JP2000141312A - 表面に天然素材の切片を配列した化粧合板 - Google Patents

表面に天然素材の切片を配列した化粧合板

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JP2000141312A
JP2000141312A JP10320698A JP32069898A JP2000141312A JP 2000141312 A JP2000141312 A JP 2000141312A JP 10320698 A JP10320698 A JP 10320698A JP 32069898 A JP32069898 A JP 32069898A JP 2000141312 A JP2000141312 A JP 2000141312A
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Mitsutatsu Ogasawara
三立 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間伐材や、必要な用材を切り出した残りの端
材、また、通常は廃棄されてしまうような細い枝材等の
不要材を化粧材として利用することによって、廉価で高
級感のある新規の化粧合板を提供する。 【解決手段】 化粧合板10Aは、平板状のベース板2
0と、その表面に貼着する化粧材としての表装切片30
とからなる。表装切片30は、任意の長さの不要材等か
ら制作することのできるように、天然木を軸に交差する
方向、すなわち、木口面に沿ってスライスした多数の木
口切片31、31…とする。この木口切片31、31…
は、整然と並べてベース板20の表面に貼着する。化粧
合板10Aの表面には、多数の木口切片31、31…自
体の幾何学的な組合せ模様と、その年輪31nの模様と
の組合せによる模様が表現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築造作用の内
装材料等として利用することができる化粧合板に関す
る。詳細には、用途に従って随意に選択する平板状のベ
ース板の表面に、多数枚の天然素材の切片を貼着して化
粧したものに係り、切片の態様に特徴を有するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】天然木を挽き割って得られる一枚板の大
きさには、天然木の直径を限度とする限りがある。した
がって、一定幅以上の一枚板を必要とする場合には、材
料となる天然木が巨木であることを要するから、その板
材は、非常に高価なものとならざるを得ない。そこで、
安価に広幅の一枚板を得る方法として、薄いシート状に
削いだ天然木素材を張り合わせて一枚板を形成する方法
や、砕片とした天然木素材を結合剤を介して熱圧成形す
ることによって一枚板を形成する方法が考案された。前
者の方法にかかる代表製品としては、ラワンベニヤ合板
等があり、後者の方法にかかる代表製品としては、チッ
プ合板が知られている。また、このうち、合板の表面
に、美観を整えるための何らかの化粧材を付加したもの
を、一般に、化粧合板と称している。
【0003】化粧合板には、化粧材の種類や性質によっ
て多種多様のものがある。しかし、今日、化粧材の主流
は、天然木の木目等をプリントした合成樹脂材料であ
り、化粧材に天然素材そのものを用いるものは、それほ
ど多くはない。ここでは、本発明に関係するものとし
て、専ら、化粧材に天然素材を用いる化粧合板について
説明する。化粧材として用いられる天然素材としては、
通常、ケヤキやカバ、オークやチーク、ローズウッド等
の木目の美麗な広葉樹材が選ばれる。これらの広葉樹材
は、ロールスライス手段等の機械的な切削方法によっ
て、連続したシート状に加工された上、所定の縦横寸法
に裁断され、ラワンベニヤ合板等をベース板として、そ
の表面に貼着されている。したがって、製造された化粧
合板は、化粧材として選択された天然木の単板であるか
のような豪華な外観を呈する。このような化粧合板は、
高級造作材料として、建物の玄関部分の天井面や床の間
の床面、高級家具等に利用されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】化粧材に天然素材を用
いる化粧合板における問題点は、種類が少ないというこ
と、高価であるということに尽きる。これは、自然界に
存在する樹木の種類数に対して、化粧材として用いるこ
とができる樹木の種類数の割合が極めて少ないというこ
とに起因し、したがって、この問題性は、人の創意や工
夫によっては簡単には克服できない性質のものである。
その上、そのような化粧合板の不用意な多用は、希少森
林資源に大きな負担を強いる行為であるともいえる。ま
た、化粧材として合成樹脂材料を用いる化粧合板は、質
