JP2000140987A - エルボ形の流体金具及びその製造方法 - Google Patents

エルボ形の流体金具及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体ホーニングなどを使用する場合のように
大幅なコスト高を招くコンタミの除去工程を必要とする
ことなく、しかも、コンタミの問題を解消することがで
きるエルボ形の流体金具及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 棒状の中実材料を冷間で鍛造加工するこ
とにより第1穴を形成して、第1端部を開放形状にし、
第2端部を閉じた形にし、第1端部と第2端部との間に
位置する中間部を中空にする工程と、第1端部を冷間鍛
造で絞り加工して、第1端部の内径を小径に絞り、その
結果、中間部の内径を第1端部の内径よりも大きくする
工程と、中間部の内径よりも小さな径の第2穴を中間部
又は第2端部の一部に形成して、第1穴と第2穴を交差
させる工程と、その第2穴にパイプ材を固定して、第1
穴、第2穴及びパイプ材の穴によって貫通穴を形成する
工程を含み、少なくとも第1穴とパイプ材の穴を鏡面に
することを特徴とするエルボ形の流体金具の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水圧機器、油圧機
器や空気圧機器などのように高圧流体の経路を有する装
置(原子力機器、高圧のジェットノズル装置、高圧切断
装置などを含む)に適したエルボ形(90度のみでなく
45度その他の角度を含む)の流体金具及びその製造方
法に関するものである。この種の流体金具の例は、高圧
ホースを接続する口金具や接続アダプターである。もち
ろん、本発明は、高圧のみでなく、低圧の各種流体配管
に使用する継手にも適用できる。
【0002】
【従来の技術】エルボ形の流体金具は、水圧機器、油圧
機器や空圧機器などに使用されている。
【0003】従来のエルボ形の流体金具は、まずエルボ
形に中実の材料を形成し、そのあと、両方の端面からド
リルを使用して切削加工により穴を形成していた。つま
り、それら2本の穴を交差させ、断面ほぼL字状の貫通
穴を形成していた。貫通穴の径が大きいときは、ドリル
以外に、チップなどを使用して、貫通穴を形成すること
もある。いずれにしても、交差する2本の穴は切削加工
により形成していた。
【0004】エルボ形流体金具の穴が小さな径である場
合には、ドリル以外で穴を形成することはほとんど不可
能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ドリルなどの切削加工
により流体金具の穴を形成する場合には、コンタミ(切
削加工により生じる切粉その他を総称してコンタミと呼
んでいる)の問題が発生することが多かった。
【0006】例えば、流体金具の内部の穴をドリルで加
工すると、切粉の処理具合が悪くなる。切削加工により
生じた切粉がドリルの背中で穴内面に押さえ付けられて
しまい、切粉の一部が穴表面に固着してしまう。さら
に、切粉以外にも、加工面に突起が加工により形成され
がちである。
【0007】このような切粉の固着や加工により形成さ
れた突起がコンタミ問題の典型例である。このようなコ
ンタミの除去は実際上極めて困難であった。
【0008】従来、この種のコンタミは、フラッシン
グ、液体ホーニング、リーマー通し等によって除去して
いた。
【0009】しかし、このような従来のコンタミの除去
方法では、コスト高になるばかりでなく、コンタミを完
全に取り除くことが極めて困難であった。
【0010】コンタミを残したまま流体金具を使用する
と、使用の経過とともに、コンタミの一部が流体金具の
穴内面から少しずつ剥がれるようになる。すると、その
剥がれて遊離したコンタミが下流に流れていき、油圧機
器や空圧機器のトラブルの原因となる。例えば、シリン
ダーにコンタミが流れ込むと、シリンダー又はシール材
に傷が生じ、その結果、油圧や空圧が所望の値まで上が
らなくなり、所定の馬力が出なくなる。それにより油圧
機器の機能低下が生じる。また、バルブ、配管経路その
他に種々のトラブルが起こりやすくなる。油圧経路や空
圧経路の一部にフィルターが設けられている場合には、
コンタミがフィルタの目詰まりの大きな原因ともなる。
この場合には、空圧機器や油圧機器が所望の状態で作動
しなくなる。
