JP2000143489A - 安全化粧品 - Google Patents

安全化粧品

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JP2000143489A
JP2000143489A JP10327462A JP32746298A JP2000143489A JP 2000143489 A JP2000143489 A JP 2000143489A JP 10327462 A JP10327462 A JP 10327462A JP 32746298 A JP32746298 A JP 32746298A JP 2000143489 A JP2000143489 A JP 2000143489A
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cosmetics
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safety
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Hisashi Miyamoto
久士 宮本
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AQUA GARDEN HIGHTECH KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在の化粧品では活性剤や防腐剤など様々な
有機質原料が使用され、それらに対して皮膚上でアレル
ギー反応などが現れ問題が多い。また、現在、環境ホル
モンが重視される中、防腐剤や活性剤、保湿剤などに使
用されている様々な有機化合物の安全性に疑問がある。
現状、化粧品製造工程では70度程度の加熱下で行われ
るが、常温での使用後洗い流しに十分な有機物の溶解分
離が期待できず、残留性が問題となる。現在主体となっ
ている界面活性剤を使用した洗浄剤では分子量が大きい
ためミクロの分野での洗浄が困難であり、配合物が過剰
で十分に水洗しても有機物が体表に付着し残留する恐れ
がある。また、その排水はCOD値やBOD値を上昇さ
せる。 【解決手段】 本発明に係る安全化粧品では、無機原料
を主体とし、配合する原料をサモイロフの提唱する負の
水和をするイオンやイオン化傾向の高いものなど、すな
わち最終製品において洗浄力が大きく、水洗時の溶解性
が高いものを限定配合する洗浄剤や、無機原料のみで構
成された原料と生理的塩類溶液を応用することで解決し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は化粧品や医薬部外品、雑
貨品などに属する人体に塗布若しくは洗浄すし、美肌を
保つ製品に関する分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧品では3種類以上の原料が配
合されているものは全て有機質原料が使用されている。
【0003】また、防腐剤や殺菌剤、それらを溶解させ
るための活性剤などが配合されている。
【0004】洗顔剤やボディーシャンプー、石鹸には全
て有機界面活性剤が使用されている。
【0005】防腐剤を使用しない冷凍化粧品がある。
【0006】天然繊維や合成繊維に無機炭素や無機鉱物
を樹脂で封入したパックがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在の化粧品では活性
剤や防腐剤など様々な有機質原料が使用され、それらに
対して皮膚上でアレルギー反応などが現れ問題が多い。
【0008】また、現在、環境ホルモンが重視される
中、防腐剤や活性剤、保湿剤などに使用されている様々
な有機化合物の安全性に疑問がある。
【0009】現状、化粧品製造工程では70度程度の加
熱下で行われるが、常温での使用後洗い流しに十分な有
機物の溶解分離が期待できず、残留性が問題となる。
【0010】現在主体となっている界面活性剤を使用し
た洗浄剤では分子量が大きいためミクロの分野での洗浄
