JP2000138733A - マルチドロップ非対称デジタル加入者ル―プ・モデム、接続を可能にする方泡システム及びコンピュ―タ読み取り可能記憶媒体 - Google Patents

マルチドロップ非対称デジタル加入者ル―プ・モデム、接続を可能にする方泡システム及びコンピュ―タ読み取り可能記憶媒体

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JP2000138733A JP11210140A JP21014099A JP2000138733A JP 2000138733 A JP2000138733 A JP 2000138733A JP 11210140 A JP11210140 A JP 11210140A JP 21014099 A JP21014099 A JP 21014099A JP 2000138733 A JP2000138733 A JP 2000138733A
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADSLモデム内に統計的多重化を含むこと
により、ADSLの実用化を容易にすること。 【解決手段】 マルチドロップ非対称デジタル加入者ル
ープ(ADSL)・モデムが、少なくとも2つのローカ
ル・ループへの同時接続を可能にする、少なくとも2つ
のデジタル・フロント・エンド回路セットを有する。共
用DSLモデムは、少なくとも2つのデジタル・フロン
ト・エンド回路セットの各々に動作的に関連付けられ、
デジタル・フロント・エンド回路との間でデータを送受
信する。デジタル・インタフェースが共用DSLモデム
に動作的に関連付けられ、外部ネットワークと通信する
ように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に通信システム
に関して、特に、離散マルチトーン通信システム及びデ
ジタル加入者回線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】リモート・クライアント・パーソナル・
コンピュータ(PC)は通常、図1に示されるように、
アナログ・モデムを介して、ツイスト・ペア伝送路の電
話網を通じて、インターネットに接続される。しかしな
がら、アナログ・モデムのスピードは現在、既存の電話
網の様々な制限により、56Kビット/秒(56Kbp
s)に制限される。
【0003】ツイスト・ペア伝送路上の帯域幅を1桁拡
張するために、非対称デジタル加入者回線(ADSL)
技術が現在開発されている。ADSLは離散マルチトー
ン(DMT)伝送システムにもとづく。ツイスト・ペア
伝送路上のADSL伝送レートは、ダウンストリームで
(すなわちクライアントPCに向けて)8Mbpsに、
アップストリームで(すなわちサーバに向けて)256
Kbpsに達し得る。ADSLのデータ伝送レートは本
来、ダウンストリーム方向において、アップストリーム
方向よりも高い。ADSLの非対称性は、インターネッ
トのデータ配送要求に好都合に適合する。なぜなら、通
常、クライアントPCからサーバに向かうアップストリ
ームよりも、サーバからクライアントPCに向かうダウ
ンストリームの方が、より多くのデータが伝送されるか
らである。
【0004】しかしながら、ADSLの実用化を現在悩
ます重大な問題は、図2に示されるように、ADSLに
より電話網に課せられる帯域幅負荷である。図2では、
回線20が、ローカル加入者ループまたは回線、及び電
話会社中央局(CO)交換機への普通旧電話システム
(POTS:Plain Old Telephone System)接続など
の、個々のアナログ回線に相当する。回線22はT−1
回線(すなわち1.544Mbpsの帯域幅能力を有
し、24本のデジタル化音声帯域接続を伝搬可能な回
線)に相当する。回線24はT−3回線(すなわち28
本のT−1回線の帯域幅能力を有し、時分割多重化方式
の回線)に相当する。
【0005】24本のアナログPOTS接続が1本のT
−1回線により処理され、24本のADSL接続は、ほ
とんどT−3回線の全帯域幅を使用する。この帯域幅制
限は、多くのアナログ加入者回線がCO交換機において
終端しない事実により、一層複雑化する。アナログ加入
者回線は、近隣のマンホールやユーティリティ・ボック
スなどのリモート位置において終端し得、そこで加入者
回線がデジタル化され、T−1回線またはT−3回線を
介して、CO交換機に経路指定される。これらのリモー
ト回線の帯域幅の増加はコストがかかり、ADSLの実
用化を複雑化し得る。
【0006】更に、現ADSL技法は通常、各加入者回
線に対して、1対の専用のADSLモデムを含む。これ
は各活動接続において、サーバだけが専用のモデムを使
用する音声帯域モデムの場合と対照的である。各加入者
回線に対して、1対の専用のADSLモデムを要求する
ことは、電話サービス・プロバイダによるADSL対応
コストを多大に増加させる。
【0007】帯域幅制限を緩和し、ADSL技術の実用
化を容易にするための様々な解決策が提案されている。
1つの解決策は、遠隔地点における統計的多重化を含
む。別の解決策は、複数のADSL加入者回線を、クラ
イアント側の単一の共用モデムにおいて終端することを
提案する。これは各ADSL加入者回線の電話網側のハ
ードウェア要求を単純化し得る。なぜなら、各加入者回
線が高速送信機を共用し得るからである。単一の共用モ
デムが、それぞれのADSL加入者回線に対して、別々
のADSLモデムの必要性を排除する。
【0008】しかしながら、単一のADSL共用モデム
の制限は、その共用モデムに接続される加入者回線の他
端側のモデムが、同一の信号を受信する必要があること
である。従って、各周波数帯域内の伝送信号の帯域幅
が、各周波数帯域内の最低帯域幅を有するグループ内の
加入者回線に合うように低減される必要がある。従っ
て、サーバ側の共用モデムにより使用され得る正味の帯
域幅は、最悪回線上の単一のモデムの帯域幅よりも小さ
くなり得る。
【0009】共用ADSLモデムに関する制限を克服す
る様々な方法が提案された。例えば、Binghamによる米
国特許第5557612号は、中央ユニットと複数のリ
モート・ユニット間で通信を確立するシステムに関連
し、そこではアクセス要求が各リモート・ユニットの識
別を含む。ADSLアプリケーションにおいて、中央ユ
ニットにより特定のサブチャネルがリモート・ユニット
に割当てられる。他のクライアントに既に割当てられた
帯域幅を要求するユニットは、サービスを拒否され得
る。Grubeらによる米国特許第5608725号は、通
信システムの確立に関連し、そこでは1次地点がロー・
パス伝送路を介して、複数の2次地点に結合される。し
かしながら、単一の2次地点だけが1度に活動状態とな
り得る。更に、1次地点がインバウンド・ロー・パス伝
送路及びアウトバウンド・ロー・パス伝送路のキャリア
・チャネルを割当てる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の議論を踏まえ、
本発明の目的は、ADSLモデム内に統計的多重化を含
むことにより、ADSLの実用化を容易にすることであ
る。
【0011】本発明の別の目的は、加入者ループの各末
端部に別々のADSLモデムを要求することなく、AD
SLの実用化を容易にすることである。
【0012】更に本発明の別の目的は、ADSL技法に
関連付けられるコストの低減を支援することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの及び他
の目的が、少なくとも2つのローカル・ループへの同時
接続を可能にする、少なくとも2つのデジタル・フロン
ト・エンド回路セットを有するマルチドロップ非対称デ
ジタル加入者ループ(ADSL)・モデムにより提供さ
れる。共用DSLモデムが、2つ以上のデジタル・フロ
ント・エンド回路セットの各々に動作的に関連付けら
れ、デジタル・フロント・エンド回路との間でデータを
送受信する。デジタル・インタフェースが共用DSLモ
デムに動作的に関連付けられ、外部ネットワークと通信
するように構成される。
【0014】複数のアナログ・フロント・エンド及び共
用モデム構成要素を提供することにより、本発明は複数
のADSLローカル・ループが1つのモデムにより提供
されることを可能にする。共用要素は、モデムに要求さ
れる構成要素の数を低減することにより、各接続のコス
トを低減する。更に、複数のローカル・ループを1つの
モデムに接続可能にすることにより、スペース制限が克
服され得る。従って、要求されるモデムの総数、及びモ
デムをサポートするために必要とされる総スペース及び
消費電力が、本発明のマルチドロップADSLモデムに
より低減され得る。
【0015】デジタル・フロント・エンド回路は、各ロ
ーカル・ループに関連付けられる送信分離バッファを含
み得る。送信分離バッファは、ローカル・ループの送信
通信信号を互いに分離し、共用DSLモデムの送信機部
分に動作的に関連付けられる。デジタル・フロント・エ
ンド回路はまた、各ローカル・ループに関連付けられる
受信分離バッファを含み得、これはローカル・ループの
受信通信信号を互いに分離し、共用DSLモデムの受信
機に動作的に関連付けられる。
【0016】デジタル・フロント・エンド回路はまた、
受信フィルタと、各受信フィルタに関連付けられるサン
プル・ホールド回路を含み得る。受信フィルタは動作的
に受信分離バッファに関連付けられ、アナログ・フロン
ト・エンド回路により受信される信号をフィルタリング
する。各受信フィルタに関連付けられるサンプル・ホー
ルド回路は、対応する受信フィルタから、フィルタリン
グされた信号を受信する。アナログ−デジタル変換器は
各サンプル・ホールド回路に関連付けられ、対応するサ
ンプル・ホールド回路から保持信号を受信し、アナログ
信号をデジタル信号に変換する。
【0017】共用ADSLモデムは、マルチプレクサ及
びアナログ−デジタル変換器を有する受信機を含み得
る。マルチプレクサは各ローカル・ループの受信フィル
タの出力を受信し、受信フィルタの1つの出力の1つ
を、マルチプレクサ出力として提供する。アナログ−デ
ジタル変換器はマルチプレクサ出力を受信し、マルチプ
レクサ出力をデジタル信号に変換する。受信機はまた、
タイミング等化器及びメモリ素子を含み得る。タイミン
グ等化器は、ローカル・ループ特定等化器情報を用い
て、アナログ−デジタル変換器からのデジタル信号を等
化し、デジタル信号を時間領域等化し、等化デジタル信
号を提供する。メモリ素子がタイミング等化器に動作的
に関連付けられ、ローカル・ループ特定等化器係数を記
憶する。
【0018】受信機は更に、シリアル−パラレル変換
器、離散フーリエ変換回路、シンボル検出器、及びシン
ボル検出器に動作的に関連付けられるメモリ素子を含み
得る。シリアル−パラレル変換器は、等化デジタル信号
をシリアル信号からパラレル信号に変換し、パラレル・
デジタル信号を提供する。離散フーリエ変換回路がパラ
レル・デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号
に変換し、デジタル周波数係数を提供する。シンボル検
出器がデジタル周波数係数を受信し、ローカル・ループ
特定シンボル情報にもとづき、周波数領域係数からシン
ボルを検出し、クライアント特定シンボルを提供する。
シンボル検出器に動作的に関連付けられるメモリ素子
が、ローカル・ループ特定シンボル情報を記憶する。
【0019】受信機はまた、復号器及び復号器に動作的
に関連付けられるメモリ素子を含み得る。復号器はシン
