JP2000142642A - 容器の洗浄装置における洗浄物排出機構 - Google Patents
容器の洗浄装置における洗浄物排出機構Info
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- JP2000142642A JP2000142642A JP10347741A JP34774198A JP2000142642A JP 2000142642 A JP2000142642 A JP 2000142642A JP 10347741 A JP10347741 A JP 10347741A JP 34774198 A JP34774198 A JP 34774198A JP 2000142642 A JP2000142642 A JP 2000142642A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】横軸回りに回転させる容器の内面に対して洗浄
材を水と共に噴射し、容器の内面に付着した付着物を剥
離して容器の内面を洗浄する容器の洗浄装置において、
洗浄物を確実、且つスムースに排出できるところの洗浄
物排出機構を提案すること。 【解決手段】容器の洗浄装置における洗浄物排出機構
で、容器1の開放口1aに面して洗浄物を流入させるホ
ッパー2を配置し、該ホッパー2の底部開口2aに面し
て、該ホッパー2の洗浄物を受け入れる受け入れ位置
と、180度回動して洗浄物を下方に排出する排出位置
に回動自在に構成された旋回樋13を設け、前記旋回樋
13を操作する回動手段15を設け、該旋回樋13の直
下方に近接状態で配置され、その排出位置において洗浄
物を受け入れるスクリューコンベア14を設けた。
材を水と共に噴射し、容器の内面に付着した付着物を剥
離して容器の内面を洗浄する容器の洗浄装置において、
洗浄物を確実、且つスムースに排出できるところの洗浄
物排出機構を提案すること。 【解決手段】容器の洗浄装置における洗浄物排出機構
で、容器1の開放口1aに面して洗浄物を流入させるホ
ッパー2を配置し、該ホッパー2の底部開口2aに面し
て、該ホッパー2の洗浄物を受け入れる受け入れ位置
と、180度回動して洗浄物を下方に排出する排出位置
に回動自在に構成された旋回樋13を設け、前記旋回樋
13を操作する回動手段15を設け、該旋回樋13の直
下方に近接状態で配置され、その排出位置において洗浄
物を受け入れるスクリューコンベア14を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、容器の内部を洗浄する
ところの容器の洗浄装置に関し、更に詳しくは、特に各
種インキ、樹脂塗料等を収容した容器の再使用等に際
し、容器の内部を洗浄するのに用いる容器の洗浄装置の
洗浄物排出機構に関する。
ところの容器の洗浄装置に関し、更に詳しくは、特に各
種インキ、樹脂塗料等を収容した容器の再使用等に際
し、容器の内部を洗浄するのに用いる容器の洗浄装置の
洗浄物排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の容器として、各種インキ、樹脂塗
料等を封入して搬送する他、再使用或いは適宜のインキ
等を混合、希釈したりする場合に用いられる。こうした
場合、当初のインキ、或いは混合希釈後のインキ等が容
器の内面に付着し、略硬化していたり、場合によっては
完全に硬化してしまっていることが多い。この場合、従
来には、アルコール、トルエン等、収容物に応じた揮発
性の溶剤や適宜の洗浄剤でもって洗浄していた。 一般
には、刷毛を用いて容器の底部や周壁等の内面(外面の
付着もあるが、上述の再使用の目的達成には殆ど問題な
い)を擦って汚れを落とすが、硬化している樹脂塗料等
を剥ぎ落とすには、このような手作業では非常に時間と
労力を必要し、1日に数百本のドラム缶等を洗浄処理し
なければならないといった要求には応えられず、更に、
除去に使用する溶剤そのものが人体に有害な物質であっ
たり、防爆性を配慮しなければならないといった問題も
含んでいる。
料等を封入して搬送する他、再使用或いは適宜のインキ
等を混合、希釈したりする場合に用いられる。こうした
場合、当初のインキ、或いは混合希釈後のインキ等が容
器の内面に付着し、略硬化していたり、場合によっては
完全に硬化してしまっていることが多い。この場合、従
来には、アルコール、トルエン等、収容物に応じた揮発
性の溶剤や適宜の洗浄剤でもって洗浄していた。 一般
には、刷毛を用いて容器の底部や周壁等の内面(外面の
付着もあるが、上述の再使用の目的達成には殆ど問題な
い)を擦って汚れを落とすが、硬化している樹脂塗料等
を剥ぎ落とすには、このような手作業では非常に時間と
労力を必要し、1日に数百本のドラム缶等を洗浄処理し
なければならないといった要求には応えられず、更に、
除去に使用する溶剤そのものが人体に有害な物質であっ
たり、防爆性を配慮しなければならないといった問題も
含んでいる。
【0003】そこで、本発明者らは、こうした問題点を
クリアーし、奇麗に洗浄できる剥離方式の洗浄を、特願
平8−292189号において提案した。この技術は、
加圧空気で水と粉粒材、ここでは粉末重曹(ソデアムバ
イカーボネイト〔NaHCO3〕の微粉)とを目的物に
噴射し、その際に発生する衝撃を利用して硬化した樹脂
塗料等を剥離除去するものである。 その水は、粉粒材
の噴射時の飛散を抑制する機能を果たし、同時にその後