感があくまでも人工的であるとともに、これを多用した
新築家屋の室内において体験されるように、長期間に亘
って特異的な臭気を放っており、これについては、単に
好き嫌いの問題に止まらず、臭気成分中に環境ホルモン
等の有害成分を含んでいる可能性が極めて高いという問
題がある。
【0005】本発明は、かかる実状に鑑み、森林資源の
保護や、健康的な住環境の確保という要請を背後に踏ま
えながら、直接的には、間伐材や、必要な用材を切り出
した残りの端材、また、通常は廃棄されてしまうような
細い枝材等の不要材、さらには、用材としては使用され
ることの少ない竹材を利用して廉価で高級感のある新規
の化粧合板を提供することを目的とするものである。そ
して、このための基本的な着想は、天然木の美しさを通
常の板材のように、木材を軸方向に挽いた木目模様では
なく、木材の横断面である木口面の年輪模様に求め、こ
の年輪模様を組み合わせることによって、幾何学性と自
然性とが合体した従来見られない模様を作出することで
ある。また、竹材については、外層部の美しくて丈夫な
部分に着目し、この部分を所定単位の寸法に切り出し
て、一平面を形成するように間断なく組み合わせること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る、表面に天
然素材の切片を配列した化粧合板は、上記の目的を達成
するための手段として、次のような構成を採用する。
【0007】平板状のベース板と、このベース板の表面
に整然と並べて貼着する多数の表装切片とからなり、こ
の表装切片は、天然木を軸に交差する方向にスライスし
てなる木口切片であり、この木口切片は、整然と並べた
ときに、間断なく連続する平面を形成する形状の組合せ
からなることを要旨とする。
【0008】この構成では、化粧合板は、ベース板と表
装切片とからなり、ベース板は、耐力部材として機能
し、表装切片は、化粧材として機能する。また、表装切
片は、天然木の木口切片である。この木口切片は、天然
木を軸に交差する方向にスライスしたものであるため、
その表面には、選択された樹木固有の年輪模様が現れ
る。また、多数の木口切片は、並べて間断のない平面を
形成することができる形状の組合せとしたので、ベース
板の表面全体を覆うように貼着することができる。この
とき、ベース板の表面には、木口切片の形状自体の組合
せによる幾何学模様と、各木口切片の年輪模様との組合
せ模様が表現される。
【0009】なお、天然木から木口切片を切り出す際の
スライス角度は、天然木の軸方向を基準にして、30度
から90度の範囲とすることができる。すなわち、スラ
イス角度を変化させることで、同じ天然木の同じ部分で
あっても、木口切片に異なる年輪模様を表現することが
できるとともに、スライス角度が30度ないし60度の
範囲では、良好な鉋仕上げが可能となり、30度以下で
は、天然木の木口面特有の年輪模様の特徴が失われてく
る。なお、天然木の軸方向とは、木材の芯が連続する方
向のことである。
【0010】また、化粧合板は、平板状のベース板と、
このベース板の表面に整然と並べて貼着する多数の表装
切片とからなり、この際の表装切片して、天然竹を軸に
沿って割り出し、その裏面に貼着平面を形成してなる竹
材切片とする構成を採ることができる。
【0011】竹材は、軸方向に沿って簡単に割り出すこ
とができるが、この際の断面形状が弧状になるため、そ
のままでは、ベース板に貼着することができない。そこ
で、裏面側に貼着平面を形成することで、ベース板に貼
着することができる。なお、天然竹の軸とは、竹材を円
筒と考えた場合における円筒の中心軸のことである。
【0012】竹材切片については、これを編組みした上
でベース板に貼着することができる。編組みした竹材切
片は、それのみで平面を保つ自己形状維持力はないが、
これをベース板に貼着することで、板材としての耐力を
獲得し、表面が編組み模様である化粧合板を得ることが
できる。
【0013】天然木からなる表装切片についても、ま
た、天然竹からなる表装切片についても、表装切片は、
ベース板に貼着する前に脱脂処理することができる。脱
脂処理によって樹脂成分を除去することができるので、
樹脂成分の経時的な変色に起因する日焼け現象を軽減す
ることができる。
【0014】また、表装切片は、ベース板に貼着する前
に染色処理することができる。これによって、化粧合板
の色調を随意に調整することができるので、例えば、イ
ンテリアデザイン上の適用範囲を拡大することができる
他、ベース板の表面に色調の異なる表装切片の組合せに
よる色模様を作出することができる。
【0015】表装切片の目地には、色目地材料を充填す
ることができる。これによって、ベース板に貼着された
各表装切片が、色目地材料によって隈取りされたような