が困難であり、配合物が過剰で十分に水洗しても有機質
が体表に付着し残留する恐れがある。また、その排水は
COD値やBOD値を上昇させる。
【0011】
【発明の目的】本発明に係る安全化粧品では従来の技術
の問題点に鑑みて発明されたものであり、現在の有機化
合物の安全性に対する疑問を解消し、アレルギー反応や
長期間の使用での有害物質の生物濃縮を避け、人体や環
境にやさしい安全化粧品を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る安全化粧品では、無機原料を主体と
し、配合する原料をサモイロフの提唱する負の水和をす
るイオンやイオン化傾向の高いものなど、すなわち最終
製品において洗浄力が大きく、水洗時の溶解性が高いも
のを限定配合する洗浄剤や、無機原料のみで構成された
原料と生理的塩類溶液を応用することで解決した。
【0013】
【作用】上記のように構成することにより、人体や環境
にやさしい安全な安全化粧品を提供する。
【0014】
【実施例】負の水和をする陽イオンと水産イオン、炭酸
イオン、その他負の水和をする陰イオンを含む無機化合
物とケイ酸、アルミナなどから構成される鉱物を5um
程度に粉砕し、無機酸で処理を施し、金属イオンを大ま
か取り去ったものと、EDTAを0.1%配合し、イオ
ン交換水を加え混練し、pHを8.2としたクリーム状
ものを洗顔剤1とした。
【0015】次に、生理的塩類溶液に含まれる無機イオ
ンの中で、マグネシウムとカルシウムを排除した無機溶
液と無機鉱物でマグネシウムとカルシウムを適度に含む
ものを5um程度に粉砕し適度に酸処理をし、過剰なそ
れらを脱落させたものと、皮膚還元のための亜硫酸を含
む化合物を2%程度配合し、蒸留水を加え混練し、無機
酸でpHを中性付近に調整したゲル状ものをパック1と
した。このゲルにはグルコース等の有機質は含まれな
い。
【0016】生理的塩類溶液でも組織呼吸に用いられる
配合割合で若干量の無機還元成分を加え、それらの無機
原料中に乾燥時、結晶水を持つもの4種類を蒸留水に溶
解させたものを化粧水1とした。この溶液にはグルコー
ス等の有機質は含まれない。
【0017】上記3点を常温室内で製作し洗顔剤1とパ
ック1はプラツボに化粧水1はPPボトルに取り、38
度恒温層で2週間、経時変化を見たが外観には異常がな
く一般細菌群も102cuf/g以下と細菌やカビによ
る汚染はなかった。
【0018】ここで、洗顔剤1で洗顔し、水気をタオル
でぬぐい取り、パック1でパックし、乾燥した時点で洗
い流す方法で数人の方に使用していただいた感想と効果
を下記にモニター結果として記載する。
【0019】27才女性、特定数社化粧品でアレルギー
有り。 化粧をしていたが洗顔1で化粧が落ちた。洗顔1は泡立
たないが違和感がない。洗顔した後もパックを洗い流し
た後も臭いなどがなく良い。洗顔した後もパックをした
後も通常使用している洗顔で洗顔し、化粧水を付けた様
な感覚でしっとりとさっぱり感がある。肌のきめがそろ
って白くなったような気がする。いつもは鼻の頭にすぐ
油がにじみ出るが2時間経ってもそれがない。吹き出物
があるので少し心配していたが異常はない。
【0020】35才男性、アトピー性皮膚炎 通常酸性のボディーシャンプーと石鹸で顔を洗ってい
る。洗顔や化粧をしたことがないのでよくわからない
が、すべすべ、しっとりして気持ちがよい。
【0021】31才女性、特定化粧品にアレルギー有
り。 化粧をしていたが2回の洗顔できれいに落ちた。感覚は
悪くない。パック後は洗い流すとしっとりすべすべし、
化粧水を付けたような感覚で違和感はない。使用感は悪
くなく、パックは使用中張りがありよい。
【0022】36才女性 化粧品アレルギーなし。 20日間朝晩使用。当初は洗顔が泡立たないため違和感
があったがもうなれた。パックは左側半分だけとしてい
る。若干の美白があるような気がする。肌の状態はすべ
すべしっとり、きめがそろいよい。2〜3千円の洗顔な
どでは鼻の付け根に油が溜まりぱりぱりになるがこれは
なくよい。化粧水をつけなくてもよく化粧ののりがよ