のソデアムバイカーボネイトの溶解を行う役目を果たす
のである。
クリアーし、奇麗に洗浄できる剥離方式の洗浄を、特願
平8−292189号において提案した。この技術は、
加圧空気で水と粉粒材、ここでは粉末重曹(ソデアムバ
イカーボネイト〔NaHCO3〕の微粉)とを目的物に
噴射し、その際に発生する衝撃を利用して硬化した樹脂
塗料等を剥離除去するものである。 その水は、粉粒材
の噴射時の飛散を抑制する機能を果たし、同時にその後
のソデアムバイカーボネイトの溶解を行う役目を果たす
のである。
【0004】この洗浄装置としては、横軸回りに回転さ
せる容器(ドラム缶)の内面に対して洗浄材(上述の粉
末重曹)を水と共に水噴射ノズルから噴射し、容器(ド
ラム缶)の内面に付着した付着物(インキ)を剥離して
容器(ドラム缶)の内面を洗浄するように構成されてい
た。そして、洗浄材、水、洗浄物(薄膜状インキの剥離
片)を、その容器(ドラム缶)の開放口から樋(ホッパ
ー)に受けて排出していた。
せる容器(ドラム缶)の内面に対して洗浄材(上述の粉
末重曹)を水と共に水噴射ノズルから噴射し、容器(ド
ラム缶)の内面に付着した付着物(インキ)を剥離して
容器(ドラム缶)の内面を洗浄するように構成されてい
た。そして、洗浄材、水、洗浄物(薄膜状インキの剥離
片)を、その容器(ドラム缶)の開放口から樋(ホッパ
ー)に受けて排出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる剥離洗浄装置の
開発によって、揮発性溶剤等を用いる危険な洗浄方法を
採ることもなく、また、残留付着した樹脂成分のインキ
の弾性にもかかわらず、優れた剥離洗浄を達成すること
が出来たのであるが、上述した洗浄物(洗浄材としての
重曹、水、薄膜状インキの剥離片等で、以下洗浄物と略
称する)を受け止めたホッパーから外部に排出する際
に、ホッパーの底部開口からスムースに外部に排出され
難く、この為に、このホッパーの底部開口の下方にスク
リューコンベアを配置して、強制的に排出する方法と採
った。
開発によって、揮発性溶剤等を用いる危険な洗浄方法を
採ることもなく、また、残留付着した樹脂成分のインキ
の弾性にもかかわらず、優れた剥離洗浄を達成すること
が出来たのであるが、上述した洗浄物(洗浄材としての
重曹、水、薄膜状インキの剥離片等で、以下洗浄物と略
称する)を受け止めたホッパーから外部に排出する際
に、ホッパーの底部開口からスムースに外部に排出され
難く、この為に、このホッパーの底部開口の下方にスク
リューコンベアを配置して、強制的に排出する方法と採
った。
【0006】しかし乍ら、このスクリューコンベアの配
置は、このスクリューコンベアのスクリューの山間に落
ちた洗浄物については、確かに強制的に搬送して外部に
搬出することができるという点で有効であったが、洗浄
物、特に、粉末重曹(一部は既に水溶している)及び薄
膜状インキの剥離片は何づれも水よりも重く、為に、ホ
ッパーの底部に暫時堆積し、水分のみが下方のスクリュ
ーコンベアに先に流れ込み、その結果、薄膜状インキの
剥離片等がホッパーの底部に滞留して、スクリューが空
回りするという事態が発生し、スムースな洗浄物の排出
を行い難いという問題があった。
置は、このスクリューコンベアのスクリューの山間に落
ちた洗浄物については、確かに強制的に搬送して外部に
搬出することができるという点で有効であったが、洗浄
物、特に、粉末重曹(一部は既に水溶している)及び薄
膜状インキの剥離片は何づれも水よりも重く、為に、ホ
ッパーの底部に暫時堆積し、水分のみが下方のスクリュ
ーコンベアに先に流れ込み、その結果、薄膜状インキの
剥離片等がホッパーの底部に滞留して、スクリューが空
回りするという事態が発生し、スムースな洗浄物の排出
を行い難いという問題があった。
【0007】本発明は、かかる問題に鑑み、横軸回りに
回転させる容器の内面に対して洗浄材を水と共に噴射
し、容器の内面に付着した付着物を剥離して容器の内面
を洗浄する容器の洗浄装置において、洗浄物を確実、且
つスムースに排出できるところの洗浄物排出機構を提案
することを目的とする。
回転させる容器の内面に対して洗浄材を水と共に噴射
し、容器の内面に付着した付着物を剥離して容器の内面
を洗浄する容器の洗浄装置において、洗浄物を確実、且
つスムースに排出できるところの洗浄物排出機構を提案
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、横軸回りに回転させる容器1の内面に対
して洗浄材を水と共に噴射し、容器1の内面に付着した
付着物を剥離して容器1の内面を洗浄する容器の洗浄装
置における洗浄物排出機構であって、前記容器1の開放
口1aに面して洗浄物を流入させるホッパー2を配置
し、該ホッパー2の底部開口2aに面して、該ホッパー
2の洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動
して洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成
された旋回樋13を設け、前記旋回樋13を操作する回
動手段15を設け、該旋回樋13の直下方に近接状態で
配置され、その排出位置において洗浄物を受け入れるス
クリューコンベア14を設けた、という手段を講じたも
のである。
決するために、横軸回りに回転させる容器1の内面に対
して洗浄材を水と共に噴射し、容器1の内面に付着した