状態となり、表装切片自体の形状が明確に表現される
で、幾何学模様が強調される他、用いる色目地材料の色
相を選択するよって化粧合板全体の色調を調整すること
も可能である。
【0016】ベース板は、その表装切片を貼着した面を
透明耐水性の被覆剤で被覆することができる。被覆剤が
透明であることによって、表装切片による美観を損ねる
ことなく、化粧合板に耐水性を付与することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0018】化粧合板10Aは、ベース板20と、ベー
ス板20の片側の表面に整然と並べて貼着する多数の表
装切片30とからなる(図1(A)、(B))。なお、
同図(A)は、化粧合板10Aの全体を示す斜視図であ
り、同図(B)は、化粧合板10Aの任意箇所の部分断
面図である。
【0019】ここで、ベース板20として用いているの
は、中間の石膏層21bを表裏両面側からパルプ層21
a、21aで挟み込んで平板状に形成してなる石膏ボー
ド21である(図1(B))。この石膏ボード21の縦
横寸法は、0.92メートルを基準寸法として設定さ
れ、幅0.92メートル、長さ1.84メートルの定尺
板である(図1)。ただし、ベース板20は、他の規格
であっても、無規格のものであってもよい。
【0020】一方、表装切片30は、天然木を、その木
口面に沿って等しい厚みに順次にスライスした多数の木
口切片31、31…からなる。各木口切片31は、厚さ
3ミリメートル、一辺が約45ミリメートルの正方形の
カード状に形成され、一枚のベース板20について、約
800枚の木口切片31、31…が間断なく整然と並べ
て貼着されている。また、並べたときに隣り合う木口切
片31、31…相互間の目地部分には、色目地材料40
が充填されている。
【0021】この表装切片31、31…は、杉の間伐材
を約45ミリメートル角の角材に挽いたものをスライス
したものである(図2)。ここで、杉材が四つ割りの角
材に挽かれている場合、角材の木口面には、同心円状に
形成された年輪の中心から90度分相当の年輪31nの
模様が表れる。この年輪31nの状態は、角材の全長に
ついてほぼ一定しており、したがって、1本の角材から
ほぼ同一の年輪模様の多数枚の木口切片31、31…を
得ることができる。
【0022】このような木口切片31、31…は、ラン
ダムに配列することができる他、意図的に配列すること
によって、同じ木口切片31、31…を用いても異なる
表面模様の化粧合板10A、10B、10Cを製造する
ことができる(図2ないし図4)。すなわち、図2に示
す化粧合板10Aは、90度分の弧状の年輪31n、3
1n…が、S字を描いて連続的に展開するように意図的
に配列した例である。また、図3示す化粧合板10B
は、四つ割に加工する前の同心円状の年輪31n、31
n…をベース板20上に再現するように配列した例であ
る。また、図4に示す化粧合板10Cは、別の年輪模様
の木口切片31、31…をランダムに配列した例であ
る。
【0023】これらの化粧合板10A、10B…は、い
ずれも、ベース板20として石膏ボード21を用いたも
のであるが、ここで、ベース板20を選択する際の考え
方を説明する。いずれの化粧合板10A、10B…にお
いても、ベース板20は、化粧材である表装切片30に
よって完全に被覆されて見えなくなるものであるから、
ベース板20は、専ら、用途に対応する強度と耐久性と
の観点から選択することができる。例えば、化粧合板1
0Aを外装材として使用する予定のときは、ベース板2
0には、耐水性ラワンベニヤ合板のように耐候性の高い
ものを選択し、天井材等、施工後において外力や水気が
加わる可能性が低い箇所に用いる場合は、石膏ボードや
薄手のラワンベニヤ合板等の経済的な材料を選択するこ
とができる。また、壁面の腰板等のように、ある程度の
強度が要求されるような箇所に用いる場合には、必要な
板厚を有する材料を選択するようにする。
【0024】このような化粧合板10A、10B、10
Cは、いずれも、次のような手順で製造することができ
る(図5ないし図8)。これを化粧合板10Aを代表例
として説明する。
【0025】最初は、化粧材としての木口切片31、3
1…を切り出す作業である。この作業に際しては、良好
な切断面を得ることができることを基準として適当な木
工機械を選択する。これは、木材の木口面は、一般に研
磨以外の仕上げ加工が困難であるからである。ここで
は、ラワンベニヤ合板等の板材の裁断用に多用されるパ
ネルソー70を利用する例を示す(図5)。
【0026】パネルソー70は、概ね、上下の縁部にガ
イドレール72、72を設けた台板71と、上下のガイ
ドレール72、72間に移動自在に係合し、カットする
材料用材M1、M1…の位置を規制する一対の突当て板