ボル検出器からクライアント特定シンボルを受信し、ク
ライアント特定情報にもとづき、シンボルをスクランブ
ル解除、リード・ソロモン復号、及びインタリーブ解除
し、クライアント特定データを提供する。復号器に動作
的に関連付けられるメモリ素子が、クライアント特定情
報を記憶する。
【0020】ADSLモデムはまた、各ローカル・ルー
プに対して、シンボル・バッファ及びパケット・バッフ
ァを含み得る。シンボル・バッファはシンボル検出器か
らシンボルを受信し、シンボルを復号器に提供する。パ
ケット・バッファは復号器からパケットを受信する。
【0021】ADSLモデムはまた、符号器、符号器に
動作的に関連付けられるメモリ素子、シンボル・マッ
パ、及びシンボル・マッパに動作的に関連付けられるメ
モリ素子を有する送信機を含み得る。符号器は、ローカ
ル・ループ上での伝送のためにクライアント特定シンボ
ルを受信し、クライアント特定情報にもとづき、シンボ
ルをスクランブル、リード・ソロモン符号化、及びイン
タリーブし、クライアント特定シンボル・データを提供
する。符号器に動作的に関連付けられるメモリ素子は、
クライアント特定情報を記憶する。シンボル・マッパは
クライアント特定シンボル・データを受信し、ローカル
・ループ特定周波数情報にもとづき、クライアント特定
シンボル・データを周波数領域シンボルにマップし、ロ
ーカル・ループ特定シンボル・データを提供する。シン
ボル・マッパに動作的に関連付けられるメモリ素子が、
ローカル・ループ特定周波数情報を記憶する。
【0022】送信機はまた、逆離散フーリエ変換回路、
パラレル−シリアル変換器、デジタル−アナログ変換
器、及び送信フィルタを含み得る。逆離散フーリエ変換
回路は、ローカル・ループ特定シンボル・データを周波
数領域データから時間領域信号に変換し、パラレル・デ
ジタル・シンボル・データを提供する。パラレル−シリ
アル変換器は、パラレル・デジタル・シンボル・データ
をパラレル信号からシリアル信号に変換し、シリアル・
デジタル信号を提供する。この回路はまた、フレーミン
グ・ビット及び巡回プレフィックスを追加する。デジタ
ル−アナログ変換器は、シリアル・デジタル信号をアナ
ログ信号に変換する。送信フィルタは、フィルタリング
された送信信号を送信分離バッファに提供する。
【0023】本発明の別の態様によれば、複数の同時ロ
ーカル・ループを単一のADSLモデムに接続すること
を可能にする方法、及びコンピュータ読み取り可能記憶
媒体が提供される。オペレーションとしては、ローカル
・ループを互いに分離するオペレーション、各接続ロー
カル・ループのループ従属情報を記憶するオペレーショ
ン、ループ従属情報を用いて、各ローカル・ループと通
信するオペレーションが含まれる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は以下では、本発明の実施
例を示す付随の図面を参照して述べることにする。しか
しながら、本発明は多くの異なる形態で実現され得て、
ここで述べられる実施例に限られるものではない。これ
らの実施例は、本開示が十分且つ完全なものであり、本
発明の範囲を当業者に完全に伝えるために提供される。
図面を通じて、同一の番号は同一の要素を指し示すもの
である。
【0025】ADSL:当業者には知られるように、A
DSL通信システムは加入者回線の各末端部にADSL
トランシーバを含む。一般に、加入者回線のADSLト
ランシーバは互いに通信し合い、加入者回線のスペクト
ル反応を確立する。一旦スペクトル反応情報が交換され
ると、通常、データの伝送が開始する。送信側ADSL
トランシーバは、ビデオ・カメラやインターネット・ウ
ェブ・サイト・イメージからデジタル形式で提供される
データを、DMTシンボルのシーケンスに変換し、DM
Tシンボルを加入者回線を介して、他のADSLトラン
シーバに伝達する。DMTシンボルのシーケンスの受信
に際して、受信側ADSLトランシーバはデジタル・デ
ータを再度捕獲し、例えば表示画面またはモニタを介し
て、ユーザに再度経路指定する。ADSL技術の使用に
より、既存のツイスト・ペア伝送路を使用して、高帯域
幅データがサーバからクライアントPCに配送される。
ADSLは、電気通信のための米国規格協会(ANS
I)ドラフト規格 - Network and Installation Interf
aces - Asymmetrical Digital Subscriber Line(ADS
L)Interface - ANSI Document No. T1. 413 に詳述さ
れている。
【0026】共用ADSLモデム:図3を参照すると、
本発明と共に使用される共用アクセスADSLモデム3
0が示される。図示のモデム30は、複数の加入者回線
を処理するように構成される、単一の高速共用DSL送
信機32を有する。図示の共用DSL送信機32は、受
信機回路34を通じて高速通信路を介して接続されるネ
ットワーク・サーバからデータを受信する。共用DSL
送信機32は一般的なモデム送信機機能を提供し、それ
らにはエラー回復プロトコル、回線符号化、フィルタリ
ング、及び変調などが含まれる。共用DSL送信機32
はまた、それぞれのリモート・モデムに伝送される各信
号フレーム内に、固有の識別子を埋め込むように構成さ
れる。
【0027】各加入者回線は通常、それ自身のインタフ
ェース回路38を必要とし、これは各加入者回線におけ
るPOTS及び受信モデム信号を分離するために、送信
信号のソースを加入者回線そのものから分離する。この
回線インタフェース回路38はまた、従来の電話接続用
に、アナログPOTS電話帯域幅を傍受(tap off)す
るための、従来ADSLモデム内に含まれた機構を提供
する。共用アクセスADSLモデム30に接続される各
クライアントPC29は、同一の信号を受信するので、
各クライアントPCのADSLモデムは、入来信号を調
査し、他のクライアントPCに宛先指定されるパケット
を除去する。こうしたフィルタリングは、特定のクライ
アントPCの所定のアドレスに対応する識別子を有する
パケットだけを受諾することにより、達成され得る。
【0028】各加入者回線の上流側には、図示のように
受信機36が存在する。各モデム受信機36は、信号が
モデムにより処理される前に、回線インタフェース回路
38内のミキサを介して、高周波通過帯域信号からベー
ス・バンド信号に変換される以外は、V.34モデム、
V.PCMモデム、またはADSLモデム受信機と同様
である。
【0029】離散マルチトーン・データ伝送:多くの現
ADSL技法は、DMT変調として知られる変調方式を
使用する。DMT変調における周波数帯域幅割当ての一
般的な図解が、図4に概略的に示される。低周波数範囲
40はPOTS伝送のために確保される。POTS周波
数範囲40よりも高い周波数範囲は、ADSL伝送のた
めに使用される。図4では、これらの高周波数範囲が、
アップストリーム信号用の周波数帯域42のグループ
と、ダウンストリーム信号用の複数周波数帯域44とに
分割される。DMT変調はまた、アップストリーム周波
数帯域及びダウンストリーム周波数帯域が共通周波数範
囲を共用する、エコー取り消し器を必要とするシステム
にも適用できる。本発明は、エコー取り消し器を使用す
るシステムにも同様に適用できる。
【0030】本発明によれば、ダウンストリーム信号用
の複数周波数帯域44内において、共用ADSLモデム
が様々な回線プロービング技術により、各周波数帯域に
おいてサポートされ得るデータ・レートを決定する。次
に送信機が、データ・スループットをサポートする各周
波数帯域の能力に従い、サポートされる周波数帯域間で
信号を分割する。
【0031】本発明は複数のダウンストリーム周波数帯
域44の使用を適応化することにより、複数の加入者回
線間で高速デジタル加入者ループ送信機を共用するシス
テムにおいて、最適な性能を達成する。少数のダウンス
トリーム周波数帯域44が、ダウンストリーム・モデム
またはリモート・モデムの宛先コードのためのキャリア
として割当てられる。図4の実施例では、周波数帯域4
4a及び44bが、宛先コード・キャリアとして割当て
られる。好適には、宛先コード・キャリアとして使用さ
れる周波数帯域が、一貫したスループット能力にもとづ
き選択される。
【0032】ADSLフレームは、ある高速フーリエ変
換(FFT)に適合するデータ量である。各ADSLフ
レームは異なる宛先コードを有する。この宛先コードを
伝搬する制御チャネルを埋め込む代替方法が存在する。
1つの方法は、制御チャネルを時間領域信号に追加する
ことである。別の方法では、同一のクライアントに宛先
指定される全てのフレームのバーストを使用する。この
場合、初期バーストの最初のフレーム内において、宛先
コードだけが送信される必要がある。
【0033】本発明によれば、共通サーバ・モデムを共
用するクライアントPCモデムの各々が、固有の宛先コ
ードを静的に割当てられるか、通信ハンドシェークの間
などのセッションの開始時に、交渉により獲得する。宛
先コードが交渉される接続の初期フェーズの間に、1つ
以上の宛先コードが割当てられてもよい。全てのクライ
アント受信機はFFTを通じて信号を処理する。各クラ
イアントPCモデム内の受信機は、各シンボル・インタ
ーバルの間に、キャリア周波数帯域内の宛先コードを調
査し、宛先コードが所定の宛先コードと合致する場合に
限り、他の周波数帯域44内のデータを処理する。本発
明によれば、特定のクライアントPCモデムは、宛先コ
ードがそのモデムに割当てられた宛先コードに合致しな
いとき(すなわちデータが別のクライアントPCに宛先
指定されるとき)、データを含むダウンストリーム周波
数帯域44を無視することができる。
【0034】本発明は、各加入者回線がそのサポートさ
れる周波数帯域を"調整"し、特定の銅回線の帯域幅を最
適化することを可能にする。なぜなら、宛先コードがそ
れが特定の加入者回線にとって有効であるときだけ、シ
ンボル・インターバルを識別するからである。好適に
は、共用サーバADSLモデムが、どのダウンストリー
ム周波数帯域44が各クライアントPCモデムにとって
有効であるかを追跡し、どのクライアント・モデムがデ
ータの意図された受信者であるかにもとづき、変調され
た送信信号を動的に調整する。
【0035】図5を参照すると、本発明の態様を実現す
るオペレーションが概略的に示される。各リモート・モ
デムが固有の宛先コードを割当てられる(ブロック10
0)。固有の宛先コードの割当ては、静的に、または各
リモート・モデムと共用モデム間の通信ハンドシェーク
の間に、動的に実行され得る。
【0036】リモート・モデムと共用モデム間の通信ハ
ンドシェークの間、特定のリモート・モデムに接続され
る加入者回線がプロービングされ、様々な周波数帯域に
おいてサポートされ得るデータ・レートを決定する(ブ
ロック102)。次に、前記ブロック100ごとに、共
用モデムが宛先コードを用いて、変調データを各それぞ
れのリモート・モデムに送信することにより、アドレス
指定される加入者回線が"調整済み"の周波数帯域だけを
使用し、所望の受信者を制御する。従って、データは好
適には各リモート・モデムに、そのモデムにとって準最
適なデータ・レートではなしに、最適なデータ・レート
で伝送される。
【0037】共用サーバADSLモデムと複数のリモー
トADSLクライアント・モデム間の実際のデータ伝送
の間、各ADSLフレーム・インターバル内に、宛先コ
ードが第1の周波数帯域グループにおいて伝送され、変
調データは第1の周波数帯域グループとは異なる、少な