い。パックをした方がより化粧ののりがよい。洗顔した
後、化粧をすればテカリがあるがこれはそれがなくよ
い。今まではアムウェイのメークアップリムーバー、ク
レンジング、ローション、角質取り、ナイトクリーム、
1週間に1回マッサージクリーム、モイスチャーエッセ
ンスをときどき使用していたが今回はこの二つでその効
果がある。朝起きたときは顔に油が浮いてきたが今回の
ものでは化粧水もつけないのにほとんど浮いてこず、し
っとりとしてよい。通常朝はクレンジング、ローショ
ン、ミルキーローションを使用していたが、洗顔剤1で
洗顔し直接若しくはパック1を使用後に直接化粧をして
いる。化粧ののりは従来品と同等だが、今回のものはテ
カリがなくよい。今後も使用したい。
【0023】39才女性、ほとんどの化粧品にアレルギ
ー有り。 25日間朝晩使用。今まではカネボウ、資生堂、コーセ
ーやエイボンの肌にやさしいといわれるものやアムウェ
イのものを使用したが湿疹や出来物ができたためその
後、DHC及びヤクルト化粧品を使用していた。現在、
洗顔剤1とパック1を使用して肌はしっとりして毛穴の
汚れも取れきめがそろい肌が白くなった。今まではDH
Cのクレンジングオイルで化粧を取り洗顔していたが、
今回のものは洗顔剤1ひとつでその二つの作用があり使
用後の肌の感覚は同じである。パックに至ってはDHC
を1週に一度程度使用していたが行程が多く面倒くさ
い。しかし今回のものは二つの行程で同じ効果が得られ
るので面倒くさくなくよい。就寝前、洗顔剤1で洗顔し
パック1でパックしてそのまま何もつけずに就寝するが
朝起きてもしっとり感やすべすべ感が残っているので非
常によい。化粧品アレルギーで困っているので今後も是
非使わして欲しい。
【0024】以上のように従来の化粧品に何らかのアレ
ルギーを示す方々に対してもその反応が認められなく安
全であり、使用感も従来化粧品と同等若しくはそれ以上
の効果があり、忙しい主婦にとっては従来の化粧行程が
省け時間の短縮もできる。
【0025】本発明洗顔剤では同様の試験を負の水和を
する陽イオンの代わりに、同じ当量含まれるようナトリ
ウムイオンを配合した洗顔剤2では、アレルギー反応は
起こらず洗顔1と同様によいが、クリームの粘性度が変
わることと、洗顔時、添加量を増やし、伝導度が上昇し
た状態でないと同等な効果は現れないため、洗顔におい
ては負の水和をする陽イオンを溶解させることがより望
ましい。
【0026】また、EDTAの代わりにそれぞれ添加濃
度は変わるがリン酸塩や硫酸塩、ケイ酸塩などの無機塩
を添加することができる。この時も陽イオンに負の水和
をする化合物を含むものを使用する方が洗浄力は高まり
望ましい。
【0027】洗顔1より無機鉱物成分を排除した水溶液
で、EDTAの代わりに無機錯塩を適量溶解させ、pH
8.5に調整したものを洗顔化粧水Aとし、この溶液を
脱脂綿に付着させたもので、数人の方に肌を洗浄してい
ただいた。
【0028】結果は洗顔1より使用感という面で劣るも
のの化粧も取り去ることができ、使用後は洗顔1とほぼ
同様であった。
【0029】本発明パックでは含まれる無機塩類の配合
割合や伝導度を変化させ数人に使用していただいたが一
般的に生理的塩類溶液よりも伝導度が低い方がよい感覚
を与えることがわかったが、いわゆる汚れた肌の場合は
それより高い価の方が効果が望まれる場合もある。
【0030】本発明洗顔剤では無機鉱物はシリカやアル
ミナ、無機炭素を主体とする洗浄力を阻害する金属元素
が極力含まれないことが望まれるため、それらが極力含
まれない原料を使用することと、もし含まれ洗浄力が阻
害されるのであれば酸処理を施し、それらをある程度排
除する必要がある。
【0031】本発明パックでは無機鉱物に、ある程度の
ミネラルが含まれ溶出するものが望ましく、老廃物の吸
着を期待するため比表面積の大きな原料を使用すること
が望ましい。
【0032】本発明ではベントナイト、ゼオライト、セ
ピオライト、タルク、シリカ、アルミナ、酸化チタン、
トルマリン、珪藻土を一例とする無機鉱物や結晶、アモ
