JP2000137149A - 光ファイバの接続装置 - Google Patents

光ファイバの接続装置

Info

Publication number
JP2000137149A
JP2000137149A JP10312374A JP31237498A JP2000137149A JP 2000137149 A JP2000137149 A JP 2000137149A JP 10312374 A JP10312374 A JP 10312374A JP 31237498 A JP31237498 A JP 31237498A JP 2000137149 A JP2000137149 A JP 2000137149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
information
optical
unit
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10312374A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Watanabe
誠 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10312374A priority Critical patent/JP2000137149A/ja
Publication of JP2000137149A publication Critical patent/JP2000137149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に光送信および光受信装置が取り付けられ
た光ファイバ保持部から光ファイバに関する情報を読み
取って、自動的に最適な動作をすることが可能となる光
ファイバ用コネクタを提供すること。 【解決手段】 光ファイバ11を保持する光ファイバ保
持部12と、発光素子または受光素子を有し前記光ファ
イバ保持部12を機械的に結合することにより、前記光
ファイバ11を前記発光素子または前記受光素子に対し
て光学的に接続するための受け部14と、前記光ファイ
バ保持部12に保持されている前記光ファイバ11に関
する情報を検知するための光ファイバ情報検知手段60
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを光学
的に接続して光信号のやり取りを行うための光ファイバ
の接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から光ファイバを用いた光通信の分
野では、シリカ系の単一モード光ファイバが高速、大容
量通信に適した光伝送線として、幹線通信網へ用いられ
てきた。そして近年においてはプラスチック光ファイバ
等の多モード光ファイバが開発され、数十メートル程度
の距離で百メガビット毎秒程度の信号を伝送するよう
な、比較的短距離におけるデジタル通信への応用が行わ
れている。この様な多モード光ファイバでは直径が10
0ミクロンメートル程度と比較的太い為に、光ファイバ
と発光素子及び受光素子との結合、または光ファイバど
うしの接続を機械的接続部品所謂コネクタによって比較
的容易に行うことができる。従ってプラスチック光ファ
イバ等の多モード光ファイバは、安価で敷設が容易な光
通信媒体として民生用デジタル機器間の通信用に利用す
ることが期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のプラスチック光
ファイバ等の多モード光ファイバには材質や構造によっ
て様々な種類のものがあり、それぞれの特性によって伝
送可能な距離や伝送上限速度が異なっている。そこで、
使用者は光送受信装置の性能や目的に応じて光ファイバ
の種類を使い分けることが必要である。しかしながら、
プラスチック光ファイバケーブルは保護材料によって被
覆されているので、使用者が外見上から構造や材質等の
種別を区別するのは難しい。また、使用者が光ファイバ
ケーブルの種別を判る場合でも、使用者は各々の光ファ
イバを光送受信器の性能に合わせて適切に使用する為の
専門知識が要求されていた。
【0004】そこで、本発明は、かかる従来の実情に鑑
みて提案されたものであって、特にたとえば光送信およ
び光受信装置が取り付けられたコネクタのような光ファ
イバ保持部から光ファイバに関する情報を読み取って、
自動的に最適な動作をすることが可能となる、光ファイ
バ用コネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1は、光ファイバ
を保持する光ファイバ保持部と、発光素子または受光素
子を有し、前記光ファイバ保持部を機械的に結合するこ
とにより、前記光ファイバを前記発光素子または前記受
光素子に対して光学的に接続するための受け部と、前記
光ファイバ保持部に保持されている前記光ファイバに関
する情報を検知するための光ファイバ情報検知手段と、
