JP2000142314A - 拡幅シートベルトの保護装置 - Google Patents

拡幅シートベルトの保護装置

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JP2000142314A
JP2000142314A JP10356870A JP35687098A JP2000142314A JP 2000142314 A JP2000142314 A JP 2000142314A JP 10356870 A JP10356870 A JP 10356870A JP 35687098 A JP35687098 A JP 35687098A JP 2000142314 A JP2000142314 A JP 2000142314A
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Japan
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belt
bag
central
band
elastic band
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JP10356870A
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Noboru Yoshizaki
昇 吉崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通事故発生時の大きな前方へ慣性の圧力を
一本のベルトで身体を座席側に補足する場合、ベルトの
体への食い込みがあり、これによる受傷の危険性が問題
点であった。複数のベルトを普段の装着時には一本のベ
ルトの状態として、衝突時には自動的にはこのベルトは
幅広く広がり、身体の補足性と安全性を高める必要があ
った。 【解決手段】 弾力性のある帯体に横幅にも伸縮性のあ
る袋帯を覆い横両端を固定して袋覆弾性体を形成してこ
の横両端に拡幅脇ベルトを対称に固定する、この袋覆弾
性体の上部に中央ベルトを固定した複合ベルトを形成す
る、ベルトを車体に取り付けてベルトを吊る、ベルトの
上部、下部の取り付け具に衝突時には身体で強くベルト
が引っ張られる際に自動的に中央ベルトの外側へ拡幅脇
ベルトがはみ出すベルト誘導支持体を設けて確実にベル
トを幅広く拡幅する装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】搭乗者の安全性を高めるた
め、複数のシートベルトを常時一本のベルトの状態で着
用し、交通事故発生の衝撃時には、身体が前方に移動し
その荷重により自動的に、このベルトは幅広く拡大し
て、身体の安全を図る装置。
【0002】
【従来の技術】従来のシートベルトでは着用時のベルト
の本数にあっては交通事故発生の衝撃時においても変わ
らず、ベルトの幅も細いベルトのままである、この細い
ベルトで、強い前方への身体の移動を支え引き止める事
から、身体にベルトが食い込み、これによる傷害は避け
られない状況にある、これを緩和するためにエアバック
のシートベルトがあるが普及するに至っていない。
【0003】
【発明が解決しよぅとする課題】前進中の交通事故の衝
撃時では、搭乗者の身体は前方へ強烈な移動圧力が加わ
る、この圧力に対抗して身体を支えるためには可能な限
り幅の広いベルトを用いることが安価で確実な手段であ
り、座席に体を安全に補足することができる。しかしこ
の幅の広いベルトや複数のベルトを平常時の搭乗中に着
用することは圧迫感があり運転操作上でも妨害性があ
る、この点からシートベルトの着装感の負担を軽くする
ため一本化したベルトでありながら、この衝撃時には自
動的にベルトは幅広く広がり複数本のベルトにより確実
に身体を座席がわに補足し安全を確保するベルトの開発
が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】搭乗者の安全な座席への
補足性を高めるため本発明は三本のベルトを用いる、弾
力性を有する帯体に横方向にも伸縮する袋帯を設けてこ
れを覆い、この横両端に脇ベルトをそれぞれ設けた袋覆
弾性体を形成し、この上部に中央ベルトを設ける、この
脇ベルトが衝撃時に中央ベルトの外側へはみ出させる為
のベルト取り付け具を形成するために、ベルト取り付け
具を車体側に係止する穴の対抗側の基板に、ベルト三本
を遊挿する開口部を設ける、この開口部の下方周縁部の
中央部にベルトの引っ張りに対して直角線上の平行周縁