付着物を剥離して容器1の内面を洗浄する容器の洗浄装
置における洗浄物排出機構であって、前記容器1の開放
口1aに面して洗浄物を流入させるホッパー2を配置
し、該ホッパー2の底部開口2aに面して、該ホッパー
2の洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動
して洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成
された旋回樋13を設け、前記旋回樋13を操作する回
動手段15を設け、該旋回樋13の直下方に近接状態で
配置され、その排出位置において洗浄物を受け入れるス
クリューコンベア14を設けた、という手段を講じたも
のである。
【0009】本発明において、上記旋回樋13が、固定
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て、回動樋部13bが間歇的に回動操作
されるように構成されている、のが好ましい。
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て、回動樋部13bが間歇的に回動操作
されるように構成されている、のが好ましい。
【0010】また、本発明において、上記スクリューコ
ンベア14が、ケーシング14aと、このケーシング1
4aに大き目の間隙Cを形成して内接するスクリュー1
4bとから構成されている、のが好ましい。
ンベア14が、ケーシング14aと、このケーシング1
4aに大き目の間隙Cを形成して内接するスクリュー1
4bとから構成されている、のが好ましい。
【0011】更に、本発明において、上記旋回樋13の
外筒13aと上記スクリューコンベア14のケーシング
14aとがボルト連結により着脱自在に構成されてい
る、のが好ましい。
外筒13aと上記スクリューコンベア14のケーシング
14aとがボルト連結により着脱自在に構成されてい
る、のが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によれば、洗浄物(粉末重
曹(一部は既に水溶している)及び薄膜状インキの剥離
片)を水と共にホッパー2の底部開口2aを通して、下
方の回動樋部13bにその開口13cから流入させ、こ
こに洗浄物を沈澱させるようにし、以て、従来のように
ホッパー2の底部に堆積するといった事態を開回避する
のである。 そして、水は、一旦回動樋部13bに流入
して後、回動樋部13bの上方から溢れて、回動樋部1
3bと外筒13aとの間隙から下方のスクリューコンベ
ア14に流入し、ここから排出されることになる。
曹(一部は既に水溶している)及び薄膜状インキの剥離
片)を水と共にホッパー2の底部開口2aを通して、下
方の回動樋部13bにその開口13cから流入させ、こ
こに洗浄物を沈澱させるようにし、以て、従来のように
ホッパー2の底部に堆積するといった事態を開回避する
のである。 そして、水は、一旦回動樋部13bに流入
して後、回動樋部13bの上方から溢れて、回動樋部1
3bと外筒13aとの間隙から下方のスクリューコンベ
ア14に流入し、ここから排出されることになる。
【0013】また、回動樋部13bに堆積された洗浄物
は、時間による自動制御或いは手動による間歇操作でも
って180度回動され、直下方に設けられたスクリュー
コンベア14に回動樋部13bに溜まった水と共にスム
ース落下、移行され、以て、スクリュー14bによる搬
送作用を受けて、外部に搬出される。
は、時間による自動制御或いは手動による間歇操作でも
って180度回動され、直下方に設けられたスクリュー
コンベア14に回動樋部13bに溜まった水と共にスム
ース落下、移行され、以て、スクリュー14bによる搬
送作用を受けて、外部に搬出される。
【0014】本発明において、上記旋回樋13が、固定
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て、回動樋部13bが間歇的に回動操作
されるように構成されている場合には、洗浄物が旋回樋
13から溢れる程に大量に堆積する前に下方のスクリュ
ーコンベア14でき、その操作手段としてのロータリー
シリンダーはコンパクトであり、回動樋部13bの回動
操作を確実に行い得る。
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て、回動樋部13bが間歇的に回動操作
されるように構成されている場合には、洗浄物が旋回樋
13から溢れる程に大量に堆積する前に下方のスクリュ
ーコンベア14でき、その操作手段としてのロータリー
シリンダーはコンパクトであり、回動樋部13bの回動
操作を確実に行い得る。
【0015】また、本発明において、上記スクリューコ
ンベア14が、ケーシング14aと、このケーシング1
4aに大き目の間隙Cを形成して内接するスクリュー1
4bとから構成されている場合には、洗浄物、特に薄膜
状インキの剥離片等が、この間隙Cに詰まってスクリュ
ー14bの回動抵抗が増大したり、停止してしまうとい
った事態を未然に回避しながら、同時に、この間隙Cを
用いて水分の排出を迅速に行い、水分が上方に溢れ出す
といった不都合を無くすることが出来る。
ンベア14が、ケーシング14aと、このケーシング1
4aに大き目の間隙Cを形成して内接するスクリュー1
4bとから構成されている場合には、洗浄物、特に薄膜
状インキの剥離片等が、この間隙Cに詰まってスクリュ
