JP2000142477A - 車両の後部車体構造 - Google Patents
車両の後部車体構造Info
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Abstract
解放感、爽快感を含む後席乗員の着座環境改善。 風雨、直射日光より荷室を守る。特にカバー部材で遮
へいした場合、更衣室として利用できる(停車時)。ま
たは後ろ向きのベンチとして利用する(停車時)。 リアウインドガラスのみの開閉により長尺物を積載、
運搬可能とする。 【解決手段】 乗員室と荷室を隔てる隔壁を後部上方
を跳ね上げ固定可能とし、これを屋根としてさらに必要
に応じて周囲をカバー部材で覆う。後席リクライニング
シートを荷室領域に展開する。または後向きの折りたた
み式ベンチシートを設ける。 隔壁の窓ガラス部分のみの開閉を可能とする事により
長尺物を積載、運搬出来るようにする。
Description
に関し、より詳しくは乗員室と荷室間の隔壁を跳ね上
げ、荷室の全部または一部を覆う荷室の屋根部材として
兼用する車両の後部車体構造等に関する。
アップトラック等のトラックの1種に、乗員室と荷室間
に隔壁を設け、必要に応じて隔壁を開き、折り畳んだ後
席を荷室に展開出来るようにしたもの(例えば特開平8
−324457)がある。これは荷室に荷物を積まない
場合に、乗員室を拡張すると共に、コンバーチブルない
しランブルシートのように開放座席を解放荷室領域に臨
時的に設ける事が出来るメリットがある。
構造は、隔壁の一部である跳ね上げ式の窓ガラス(乗員
室屋根下に挿入収納も可)や折り畳み後座席が荷室に展
開する程度で、その他に格別の利用手段は考慮されてい
なかった。
夫を加え、乗員のスペースおよび環境面で隔壁構造の利
用度を上げるべく鋭意研究を進めた結果、本発明に到達
した。
クにおけるスペースと解放感、爽快感を含む後席着席環
境の向上の改善にある。
少ないかもしくはない場合に、狭隘な乗員室を、臨時的
に荷室領域に拡張して快適な後席着席環境を得る事であ
る。
して荷室に臨時の屋根を設け、必要に応じて周囲をカバ
ー部材で囲む事により、直射日光や風雨の侵入を防ぐ
外、更衣室等として利用する事(停車時)である。
た折りたたみ式の座席を展開し、自然の中のベンチとし
て利用する事(停車時)である。
ラスのみを開閉する事により、隔壁全体を跳ね上げず
に、長尺物を積載し、運搬可能とする事である。
けられた上方開放荷室とを隔てる窓付き隔壁を備える車
両の後部車体構造において、窓付き隔壁の上部端縁部が
乗員室後方上部の車巾方向に延びる軸に沿って枢支され
ており、該隔壁が略鉛直から車体後部上方へ回動可能で
あると共に、所定位置で保持されるように隔壁保持部材
が設けられている事を特徴とする車両の後部車体構造
(請求項1)、隔壁が所定角度回動した状態で、乗員室
後面と荷室および隔壁の周囲との間に形成される間隙の
少なくとも一部を塞ぐようにカバー部材が配設される請
求項1に記載の車両の後部車体構造(請求項2)、窓付
き隔壁の少なくとも該窓部分内側にブラインドを備える
請求項1ないし2に記載の車両の後部車体構造(請求項
3)、荷室床面に折りたたみ式の座席を備えた請求項1
ないし3項に記載の車両の後部車体構造(請求項4)お
よび乗員室と乗員室後方に設けられた上方開放荷室とを
隔てる窓付き隔壁を備える車両の後部車体構造におい
て、隔壁上部に車巾方向に延びる軸に沿って枢支された
リアウインドガラスを乗員室室内側に開閉可能とした事
を特徴とする車両の後部車体構造(請求項5)が提供さ
れる。
する。
図、図3は外開きリアウインドガラスの側面図、図4は
ガスステイ固定部斜視図、図5は開放部を隔壁と幌で覆
った荷室の斜視図、図6は内開きリアウインド(閉)の
側面図、図7は内開きリアウインド(開)の側面図、図
8は内開きリアウインド係止片の斜視図である。
室、3は後車輪、5は乗員、8は摺動レール、9は後席
シート、10は隔壁、11は後席シートバック、12は
リクライニング機構、13はリアウインド、14は乗員
室床面、15は荷室床面、18は枕、19は後ろバン
