JP2000147333A - 光ファイバ用コネクタとこれを利用した光送受信装置 - Google Patents
光ファイバ用コネクタとこれを利用した光送受信装置Info
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- JP2000147333A JP2000147333A JP10328225A JP32822598A JP2000147333A JP 2000147333 A JP2000147333 A JP 2000147333A JP 10328225 A JP10328225 A JP 10328225A JP 32822598 A JP32822598 A JP 32822598A JP 2000147333 A JP2000147333 A JP 2000147333A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、複数の光ファイバを近接して配置
しても、クロストークが低減され得るようにした、光フ
ァイバ用コネクタ及びこれを利用した光送受信装置を提
供すること。 【解決手段】 双方向の光通信を行なう複数の光ファイ
バ23、24に設けられた第1のコネクタ部21と、こ
れら複数の光ファイバに対応して配置された発光素子3
2及び受光素子33を備えた第2のコネクタ部30を有
する光送受信部と、を有する光ファイバ用コネクタであ
って、上記第1のコネクタ部21の複数の光ファイバの
端部23a,24aが、上記第2のコネクタ部30に対
して、それぞれ異なる方向を向いていることを特徴とす
る光ファイバ用コネクタ20。
しても、クロストークが低減され得るようにした、光フ
ァイバ用コネクタ及びこれを利用した光送受信装置を提
供すること。 【解決手段】 双方向の光通信を行なう複数の光ファイ
バ23、24に設けられた第1のコネクタ部21と、こ
れら複数の光ファイバに対応して配置された発光素子3
2及び受光素子33を備えた第2のコネクタ部30を有
する光送受信部と、を有する光ファイバ用コネクタであ
って、上記第1のコネクタ部21の複数の光ファイバの
端部23a,24aが、上記第2のコネクタ部30に対
して、それぞれ異なる方向を向いていることを特徴とす
る光ファイバ用コネクタ20。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号を光ファイ
バにより伝送することにより通信を行なう光通信装置で
使用される光ファイバ用コネクタと、この光ファイバ用
コネクタを利用した光送受信装置に関するものである。
バにより伝送することにより通信を行なう光通信装置で
使用される光ファイバ用コネクタと、この光ファイバ用
コネクタを利用した光送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばデジタル信号等の伝送等の
分野において、特に光通信に関しては、シリカ系の単一
モード光ファイバが、高速且つ大容量通信に適した光伝
送線として、幹線通信網等に使用されてきた。そして、
近年では、プラスチック系光ファイバ等の多モード光フ
ァイバが開発され、数10m程度の距離で、100Mb
/秒程度の伝送速度で信号を伝送するような、比較的短
距離におけるデジタル通信への応用が行なわれている。
このような多モード光ファイバでは、直径が比較的太い
ことから、発光素子及び受光素子との結合、あるいは光
ファイバ同士の接続を比較的容易に行なうことができる
ので、民生用デジタル機器間の通信媒体として利用する
ことが実用化されつつある。
分野において、特に光通信に関しては、シリカ系の単一
モード光ファイバが、高速且つ大容量通信に適した光伝
送線として、幹線通信網等に使用されてきた。そして、
近年では、プラスチック系光ファイバ等の多モード光フ
ァイバが開発され、数10m程度の距離で、100Mb
/秒程度の伝送速度で信号を伝送するような、比較的短
距離におけるデジタル通信への応用が行なわれている。
このような多モード光ファイバでは、直径が比較的太い
ことから、発光素子及び受光素子との結合、あるいは光
ファイバ同士の接続を比較的容易に行なうことができる
ので、民生用デジタル機器間の通信媒体として利用する
ことが実用化されつつある。
【0003】さらに、最近では、デジタル符号化された
映像及び音声信号等を、非同期に多重化して送受信する
ために、より高速の通信速度が要求されるようになって
きていると共に、家屋等の建造物全体に亘ってプラスチ
ック光ファィバで光デジタル通信が行なわれるように、
より長い最大通信距離の実現が望まれている。このた
め、光送受信装置である例えば光ファイバネットワーク
における民生用デジタル機器間の光通信においては、映
像や音声等の大量のデジタル信号を数10mの距離で送
