JP2000144368A - 材料表面改質装置 - Google Patents
材料表面改質装置Info
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- JP2000144368A JP2000144368A JP10323439A JP32343998A JP2000144368A JP 2000144368 A JP2000144368 A JP 2000144368A JP 10323439 A JP10323439 A JP 10323439A JP 32343998 A JP32343998 A JP 32343998A JP 2000144368 A JP2000144368 A JP 2000144368A
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- voltage electrode
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オゾンとプラズマとを同時に発生させること
ができる材料表面改質装置が強く望まれている。 【解決手段】 所定の隙間を有するように対面した接地
電極12および高圧電極13と、高圧電極14の接地電
極12との対面側を覆うように設けられたガラス等の誘
電体13と、接地電極12と高圧電極14との前記隙間
に酸素などの原料気体5を送給する原料気体送給手段
と、接地電極12と高圧電極14との間に電圧を印加す
る電圧印加手段とを備え、高圧電極14を延設し、当該
高圧電極14の延設部分近傍に対象物10を位置させる
支持台15を設け、接地電極12と高圧電極14との対
面間(放電ギャップ)で無声放電を発生させて原料気体
5をオゾン化させると共に、上記延設部分で沿面フラッ
シオーバを発生させて原料気体5をプラズマ化させるこ
とにより、対象物10をオゾン2およびプラズマで同時
に表面処理できるようにした。
ができる材料表面改質装置が強く望まれている。 【解決手段】 所定の隙間を有するように対面した接地
電極12および高圧電極13と、高圧電極14の接地電
極12との対面側を覆うように設けられたガラス等の誘
電体13と、接地電極12と高圧電極14との前記隙間
に酸素などの原料気体5を送給する原料気体送給手段
と、接地電極12と高圧電極14との間に電圧を印加す
る電圧印加手段とを備え、高圧電極14を延設し、当該
高圧電極14の延設部分近傍に対象物10を位置させる
支持台15を設け、接地電極12と高圧電極14との対
面間(放電ギャップ)で無声放電を発生させて原料気体
5をオゾン化させると共に、上記延設部分で沿面フラッ
シオーバを発生させて原料気体5をプラズマ化させるこ
とにより、対象物10をオゾン2およびプラズマで同時
に表面処理できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾンとプラズマ
とを同時に発生させて対象物となる材料の表面を改質さ
せる材料表面改質装置に関する。
とを同時に発生させて対象物となる材料の表面を改質さ
せる材料表面改質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾンは、極めて強い酸化力を有し、水
処理や半導体のフォトレジスト除去や材料の表面の改質
などに用いられている。オゾンの生成方法には、紫外線
照射法、放射線照射法、プラズマ放電法、無声放電法、
水電解法などがあり、工業的には無声放電法が主体とな
っている。この無声放電法を適用した従来のオゾン発生
装置の一例を図2に示す。
処理や半導体のフォトレジスト除去や材料の表面の改質
などに用いられている。オゾンの生成方法には、紫外線
照射法、放射線照射法、プラズマ放電法、無声放電法、
水電解法などがあり、工業的には無声放電法が主体とな
っている。この無声放電法を適用した従来のオゾン発生
装置の一例を図2に示す。
【0003】図2に示すように、円筒状をなすケーシン
グ111の内部には、円筒状をなす接地電極112が配
設されており、当該接地電極112は、一対の環状をな
す支持体111eにより、ケーシング111との間に隙
間を有するように当該ケーシング111に支持されてい
る。接地電極112の内部には、一方端を閉塞されて他
方端を開口したガラス管113が挿入されており、当該
ガラス管113は、接地電極112との間に隙間を有す
るように図示しないスペーサにより当該接地電極112
に支持されている。ガラス管113の内周面には、高圧
電極114が設けられている。
グ111の内部には、円筒状をなす接地電極112が配
設されており、当該接地電極112は、一対の環状をな
す支持体111eにより、ケーシング111との間に隙
間を有するように当該ケーシング111に支持されてい
る。接地電極112の内部には、一方端を閉塞されて他
方端を開口したガラス管113が挿入されており、当該
ガラス管113は、接地電極112との間に隙間を有す