ー14bの回動抵抗が増大したり、停止してしまうとい
った事態を未然に回避しながら、同時に、この間隙Cを
用いて水分の排出を迅速に行い、水分が上方に溢れ出す
といった不都合を無くすることが出来る。
【0016】更に、本発明において、上記旋回樋13の
外筒13aと上記スクリューコンベア14のケーシング
14aとがボルト連結により着脱自在に構成されている
場合には、上部及び下部の旋回樋13とスクリューコン
ベア14の万一の詰まり等の保守、点検が容易に行い得
る。
外筒13aと上記スクリューコンベア14のケーシング
14aとがボルト連結により着脱自在に構成されている
場合には、上部及び下部の旋回樋13とスクリューコン
ベア14の万一の詰まり等の保守、点検が容易に行い得
る。
【0017】
【実施例】本発明にかかる容器の洗浄装置における洗浄
物排出機構の好適実施例について、以下図面を参照して
詳述する。図1は、容器の洗浄装置の全体の概略図であ
り、図2は、その中でホッパー12で示す部分の下方部
を拡大した洗浄物排出機構の拡大正面図であり、図3
は、その要部の縦断側面図である。図1に示すように、
この洗浄装置は、ここでは洗浄するべき容器1として樹
脂塗料乃至インキを収容するドラム缶を対象として設計
されたものである。2は、この容器1の軸心Pが略水平
(僅かに開口側が下降するよう傾斜されている)になる
ように容器1を寝かせて載置する載置架台であり、3
は、前記容器1をその軸心P回りに回動する回転駆動手
段3を示す。この回転駆動手段3は、ここでは、防爆を
配慮してエアーモーター3aが使用され、これによって
容器1の軸心P方向の前後下面を支承するところの載置
架台2を構成する前後左右各一対のローラー3b・・・
をチェーン伝動で駆動するように構成し、前記容器1
を、例えば、毎分2〜3回転させる。
物排出機構の好適実施例について、以下図面を参照して
詳述する。図1は、容器の洗浄装置の全体の概略図であ
り、図2は、その中でホッパー12で示す部分の下方部
を拡大した洗浄物排出機構の拡大正面図であり、図3
は、その要部の縦断側面図である。図1に示すように、
この洗浄装置は、ここでは洗浄するべき容器1として樹
脂塗料乃至インキを収容するドラム缶を対象として設計
されたものである。2は、この容器1の軸心Pが略水平
(僅かに開口側が下降するよう傾斜されている)になる
ように容器1を寝かせて載置する載置架台であり、3
は、前記容器1をその軸心P回りに回動する回転駆動手
段3を示す。この回転駆動手段3は、ここでは、防爆を
配慮してエアーモーター3aが使用され、これによって
容器1の軸心P方向の前後下面を支承するところの載置
架台2を構成する前後左右各一対のローラー3b・・・
をチェーン伝動で駆動するように構成し、前記容器1
を、例えば、毎分2〜3回転させる。
【0018】8は、上記容器1を寝かせた状態で洗浄位
置へ搬送し、且つ、洗浄位置から移動させるコンベア搬
送手段であり、同様に防爆を配慮してエアーモーターが
使用されている。従って、洗浄位置への搬送と洗浄位置
での停止及びこの洗浄位置からの搬出が、適宜の制御方
式で、簡潔駆動によって行われることになる。 このコ
ンベア搬送手段8のコンベア自体はエンドレス方式の公
知の技術に属するものであるので、ここでの詳細説明を
省く。尚、図示の如くこのコンベア搬送手段8には3ケ
所に容器1を載置して搬送できる載置台が所定の間隔を
もって設けられており、また、回転する容器1の底部に
接当して摺接状態で支承するホルダー16が備えられて
いる。
置へ搬送し、且つ、洗浄位置から移動させるコンベア搬
送手段であり、同様に防爆を配慮してエアーモーターが
使用されている。従って、洗浄位置への搬送と洗浄位置
での停止及びこの洗浄位置からの搬出が、適宜の制御方
式で、簡潔駆動によって行われることになる。 このコ
ンベア搬送手段8のコンベア自体はエンドレス方式の公
知の技術に属するものであるので、ここでの詳細説明を
省く。尚、図示の如くこのコンベア搬送手段8には3ケ
所に容器1を載置して搬送できる載置台が所定の間隔を
もって設けられており、また、回転する容器1の底部に
接当して摺接状態で支承するホルダー16が備えられて
いる。
【0019】9は、洗浄位置において、前記載置架台2
をこのコンベア搬送手段8に対して上下に昇降する昇降
手段を示し、該載置架台2に前記コンベア搬送手段8上
の容器1を受け取って洗浄位置に上昇させるように構成
されている。この昇降手段9についても、防爆を配慮し
てエアーシリンダーが使用され、前記回転駆動手段3と
載置架台2とが一体的に昇降される構成となっている。
をこのコンベア搬送手段8に対して上下に昇降する昇降
手段を示し、該載置架台2に前記コンベア搬送手段8上
の容器1を受け取って洗浄位置に上昇させるように構成
されている。この昇降手段9についても、防爆を配慮し
てエアーシリンダーが使用され、前記回転駆動手段3と
載置架台2とが一体的に昇降される構成となっている。
【0020】4は、前記容器1の内側において洗浄材と
しての粉末重曹を噴射する洗浄材噴射手段であり、5
は、前記洗浄材噴射手段4を前記容器1の開放口1aか
ら内部へ略水平方向に出退させる第1噴射駆動手段であ
る。この洗浄材噴射手段4は、加圧空気と洗浄材(ソデ
アムバイカーボネイト〔NaHCO3〕の微粉)とを混
合したものを噴射するノズル4aと水噴射ノズル4bと
を一体化したものから構成されている。
しての粉末重曹を噴射する洗浄材噴射手段であり、5