受信する必要があり、多モードプラスチック光ファイバ
における伝送帯域性能の上限近くで使用することが望ま
しい。これに対して、多モード光ファイバにおいては、
モード分散と呼ばれる伝送光の群遅延現象があり、これ
によって信号波形が歪んでしまうことにより、伝送帯域
周波数特性の低下の原因になっている。このため、モー
ド分散を小さくして、帯域周波数特性を向上させるため
には、光ファイバに対する信号光の入射角度を小さくし
て、平行光に近づけることにより、光ファイバ内に発生
する伝送モードの数を減少させる方法が有効である。
映像及び音声信号等を、非同期に多重化して送受信する
ために、より高速の通信速度が要求されるようになって
きていると共に、家屋等の建造物全体に亘ってプラスチ
ック光ファィバで光デジタル通信が行なわれるように、
より長い最大通信距離の実現が望まれている。このた
め、光送受信装置である例えば光ファイバネットワーク
における民生用デジタル機器間の光通信においては、映
像や音声等の大量のデジタル信号を数10mの距離で送
受信する必要があり、多モードプラスチック光ファイバ
における伝送帯域性能の上限近くで使用することが望ま
しい。これに対して、多モード光ファイバにおいては、
モード分散と呼ばれる伝送光の群遅延現象があり、これ
によって信号波形が歪んでしまうことにより、伝送帯域
周波数特性の低下の原因になっている。このため、モー
ド分散を小さくして、帯域周波数特性を向上させるため
には、光ファイバに対する信号光の入射角度を小さくし
て、平行光に近づけることにより、光ファイバ内に発生
する伝送モードの数を減少させる方法が有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の双方
向の二芯光ファイバを接続するための光ファイバ用コネ
クタは、光ファイバの先端に取り付けられる雄コネクタ
側で、二つの光ファイバの端部が、光信号を送受信する
ための導光面として、並んで配設されている。これに対
して、この雄コネクタ側が接続される例えば各種機器に
設けられた雌コネクタ側では、雄コネクタが挿入された
とき、この雄コネクタの先端部に並んで露出している二
つの光ファイバの端部に対して、それぞれ発光素子及び
受光素子が対向するように配設されている。そして、こ
の発光素子の駆動回路そして受光素子の出力信号を電流
−電圧増幅するためのアンプも並んで配設されている。
これにより、上記雌コネクタ側の発光素子から出射した
光が、上記雄コネクタ側の一方の光ファイバの端部に入
射して、光信号の送信が行なわれるようになっている。
また、上記雄コネクタ側の他方の光ファイバの端面から
出射した光信号が、上記雌コネクタ側の受光素子に入射
することにより、双方向の光信号の受信が行なわれるよ
うになっている。
向の二芯光ファイバを接続するための光ファイバ用コネ
クタは、光ファイバの先端に取り付けられる雄コネクタ
側で、二つの光ファイバの端部が、光信号を送受信する
ための導光面として、並んで配設されている。これに対
して、この雄コネクタ側が接続される例えば各種機器に
設けられた雌コネクタ側では、雄コネクタが挿入された
とき、この雄コネクタの先端部に並んで露出している二
つの光ファイバの端部に対して、それぞれ発光素子及び
受光素子が対向するように配設されている。そして、こ
の発光素子の駆動回路そして受光素子の出力信号を電流
−電圧増幅するためのアンプも並んで配設されている。
これにより、上記雌コネクタ側の発光素子から出射した
光が、上記雄コネクタ側の一方の光ファイバの端部に入
射して、光信号の送信が行なわれるようになっている。
また、上記雄コネクタ側の他方の光ファイバの端面から
出射した光信号が、上記雌コネクタ側の受光素子に入射
することにより、双方向の光信号の受信が行なわれるよ
うになっている。
【0005】しかしながら、雄コネクタ側で、二つの光
ファイバの端部が並んで配設されていると共に、雌コネ
クタ側で、発光素子及び受光素子が並んで配設されてい
ることから、二つの光ファイバの端部間の距離が短くな
っている。この場合、発光素子から出射した光信号が、
対象の光ファイバの端部により反射されたり、または、
対象外の光ファイバの端部に誤って入射してしまうこと
があった。また、発光素子及び受光素子が並んで配設さ
れているため、発光素子の駆動回路の高周波信号が、直
接に受光素子のアンプに回り込んでしまうことがあっ
た。このような光信号及び電気信号の回り込みによっ
て、送信側の信号が受信側の信号に混入して、誤信号と
なり、所謂クロストークが発生することになり、光通信
の品質が低下してしまうという問題があった。そして、
このクロストークは、通信速度が速い程、即ち駆動周波
数が高い程、また通信距離が遠く、受信する光信号の強
度が小さい程、発生しやすくなり、通信品質に与える影