くとも1つの第2の周波数帯域グループにおいて伝送さ
れる(ブロック104)。各リモートADSLモデム
は、伝送された第1の周波数帯域グループを調査し、第
1の周波数帯域グループが、リモート・モデムの所定の
宛先コードに合致する宛先コードを含むか否かを判断す
る(ブロック106)。合致する宛先コードが見つかる
と、第2の周波数帯域グループ内に含まれるデータがリ
モートADSLモデムにより復調され、それぞれのクラ
イアントPCにより使用される(ブロック108)。
【0038】ここで、図5のフロー図の各ブロック、及
びそれらのブロックの組み合わせは、コンピュータ・プ
ログラム命令により実現され得ることが理解できよう。
これらのプログラム命令はプロセッサに提供されて、マ
シンを生成し、それによりプロセッサで実行される命令
が、フロー図のブロックで指定される機能を実現する手
段を生成する。コンピュータ・プログラム命令はプロセ
ッサにより実行され、一連の操作ステップがプロセッサ
により実行されるように指示し、それによりコンピュー
タにより実行されるプロセスが生成される。プロセッサ
で実行される命令が、フロー図のブロックで指定される
機能を実現するステップを提供する。
【0039】従って、フロー図のブロックは、指定機能
を実行する手段の組み合わせ、及び指定機能を実行する
ステップの組み合わせ、並びに指定機能を実行するプロ
グラム命令手段をサポートする。また、フロー図の各ブ
ロック、及びそれらのブロックの組み合わせが、指定機
能またはステップを実行する特殊目的ハードウェア・ベ
ースのシステムにより、または特殊目的ハードウェア及
びコンピュータ命令の組み合わせにより、実現され得る
ことが理解できよう。
【0040】図6は、本発明に従い、複数のクライアン
ト・モデムに接続されるマルチドロップ・サーバ・モデ
ムの1実施例を示す。図6に示されるように、複数のワ
ークステーション216が個々のADSLモデム214
を使用し、個々のツイスト・ペア・ローカル・ループ2
18を介して、共用ADSLサーバ・モデム210の個
々のアナログ・フロント・エンド212に接続する。共
用ADSLモデム210はデジタル・インタフェース2
00と通信し、後者はアナログ・フロント・エンド21
2に接続される複数ローカル・ループから、デジタル電
話網やインターネット・サービス・プロバイダ(IS
P)などの、別のネットワークまたはプロセッサに情報
を提供する。
【0041】ADSLの非対称性により、サーバ機能は
本来、対応するクライアント機能の鏡像である。クライ
アントは高速受信機及び低速送信機を有するので、サー
バ送信機はクライアント受信機の高速性に適合し、また
低速受信機を有する。以下で述べるように、クライアン
ト・モデムは多重回線サーバ・モデムに互換の僅かな変
更を要求するだけである。アナログ・フロント・エンド
212は各ローカル・ループに対して提供されるので、
多重回線サーバ・モデムのアナログ・フロント・エンド
は、単一回線サーバ・モデムよりも多大に複雑である。
また、ADSLモデムの共用機能は、追加の作業用記憶
域を使用し、クライアント特定状態変数及び係数を処理
する。
【0042】アナログ・フロント・エンド212は、好
適にはPOTS接続用の別々のスプリッタと、あるクラ
イアントからの信号が別の回線に結合することを阻止す
る分離バッファとを含む。各アナログ・フロント・エン
ド212はまた、好適には専用のアナログ受信フィルタ
を含む。しかしながら、別の実施例では、アナログ・フ
ロント・エンドが、共通のサンプルホールド回路に接続
されるアナログ・マルチプレクサを含み、共通のアナロ
グ−デジタル変換器がそれに続く。或いはまた、複数の
サンプルホールド回路が、共通のアナログ−デジタル変
換器に接続されるアナログ・マルチプレクサと共に使用
されてもよい。第3の実施例では、複数のアナログ−デ
ジタル変換器を使用することにより、多重化がデジタル
領域において達成される。
【0043】或いはまた、アップストリーム帯域幅を共
用する複雑性が、図3に示されるように、各クライアン
トに対して別々の完全な受信機を実現することにより低
減され得る。サーバ受信機は送信機の1/8のサンプル
・レートで動作するので、1個の送信機及び8個の受信
機を有するサーバ・システムは、同じ8クライアントを
個々のADSLモデムにより処理するために要求される
処理の1/4以下の処理を要求するだけである。更に、
これはデジタル・インタフェースへの返りの帯域幅に影
響することなく達成される。なぜなら、それは単にモデ
ムの非対称ビット・レートを補償するだけであるからで
ある。この代替実施例は、完全に共用されるサーバ・モ
デムのコストを増加させるが、実時間トラフィック(す
なわち音声またはビデオ会議)が重要なサービス要求で
ある場合、合理的である。更に、異なるマイクロコード
・ロードを使用することにより、或いは要求サービスの
レベルに従い、サービス・プロバイダがモデム密度を調
整することを可能にすることにより、同一のハードウェ
アが潜在的に適応化し得る。
【0044】前述の議論では、マルチドロップ・モデム
が1サーバ・モデム当たり8クライアントを有するよう
に述べたが、1サーバ・モデムによりサポートされるク
ライアント数は、受信機機能が1クライアントにつき専
用されるか、多数のクライアントに渡って共用されるか
に関わらず、幾つかの要因により決定される。例えば、
1クライアントにつき要求される追加のメモリ、及び特
定のクライアントを選択するアドレス指定情報を伝搬す
る制御チャネルに割当てられる帯域幅が、サポートされ
得るクライアント数を制限し得る。しかしながら、1共
用モデム当たりのクライアント数は、最終的には、クラ
イアント数を制限するサービス・レベル(すなわち応答
時間)に対する個々のユーザの期待値により制限され得
る。異なるサービス・プロバイダは、彼らの顧客が期待
するサービス・レベルに関して異なる考えを有し得るの
で、1サーバ・モデム当たりのクライアント数は、特定
のユーザの個別化すなわちカストマイズ化を可能にする
ように柔軟性を有することが好ましい。
【0045】図7は、本発明に従う共用DSLサーバ・
モデムの特定の実施例を示す。当業者であればわかるよ
うに、図7に示される実施例は、ローカル・ループ特定
の構成要素と共用構成要素間の分割に関して、前述のよ
うに変更され得る。
【0046】図7に示されるように、本発明の1実施例
に従うマルチドロップADSLモデムはデジタル・イン
タフェース200を含み、これはデジタル・インタフェ
ース200を介して通信可能な任意の装置との接続を可
能にする。デジタル・インタフェース200は、モデム
の受信セクションからデータを受信し、モデムの送信機
部分にデータを提供するという点で双方向である。
【0047】デジタル・インタフェース200のタイプ
は、モデムが複数のクライアントをサポートするか否か
に依存しない。例えば、デジタル・インタフェースは、
直接メモリ・アクセス(DMA)転送またはバス・マス
タ・データ転送をサポートするPCIバスなどの高速パ
ラレル・バスである。こうしたモデムは、ADSLモデ
ム用の複数のスロットに導入することにより使用され、
1つまたは複数のスロットがアップストリーム接続用で
あり、1スロット(またはバックプレーン)がシステム
制御プロセッサ及びメモリを含む。こうしたシステムで
は、(アクセスを要求する装置が少ないために)多重回
線モデムは、所与の数のクライアント・モデム接続をサ
ポートするシステムにおいて、ロードを低減しバス・マ
スタ調停を単純化し得る。或いはまた、少数のクライア
ントが地理的に分離される導入状況においては、多重回
線モデムはシリアル・インタフェースにより、遠隔的に
配置された集信装置に直接リンクすることができる。な
ぜなら、複数のクライアントは元来、既に統計的に多重
化されているからである。
【0048】前述の議論を鑑み、本発明は任意の特定の
デジタル・インタフェースに限られるものではない。当
業者には既知の任意の好適なバス機構及びインタフェー
スが本発明と共に使用され、マルチドロップADSLモ
デムと他の装置間の通信を可能にする。
【0049】デジタル・インタフェースは、L2フレー
ミング及びCRC生成機能220に情報を提供する。1
つのL2フレーミング/CRC生成機能220が複数の
接続間で共用され、単一回線モデムのために要求される
のと本質的に同じ技法となる。次のフレームが開始する
前に、各L2フレームは完全に処理され、パケット・バ
ッファ222に配置される。これはクライアント特定の
中間結果を保管し、復元する要求を回避する。複数の接
続をサポートすることは、単一回線の場合よりも、より
多くのパケット・バッファを必要とし得る。図7に示さ
れるように、1接続当たり別々のバッファが要求される
上限である。しかしながら、物理層を通じてデータ・フ
ローを制御するために使用される機構に応じて、パケッ
ト・バッファの数は、そのレベルよりも多大に低減され
得る。パケット・バッファリングの要求は、L2フレー
ム(69物理層フレームに等しい)が、特定の接続に向
けられる最小のエンティティとして選択される場合、実
際には単一回線モデムに対する要求に近づき得る。
【0050】パケット・バッファ222は、データのパ
ケットを符号器224に提供する。符号器224はパケ
ットをスクランブルし、リード・ソロモン符号化し、イ
ンタリーブする。スクランブリング・プロセス、リード
・ソロモン符号化プロセス、及びインタリービング・プ
ロセスは、本質的に、単一回線サーバ・モデムに要求さ
れるものと同一であるべきである。なぜなら、各L2フ
レームは次のフレームに移る前に、完全に処理されるか
らである。CRC生成は、複数のパケット・バッファを
調整すべきである。トーン順序付けは学習済みの回線特
性にもとづき、従って好適には、各クライアント接続に
対して異なって実行される。従って、クライアント特定
変数248が記憶され、符号器224に提供される。し
かしながら、クライアント特定(すなわちローカル・ル
ープ特定)情報を符号器224に提供することにより、
各接続に対して、同一のルーチンが使用され得る。
【0051】符号器224の後、結果のシンボルがシン
ボル・バッファ226に提供される。パケット・バッフ
ァ222同様、シンボル・バッファの上限は、許可され
る接続の総数であるべきであるが、より少ない数が使用
され得る。
【0052】シンボル・バッファ226はシンボルをシ
ンボル・マッパ228に提供する。シンボル・マッピン
グ及び利得スケーリングもまた、学習済みの回線特性に
もとづき、従って各クライアント接続に対して、異なっ
て実行されなければならない。符号化同様、従来のシン
ボル・マッピングも使用され得るが、クライアント特定
変数がマップのために使用される。1つのルーチンが、
クライアント特定状態変数246をアクセスすることに
より、複数の接続を処理し得る。シンボル・マッパ22
8はクライアント特定情報を使用し、シンボルをマルチ
トーン伝送の周波数にマップする。従って、各クライア
ントは、クライアント特定(すなわちローカル・ループ
特定)変数246に反映される各周波数に対して、特定
のシンボル値を有し得る。
【0053】次に、シンボル・マッパ228の出力が、
256コンプレックス・シンボル・バッファ230に提
供され、後者はコンプレックス・シンボルを逆離散フー
リエ変換(IDFT)回路232に出力する。本発明の
IDFT232は、従来のADSLモデムのそれと同一
でよい。IDFT232は、周知のフーリエ変換プロセ
スに従い、コンプレックス周波数領域シンボルを実時間