るように図示しないスペーサにより当該接地電極112
に支持されている。ガラス管113の内周面には、高圧
電極114が設けられている。
【0004】前記ガラス管113の内部には、高圧電極
114に摺動可能に当接するブラシ115が配設されて
いる。このブラシ115は、ガラス管113の開口端側
に嵌合する支持板113aを貫通して支持され、ケーシ
ング111の外部に配設された図示しない電圧印加装置
に電気的に接続している。
114に摺動可能に当接するブラシ115が配設されて
いる。このブラシ115は、ガラス管113の開口端側
に嵌合する支持板113aを貫通して支持され、ケーシ
ング111の外部に配設された図示しない電圧印加装置
に電気的に接続している。
【0005】一方、前記ケーシング111には、ケーシ
ング111の内面と接地電極112の外面との間に冷却
液である冷却水3を送給する冷却水送給口111aと当
該冷却水3を排出する冷却水排出口111bとが設けら
れている。また、ケーシング111のガラス管113の
開口端側には、当該ケーシング111内へ空気や酸素な
どの原料気体1を送給する原料気体供給口111cが設
けられている。ケーシング111のガラス管113の閉
塞端側には、発生したオゾン2を送出するオゾン送出口
111dが設けられている。
ング111の内面と接地電極112の外面との間に冷却
液である冷却水3を送給する冷却水送給口111aと当
該冷却水3を排出する冷却水排出口111bとが設けら
れている。また、ケーシング111のガラス管113の
開口端側には、当該ケーシング111内へ空気や酸素な
どの原料気体1を送給する原料気体供給口111cが設
けられている。ケーシング111のガラス管113の閉
塞端側には、発生したオゾン2を送出するオゾン送出口
111dが設けられている。
【0006】このようなオゾン発生装置では、ケーシン
グ111と接地電極112との間に冷却水3を送給し、
ケーシング111の内部に原料気体1を送給しながら前
記電圧印加装置を作動させると、接地電極112と高圧
電極114との隙間(放電ギャップ)で無声放電が発生
し、当該隙間(放電ギャップ)を流通する原料気体1中
の酸素がオゾン化されて、オゾン2を得ることができ
る。
グ111と接地電極112との間に冷却水3を送給し、
ケーシング111の内部に原料気体1を送給しながら前
記電圧印加装置を作動させると、接地電極112と高圧
電極114との隙間(放電ギャップ)で無声放電が発生
し、当該隙間(放電ギャップ)を流通する原料気体1中
の酸素がオゾン化されて、オゾン2を得ることができ
る。
【0007】一方、窒素イオンや酸素イオンなどのプラ
ズマは、オゾンと同様に、半導体のフォトレジスト除去
や材料の表面の改質などに用いられている。プラズマを
発生させるプラズマ発生装置は、オゾン発生装置とほと
んど同じ原理となっている。このような従来のプラズマ
発生装置(平行平板型)の一例を図3に示す。
ズマは、オゾンと同様に、半導体のフォトレジスト除去
や材料の表面の改質などに用いられている。プラズマを
発生させるプラズマ発生装置は、オゾン発生装置とほと
んど同じ原理となっている。このような従来のプラズマ
発生装置(平行平板型)の一例を図3に示す。
【0008】図3に示すように、チャンバ121の内部
上方には、接地電極122が設けられている。チャンバ
121の内部下方には、高圧電極124が設けられてい
る。チャンバ121と高圧電極124との間は、絶縁体
123で絶縁されている。高圧電極124には、電圧印
加装置125が接続されている。高圧電極124には、
冷却液である冷却水3を流通させる水冷管126が取り
付けられている。チャンバ121には、当該チャンバ1
21内を減圧する真空ポンプ127が連結されている。
チャンバ121には、酸素や窒素などの原料気体4を供
給される原料気体供給口121aが設けられている。
上方には、接地電極122が設けられている。チャンバ
121の内部下方には、高圧電極124が設けられてい
る。チャンバ121と高圧電極124との間は、絶縁体
123で絶縁されている。高圧電極124には、電圧印
加装置125が接続されている。高圧電極124には、
冷却液である冷却水3を流通させる水冷管126が取り
付けられている。チャンバ121には、当該チャンバ1
21内を減圧する真空ポンプ127が連結されている。
チャンバ121には、酸素や窒素などの原料気体4を供
給される原料気体供給口121aが設けられている。
【0009】このようなプラズマ発生装置では、高圧電
極124上に対象物10を載置し、真空ポンプ127を
作動してチャンバ121内を減圧(0.01気圧以下)
すると共に水冷管126内に冷却水3を流通させ、チャ
ンバ121内に原料気体4を所定量ずつ送給しながら電
圧印加装置125を作動すると、接地電極122と高圧
電極124との間でグロー放電が発生し、原料気体4が
プラズマ化されて、対象物10の表面を改質することが
できる。