響が大きくなっていた。一方、二つの光ファイバの端面
部間の距離を長くすることにより、上記クロストークが
低減され得るが、この場合、光ファイバケーブル用コネ
クタが大型化してしまうという問題があった。
ファイバの端部が並んで配設されていると共に、雌コネ
クタ側で、発光素子及び受光素子が並んで配設されてい
ることから、二つの光ファイバの端部間の距離が短くな
っている。この場合、発光素子から出射した光信号が、
対象の光ファイバの端部により反射されたり、または、
対象外の光ファイバの端部に誤って入射してしまうこと
があった。また、発光素子及び受光素子が並んで配設さ
れているため、発光素子の駆動回路の高周波信号が、直
接に受光素子のアンプに回り込んでしまうことがあっ
た。このような光信号及び電気信号の回り込みによっ
て、送信側の信号が受信側の信号に混入して、誤信号と
なり、所謂クロストークが発生することになり、光通信
の品質が低下してしまうという問題があった。そして、
このクロストークは、通信速度が速い程、即ち駆動周波
数が高い程、また通信距離が遠く、受信する光信号の強
度が小さい程、発生しやすくなり、通信品質に与える影
響が大きくなっていた。一方、二つの光ファイバの端面
部間の距離を長くすることにより、上記クロストークが
低減され得るが、この場合、光ファイバケーブル用コネ
クタが大型化してしまうという問題があった。
【0006】また、モード分散を小さくして、帯域周波
数特性を向上させるために実際に光ファイバに対する入
射光を平行光にする場合、発光素子から出射する光信号
をほぼ平行光にして、接続すべき対象の光ファイバの端
部に入射させることになるが、この場合、光ファイバの
接続前には、発光素子から直接に外部に向かって平行光
が出射することになる。このため、発光素子からの平行
光が、例えば使用者等の周囲の人間の眼球に直接に入射
した場合、視覚機能に影響を与えることになり、安全性
が低下してしまう。
数特性を向上させるために実際に光ファイバに対する入
射光を平行光にする場合、発光素子から出射する光信号
をほぼ平行光にして、接続すべき対象の光ファイバの端
部に入射させることになるが、この場合、光ファイバの
接続前には、発光素子から直接に外部に向かって平行光
が出射することになる。このため、発光素子からの平行
光が、例えば使用者等の周囲の人間の眼球に直接に入射
した場合、視覚機能に影響を与えることになり、安全性
が低下してしまう。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、複数の光ファ
イバを近接して配置しても、クロストークが低減され得
るようにした、光ファイバ用コネクタ及びこれを利用し
た光送受信装置を提供することを目的としている。
イバを近接して配置しても、クロストークが低減され得
るようにした、光ファイバ用コネクタ及びこれを利用し
た光送受信装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、双方向の光通信を行なう複数の光ファイバに設け
られた第1のコネクタ部と、これら複数の光ファイバに
対応して配置された発光素子及び受光素子を備えた第2
のコネクタ部を有する光送受信部と、を有する光ファイ
バ用コネクタであって、上記第1のコネクタ部の複数の
光ファイバの端部が、上記第2のコネクタ部に対して、
それぞれ異なる方向を向いていることを特徴とする光フ
ァイバ用コネクタにより、達成される。
れば、双方向の光通信を行なう複数の光ファイバに設け
られた第1のコネクタ部と、これら複数の光ファイバに
対応して配置された発光素子及び受光素子を備えた第2
のコネクタ部を有する光送受信部と、を有する光ファイ
バ用コネクタであって、上記第1のコネクタ部の複数の
光ファイバの端部が、上記第2のコネクタ部に対して、
それぞれ異なる方向を向いていることを特徴とする光フ
ァイバ用コネクタにより、達成される。
【0009】また上記目的は、本発明によれば、双方向
の光通信を行なう複数の光ファイバの端部に設けられた
第1のコネクタ部と、これら複数の光ファイバに対応し
て配置された発光素子及び受光素子を備えた第2のコネ
クタ部を有する光送受信部と、を有する光ファイバ用コ
ネクタを備える光送受信装置であって、上記光ファイバ
用コネクタの第1のコネクタ部の複数の光ファイバの端
部が、上記第2のコネクタ部に対して、それぞれ異なる
方向を向いていることを特徴とする光送受信装置により
達成される。
の光通信を行なう複数の光ファイバの端部に設けられた
第1のコネクタ部と、これら複数の光ファイバに対応し
て配置された発光素子及び受光素子を備えた第2のコネ
クタ部を有する光送受信部と、を有する光ファイバ用コ
ネクタを備える光送受信装置であって、上記光ファイバ
用コネクタの第1のコネクタ部の複数の光ファイバの端
部が、上記第2のコネクタ部に対して、それぞれ異なる