領域シンボルに変換する。実シンボルが512シンボル
・バッファ234に提供され、後者はそれらをパラレル
−シリアル変換器236に提供し、変換器がフレーミン
グ・ビット及び巡回プレフィックスを挿入し得る。パラ
レル−シリアル変換、並びにフレーミング・ビット及び
巡回プレフィックスの挿入は、従来の単一回線ADSL
モデムの場合と同一でよい。
【0054】パラレル−シリアル変換器236は、シリ
アル情報をデジタル−アナログ変換器(D/A)238
に提供し、後者はデジタル信号をアナログ信号に変換す
る。アナログ信号が送信フィルタ240に提供され、送
信フィルタはフィルタリングされた信号を、各ローカル
・ループの分離バッファ242に提供する。分離バッフ
ァは、各ローカル・ループが他のローカル・ループを妨
害する可能性を低減する。分離バッファ242から、ア
ナログ信号がローカル・ループに提供される。
【0055】当業者であればわかるように、本発明は前
述の伝送プロセス全体を通じて、クライアント識別子ま
たはローカル・ループ識別子を使用する。従って、符号
器224及びシンボル・マッパ228などの各機能が識
別子を用い、クライアント特定情報またはローカル・ル
ープ特定情報を選択し、それらの処理のために使用す
る。こうした識別子は、データ内のヘッダや、デジタル
・インタフェース200により受信されるデータ内の情
報から復号される離散的信号など、多くの形態を取り得
る。従って、本発明は、データに関連付けられるローカ
ル・ループの識別を、ADSLモデムの送信機の様々な
機能に提供する任意の特定の方法に限られるものではな
い。
【0056】図7の受信機は、分離バッファ252にお
いて、ローカル・ループから信号を受信する。分離バッ
ファは、各ローカル・ループを他のローカル・ループか
ら分離する働きをする。分離バッファ252は受信信号
をアナログ・マルチプレクサ254に提供し、後者は信
号の1つをアナログ−デジタル変換器256に提供す
る。前述のように、個々の構成要素と共用構成要素間の
区分は、本発明の異なる実施例において変化し得る。従
って、本発明は図7の例に限られるものではない。
【0057】アナログ−デジタル変換器256は、従来
のアナログ−デジタル変換器でよい。アナログ−デジタ
ル変換器256は、受信されたアナログ信号をデジタル
信号に変換し、これが時間領域等化器258に提供され
る。1つの時間領域等化器が使用され得るが、タイミン
グ係数が複数のクライアント特定のセットから選択され
るべきである。記憶されたクライアント特定変数260
が、マルチプレクサ254により選択される物理回線に
もとづき、時間領域等化器258により選択され得る。
或いは、クライアント・モデムの送信機部分に関連して
前述したように、他の選択方法が使用され得る。
【0058】時間領域等化器258は等化デジタル信号
を、同期探索機能282及びシリアル−パラレル変換器
262の両方に提供する。同期探索機能282及びシリ
アル−パラレル変換器262は、従来のADSLモデム
で使用されるものと同一でよい。しかしながら、同期探
索機能282は、あるクライアント回線から別のクライ
アント回線に切り替わるとき、スイッチング・トランジ
ェントがどのくらい速く整定するかにより、使用不能に
され得る。理想的には、マルチプレクサの切り替え後、
少なくとも1物理フレームの不動作時間により、即時新
たなクライアントが送信できることが好ましい。
【0059】シリアル−パラレル変換器262は、シリ
アル・デジタル信号をパラレル・デジタル信号に変換
し、パラレル信号を64実シンボル・バッファ264に
提供する。実シンボル・バッファ264はシンボルを離
散フーリエ変換(DFT)機能266に提供し、後者は
シンボルを時間領域から周波数領域に変換し、32個の
コンプレックス・シンボルをコンプレックス・シンボル
・バッファ268に提供する。DFT266は従来のD
FT機能と同一でよい。次に、コンプレックス・シンボ
ル・バッファ268はシンボルをシンボル検出器284
に提供する。
【0060】時間領域等化258同様、周波数領域等化
及びシンボル検出機能284は、特定のクライアント接
続に関して学習された回線特性にもとづく。従って、各
処理インターバルにおいて、フロントエンド・マルチプ
レクサ254の状態に調整されたクライアント特定係数
及び状態変数のセットが、DFT266により生成され
たシンボルの処理のために使用されなければならない。
或いは、シンボル検出器284が規定ADSLシンボル
検出器として機能し得る。クライアント特定変数280
が記憶され、シンボル検出器284に提供され得る。ク
ライアント特定変数280の選択は、前述のようにマル
チプレクサ254にもとづくか、他の手段による。
【0061】シンボル検出器284はシンボルをシンボ
ル・バッファ270に出力し、後者はシンボルを復号器
272に提供する。送信機同様、要求されるシンボル・
バッファ270の最大数は、各ローカル・ループに対し
て1つである。復号器272はシンボルをスクランブル
解除し、リード・ソロモン復号し、インタリーブ解除す
る。スクランブル解除プロセス、リード・ソロモン復号
プロセス、及びインタリーブ解除プロセスは、本質的
に、単一回線サーバ・モデムに要求されるものと同一で
あるべきである。なぜなら、各L2フレームは次のフレ
ームに移る前に、完全に処理されるからである。追加の
複雑性が、複数のパケット・バッファを調整するために
要求され得る。トーン順序付けは学習済みの回線特性に
もとづき、従って各クライアント接続に対して異なって
実行されなければならない。従って、シンボル検出器2
84同様、復号器272はクライアント特定変数278
をアクセスし、その機能を実行する。クライアント特定
変数278の選択は、前述された要領と同一でよい。1
つのルーチンがクライアント特定状態変数278をアク
セスすることにより、複数の接続を処理し得る。
【0062】復号器272はパケットをパケット・バッ
ファ274に出力し、後者はパケットをL2フレーミン
グ/CRCチェック機能276に提供する。1つのL2
フレーミング/CRCチェック機能276が、複数の接
続間で共用され得る。従って、L2フレーミング/CR
Cチェック機能276は、本質的に、単一回線モデムに
要求されるものと同一でよい。各L2フレームはパケッ
ト・バッファ274から完全に処理され、次のフレーム
を開始する前に、DMAキューに配置される。これはク
ライアント特定の中間結果を保管及び復元する要求を回
避する。複数の接続をサポートすることは、単一回線の
場合よりも、より多くのパケット・バッファを必要とし
得る。図7は、1接続につき別々のバッファを上限とし
て示すが、物理層を通じてデータ・フローを制御するた
めに使用される機構に応じて、パケット・バッファの数
は、そのレベルよりも多大に低減され得る。L2フレー
ミング/CRCチェック機能276は次に、パケットを
伝送のためにデジタル・インタフェース200に提供す
る。
【0063】図8は、本発明に従うクライアント・モデ
ムの特定の実施例を示す。図8に示されるように、本発
明の1実施例に従うクライアントADSLモデムは、デ
ジタル・インタフェース300を含み、これはデジタル
・インタフェース300を介して通信可能な任意の装置
への接続を可能にする。デジタル・インタフェース30
0は、モデムの受信セクションからデータを受信し、モ
デムの送信機部分にデータを提供するという点で双方向
である。デジタル・インタフェース300は、ADSL
モデムのための従来のデジタル・インタフェースでよ
い。
【0064】デジタル・インタフェース300は、情報
をL2フレーミング及びCRC生成機能320に提供す
る。L2フレーミング及びCRC生成機能320は、従
来のADSLモデムで使用されるものと同一でよい。各
L2フレームが処理され、パケット・バッファ322に
配置される。
【0065】パケット・バッファ322は、データのパ
ケットを符号器324に提供する。符号器324はパケ
ットをスクランブルし、リード・ソロモン符号化し、イ
ンタリーブする。スクランブリング・プロセス、リード
・ソロモン符号化プロセス、及びインタリービング・プ
ロセスは、本質的に、従来の単一回線サーバ・モデムに
要求されるものと同一であるべきである。トーン順序付
けは学習済みの回線特性にもとづき、符号器324に提
供される記憶済みの状態変数348を使用する。
【0066】符号器324の後、結果のシンボルがシン
ボル・バッファ326に提供される。シンボル・バッフ
ァ326はシンボルをシンボル・マッパ328に提供す
る。シンボル・マッピング及び利得スケーリングもま
た、学習済みの回線特性にもとづき、状態変数346を
使用する。シンボル・マッパ328は状態変数346を
使用し、シンボルをマルチトーン伝送の周波数にマップ
する。シンボル・マッパ328はアップストリーム・ア
クセス調停機能400からも、複数のクライアントと共
用ADSLモデム間の帯域幅の調停のために使用される
情報を受信し得る。従って、シンボル・マッパ328
は、従来のシンボル・マッパに、共用ADSLモデムに
より使用される特定の調停機構または帯域幅割当て機構
を追加したものである。様々なこうした機構について後
述する。
【0067】次に、シンボル・マッパ328の出力が、
32コンプレックス・シンボル・バッファ330に提供
され、後者はコンプレックス・シンボルを逆離散フーリ
エ変換(IDFT)回路332に出力する。本発明のI
DFT332は、従来のADSLモデムのそれと同一で
よい。IDFT332は、周波数領域から時間領域に変
換することにより、コンプレックス・シンボルを実シン
ボルに変換する。実シンボルが64シンボル・バッファ
334に提供され、後者はそれらをパラレル−シリアル
変換器336に提供し、変換器がフレーミング・ビット
及び巡回プレフィックスを挿入し得る。パラレル−シリ
アル変換、並びにフレーミング・ビット及び巡回プレフ
ィックスの挿入は、従来の単一回線ADSLモデムの場
合と同一でよい。
【0068】パラレル−シリアル変換器336は、シリ
アル情報をデジタル−アナログ変換器(D/A)338
に提供し、後者はデジタル信号をアナログ信号に変換す
る。アナログ信号が送信フィルタ340に提供され、送
信フィルタはフィルタリングされた信号をローカル・ル
ープに提供する。
【0069】図8の受信機は、受信フィルタ352にお
いて、ローカル・ループから信号を受信する。受信フィ
ルタ352は受信信号をアナログ−デジタル変換器35
6に提供する。アナログ−デジタル変換器356は従来
のアナログ−デジタル変換器でよい。アナログ−デジタ
ル変換器356は、受信アナログ信号をデジタル信号に
変換し、変換されたデジタル信号が、時間領域等化器3
58に提供される。時間領域等化器は、記憶済みの等化
係数360を使用する。従来の時間領域等化器が使用さ
れ得る。
【0070】時間領域等化器358は等化デジタル信号
を、同期探索機能382及びシリアル−パラレル変換器
362の両方に提供する。同期探索機能382及びシリ
アル−パラレル変換器362は、従来のADSLモデム
で使用されるものと同一でよい。
【0071】シリアル−パラレル変換器362は、シリ
アル・デジタル信号をパラレル・デジタル信号に変換
し、パラレル信号を512実シンボル・バッファ364
に提供する。実シンボル・バッファ364はシンボルを
離散フーリエ変換(DFT)機能366に提供し、後者
はシンボルを時間領域から周波数領域に変換し、256
個のコンプレックス・シンボルをコンプレックス・シン
ボル・バッファ368に提供する。DFT366は従来
