JP2000139593A - 組立てユニットによる仕切り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】事務所用途向けには、パネルおよびその組合せ
によりオフィスオートメーション家具が供給され、これ
を利用して作業空間が仕切られている。しかし従来のＯ
Ａ家具は空間が限られている住宅やアパートには寸法上
適合しにくく、また一定の仕様範囲でのシステムである
ため住宅等における特定条件に合せた組合せは不可能で
ある。このような種々の要求に従って高さ及び幅を変更
できる組立ユニットによる仕切りを提供する。 【解決手段】ユニットによる仕切りは、複数のポスト、
パネル及び棚から成る。ポスト間に種々のパネルと棚を
任意の数だけ配置することで種々の配置の仕切り壁を構
成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、組立てユニットに
よる仕切り(partition)に関し、特に部屋の空間を十分
に使うように、棚、机等のような簡単な家具に組立てる
ことができる仕切り関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】事務所においては、一
般に、パネルが大きな空間を小さな個々の作業空間に仕
切るために使用されている。パネルの配置は、該パネル
の種々の仕様に従って変更することができる。製造業者
は、仕切りの標準的な配置に使用されるように設計され
たオフィス・オートメーション（ＯＡ）家具を提供す
る。

【０００３】しかし、ＯＡ家具は、空間が限られている
住宅やアパートには適さない。さらに、パネルは一定の
仕様による総合設計であり、そのために限られた空間内
に適するような一定仕様の仕切りの特別な組合わせは不
可能である。

【０００４】本発明に係る組立てユニットによる仕切り
は、前記の問題を軽減又は除去する。

【０００５】本発明の主な目的は、種々の要求に従って
変更することができる高さ及び幅を有する、組立てユニ
ットによる仕切りを提供することにある。

【０００６】本発明の他の目的は、組立て及び分解が容
易である、組立てユニットによる仕切りを提供すること
にある。

【０００７】本発明の利点及び新規な特徴は添付図面に
関しての以下の説明により一層明らかとなろう。

【０００８】

【実施の態様】本発明に係る組立てユニットによる仕切
りは、ポスト１０、パネル２０及び棚３０の３つの部分
を備えるように組み立てられる。図１ないし図３は、そ
れぞれ、ポスト１０、パネル２０及び棚３０構造を示し
ている。

【０００９】図１を参照するに、ポスト１０はその内面
に形成されたＴ形の溝１２を有する。穴１４はポスト１
０の頂面の中心に形成されている。底部にピン（図１に
仮想線で図示）を有するカバー１６がポスト１０の頂面
に設けられており、前記ピンは穴１４に受け入れられ
る。カバー１６の外形は、ポスト１０の横断面形状と一
致する。Ｔ形の充填部材１８が使用しない溝１２を充填
するために用意されている。

【００１０】パネル２０は図２に示されている。パネル
２０は溝１２に滑動可能に受け入れられる端部２２を有
する。溝２６がパネル２０の頂部に形成されており、舌
部２４がその底部に形成されている。舌部２４は他のパ
ネル２０の溝２６に受け入れられる。このような構造に
より、複数のパネルによって1つの仕切り壁を構成する
ように、一方のパネルが他方のパネルの頂部に積み重ね
られる。溝２８１を有する底部レール２８が底部のパネ
ル２０に適合するように設けられている。パネル２０の
舌部２４が底部レール２８の溝２８１に受け入れられ
る。底部レール２８１の底面は、床上に仕切り壁を安定
的に支持するために平面である。底部レール２８１の両
端部は、ポスト１０の溝１２に嵌まるように構成されて
いる。頂部レール２９は、頂部パネル２０に取り付ける
ように設けられている。頂部レール２９の底部に舌部２
９１が形成されており、該舌部は頂部のパネル２０の溝
２６と係合する。頂部レール２９は舌部２９１より短
く、該舌部の棒状の両端は溝２６に受け入れられるとき
カバー１６と同じ高さである。