は、前記洗浄材噴射手段4を前記容器1の開放口1aか
ら内部へ略水平方向に出退させる第1噴射駆動手段であ
る。この洗浄材噴射手段4は、加圧空気と洗浄材(ソデ
アムバイカーボネイト〔NaHCO3〕の微粉)とを混
合したものを噴射するノズル4aと水噴射ノズル4bと
を一体化したものから構成されている。
【0021】そして、前記第1噴射駆動手段5は、前記
洗浄材噴射手段4を容器1に対して接近離間させるもの
で、ここでは、容器1の開放面1aに対向して配置さ
れ、そのロッドが容器1の軸心P方向に沿って伸縮作動
するエアーシリンダー5aによって構成されている。
図中5bは、エアーシリンダー5aの制御用ケーブルで
ある。6aは、前記洗浄材噴射手段4と洗浄材圧送手段
17とを繋ぐホースであり、その一端がノズル4aに接
続され、このノズル4aが前記第1噴射駆動手段5であ
るエアーシリンダー5aの先端に取りつけられているの
である。
洗浄材噴射手段4を容器1に対して接近離間させるもの
で、ここでは、容器1の開放面1aに対向して配置さ
れ、そのロッドが容器1の軸心P方向に沿って伸縮作動
するエアーシリンダー5aによって構成されている。
図中5bは、エアーシリンダー5aの制御用ケーブルで
ある。6aは、前記洗浄材噴射手段4と洗浄材圧送手段
17とを繋ぐホースであり、その一端がノズル4aに接
続され、このノズル4aが前記第1噴射駆動手段5であ
るエアーシリンダー5aの先端に取りつけられているの
である。
【0022】7は、上記洗浄材噴射手段4を前記容器1
の半径方向に移動させる第2噴射駆動手段7であり、ま
た、枢着されたノズルを回動させるノズル角度調整手段
(図外)が設けられており、ここでは、同様にエアーシ
リンダーで構成されていて上記第1噴射駆動手段5に一
体的に設けられている。前記第2噴射駆動手段7も、こ
こでは、フロアーに固定されたフレームに垂直配置のエ
アーシリンダー(図省略)によって構成され、前記洗浄
材用のノズル4a、水噴射ノズル4b及びエアーシリン
ダー5aを含む洗浄材噴射手段4の全体を垂直方向、即
ち、容器1の半径方向に移動するように構成されてい
る。
の半径方向に移動させる第2噴射駆動手段7であり、ま
た、枢着されたノズルを回動させるノズル角度調整手段
(図外)が設けられており、ここでは、同様にエアーシ
リンダーで構成されていて上記第1噴射駆動手段5に一
体的に設けられている。前記第2噴射駆動手段7も、こ
こでは、フロアーに固定されたフレームに垂直配置のエ
アーシリンダー(図省略)によって構成され、前記洗浄
材用のノズル4a、水噴射ノズル4b及びエアーシリン
ダー5aを含む洗浄材噴射手段4の全体を垂直方向、即
ち、容器1の半径方向に移動するように構成されてい
る。
【0023】上記垂直変位調整のエアーシリンダーの作
動に合わせて前記ノズル角度調整手段10のエアーシリ
ンダーも作動させてノズル4aを回動させ、以て、前記
ノズル4a、水噴射ノズル4bを横向き状態から容器1
の軸心Pに沿う向きに方向を変え、容器1の底面の剥離
洗浄を行うことができる。
動に合わせて前記ノズル角度調整手段10のエアーシリ
ンダーも作動させてノズル4aを回動させ、以て、前記
ノズル4a、水噴射ノズル4bを横向き状態から容器1
の軸心Pに沿う向きに方向を変え、容器1の底面の剥離
洗浄を行うことができる。
【0024】そして、洗浄位置には、容器1に吹き込ん
でその開放口1aから流れ出た洗浄材、水、剥離物を受
けるホッパー12が設けられており、該ホッパー12に
落下した残渣は、図2及び図3に示す洗浄物排出機構に
よって外部に排出される。この洗浄物排出機構は、次の
ように構成されている。
でその開放口1aから流れ出た洗浄材、水、剥離物を受
けるホッパー12が設けられており、該ホッパー12に
落下した残渣は、図2及び図3に示す洗浄物排出機構に
よって外部に排出される。この洗浄物排出機構は、次の
ように構成されている。
【0025】図2及び図3に示すように、前記容器1の
開放口1aに面して設けられた洗浄物を流入させるホッ
パー12の底部開口12aに面して、該ホッパー12の
洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動して
洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成され
た旋回樋13を設けている。そして、この旋回樋13を
操作する回動手段15として、ロータリーシリンダー
が、その端部に連動連結されており、エアーによって駆
動される。この回動手段15の操作は、洗浄の際に所定
の時間間隔、例えば、5〜10秒といった間隔でもっ
て、間歇的、自動的に行われる。
開放口1aに面して設けられた洗浄物を流入させるホッ
パー12の底部開口12aに面して、該ホッパー12の
洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動して
洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成され
た旋回樋13を設けている。そして、この旋回樋13を
操作する回動手段15として、ロータリーシリンダー
が、その端部に連動連結されており、エアーによって駆
動される。この回動手段15の操作は、洗浄の際に所定
の時間間隔、例えば、5〜10秒といった間隔でもっ
て、間歇的、自動的に行われる。
【0026】上記旋回樋13は、固定された外筒13a