ルファスなどや、活性炭、木炭、笹炭、竹炭などを一例
とする無機炭素などや、それらの混合物と、その目的に
より粒径は0.02umから10um程度のものの使用
が可能でそれらの形状は球状、鱗片状、柱状、不定形、
多孔質性などを一例とするようにその目的と用途に合わ
せ、そのまま若しくは物理化学的処理を施した後に原料
として使用することができる。
【0033】また、EDTA等金属イオン封鎖剤有機物
原料を使用する場合は、生物化学的に安定なものを使用
する必要がある。
【0034】冬季など、空気中の湿度が低下するとき、
素肌の水分含量が低下し肌は乾燥する。通常化粧品は水
分含量が低下するのを防ぐためグリセリンやプロピレン
グリコールを代表とする保湿剤を製品に添加しそれらを
防ぐ。
【0035】今回化粧水1ではそれを防ぐため、化粧水
1塗布後、乾燥時に保湿させることと皮膚表面組織に重
要なミネラルを供給することを目的とした無機溶液であ
る。
【0036】保湿の原理は定かではないが溶液が皮膚に
塗布され乾燥するときに、1例をあげると、溶解してい
るカルシウムやマグネシウムが塩素イオンなどと結晶と
なるとき、結晶水を持ち保湿性を有するものとおもわれ
る。無論この論理によりパック1は製作され洗い流した
後も、安全な無機質が残留し、若干のその効果が期待さ
れ、モニターではよい結果となっている。
【0037】モニターで1週間以上使用していただいた
方で、たまに肌が突っ張ったような感覚がある。といわ
れる方にこの化粧水1を塗布していただいた場合、その
後その突っ張り感が解消されることがわかった。また、
肌がしめったような感覚も従来の化粧品と同等程度であ
ることもわかった。
【0038】このように乾燥時、結晶水を持つ無機化合
物が残留することにより、現在有機保湿成分を使用して
いるものの代替えとなり、安全性も非常に高いものとな
る。
【0039】この化粧水1の伝導度は生理的塩類溶液の
それよりも低く設定することが望ましい。このことは、
ある程度の皮膚へのミネラルと水分の浸透が期待でき、
皮膚若しくは皮下細胞を活性化することが期待できる。
その後乾燥により余剰のミネラル成分は結晶化し結晶水
を持つものが保湿をするという仕組みとなっている。乾
燥時、体内より皮膚表面や皮下細胞の伝導度が上昇し、
それらを低下させるために体内からの水分補給も行わ
れ、そのときに通常行われない代謝により細胞が活性す
ることと、含水量が高くなりしっとりとした肌の形成に
寄与するものとおもわれる。
【0040】ここで全ての化粧品にアレルギーがあると
いう27才女性に使用感を聞いてみた。今までどのメー
カーのどの製品を使用しても肌に湿疹ができたり、一部
が赤くなったり、かゆくて仕方がなくなったりする。あ
る時、化粧品の販売員に肌には周期があるから、かゆく
ても使い続けろといわれ、1カ月ほど我慢してやっとそ
の化粧品に慣れた。しかし、現在でも他社のものを使用
すると同じようにかゆくなる。今回洗顔1とパック1と
化粧水1は生まれて初めてアレルギーを起こさないもの
です。わたしはたぶん特殊な肌で汗もかかず、油も出な
い。だから、オイルのようなものをつけないと肌がかさ
かさになりどうしょうもない。非常に敏感な肌で自分自
身も困っている。今回の洗顔1で洗顔した後も突っ張
り、パック1をした後も突っ張り化粧水1を使用した後
も突っ張った。その後水洗しても突っ張り、油をつけな
いと突っ張るという。
【0041】そこで、発明者は化粧水1を希釈したもの
をこの女性に塗布していただいた。すると、突っ張り感
もなく普通の状態に戻り、今まで経験をしたことのない
すべすべ感を味わうことができ、就寝前にその処理を
し、朝起きてもそれが持続したという。この女性も使用
後3日間ほどであるが、是非今後も使用していきたい。
ということであった。
【0042】化粧水の他の使用方法としては、絹の布を
肌に当て、化粧水1より無機還元性分を排除したものを
霧状に散布し、保水させ数分から数十分間放置し、肌へ
の含水状態での残留時間を長くすることもできる。
【0043】また、あらかじめ絹や綿などといった繊維
