JP2000141345A - ブレ―ク溝入れ用シェダ―及びその製造方法 - Google Patents

ブレ―ク溝入れ用シェダ―及びその製造方法

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JP2000141345A
JP2000141345A JP10356851A JP35685198A JP2000141345A JP 2000141345 A JP2000141345 A JP 2000141345A JP 10356851 A JP10356851 A JP 10356851A JP 35685198 A JP35685198 A JP 35685198A JP 2000141345 A JP2000141345 A JP 2000141345A
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JP
Japan
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blade
shedder
shaped
recesses
depth
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JP10356851A
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English (en)
Inventor
Tadao Yoshida
忠生 吉田
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ITO SEIKO KK
Original Assignee
ITO SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェダーによるグリーンシートプレス作業に
おいて、グリーンシートに均一な深さのブレーク溝を形
成する。 【解決手段】 マスター電極における刃形状凹所切削時
に刻設される凹所が並ぶ平面において、中央部程深く、
周辺部程浅く、かつ最外周部の凹所を全て同一深さとし
た谷形スロープ形状に凹所を切削加工し、このマスター
電極から放電加工によつて得られるシェダーを用いてグ
リーンシートにブレーク溝を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品の基板となるグ
リーンシートに分割用の凹所を刻設するブレーク溝入れ
用シェダーに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のシェダーの一例を図1に示す。図1
において、シェダー1の上部にはグリーンシートへ線状
凹所を刻設する為の複数の刃形状突起2が形成されてい
るが、それぞれの刃形状突起2の高さ寸法は全て同一と
なるよう作られていた。
【0003】このようなシェダーは刃形状突起2の高さ
が同一であることにより、プレス作業時に、シェダーの
歪み、グリーンシートのスプリングバック作用、その他
の要因から、刻設されたブレーク溝が、周辺部に比して
中心部が浅くなり、ブレーク溝以外の部分から割れるな
ど、グリーンシートの均一な分割作業を妨げてロスを発
生させていた。
【0004】そこで本出願人は、特願平2−32728
4においてパンチ(シェダー)における最外部の刃形状
突起の高さを、中央部の刃形状突起の高さよりも低く設
定することを提案した。
【0005】しかしながら、先の提案において単に刃形
状突起の高さを違えるだけでは十分な効果は得られない
ことが判明し、そこで刃形状突起の各所の高さをどのよ
うに違えると効果が最大となるかについての研究を重
ね、グリーンシートの均一な分割作業を達成し得る条
件、すなわちグリーンシートのブレーク溝が均一な深さ
に仕上る条件を見い出した。
【0006】したがって本発明の目的は、グリーンシー
トの均一な分割作業を達成できる刃形状突起を備えたシ
ェダーと、その製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明はシェダーにおける複数の刃形状突起を、そ
の突起の並ぶ平面においてその突起の頂部の高さを、そ
の平面の中央部で最も高く、周辺部程低く、かつ最外部
の刃形状突起の高さが同一になる山形スロープ状に形成
したことを特徴とする。
【0008】また、マスター電極における平行な複数の
刃形状凹所の底部深さを、その凹所の並ぶ平面におい
て、その中央部で最も深く、周辺部程浅く、かつ最外部
の刃形状凹所の底部の深さが同一になる谷形スロープ状
とすべくマスター電極と切削用カッターとの距離を調節
しながら凹所を刻設し、その後放電加工によりマスター
電極の反転形状をシェダーへ写し取ることを特徴とす
る。
【0009】本発明によれば、グリーンシートに刻設さ
れる線状凹所、すなわちブレーク溝の深さが、その中央
部と周辺部とで均一となり、もって、グリーンシートの
均一な分割作業が達成されて製造ロスが少なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。図2において、マスター電極3にはX軸方向に平
行な刃形状凹所4a〜4gと、Y軸方向に平行な刃形状
凹所5a〜5gが刻設されている。
【0011】これら各凹所の形状について、その刻設深
さを判り易くする為に顕著化して現わした断面で見る
と、図3に示すように最外部に位置する刃形状凹所5a
と5gにおける刃形状凹所4a〜4gの刻設深さHは均
一となる。
【0012】一方、刃形状凹所5bと5fにおける刃形
状凹所4a〜4gは図4に示すように、中央部程深く、
その底部を結ぶ軌跡Kaは半径Raの曲線となり、
【0013】刃形状凹所5c、5eにおける刃形状凹所
4a〜4gは図5に示すように、中央部程深く、その底
部を結ぶ軌跡Kbは半径Rbの曲線となり、
【0014】さらに、刃形状凹所5dにおける刃形状凹
所4a〜4gは図6に示すように、中央部程深く、その
底部を結ぶ軌跡Kcは半径Rcの曲線となり、半径Ra