(鋼管)と、これに内接(間隙は小さい)する筒状の回
動樋部13b(ステンレス鋼管)とから構成され、該回
動樋部13bの一部に、前記ホッパー12の底部開口1
2aに対応する開口13cが形成されている。 この開
口13cは、回動樋部13bの直径の1/2弱の幅に形
成されている。そして、この旋回樋13の直下方に近接
状態で配置され、その排出位置において洗浄物を受け入
れるスクリューコンベア14が設けられている。
(鋼管)と、これに内接(間隙は小さい)する筒状の回
動樋部13b(ステンレス鋼管)とから構成され、該回
動樋部13bの一部に、前記ホッパー12の底部開口1
2aに対応する開口13cが形成されている。 この開
口13cは、回動樋部13bの直径の1/2弱の幅に形
成されている。そして、この旋回樋13の直下方に近接
状態で配置され、その排出位置において洗浄物を受け入
れるスクリューコンベア14が設けられている。
【0027】このスクリューコンベア14は、ケーシン
グ14aと、このケーシング14aに大き目の間隙C、
例えば、4〜5ミリ、を形成して内接するスクリュー1
4bとから構成され、また、上記旋回樋13の外筒13
aと上記スクリューコンベア14のケーシング14aと
がボルト連結により着脱自在に構成されている。そし
て、このスクリューコンベア14の構成自体は公知のも
のであり、その一端の上部から投入された洗浄物(洗浄
材、水、塗料等の洗浄物)を、そのスクリュー14bの
軸線方向に搬送し、その端部で下方に搬出されるもので
ある。
グ14aと、このケーシング14aに大き目の間隙C、
例えば、4〜5ミリ、を形成して内接するスクリュー1
4bとから構成され、また、上記旋回樋13の外筒13
aと上記スクリューコンベア14のケーシング14aと
がボルト連結により着脱自在に構成されている。そし
て、このスクリューコンベア14の構成自体は公知のも
のであり、その一端の上部から投入された洗浄物(洗浄
材、水、塗料等の洗浄物)を、そのスクリュー14bの
軸線方向に搬送し、その端部で下方に搬出されるもので
ある。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、使用後のドラム缶等の
容器の内面に付着した、或いは付着硬化した例えば、樹
脂塗料等の簡単には落ちない汚れを自動的に容易に且
つ、奇麗に洗浄できる洗浄装置において、次の顕著な効
果を奏する。
容器の内面に付着した、或いは付着硬化した例えば、樹
脂塗料等の簡単には落ちない汚れを自動的に容易に且
つ、奇麗に洗浄できる洗浄装置において、次の顕著な効
果を奏する。
【0029】即ち、洗浄物(粉末重曹(一部は既に水溶
している)及び薄膜状インキの剥離片)を水と共にホッ
パー2の底部開口2aを通して、下方の回動樋部13b
にその開口13cから流入させ、ここに洗浄物を沈澱さ
せるようにできるので、従来発生していた洗浄物がホッ
パー2の底部に堆積するといった事態を回避できて、洗
浄物の排出に伴う詰まりを防止し、以てスムースな排出
を行うことが出来るに至った。
している)及び薄膜状インキの剥離片)を水と共にホッ
パー2の底部開口2aを通して、下方の回動樋部13b
にその開口13cから流入させ、ここに洗浄物を沈澱さ
せるようにできるので、従来発生していた洗浄物がホッ
パー2の底部に堆積するといった事態を回避できて、洗
浄物の排出に伴う詰まりを防止し、以てスムースな排出
を行うことが出来るに至った。
【0030】そして、水は、一旦回動樋部13bに流入
して後、回動樋部13bの上方から溢れて、回動樋部1
3bと外筒13aとの間隙から下方のスクリューコンベ
ア14に流入し、ここから排出されるので、ホッパー2
から溢れ出ることがない。
して後、回動樋部13bの上方から溢れて、回動樋部1
3bと外筒13aとの間隙から下方のスクリューコンベ
ア14に流入し、ここから排出されるので、ホッパー2
から溢れ出ることがない。
【0031】また、回動樋部13bに堆積された洗浄物
は、時間による自動制御或いは手動による間歇操作でも
って180度回動され、直下方に設けられたスクリュー
コンベア14に回動樋部13bに溜まった水と共に落
下、移行され、以て、スクリュー14bによる搬送作用
を受けるので、スムースに外部に搬出される。
は、時間による自動制御或いは手動による間歇操作でも
って180度回動され、直下方に設けられたスクリュー
コンベア14に回動樋部13bに溜まった水と共に落
下、移行され、以て、スクリュー14bによる搬送作用
を受けるので、スムースに外部に搬出される。
【0032】本発明のその他の利点は、上述の発明の実
施の態様の項及び実施例において詳述した通りである。
施の態様の項及び実施例において詳述した通りである。
【図1】本発明にかかる容器の洗浄装置の全体の概略側
面図である。
面図である。
【図2】本発明にかかる容器の洗浄装置における洗浄物
排出機構の要部の正面図である。
排出機構の要部の正面図である。
【図3】本発明にかかる容器の洗浄装置における洗浄物
排出機構の要部の縦断側面図である。
排出機構の要部の縦断側面図である。
1 容器 1a 開放口 2 ホッパー 2a 底部開口 13 旋面樋 14 スクリューコンベア 14a ケーシング 14b スクリュー 15 回動手段 13a 外筒 13b 回動樋部 13C 開口
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月7日(1999.10.