極124上に対象物10を載置し、真空ポンプ127を
作動してチャンバ121内を減圧(0.01気圧以下)
すると共に水冷管126内に冷却水3を流通させ、チャ
ンバ121内に原料気体4を所定量ずつ送給しながら電
圧印加装置125を作動すると、接地電極122と高圧
電極124との間でグロー放電が発生し、原料気体4が
プラズマ化されて、対象物10の表面を改質することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したような材料表
面改質技術において、オゾンおよびプラズマの両者で同
時に処理できると、より多様な表面改質を行うことがで
きる。このため、オゾンとプラズマとを同時に発生させ
ることができる材料表面改質装置が強く望まれている。
面改質技術において、オゾンおよびプラズマの両者で同
時に処理できると、より多様な表面改質を行うことがで
きる。このため、オゾンとプラズマとを同時に発生させ
ることができる材料表面改質装置が強く望まれている。
【0011】しかしながら、従来のオゾン発生装置とプ
ラズマ発生装置とを単に組み合わせただけでは、オゾン
とプラズマとの同時処理を可能にすることはできない。
なぜなら、オゾンは、1気圧程度以上の環境でないと発
生させることが困難であり、プラズマは、0.01気圧
程度以下の環境でないと発生させることが困難であるか
らである。
ラズマ発生装置とを単に組み合わせただけでは、オゾン
とプラズマとの同時処理を可能にすることはできない。
なぜなら、オゾンは、1気圧程度以上の環境でないと発
生させることが困難であり、プラズマは、0.01気圧
程度以下の環境でないと発生させることが困難であるか
らである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、所定
の隙間を有するように対面した接地電極および高圧電極
と、前記高圧電極の前記接地電極との対面側を覆うよう
に設けられた誘電体と、前記接地電極と前記高圧電極と
の前記隙間に原料気体を送給する原料気体送給手段と、
前記接地電極と前記高圧電極との間に電圧を印加する電
圧印加手段とを備え、前記接地電極または前記高圧電極
のいずれか一方が延設され、当該接地電極または当該高
圧電極の延設部分近傍に対象物を位置させる対象物設置
手段を設けることにより、材料表面改質装置を構成し
た。
の隙間を有するように対面した接地電極および高圧電極
と、前記高圧電極の前記接地電極との対面側を覆うよう
に設けられた誘電体と、前記接地電極と前記高圧電極と
の前記隙間に原料気体を送給する原料気体送給手段と、
前記接地電極と前記高圧電極との間に電圧を印加する電
圧印加手段とを備え、前記接地電極または前記高圧電極
のいずれか一方が延設され、当該接地電極または当該高
圧電極の延設部分近傍に対象物を位置させる対象物設置
手段を設けることにより、材料表面改質装置を構成し
た。
【0013】上述した料表面改質装置において、前記接
地電極の前記高圧電極との対面側を覆うように誘電体を
設けたことを特徴とする。
地電極の前記高圧電極との対面側を覆うように誘電体を
設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による材料表面改質装置の
実施の形態を図1に示す。なお、図1は、その概略構成
図である。
実施の形態を図1に示す。なお、図1は、その概略構成
図である。
【0015】図3に示すように、ケーシング11の内部
下方には、箱型をなす接地電極12が設けられている。
接地電極12の内部には、冷却液である冷却水3が流通
するようになっている。ケーシング11の内部上方に
は、接地電極12と所定の隙間を有して対面するガラス
等の誘電体13が設けられており、当該誘電体13は、
接地電極12との対面側の長さが当該接地電極12より
も長くなるように延設されている。誘電体13の上面に
は、放熱板14aを複数有する高圧電極14が設けられ
てる。すなわち、接地電極12と高圧電極14とは、所
定の隙間(放電ギャップ)を有するように対面し、高圧
電極14は、接地電極12との対面部分(放電ギャッ
プ)からずれ出るように延設され、誘電体13は、高圧
電極14の接地電極12との対面側を覆うように設けら
れているのである。
下方には、箱型をなす接地電極12が設けられている。
接地電極12の内部には、冷却液である冷却水3が流通
するようになっている。ケーシング11の内部上方に
は、接地電極12と所定の隙間を有して対面するガラス
等の誘電体13が設けられており、当該誘電体13は、
接地電極12との対面側の長さが当該接地電極12より
も長くなるように延設されている。誘電体13の上面に
は、放熱板14aを複数有する高圧電極14が設けられ
てる。すなわち、接地電極12と高圧電極14とは、所
定の隙間(放電ギャップ)を有するように対面し、高圧
電極14は、接地電極12との対面部分(放電ギャッ
プ)からずれ出るように延設され、誘電体13は、高圧