部を設け、この平行周縁部の両端から外側斜下方に傾斜
周縁部を設ける。
【0005】平行周縁部の中心部に突起ストッパーを設
ける、この突起ストッパーの左側と右側の平行周縁部上
に、半円筒形状で下方部の一部分で摺接状態に跨ぐベル
ト誘導支持体の左側用と右側用を形成し、事故により強
く引っ張るベルトにより傾斜周縁部へ滑落するよう配置
する、ベルト誘導支持体の上部外側端にベルトはみ出し
防止用の挟持突起部を設けてベルトの取り付け固定具を
形成する。
【0006】ベルト三本の構成では、左側と右側のベル
ト誘導支持体が平行周縁部の上にある位置でこの挟持突
起部の区間内で、この区間の幅の中央ベルトを設ける。
弾性帯部を用いて、この弾性帯部が余裕を保って遊挿
し、横幅方向にも伸縮する繊維部材で織った袋帯を形成
し、この袋帯の中にこの弾性帯部を遊挿して、この弾性
帯部の横両端部の位置で袋帯とを固定して袋覆弾性体を
形成し、この袋覆弾性体の横両端部の位置に、中央ベル
ト幅のほぼ2分の1の幅の拡幅脇ベルトを二本形成し
て、これを対称の位置でこれ等の幅が、中央ベルトの幅
に重なり合う幅で固定する、中央ベルトの中心下部と、
横両端に拡幅脇ベルトを設けた袋覆弾性体の中心上部と
を固定した複合ベルトを形成する。
【0007】
【発明の実施の形態】従来からベルトの取り付け具を形
成している金属を用いて、肩上の車体にベルトを吊設す
る上部取り付け具の軸穴又は係止穴(1)又は腰横の下
部取り付け具の係止穴(1)の下方対抗側の基板(2)
に、三本のベルトを遊挿する開口部(3)を開ける、こ
の開口部(3)の形状は、下方の中央部に平行周縁部
(4)を設ける、この平行周縁部(4)の両端から外側
斜め下方へ滑らかな角度で傾斜周縁部(5)を左右に設
ける、平行周縁部(4)の中心部に左右を区分する突起
ストッパー(6)を突設する、この突起ストッパー
(6)の左側と右側の平行周縁部(4)上に、半円筒形
状で下方部の一部分を摺接する状態に跨がせるベルト誘
導支持体(7)の左側用と右側用の二つを形成し、この
突起ストッパー(6)を境にしてベルト誘導支持体
(7)はこれを越えて移動は不能とし、ベルト誘導支持
体(7)をベルトで強く下方へ押えられた場合には傾斜
周縁部(5)の上に滑落ように配置する、このベルト誘
導支持体(7)は強い下方の引っ張り以外は傾斜周縁部
(5)の上の中心部に向けて止まるようにばねを設ける
と良い。この傾斜周縁部(5)の俯角度は拡幅脇ベルト
(13)が横へ広がる為に必要な角度の10度から45
度程度に調整する、このベルト誘導支持体(7)の上部
外側端にベルトはみ出し防止用の挟持突起部(8)を設
ける。
【0008】左側と右側のベルト誘導支持体(7)が平
行周縁部(4)上に有る位置で、左側と右側の挟持突起
部(8)の区間の範囲内でほぼこの幅の中央ベルト
(9)を設ける。ゴム質又は合成ゴムの部材を用いて成
る薄板のベルトの弾性帯部(10)で幅は中央ベルト
(9)の幅か又はこれの2分の1程度までとする、この
弾性帯部(10)が余裕を保って遊挿され横幅方向にも
伸縮するがこの伸びは中央ベルト(9)の幅からこれの
3倍程度までのはばを限界とした繊維部材で織った袋帯
(11)を形成して、この袋帯(11)の中に弾性帯部
(10)を遊挿して、この弾性帯部(10)の横両端部
の位置で袋帯(11)とを固定する、これの固定方法は
弾性帯部(10)のゴム質で融着するか、縫い合わせて
袋覆弾性体(12)を形成する、この袋覆弾性体(1
2)に替えて市販のゴムバンドであっても機能的に同じ
で有ればこれを用いてもよい。
【0009】中央ベルト(9)の2分の1幅脇ベルト
(13)の2本を用いて、袋覆弾性体(12)の横両端
部に拡幅脇ベルト(13)の外側端と縫い合わせる等に
より固定する弾性帯部(10)が伸びていない状態で中
央ベルト(9)の幅と同じ幅に合わせて調整し、中央ベ
ルト(9)の中心下部と、横両端に拡幅脇ベルト(1
3)を設けた袋覆弾性体(12)の中心上部とを縫い合
わせて固定した複合シートベルトを形成し、開口部
(3)に中央ベルト(9)を上にし拡幅脇ベルト(1
3)の左側のベルトは左側のベルト誘導支持体(7)の
上に、右側のベルトは右側のベルト誘導支持体(7)の
上にそれぞれ配置するように遊挿して車両の搭乗者が使
用する。
【0010】シートベルトは少なくとも中央ベルト
(9)は従来から使用されているJIS規格を満たした
ベルトを用いる、拡幅脇ベルト(13)にあっては、伸
び率を中央ベルト(9)の4パーセントから5パーセン
トと同じか又は異なった伸び率の範囲であっても良い。