73、74と、円盤形の鋸歯75cを備え、台板71の
裏面側に配置される駆動モータ75等を主要部材として
なる。突当て板73、74は、通常、図示しない制御盤
に数値を入力することにより自動的に位置決めされる。
台板71には、突当て板73、74と平行にスリット7
1sが形成され、鋸歯75cの一部は、スリット71s
を介して台板71の表面側に突出している。駆動モータ
75は、鋸歯75cを伴ってスリット71sに沿って矢
印A1、A1方向に往復移動することができる。また、
一方の突当て板73は、駆動モータ75の一往復毎に材
料用材M、M…をその長手方向、つまり、元の天然木の
軸方向A2に沿って間欠的に送り出すように作動する。
【0027】材料用材M1、M1…は、作業効率を上げ
るため、その断面形状を必要な木口切片31の平面形状
と同一に成形したものを、パネルソー70の台板71上
に多数本並べて一挙にカットするようにするのがよい。
図5では、15本の材料用材M1、M1…が並べてあ
り、突当て板73、74は、1カットにつき4ミリメー
トルの送り量にセットしてある。ここで、鋸歯75cの
切断代が1ミリメートルであるものとすれば、パネルソ
ー70を運転することによって、1カットにつき厚さ3
ミリメートルの木口切片31、31…を15枚づつ切り
出すことができることとなる。
【0028】したがって、例えば、各材料用材M1の長
さが1.8メートルであり、最後の10センチメートル
前後が有効にカットできないものとして計算すると、各
材料用材M1について約420カットすることが可能で
あり、全体としては、この15倍の6300枚の木口切
片31、31…を得ることができる。すなわち、化粧合
板10Aの場合は、7枚分以上の木口切片31、31…
が得られるのであり、この数字は、材料コストを低く抑
えることができることを示唆している。
【0029】切り出した木口切片31、31…は、材料
用材M1の性質や状態によっては、ベース板20に貼着
する前に脱脂処理および染色処理することもできるが、
これらの各処理については後述するので、ここでは、切
り出したものをそのまま用いるものとして、次工程の説
明をする。
【0030】次工程は、多数の木口切片31、31…を
整然と並べる作業である(図6)。先ず、一枚の化粧合
板10Aに要する枚数の木口切片31、31…をカウン
トし、ベース板20の大きさより大きい縦横寸法の適当
なテーブルF1の上に特別な配慮をすることなく散在さ
せる(同図(A))。ただし、この際には、木口切片3
1、31…が互いに重なり合うことがないように手を加
えるものとする。なお、木口切片31、31…のカウン
トは、一枚づつ数える必要はなく、適当なゲージと木口
切片31、31…を重ねたときの厚さを比較することに
よって、手早く完了することができる。
【0031】また、テーブルF1には、木口切片31、
31…の整列作業に便利であると思われるクランプ装置
80を取り付けてある。このクランプ装置80は、4本
のアーム81、81…を角枠状に組んでなる。各アーム
81の一端は、隣接するアーム81に対して、直角を維
持しながらスライドするように連結され、全体として
は、4本のアームによって形成される角枠の大きさを縦
方向、横方向ともに独立して自在に変化させることがで
きる。また、各アーム81の端部には、ロックねじ81
aが取り付けられており、このロックねじ81a締め込
むことによって、任意の位置に固定することができるも
のである。
【0032】そこで、クランプ装置80のアーム81、
81…を、それぞれ、矢印A3、A3…の方向にスライ
ドさせて角枠を小さくすると、散在していた木口切片3
1、31…は、アーム81、81…に押されてテーブル
F1の中央部分に集まり、最終的には、枠の形状に倣っ
て整列する(同図(B))。この際、多数の木口切片3
1、31…中には、斜め姿勢になって互いに噛み合って
しまうものがあるので、修正する必要がある。また、こ
の種のクランプ装置80は、直角を維持する力に乏しい
ので、テーブルF1上に直角の基準線等を設けておい
て、アーム81、81…の姿勢の目安とすることが好ま
しい。なお、化粧合板10Aを大量に量産するには、専
用の治具を準備した方が能率を上げることができる。
【0033】次は、整列した木口切片31、31…をベ
ース板20に貼着する作業である(図7)。この作業
は、片面に接着剤Bを塗布したベース板20をアーム8
1、81…内に落とし込むようにして木口切片31、3
1…上に載せ(同図(A))、簡単に加圧することで終
了する。各木口切片31は、その重量に対する接着面積
が大きいので、接着剤Bは、特に強力なものである必要
はなく、一般に、木工用として供給されている酢酸ビニ
ルエマルジョン系のもので足りる。しかし、化粧合板1
0Aを外装用途に用いる場合には、より耐水性の高い接