のDFT機能と同一でよい。次に、コンプレックス・シ
ンボル・バッファ368はシンボルをシンボル検出器3
84に提供する。
【0072】時間領域等化358同様、周波数領域等化
及びシンボル検出機能384は、クライアント接続に関
して学習された回線特性にもとづく。シンボル検出器3
84は状態変数380を使用し、シンボルを検出する。
シンボル検出器384は従来のADSLシンボル検出器
として機能し得るが、シンボル検出器はメッセージが特
定のクライアント・モデムに向けられるか否かを検出す
る。従って、シンボル検出器384は制御チャネル機能
に割当てられる周波数帯域を調査し、フレーム毎に、物
理シンボルのセットがその特定のクライアントにアドレ
ス指定されるか否かを判断する。アドレス指定されない
場合、それらのフレームは廃棄され、そのインターバル
の間、それ以上の処理は必要でない。或いはまた、この
プロセスは多重化の細分性にもとづき、1スーパフレー
ム(69フレーム)につき1度だけ実行され得る。シン
ボル検出器384はまた、情報をアップストリーム・ア
クセス調停機能400に提供し、そこで情報は調停機構
により、帯域幅の割当てのために使用される。
【0073】シンボルがクライアント・モデムに対する
ものである場合、シンボル検出器384はシンボルをシ
ンボル・バッファ370に出力し、後者はシンボルを復
号器372に提供する。復号器372はスクランブル解
除、リード・ソロモン復号、及びインタリーブ解除を実
行する。復号器372はパケットをパケット・バッファ
374に出力し、後者はパケットをL2フレーミング/
CRCチェック機能376に提供する。L2フレーミン
グ/CRCチェック機能376は次に、パケットを伝送
のためにデジタル・インタフェース300に提供する。
復号器372及びL2フレーミング/CRCチェック機
能376は、従来のクライアント・モデムと同一でよ
い。従って、復号器372は状態変数378を使用し、
その機能を実行する。
【0074】単一回線モデム同様、送信機D/A変換器
と受信機A/D変換器の間でタイミングが同期されなけ
ればならず、この機能はサーバ・モデムのタイミング及
び制御機能250、及びクライアント・モデムのタイミ
ング及び制御機能350により実行される。変換器の同
期は、従来のタイミング及び制御機能により実行され得
る。多重回線サーバでは、アップストリーム帯域幅の共
用を調整する追加の制御が要求される。サーバは、各可
能な送信フレーム間に、どのクライアントが送信を許可
されるかを知らなければならず、またフロント・エンド
のアナログ・マルチプレクサの制御を調整し、活動クラ
イアントを選択しなければならない。これらの機能は、
サーバ・モデム内のタイミング及び制御機能250、及
びクライアント・モデム内のアップストリーム・アクセ
ス調停機能400により実行される。制御プロトコルに
従い、各クライアントは現伝送を妨害することなく、ア
ップストリーム帯域幅を要求することができ、またその
帯域幅要求を定量化することができ、サーバは各可能な
インターバルにおいて、送信を許可されるクライアント
・モデムを制御することができる。時間多重化または周
波数多重化のいずれかの固定割当てが、最も容易に実現
可能であるが、有効帯域幅の最適な使用とはならない。
衝突検出を伴う非同期アクセスが別途可能であるが、ク
ライアントは異なるローカル・ループを使用する別のク
ライアントとの衝突を検出できないかも知れない。これ
はサーバにクライアント衝突を判断するように強要し、
再伝送を要求するように強要する。制御メッセージが全
てのクライアントに同時に同報され、これを達成する。
【0075】別の制御アプローチでは、帯域幅が時分割
多重化(TDM)を介して、全ての活動クライアント間
で分割される。各クライアントが割当てられた帯域幅の
一部を放棄するか、動的に追加の帯域幅を要求すること
を可能にするプロトコルが実現され得る。或いはまた、
帯域幅の小さな割合だけが各クライアントに割当てられ
る。これは追加の帯域幅に対する要求を伝達するための
周期的チャネルを保証する。この時、いずれのクライア
ントにも割当てられていない帯域幅へのアクセスが、保
留中の要求にもとづき、サーバにより動的に許可され
る。
【0076】クライアント間で帯域幅を割当てる前述の
制御方法の各々は、当業者により容易に実現され得るで
あろう。更に、当業者に知られる他のタイプの制御方法
も、本発明の教示から利益を得ながら使用され得る。従
って、本発明は帯域幅をクライアントに割当てる特定の
方法に限られるものではない。
【0077】前述の説明から明らかなように、本発明の
共用ADSLモデムは、ローカル・ループを分離し、次
にローカル・ループ従属情報を用い、ローカル・ループ
と通信することにより、複数の接続を可能にする。この
ローカル・ループ従属情報は、様々なメモリ素子、レジ
スタ、ラッチまたは当業者には既知の他の記憶素子に記
憶され得る。更に、当業者であればわかるように、ロー
カル・ループ従属情報は中央記憶域に、または各モデム
機能に関連付けられる個々の記憶域に記憶され得る。従
って、本発明は特定の記憶構成に限られるものではな
い。
【0078】前述の説明は本発明を例証するものであ
り、制限するものではない。本発明の幾つかの典型的な
実施例を示したが、当業者であれば、これらの実施例に
おいて、本発明の新たな教示及び利点から逸れることな
く、多くの変更が可能であることが理解できよう。従っ
て、これらの全ての変更も本発明の範囲に含まれるもの
と見なされる。特許請求の範囲において、語句"手段"及
び"機能"は、列挙された機能を実行するためにここで述
べられた構造、並びに構造的な等価物だけでなく、等価
な構造を網羅するように意図される。従って、前述の説
明は本発明を例証するものであり、開示された特定の実
施例に限られるものではなく、開示された実施例の変更
同様、他の実施例も本発明の範囲に含まれる。
【0079】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0080】(1)少なくとも2つのローカル・ループ
への同時接続を可能にする、少なくとも2つのデジタル
・フロント・エンド回路セットと、前記少なくとも2つ
のデジタル・フロント・エンド回路セットの各々に動作
的に関連付けられ、前記デジタル・フロント・エンド回
路との間でデータを送受信する共用ADSLモデムと、
前記共用DSLモデムに動作的に関連付けられ、外部ネ
ットワークと通信するデジタル・インタフェースとを含
む、マルチドロップ非対称デジタル加入者ループ(AD
SL)・モデム。 (2)前記少なくとも2つのデジタル・フロント・エン
ド回路セットが、前記各ローカル・ループに関連付けら
れ、前記ローカル・ループの送信通信信号を互いに分離
し、前記共用DSLモデムの送信機部分に動作的に関連
付けられる送信分離バッファと、前記各ローカル・ルー
プに関連付けられ、前記ローカル・ループの受信通信信
号を互いに分離し、前記共用DSLモデムの受信機に動
作的に関連付けられる受信分離バッファとを含む、前記
(1)記載のADSLモデム。 (3)前記少なくとも2つのデジタル・フロント・エン
ド回路セットが、対応する前記受信分離バッファに動作
的に関連付けられ、前記アナログ・フロント・エンド回
路により受信される信号をフィルタリングする受信フィ
ルタを含む、前記(2)記載のADSLモデム。 (4)前記共用ADSLモデムが受信機を含み、該受信
機が、前記各ローカル・ループの前記受信フィルタの出
力を受信し、前記受信フィルタの1つの出力の1つを、
マルチプレクサ出力として提供するマルチプレクサと、
前記マルチプレクサ出力を受信し、該マルチプレクサ出
力をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器
とを含む、前記(3)記載のADSLモデム。 (5)初期ハンドシェーク機構を制御し、他のクライア
ント・モデムとは無関係に、各クライアント・モデムの
最適な伝送パラメータを決定する回路を含む、前記
(4)記載のADSLモデム。 (6)前記受信機が、前記ローカル・ループ特定等化器
情報を用いて、前記アナログ−デジタル変換器からのデ
ジタル信号を等化し、前記デジタル信号を時間領域等化
し、等化デジタル信号を提供するタイミング等化器と、
前記タイミング等化器に動作的に関連付けられ、前記ロ
ーカル・ループ特定等化器係数を記憶するメモリ素子と
を含む、前記(5)記載のADSLモデム。 (7)前記受信機が、前記等化デジタル信号をシリアル
信号からパラレル信号に変換し、パラレル・デジタル信
号を提供するシリアル−パラレル変換器と、前記パラレ
ル・デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号に
変換し、デジタル周波数係数を提供する離散フーリエ変
換回路と、前記デジタル周波数係数を受信し、前記ロー
カル・ループ特定シンボル情報にもとづき、前記周波数
領域係数からシンボルを検出し、クライアント特定シン
ボルを提供するシンボル検出器と、前記シンボル検出器
に動作的に関連付けられ、前記ローカル・ループ特定シ
ンボル情報を記憶するメモリ素子とを含む、前記(6)
記載のADSLモデム。 (8)前記受信機が、前記シンボル検出器から前記クラ
イアント特定シンボルを受信し、クライアント特定情報
にもとづき、前記シンボルをスクランブル解除、リード
・ソロモン復号、及びインタリーブ解除し、クライアン
ト特定データを提供する復号器と、前記復号器に動作的
に関連付けられ、前記クライアント特定情報を記憶する
メモリ素子とを含む、前記(7)記載のADSLモデ
ム。 (9)前記各ローカル・ループに対応して、前記シンボ
ル検出器からシンボルを受信し、該シンボルを前記復号
器に提供するシンボル・バッファを含む、前記(8)記
載のADSLモデム。 (10)前記各ローカル・ループに対応して、前記復号
器からパケットを受信するパケット・バッファを含む、
前記(8)記載のADSLモデム。 (11)前記共用ADSLモデムが送信機を含み、該送
信機が、前記ローカル・ループ上での伝送のために、前
記クライアント特定シンボルを受信し、クライアント特
定情報にもとづき、前記シンボルをスクランブル、リー
ド・ソロモン符号化、及びインタリーブし、クライアン
ト特定シンボル・データを提供する符号器と、前記符号
器に動作的に関連付けられ、前記クライアント特定情報
を記憶するメモリ素子とを含む、前記(2)記載のAD
SLモデム。 (12)前記送信機が、前記クライアント特定シンボル
・データを受信し、前記ローカル・ループ特定周波数情
報にもとづき、前記クライアント特定シンボル・データ
を周波数領域にマップし、前記ローカル・ループ特定シ
ンボル・データを提供するシンボル・マッパと、前記シ
ンボル・マッパに動作的に関連付けられ、前記ローカル
・ループ特定周波数情報を記憶するメモリ素子とを含
む、前記(11)記載のADSLモデム。 (13)前記各ローカル・ループに対応して、前記符号
器からシンボルを受信し、該シンボルを前記シンボル・
マッパに提供するシンボル・バッファを含む、前記(1
2)記載のADSLモデム。 (14)前記各ローカル・ループに対応してパケットを
受信し、該パケットを前記符号器に提供するパケット・
バッファを含む、前記(12)記載のADSLモデム。 (15)前記送信機が、前記ローカル・ループ特定シン
ボル・データを周波数領域データから時間領域信号に変
換し、パラレル・デジタル・シンボル・データを提供す
る逆離散フーリエ変換回路と、前記パラレル・デジタル
