構築ブロックの台座及び蓋体
    の各々が繊維強化プラスチックで製作されているととも
    に、前記台座内には、前記蓋体の下面に接当する補強支
    持板が設けられている請求項1、2,3又は4記載のガ
    ーデンデッキ構造。
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