着剤を用いることが好ましい。
【0034】次いで、クランプ装置80を緩めて化粧合
板10Aを取出し、平面性の高いパレットF2等の上に
順次に重ね置きし(同図(B))、接着剤Bの乾燥を待
って化粧合板10Aが完成する。なお、接着剤Bが乾燥
するまでの間は、重ねた化粧合板10A、10A…相互
間に、柔軟性を有するシートS1、S1…を挟み込んで
おくことが好ましい。重ね置きするのは、化粧合板10
A、10A…の反りを防止するためであり、したがっ
て、最上位置の化粧合板10A上には、押さえ用のウェ
イトとして適当な板材等を載せ置くのがよい。
【0035】表装切片30としての木口切片の形状の要
件は、平面的に整然と並べたときにおいて、相互間に間
断が生じないように組み合わせることができることであ
り、このことから、木口切片の組合せは、そのような条
件を満たすことのできる様々の組合せ形態をとり得る
(図8、図9)。
【0036】例えば、図8(A)示すものは、正方形の
木口切片31、31…と、その一辺を長辺とする長方形
の木口切片32、32…と、その短辺を一辺とする小さ
な正方形の木口切片33、33…との組合せ例である。
この組合せにおける基本パターンは、小さい正方形の木
口切片33を中央にして短辺側で挟み込むように4個の
長方形の木口切片32、32…が十字形に集合し、その
十字形をなした木口切片33、32…の四方の角隅に大
きな正方形の木口切片31、31…を配置したパターン
である。そして、この基本パターンは、一部の木口切片
31、32を共有するようにして繰り返される。
【0037】また、図8(B)に示すものは、縦横の比
率が2対1の長方形の木口切片32、32…を組み合わ
せた例である。この組合せの最小の基本パターンは、ど
の木口切片32、32に着目するかによっても異なる
が、特定の一個の木口切片32の長辺に別の木口切片3
2の短辺を対応させて差し金形に配置したパターンであ
る。なお、これらのように、木口切片が方向性を有する
形状のものである場合や、異なる形状のものが混在する
ものである場合は、木口切片31、32…の配列作業
は、手作業で実施する必要がある。
【0038】同様に、図9(A)に示すものは、小さな
正方形の木口切片33、33…と、その一辺を一辺とす
る正八角形の木口切片34、34…とを組み合わせた例
である。この組合せにおける基本パターンは、正八角形
の木口切片34の互いに隣接しない四辺に、それぞれ、
正方形の木口切片33、33…を対応させたパターンで
あり、そして、この基本パターンは、小さな正方形の木
口切片33、33…を共有するようにして繰り返され
る。また、図9(B)に示すものは、正六角形に形成し
た多数の木口切片35、35…を蜂の巣状に組み合わせ
た例である。
【0039】なお、ここで使用する正六角形または正八
角形の木口切片34、35は、断面の形状を正六角形ま
たは正八角形とした材料用材を、図5において説明した
パネルソー70等を用いて木口面に沿ってスライスする
ことによって、簡単に製造することができるとともに、
正六角形または正八角形の材料用材は、角材を電動の面
取り盤等を利用して面取り加工することによって、これ
も容易に得ることができる。
【0040】なお、正六角形の木口切片34、正八角形
の木口切片35のように円に近い形状の木口切片は、単
なる丸太材を所定の厚さにスライスした後に、正六角形
や正八角形の型を用いて型抜きすることによって製造す
ることもできる。また、このような形状の木口切片3
4、35の場合は、極く大きなサイズのものが得られる
ので、大柄の模様の化粧合板を得ることができる。
【0041】木口切片は、材料用材M1を斜めにスライ
スして形成することができる(図10)。通常の製材方
法によれば、材料用材M1の軸方向A2は、天然木の軸
方向A2に一致している。材料用材M1は、実用上、こ
の軸方向A2に対するスライス角度θ1が、約30度か
ら約90度の範囲内で切断することが好ましい。同図
中、切断線a−aは、スライス角度θ1が90度である
場合を示し、切断線b−bは、スライス角度θ1が30
度である場合を示している。ここで、材料用材M1が、
断面正方形の芯持材であるものとすれば、切断線a−a
で切断して得られる木口切片31の平面形状は、正方形
であり、その年輪31nは、普通の同心円状になって現
れる。他方、切断線b−bで切断して得られる木口切片
36の平面形状は、一辺が他辺の約2倍に間延びしたよ
うな長方形となり、その年輪36nは、楕円角度にして
25度前後の楕円の同心円状になって現れる。
【0042】このような木口切片36は、年輪36nの
模様が一方向に間延びしていることにより、あたかも孔
雀が羽を広げたような全体模様の化粧合板10Dが得ら
れるとともに、各木口切片36の一対の側面36s、3
6sが、斜め上向きと斜め下向きに形成されるので、隣