・シンボル・データをパラレル信号からシリアル信号に
変換し、シリアル・デジタル信号を提供するパラレル−
シリアル変換器と、前記シリアル・デジタル信号をアナ
ログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、前記
アナログ信号をフィルタリングし、フィルタリングされ
た送信信号を前記送信分離バッファに提供する送信フィ
ルタとを含む、前記(12)記載のADSLモデム。 (16)複数の前記デジタル・フロント・エンド回路
が、前記各受信フィルタに関連付けられ、対応する該受
信フィルタからフィルタリングされた信号を受信するサ
ンプル・ホールド回路を含む、前記(3)記載のADS
Lモデム。 (17)前記共用ADSLモデムが受信機を含み、該受
信機が、前記各ローカル・ループの前記サンプル・ホー
ルド回路の出力を受信し、前記サンプル・ホールド回路
の1つの出力の1つを、マルチプレクサ出力として提供
するマルチプレクサと、前記マルチプレクサ出力を受信
し、該マルチプレクサ出力をデジタル信号に変換するア
ナログ−デジタル変換器とを含む、前記(16)記載の
ADSLモデム。 (18)初期ハンドシェーク機構を制御し、他のクライ
アント・モデムとは無関係に、各クライアント・モデム
の最適な伝送パラメータを決定する回路を含む、前記
(17)記載のADSLモデム。 (19)前記受信機が、前記ローカル・ループ特定等化
器情報を用いて、前記アナログ−デジタル変換器からの
デジタル信号を等化し、前記デジタル信号を時間領域等
化し、等化デジタル信号を提供するタイミング等化器
と、前記タイミング等化器に動作的に関連付けられ、前
記ローカル・ループ特定等化器係数を記憶するメモリ素
子とを含む、前記(18)記載のADSLモデム。 (20)前記受信機が、前記等化デジタル信号をシリア
ル信号からパラレル信号に変換し、パラレル・デジタル
信号を提供するシリアル−パラレル変換器と、前記パラ
レル・デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号
に変換し、デジタル周波数係数を提供する離散フーリエ
変換回路と、前記デジタル周波数係数を受信し、前記ロ
ーカル・ループ特定シンボル情報にもとづき、前記周波
数領域係数からシンボルを検出し、クライアント特定シ
ンボルを提供するシンボル検出器と、前記シンボル検出
器に動作的に関連付けられ、前記ローカル・ループ特定
シンボル情報を記憶するメモリ素子とを含む、前記(1
9)記載のADSLモデム。 (21)前記受信機が、前記シンボル検出器から前記ク
ライアント特定シンボルを受信し、クライアント特定情
報にもとづき、前記シンボルをスクランブル解除、リー
ド・ソロモン復号、及びインタリーブ解除し、クライア
ント特定データを提供する復号器と、前記復号器に動作
的に関連付けられ、前記クライアント特定情報を記憶す
るメモリ素子とを含む、前記(20)記載のADSLモ
デム。 (22)前記各ローカル・ループに対応して、前記シン
ボル検出器からシンボルを受信し、該シンボルを前記復
号器に提供するシンボル・バッファを含む、前記(2
1)記載のADSLモデム。 (23)前記各ローカル・ループに対応して、前記復号
器からパケットを受信するパケット・バッファを含む、
前記(21)記載のADSLモデム。 (24)前記共用ADSLモデムが送信機を含み、該送
信機が、前記ローカル・ループ上での伝送のために、前
記クライアント特定シンボルを受信し、クライアント特
定情報にもとづき、前記シンボルをスクランブル、リー
ド・ソロモン符号化、及びインタリーブし、クライアン
ト特定シンボル・データを提供する符号器と、前記符号
器に動作的に関連付けられ、前記クライアント特定情報
を記憶するメモリ素子とを含む、前記(16)記載のA
DSLモデム。 (25)前記送信機が、前記クライアント特定シンボル
・データを受信し、前記ローカル・ループ特定周波数情
報にもとづき、前記クライアント特定シンボル・データ
を周波数領域にマップし、前記ローカル・ループ特定シ
ンボル・データを提供するシンボル・マッパと、前記シ
ンボル・マッパに動作的に関連付けられ、前記ローカル
・ループ特定周波数情報を記憶するメモリ素子とを含
む、前記(24)記載のADSLモデム。 (26)前記送信機が、前記ローカル・ループ特定シン
ボル・データを周波数領域データから時間領域信号に変
換し、パラレル・デジタル・シンボル・データを提供す
る逆離散フーリエ変換回路と、前記パラレル・デジタル
・シンボル・データをパラレル信号からシリアル信号に
変換し、シリアル・デジタル信号を提供するパラレル−
シリアル変換器と、前記シリアル・デジタル信号をアナ
ログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、前記
アナログ信号をフィルタリングし、フィルタリングされ
た送信信号を前記送信分離バッファに提供する送信フィ
ルタとを含む、前記(25)記載のADSLモデム。 (27)前記各ローカル・ループに対応して、前記符号
器からシンボルを受信し、該シンボルを前記シンボル・
マッパに提供するシンボル・バッファを含む、前記(2
6)記載のADSLモデム。 (28)前記各ローカル・ループに対応してパケットを
受信し、該パケットを前記符号器に提供するパケット・
バッファを含む、前記(26)記載のADSLモデム。 (29)前記少なくとも2つのデジタル・フロント・エ
ンド回路セットが、前記各サンプル・ホールド回路に関
連付けられ、対応する該サンプル・ホールド回路から保
持信号を受信し、アナログ信号をデジタル信号に変換す
るアナログ−デジタル変換器を含む、前記(16)記載
のADSLモデム。 (30)前記共用ADSLモデムが受信機を含み、該受
信機が、前記各ローカル・ループの前記アナログ−デジ
タル変換器の出力を受信し、前記アナログ−デジタル変
換器の1つの出力の1つを、マルチプレクサ出力として
提供するマルチプレクサと、前記ローカル・ループ特定
等化器情報を用いて、前記マルチプレクサ出力からのデ
ジタル信号を等化し、前記デジタル信号を時間領域等化
し、等化デジタル信号を提供するタイミング等化器と、
前記タイミング等化器に動作的に関連付けられ、前記ロ
ーカル・ループ特定等化器係数を記憶するメモリ素子と
を含む、前記(29)記載のADSLモデム。 (31)初期ハンドシェーク機構を制御し、他のクライ
アント・モデムとは無関係に、各クライアント・モデム
の最適な伝送パラメータを決定する回路を含む、前記
(30)記載のADSLモデム。 (32)前記受信機が、前記等化デジタル信号をシリア
ル信号からパラレル信号に変換し、パラレル・デジタル
信号を提供するシリアル−パラレル変換器と、前記パラ
レル・デジタル信号を時間領域信号から周波数領域信号
に変換し、デジタル周波数係数を提供する離散フーリエ
変換回路と、前記デジタル周波数係数を受信し、前記ロ
ーカル・ループ特定シンボル情報にもとづき、前記周波
数領域係数からシンボルを検出し、クライアント特定シ
ンボルを提供するシンボル検出器と、前記シンボル検出
器に動作的に関連付けられ、前記ローカル・ループ特定
シンボル情報を記憶するメモリ素子とを含む、前記(3
1)記載のADSLモデム。 (33)前記受信機が、前記シンボル検出器から前記ク
ライアント特定シンボルを受信し、クライアント特定情
報にもとづき、前記シンボルをスクランブル解除、リー
ド・ソロモン復号、及びインタリーブ解除を実行し、ク
ライアント特定データを提供する復号器と、前記復号器
に動作的に関連付けられ、前記クライアント特定情報を
記憶するメモリ素子とを含む、前記(32)記載のAD
SLモデム。 (34)前記各ローカル・ループに対応して、前記シン
ボル検出器からシンボルを受信し、該シンボルを前記復
号器に提供するシンボル・バッファを含む、前記(3
3)記載のADSLモデム。 (35)前記各ローカル・ループに対応して、前記復号
器からパケットを受信するパケット・バッファを含む、
前記(33)記載のADSLモデム。 (36)前記共用ADSLモデムが送信機を含み、該送
信機が、前記ローカル・ループ上での伝送のために、前
記クライアント特定シンボルを受信し、クライアント特
定情報にもとづき、前記シンボルをスクランブル、リー
ド・ソロモン符号化、及びインタリーブし、クライアン
ト特定シンボル・データを提供する符号器と、前記符号
器に動作的に関連付けられ、前記クライアント特定情報
を記憶するメモリ素子とを含む、前記(29)記載のA
DSLモデム。 (37)前記送信機が、前記クライアント特定シンボル
・データを受信し、前記ローカル・ループ特定周波数情
報にもとづき、前記クライアント特定シンボル・データ
を周波数領域にマップし、前記ローカル・ループ特定シ
ンボル・データを提供するシンボル・マッパと、前記シ
ンボル・マッパに動作的に関連付けられ、前記ローカル
・ループ特定周波数情報を記憶するメモリ素子とを含
む、前記(36)記載のADSLモデム。 (38)前記送信機が、前記ローカル・ループ特定シン
ボル・データを周波数領域データから時間領域信号に変
換し、パラレル・デジタル・シンボル・データを提供す
る逆離散フーリエ変換回路と、前記パラレル・デジタル
・シンボル・データをパラレル信号からシリアル信号に
変換し、シリアル・デジタル信号を提供するパラレル−
シリアル変換器と、前記シリアル・デジタル信号をアナ
ログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、前記
アナログ信号をフィルタリングし、フィルタリングされ
た送信信号を前記送信分離バッファに提供する送信フィ
ルタとを含む、前記(37)記載のADSLモデム。 (39)前記各ローカル・ループに対応して、前記符号
器からシンボルを受信し、該シンボルを前記シンボル・
マッパに提供するシンボル・バッファを含む、前記(3
8)記載のADSLモデム。 (40)前記各ローカル・ループに対応してパケットを
受信し、該パケットを前記符号器に提供するパケット・
バッファを含む、前記(38)記載のADSLモデム。 (41)複数の同時ローカル・ループを1つのADSL
モデムに接続することを可能にする方法であって、前記
ローカル・ループを互いに分離するステップと、接続さ
れる前記各ローカル・ループのループ従属情報を記憶す
るステップと、前記ループ従属情報を使用し、前記各ロ
ーカル・ループと通信するステップとを含む、方法。 (42)複数の同時ローカル・ループを1つのADSL
モデムに接続することを可能にするシステムであって、
前記ローカル・ループを互いに分離する手段と、前記A
DSLモデムに接続される前記各ローカル・ループのル
ープ従属情報を記憶する手段と、前記ループ従属情報を
使用し、前記ADSLモデムを用いて前記各ローカル・
ループと通信する手段とを含む、システム。 (43)複数の同時ローカル・ループを1つのADSL
モデムに接続することを可能にするコンピュータ読み出
し可能プログラム・コード手段を有するコンピュータ読
み取り可能記憶媒体を含むものにおいて、前記コンピュ
ータ読み出し可能プログラム・コード手段が、前記ロー
カル・ループを互いに分離する手段と、前記ADSLモ
デムに接続される前記各ローカル・ループのループ従属
情報を記憶する手段と、前記ループ従属情報を使用し、
前記ADSLモデムを用いて前記各ローカル・ループと
通信する手段とを含む、コンピュータ読み取り可能記憶
媒体。
【図面の簡単な説明】
【図1】ツイスト・ペア伝送路及びアナログ・モデムの
一般的な従来の電話網を示す図である。
【図2】ADSL技法により従来の電話網に課せられる