や紙状のものに化粧水1やパック1などの成分を含浸さ
せ凍結乾燥等の処理を施し、乾燥状態で保存し、使用時
に含水させ使用することもできる。
【0044】ここで化粧水1より還元性分を取り去った
ものに酸化チタンの微粉末と2um程度の多孔質鉱物と
2um程度のトルマリンを適量配合したものを懸濁させ
肌に塗布してみた。
【0045】この時、肌は若干白くなったように見え、
小さなしわなどが見えにくくなることがわかった。これ
らは水にそれらを懸濁して塗布したときよりも脱落が極
度に少なく肌への残留性が高いものである。
【0046】これは従来の化粧品でいうファンデーショ
ンに位置づけられるものである。
【0047】トルマリンや酸化チタンといった外的エネ
ルギーによって何らかの活性が認められ肌によいといわ
れる成分を配合する場合、直接肌にそれらが触れ、ある
程度の温度や光といった外的エネルギーを供給するとよ
り効果的である。
【0048】発明者は無機炭素やトルマリン等が樹脂と
混練、もしくは樹脂繊維中空内にそれらが配置されてい
る製品と直接若しくは水を介してそれらが肌に触れてい
るものとでは明らかに使用者の受ける使用中や使用後感
が違うことがわかった。
【0049】これらの使用者の感覚から、何らかの作用
が認められるとされる鉱石や、吸着などの物理化学的作
用がある無機炭素や鉱石などは水以外の物質が肌との間
で存在する場合は活性度が著しく低下し、使用者に顕著
な優位性が認められない。
【0050】本発明では肌を還元しその老廃物を取り去
る効果もある。現状商品ではアスコルビン酸塩を使用
し、肌の上で還元状態を作ることが通例となっている。
これは安定度も悪く能力も低い。通常有機質が存在する
環境では強い還元力は消費され、有機物が変成し、製品
安定が期待できず効果は顕著なものではない。
【0051】本発明で有機物を使用しない製品に関して
は亜硫酸塩やチオ硫酸塩を代表とする無機還元物質を利
用することで効果のある還元力を醸し出すことができ、
中でも亜硫酸カリウムが効果的である。また、この還元
物質は水道水に含まれる塩素の中和にも役立つ。
【0052】これらはモニター試験を通し皮膚上メラニ
ン若しくはその生成反応に何らかの影響を与え外観上美
白したしたものと思われる。
【0053】ここで、生理的塩類溶液の無機組成にホウ
素、臭素、ストロンチウムを含む化合物を10-3%オー
ダーで添加したものに硝酸塩を含む負の水和をする化合
物を数パーセント配合し化粧水2とした。
【0054】この化粧水2は酸化力を有するもので海水
と各々のイオン濃度は違うがその含有物と酷似するもの
である。
【0055】発明者はこの溶液の伝導度を生理食塩水と
ほぼ同様にしたもので、数人の方々に洗顔1で手の甲を
洗浄していただき後、適量塗布していただいた。
【0056】ほとんどの方に顕著な変化は見られなかっ
たがその中で、皮膚に張りが出たといわれる方が確認さ
れた。この方々はもともと肌にしわが多くかさついたよ
うにに見える方で、手足の冷え性であることがわかっ
た。
【0057】この原理は定かではないが還元性や普通性
のものに比べ効果があったことは確かで酸化性物質が何
らかの形で働いたものと推測される。
【0058】これらの還元性や酸化性は無論洗顔等の人
体を洗浄しうるものにも配合できる。しかし、洗浄の場
合は肌へのそれらの物質の滞在時間が短いため、パック
や化粧水等のある程度の残留時間が期待できるものに使
用することが好ましい。
【0059】本発明では有機防腐剤を使用しないもので
あるから原料に腐敗しうる有機物等が極力含まれないよ
うな工夫が必要である。
【0060】たとえば使用しうる水は微生物はもちろん
のこと、できるだけ有機物量を減らしたものを使用する
必要がある。
【0061】また、それらを充填する容器には逆流防止
機能等、内部製品が汚染されないような工夫が必要であ
る。
【0062】
【発明の効果】これらのように限定された無機原料を主
体とすることにより安全性の高い、人体や環境にやさし
い安全化粧品を提供することと、過剰な化粧品使用行程
を減少させ、同様もしくはそれ以上の効果を醸し出すこ