接する木口切片36、36…の上向きの側面36sと下
向きの側面36sとを対応させるように組み合わせて、
任意のベース板20に貼着することができる(図1
1)。そして、このように貼着することで、全ての木口
切片36、36…の軸方向A2が斜め上向きに揃う。し
たがって、化粧合板10Dの表面は、木口切片36の木
質繊維が逆目とならない方向、すなわち矢印A4方向に
鉋仕上げをすることが可能である。
【0043】なお、鉋仕上げをするためには、一般に、
針葉樹材は、広葉樹材よりスライス角度θ1を小さく設
定した方がよく、また、広葉樹材の中には、特に未乾燥
状態において、スライス角度θ1が90度付近でも良好
に鉋仕上げをすることができるものがある。これは、木
質を形成している繊維素の性質等の相違に基づくものと
考えられる。
【0044】次いで、順次に、脱脂処理、染色処理、色
目地材料の充填、透明耐水性の被覆の形成について説明
する。なお、これらの処理は、使用する材料用材との関
連において、必要に応じて実施するものである。また、
各処理中、脱脂処理と染色処理は、表装切片30をベー
ス板20に貼着する前に実施し、その他は、貼着後に実
施するものとする。
【0045】脱脂処理は、木口切片31、32…に含ま
れる樹脂成分を適当に除去することによって、樹脂成分
の経時的な変色に起因する木口切片31、32…の日焼
け現象を軽減し、切り出した当初の木質の新鮮な色調を
長期間維持するための処理である。この処理は、最も簡
単には、木口切片31等を一まとめにして金網の籠等の
容器に入れ、これを容器ごと煮沸状態のお湯に浸けて1
5分程度晒すことによって済ませることができる。
【0046】なお、お湯に晒す時間は、木口切片31等
の切り出す材料用材の種類や、木口切片31、32…の
切断厚さによっても異なるので、お湯の色の変化を観察
して目安としてもよい。すなわち、お湯の色が赤茶色に
なってきたら、一応樹脂成分が適当に抜けたということ
である。この方法は、薬品を使わないので脱脂後の水洗
い作業を省略することができる他、処理後のお湯も、そ
のまま廃棄することができる。また、木口切片31、3
2…の乾燥は、自然乾燥に委ねれば足りる。この際、日
光の直射に当てると木口切片31、32…にひび割れが
生じたり、反りが生じたりする原因となるので陰干しに
するようにする。
【0047】単なる水による脱脂が困難な材質の場合
や、より脱脂の程度を高めたい場合には、化成ソーダの
0.5パーセント水溶液を加熱して用いる。この場合
は、脱脂後、よく水洗いをして乾燥させることが必要で
ある。
【0048】染色処理は、無処理の木口切片31、32
…または脱脂処理後の木口切片31、32…に対して実
施する。この処理は、木口切片31、32…の年輪等の
木質感を損ねることなく、その色調に変化を付与するこ
とを目的として行なう処理である。したがって、この処
理に用いる着色剤は、染料であり、顔料を用いることは
できない。また、染料であれば、特別の薬剤である必要
はなく、木材用として提供されているものを任意に用い
ることができる。なお、皮革用として提供されている染
料も支障なく利用することができる。
【0049】染色処理用の染料は、適当な濃度に希釈し
た上、スプレー装置等を利用して整列した木口切片3
1、32…に噴霧する方法が経済的である。しかし、こ
の方法では、着色の有無によって木口切片31、32…
に裏表が生じるので、ベース板20に貼着する際に、木
口切片31、32…の表裏を選別する必要が生じるとい
う難点がある。このような難点を回避するには、多量の
染料中に木口切片31、32…浸漬するのがよい。この
方法は、作業能率もよく仕上がりも良好である。
【0050】色目地材料40の充填は、例えば、木口切
片31、31…の収縮等に起因してベース板20に貼着
した木口切片31、31…相互間に生じる目地を利用し
て木口切片31、31…の形状を明確にすることを目的
とする処理である(図1(B図))。この処理は、無処
理または染色処理した木口切片31、31…のいずれを
用いる場合についても実施することができる。色目地材
料40としては、素材そのものの地色または意図的に着
色した砥粉が好適である。砥粉の着色は、砥粉を練る際
に、木材用の水性染料や布用の染め粉を適量混入するこ
とによって随意の色相の砥粉を得ることがでいる。
【0051】砥粉は、適度な粘度に練り上げた上、ベー
ス板20に貼着した木口切片31、31…上に適量を取
り分け、へらや木片のような物を利用して全体的に押し
拡げるようにして目地に塗り込む。この際には、木口切
片31、31…の表面に砥粉ができるだけ残らないよう
にする。
【0052】この後、砥粉の乾燥を待って木口切片3
1、31…の表面に付着した砥粉を取り除く。砥粉の除
去は、家内工業的には、電動のサンダ等を利用して木口