を備えることを特徴とする光ファイバの接続装置であ
る。これにより、光ファイバ保持部を機械的に受け部に
対して結合することにより、光ファイバを発光素子また
は受光素子に対して光学的に接続する際に、光ファイバ
保持部の光ファイバに関する情報を、光ファイバ情報検
知手段が検知するので、接続しようとする光ファイバの
種類や能力とは異なる光ファイバを接続した場合には、
その誤った接続を接続時に検知することで、自動的に最
適な光通信の動作を行うことができる。
【0006】請求項2は、請求項1に記載の光ファイバ
の接続装置において、前記光ファイバ情報検知手段は、
前記光ファイバ保持部に設定されて前記光ファイバ情報
を表示する光ファイバ情報表示部と、前記受け部側に設
定されて、前記光ファイバ情報表示部に機械的に接触す
ることにより前記光ファイバ情報表示部の内容を検知す
る検知部と、を有する。これにより、検知部は光ファイ
バ情報表示部の表示内容を検知することで、光ファイバ
に関する情報を機械的に接触して正確に読み取ることが
できる。
【0007】請求項3は、請求項2に記載の光ファイバ
の接続装置において、前記光ファイバ情報表示部は、複
数の孔の配列の組合せにより前記光ファイバに関する情
報を表示し、前記検知部は、前記複数の孔にはまり込む
ことで信号を出す複数のスイッチを有する。これによ
り、検知部のスイッチが対応する孔にはまり込むことに
より、スイッチのオンオフの組み合わせを設定でき、こ
れにより光ファイバに関する情報を機械的に接触して検
知することができる。
【0008】請求項4は、請求項1に記載の光ファイバ
の接続装置において、前記光ファイバ情報検知手段は、
前記光ファイバ保持部に設定されて前記光ファイバの情
報を表示する光ファイバ情報表示部と、前記受け部側に
設定されて、前記光ファイバ情報表示部に光学的に非接
触により前記光ファイバ情報表示部の内容を検知する検
知部と、を有する。これにより、検知部は、光ファイバ
情報表示部の内容を光学的に非接触で正確に検知するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0010】図1は本発明の光送受信装置を適用するこ
とができる対象として、たとえばいわゆるコネクティッ
ドホーム(Connected Home)と呼ばれる
家庭をネットワークで世界の情報提供者と接続した例を
示している。家200の中には、各種電気機器や、情報
機器などが配置されている。家200は、外部のコンテ
ンツ提供者201から、アクセスネットワーク202を
介して、ホームサーバー203に情報の提供を行った
り、ホームサーバー203側からアクセスネットワーク
202を介してコンテンツ提供者201側に情報を送る
ことができるようになっている。また、家200にはア
ンテナ204が設けられており、このアンテナ204か
らは、コンテンツ提供者201からの情報が人工衛星2
05を介して送ることができるようになっている。この
情報の提供の仕方は、人工衛星205を使った衛星回線
の他に、地上波を用いた方式を採用することもできる。
【0011】図1の家200の中には、上述した機器の
制御系210と、マルチメディア系220が設けられて
いる。制御系210とは、一般家庭で用いる機器、たと
えば電灯210A、冷蔵庫210B、電子レンジ210
C、エアコンディショナーの室内機210D、電気カー
ペット210E、ガス給湯器210F、在宅医療用機器
210G等をコントロールするための信号経路を形成し
ている。これに対して、マルチメディア系220は、マ
ルチメディア時代に対応する機器、たとえばコンピュー
タ220A、電話機220B、オーディオ機器220
C、携帯型情報機器220D、デジタルスチルカメラ2
20E、プリンタ・ファクシミリ220F、デジタルビ
デオカメラ220G、ゲーム機220H、DVD(デジ
タルバーサタイルディスクあるいはデジタルビデオディ
スク:商標)プレイヤー220I、テレビジョン受像機
220J等をコントロールする信号経路を形成してい
る。
【0012】これらの制御系210やマルチメディア系
220の各種機器は、ホームサーバー203に対して後
で説明する光ファイバを用いてたとえば一芯双方向光通
信方式で光信号を送受信することで、制御系210の各
機器のオン・オフ制御や各種機器への情報の供給等を行
ったり、マルチメディア系220のテレビジョン受像機
220Jのスイッチオンやスイッチオフや情報の供給や
発送等の操作を行うことができるようになっている。
【0013】図2は、図1に示す制御系210あるいは
マルチメディア系220の各種機器間及び各種機器とホ
ームサーバー203を接続するための光送受信装置1の
一例を示している。この光送受信装置1は、たとえば一
芯双方向光通信回路に用いられるものであり、光ファイ
バ11は、一方の機器M1や他方の機器M2の間で多重
して光信号の送受信を行うことができる。光送受信装置
1は、これらの機器M1,M2に対して設けられてい