帯域幅負荷を概略的に示す図である。
【図3】複数の加入者回線を処理するように構成される
単一高速共用DSL送信機を有する共用アクセスADS
Lモデムを概略的に示す図である。
【図4】DMT変調における周波数帯域幅割当てを概略
的に示す図である。
【図5】本発明の態様を実現するオペレーションを概略
的に示す図である。
【図6】本発明に従う、複数のリモート・クライアント
・モデムに接続されるマルチドロップ・サーバ・モデム
を含むシステムのブロック図である。
【図7】本発明に従うマルチドロップ・サーバ・モデム
の特定の実施例のブロック図である。
【図8】本発明に従うクライアント・モデムの特定の実
施例のブロック図である。
【符号の説明】
20 ローカル加入者ループまたはPOTS 22 T−1回線 24 T−3回線 29 クライアントPC 30 共用アクセスADSLモデム 32 高速共用DSL送信機 34 受信機回路 36 受信機 38 インタフェース回路 200、300 デジタル・インタフェース 210 共用ADSLサーバ・モデム 212 アナログ・フロント・エンド 214 ADSLモデム 216 ワークステーション 218 ツイスト・ペア・ローカル・ループ 220、320 L2フレーミング/CRC生成機能 222、274、322、374 パケット・バッファ 224、324 符号器 230、268、330、368 コンプレックス・シ
ンボル・バッファ 232、332 逆離散フーリエ変換回路 236、336 パラレル−シリアル変換器 238、338 デジタル−アナログ変換器 240、340 送信フィルタ 242、252 分離バッファ 246、248、260、278、280 クライアン
ト特定変数 250、350 タイミング及び制御機能 254 アナログ・マルチプレクサ 256、356 アナログ−デジタル変換器 258、358 時間領域等化器 262、362 シリアル−パラレル変換器 264、364 実シンボル・バッファ 266、366 離散フーリエ変換機能 272、372 復号器 276、376 L2フレーミング/CRCチェック機
能 282、382 同期探索機能 284、384 シンボル検出器 352 受信フィルタ 360 等化係数 400 アップストリーム・アクセス調停機能

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つのローカル・ループへの同
    時接続を可能にする、少なくとも2つのデジタル・フロ
    ント・エンド回路セットと、 前記少なくとも2つのデジタル・フロント・エンド回路
    セットの各々に動作的に関連付けられ、前記デジタル・
    フロント・エンド回路との間でデータを送受信する共用
    ADSLモデムと、 前記共用DSLモデムに動作的に関連付けられ、外部ネ
    ットワークと通信するデジタル・インタフェースとを含
    む、マルチドロップ非対称デジタル加入者ループ(AD
    SL)・モデム。
  2. 【請求項2】前記少なくとも2つのデジタル・フロント
    ・エンド回路セットが、 前記各ローカル・ループに関連付けられ、前記ローカル
    ・ループの送信通信信号を互いに分離し、前記共用DS
    Lモデムの送信機部分に動作的に関連付けられる送信分
    離バッファと、 前記各ローカル・ループに関連付けられ、前記ローカル
    ・ループの受信通信信号を互いに分離し、前記共用DS
    Lモデムの受信機に動作的に関連付けられる受信分離バ
    ッファとを含む、請求項1記載のADSLモデム。
  3. 【請求項3】前記少なくとも2つのデジタル・フロント
    ・エンド回路セットが、 対応する前記受信分離バッファに動作的に関連付けら
    れ、前記アナログ・フロント・エンド回路により受信さ
    れる信号をフィルタリングする受信フィルタを含む、 請求項2記載のADSLモデム。
  4. 【請求項4】前記共用ADSLモデムが受信機を含み、
    該受信機が、 前記各ローカル・ループの前記受信フィルタの出力を受
    信し、前記受信フィルタの1つの出力の1つを、マルチ
    プレクサ出力として提供するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサ出力を受信し、該マルチプレクサ出
    力をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器
    とを含む、請求項3記載のADSLモデム。
  5. 【請求項5】初期ハンドシェーク機構を制御し、他のク
    ライアント・モデムとは無関係に、各クライアント・モ
    デムの最適な伝送パラメータを決定する回路を含む、請
    求項4記載のADSLモデム。
  6. 【請求項6】前記受信機が、 前記ローカル・ループ特定等化器情報を用いて、前記ア
    ナログ−デジタル変換器からのデジタル信号を等化し、
    前記デジタル信号を時間領域等化し、等化デジタル信号
    を提供するタイミング等化器と、 前記タイミング等化器に動作的に関連付けられ、前記ロ
    ーカル・ループ特定等化器係数を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項5記載のADSLモデム。
  7. 【請求項7】前記受信機が、 前記等化デジタル信号をシリアル信号からパラレル信号
    に変換し、パラレル・デジタル信号を提供するシリアル
    −パラレル変換器と、 前記パラレル・デジタル信号を時間領域信号から周波数
    領域信号に変換し、デジタル周波数係数を提供する離散
    フーリエ変換回路と、 前記デジタル周波数係数を受信し、前記ローカル・ルー
    プ特定シンボル情報にもとづき、前記周波数領域係数か
    らシンボルを検出し、クライアント特定シンボルを提供
    するシンボル検出器と、 前記シンボル検出器に動作的に関連付けられ、前記ロー
    カル・ループ特定シンボル情報を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項6記載のADSLモデム。
  8. 【請求項8】前記受信機が、 前記シンボル検出器から前記クライアント特定シンボル
    を受信し、クライアント特定情報にもとづき、前記シン
    ボルをスクランブル解除、リード・ソロモン復号、及び
    インタリーブ解除し、クライアント特定データを提供す
    る復号器と、 前記復号器に動作的に関連付けられ、前記クライアント
    特定情報を記憶するメモリ素子とを含む、請求項7記載
    のADSLモデム。
  9. 【請求項9】前記各ローカル・ループに対応して、前記
    シンボル検出器からシンボルを受信し、該シンボルを前
    記復号器に提供するシンボル・バッファを含む、請求項
    8記載のADSLモデム。
  10. 【請求項10】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記復号器からパケットを受信するパケット・バッファを
    含む、請求項8記載のADSLモデム。
  11. 【請求項11】前記共用ADSLモデムが送信機を含
    み、該送信機が、 前記ローカル・ループ上での伝送のために、前記クライ
    アント特定シンボルを受信し、クライアント特定情報に
    もとづき、前記シンボルをスクランブル、リード・ソロ
    モン符号化、及びインタリーブし、クライアント特定シ
    ンボル・データを提供する符号器と、 前記符号器に動作的に関連付けられ、前記クライアント
    特定情報を記憶するメモリ素子とを含む、請求項2記載
    のADSLモデム。
  12. 【請求項12】前記送信機が、 前記クライアント特定シンボル・データを受信し、前記
    ローカル・ループ特定周波数情報にもとづき、前記クラ
    イアント特定シンボル・データを周波数領域にマップ
    し、前記ローカル・ループ特定シンボル・データを提供
    するシンボル・マッパと、 前記シンボル・マッパに動作的に関連付けられ、前記ロ
    ーカル・ループ特定周波数情報を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項11記載のADSLモデム。
  13. 【請求項13】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記符号器からシンボルを受信し、該シンボルを前記シン
    ボル・マッパに提供するシンボル・バッファを含む、請
    求項12記載のADSLモデム。
  14. 【請求項14】前記各ローカル・ループに対応してパケ
    ットを受信し、該パケットを前記符号器に提供するパケ
    ット・バッファを含む、請求項12記載のADSLモデ
    ム。
  15. 【請求項15】前記送信機が、 前記ローカル・ループ特定シンボル・データを周波数領
    域データから時間領域信号に変換し、パラレル・デジタ
    ル・シンボル・データを提供する逆離散フーリエ変換回
    路と、 前記パラレル・デジタル・シンボル・データをパラレル
    信号からシリアル信号に変換し、シリアル・デジタル信
    号を提供するパラレル−シリアル変換器と、 前記シリアル・デジタル信号をアナログ信号に変換する
    デジタル−アナログ変換器と、 前記アナログ信号をフィルタリングし、フィルタリング
    された送信信号を前記送信分離バッファに提供する送信
    フィルタとを含む、請求項12記載のADSLモデム。
  16. 【請求項16】複数の前記デジタル・フロント・エンド
    回路が、前記各受信フィルタに関連付けられ、対応する
    該受信フィルタからフィルタリングされた信号を受信す
    るサンプル・ホールド回路を含む、請求項3記載のAD
    SLモデム。
  17. 【請求項17】前記共用ADSLモデムが受信機を含
    み、該受信機が、 前記各ローカル・ループの前記サンプル・ホールド回路
    の出力を受信し、前記サンプル・ホールド回路の1つの
    出力の1つを、マルチプレクサ出力として提供するマル
    チプレクサと、 前記マルチプレクサ出力を受信し、該マルチプレクサ出
    力をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器
    とを含む、請求項16記載のADSLモデム。
  18. 【請求項18】初期ハンドシェーク機構を制御し、他の
    クライアント・モデムとは無関係に、各クライアント・
    モデムの最適な伝送パラメータを決定する回路を含む、
    請求項17記載のADSLモデム。
  19. 【請求項19】前記受信機が、 前記ローカル・ループ特定等化器情報を用いて、前記ア
    ナログ−デジタル変換器からのデジタル信号を等化し、
    前記デジタル信号を時間領域等化し、等化デジタル信号
    を提供するタイミング等化器と、 前記タイミング等化器に動作的に関連付けられ、前記ロ
    ーカル・ループ特定等化器係数を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項18記載のADSLモデム。
  20. 【請求項20】前記受信機が、 前記等化デジタル信号をシリアル信号からパラレル信号
    に変換し、パラレル・デジタル信号を提供するシリアル
    −パラレル変換器と、 前記パラレル・デジタル信号を時間領域信号から周波数