切片31、31…の表面を研磨することで実施できる
が、大量生産するには、大径のポリッシュロールと集塵
機とを備えるポリッシャを利用するのがよい。この工程
によって、木口切片31、31…表面の砥粉が払拭さ
れ、目地部分だけに残るので、各木口切片31の輪郭部
分が砥粉の線によって隈取りされたようになり、各木口
切片31の形状を明確にすることができる。
【0053】化粧合板10A等を外装用に用いる場合に
は、そのベース板20の表装切片30を貼着した面を透
明耐水性の被覆剤で被覆することができる。被覆剤とし
ては、アクリル系、ウレタン系、ビニル系の合成樹脂を
含む透明塗料が好適である。なお、これらの塗料は、耐
久性に若干の相違があるので、化粧合板10A等の具体
的な用途によって選択するものとする。また、塗料の塗
布は、通常の板材に塗料を塗布する要領で実施すること
ができる。すなわち、塗布手段は、はけ塗りであっても
よく、吹付けであってもよく、ローラ塗りであってもよ
い。この工程によって化粧合板10A等にに耐水性を付
与することができるとともに、木口切片31等の表装切
片30に濡れた感じを与え、その年輪模様を一層引き立
たせることができる。なお、厚い被覆を必要とする場合
には、例えば、木口切片31、31…の表面にアクリル
系の塗料を塗布し、この塗料を接着剤として薄手のアク
リル板を貼り付けてもよい。塗布手段では容易に得られ
ない厚い被覆を一気に形成することができる。
【0054】次いで、表装切片30として、天然竹から
なる竹材切片37、38を利用する化粧合板10E、1
0Fについて説明する(図12、図14)。
【0055】化粧合板10Eは、ベース板20としての
ラワンベニヤ合板22の表面に多数の竹材切片37、3
7…を貼着してなる(図12)。各竹材切片37の平面
形状は、短辺が約3センチメートル、長辺が約25セン
チメートルの長方形に形成されており(同図(A))、
その横断面形状は、厚さの薄い蒲鉾形になっている(同
図(C))。すなわち、各竹材切片37の表面側は、天
然竹の表面の曲面がそのまま現れており、裏面側は、ベ
ース板20に貼着するために平面に削り出され、貼着平
面37pとなっているのである(同図(B)、
(C))。多数の竹材切片37、37…は、長手方向に
揃えて長手方向に半幅づつずらせ、タイル張りや煉瓦積
みで言うところの破れ目地を形成するように、整然と並
べてベース板20に貼着されている。なお、図12の
(b)、(C)は、それぞれ、同図(A)のX−X線、
Y−Y線矢視断面図である。
【0056】このような竹材切片37は、例えば、次の
ように製造することができる(図13)。材料となる竹
材37Cには、孟宗竹の太いものを選定する。これを竹
材切片37の長さ相当に小切り、切断線c−cで示すよ
うに外周の8等分位置を軸方向A2に沿って割断する。
次いで、割断された各竹片37Bの内側を切断線d−d
位置で削除することによって、貼着平面37pを有する
竹片37Aを得ることができる。この竹片37Aの両側
の側面部分には、割断したときの斜面が残っているの
で、切断線e−e位置で側面部分を貼着平面37pに垂
直に整えることによって、竹材切片37を得ることがで
きる。なお、竹材切片37は、その木口面の表面側の角
部37tを切断線f−f位置で面取りすることにより、
ベース板20に貼着したときの目地位置を明確にするこ
とができる。また、竹材切片37は、節を含むものであ
っても差し支えない。節の存在によって一層自然な感じ
が表現できる。
【0057】竹材切片は、例えば、格子状に編組みした
上でベース板20に貼着することもできる(図14)。
この態様における竹材切片38、38…は、真竹の表皮
部分を均等幅の薄いベルト状に削いだものであり、これ
は、竹工芸品によく見られると同様の手法で製造するこ
とができる。多数本の竹材切片38、38…は、縦方向
と横方向とに配置され、交差する部分の上下関係を、縦
横いずれの方向についても交互に変えるように網組みさ
れ、全体としては、殆ど目透かし部分のない格子状に編
み上げられている。このように網組みされた竹材切片3
8、38…は、木口切片31等のように整然と並べる作
業を要しないので、ベース板20に貼着するのが極めて
容易である。この際、網組みされた竹材切片38、38
…は、均等配置された多点の点付け状態でベース板20
に貼着されることとなる。これによって、表面が網組み
模様の化粧合板10Fを得ることができる。
【0058】竹材切片37、38を利用した化粧合板1
0E、10Fは、和風の趣が豊かであり、和風レストラ
ンやホテル、すし店舗、茶室等の建築物に好適な内装材
料となる。なお、竹材切片38は、格子状の他、様々な
網組みが可能である。また、脱脂処理、染織処理、色目
地材料の充填、透明耐水性の被覆剤による被覆処理等の