電極14の接地電極12との対面側を覆うように設けら
れているのである。
【0016】前記誘電体13および前記高圧電極14の
延設部分の下方には、当該縁説部分近傍に対象物10を
位置させる対象物設置手段である支持台15が設けられ
ており、当該支持台15は、接地電極12および高圧電
極14に対して電気的に絶縁されている。接地電極12
を挟んで支持台15と対向するケーシング11の壁面部
分には、酸素などの原料気体5を送給する原料気体送給
手段と連結する原料気体供給口11aが設けられてい
る。ケーシング11の上部には、発生したオゾン2を送
出するオゾン送出口11bが設けられている。高圧電極
14には、図示しない電圧印加手段に電気的に接続され
ている。
延設部分の下方には、当該縁説部分近傍に対象物10を
位置させる対象物設置手段である支持台15が設けられ
ており、当該支持台15は、接地電極12および高圧電
極14に対して電気的に絶縁されている。接地電極12
を挟んで支持台15と対向するケーシング11の壁面部
分には、酸素などの原料気体5を送給する原料気体送給
手段と連結する原料気体供給口11aが設けられてい
る。ケーシング11の上部には、発生したオゾン2を送
出するオゾン送出口11bが設けられている。高圧電極
14には、図示しない電圧印加手段に電気的に接続され
ている。
【0017】このようにして構成された材料表面改質装
置の作用を次に説明する。支持台15上に対象物10を
載置し、接地電極12内に冷却水3を流通させ、ケーシ
ング11内に原料気体5を供給すると共に、前記電圧印
加手段を作動すると、接地電極12と誘電体13および
高圧電極14との対面間(放電ギャップ)で無声放電が
発生し、当該放電ギャップを流通する原料気体5がオゾ
ン化されると共に、当該放電ギャップからずれ出た誘電
体13および高圧電極14の前記延設部分で沿面放電
(沿面フラッシオーバ)が起こり、原料気体5がプラズ
マ化され、対象物10がオゾン2およびプラズマで同時
に表面処理される。
置の作用を次に説明する。支持台15上に対象物10を
載置し、接地電極12内に冷却水3を流通させ、ケーシ
ング11内に原料気体5を供給すると共に、前記電圧印
加手段を作動すると、接地電極12と誘電体13および
高圧電極14との対面間(放電ギャップ)で無声放電が
発生し、当該放電ギャップを流通する原料気体5がオゾ
ン化されると共に、当該放電ギャップからずれ出た誘電
体13および高圧電極14の前記延設部分で沿面放電
(沿面フラッシオーバ)が起こり、原料気体5がプラズ
マ化され、対象物10がオゾン2およびプラズマで同時
に表面処理される。
【0018】ここで、上記沿面放電(沿面フラッシオー
バ)について説明する。放電ギャップを有するように対
面させた接地電極12と誘電体13および高圧電極14
とのうち、どちらか一方をはみ出るように延設すると、
当該延設部分で沿面放電を起こすようになる。沿面放電
には、沿面グローコロナ、沿面火花コロナ、沿面フラッ
シオーバなどがあるが、本実施の形態の場合では沿面フ
ラッシオーバを生じるようになる。この沿面フラッシオ
ーバと呼ばれる放電現象は、常圧程度でも気体を完全に
絶縁破壊することによって生じ、電子やイオンなどを豊
富に含んでいる。このため、高濃度のオゾン2を発生さ
せる気圧環境下(1気圧程度)においても、原料気体5
のプラズマ化を行うことができる。
バ)について説明する。放電ギャップを有するように対
面させた接地電極12と誘電体13および高圧電極14
とのうち、どちらか一方をはみ出るように延設すると、
当該延設部分で沿面放電を起こすようになる。沿面放電
には、沿面グローコロナ、沿面火花コロナ、沿面フラッ
シオーバなどがあるが、本実施の形態の場合では沿面フ
ラッシオーバを生じるようになる。この沿面フラッシオ
ーバと呼ばれる放電現象は、常圧程度でも気体を完全に
絶縁破壊することによって生じ、電子やイオンなどを豊
富に含んでいる。このため、高濃度のオゾン2を発生さ
せる気圧環境下(1気圧程度)においても、原料気体5
のプラズマ化を行うことができる。
【0019】したがって、このような材料表面改質装置
によれば、オゾン2とプラズマとで対象物10を同時に
処理することができるので、より多様な表面改質を行う
ことができる。
によれば、オゾン2とプラズマとで対象物10を同時に
処理することができるので、より多様な表面改質を行う
ことができる。
【0020】また、大気圧環境下で使用することができ
るので、連続処理を容易に行うことができる。
るので、連続処理を容易に行うことができる。
【0021】また、接地電極12の高圧電極14との対
面側にも誘電体を覆うように設け、接地電極12を構成
する金属材料に放電を当てないようにすれば、ケーシン
グ11内の雰囲気中の不純物を非常に少なくすることが
でき、非常にクリーンな環境下で処理することができ
る。
面側にも誘電体を覆うように設け、接地電極12を構成
する金属材料に放電を当てないようにすれば、ケーシン