    領域信号に変換し、デジタル周波数係数を提供する離散
    フーリエ変換回路と、 前記デジタル周波数係数を受信し、前記ローカル・ルー
    プ特定シンボル情報にもとづき、前記周波数領域係数か
    らシンボルを検出し、クライアント特定シンボルを提供
    するシンボル検出器と、 前記シンボル検出器に動作的に関連付けられ、前記ロー
    カル・ループ特定シンボル情報を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項19記載のADSLモデム。
  21. 【請求項21】前記受信機が、 前記シンボル検出器から前記クライアント特定シンボル
    を受信し、クライアント特定情報にもとづき、前記シン
    ボルをスクランブル解除、リード・ソロモン復号、及び
    インタリーブ解除し、クライアント特定データを提供す
    る復号器と、 前記復号器に動作的に関連付けられ、前記クライアント
    特定情報を記憶するメモリ素子とを含む、請求項20記
    載のADSLモデム。
  22. 【請求項22】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記シンボル検出器からシンボルを受信し、該シンボルを
    前記復号器に提供するシンボル・バッファを含む、請求
    項21記載のADSLモデム。
  23. 【請求項23】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記復号器からパケットを受信するパケット・バッファを
    含む、請求項21記載のADSLモデム。
  24. 【請求項24】前記共用ADSLモデムが送信機を含
    み、該送信機が、 前記ローカル・ループ上での伝送のために、前記クライ
    アント特定シンボルを受信し、クライアント特定情報に
    もとづき、前記シンボルをスクランブル、リード・ソロ
    モン符号化、及びインタリーブし、クライアント特定シ
    ンボル・データを提供する符号器と、 前記符号器に動作的に関連付けられ、前記クライアント
    特定情報を記憶するメモリ素子とを含む、請求項16記
    載のADSLモデム。
  25. 【請求項25】前記送信機が、 前記クライアント特定シンボル・データを受信し、前記
    ローカル・ループ特定周波数情報にもとづき、前記クラ
    イアント特定シンボル・データを周波数領域にマップ
    し、前記ローカル・ループ特定シンボル・データを提供
    するシンボル・マッパと、 前記シンボル・マッパに動作的に関連付けられ、前記ロ
    ーカル・ループ特定周波数情報を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項24記載のADSLモデム。
  26. 【請求項26】前記送信機が、 前記ローカル・ループ特定シンボル・データを周波数領
    域データから時間領域信号に変換し、パラレル・デジタ
    ル・シンボル・データを提供する逆離散フーリエ変換回
    路と、 前記パラレル・デジタル・シンボル・データをパラレル
    信号からシリアル信号に変換し、シリアル・デジタル信
    号を提供するパラレル−シリアル変換器と、 前記シリアル・デジタル信号をアナログ信号に変換する
    デジタル−アナログ変換器と、 前記アナログ信号をフィルタリングし、フィルタリング
    された送信信号を前記送信分離バッファに提供する送信
    フィルタとを含む、請求項25記載のADSLモデム。
  27. 【請求項27】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記符号器からシンボルを受信し、該シンボルを前記シン
    ボル・マッパに提供するシンボル・バッファを含む、請
    求項26記載のADSLモデム。
  28. 【請求項28】前記各ローカル・ループに対応してパケ
    ットを受信し、該パケットを前記符号器に提供するパケ
    ット・バッファを含む、請求項26記載のADSLモデ
    ム。
  29. 【請求項29】前記少なくとも2つのデジタル・フロン
    ト・エンド回路セットが、前記各サンプル・ホールド回
    路に関連付けられ、対応する該サンプル・ホールド回路
    から保持信号を受信し、アナログ信号をデジタル信号に
    変換するアナログ−デジタル変換器を含む、請求項16
    記載のADSLモデム。
  30. 【請求項30】前記共用ADSLモデムが受信機を含
    み、該受信機が、 前記各ローカル・ループの前記アナログ−デジタル変換
    器の出力を受信し、前記アナログ−デジタル変換器の1
    つの出力の1つを、マルチプレクサ出力として提供する
    マルチプレクサと、 前記ローカル・ループ特定等化器情報を用いて、前記マ
    ルチプレクサ出力からのデジタル信号を等化し、前記デ
    ジタル信号を時間領域等化し、等化デジタル信号を提供
    するタイミング等化器と、 前記タイミング等化器に動作的に関連付けられ、前記ロ
    ーカル・ループ特定等化器係数を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項29記載のADSLモデム。
  31. 【請求項31】初期ハンドシェーク機構を制御し、他の
    クライアント・モデムとは無関係に、各クライアント・
    モデムの最適な伝送パラメータを決定する回路を含む、
    請求項30記載のADSLモデム。
  32. 【請求項32】前記受信機が、 前記等化デジタル信号をシリアル信号からパラレル信号
    に変換し、パラレル・デジタル信号を提供するシリアル
    −パラレル変換器と、 前記パラレル・デジタル信号を時間領域信号から周波数
    領域信号に変換し、デジタル周波数係数を提供する離散
    フーリエ変換回路と、 前記デジタル周波数係数を受信し、前記ローカル・ルー
    プ特定シンボル情報にもとづき、前記周波数領域係数か
    らシンボルを検出し、クライアント特定シンボルを提供
    するシンボル検出器と、 前記シンボル検出器に動作的に関連付けられ、前記ロー
    カル・ループ特定シンボル情報を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項31記載のADSLモデム。
  33. 【請求項33】前記受信機が、 前記シンボル検出器から前記クライアント特定シンボル
    を受信し、クライアント特定情報にもとづき、前記シン
    ボルをスクランブル解除、リード・ソロモン復号、及び
    インタリーブ解除を実行し、クライアント特定データを
    提供する復号器と、 前記復号器に動作的に関連付けられ、前記クライアント
    特定情報を記憶するメモリ素子とを含む、請求項32記
    載のADSLモデム。
  34. 【請求項34】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記シンボル検出器からシンボルを受信し、該シンボルを
    前記復号器に提供するシンボル・バッファを含む、請求
    項33記載のADSLモデム。
  35. 【請求項35】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記復号器からパケットを受信するパケット・バッファを
    含む、請求項33記載のADSLモデム。
  36. 【請求項36】前記共用ADSLモデムが送信機を含
    み、該送信機が、 前記ローカル・ループ上での伝送のために、前記クライ
    アント特定シンボルを受信し、クライアント特定情報に
    もとづき、前記シンボルをスクランブル、リード・ソロ
    モン符号化、及びインタリーブし、クライアント特定シ
    ンボル・データを提供する符号器と、 前記符号器に動作的に関連付けられ、前記クライアント
    特定情報を記憶するメモリ素子とを含む、請求項29記
    載のADSLモデム。
  37. 【請求項37】前記送信機が、 前記クライアント特定シンボル・データを受信し、前記
    ローカル・ループ特定周波数情報にもとづき、前記クラ
    イアント特定シンボル・データを周波数領域にマップ
    し、前記ローカル・ループ特定シンボル・データを提供
    するシンボル・マッパと、 前記シンボル・マッパに動作的に関連付けられ、前記ロ
    ーカル・ループ特定周波数情報を記憶するメモリ素子と
    を含む、請求項36記載のADSLモデム。
  38. 【請求項38】前記送信機が、 前記ローカル・ループ特定シンボル・データを周波数領
    域データから時間領域信号に変換し、パラレル・デジタ
    ル・シンボル・データを提供する逆離散フーリエ変換回
    路と、 前記パラレル・デジタル・シンボル・データをパラレル
    信号からシリアル信号に変換し、シリアル・デジタル信
    号を提供するパラレル−シリアル変換器と、 前記シリアル・デジタル信号をアナログ信号に変換する
    デジタル−アナログ変換器と、 前記アナログ信号をフィルタリングし、フィルタリング
    された送信信号を前記送信分離バッファに提供する送信
    フィルタとを含む、請求項37記載のADSLモデム。
  39. 【請求項39】前記各ローカル・ループに対応して、前
    記符号器からシンボルを受信し、該シンボルを前記シン
    ボル・マッパに提供するシンボル・バッファを含む、請
    求項38記載のADSLモデム。
  40. 【請求項40】前記各ローカル・ループに対応してパケ
    ットを受信し、該パケットを前記符号器に提供するパケ
    ット・バッファを含む、請求項38記載のADSLモデ
    ム。
  41. 【請求項41】複数の同時ローカル・ループを1つのA
    DSLモデムに接続することを可能にする方法であっ
    て、 前記ローカル・ループを互いに分離するステップと、 接続される前記各ローカル・ループのループ従属情報を
    記憶するステップと、 前記ループ従属情報を使用し、前記各ローカル・ループ
    と通信するステップとを含む、方法。
  42. 【請求項42】複数の同時ローカル・ループを1つのA
    DSLモデムに接続することを可能にするシステムであ
    って、 前記ローカル・ループを互いに分離する手段と、 前記ADSLモデムに接続される前記各ローカル・ルー
    プのループ従属情報を記憶する手段と、 前記ループ従属情報を使用し、前記ADSLモデムを用
    いて前記各ローカル・ループと通信する手段とを含む、
    システム。
  43. 【請求項43】複数の同時ローカル・ループを1つのA
    DSLモデムに接続することを可能にするコンピュータ
    読み出し可能プログラム・コード手段を有するコンピュ
    ータ読み取り可能記憶媒体を含むものにおいて、前記コ
    ンピュータ読み出し可能プログラム・コード手段が、 前記ローカル・ループを互いに分離する手段と、 前記ADSLモデムに接続される前記各ローカル・ルー
    プのループ従属情報を記憶する手段と、 前記ループ従属情報を使用し、前記ADSLモデムを用
    いて前記各ローカル・ループと通信する手段とを含む、
    コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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