方向を向いていることを特徴とする光送受信装置により
達成される。
【0010】上記構成によれば、上記光ファイバ用コネ
クタの上記第1のコネクタ部の複数の光ファイバの端部
が、上記第2のコネクタ部に対して、それぞれ異なる方
向を向いているため、2つの光ファイバの端部が互いに
接近して配設されていたとしても、発光素子からの光信
号が、受光素子に回り込むようなことはなく、所謂クロ
ストークが低減され得ることになる。
クタの上記第1のコネクタ部の複数の光ファイバの端部
が、上記第2のコネクタ部に対して、それぞれ異なる方
向を向いているため、2つの光ファイバの端部が互いに
接近して配設されていたとしても、発光素子からの光信
号が、受光素子に回り込むようなことはなく、所謂クロ
ストークが低減され得ることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0012】図1は、本発明の光ファイバ用コネクタを
利用した光送受信装置を適用することができる対象とし
て、例えば所謂コネクティッドホーム(Connect
edHome)と呼ばれる家庭をネットワークで世界の
情報提供者と接続する光ファイバネットワークの構成例
を示している。家200の中には、各種電気機器や、情
報機器等が配置されている。家200は、外部のコンテ
ンツ提供者201から、アクセスネットワーク202を
介して、ホームサーバ203に情報の提供を行なった
り、ホームサーバ203側からアクセスネットワーク2
02を介してコンテンツ提供者201側に情報を送るこ
とができるようになっている。また、家200にはアン
テナ204が設けられており、このアンテナ204から
は、コンテンツ提供者201からの情報が人工衛星20
5を介して送ることができるようになっている。この情
報の提供の仕方は、人工衛星205を使った衛星回線の
他に、地上波を用いた方式を採用することもできる。
利用した光送受信装置を適用することができる対象とし
て、例えば所謂コネクティッドホーム(Connect
edHome)と呼ばれる家庭をネットワークで世界の
情報提供者と接続する光ファイバネットワークの構成例
を示している。家200の中には、各種電気機器や、情
報機器等が配置されている。家200は、外部のコンテ
ンツ提供者201から、アクセスネットワーク202を
介して、ホームサーバ203に情報の提供を行なった
り、ホームサーバ203側からアクセスネットワーク2
02を介してコンテンツ提供者201側に情報を送るこ
とができるようになっている。また、家200にはアン
テナ204が設けられており、このアンテナ204から
は、コンテンツ提供者201からの情報が人工衛星20
5を介して送ることができるようになっている。この情
報の提供の仕方は、人工衛星205を使った衛星回線の
他に、地上波を用いた方式を採用することもできる。
【0013】図1の家200の中には、上述した機器の
制御系210と、マルチメディア系220が設けられて
いる。制御系210は、一般家庭で用いる機器、例えば
電灯210A,冷蔵庫210B,電子レンジ210C,
エアコンディショナー210D,電気カーペット210
E,ガス給湯器210F,在宅医療用機器210G等を
コントロールするための信号経路を形成している。これ
に対して、マルチメディア系220は、マルチメディア
時代に対応する機器、例えばコンピュータ220A,電
話機220B,オーディオ機器220C,携帯型情報機
器220D,デジタルスチルカメラ220E,プリンタ
・ファクシミリ220F,デジタルビデオカメラ220
G,ゲーム機220H,DVD(デジタルバーサタイル
ディスクあるいはデジタルビデオディスク:商標)プレ
イヤー220I,テレビジョン受像機220J等をコン
トロールするための信号経路を形成している。これらの
制御系210やマルチメディア系220の各種機器は、
ホームサーバ203に対して後述する二芯の光ファイバ
ケーブルを用いて順次にリング状に接続され、二芯双方
向光通信方式で光信号を送受信することで、制御系21
0の各機器のオンオフ制御や各種機器への情報の供給を
行なったり、マルチメディア系220のテレビジョン受
像機220Jのスイッチのオンオフ,情報の供給や発送
等の操作を行なうことができるようになっている。
制御系210と、マルチメディア系220が設けられて
いる。制御系210は、一般家庭で用いる機器、例えば
電灯210A,冷蔵庫210B,電子レンジ210C,
エアコンディショナー210D,電気カーペット210
E,ガス給湯器210F,在宅医療用機器210G等を
コントロールするための信号経路を形成している。これ
に対して、マルチメディア系220は、マルチメディア
時代に対応する機器、例えばコンピュータ220A,電
話機220B,オーディオ機器220C,携帯型情報機
器220D,デジタルスチルカメラ220E,プリンタ
・ファクシミリ220F,デジタルビデオカメラ220
G,ゲーム機220H,DVD(デジタルバーサタイル
ディスクあるいはデジタルビデオディスク:商標)プレ
イヤー220I,テレビジョン受像機220J等をコン
トロールするための信号経路を形成している。これらの
制御系210やマルチメディア系220の各種機器は、
ホームサーバ203に対して後述する二芯の光ファイバ
ケーブルを用いて順次にリング状に接続され、二芯双方
向光通信方式で光信号を送受信することで、制御系21
0の各機器のオンオフ制御や各種機器への情報の供給を
行なったり、マルチメディア系220のテレビジョン受
像機220Jのスイッチのオンオフ,情報の供給や発送
等の操作を行なうことができるようになっている。
【0014】図2は、図1に示す制御系210あるいは
マルチメディア系220の各種機器間及び各種機器とホ
ームサーバ203を接続する光通信装置の構成を示して
いる。図2において、光通信装置10は、所謂二芯双方
向光通信方式で光伝送を行なうものであり、一方の機器
M1から他方の機器M2へ光ファイバをその内部に有す
る光ファイバケーブル11を介して光伝送を行なうよう
になっている。光通信装置10は、一方の機器M1に接
続された光送受信器12と、他方の機器M2に接続され
た光送受信器13と、これらの光送受信器12,13と
を光学的に接続する光ファイバケーブル11と、から構
成されている。そして、上記光ファイバケーブル11
は、光送受信器12,13に対して、それぞれ光ファイ
バ用コネクタ20を介して、光学的に接続されている。
尚、機器M1,M2は、図1に示す制御系210の各機
器やマルチメディア系220の各機器そしてホームサー
バ203等のことである。
マルチメディア系220の各種機器間及び各種機器とホ
ームサーバ203を接続する光通信装置の構成を示して
いる。図2において、光通信装置10は、所謂二芯双方
向光通信方式で光伝送を行なうものであり、一方の機器
M1から他方の機器M2へ光ファイバをその内部に有す
る光ファイバケーブル11を介して光伝送を行なうよう
になっている。光通信装置10は、一方の機器M1に接
続された光送受信器12と、他方の機器M2に接続され
た光送受信器13と、これらの光送受信器12,13と
を光学的に接続する光ファイバケーブル11と、から構
成されている。そして、上記光ファイバケーブル11
は、光送受信器12,13に対して、それぞれ光ファイ
バ用コネクタ20を介して、光学的に接続されている。
尚、機器M1,M2は、図1に示す制御系210の各機
器やマルチメディア系220の各機器そしてホームサー
バ203等のことである。
【0015】ここで、上記光ファイバ用コネクタ20
は、より詳細には、図3に示すように構成されている。
図3において、光ファイバ用コネクタ20は、第一のコ
ネクタ部としての雄コネクタ部21と、第二のコネクタ
部としての雌コネクタ部30と、から構成されている。
は、より詳細には、図3に示すように構成されている。
図3において、光ファイバ用コネクタ20は、第一のコ
ネクタ部としての雄コネクタ部21と、第二のコネクタ
部としての雌コネクタ部30と、から構成されている。
【0016】雄コネクタ部21は、例えば四角形または
円形等の断面形状を有する本体22と、本体22内に軸
方向(光ファイバの長手方向)に挿通された二本の光フ
ァイバ23,24と、本体22の端部である先端側(図
面にて右側)の外周面に設けられたシャッタ25と、か
ら構成されている。
円形等の断面形状を有する本体22と、本体22内に軸
方向(光ファイバの長手方向)に挿通された二本の光フ
ァイバ23,24と、本体22の端部である先端側(図
面にて右側)の外周面に設けられたシャッタ25と、か
ら構成されている。
【0017】上記二本の光ファイバ23,24は、例え
ば一般的なPMMA(ポリメチルメタクリレート)系S
I(Step Index)型プラスチック光ファイバ
が使用されており、芯線径約1mm,被覆外径約3mm
のものが選択されている。さらに、上記光ファイバ2
3,24は、その端部がそれぞれ90度(光ファイバの
長手方向に対して略垂直方向)屈曲されることにより、
その端部である端面23a,24aが、それぞれ本体2
2の互いに反対の側面(図示の場合、上面及び下面であ
り、光ファイバの長手方向に対してそれぞれ逆向きの略
垂直方向でもある)にて露出するようになっている。
ば一般的なPMMA(ポリメチルメタクリレート)系S
I(Step Index)型プラスチック光ファイバ
が使用されており、芯線径約1mm,被覆外径約3mm
のものが選択されている。さらに、上記光ファイバ2
3,24は、その端部がそれぞれ90度(光ファイバの
長手方向に対して略垂直方向)屈曲されることにより、
その端部である端面23a,24aが、それぞれ本体2
2の互いに反対の側面(図示の場合、上面及び下面であ
り、光ファイバの長手方向に対してそれぞれ逆向きの略
垂直方向でもある)にて露出するようになっている。
【0018】ここで、上記光ファイバ23,24の端面
23a,24aは、互いに反対側に90度屈曲されてい
るが、これに限らず、発光素子から受光素子への光の回
り込みが排除されれば、異なる方向に向けられていれば
よい。この場合、少なくとも光ファイバ23の端面23
aが図において上向きになっている場合、これに対応し
て、雌コネクタ部30の凹陥部31内にて、発光素子3
2が図において下向きになっていることにより、雄コネ
クタ部21の本体22の非挿入時には、発光素子32か
ら外部への光信号の出射が抑止される構造となってい
る。
23a,24aは、互いに反対側に90度屈曲されてい
るが、これに限らず、発光素子から受光素子への光の回
り込みが排除されれば、異なる方向に向けられていれば
よい。この場合、少なくとも光ファイバ23の端面23
aが図において上向きになっている場合、これに対応し
て、雌コネクタ部30の凹陥部31内にて、発光素子3
2が図において下向きになっていることにより、雄コネ
クタ部21の本体22の非挿入時には、発光素子32か
ら外部への光信号の出射が抑止される構造となってい
る。
【0019】上記シャッタ25は、例えばアルミ板等の
不透光性材料から構成されており、本体22の右側の外
周面にて軸方向に沿って摺動可能に配設されている。そ
して、シャッタ25は、図示のように閉鎖位置において
は、各光ファイバ23,24の端面23a,24aをカ
バーすることにより、各端面23a,24aを傷,汚れ
等から保護すると共に、各光ファイバ23,24内への
光の入射及び出射を阻止するようになっている。尚、こ
のシャッタ25は、省略されてもよい。
不透光性材料から構成されており、本体22の右側の外
周面にて軸方向に沿って摺動可能に配設されている。そ
して、シャッタ25は、図示のように閉鎖位置において
は、各光ファイバ23,24の端面23a,24aをカ
バーすることにより、各端面23a,24aを傷,汚れ
等から保護すると共に、各光ファイバ23,24内への
光の入射及び出射を阻止するようになっている。尚、こ
のシャッタ25は、省略されてもよい。
【0020】これに対して、雌コネクタ部30は、上記
雄コネクタ部21の先端部が挿入される凹陥部31を有
している。この凹陥部31の内面には、発光素子32と
受光素子33が、互いに反対側に位置するように、即ち
図4に示すように凹陥部31内にオスコネクタ部21の
先端部が挿入されたとき、各光ファイバ23,24の端
面23a,24aに対向するように、配設されている。
雄コネクタ部21の先端部が挿入される凹陥部31を有
している。この凹陥部31の内面には、発光素子32と
受光素子33が、互いに反対側に位置するように、即ち
図4に示すように凹陥部31内にオスコネクタ部21の
先端部が挿入されたとき、各光ファイバ23,24の端
面23a,24aに対向するように、配設されている。
【0021】上記発光素子32は、例えば波長約650
nmのレーザ光を出射する半導体レーザ素子であって、
駆動回路34により駆動されることにより、所定の光信
号を出射するようになっている。さらに、発光素子32
は、挿入時の光ファイバ23の端面23aに光信号を集
束させる対物レンズ35を備えている。
nmのレーザ光を出射する半導体レーザ素子であって、
駆動回路34により駆動されることにより、所定の光信
号を出射するようになっている。さらに、発光素子32
は、挿入時の光ファイバ23の端面23aに光信号を集
束させる対物レンズ35を備えている。
【0022】上記受光素子33は、例えば上記波長約6
50nmに対して感度を有するPIN型シリコンフォト
ダイオードであって、その出力信号が、電流−電圧変換
を行なうアンプ36により増幅され、検出信号として出
力されるようになっている。さらに、受光素子33は、
挿入時の光ファイバ24の端面24aからの光信号を受
光素子の受光面に集束させる対物レンズ37を備えてい
る。
50nmに対して感度を有するPIN型シリコンフォト
ダイオードであって、その出力信号が、電流−電圧変換
を行なうアンプ36により増幅され、検出信号として出
力されるようになっている。さらに、受光素子33は、
挿入時の光ファイバ24の端面24aからの光信号を受
光素子の受光面に集束させる対物レンズ37を備えてい
る。
【0023】さらに、雌コネクタ部30の凹陥部31の
内周面には、段部31aが設けられており、この段部3
1aは、雄コネクタ部21の挿入時に、シャッタ25の
端縁に係合するようになっている。
内周面には、段部31aが設けられており、この段部3
1aは、雄コネクタ部21の挿入時に、シャッタ25の