グ11内の雰囲気中の不純物を非常に少なくすることが
でき、非常にクリーンな環境下で処理することができ
る。
【0022】また、装置構成が非常に簡単なので、低コ
ストで実施することができる。
ストで実施することができる。
【0023】なお、本実施の形態では、高圧電極14を
延設するようにしたが、接地電極12を延設するように
しても、本実施の形態と同様な効果を得ることができ
る。
延設するようにしたが、接地電極12を延設するように
しても、本実施の形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明による材料表面改質装置によれ
ば、接地電極または高圧電極のいずれか一方を延設した
ので、接地電極と高圧電極との対面する隙間でオゾンを
発生させる一方、上記延設部分でプラズマを発生させる
ことができる。このため、当該延設部分近傍に対象物を
位置させれば、対象物にオゾンおよびプラズマによる表
面処理を同時に行うことができるので、より多様な表面
改質が可能となる。
ば、接地電極または高圧電極のいずれか一方を延設した
ので、接地電極と高圧電極との対面する隙間でオゾンを
発生させる一方、上記延設部分でプラズマを発生させる
ことができる。このため、当該延設部分近傍に対象物を
位置させれば、対象物にオゾンおよびプラズマによる表
面処理を同時に行うことができるので、より多様な表面
改質が可能となる。
【図1】本発明による材料表面改質装置の実施の形態の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】従来のオゾン発生装置の一例の概略構成図であ
る。
る。
【図3】従来のプラズマ発生装置の一例の概略構成図で
ある。
ある。
2 オゾン 3 冷却水 5 原料気体 10 対象物 11 ケーシング 11a 原料気体供給口 11b オゾン送出口 12 接地電極 13 誘電体 14 高津電極 14a 放熱板 15 支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 利晴 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式会 社明電舎内 Fターム(参考) 4G042 CA01 CC05 CC16 CE04 4K028 BA06 BA21
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の隙間を有するように対面した接地
電極および高圧電極と、 前記高圧電極の前記接地電極との対面側を覆うように設
けられた誘電体と、 前記接地電極と前記高圧電極との前記隙間に原料気体を
送給する原料気体送給手段と、 前記接地電極と前記高圧電極との間に電圧を印加する電
圧印加手段とを備え、 前記接地電極または前記高圧電極のいずれか一方が延設
され、 当該接地電極または当該高圧電極の延設部分近傍に対象
物を位置させる対象物設置手段を設けたことを特徴とす
る材料表面改質装置。 - 【請求項2】 前記接地電極の前記高圧電極との対面側
を覆うように誘電体を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の材料表面改質装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323439A JP2000144368A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 材料表面改質装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323439A JP2000144368A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 材料表面改質装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000144368A true JP2000144368A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18154689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10323439A Withdrawn JP2000144368A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 材料表面改質装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000144368A (ja) |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10323439A patent/JP2000144368A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |