JP2000137769A - Icカ―ドの端子接続装置 - Google Patents

Icカ―ドの端子接続装置

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JP2000137769A
JP2000137769A JP11026236A JP2623699A JP2000137769A JP 2000137769 A JP2000137769 A JP 2000137769A JP 11026236 A JP11026236 A JP 11026236A JP 2623699 A JP2623699 A JP 2623699A JP 2000137769 A JP2000137769 A JP 2000137769A
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card
terminal
frame
sliding member
slot
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JP11026236A
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Seiji Takahashi
橋 清 治 高
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Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードの挿抜耐久回数を向上させる。 【解決手段】 揺動部材55は、ICカード1の枠体3
への挿入に伴って、他側揺動端部58がICカード1の
挿入側端部12によって押圧されることで、一側揺動端
部57がICカード1側へ揺動するように構成されてい
る。このような揺動部材55の揺動によって、保持部材
50保持された複数の接続部材4がICカード1側へ移
動する。この場合、接続部材4の回路側端部42が、コ
イルばね44の作用で回路端子部20との接触を保つの
で、導電性の接続部材4によって、ICカード1の端子
部10と回路端子部20との電気的な接続がなされる。
従って、ICカード1の端子部10と接続部材4との間
の擦れをほとんど伴わずに、ICカード1の端子部10
と回路端子部20との電気的な接続を達成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にICカードリ
ーダー・ライターにおける、ICカードの端子部と所定
の回路端子部とを電気的に接続するためのICカードの
端子接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金銭の受払や情報の送受信等に用
いる目的で、ICカードおよびその端末機器としてのI
Cカードリーダー・ライターの開発が進められている。
このICカードリーダー・ライターにおいては一般に、
ICカードの(入出力用の)端子部と所定の回路端子部
とを電気的に接続するための端子接続装置が用いられ
る。
【0003】このようなICカードの端子接続装置の従
来例が、図17及び図18に示されている。図17にお
いて、ICカードの端子接続装置は、所定の回路基板2
上に設けられICカード1が挿抜される枠体3と、この
枠体3内に設けられた接続手段8とを備えている。図1
8に示すように、ICカード1は、複数の端子が形成さ
れた端子部10を下面側に有し(図17参照)、回路基
板2は、ICカード1における端子部10の各端子に対
応する回路端子が形成された回路端子部20を上面側に
有している。
【0004】上記接続手段8は、複数の導電性板ばね体
80を有している。これらの板ばね体80は、ICカー
ド1の各端子に対応する接触突部82と、回路基板2の
各回路端子に対して半田付けされた固定端部84とを有
している。そして、ICカード1の枠体3への挿入に伴
って、各板ばね体80の接触突部82が下方へ押し下げ
られ、ICカード1の挿入が完了した状態で、各板ばね
体80の接触突部82が、ICカード1の端子部10に
対して弾性的に当接するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のICカードの端子接続装置では、ICカ
ード1の挿抜を行う度に、ICカード1と各板ばね体8
0の接触突部82とが擦れ合い、摩耗が進みやすい。こ
のため、ICカード1の挿抜耐久回数が少なくなってし
まうという問題がある。
【0006】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、ICカードの挿抜耐久回数を向上させる
ことのできるようなICカードの端子接続装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、ICカー
ドの端子部と所定の回路端子部とを電気的に接続するた
めのICカードの端子接続装置において、ICカードが
挿抜される枠体と、ICカードの端子部に接触させるた
めのカード側端部と、前記回路端子部との接触を保つ回
路側端部とを有する導電性の接続部材と、前記枠体に取
り付けられ、ICカードの前記枠体への挿入に伴って、
前記接続部材のカード側端部をICカードの端子部に向
かって移動させるための移動手段とを備えたことを特徴
とするICカードの端子接続装置である。
【0008】この第1の手段によれば、ICカードを枠