【0011】この種のトラブルの中でも、とくに199
8年6月に本州四国連絡橋の橋げたのワイヤ切断により
複数の犠牲者が出た事故が注目されている。その事故の
原因の1つが油圧系統の故障によるものであると推測さ
れているからである。ワイヤの強度不足であるという説
もあるが、油圧機器の一部に前述のようなコンタミの問
題が発生し、シリンダーやシール材に傷が発生し、ある
いはノッキングが発生し、その結果、油圧機器の能力低
下や誤作動を招き、事故が生じたのではないかと推測さ
れているのである。
【0012】この種の油圧機器で問題とされるコンタミ
は、大きさが0.4mm以下で、重量が0.005g以
下である。このような寸法のコンタミを完全に除去する
ことは、従来はほとんど不可能であった。とくに、流体
金具をドリルの切削加工によって行う場合には、このよ
うなコンタミはほとんど除去不可能であると考えられて
きた。
【0013】そこで、前述のようにドリル加工後に液体
ホーニング等の技術によりドリル加工後にコンタミの除
去を試みてきた。その場合には、製造コストが大幅に増
加してしまい、その点から採用が困難視されている。
【0014】本発明の目的は、液体ホーニングなどのよ
うに大幅なコスト高を招く除去工程を必要とすることな
く、しかも、コンタミの問題を解消することができるエ
ルボ形の流体金具及びその製造方法を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段は各請
求項に記載のエルボ形の流体金具及びその製造方法であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明においては、エルボ形の流
体金具に形成されている貫通穴を可能なかぎり広い領域
にわたって鏡面で形成する。とくに貫通穴を冷間鍛造で
形成して、それにより形成された面を鏡面にする。後述
の第1穴とパイプ材の穴を鏡面にするのが好ましい。必
要に応じて、化学溶解や電解ポリッシングの処理を施し
て、より好ましい鏡面にする。
【0017】また、その鏡面にさらにコーティング層
(たとえばメッキ層など)を形成することも可能であ
る。
【0018】本発明の好ましい実施例によるエルボ形の
流体金具の製造方法は、棒状の中実材料を冷間で鍛造加
工することにより第1穴を形成して、第1端部を開放形
状にし、第2端部を閉じた形にし、第1端部と第2端部
との間に位置する中間部を中空にする工程と、第1端部
を冷間鍛造で絞り加工して、第1端部の内径を小径に絞
り、その結果、中間部の内径を第1端部の内径よりも大
きくする工程と、中間部の内径よりも小さな径の第2穴
を中間部及び/又は第2端部の一部に形成して、第1穴
と第2穴を交差させる工程と、その第2穴にパイプ材を
固定して、第1穴、第2穴及びパイプ材の穴によって貫
通穴を形成する工程を含む。もちろん、これらの工程を
一部省略したり、各工程を変更したりしてもよい。
【0019】望ましくは、パイプ材を銅材によってロウ
付で固定する。とくに、第2穴の外側に径の大きな段部
を形成して、その段部にパイプ材をロウ付で固定するの
が好ましい。
【0020】本発明の好ましい実施例によるエルボ形の
流体金具は、第1端部が開放形状であり、第2端部が閉
じた形であり、第1端部と第2端部との間に位置する中
間部が中空であり、冷間鍛造で形成された第1穴が第1
端部から中間部まで存在しており、中間部の内径が第1
端部の内径よりも大きく、さらに、中間部の内径よりも
小さな径の第2穴が中間部及び/又は第2端部の一部に
形成されており、そのの第2穴にパイプ材がロウ付で固
定されており、第1穴、第2穴及びパイプ材の穴によっ
て貫通穴が形成されている。とくに、第2穴の外側に径
の大きな段部が形成されていて、その段部にパイプ材が
ロウ付で固定されていることが好ましい。中間部の内径
を第1端部の内径や第2穴の内径に比較して格段に大き
く設定して、貫通穴を流れる流体が中間部の中空で乱流
になる構成にしたり、逆に、中間部の内径を第1端部の
内径や第2穴の内径に比較してあまり大きく設定せず、
貫通穴を流れる流体が中間部の中空で乱流にならない構
成にすることもできる。
【0021】また、本発明による流体金具は、全体がエ
ルボ形になっていて、内部に貫通穴を有する。流体金具
の内部の少くとも長いほうの第1穴(縦穴)に関して
は、切削加工のない状態で形成するつまり冷間鍛造のみ
によって形成する。それに対して、短いほうの第2穴
(横穴)に関しては、エンドミルその他の切削加工によ
り形成する。そして、その切削加工した第2穴と冷間鍛
造した第1穴との境界部分は、軽く丸みが出るように面
取り加工して、そこから将来コンタミが出ないようにす
る。
【0022】第2穴の加工は従来と同様のエンドミルな
どの切削加工によるものでよい。第2穴は、距離が非常
に短くてもよいので、コンタミの出ないように加工する
ことは容易である。例えば、この第2穴の長さは2mm
以内とすることができる。
【0023】これに対し、第1穴は距離が長く、その部
分をドリル加工のような切削加工を行うと、すでに述べ
たようなコンタミ問題が生じる。この長い第1穴を冷間
鍛造で形成すると、従来のようなコンタミ問題は生じな
い。
【0024】切削加工により生じるキリコ、カエリ、ス
パッタは、冷間鍛造によれば、ほとんど生じない。少な
くとも重量が0.003mg以下でかつ寸法が0.2m
m以下となる。
【0025】また、第1穴と第2穴の交わるところは、
ブラシ等でバフ加工を行えば、簡単に角(とくにバリ)
を除去することができる。さらに、第2穴は、極めて距
離が短いので、例えば2mm以内とすることができるの
で、バフその他の工具を使ってより完全にコンタミの除
去を行うことが可能となる。
【0026】第2穴には、予め製造しておいたパイプ材
をロウ付で固着する。例えば、第2穴の外端を2段に形
成し、すなわち、より径の大きい穴を第2穴の外側に形
成し、その径の大きい段部にパイプ材の先端を密に挿入
してロウ付により溶着して固着する。
【0027】パイプ材をロウ付により固定することによ
り、流体の溶着部分からの漏れやコンタミの剥れといっ
た問題は起きず、強度も高く、非常に信頼性の高いもの
となる。
【0028】このように冷間鍛造の穴あけとロウ付によ
るパイプ材の固着を巧みに組み合わせることにより、従
来大きな問題となっていたコンタミの発生を完全に回避
することができるとともに、製造コストもさほど増加さ
せることなく、実用上有用な製品が製造可能となる。
【0029】パイプ材の穴についても、コンタミ問題の
生じない状態としておくことが望ましい。例えば、冷間
鍛造のみによってパイプ材を作るのが望ましい。
【0030】第1穴の中心線と第2穴の中心線は互いに
90℃又は45℃で交差する。他の角度で交差してもよ
い。いずれの場合も、第2穴とパイプ材の穴は共通の中
心線とするのが好ましい。
【0031】この発明による流体金具は特に圧力の高い
ホース継手として採用するとき、顕著な効果を奏する。
もちろん、本発明は、低圧の各種流体配管に使用する継
手にも適用できる。
【0032】しかも、コンタミ問題の発生に関して、非
常に信頼性の高いものとなるため、油圧機器や空圧機器
の分野にもたらす効果は非常に顕著なものとなる。
【0033】また、中間部の中空部分は、第1穴の入口
部分や第2穴と比較して大きな寸法の空間にしてもよい
が、全体をほぼ同一の内径を有する空間にしてもよい。
【0034】空間を大きくすることにより、流れを乱流
にすることができる。例えば、中間部の中空部分は、第
1穴の入口部分や第2穴よりも格段に大きな内部空間と
することにより、中間部における乱流の発生が容易とな
る。流れの途中で乱流を設けるのが望ましい流体金具に
とっては、これは極めて有利なものとなる。
【0035】逆に、乱流のない流れにすることも予め設
計できる。中間部分を全体的に同一内径とし、かつ、第
1穴と第2穴の直径を中間部の空間の径とほぼ等しくす
ることにより、乱流を極力形成しないような流れとする
ことも可能である。
【0036】また、中間部の中空部分が第2穴と比較し
て大きな寸法の空間である場合は、第2穴を形成すると
き、穴あけ工具(エンドミルなど)の先端が中間部の中
空部分の内壁を擦る可能性がなくなる。その結果、製品
の不良発生率が格段に減少する。第1穴の全長がほぼ同
一の径である場合は、穴あけ工具(エンドミルなど)の
先端が少しでも所定の中心を外れたとき、穴あけ工具
(エンドミルなど)の先端が中間部の中空部分の内壁を
擦る。すると、その部分はコンタミが発生しやすい状態
になる。つまり、ドリル切削加工により生じた切粉がド
リルの背中で中間部の中空部分の内壁面に押さえ付けら
れてしまい、切粉の一部が内壁表面に固着してしまうの
である。また、有害な傷やバリが生じることもある。本
発明は、このような問題を解消できる。
【0037】さらに、本発明によれば、棒状の中実材料
を使用して冷間鍛造によって第1穴のある主要部分を製
造することができるので、製造時間を大幅に短縮でき
る。また、第1穴の加工硬化によって部品の強度が向上
する。なぜなら、金属線が切れることなく連続して流れ
るように配置されるので、強度が大となるからである。
さらに、冷間での鍛造加工によると、熱処理と表面処理
工程の省略が可能になり、その場合、省エネルギー効果
が大きい。熱処理による歪を避けることもできる。それ
によって仕上り寸法精度を向上できる。材料のムダ使い
がなくなる。つまり省資源効果が大である。
【0038】パイプ材の接合方法には、溶接、はんだ
付、圧着、ボルト締め、接着材による接合、ロウ付けが
あるが、ロウ付けには他の接合方法にはみられない特徴
がある。すなわち、溶接では母材の溶融温度以上に接合
部を加熱する必要があるが、ろう付けは、母材の融点以
下の温度で作業が可能である。したがって、熱歪み、残
留応力、母材の劣化を最小限に抑えることができる。接
合部の設計を工夫することによって母材と同等あるいは
それ以上の強度、靭性、耐震性、伸びを得ることが可能
である。とくに銅材や銀材によってロウ付けをすると、
サビの発生を回避しやすい。
【0039】総合的にみて、本発明によれば、生産コス
トが非常に低減できるばかりでなく、安全性が著しく増
加する。とくに、内壁面が鍛造加工面であるため平滑で
あり、サビが長期間発生しにくくなり、その結果、サビ
に起因するコンタミの発生が激減する。とくにその平滑
面が鏡面であると、非常に顕著な効果が得られる。
【0040】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明によるエルボ
形の流体金具とその製造方法の一例を説明する。
【0041】まず、図1〜4を参照して、本発明の第1
実施例を説明する。
【0042】油圧機器の流体金具に一般に使用されてい
る材料の中実丸棒材を所定寸法毎に切断して、図1に示
す材料片を数多く得る。このばあい、各片の第1端部の
端面11と第2端部の端面12は剪断面である。
【0043】次に、前述の各片について5段式などの冷
間鍛造機で鍛造を連続して行う。
【0044】鍛造の1、2段目では、図2に示すよう
に、まず第1端部25の端面11から予備穴21を軸芯
方向に形成し、一端開放の成形体を得る。続いて、鍛造
の2、3段目では、穴21よりも径の小さい予備穴22
を第1端部25の端面11の方から形成し、2段形状の
予備穴21,22を有する一端開放の成形体20を得
る。この成形体20は、全体的に見れば、コップに似て
いる。第2端部23は、予備穴22の底部を構成してお
り、その穴22の一端を閉じている。
【0045】図2に実線で示す中空成形体20において
は、第1端部25に形成された予備穴21が大きな内径
Hを有し、中間部24に形成された予備穴22が小さな
内径Gを有している。そして、中間部24の肉厚は第1
端部25の薄肉部の肉厚よりも大きくなっている。
【0046】鍛造の4段目では、図2に鎖線で示してあ
るように、中空成形体20の第1端部(薄肉部)25に
絞り加工を行って、穴21の内径Hを小さな径とする。
その結果、第1端部25は、小径Sを有する第1端部3
2となる。このとき、中間部24の肉厚と内径は実質的
に塑性変化を起さないようにする。したがって、中空成
形体20は、中間部24が同じ内径Gと厚肉を有したま
まで、第1端部25が薄肉かつ小径Hを有することにな
る。
【0047】図2に実線で示してある薄肉の第1端部2
5の肉厚は、絞り加工を施して小径部を形成するのに適
した値に設定されている。中間部24の肉厚は、第1端
部25の絞り加工のときに実質的に塑性変形しない大き
な値に設定されている。
【0048】以上のようにして冷間の5段又は6段の連
続鍛造によって成形した中空部材30が図3に示されて
いる。
【0049】図3において、絞り加工後に第1端部32
に形成された穴21は小さな内径Sを有し、中間部24
に形成された穴22は、それよりも大きな内径Gを有し
ている。中間部24の肉厚は第1端部32の肉厚よりも
大きくなっている。
【0050】図4は、中間部24の内径よりも小さな径
Kの第2穴31を中間部24の周囲の一部に形成して、
第1穴21,22と第2穴31を交差させた状態を示し
ている。中間部24の周囲の一部に形成された第2穴3
1の外側に径の大きな段部33を形成して、その段部3
3にパイプ材34をロウ付で固定する。
【0051】図4に示されているエルボ形の流体金具3
0は、第1端部32が開放形状であり、第2端部23が
閉じた形であり、第1端部32と第2端部23との間に
位置する中間部24が中空22を有する。冷間鍛造で形
成された第1穴21,22が第1端部32から中間部2
4まで存在して、第2端部23で閉じられている。中間
部24の内径Gが第1端部32の内径Sよりも大きい。
中間部24の内径Gよりも小さな径Kの第2穴31が中
間部24の周囲の一部に形成されており、その中間部2
4の第2穴31にパイプ材34がロウ付で固定されてい
る。そして、第1穴21,22、第2穴31及びパイプ
材34の穴35によって断面ほぼL字形状の貫通穴2
1,22,31,35が形成されている。とくに、中間
部24の周囲の一部に形成された第2穴31の外側に、
径の大きな段部33が形成されていて、その段部33に
パイプ材34がロウ付で固定されている。
【0052】図4に示されているエルボ形の流体金具3
0は、中間部24の中空22の内径Gを第1端部32の
内径Sや第2穴31の内径Kに比較して格段に大きく設
定してあり、貫通穴21,22,31,35を流れる流
体が中間部24の中空22で乱流になる構造にしてあ
る。
【0053】また、図4に示されている流体金具30
は、全体がエルボ形になっていて、内部にほぼL形の貫
通穴21,22,31,35を有する。流体金具の内部
の少くとも長いほうの第1穴21,22に関しては、切
削加工のない状態で形成する。つまり冷間鍛造のみによ
って形成する。それに対して、短いほうの第2穴31に
関しては、エンドミルその他の切削加工により形成す
る。そして、その切削加工した第2穴31と冷間鍛造し
た第1穴21,22との境界部分36は、軽く丸みが出
るように面取り加工して、そこから将来コンタミが出な
いようにする。
【0054】第2穴31の加工は従来と同様のエンドミ
ルなどの切削加工によるものでよい。第2穴31は、距
離が非常に短くてもよいので、コンタミの出ないように
加工することは容易である。例えば、この第2穴31の
長さは2mm以内とすることができる。
【0055】これに対し、第1穴21,22は距離が長
く、その部分をドリル加工のような切削加工を行うと、
すでに述べたようなコンタミ問題が生じる。この長い第
1穴21,22を冷間鍛造で形成すると、従来のような
コンタミ問題は生じない。
【0056】図5〜8を参照して、本発明の第2実施例
を説明する。
【0057】図5は、使用する金型の寸法や形状は異な
るが、図1〜3に示した実施例と実質的に同じ諸工程か
らなる多数の冷間連続鍛造によって成形した中間状態の
中空部材50を示している。この中空部材50の中間状
態は、絞り加工後の状態、すなわち図3の中空部材30
の中間状態に対応している。
【0058】図5において、絞り加工後に、第1端部5
2は、ほぼ円筒形状をしており、その先端部55は、先
細形状をしている。第1端部52に形成された穴51は
小さな内径Sを有し、中間部54に形成された穴53
は、内径Sよりも大きな内径Gを有している。第2端部
56と中間部54は、外観が全体的にほぼ直方体に近い
形状をしている。そして、中間部54の肉厚は、第1端
部52の肉厚とほぼ同じ所と、それよりも大きくなって
いる所がある。
【0059】図6は、中間部54の内径Gよりも小さな
径Kの第2穴57を中間部54の周囲の最も肉厚の部分
54aに形成して、第1穴51,53と第2穴57を交
差させた状態を示している。中間部54の周囲の一部5
4aに形成された第2穴57の外側に径の大きな段部5
8を形成して、図7に示すように、その段部58にパイ
プ材59をロウ付で固定する。
【0060】図7に示されているエルボ形の流体金具5
0は、第1端部52が開放形状であり、第2端部56が
閉じた形であり、第1端部52と第2端部56との間に
位置する中間部54が中空53を有する。冷間鍛造で形
成された第1穴51,53が第1端部52から中間部5
4まで存在して、第2端部56で閉じられている。中間
部54の内径Gが第1端部52の内径Sよりも僅かに大
きい。中間部54の内径Gよりも小さな径Kの第2穴5
7が中間部54の周囲の一部に形成されており、その中
間部54の第2穴57にパイプ材59がロウ付で固定さ
れている。パイプ材59の穴60の径は第2穴57の径
Kと同じである。図7では、径Kと径Sは同じである
が、両者は相違していてもよい。そして、第1穴51,
53、第2穴57及びパイプ材59の穴60によって断
面ほぼL字形状の貫通穴51,53,57,60が形成
されている。とくに、中間部54の周囲の一部54aに
形成された第2穴57の外側に、径の大きな段部58が
形成されていて、その段部58にパイプ材59がロウ付
で固定されている。
【0061】図8は、図7に示したエルボ形流体金具の
具体的な寸法例を示すためのものである。
【0062】図7,8に示されているエルボ形の流体金
具50は、中間部54の中空53の内径Gを第1端部5
2の内径Sや第2穴57の内径Kに比較してあまり大き
く設定しておらず、貫通穴51,53,57,60を流
れる流体が中間部54の中空53で乱流にならない構成
になっている。
【0063】また、図7,8に示されている流体金具5
0は、全体がエルボ形になっていて、内部にほぼL形の
貫通穴21,22,31,35を有する。流体金具の内
部の少くとも長いほうの第1穴51,53に関しては、
切削加工のない状態でつまり冷間鍛造のみによって形成
する。それに対して、短いほうの第2穴57に関して
は、エンドミルその他の切削加工により形成する。そし
て、その切削加工した第2穴57と冷間鍛造した第1穴
51,53との境界部分61は、軽く丸みが出るように
面取り加工して、そこから将来コンタミが出ないように
する。第2穴57の加工は従来と同様のエンドミルなど
の切削加工によるものでよい。第2穴57は、距離が非
常に短くてもよいので、コンタミの出ないように加工す
ることは容易である。例えば、この第2穴57の長さは
2mm以内とすることができる。
【0064】また、図7,8に示されている流体金具5
0は、第1端部52の外周とパイプ材59の外周にネジ
Tが形成してある。Nは、ネジTに着脱可能に係合して
いるナットを示す。
【0065】図8の具体的寸法の一例が表1に示されて
いる。最終製品は、スチール材料に有色クロメートメッ
キをしたものである。
【0066】
【表1】 図9は、本発明のさらに別の実施例を示している。
【0067】図9のエルボ形の流体金具90の製造方法
は、前述の実施例とほぼ同様である。棒状の中実材料を
冷間で鍛造加工することにより第1穴89を形成して、
第1端部91を開放形状にし、第2端部92を閉じた形
にし、第1端部91と第2端部92との間に位置する中
間部93を中空94にする。第1端部91を冷間鍛造で
絞り加工して、第1端部91の内径を小径に絞り、その
結果、中間部93の内径を第1端部91の内径よりも大
きくする。中間部93の内径よりも小さな径の第2穴9
5を中間部93と第2端部92の一部に形成して、第1
穴89、94、第2穴95を交差させる。交差する角度
は45度である。第2穴95は断面がほぼ台形になって
いて、上側と下側の長さが相違する。その第2穴95に
パイプ材96を固定して、第1穴89、94、第2穴9
5及びパイプ材96の穴97によって貫通穴89、9
4、95、97を形成する。パイプ材96をロウ付で固
定する。とくに、第2穴95の外側に径の大きな段部9
8を形成して、その段部98にパイプ材96をロウ付で
固定するのが好ましい。
【0068】エルボ形の流体金具90は、第1端部91
が開放形状であり、第2端部92が第2穴95を除いて
閉じた形であり、第1端部91と第2端部92との間に
位置する中間部93が中空94を有し、冷間鍛造で形成
された第1穴89、94が第1端部91から中間部93
まで存在しており、中間分93の内径が第1端部91の
内径よりも大きく、さらに、中間部93の内径よりも小
さな径の第2穴95が中間部93と第2端部92の一部
に形成されており、その第2穴95にパイプ材96がロ
ウ付で固定されており、第1穴、第2穴及びパイプ材9
6の穴97によって貫通穴が形成されている。とくに、
中間部93と第2端部92の一部に形成された第2穴9
5の外側に、径の大きな段部98が形成されていて、そ
の段部98にパイプ材96がロウ付で固定されているこ
とが好ましい。第2穴95の断面は、ほぼ台形となって
いる。
【0069】前述のいずれの実施例においても、第1穴
とパイプ材の穴は鏡面になっており、第2穴は銅材によ
るロウ付け面で形成されている。
【0070】本発明は前述の実施例に限定されない。た
とえば、第1端部の薄肉部を冷間鍛造で絞り加工すると
きに、その薄肉部の長さを長くして、さらに薄肉として
もよいし、短かくして比較的厚肉にしてもよい。その絞
り工程において薄肉部の長さの変化によって肉厚を大き
くしたり小さくしたりするのである。さらには、2段以
上にわたって大きな内径部及び/又は小さな内径部を形
成してもよい。絞り加工は必須ではなく、冷間プレスで
ストレートに加工することも可能である。
【0071】また、最終的に金具全体について化学溶解
や電解ポリッシングの処理をして、表面から金属の一部
を除去すると、小さな突起部が除去されて、非常に平滑
になり、より好ましい鏡面となる。
【0072】鏡面を形成したあと、用途によっては、さ
らにコーティングを鏡面の上に形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】丸棒状の中実材料の1例を示す。
【図2】鍛造により形成された第1穴を有する成形体を
例示している。
【図3】絞り加工後の成形体を例示している。
【図4】第1穴に交差する第2穴を形成した成形体を例
示している。
【図5】本発明の他の例を示している。冷間鍛造により
形成された第1穴を有する成形体を例示している。
【図6】図5の第1穴に交差する第2穴を形成した成字
体を例示している。
【図7】図6の第2穴にパイプ材を固定した状態を示し
ている。
【図8】図7の流体金具の内部と外部を半分ずつ示して
いる。
【図9】本発明のさらに他の実施例を示している。
【符号の説明】
11 端面 12 端面 20 中空成形体 21,22 第1穴 23 第2端部 24 中間部 25 第1端部 30 流体金具 31 第2穴 32 第1端部 33 経の大きな段部 34 パイプ材 35 穴 36 境界部分 50 中空部材 51 穴 52 第1端部 53 穴 54 中間部 54a 周囲の一部 55 先端部 56 第2端部 57 第2穴 58 段部 59 パイプ材 60 穴 61 境界部分

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料の第1方向に第1穴を形成して、第
    1端部を開放形状にし、第2端部を閉じた形にし、第1
    端部と第2端部との間に位置する中間部を中空にする工
    程と、中間部の内径よりも小さな径の第2穴を第2方向
    に中間部又は第2端部の一部に形成して、第1穴と第2
    穴を交差させる工程と、その第2穴にパイプ材を固定し
    て、第1穴、第2穴及びパイプ材の穴によって貫通穴を
    形成する工程を含み、少なくとも第1穴とパイプ材の穴
    を鏡面にすることを特徴とするエルボ形の流体金具の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 棒状の中実材料を冷間で鍛造加工するこ
    とにより第1穴を形成して、第1端部を開放形状にし、
    第2端部を閉じた形にし、第1端部と第2端部との間に
    位置する中間部を中空にする工程と、中間部の内径より
    も小さな径の第2穴を中間部又は第2端部の一部に形成
    して、第1穴と第2穴を交差させる工程と、その第2穴
    にパイプ材を固定して、第1穴、第2穴及びパイプ材の
    穴によって貫通穴を形成する工程を含み、少なくとも第
    1穴とパイプ材の穴を鏡面にすることを特徴とするエル
    ボ形の流体金具の製造方法。
  3. 【請求項3】 棒状の中実材料を冷間で鍛造加工するこ
    とにより第1穴を形成して、第1端部を開放形状にし、
    第2端部を閉じた形にし、第1端部と第2端部との間に
    位置する中間部を中空にする工程と、第1端部を冷間鍛
    造で絞り加工して、第1端部の内径を小径に絞り、その
    結果、中間部の内径を第1端部の内径よりも大きくする
    工程と、中間部の内径よりも小さな径の第2穴を中間部
    又は第2端部の一部に形成して、第1穴と第2穴を交差
    させる工程と、その第2穴にパイプ材を固定して、第1
    穴、第2穴及びパイプ材の穴によって貫通穴を形成する
    工程を含み、少なくとも第1穴とパイプ材の穴を鏡面に
    することを特徴とするエルボ形の流体金具の製造方法。
  4. 【請求項4】 パイプ材をロウ付で固定することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエルボ形の
    流体金具の製造方法。