各処理は、必要に応じて竹材切片37、38および竹材
切片37、38を貼着した化粧合板10E、10Fにつ
いても実施することができる。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の化粧合
板は、平板状のベース板と、ベース板の表面に貼着する
多数の表装切片とからなり、この表装切片は、天然木の
木口切片または天然竹からなる竹材切片であり、そし
て、木口切片の材料としては、通常の用材のように、一
定の長さや太さを有することが要求されないので、間伐
材や必要な用材を切り出した残りの端材、また、通常は
廃棄されてしまうような細い枝材等の不要材を利用する
ことが十分に可能であり、しかも、木口切片は、年輪模
様が現われた木口面を表面側にして整然と配列されるの
で、天然素材を利用するものとしては、従来見られない
新規な風合いを有する化粧合板が得られる。一方、竹材
は、用途が竹工芸品等に限られていたが、これを竹材切
片としてベース板に貼着することによって、同様に、新
規な風合いを有する化粧合板として大量に利用すること
ができるという効果を奏する。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】木口切片を用いた化粧合板の全体を示す斜視図
と、その要部の断面図である。
【図2】木口切片の模様を示す化粧合板の要部の平面図
である。
【図3】木口切片の模様を示す別の化粧合板の要部の平
面図である。
【図4】木口切片の模様を示す別の化粧合板の要部の平
面図である。
【図5】木口切片の製造方法の説明図である。
【図6】木口切片の整列方法の説明図である。
【図7】木口切片の貼着方法の説明図である。
【図8】木口切片の形状と配列例を示す説明図である。
【図9】木口切片の形状と配列例を示す説明図である。
【図10】木口切片の切断角度の説明図である。
【図11】別の化粧合板の要部の断面図である。
【図12】竹材切片を用いた化粧合板の要部の平面図
と、その断面図である。
【図13】竹材切片の製造方法の説明図である。
【図14】竹材切片を用いた別の化粧合板の要部の平面
図である。
【0061】
【符号の説明】
A2 軸方向 θ1 スライス角度 10A、10B、10C、10D、10E、10F
化粧合板 20 ベース板 30 表装切片 31、32、33、34、35、36 木口切片 37、38 竹材切片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のベース板と、該ベース板の表面
    に整然と並べて貼着する多数の表装切片とからなり、該
    表装切片は、天然木を軸に交差する方向にスライスして
    なる木口切片であり、該木口切片は、整然と並べたとき
    に、間断なく連続する平面を形成する形状の組合せから
    なることを特徴とする表面に天然素材の切片を配列した
    化粧合板。
  2. 【請求項2】 前記木口切片のスライス角度が、前記天
    然木の軸方向を基準にして、30度から90度の範囲で
    あることを特徴とする請求項1記載の表面に天然素材の
    切片を配列した化粧合板。
  3. 【請求項3】 平板状のベース板と、該ベース板の表面
    に整然と並べて貼着する多数の表装切片とからなり、該
    表装切片は、天然竹を軸方向に沿って割り出し、裏面に
    貼着平面を形成してなる竹材切片であることを特徴とす
    る表面に天然素材の切片を配列した化粧合板。
  4. 【請求項4】 前記竹材切片を編組みした上で前記ベー
    ス板に貼着してなる請求項3記載の表面に天然素材の切
    片を配列した化粧合板。
  5. 【請求項5】 前記表装切片を前記ベース板に貼着する
    前に脱脂処理してなる請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載の表面に天然素材の切片を配列した化粧合板。
  6. 【請求項6】 前記表装切片を前記ベース板に貼着する
    前に染色処理してなる請求項1ないし請求項5のいずれ
    かに記載の表面に天然素材の切片を配列した化粧合板。
  7. 【請求項7】 前記表装切片の目地に色目地材料を充填
    してなる請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の表
    面に天然素材の切片を配列した化粧合板。
  8. 【請求項8】 前記ベース板の前記表装切片を貼着した
    面を透明耐水性の被覆剤で被覆してなる請求項1ないし
    請求項7のいずれかに記載の表面に天然素材の切片を配
    列した化粧合板。
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