体へ挿入して行くと、移動手段が接続部材のカード側端
部をICカードの端子部に向かって移動させ、当該端子
部に接触させる。この際に、接続部材の回路側端部は回
路端子部との接触を保つので、導電性の接続部材によっ
て、ICカードの端子部と回路端子部との電気的な接続
がなされる。このことにより、ICカードと接続部材と
の間の擦れをほとんど伴わずに、ICカードの端子部と
回路端子部との電気的な接続を達成することができる。
【0009】第2の手段は、第1の手段において、前記
移動手段は、前記接続部材を保持する保持部材と、前記
枠体に対してICカードの厚さ方向に揺動自在に取り付
けられた揺動部材とを有し、この揺動部材は、前記保持
部材に連結された一側揺動端部と、ICカードの挿入側
端部に対応する他側揺動端部とを有すると共に、ICカ
ードの前記枠体への挿入に伴って、前記他側揺動端部が
ICカードの挿入側端部によって押圧されることで、前
記一側揺動端部がICカード側へ揺動するように構成さ
れているものである。
【0010】第3の手段は、第1の手段において、前記
移動手段は、前記接続部材を保持する保持部材と、前記
枠体に対してICカード挿抜方向に摺動自在に設けられ
た摺動部材とを有し、前記摺動部材は、ICカードの挿
入側端部が当接する当接部と、ICカード挿入方向に延
びる横方向スロットおよびこの横方向スロットにおける
ICカード挿入方向手前側の端部からICカード側へ延
びる縦方向スロットを含むスロット部とを有し、前記保
持部材は、前記枠体に対してICカードの厚さ方向に往
復動自在に且つICカード側に付勢されて設けられると
共に、前記摺動部材のスロット部に受け入れられる案内
突起を有し、この案内突起が前記縦方向スロット内に入
り込むことで前記摺動部材をICカード挿入位置に係止
するように構成されているものである。
【0011】この第3の手段によれば、第1の手段にお
いて、ICカードの枠体への挿入に伴って、ICカード
の挿入側端部が摺動部材の当接部を押圧し、摺動部材を
枠体に対してICカード挿入方向に摺動させる。このよ
うな摺動部材の摺動に伴って、保持部材の案内突起が、
摺動部材の横方向スロット内を相対的にICカード挿入
方向手前側へ移動する。横方向スロット内を相対的に縦
方向スロット上まで移動した案内突起は、保持部材に作
用するICカード側への付勢力によって縦方向スロット
内へ入り込み、摺動部材をICカード挿入位置に係止す
る。この場合、案内突起の縦方向スロット内への移動に
連動して、保持部材がICカード側へ移動することで、
接続部材のカード側端部をICカードの端子部に接触さ
せることができる。
【0012】第4の手段は、第3の手段において、前記
摺動部材を前記枠体に対してICカード挿入方向手前側
に付勢する付勢部材と、前記保持部材の案内突起による
前記摺動部材の係止を解除するための係止解除部材とを
更に備え、この係止解除部材は、前記枠体に対してIC
カード挿抜方向に摺動自在に設けられると共に、前記保
持部材の案内突起に対応した斜面部分を有し、その摺動
に伴って前記斜面部分が前記保持部材の案内突起を前記
摺動部材の縦方向スロット内から横方向スロット内へ移
動させるように構成されているものである。
【0013】この第4の手段によれば、第3の手段にお
いて、係止解除部材を枠体に対して摺動させると、係止
解除部材の斜面部分が、保持部材の案内突起を摺動部材
の縦方向スロット内から横方向スロット内へ移動させ、
保持部材の案内突起による摺動部材の係止を解除させ
る。この時、保持部材がICカード側から逆方向に移動
することで、接続部材のカード側端部もICカードの端
子部から離れる。そして、係止が解除された摺動部材
は、付勢部材の付勢力によって、枠体に対してICカー
ド挿入方向手前側へ摺動し、その当接部によってICカ
ードを挿入方向手前側へ押し出す。
【0014】第5の手段は、第1の手段において、前記
移動手段は、前記接続部材を保持する保持部材と、前記
枠体に対してICカード挿抜方向に摺動自在に設けられ
た摺動部材とを有し、前記摺動部材は、ICカードの挿
入側端部が当接する当接部と、ICカード挿入方向手前
側に向かってICカード側へ傾斜して延びるスロット部
とを有し、前記保持部材は、前記枠体に対してICカー
ドの厚さ方向に往復動自在に且つICカード側に付勢さ
れて設けられると共に、前記摺動部材のスロット部に受
け入れられる案内突起を有するものである。
【0015】この第5の手段によれば、第1の手段にお
いて、ICカードの枠体への挿入に伴って、ICカード
の挿入側端部が摺動部材の当接部を押圧し、摺動部材を
枠体に対してICカード挿入方向に摺動させる。このよ
うな摺動部材の摺動に伴って、保持部材の案内突起が、
摺動部材のスロット部内を相対的にICカード挿入方向
手前側の端部まで移動する。この場合、スロット部はI
Cカード挿入方向手前側に向かってICカード側へ傾斜
して延びているため、上記のような案内突起のスロット
部内での移動に連動して保持部材がICカード側へ移動
することで、接続部材のカード側端部をICカードの端
子部に接触させることができる。
【0016】第6の手段は、第5の手段において、前記
摺動部材を前記枠体に対してICカード挿入方向手前側
に付勢する付勢部材と、前記摺動部材をICカード挿入
位置に係止するための係止手段とを更に備え、前記摺動
部材は、係止段部を更に有し、前記係止手段は、前記摺
動部材の係止段部に係合する係止爪部と、この係止爪部
を前記摺動部材の係止段部側へ付勢する爪部付勢手段と
を有するものである。
【0017】この第6の手段によれば、第5の手段にお
いて、ICカードの枠体への挿入に伴って摺動部材がI
Cカード挿入位置まで摺動すると、係止手段における爪
部付勢手段の付勢力によって、係止爪部が摺動部材の係
止段部に係合し、摺動部材がICカード挿入位置に係止
される。
【0018】第7の手段は、第6の手段において、前記
係止手段は板ばね体よりなり、この板ばね体は、前記枠
体に取り付けられて前記爪部付勢手段を構成する本体
と、この本体から突出して前記係止爪部を構成する爪状
突起と、前記本体の先端側から延びる斜面部とを有し、
前記枠体に対してICカード挿抜方向に摺動自在に設け
られると共に、その先端部分が前記板ばね体の斜面部を
押圧して前記板ばね体の本体を撓ませることにより、前
記板ばね体の爪状突起を前記摺動部材の係止段部から外
すように構成された係止解除部材を更に備えたものであ
る。
【0019】この第7の手段によれば、第6の手段にお
いて、係止解除部材を枠体に対して摺動させると、係止
解除部材の先端部分が、板ばね体の斜面部を押圧して板
ばね体の本体を撓ませることにより、板ばね体の爪状突
起を摺動部材の係止段部から外し、板ばね体による摺動
部材の係止を解除させる。そして、係止が解除された摺
動部材は、付勢部材の付勢力によって、枠体に対してI
Cカード挿入方向手前側へ摺動し、その当接部によって
ICカードを挿入方向手前側へ押し出す。この時、保持
部材の案内突起が、摺動部材のスロット部内を相対的に
ICカード挿入方向側の端部まで移動し、これに連動し
て保持部材がICカード側から逆方向に移動すること
で、接続部材のカード側端部もICカードの端子部から
離れる。
【0020】第8の手段は、第1乃至第7の手段におい
て、前記接続部材の回路側端部は、前記移動手段の保持
部材に対して、前記回路端子部方向へ摺動自在に設けら
れ、前記接続部材は、その回路側端部を前記回路端子部
側へ付勢する付勢手段を更に有するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図16は本発明に
よるICカードの端子接続装置の実施の形態を示す図で
ある。なお、図1乃至図16に示す本発明の実施の形態
において、図17及び図18に示す従来例と同一の構成
部分には同一符号を付して説明する。
【0022】[第1の実施形態]まず、図1乃至図5に
より、本発明によるICカードの端子接続装置の第1の
実施形態について説明する。
【0023】図1乃至図3は、本実施形態の端子接続装
置の要部縦断面図であり、図4及び図5は、当該端子接
続装置を、ICカード1及び回路基板2との関係におい
て示す図である。図4及び図5において、ICカードの
端子接続装置は、所定の回路基板2上に設けられICカ
ード1が挿抜される枠体3と、複数(ここでは8つ)の
導電性接続部材4とを備えている。
【0024】このうち、枠体3は、ICカード1の両側
端部14を案内するガイド部30と、ICカード1の挿
入側端部12を受け入れる挿入スロット32aが形成さ
れた挿入部32とを有している。なお、符号34で示す
のは、枠体3の下面側に回路基板2を固定するためのス
ナップ部材である。
【0025】ここで、図2又は図3に示すように、IC
カード1は、複数(ここでは8つ)の端子が形成された
端子部10を下面側に有し(図4(a)参照)、回路基板
2は、ICカード1における端子部10の各端子に対応
する回路端子が形成された回路端子部20を上面側に有
している。
【0026】上記接続部材4は、それぞれ、ICカード
1の端子部10に接触させるためのカード側端部40
と、回路端子部20に接触させるための回路側端部42
とを有している。そして、ICカード1の枠体3への挿
入に伴って、接続部材4のカード側端部40をICカー
ド1の端子部10に向かって移動させるための移動手段
5が、枠体3の挿入部32内に設けられている。
【0027】この移動手段5は、接続部材4を保持する
絶縁性の保持部材50と、枠体3に対して(揺動軸56
を介して)ICカード1の厚さ方向(図1乃至図3の上
下方向)に揺動自在に取り付けられた揺動部材55とを
有している。
【0028】この揺動部材55は、保持部材50に(ピ
ン57aを介して)連結された一側揺動端部57と、I
Cカード1の挿入側端部12に対応する他側揺動端部5
8とを有している。この他側揺動端部58には、ICカ
ード挿入方向(図2又は図3のICカード1に付された
矢印の方向)手前側に傾斜面58aが形成され、これよ
り当該挿入方向奥側に停止面58bが形成されている。
また、揺動部材55の他側揺動端部58と、枠体3の下
面側との間には、コイルばね59が介設されている。
【0029】そして、揺動部材55は、ICカード1の
枠体3への挿入に伴って、他側揺動端部58がICカー
ド1の挿入側端部12によって押圧されることで、(コ
イルばね59の付勢力に抗して)一側揺動端部57がI
Cカード1側へ揺動するように構成されている。
【0030】また、各接続部材4のカード側端部40と
回路側端部42とは、それぞれ保持部材50に対して接
続部材4の軸線方向へ摺動自在に設けられている。そし
て、各接続部材4は、そのカード側端部40と回路側端
部42との間に介設されたコイルばね(付勢手段)44
を更に有している。
【0031】なお、図4に符号7で示すのは、枠体3の
挿入部32に対するICカード1の挿抜時に、いわゆる
クリック感を生じさせるための弾性突起部である。
【0032】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について説明する。本実施形態によれば、ICカ
ード1を枠体3へ挿入して行くと、移動手段5が接続部
材4のカード側端部40をICカード1の端子部10に
向かって移動させ、当該端子部10に接触させる。
【0033】具体的には、ICカード1の枠体3への挿
入前においては、図1に示すように、移動手段5の揺動
部材55は、コイルばね59の作用で、一側揺動端部5
7が回路基板2側へ揺動する方向に押圧されている。こ
のことにより、各接続部材4のカード側端部40は、枠
体3の挿入スロット32aの下端よりも回路基板2側に
下がった状態にある。また、このとき各接続部材4の回
路側端部42は、(コイルばね44の付勢力に抗して)
保持部材50側に引っ込んだ位置にある。
【0034】次に、図2に示すように、ICカード1を
枠体3の挿入スロット32aへ挿入して行くと、まず揺
動部材55の他側揺動端部58における傾斜面58a
に、ICカード1の挿入側端部12が当接する。
【0035】さらにICカード1を挿入して行くと、I
Cカード1の挿入側端部12によって他側揺動端部58
の傾斜面58aが(コイルばね59の付勢力に抗して)
押し下げられ、一側揺動端部57がICカード1側へ揺
動し始める。この段階においては、接続部材4のカード
側端部40は、まだICカード1に対して接触しない。
【0036】さらにICカード1を挿入して行くと、図
3に示すように、ICカード1の挿入側端部12が、他
側揺動端部58において傾斜面58aを(相対的に)乗
り越えて停止面58bに突き当たり、ICカード1の挿
入が完了する。この段階においては、一側揺動端部57
のICカード1側への揺動に伴って、接続部材4のカー
ド側端部40がICカード1の端子部10に対してほぼ
垂直に(弾性的に)当接する。
【0037】そして、このような接続部材4のICカー
ド1側への移動にもかかわらず、接続部材4の回路側端
部42が、コイルばね44の作用で回路端子部20との
(弾性的な)接触を保つので、導電性の接続部材4によ
って、ICカード1の端子部10と回路端子部20との
電気的な接続がなされる。
【0038】一方、図3に示す挿入完了状態にあるIC
カード1を、枠体3の挿入スロット32aから抜き取っ
て行くと、上記コイルばね59の付勢力によって、揺動
部材55の他側揺動端部58が押し上げられ、一側揺動
端部57がICカード1側とは逆方向の回路基板2側へ
揺動し、接続部材4のカード側端部40もICカード1
の端子部10から離れる(図1参照)。
【0039】[第2の実施形態]次に、図6乃至図10
により、本発明によるICカードの端子接続装置の第2
の実施形態について説明する。なお、図6乃至図10に
示す本実施形態において、図1乃至図5に示す上記第1
の実施形態と同一の構成部分については同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0040】図6乃至図8は、本実施形態の端子接続装
置の要部縦断面図であり、図9及び図10は、当該端子
接続装置を、ICカード1及び回路基板2との関係にお
いて示す図である。図9及び図10において、ICカー
ドの端子接続装置は、上記回路基板2の裏側に設けられ
ICカード1が挿抜される枠体3’と、上記接続部材4
とを備えている。なお、図10においては基本的に、上
記第1の実施形態の装置と上下関係がほぼ逆になってい
る点に留意されたい(図6乃至図8においても同様)。
【0041】本実施形態の枠体3’は、上記第1の実施
形態における枠体3の挿入部32に代えて挿入部32’
を有している。この挿入部32’には、ICカード1の
挿入側端部12を受け入れる挿入スロット32’aと、
後述する摺動部材60等を受け入れる摺動スロット36
とが形成されている(図6参照)。
【0042】そして、ICカード1の枠体3’への挿入
に伴って、接続部材4のカード側端部40をICカード
1の端子部10に向かって移動させるための移動手段6
が、枠体3’の挿入部32’内に設けられている。
【0043】この移動手段6は、枠体3’に対して(上
記摺動スロット36内で)ICカード挿抜方向に摺動自
在に設けられた摺動部材60と、上記保持部材50とを
有している。摺動部材60は、図9に示すように、保持
部材50を両側から挟む一対の延長部61と、これらの
延長部61におけるICカード挿入方向側の端部同士を
連結する連結部63とを有している。
【0044】図6において、摺動部材60の上記連結部
63には、ICカード1の挿入側端部12が当接する当
接部63aが形成されている。また、各延長部61にお
ける保持部材50に対応する部分には、スロット部62
が形成されている。このスロット部62は、ICカード
挿入方向に延びる横方向スロット62aと、この横方向
スロット62aにおけるICカード挿入方向手前側の端
部からICカード1側へ延びる縦方向スロット62bと
を含んでいる。
【0045】ここで、本実施形態の保持部材50は、枠
体3’の挿入部32’に対してICカード1の厚さ方向
に往復動自在に設けられている。また、この保持部材5
0は、各接続部材4におけるコイルばね44の付勢力に
よって、ICカード1側に付勢されている。さらに、本
実施形態の保持部材50は、摺動部材60の各スロット