ベルト誘導支持体(7)の上部に、拡幅脇ベルト(1
3)を横へ確実に移動するため横滑り止め(14)を設
ける拡幅脇ベルト(13)の上部と袋覆弾性体(12)
の下部とを軽く重ね合わせるために面ファスナー(1
5)を設けると複合シートベルトは一本の状態となり着
用しやすい。
【0011】
【発明の効果】複数のシートベルトを平常時には一本の
ベルトの状態で着用し、交通事故の発生時にはその衝撃
で身体が前方へ移動する、この体で引っ張るベルトの力
を利用し、ゴム帯を介して両わきの拡幅脇ベルトが中央
ベルトの横へはみ出してベルトは、幅広く拡大して、身
体は安全に座席側に補足され、傷害の程度は最小限に止
めることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトの取り付け具の基板の正面図である。
【図2】ベルトの取り付け具の斜視図である。
【図3】ベルト誘導支持体の正面図である
【図4】中央ベルトと袋覆弾性体と拡幅脇ベルトの断面
図てある。
【符号の説明】
1 係止穴 2 基板 3 開口部 4 平行周縁部 5 傾斜周縁部 6 突起ストッパー 7 ベルト誘導支持体 8 挟持突起部 9 中央ベルト 10 弾性帯部 11 袋帯 12 袋覆弾性体 13 拡幅脇ベルト 14 横滑り止め 15 面ファスナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両搭乗者を座席に拘束保護するシート
    ベルトの装置において、ベルトの上部取り付け具と下部
    取り付け具の係止穴(1)の対抗側の基板(2)に開口
    部(3)を設け、この開口部(3)の下方周縁部の中央
    部に平行周縁部(4)を設け、この平行周縁部(4)の
    両端から外側斜下方に傾斜周縁部(5)を設け、平行周
    縁部(4)の中心部に突起ストッパー(6)を設け、こ
    の突起ストッパー(6)の左側と右側の平行周縁部
    (4)上に、半円筒形状で下方部の一部分を摺接状態に
    跨がせるベルト誘導支持体(7)の左側用と右側用とを
    形成し、これが傾斜周縁部(5)へ滑落するよう配置
    し、このベルト誘導支持体(7)の上部外側端にベルト
    はみ出し防止用の挟持突起部(8)を設けた拡幅シート
    ベルトの保護装置。
  2. 【請求項2】 左側と右側のベルト誘導支持体(7)が
    平行周縁部(4)上にある位置で、左側と右側の挟持突
    起部(8)の区間の範囲内で、中央ベルト(9)を設
    け、弾性帯部(10)を用いて、この弾性帯部(10)
    が余裕を保って遊挿し、横幅方向にも伸縮する繊維部材
    で織った袋帯(11)を形成し、この袋帯(11)の中
    に弾性帯部(10)を遊挿し、この弾性帯部(10)の
    横両端部の位置で袋帯(11)と共にこれを固定して袋
    覆弾性体(12)を形成し、この袋覆弾性体(12)の
    横両端部に拡幅脇ベルト(13)を対称の位置に固定
    し、中央ベルト(9)の中心下部と、横両端に拡幅脇ベ
    ルト(13)を設けた袋覆弾性体(12)の中心上部と
    を固定した、請求項1記載の拡幅シートベルトの保護装
    置。
JP10356870A 1998-11-10 1998-11-10 拡幅シートベルトの保護装置 Pending JP2000142314A (ja)

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ID=18451178

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013019070A1 (de) * 2013-11-15 2015-05-21 Trw Automotive Gmbh Beschlag für einen Sicherheitsgurt in einem Fahrzeug sowie Sicherheitsgurtsystem

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013019070A1 (de) * 2013-11-15 2015-05-21 Trw Automotive Gmbh Beschlag für einen Sicherheitsgurt in einem Fahrzeug sowie Sicherheitsgurtsystem

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