【００１１】図３を参照するに、棚３０は両側に階段状
の端部３２を有する。この階段状の端部３２の底部の幅
は、パネル２０の溝２６の幅の半分である。したがっ
て、２つの棚３０の２つの階段状の端部は、図４に示す
ように、１つの溝２６に同時に収容される。棚充填部材
３４も階段状の端部３２を有し、棚３０のただ１つの階
段状端部３２がパネル２０の溝２６に受け入れられると
き、該溝２６を充填する。

【００１２】図５の（Ａ）〜（Ｄ）を参照するに、互い
に等間隔で隔てられた４つの溝１２を有する上記のポス
ト１０とは異なる、種々の使用者の要求に適合する別の
構造のポスト１０が示されている。図５の（Ａ）に示す
ポスト１０は３つの溝１２を有する。図５の（Ｂ）に示
すポスト１０は１８０度隔てられた２つの溝１２を有
し、図５の（Ｃ）に示すポスト１０は９０度角隔てられ
た２つの溝１２を有する。図５の（Ｄ）に示すポストは
これに形成された１つのみの溝１２を有する。

【００１３】図６は、本発明に係る諸要素から成る実際
の例を示している。ポスト１０及びパネル２０は共に１
つの仕切り壁を構成している。１つの棚３０がテーブル
を構成すべく仕切り壁の右に配置されている。３つの棚
３０が保管棚を構成すべく２つの仕切り壁間にあってそ
れらに連結されている。仕切り壁の左側には、衣類を吊
るすためのビームが２つの相対するパネル２０間に使用
されている。

【００１４】さらに、ポスト１０、パネル２０及び棚３
０の仕様が変更されている。使用者は、パネル２０及び
棚３０の仕様を変更することにより、所望の外形にする
ことができる。

【００１５】本発明の利点は次のとおりである。 １．仕切り壁は一体の壁に代えて複数のパネル２０によ
って構成されるため、仕切りを種々の高さにすることが
できる。 ２．組立て前の個々の要素の体積は大きくないので、輸
送及び保管が容易である。 ３．わずかな木材が製品の構造に使用されているにすぎ
ないので、環境にやさしい。

【００１６】図面に示した実施例について説明したが、
本発明は図示しない種々の態様で実施することができ、
特に要素部品の形状、寸法及び配置は本発明の原理の範
囲内で種々変更することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るポストの分解図。

【図２】本発明に係るパネルの第１の実施例を示す分解
図。

【図３】本発明に係る棚の斜視図。

【図４】２つの棚と２つの２つのパネルから成る組立体
を示す横断面図。

【図５】本発明の係るポストの種々の例を示す平面図。

【図６】本発明に従って組立てられた実際例を示す斜視
図。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１つの溝が形成されたポスト
   と、 前記ポストと取外し可能に係合するピンを底部に形成さ
   れたカバーと、 前記溝の１つを充填する充填部材と、 前記溝に滑動可能に受け入れられる端部を有し、頂面に
   形成された溝を有し、底部に形成された、溝と係合する
   舌部を有するパネルと、 前記溝に、前記パネルの端部のそばで受け入れられる棚
   であって、前記パネルの溝と係合することができる階段
   状の端部を有する棚とを含み、前記棚の階段状端部の幅
   は前記パネルの溝の幅の約半分であり、ただ１つの棚が
   前記パネルの溝に係合するとき、前記パネルの溝を棚充
   填部材が充填する、組み立てユニットによる仕切り。
2. 【請求項２】 底部レールが底部パネルの下側に配置さ
   れており、前記底部レールの底面は仕切り壁を安定的に
   支持するように広い平面であり、頂部レールが頂部パネ
   ルに配置されかつその底部に舌部を形成しており、該舌
   部は前記頂部パネルの溝に係合し、前記頂部レールの長
   さは前記舌部の長さより小さい、請求項１に記載の組み
   立てユニットによる仕切り。
3. 【請求項３】 前記ポストの溝は底端部近くにあり、前
   記底部レールの端部の下方部分は溝に対応するように構
   成されている、請求項２に記載の組み立てユニットによ
   る仕切り。