部62に受け入れられる一対の案内突起(この場合は保
持部材50を貫通するシャフトの両端部)52が設けら
れている。
【0046】そして、本実施形態の移動手段6は、保持
部材50の案内突起52が上記縦方向スロット60b内
に入り込むことで摺動部材60をICカード挿入位置に
係止するように構成されている。
【0047】次に、図9及び図10に示すように、本実
施形態の端子接続装置は更に、摺動部材60を枠体3’
に対してICカード挿入方向手前側に付勢するコイルば
ね(付勢部材)64と、保持部材50の案内突起52に
よる摺動部材60の係止を解除するための解除レバー
(係止解除部材)65とを有している。
【0048】この解除レバー65は、枠体3’に対して
ICカード挿入方向手前側へ延びるプッシュロッド66
と、このプッシュロッド66からICカード挿入方向に
分かれて延びる一対の延長部67とを有している。この
うちプッシュロッド66は、枠体3’の一対の案内部3
0同士を連結して設けられたレバーガイド38を貫通し
ている。また、一対の延長部67は、枠体3’の上記摺
動スロット36内(図6参照)において、摺動部材60
の一対の延長部61を挟むように配置されている。
【0049】そして、解除レバー65は、全体として枠
体3’に対してICカード挿抜方向に摺動自在に設けら
れると共に、図9に示すコイルばね69によって、(摺
動部材60と同様)ICカード挿入方向手前側に付勢さ
れている。
【0050】また、図6及び図7に示すように、解除レ
バー65における各延長部67の先端部分には、保持部
材50の案内突起52に対応した斜面部分68が形成さ
れている。この斜面部分68は、図7に示すように、解
除レバー68のICカード挿入方向への摺動に伴って、
保持部材50の案内突起52を摺動部材60の縦方向ス
ロット62b内から横方向スロット62a内へ移動させ
るように構成されている。
【0051】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について説明する。本実施形態によれば、ICカ
ード1を枠体3’へ挿入して行くと、移動手段6が接続
部材4のカード側端部40をICカード1の端子部10
に向かって移動させ、当該端子部10に接触させる。
【0052】具体的には、ICカード1の枠体3’への
挿入に伴って、図8に示す状態から、ICカード1の挿
入側端部12が摺動部材60の当接部63aを押圧し、
図6に示すように、摺動部材60を枠体3’に対してI
Cカード挿入方向に摺動させる。このような摺動部材6
0の摺動に伴って、保持部材50の案内突起52が、摺
動部材60の横方向スロット62a内を相対的にICカ
ード挿入方向手前側へ移動する。
【0053】図6に示すように、横方向スロット62a
内を相対的に縦方向スロット62b上まで移動した案内
突起52は、(コイルばね44によって)保持部材50
に作用するICカード1側への付勢力によって、縦方向
スロット62b内へ入り込み、摺動部材60をICカー
ド挿入位置に係止する。
【0054】この場合、案内突起52の縦方向スロット
62b内への移動に連動して、保持部材50がICカー
ド1側へ移動することで、接続部材4のカード側端部4
0をICカード1の端子部10に接触させることができ
る。
【0055】そして、上記第1の実施形態の場合と同
様、このような接続部材4のICカード1側への移動に
もかかわらず、接続部材4の回路側端部42が、コイル
ばね44の作用で回路端子部20との(弾性的な)接触
を保つので、導電性の接続部材4によって、ICカード
1の端子部10と回路端子部20との電気的な接続がな
される。
【0056】なお、接続端子4におけるカード側端部4
0及び回路側端部42の、保持部材50の移動に伴うそ
の他の動作については、上記第1の実施形態の場合と同
様である。
【0057】次に、図9及び図10に示すプッシュロッ
ド66の押し込みによって、解除レバー65を枠体3’
に対してICカード挿入方向に摺動させると、図7に示
すように、解除レバー65の斜面部分68が、保持部材
50の案内突起52を摺動部材60の縦方向スロット6
2b内から横方向スロット60a内へ移動させ、保持部
材50の案内突起52による摺動部材60の係止を解除
させる。
【0058】この時、保持部材50がICカード1側と
は逆方向の回路基板2側へ移動することで、接続部材4
のカード側端部40もICカード1の端子部10から離
れる。そして、図8に示すように、係止が解除された摺
動部材60は、コイルばね64の付勢力によって、枠体
3’に対してICカード挿入方向手前側へ摺動し、その
当接部63aによってICカード1を挿入方向手前側へ
押し出す。
【0059】[第3の実施形態]次に、図11乃至図1
5により、本発明によるICカードの端子接続装置の第
3の実施形態について説明する。なお、図11乃至図1
5に示す本実施形態において、図6乃至図10に示す上
記第2の実施形態と同一の構成部分については同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0060】図11乃至図15に示すように、本実施形
態の移動手段7は、摺動部材60’と上記保持部材50
とを有している。この移動手段7における摺動部材6
0’は、主に上記スロット部62とは異なる形状のスロ
ット部72を有する点で、上記第2の実施形態の移動手
段6における摺動部材60と異なり、その他の構成は図