パ、20はあおり後部ドア、21は隔壁枢着軸、22は
テールランプ、25はステイ、27はガスステイ、27
Aはガスステイ枢着部(ボデイ側)、27Bはガスステ
イ枢着部(ガラス側)、28はリアウインドガラス枢着
軸、31,32は側面幌、35は後面幌、36はブライ
ンドロール、37はブラインド、38はブラインド係止
部、40はストライカ、41はロック、43はライセン
スプレートである。
バック11とは独立しており、閉じた状態では下端部に
あるロックが床15上のストライカ(いずれも図示せ
ず)に係止している。そしてシート9は1対の摺動レー
ル8,8上を前後に摺動出来るが、この時点では一番前
の位置に固定されている。固定機構は例えばレール8上
に穿設した固定孔または係止溝にスプリングで挿入付勢
したL型レバー(いずれも図示せず)を用いる。隔壁1
0を矢印Dの方向に約90゜跳ね上げた時には、荷台2
の両側の固定あおりの内側に収納していた1対のステイ
をTの方向に回動し、回動した隔壁10を支える。
場合、その労力を軽減するため両側に1対のガスステイ
を配置してもよい。いづれにせよ図1のように隔壁10
を跳ね上げ固定すると隔壁10は屋根部材として機能
し、直接日光や多少の雨ならば遮ぎる事が出来る。この
時、シート9を摺動レール8,8上で最後部まで(矢印
方向)まで後退させ、リクライニング機構(歯車とスプ
リング付勢されたラチェットで成る)を操作すれば、後
席(シングルピックアップでは前席即ち後席である)乗
員は身体を伸ばし、リラックスする事が出来る。逆動作
は先にリクライニングしたシートバックを元の位置に戻
し、次にシートを前方に摺動して復元した後、隔壁10
を閉じればよい。また、隔壁10を跳ね上げた状態で図
2または図5のように、周囲を幌31,32または窓付
き幌33で囲めば、乗員室と連結した密室を構成する事
が出来、ピックアップトラックをヴァンまたはワゴンの
ようにし、停車時に更衣室などとして用いる事が出来
る。
たみ式のシートを荷室床面に設けておき、必要に応じて
把手26Bに指を入れてヒンジ26Dを軸としてシート
バック26Aを90゜強引き起すと、人が後方を向いて
座る事が出来、森や海岸等の自然の中で停車し、ベンチ
として用いる事が出来る。
フェンダー(テールランプ付近)ないし、床後縁部をヒ
ンジとして取り付ける事も出来る。
を上部で枢着して、後部上方に跳ね上げ可能とすれば、
隔壁全部を開かなくても、乗員室を車外に連通する事が
出来る。構造は、隔壁10の上部の車巾方向に沿った枢
着軸(ヒンジ)で窓(ガラス)13を枢着し、これを1
対のガスステイ27,27で支承する。窓(ガラス)1
3を閉じた時は窓下端部のストライカ40が隔離側のロ
ック41によって係止される。ガスステイ27は隔壁1
0の1部にガスステイ枢着部27Aで枢着され、ガラス
側にはまたガスステイ枢着部27Bで枢着されている。
置で固定する必要がある場合には(ガスステイのみでは
走行した場合不安となる。)、例えば図4に示すような
環状のガスステイ固定部27Cをねじ27D(蝶ボルト
とすればドライバを用いずに手で操作出来る)で締め付
け、ガスステイ27のシリンダとピストンロッドを摩擦
固定出来る。この場合、ピストンロッド側に環状溝を設
け、環状固定部27Cの内面に環状突起をつけておけば
強固に窓ガラスを固定する事が出来る。
された捲取り付勢されたブラインドロールより、ブライ
ンド37を展張し、図3上右端部のブラインド係止部3
8係止すれば、窓13から出入りする光を遮光する事が
出来る。
を乗員室内側に回動開放する実施例を示す。窓(ガラ
ス)13は隔壁10の上端部に車巾方向に沿って伸びる
枢着軸28によって枢着されており、矢印Wの方向に回
動可能である。窓(ガラス)13は閉じられている時、
その下端部は隔壁10の内側に接しており、ロック機構
13Dで係止されている。これを外して図7のように約
110゜時計迴り方向に窓(ガラス)13を回動し、そ
の棒状突起である先端部ストライカ13Bを、図8のよ
うなゴムもしくはエラストーマでなるリアウインド係止
片42の孔42Aに挿入して確実に係止する事が出来
る。この様に窓が内開き式であると、図7のように長尺
物100を、荷室と乗員室とで隔壁10を開く事なしに
積載、運搬出来る。
すべてが達成出来る。すなわちピックアップ型トラック
において乗員室スペースの拡大、解放感、爽快感伴う後
席環境の向上が図れる他、隔壁を跳ね上げ固定する事に
より、これを屋根部材として荷台領域に拡張された乗員
室を直射日光や風雨より守る外、荷室を更衣室等として
または自然の中のベンチとして利用する事が出来る(停
車時)。更にリアウインドガラスのみを内、外に開くこ
とにより、全隔壁を開かないでもスキー、サーフボー
ド、小型ヨットの組立マスト等の長尺物を積載、運搬出
来る。
Claims (5)
- 【請求項1】乗員室と乗員室後方に設けられた上方開放
荷室とを隔てる窓付き隔壁を備える車両の後部車体構造
において、窓付き隔壁の上部端縁部が乗員室後方上部の
車巾方向に延びる軸に沿って枢支されており、該隔壁が
略鉛直から車体後部上方へ回動可能であると共に、所定
位置で保持されるように隔壁保持部材が設けられている
事を特徴とする車両の後部車体構造。 - 【請求項2】隔壁が所定角度回動した状態で、乗員室後
面と荷室および隔壁の周囲との間に形成される間隙の少
なくとも一部を塞ぐようにカバー部材が配設される請求
項1に記載の車両の後部車体構造。 - 【請求項3】窓付き隔壁の少なくとも該窓部分内側にブ
ラインドを備える請求項1ないし2に記載の車両の後部
車体構造。 - 【請求項4】荷室床面に折りたたみ式の座席を備えた請
求項1ないし3項に記載の車両の後部車体構造。 - 【請求項5】乗員室と乗員室後方に設けられた上方開放
荷室とを隔てる窓付き隔壁を備える車両の後部車体構造
において、隔壁上部に車巾方向に延びる軸に沿って枢支
されたリアウインドガラスを乗員室室内側に開閉可能と
した事を特徴とする車両の後部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33200098A JP3570257B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 車両の後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000142477A true JP2000142477A (ja) | 2000-05-23 |
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Family Applications (1)
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JP33200098A Expired - Fee Related JP3570257B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 車両の後部車体構造 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100391600B1 (ko) * | 2000-11-22 | 2003-07-12 | 현대자동차주식회사 | 차량의 화물적재공간 확장장치 |
KR100483118B1 (ko) * | 2002-08-10 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 픽업 겸용 차량 |
JP2005329739A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Masami Kakisaka | 3ドアーの小型トラック |
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-
1998
- 1998-11-05 JP JP33200098A patent/JP3570257B2/ja not_active Expired - Fee Related
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