端縁に係合するようになっている。
【0024】本発明の実施の形態による光ファイバ用コ
ネクタ20は、以上のように構成されており、以下にそ
の動作等を説明する。先づ、雄コネクタ部21が雌コネ
クタ部30に挿入されてない状態においては、図3に示
すように、雄コネクタ部21のシャッタ25は、閉鎖位
置にあって、各光ファイバ23,24の端面23a,2
4aを閉鎖している。この状態においては、例えば光フ
ァイバケーブル11の他端が、他の各種機器に設けられ
た光送受信器(図示せず)接続されている場合に、光フ
ァイバ24の他端から光信号が伝送されて、光ファイバ
24の端面24aから出射したとしても、シャッタ25
により遮断されることにより、オスコネクタ部21から
外部に光信号が出射するようなことはない。したがっ
て、この光信号が周囲の人間の眼球に入射して、視覚機
能等に影響を与えるようなことはない。
ネクタ20は、以上のように構成されており、以下にそ
の動作等を説明する。先づ、雄コネクタ部21が雌コネ
クタ部30に挿入されてない状態においては、図3に示
すように、雄コネクタ部21のシャッタ25は、閉鎖位
置にあって、各光ファイバ23,24の端面23a,2
4aを閉鎖している。この状態においては、例えば光フ
ァイバケーブル11の他端が、他の各種機器に設けられ
た光送受信器(図示せず)接続されている場合に、光フ
ァイバ24の他端から光信号が伝送されて、光ファイバ
24の端面24aから出射したとしても、シャッタ25
により遮断されることにより、オスコネクタ部21から
外部に光信号が出射するようなことはない。したがっ
て、この光信号が周囲の人間の眼球に入射して、視覚機
能等に影響を与えるようなことはない。
【0025】これに対して、雌コネクタ部30では、そ
の凹陥部31は、雄コネクタ部21が挿入されていない
ことから、発光素子32及び受光素子33が露出してい
るが、発光素子32は、凹陥部31内にて下向きに配設
されているので、発光素子32から出射した光信号は、
凹陥部31内の反対側の内周面に当たることになり、雌
コネクタ部30から外部に光信号が直接、出射するよう
なことはない。これにより、非挿入時には、雄コネクタ
部21及び雌コネクタ部30の何れにおいても、光信号
が外部に直接、出射するようなことはなく、従って例え
ば周囲の人間の眼球に入射して、視覚機能等に影響を与
えるようなことはないので、使用者等の周囲の人間の眼
球の安全性が十分に確保され得ることになる。
の凹陥部31は、雄コネクタ部21が挿入されていない
ことから、発光素子32及び受光素子33が露出してい
るが、発光素子32は、凹陥部31内にて下向きに配設
されているので、発光素子32から出射した光信号は、
凹陥部31内の反対側の内周面に当たることになり、雌
コネクタ部30から外部に光信号が直接、出射するよう
なことはない。これにより、非挿入時には、雄コネクタ
部21及び雌コネクタ部30の何れにおいても、光信号
が外部に直接、出射するようなことはなく、従って例え
ば周囲の人間の眼球に入射して、視覚機能等に影響を与
えるようなことはないので、使用者等の周囲の人間の眼
球の安全性が十分に確保され得ることになる。
【0026】この状態から、雄コネクタ部21の先端部
が雌コネクタ部30の凹陥部31内に軸方向に沿って挿
入されると、挿入途中で、雌コネクタ部30の凹陥部3
1の内周面に形成された段部31aが、シャッタ25の
端縁に係合する。そして、その後の雄コネクタ部21の
挿入によって、この段部31aが相対的にシャッタ25
を移動させることになる。これにより、シャッタ25
は、閉鎖位置から、図4に示す開放位置まで移動して、
雄コネクタ部21の二つの光ファイバ23,24の端面
23a,24aを露出させることになる。これにより、
雄コネクタ部21の二つの光ファイバ23,24は、そ
の端面23a,24aが、それぞれ雌コネクタ部30の
発光素子32及び受光素子33に対向するようになり、
光学的に接続され得るようになる。
が雌コネクタ部30の凹陥部31内に軸方向に沿って挿
入されると、挿入途中で、雌コネクタ部30の凹陥部3
1の内周面に形成された段部31aが、シャッタ25の
端縁に係合する。そして、その後の雄コネクタ部21の
挿入によって、この段部31aが相対的にシャッタ25
を移動させることになる。これにより、シャッタ25
は、閉鎖位置から、図4に示す開放位置まで移動して、
雄コネクタ部21の二つの光ファイバ23,24の端面
23a,24aを露出させることになる。これにより、
雄コネクタ部21の二つの光ファイバ23,24は、そ
の端面23a,24aが、それぞれ雌コネクタ部30の
発光素子32及び受光素子33に対向するようになり、
光学的に接続され得るようになる。
【0027】ここで、駆動回路34により駆動された発