6乃至図10に示す上記第2の実施形態の摺動部材60
と略同様である。
【0061】すなわち、上記摺動部材60’は、図11
に示すように、全体としてICカード挿入方向手前側に
向かってICカード1側へ傾斜して延びるスロット部7
2を有している。より具体的には、スロット部72は、
ICカード挿入方向奥側の奥側端部72aと、ICカー
ド挿入方向手前側において奥側端部72aよりもICカ
ード1側に近く設けられた手前側端部72bと、これら
の奥側端部72a及び手前側端部72bとの間を繋ぐ傾
斜部分72cとを含んでいる。
【0062】なお、図15に示すように、本実施形態の
摺動部材60’は更に、各延長部61の外側におけるI
Cカード挿入方向奥側に形成された係止段部71を有し
ている。
【0063】次に、図13に示すように、本実施形態の
端子接続装置は、摺動部材60’をICカード挿入位置
に係止するための一対の板ばね体(係止手段)73を備
えている。各板ばね体73は、図15に示すように、枠
体3’の挿入部32’に対してビス止め74された本体
73bと、この本体73bの先端側から内側へ突出した
爪状突起73aと、本体73bの先端側から外側へ傾斜
して延びる斜面部73cとを有している。
【0064】このうち、上記爪状突起73aは、摺動部
材60’の上記係止段部71に係合する係止爪部を構成
し、上記本体73bは、爪状突起73aを内側(摺動部
材60’の係止段部71側)へ付勢する爪部付勢手段を
構成している。
【0065】次に、本実施形態の端子接続装置は、解除
レバー75を備えている。この解除レバー75は、上記
一対の延長部67とは異なる形状の一対の延長部77を
有する点で、上記第2の実施形態における解除レバー6
5と異なり、その他の構成は図6乃至図10に示す上記
第2の実施形態の解除レバー65と同様である。
【0066】すなわち、図13に示すように、上記解除
レバー75における一対の延長部77は、その先端部分
78が上記板ばね体73付近まで延びている。また、図
15に示すように、各延長部77の先端部分78は、内
側に傾斜したテーパ状に形成されている。
【0067】この先端部分78は、解除レバー75が
(図13に示すコイルばね69の付勢力によって)IC
カード挿入方向手前側に後退した位置にある場合、図1
5(a)に示すように、上記板ばね体73の斜面部73
cに対して僅かに当接した状態にある。また、先端部分
78は、解除レバー75が上記後退した位置からICカ
ード挿入方向奥側に摺動した位置にある場合、図15
(b)に示すように、上記板ばね体73の斜面部73c
を押圧して本体73bを外側へ撓ませることにより、板
ばね体73の爪状突起73aを摺動部材60’の係止段
部71から外すようになっている。
【0068】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について説明する。本実施形態によれば、ICカ
ード1を枠体3’へ挿入して行くと、移動手段7が接続
部材4のカード側端部40をICカード1の端子部10
に向かって移動させ、当該端子部10に接触させる。
【0069】具体的には、ICカード1の枠体3’への
挿入に伴って、図12に示す状態から、ICカード1の
挿入側端部12が摺動部材60’の当接部63aを押圧
し、図11に示すように、摺動部材60’を枠体3’に
対してICカード挿入方向に摺動させる。このような摺
動部材60’の摺動に伴って、保持部材50の案内突起
52が、摺動部材60’のスロット部72内を相対的に
奥側端部72aから手前側端部72bまで移動する。
【0070】この場合、スロット部72は全体として、
ICカード挿入方向手前側に向かってICカード1側へ
傾斜して延びているため、上記のような案内突起52の
スロット部72内での移動に連動して保持部材50がI
Cカード1側へ移動することで、接続部材4のカード側
端部40をICカード1の端子部10に接触させること
ができる。
【0071】そして、上記第1又は第2の実施形態の場
合と同様、このような接続部材4のICカード1側への
移動にもかかわらず、接続部材4の回路側端部42が、
コイルばね44の作用で回路端子部20との(弾性的
な)接触を保つので、導電性の接続部材4によって、I
Cカード1の端子部10と回路端子部20との電気的な
接続がなされる。
【0072】なお、接続端子4におけるカード側端部4
0及び回路側端部42の、保持部材50の移動に伴うそ
の他の動作については、上記第1又は第2の実施形態の
場合と同様である。
【0073】ここで、本実施形態の場合、ICカード1
の枠体3’への挿入に伴って摺動部材60’がICカー
ド1挿入位置まで摺動すると、図15(a)に示すよう
に、板ばね体73における本体73bの付勢力によっ
て、爪状突起73aが摺動部材60’の係止段部71に
係合し、摺動部材60’がICカード挿入位置に係止さ
れる。
【0074】次に、図13及び図14に示すプッシュロ
ッド66の押し込みによって、解除レバー75を枠体
3’に対してICカード挿入方向に摺動させると、図1
5(a)〜(b)に示すように、解除レバー75の先端
部分78が、板ばね体73の斜面部73cを押圧して本
体73bを外側へ撓ませることにより、板ばね体73の
爪状突起73aを摺動部材60’の係止段部71から外
し、板ばね体73による摺動部材60’の係止を解除さ
せる。
【0075】そして、図12に示すように、係止が解除
された摺動部材60’は、コイルばね64の付勢力によ
って、枠体3’に対してICカード挿入方向手前側へ摺
動し、その当接部63aによってICカード1を挿入方
向手前側へ押し出す。この時、保持部材50の案内突起
52が、摺動部材60’のスロット部72内を相対的に
奥側端部72aまで移動し、これに連動して保持部材5
0がICカード1側とは逆方向の回路基板2側へ移動す
ることで、接続部材4のカード側端部40もICカード
1の端子部10から離れる。
【0076】[第1乃至第3の実施形態の効果]次に、
上記第1乃至第3の実施形態の効果について説明する。
上記第1乃至第3の実施形態によれば、ICカード1と
接続部材4との間の擦れをほとんど伴わずに、ICカー
ド1の端子部10と回路端子部20との電気的な接続
(および接続解除)を達成することができるので、IC
カード1の挿抜耐久回数を大幅に(例えば10万回以上
まで)向上させることが可能となる。
【0077】なお、ICカード1の挿入完了直前(又は
抜取り開始直後)において、ICカード1の端子部10
と接続部材4のカード側端部40との間の微小な擦れが
生じ得るが、摩耗につながる程のものではなく、むしろ
接触部分のワイピング(汚れ落とし)効果という点で有
効である。
【0078】また、以上の各実施形態において、図4、
図9又は図13に示すようなICカード1を用いる場合
について説明したが、例えば図16に示すICカード1
00(符号110は端子部を示す)のような、その他の
形状のICカード(メモリカード)を用いることもでき
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ICカードの端子部と接続部材との間の擦れをほとんど
伴わずに、ICカードの端子部と回路端子部との電気的
な接続を達成できるので、ICカードの挿抜耐久回数を
大幅に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカードの端子接続装置の第1
の実施形態における、ICカード挿入前の状態を示す要
部縦断面図。
【図2】図1に示すICカードの端子接続装置におけ
る、ICカード挿入中の状態を示す図。
【図3】図1に示すICカードの端子接続装置におけ
る、ICカード挿入後の状態を示す図。
【図4】(a)は、図1に示すICカードの端子接続装置
を、ICカード及び回路基板との関係において示す一部
破断平面図、(b)は、同じくICカード挿入方向から
見た側面図。
【図5】図4に示すICカードの端子接続装置の縦断面
図。
【図6】本発明によるICカードの端子接続装置の第2
の実施形態における、ICカード挿入後の状態を示す要
部縦断面図。
【図7】図6に示すICカードの端子接続装置におけ
る、係止解除の瞬間を示す図。
【図8】図6に示すICカードの端子接続装置におけ
る、係止解除後の状態(ICカード抜取り状態)を示す
図。
【図9】図6に示すICカードの端子接続装置を、IC
カード及び回路基板との関係において示す平面図。
【図10】図9に示すICカードの端子接続装置の縦断
面図。
【図11】本発明によるICカードの端子接続装置の第
3の実施形態における、ICカード挿入後の状態を示す
要部縦断面図。
【図12】図11に示すICカードの端子接続装置にお
ける、係止解除後の状態(ICカード抜取り状態)を示
す図。
【図13】図11に示すICカードの端子接続装置を、
ICカード及び回路基板との関係において示す平面図。
【図14】図13に示すICカードの端子接続装置の縦
断面図。
【図15】図13に示すICカードの端子接続装置にお
ける、板ばね体(係止手段)および解除レバー(係止解
除部材)の要部周辺を示す平面図であって、(a)は係
止状態を、(b)は係止解除状態をそれぞれ示す図。
【図16】他のICカードの例を示す平面図。
【図17】従来のICカードの端子接続装置を示す一部
破断平面図。
【図18】図17に示す従来のICカードの端子接続装
置における、ICカード挿入後の状態を示す要部縦断面
図。
【符号の説明】
1,100 ICカード 10,110 端子部 12 挿入側端部 2 回路基板 20 回路端子部 3,3’ 枠体 30 案内部 32,32’ 挿入部 4 接続部材 40 カード側端部 42 回路側端部 44 コイルばね(付勢手段) 5,6,7 移動手段 50 保持部材 52 案内突起 55 揺動部材 57 一側揺動端部 58 他側揺動端部 60,60’ 摺動部材 62 スロット部 62a 横方向スロット 62b 縦方向スロット 63 当接部 64 コイルばね(付勢部材) 65 解除レバー(係止解除部材) 68 斜面部分 72 スロット部 72a 奥側端部 72b 手前側端部 72c 傾斜部分 73 板ばね体(係止手段) 73a 爪状突起(係止爪部) 73b 本体(爪部付勢手段) 73c 斜面部 75 解除レバー(係止解除部材) 78 先端部分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードの端子部と所定の回路端子部と
    を電気的に接続するためのICカードの端子接続装置に
    おいて、 ICカードが挿抜される枠体と、 ICカードの端子部に接触させるためのカード側端部
    と、前記回路端子部との接触を保つ回路側端部とを有す
    る導電性の接続部材と、 前記枠体に取り付けられ、ICカードの前記枠体への挿
    入に伴って、前記接続部材のカード側端部を、ICカー
    ドの端子部に向かって移動させるための移動手段とを備