  5. 【請求項5】 パイプ材を銅材によりロウ付で固定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    エルボ形の流体金具の製造方法。
  6. 【請求項6】 貫通穴の形成後に、第1端部の内径とパ
    イプ材の穴の内径と第2穴の径がほぼ同一の径であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエ
    ルボ形の流体金具の製造方法。
  7. 【請求項7】 第2穴の外側に径の大きな段部を形成し
    て、その段部にパイプ材をロウ付で固定することを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のエルボ形の
    流体金具の製造方法。
  8. 【請求項8】 貫通穴の形成後に、第1端部の内径とパ
    イプ材の穴の内径と第2穴の径が互に異なる径であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエ
    ルボ形の流体金具の製造方法。
  9. 【請求項9】 鏡面にさらにコーティングを形成するこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のエ
    ルボ形の流体金具の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1端部が開放形状であり、第1端部
    と第2端部との間に位置する中間部が中空を有し、冷間
    鍛造で形成された第1穴が第1端部から中間部まで存在
    しており、さらに、第2穴が中間部又は第2端部の一部
    に形成されており、その第2穴にパイプ材が固定されて
    おり、第1穴、第2穴及びパイプ材の穴によって貫通穴
    が形成されているとともに、少なくとも第1穴とパイプ
    材の穴が鏡面で形成されていることを特徴とするエルボ
    形の流体金具。
  11. 【請求項11】 パイプ材が中間部又は第2端部の一部
    にロウ付で固定されていることを特徴とする請求項10
    に記載のエルボ形の流体金具。
  12. 【請求項12】 中間部の内径が第2穴の内径よりも大
    きいことを特徴とする請求項10または11に記載のエ
    ルボ形の流体金具。
  13. 【請求項13】 第2穴の外側に、径の大きな段部が形
    成されていて、その段部にパイプ材がロウ付で固定され
    ていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1
    項に記載のエルボ形の流体金具。
  14. 【請求項14】 第1穴の中心線と第2穴の中心線が約
    90度で交差していることを特徴とする請求項10〜1
    3のいずれか1項に記載のエルボ形の流体金具。
  15. 【請求項15】 第1穴の中心線と第2穴の中心線がほ
    ぼ45度で交差していることを特徴とする請求項10〜
    13のいずれか1項に記載のエルボ形の流体金具。
  16. 【請求項16】 第1端部が開放形状であり、第1端部
    と第2端部との間に位置する中間部が中空を有し、冷間
    鍛造で形成された第1穴が第1端部から中間部まで存在
    しており、さらに、中間部の内径よりも小さな径の第2
    穴が中間部又は第2端部の一部に形成されており、その
    第2穴にパイプ材が固定されており、第1穴、第2穴及
    びパイプ材の穴によって貫通穴が形成されており、パイ
    プ材が中間部又は第2端部の一部に銅材により固定され
    ていることを特徴とするエルボ形の流体金具。
  17. 【請求項17】 銅材を使用してロウ付で固定が行われ
    ていることを特徴とする請求項16に記載のエルボ形の
    流体金具。
  18. 【請求項18】 少なくとも第1穴とパイプ材の穴が鍛
    造により鏡面として形成され、そのあと、その鏡面に別
    のコーティングが形成されていることを特徴とする請求
    項10〜17のいずれか1項に記載のエルボ形の流体金
    具。
  19. 【請求項19】 パイプ材を銅材によるロウ付で固定す
    ることを特徴とする請求項10〜18のいずれか1項に
    記載のエルボ形の流体金具。
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