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、横軸回りに回転させる容器1の内面に対
して洗浄材を水と共に噴射し、容器1の内面に付着した
付着物を剥離して容器1の内面を洗浄する容器の洗浄装
置における洗浄物排出機構であって、前記容器1の開放
口1aに面して洗浄物を流入させるホッパー2を配置
し、該ホッパー2の底部開口2aに面して、該ホッパー
2の洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動
して洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成
された旋回樋13を設け、前記旋回樋13を操作する回
動手段15を設け、該旋回樋13の直下方に近接状態で
配置され、その排出位置において洗浄物を受け入れるス
クリューコンベア14を設け、前記旋回樋13が、固定
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て前記回動樋部13bが間歇的に回動操
作されるように構成されている、という手段を講じたも
のである。
決するために、横軸回りに回転させる容器1の内面に対
して洗浄材を水と共に噴射し、容器1の内面に付着した
付着物を剥離して容器1の内面を洗浄する容器の洗浄装
置における洗浄物排出機構であって、前記容器1の開放
口1aに面して洗浄物を流入させるホッパー2を配置
し、該ホッパー2の底部開口2aに面して、該ホッパー
2の洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動
して洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成
された旋回樋13を設け、前記旋回樋13を操作する回
動手段15を設け、該旋回樋13の直下方に近接状態で
配置され、その排出位置において洗浄物を受け入れるス
クリューコンベア14を設け、前記旋回樋13が、固定
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て前記回動樋部13bが間歇的に回動操
作されるように構成されている、という手段を講じたも
のである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明において、洗浄材は、粉末重曹が用
いられるが、それ自体公知の種類のものでよい。 洗浄
物は、主にインキ、ペイント等が挙げられ、容器は、こ
れを運搬するドラム缶、工場内で使用される容器等が対
象として挙げられる。
いられるが、それ自体公知の種類のものでよい。 洗浄
物は、主にインキ、ペイント等が挙げられ、容器は、こ
れを運搬するドラム缶、工場内で使用される容器等が対
象として挙げられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明において、上記旋回樋13が、固定
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て前記回動樋部13bが間歇的に回動操
作されるように構成されている場合には、洗浄物が旋回
樋13から溢れる程に大量に堆積する前に下方のスクリ
ューコンベア14に移行でき、その操作手段としてのロ
ータリーシリンダーはコンパクトであり、回動樋部13
bの回動操作を確実に行い得る。
された外筒13aと、これに内接する筒状の回動樋部1
3bとから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記
ホッパー2の底部開口2aに対応する開口13cが形成
され、且つ、前記回動手段15がロータリーシリンダー
で構成され、以て前記回動樋部13bが間歇的に回動操
作されるように構成されている場合には、洗浄物が旋回
樋13から溢れる程に大量に堆積する前に下方のスクリ
ューコンベア14に移行でき、その操作手段としてのロ
ータリーシリンダーはコンパクトであり、回動樋部13
bの回動操作を確実に行い得る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によれば、洗浄物(その一
部は既に水溶している粉末重曹と薄膜状インキの剥離
片)を水と共にホッパー2の底部開口2aを通して、下
方の回動樋部13bにその開口13cから流入させ、こ
こに洗浄物を沈澱させるようにし、以て、従来のように
ホッパー2の底部に堆積するといった事態を回避するこ
とができるのである。 そして、水は、一旦回動樋部1
3bに流入して後、回動樋部13bの上方から溢れて、
回動樋部13bと外筒13aとの間隙から下方のスクリ
ューコンベア14に流入し、ここから排出されることに
なる。
部は既に水溶している粉末重曹と薄膜状インキの剥離
片)を水と共にホッパー2の底部開口2aを通して、下
方の回動樋部13bにその開口13cから流入させ、こ
こに洗浄物を沈澱させるようにし、以て、従来のように
ホッパー2の底部に堆積するといった事態を回避するこ
とができるのである。 そして、水は、一旦回動樋部1
3bに流入して後、回動樋部13bの上方から溢れて、
回動樋部13bと外筒13aとの間隙から下方のスクリ
ューコンベア14に流入し、ここから排出されることに
なる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】即ち、旋回樋の回動樋部の間歇的回動によ
って、ここに容器から洗い出された洗浄物が堆積する状
態と、これを回動させて下方のスクリューコンベアに移
行させせる状態と切り換えできで、旋回樋から溢れる程
に大量に堆積する前に下方のスクリューコンベアに移行
でき、その操作手段としてのロータリーシリンダーもコ
ンパクトで排出機構の嵩を小さくできると共に回動樋部
の回動操作を確実に行い得るものであり、このようにド
ラム缶等の容器を横向きに回転させながら洗浄を行う装
置にあって、従来のホッパーとその排水手段だけの設備
では不十分であった詰まりを回避できて、洗浄物の排出
をスムースに行うことができて、この洗浄装置の連続運
転をトラブル無く行い得る利点がある。また、この回動
樋部の間歇的回動によって、洗浄物を一旦受け止めるこ
とで、固形洗浄物(インキ、塗料膜等)に比して多量の
洗浄水はこの回動樋部から常時溢水させるにまかせて下
方のスクリューコンベアに移行させ、その固形洗浄物
(インキ、塗料膜等)がある程度堆積した状態で間歇回
転によりスクリューコンベアに移行できてるので、容器
から一挙に大量の洗浄物がスクリューコンベアに流れ込
んで詰まりを発生する恐れもなく、一部洗浄水と固形洗
浄物とを経時的に分離した状態で、スクリューコンベア
の負荷を減らし、詰まりを未然に回避できる状態で排出
作業を行い得るのである。
って、ここに容器から洗い出された洗浄物が堆積する状
態と、これを回動させて下方のスクリューコンベアに移
行させせる状態と切り換えできで、旋回樋から溢れる程
に大量に堆積する前に下方のスクリューコンベアに移行
でき、その操作手段としてのロータリーシリンダーもコ
ンパクトで排出機構の嵩を小さくできると共に回動樋部
の回動操作を確実に行い得るものであり、このようにド
ラム缶等の容器を横向きに回転させながら洗浄を行う装
置にあって、従来のホッパーとその排水手段だけの設備
では不十分であった詰まりを回避できて、洗浄物の排出
をスムースに行うことができて、この洗浄装置の連続運
転をトラブル無く行い得る利点がある。また、この回動
樋部の間歇的回動によって、洗浄物を一旦受け止めるこ
とで、固形洗浄物(インキ、塗料膜等)に比して多量の
洗浄水はこの回動樋部から常時溢水させるにまかせて下
方のスクリューコンベアに移行させ、その固形洗浄物
(インキ、塗料膜等)がある程度堆積した状態で間歇回
転によりスクリューコンベアに移行できてるので、容器
から一挙に大量の洗浄物がスクリューコンベアに流れ込
んで詰まりを発生する恐れもなく、一部洗浄水と固形洗
浄物とを経時的に分離した状態で、スクリューコンベア
の負荷を減らし、詰まりを未然に回避できる状態で排出
作業を行い得るのである。
Claims (4)
- 【請求項1】横軸回りに回転させる容器1の内面に対し
て洗浄材を水と共に噴射し、容器1の内面に付着した付
着物を剥離して容器1の内面を洗浄する容器の洗浄装置
における洗浄物排出機構であって、 前記容器1の開放口1aに面して洗浄物を流入させるホ
ッパー2を配置し、 該ホッパー2の底部開口2aに面して、該ホッパー2の
洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動して
洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成され
た旋回樋13を設け、 前記旋回樋13を操作する回動手段15を設け、 該旋回樋13の直下方に近接状態で配置され、その排出
位置において洗浄物を受け入れるスクリューコンベア1
4を設けた、容器の洗浄装置における洗浄物排出機構。 - 【請求項2】上記旋回樋13が、固定された外筒13a
と、これに内接する筒状の回動樋部13bとから構成さ
れ、該回動樋部13bの一部に、前記ホッパー2の底部
開口2aに対応する開口13cが形成され、且つ、前記
回動手段15がロータリーシリンダーで構成され、以
て、回動樋部13bが間歇的に回動操作されるように構
成されている、請求項1の容器の洗浄装置における洗浄
物排出機構。 - 【請求項3】上記スクリューコンベア14が、ケーシン
グ14aと、このケーシング14aに大き目の間隙Cを
形成して内接するスクリュー14bとから構成されてい
る、請求項1又は2の容器の洗浄装置における洗浄物排
出機構。 - 【請求項4】上記旋回樋13の外筒13aと上記スクリ
ューコンベア14のケーシング14aとがボルト連結に
より着脱自在に構成されている、請求項1乃至請求項3
の容器の洗浄装置における洗浄物排出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347741A JP3057319B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 容器の洗浄装置における洗浄物排出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347741A JP3057319B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 容器の洗浄装置における洗浄物排出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000142642A true JP2000142642A (ja) | 2000-05-23 |
JP3057319B2 JP3057319B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=18392280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10347741A Expired - Lifetime JP3057319B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 容器の洗浄装置における洗浄物排出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057319B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115736274A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-03-07 | 福建泰宁官江湾食品有限公司 | 一种洗豆装置及其使用方法 |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP10347741A patent/JP3057319B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115736274A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-03-07 | 福建泰宁官江湾食品有限公司 | 一种洗豆装置及其使用方法 |
CN115736274B (zh) * | 2023-01-06 | 2023-04-07 | 福建泰宁官江湾食品有限公司 | 一种洗豆装置及其使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3057319B2 (ja) | 2000-06-26 |
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