る。これらの機器M1,M2は、図1に示す制御系21
0の各機器やマルチメディア系220の各機器そしてホ
ームサーバー203等のことである。
【0014】図3と図4は、機器M1あるいは機器M2
に対して、光ファイバ11が機械的にかつ光学的に接続
された例を示している。図3はその結合状態を示す一部
切欠部を有する平面図であり、図4はその結合状態を示
す一部切欠部を有する側面図である。図3と図4に示す
光ファイバの接続装置10は、光ファイバ保持部12と
受け部14を概略的に有している。光ファイバ保持部1
2は、オスコネクタとも呼ばれており、受け部14はメ
スコネクタとも呼ばれている。受け部14は、機器M1
あるいは機器M2に設定されている。光ファイバ保持部
12は、本体12Aに対して光ファイバ11を挿入した
状態で保持しているものである。本体12Aは、挿入端
子13を有し、本体12Aと挿入端子13は光ファイバ
11の一部を保持している。光ファイバ11の端部11
Aは、本体12Aの挿入端子13の端面13Aに露出し
ている。
【0015】光ファイバ保持部12は、たとえば長方形
状のものであり、使用者が手で持って光ファイバ保持部
12の一部と挿入端子13を受け部14側の挿入孔19
に挿入したりあるいは取り外すための部分である。挿入
端子13はたとえば断面形状が円形である。挿入端子1
3の途中には、突起17が形成されている。この突起1
7は、受け部14の挿入孔19内に形成された凹部20
にはまり込む部分である。このようにすることで、挿入
端子13が挿入孔19にはめ込まれた状態では、突起1
7が凹部20にはめ込まれることから、光ファイバ保持
部12が矢印F1方向に抜け出るのを防ぐことができ
る。
【0016】挿入孔19の中には、集光用のレンズ16
と、受光素子15(あるいは発光素子15A)が配置さ
れている。光ファイバ11を通して導かれてくる光信号
は、端部11Aからレンズ16を介して受光素子15に
集光される。また発光素子15Aが配置されている場合
には、発光素子15Aの光信号は、レンズ16を介して
光ファイバ11の端部11Aに入射するようになってい
る。
【0017】光ファイバ保持部12には、たとえば図5
に示すように光ファイバ情報表示部70を構成する複数
の認識孔30,31,32,33が形成されている。図
5の例ではこれらの認識孔は合計4つであるが、この数
に限るものではなく、その配列の組合せは光ファイバの
材質や構造、特性等の種類のちがいに応じて選択するよ
うになっている。これらの認識孔30〜33は、たとえ
ば図4に示すような断面で見て長方形状の溝になってい
る。図5に示す認識孔30〜33の4つの内の1つ、2
つ、3つあるいは4つを選択してあらかじめ本体12A
に形成することにより、2値の4乗すなわち、16通り
の光ファイバの種類を判別することが可能になる。この
判別を行うために、図4に示すように受け部14には、
小型の押し上げスイッチ50が設けられている。この小
型の押し上げスイッチ50は、光ファイバ情報表示部7
0の情報を機械的に接触して読みとる検知部であり、4
つのスイッチ突起40〜43を有している。このスイッ
チ突起40〜43は、図5の認識孔30,31,32,
33に対応する位置に配列して設けられている。このス
イッチ突起40〜43に対応して認識孔30〜33が設
けられておれば、スイッチ突起40〜43は対応する認
識孔30〜33にはまり込むので、各スイッチ突起40
〜43はこの時には二進数における「0」を表わす信号
を図4の処理部140に出力する。そうでなく、スイッ
チ突起40〜43のいずれかに対応する認識孔30〜3
3の少くとも一つが存在しない場合には、そのスイッチ
突起は二進数における「1」を表わす信号を処理部14
0に出力する。
【0018】ところで、本発明の実施の形態では、プラ
スチック光ファイバとして、ポリメチルメタクリレー
ト、所謂PMMAを材質とする2種類のファイバを一例
として用意している。1つの光ファイバ11は、直径方
向に階段状の屈折率分布を有する、所謂ステップインデ
ックス(SI)型光ファイバであり、たとえば毎秒約1
00メガビット(100Mbps)の光デジタル信号を
約50メートルまで伝送できる性能を持っている。もう
1つの光ファイバ11は、直径方向に傾斜状の屈折率分
布を有する、所謂グレーテッドインデックス(GI)型
光ファイバで、たとえば毎秒約1ギガビット(1Gbp
s)の光デジタル信号を50メートルまで伝送する性能
がある。それぞれの光ファイバ11に取り付ける本体1
2A(オスコネクタ)の認識孔は、たとえば図6および
図7の様に設定した。すなわち100MbpsのSI型
光ファイバは、オスコネクタの認識孔30の位置の窪み
を無くして「0001」を表わし、1GbpsのGI型
光ファイバは本体12Aの認識孔31と33の位置の窪
みを無くして「1010」を表わしたものとした。これ
は認識孔30〜33の位置を二進数の桁に対応させ、1
00Mbpsを単位として光ファイバケーブルの伝送性
能を表現したものである。
【0019】光ファイバ11を有する光ファイバ保持部
12と受け部14と、500Mbpsの送信性能を持つ
光送信器及び光受信器(機器M1とM2)を使用して、
50メートルの距離間でデジタル信号の通信を行なっ
た。この場合、上記のSI型光ファイバでは100Mb
psまでの伝送性能しかなく、500Mbpsでの通信
をすることはできない。一方、上記のGI型光ファイバ
では1Gbpsまでの伝送性能があるので、500Mb
psでの通信が可能である。
【0020】本発明の実施の形態で使用した光送信器及
び光受信器において、受け部14に取り付けたスイッチ
突起40〜43のオンオフ状態が、二進数の[010
1]、すなわち十進数における[5]以上の数を表現す
る場合にのみ、図4の処理部140は取り付けられた光
ファイバが使用可能なものであると判断して正常に光通
信動作させるような論理回路を有している。スイッチ突
起30は二進数の1桁目、スイッチ突起31は2桁目、
スイッチ突起32は3桁目、スイッチ突起33は4桁目
に対応している。また、図6や図7の例のように各位置
に認識孔が無いために、各認識孔の位置に対応したスイ
ッチ突起がONになる状態ならば二進数の[1]を表
し、認識孔が有るために、各認識孔の位置に対応したス
イッチがOFFとなる状態ならば二進数の[0]を表わ
す。なお、本体12Aから得られた情報が二進数の[0
101]すなわち十進数の「5」未満の場合には、接続
された光ファイバの性能が不十分な為に、処理部140
は使用不可能であると判断して警報部160を作動させ
る。
【0021】図8は図4の処理部140が有する論理回
路の一例を示している。認識孔検知スイッチ突起40〜
43で表現された二進数を十進数に変換して、接続され
た光ファイバケーブルの伝送性能を表わす数値が、十進
数の「0」〜「4」すなわち500Mbps未満である
場合には、論理回路の出力は「真」となり、その場合、
光送信器および光受信器用の警報部160はエラー表示
をして通信動作を中止する様にしている。
【0022】押し上げスイッチ50のスイッチ突起40
〜43のオンオフ状態は、図4に示す処理部140に送
られる。処理部140はスイッチ突起40〜43のオン
オフの組み合わせにより、上述したように16通りの光
ファイバの処理を判別する。上述したように、この判別
によりその挿入された光ファイバ11の種類が受け部1
4に対応して正しい光ファイバの種類である場合には何
もないが、そうでなく光ファイバ11の種類が受け部1
4が受ける光ファイバの種類と異なる場合には、処理部
140は警報部145に信号を送って、警報部145は
光の点滅や音声あるいは文字のエラー表示等により、使
用者に警告を与えることができる。
【0023】次に、図11を参照して、図3〜図6に示
す光ファイバの接続装置の使用例について説明する。図
11において、ステップST1では、図3と図4に示す
光ファイバ保持部12が受け部14に挿入される。すな
わち光ファイバ保持部12の本体12Aと挿入端子13
が受け部14の挿入孔19に挿入されて、挿入端子13
の突起17が凹部20にはめ込まれる。これと同時に、
光ファイバ保持部12の認識孔30〜33内のの任意に
設定された認識孔が図4に示すように押し上げスイッチ
50に対応する位置に到達する。これにより、スイッチ
突起40〜43の内の認識孔が形成された位置のスイッ
チ突起は、認識孔にはまり込むが、認識孔が形成されて
いない部分のスイッチ突起は光ファイバ保持部12によ
り強制的に押されることになる。認識孔が存在する場合
にはスイッチ突起二進数における「0」信号を表わし、
認識孔が存在しない場合には二進数における「1」信号
を表わすことになるので、そのような信号の組み合わせ
が押し上げスイッチ50から処理部140に送られる。
これにより、図11のステップST2に示すように、こ
の押し上げスイッチ50が認識孔の有無に応じて、その
組み合わせに応じて光ファイバ情報表示部70が表示し
ている内容を機械的に接触することで処理部140に伝
えることができる。
【0024】図11のステップST3において、図4の
処理部140が光ファイバ11の種類を受け部14が受
け入れることができる種類に適合していると判断しない
場合には、図11のステップST4のように、使用者は
一度光ファイバ保持部12をF1方向に引き抜いて、適
合する光ファイバ11を有する別の光ファイバ保持部1
2を受け部14側に差し込む必要がある。
【0025】そうでなく光ファイバの種類が適合してい
る場合には、ステップST5に移り、このような適合し
ている光ファイバ11を用いて、光ファイバ11による
デジタル情報の光信号の伝送を自動的に開始することが
できる。尚、図11のステップST3とステップST4
においては、光ファイバ11の種類が不適合である場合
には、図4の処理部150は警報部160に信号を送
り、各種の警報、たとえば発光による警報、音声による
警報あるいは文字を表示することによる警報あるいはそ
れらの組み合わせによる警報を行うことができる。
【0026】このような装置構成において、上記のSI
型光ファイバを、光ファイバ保持部12を介して光送信
器および光受信器(機器M1,M2)に接続したとこ
ろ、光送信器及び光受信器は各々本体12Aの認識孔に
あらかじめ付加された情報から、自動的に「使用不可」
であると判断してエラー表示をするとともに通信動作を
停止した。また、上記GI型光ファイバを、同様に接続
したところ、認識孔に付加された情報から「使用可能」
であると自動的に判断して通常の通信動作を開始した。
本実施例では、光ファイバに関する情報を機械的な窪み
の有無の組合せによって光ファイバ保持部に付加させ、
その情報に基づいて光送信器および受信器の動作を制御
している。しかし、光ファイバ保持部にバーコード等を
印刷し、これを光学的方法で読み取ったり、半導体記憶
素子をオスコネクタ部に埋め込んで、そこから情報を読
み取らせる方法等を用いた場合でも、同様の効果を得る
ことが可能である。
【0027】以上の説明からも明らかなように、本発明
では、接続部に光ファイバケーブルに関する情報を読み
取ることができる機構を具えているので、光送信および
光受信装置がコネクタから接続された光ファイバに関す
る情報を読み取って、自動的に最適な動作をすることが
できるようになる。従って、この光ファイバ用コネクタ
においては、その効果が発揮され、光通信を行う際には
光送信および光受信装置が、取り付けられた光ファイバ
ケーブルに合わせて、自動的に最適な動作をすることが
できるようになる。
【0028】本発明の光ファイバ用コネクタにおいて
は、光ファイバを発光素子または受光素子へ機械的に結
合させる接続部品により構成されてなる。このような光
ファイバ用コネクタにおいては、上記のプラスチック光
ファイバ等の多モード光ファイバには材質や構造によっ
て様々な種類のものがあり、それぞれの特性によって伝
送可能な距離や伝送速度が異なっている。そこで、光送
受信装置の性能や目的に応じて光ファイバの種類を使い
分けることが必要であるが、本実施の形態では、接続部
のコネクタに光ファイバ線に関する情報を機械的に接触
して読み取ることができる機構を備えることによって、
光送信および光受信装置が接続された光ファイバに関す
る情報を確実に読み取り、自動的に最適な動作をするこ
とができるようになる。本発明においては、接続部に光
ファイバに関する情報を読み取ることができる機構を備
えているので、光送信および光受信装置がコネクタから
接続された光ファイバに関する情報を読み取り、自動的
に最適な動作をすることができるようになる。
【0029】次に、図9と図10を参照して、本発明の
光ファイバの接続装置の別の実施の形態を説明する。す
でに述べた実施の形態では、光ファイバ保持部12が受
け部14に対して挿入された時に、光ファイバ11に関
する情報は、光ファイバ情報表示部70に対して押し上
げスイッチ(検知部)50が機械的に接触することで確
実に検知している。図10の例ではそうではなく、光フ
ァイバ保持部12の本体12Aに対して、光ファイバ情
報表示部170が形成されている。この光ファイバ情報
表示部170は、たとえば4つのミラー部分130,1
31,132,133を有している。これに対応して、
機器M1あるいは機器M2の挿入孔19内には、検知部
としての受発光素子150が配置されている。受発光素
子150と光ファイバ情報表示部170は、光ファイバ
情報検知手段190を構成している。この受発光素子1
50は、図10のように発光素子150Aと受光素子1
50Bを備えており、発光素子150Aが発生する光L
が、対応するミラー部分130〜133の内の1つのミ
ラー部分により反射されて、受光素子150Bに受光で
きるようになっている。つまり受発光素子150は、図
9に示すように、ミラー部分130〜133に対応して
たとえば4つ設けられている。ミラー部分130〜13
3の1つまたは4つを組み合わせて本体12Aに配置す
ることにより、すでに述べたように2値の4乗すなわち
16通りの光ファイバの種類を処理部140に判別させ
ることができる。
【0030】光ファイバ保持部12の挿入端子13の構
造や突起17の構造、光ファイバ11の挿入状態等は、
図3と図4の実施の形態と同様である。また受け部14
側の凹部20に対しても、挿入端子13の突起17が挿
入されるようになっており、それらの説明等は図3と図
4の実施の形態のものを採用する。処理部140は、各
受発光素子150の受光素子150Bからの受光信号を
受け取り、今挿入している光ファイバ11の種類が適合
しない種類である場合には、警報部160が上述したよ
うな要領で警報を発することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特にたとえば光送信および光受信装置が取り付けられた
コネクタのような光ファイバ保持部から光ファイバに関