    えたことを特徴とするICカードの端子接続装置。
  2. 【請求項2】前記移動手段は、前記接続部材を保持する
    保持部材と、前記枠体に対してICカードの厚さ方向に
    揺動自在に取り付けられた揺動部材とを有し、 この揺動部材は、前記保持部材に連結された一側揺動端
    部と、ICカードの挿入側端部に対応する他側揺動端部
    とを有すると共に、ICカードの前記枠体への挿入に伴
    って、前記他側揺動端部がICカードの挿入側端部によ
    って押圧されることで、前記一側揺動端部がICカード
    側へ揺動するように構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のICカードの端子接続装置。
  3. 【請求項3】前記移動手段は、前記接続部材を保持する
    保持部材と、前記枠体に対してICカード挿抜方向に摺
    動自在に設けられた摺動部材とを有し、 前記摺動部材は、ICカードの挿入側端部が当接する当
    接部と、ICカード挿入方向に延びる横方向スロットお
    よびこの横方向スロットにおけるICカード挿入方向手
    前側の端部からICカード側へ延びる縦方向スロットを
    含むスロット部とを有し、 前記保持部材は、前記枠体に対してICカードの厚さ方
    向に往復動自在に且つICカード側に付勢されて設けら
    れると共に、前記摺動部材のスロット部に受け入れられ
    る案内突起を有し、この案内突起が前記縦方向スロット
    内に入り込むことで前記摺動部材をICカード挿入位置
    に係止するように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のICカードの端子接続装置。
  4. 【請求項4】前記摺動部材を前記枠体に対してICカー
    ド挿入方向手前側に付勢する付勢部材と、 前記保持部材の案内突起による前記摺動部材の係止を解
    除するための係止解除部材とを更に備え、 この係止解除部材は、前記枠体に対してICカード挿抜
    方向に摺動自在に設けられると共に、前記保持部材の案
    内突起に対応した斜面部分を有し、その摺動に伴って前
    記斜面部分が前記保持部材の案内突起を前記摺動部材の
    縦方向スロット内から横方向スロット内へ移動させるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項3記載のI
    Cカードの端子接続装置。
  5. 【請求項5】前記移動手段は、前記接続部材を保持する
    保持部材と、前記枠体に対してICカード挿抜方向に摺
    動自在に設けられた摺動部材とを有し、 前記摺動部材は、ICカードの挿入側端部が当接する当
    接部と、ICカード挿入方向手前側に向かってICカー
    ド側へ傾斜して延びるスロット部とを有し、 前記保持部材は、前記枠体に対してICカードの厚さ方
    向に往復動自在に且つICカード側に付勢されて設けら
    れると共に、前記摺動部材のスロット部に受け入れられ
    る案内突起を有することを特徴とする請求項1記載のI
    Cカードの端子接続装置。
  6. 【請求項6】前記摺動部材を前記枠体に対してICカー
    ド挿入方向手前側に付勢する付勢部材と、 前記摺動部材をICカード挿入位置に係止するための係
    止手段とを更に備え、 前記摺動部材は、係止段部を更に有し、 前記係止手段は、前記摺動部材の係止段部に係合する係
    止爪部と、この係止爪部を前記摺動部材の係止段部側へ
    付勢する爪部付勢手段とを有することを特徴とする請求
    項5記載のICカードの端子接続装置。
  7. 【請求項7】前記係止手段は板ばね体よりなり、この板
    ばね体は、前記枠体に取り付けられて前記爪部付勢手段
    を構成する本体と、この本体から突出して前記係止爪部
    を構成する爪状突起と、前記本体の先端側から延びる斜
    面部とを有し、 前記枠体に対してICカード挿抜方向に摺動自在に設け
    られると共に、その先端部分が前記板ばね体の斜面部を
    押圧して前記板ばね体の本体を撓ませることにより、前
    記板ばね体の爪状突起を前記摺動部材の係止段部から外
    すように構成された係止解除部材を更に備えたことを特
    徴とする請求項6記載のICカードの端子接続装置。
  8. 【請求項8】前記接続部材の回路側端部は、前記移動手
    段の保持部材に対して、前記回路端子部方向へ摺動自在
    に設けられ、 前記接続部材は、その回路側端部を前記回路端子部側へ
    付勢する付勢手段を更に有することを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれかに記載のICカードの端子接続装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009059064A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Mitsumi Electric Co Ltd カードスロットの固定構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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