とが可能となった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月24日(1998.12.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 負の水和をする陽イオンと水酸イオン
炭酸イオン、その他負の水和をする陰イオンを含む無機
化合物とケイ酸、アルミナなどから構成される鉱物を5
um程度に粉砕し、無機酸で処理を施し、金属イオンを
大まか取り去ったものと、EDTAを0.1%配合し、
イオン交換水を加え混練し、pHを8.2としたクリー
ム状ものを洗顔剤1とした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 このように乾燥時、結晶水を持つものや
吸湿性、潮解性のある無機化合物が残留することによ
り、現在有機保湿成分を使用しているものの代替えとな
り、安全性も非常に高いものとなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】 発明者はこの溶液の伝導度を生理食塩水
とほぼ同様にしたもので、数人の方々に洗顔1で手の甲
洗浄していただいた後、その溶液を適量塗布していた
だいた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品や医薬部外品、雑貨品などに属す
    る人体に塗布若しくは洗浄する3種類以上の原料を使用
    した製品において有機質を任意に配合しないことを特徴
    とする安全化粧品。
  2. 【請求項2】 製品水分含量が30%以上で常温保存が
    可能なことを特徴とする請求項1に記載の安全化粧品。
  3. 【請求項3】 化粧品や医薬部外品、雑貨品などに属す
    る人体を洗浄する分野においてサモイロフ(Samoilov)
    の提唱する負の水和をするイオン(特願平9−2170
    7に記載のもの)と水素イオン、水産イオン、炭酸イオ
    ン、炭酸水素イオンのいずれかを含む化合物や結晶と無
    機鉱物や結晶、無機炭素などの非水溶性で、なおかつ非
    油溶性成分から構成され、リン酸塩やケイ酸塩、硫酸
    塩、亜硫酸塩などを代表とする金属イオンを封鎖する錯
    塩を含む無機化合物若しくは有機錯化合物を配合するこ
    とを特徴とする安全化粧品。
  4. 【請求項4】 化粧品や医薬部外品、雑貨品などに属す
    る人体に塗布される含水物において、生理的塩類溶液に
    記載されている無機成分で構成されたものを含み、乾燥
    時、結晶水を持つ化合物が1つ以上認められることと任
    意に有機質を配合しないことを特徴とする安全化粧品。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のものを天然繊維若しく
    は紙状のものに含浸若しくは塗布したもので、樹脂等の
    非水溶性バインダーを使用しないものを乾燥させ、使用
    時に保水させて使用することを特徴とする安全化粧品。
  6. 【請求項6】 亜硫酸塩やチオ硫酸塩などを代表とする
    還元性の無機塩を含む化合物もしくは硝酸塩などを代表
    とする酸化性の無機塩を含む化合物を配合することを特
    徴とする請求項3及び請求項4、請求項5に記載の安全
    化粧品。 【0001】
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247793A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nabocul Cosmetics:Kk マッサージ用組成物
JP2018522878A (ja) * 2015-07-02 2018-08-16 エーオーバイオーム, エルエルシー.AOBiome, LLC. マイクロバイオーム適合化粧品

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