する情報を読み取って、自動的に最適な動作をすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバの接続装置が適用される光
通信システムの一例を示す図。
【図2】図1のシステムの機器と機器の間に光ファイバ
を接続する例を示す図。
【図3】本発明の光ファイバの接続装置を示す一部断面
を有する平面図。
【図4】光ファイバの接続装置を示す一部断面を有する
側面図。
【図5】光ファイバの接続装置の光ファイバ保持部を示
す平面図。
【図6】光ファイバ情報表示部の一例を示す図。
【図7】光ファイバ情報表示部の他の例を示す図。
【図8】図5の光ファイバ情報表示部から得られる信号
に基づいて光ファイバの種類を判別するための論理回路
の例を示す図。
【図9】本発明の光ファイバの接続装置の別の実施の形
態を示す斜視図。
【図10】図9の実施の形態を示す一部断面を有する側
面図。
【図11】光ファイバの接続装置により光ファイバの種
類を判別する動作例を示す図。
【符号の説明】
10・・・光ファイバの接続装置、11・・・光ファイ
バ、12・・・光ファイバ保持部、14・・・受け部、
30〜33・・・認識孔(孔)、50・・・押し上げス
イッチ(検知部)、60・・・光ファイバ情報検知手
段、70・・・光ファイバ情報表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを保持する光ファイバ保持部
    と、 発光素子または受光素子を有し、前記光ファイバ保持部
    を機械的に結合することにより、前記光ファイバを前記
    発光素子または前記受光素子に対して光学的に接続する
    ための受け部と、 前記光ファイバ保持部に保持されている前記光ファイバ
    に関する情報を検知するための光ファイバ情報検知手段
    と、を備えることを特徴とする光ファイバの接続装置。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバ情報検知手段は、 前記光ファイバ保持部に設定されて前記光ファイバ情報
    を表示する光ファイバ情報表示部と、 前記受け部側に設定されて、前記光ファイバ情報表示部
    に機械的に接触することにより前記光ファイバ情報表示
    部の内容を検知する検知部と、を有する請求項1に記載
    の光ファイバの接続装置。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバ情報表示部は、複数の孔
    の配列の組合せにより前記光ファイバに関する情報を表
    示し、前記検知部は、前記複数の孔にはまり込むことで
    信号を出す複数のスイッチを有する請求項2に記載の光
    ファイバの接続装置。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバ情報検知手段は、 前記光ファイバ保持部に設定されて前記光ファイバの情
    報を表示する光ファイバ情報表示部と、 前記受け部側に設定されて、前記光ファイバ情報表示部
    に光学的に非接触により前記光ファイバ情報表示部の内
    容を検知する検知部と、を有する請求項1に記載の光フ
    ァイバの接続装置。
JP10312374A 1998-11-02 1998-11-02 光ファイバの接続装置 Pending JP2000137149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10312374A JP2000137149A (ja) 1998-11-02 1998-11-02 光ファイバの接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10312374A JP2000137149A (ja) 1998-11-02 1998-11-02 光ファイバの接続装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000137149A true JP2000137149A (ja) 2000-05-16

Family

ID=18028493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10312374A Pending JP2000137149A (ja) 1998-11-02 1998-11-02 光ファイバの接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000137149A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003036827A1 (fr) * 2001-10-18 2003-05-01 Fujitsu Limited Systeme optique et procede de collecte d'informations de cablage
JP2007225728A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sharp Corp 光通信ケーブル及びそのシステム
JP2008506991A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 バイオレーズ テクノロジー インコーポレイテッド ファイバーチップ検出装置及び関連する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003036827A1 (fr) * 2001-10-18 2003-05-01 Fujitsu Limited Systeme optique et procede de collecte d'informations de cablage
JP2008506991A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 バイオレーズ テクノロジー インコーポレイテッド ファイバーチップ検出装置及び関連する方法
JP2007225728A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sharp Corp 光通信ケーブル及びそのシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7356433B2 (en) Apparatus of automatically detecting type of cable connected to network and method thereof
US7081808B2 (en) Self-registration systems and methods for dynamically updating information related to a network
US7080945B2 (en) Connector systems for dynamically updating information related to a network and methods for developing the connector systems
US6898368B2 (en) Adapter systems for dynamically updating information related to a network and methods for developing the adapter systems
US4301543A (en) Fiber optic transceiver and full duplex point-to-point data link
US20060002649A1 (en) Intrusion detection system for use on an optical fiber using a translator of transmitted data for optimum monitoring conditions
TWI481210B (zh) 用於促進電子裝置間之光通訊之積體電路
US20060093282A1 (en) Method and apparatus for providing connector keying and identification for unidirectional fiber cables
JPH07244229A (ja) 光ファイバ結合装置
CN105122687B (zh) 光学数据传输系统和方法
CN215986611U (zh) 多媒体连接器线缆以及线缆组件
US8662759B2 (en) “Secured” fiber optic connecting system and method using different fiber positions of a multi-fiber connector
WO2023148539A1 (en) Multimedia connector cable
US20030002810A1 (en) Illuminating optical fiber plug
JP2000137149A (ja) 光ファイバの接続装置
JP2005102195A5 (ja)
US7643756B2 (en) Optical network for transferring data between devices in a vehicle
JP2000180651A (ja) 光ファイバタップ
JP2000147333A (ja) 光ファイバ用コネクタとこれを利用した光送受信装置
JP3459194B2 (ja) 信号伝送装置及びプラグ
JP4074572B2 (ja) レセプタクル、プラグおよび電子機器
JP2000137150A (ja) 光ファイバの接続装置
CN208506319U (zh) 一种新型lc连接头
JP2000341219A (ja) 光送受信モジュール、及びそれを用いた光送受信システム
KR20050005977A (ko) 광점퍼코드