>半径Rb>半径Rcとなるよう、また図3、図4、図
5、図6における最外側の刃形状凹所の深さHが同一に
なるよう図7に示すマスター電極3に対する刃形状凹所
切削用カッター12の軌跡Bが設定される。このカッタ
ー12は軸13を中心に回転する薄刃状のものが使用さ
れている。
【0015】なお、刃形状凹所4a、4gにおける刃形
状凹所5a〜5gも図3と同一形状となり、刃形状凹所
4b、4fにおける刃形状凹所5a〜5gも図5と同一
形状、刃形状凹所4c、4eにおける刃形状凹所5a〜
5gも図5と同一形状、刃形状凹所4dにおける刃形状
凹所5a〜5gも図6と同一形状になるようカッター1
2の軌跡Bが設定される。
【0016】ここで、マスター電極における中央部と周
辺部の刃形状凹所の深さの違いは、刻設される刃形状凹
所の数やその凹所が刻設される面積によって異なり、こ
の数や面積が大きくなる程、深さの違いは大きくなる。
【0017】このようにして刻設されたマスター電極3
の刃形状凹所の形状は、放電加工により図8に示すよう
にシェダー6に反転形状として正確に写し取られ、刃形
状突起7が形成される。
【0018】以上述べてきた手順に従って作られたシェ
ダー6を用いてプレス作業を行なうと、図9に示すよう
に、グリーンシート8には均一な深さJを備えたブレー
ク溝10a〜10gが形成される。
【0019】次に図10に従って他の実施の形態につい
て説明する。マスター電極3に刃形状凹所を刻設するカ
ッター12の軌跡は図7に示す曲線では無く、中央部で
折れ曲がる折れ直線Tであっても良い。
【0020】これは、曲線の軌跡Bを採用する場合の半
径が非常に大きく、一方マスター電極が小さい為、その
軌跡が折れ直線Tとなってもカッター12の軌跡として
十分に近似させ得る為である。なお、この場合において
も、最外部の刃形状凹所4a、4g,5a,5gの深さ
は同一に刻設されることは言うまでも無い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
スター電極3には、平行な複数の刃形状凹所4a〜4
g,5a〜5gの底部の深さを、その平面の中央部で最
も深く、周辺部程浅く、かつ最外部の刃形状凹所の深さ
が同一になる谷形スロープ状に刻設し、その後放電加工
によってマスター電極の反転形状をシェダー6へ写し取
ることにより、シェダー6上に形成された刃形状突起7
が中央部で高く周辺部で低くさらに最外部の刃形状突起
の高さが同一のシェダー6が得られるので、
【0022】プレス作業時にシェダー6自体が歪むこと
によって、あるいはグリーンシート8のスプリングバッ
ク作用等の要因が作用しても、グリーンシート8には均
一な深さJのフレーク溝10a〜10gが形成され、グ
リーンシート8の分割作業時における失敗が無くなり、
分割チップのロスの発生を最小限に止めることが可能と
なる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシェダーの一例を断面で示す図である。
【図2】刃形状凹所が刻設されたマスター電極を示す図
である。
【図3】マスター電極の一断面を示す図である。
【図4】マスター電極の他の一断面を示す図である。
【図5】マスター電極のさらに他の一断面を示す図であ
る。
【図6】マスター電極の中央部の一断面を示す図であ
る。
【図7】切削用カッターの軌跡の一例を示す図である。
【図8】マスター電極とシェダーとの反転形状転写状態
を示す図である。
【図9】シェダーの刃部の形状とグリーンシートのブレ
ーク溝の形状を示す図である。
【図10】切削用カッターの軌跡の他の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,6:シェダー 2,7:刃形状突起 3:マスター電極 8:グリーンシート 10a〜10g:ブレーク溝 12:カッター 13:軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス装置に取り付けられ、グリーンシ
    ートへ平行な複数の線状凹所であるブレーク溝を刻設す
    るための、複数の刃形状突起を備えたシェダーであっ
    て、前記複数の刃形状突起の並ぶ平面において、その刃
    形状突起の頂部の高さを前記平面の中央部で最も高く周
    辺部程低く、かつ最外部の刃形状突起の高さが同一にな
    る山形スロープ状に形成したことを特徴とするブレーク
    溝入れ用シェダー。
  2. 【請求項2】 マスター電極の平行な複数の刃形状凹所
    の底部の深さを、その凹所の並ぶ平面において、その平
    面の中央部で最も深く周辺部程浅く、かつ最外部の刃形
    状凹所の底部の深さが同一になる谷形スロープ状とすべ
    くマスター電極と切削用カッターとの距離を調節しなが
    ら凹所を刻設し、その後放電加工により前記マスター電
    極の反転形状をシェダーへ写し取ることを特徴とするブ
    レーク溝入れ用シェダーの製造方法。
JP10356851A 1998-11-09 1998-11-09 ブレ―ク溝入れ用シェダ―及びその製造方法 Pending JP2000141345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096168A (ja) * 2007-09-27 2009-05-07 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc スナップライン加工装置

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JP2009096168A (ja) * 2007-09-27 2009-05-07 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc スナップライン加工装置

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