光素子32は、光信号を出射し、この光信号は、対物レ
ンズ35を介して光ファイバ23の端面23aに集束
し、光ファイバ23内に入射して、伝送されることにな
る。また、光ファイバ24を介して伝送されてきた光信
号は、光ファイバ24の端面24aから出射し、対物レ
ンズ37を介して受光素子33の受光面に集束する。そ
して、受光素子33に発生した出力信号が、アンプ26
により電流−電圧変換され、検出信号として外部に出力
されるようになっている。
光素子32は、光信号を出射し、この光信号は、対物レ
ンズ35を介して光ファイバ23の端面23aに集束
し、光ファイバ23内に入射して、伝送されることにな
る。また、光ファイバ24を介して伝送されてきた光信
号は、光ファイバ24の端面24aから出射し、対物レ
ンズ37を介して受光素子33の受光面に集束する。そ
して、受光素子33に発生した出力信号が、アンプ26
により電流−電圧変換され、検出信号として外部に出力
されるようになっている。
【0028】ここで、例えば、発光素子である半導体レ
ーザ素子の最大駆動電圧を9.6Vとして、通信速度2
00Mb/秒でNRZ信号の双方向通信を行なったとこ
ろ、回り込み、即ちクロストークによる受信側の雑音電
圧が約50μVとなり、従来の光ファイバの端面が近接
して並んでいる場合のコネクタにおける光信号の回り込
み、即ちクロストークによる受信側の雑音電圧が約26
0mVであったのに対して、約5分の1程度に低減され
ている。これは、上述のように発光素子から受光素子へ
の光の回り込みが低減されると共に、従来の光ファイバ
用コネクタでは、発光素子及び受光素子が並んで配設さ
れていることから、発光素子を駆動する駆動回路と、受
光素子からの出力信号を増幅するアンプとが並んで配設
されていたのに対し、本発明の実施の形態においては、
駆動回路34とアンプ36がより離れているため、駆動
回路34からアンプ36への電気信号の直接の回り込み
が低減されることによるものと考えられる。即ち、本実
施の形態においては、雄コネクタ部21の形状が、例え
ば幅約16mm,長さ約36mm,厚さ約7mmである
場合に、駆動回路34とアンプ36との距離が約20m
mである。これに対し、本実施の形態と雄コネクタ部2
1が同じ大きさである、従来の光ファィバー用コネクタ
では、駆動回路34とアンプ36との距離が、せいぜい
約8mm程度になってしまう。
ーザ素子の最大駆動電圧を9.6Vとして、通信速度2
00Mb/秒でNRZ信号の双方向通信を行なったとこ
ろ、回り込み、即ちクロストークによる受信側の雑音電
圧が約50μVとなり、従来の光ファイバの端面が近接
して並んでいる場合のコネクタにおける光信号の回り込
み、即ちクロストークによる受信側の雑音電圧が約26
0mVであったのに対して、約5分の1程度に低減され
ている。これは、上述のように発光素子から受光素子へ
の光の回り込みが低減されると共に、従来の光ファイバ
用コネクタでは、発光素子及び受光素子が並んで配設さ
れていることから、発光素子を駆動する駆動回路と、受
光素子からの出力信号を増幅するアンプとが並んで配設
されていたのに対し、本発明の実施の形態においては、
駆動回路34とアンプ36がより離れているため、駆動
回路34からアンプ36への電気信号の直接の回り込み
が低減されることによるものと考えられる。即ち、本実
施の形態においては、雄コネクタ部21の形状が、例え
ば幅約16mm,長さ約36mm,厚さ約7mmである
場合に、駆動回路34とアンプ36との距離が約20m
mである。これに対し、本実施の形態と雄コネクタ部2
1が同じ大きさである、従来の光ファィバー用コネクタ
では、駆動回路34とアンプ36との距離が、せいぜい
約8mm程度になってしまう。
【0029】このようにクロストークが低減されること
によって、光通信の品質が向上することになり、例えば
デジタル符号化された映像信号及び音声信号等を非同期
に多重化して送受信するために用いられる、より高速の
通信速度が可能となる。また、図1に示すような光ファ
イバネットワークに用いられる光ファイバ23、24に
よる光デジタル通信等においても、長い最大通信距離が
可能となる。
によって、光通信の品質が向上することになり、例えば
デジタル符号化された映像信号及び音声信号等を非同期
に多重化して送受信するために用いられる、より高速の
通信速度が可能となる。また、図1に示すような光ファ
イバネットワークに用いられる光ファイバ23、24に
よる光デジタル通信等においても、長い最大通信距離が
可能となる。
【0030】さらに、図4に示した挿入状態にて光通信
を行なっているときに、コネクタ20が外されたとして
も、その場合、シャッタ25が閉鎖状態になるため、雄
コネクタ部21及び雌コネクタ部30の何れからも光信
号が外部に出射するようなことはない。したがって、例
えば周囲の人間の眼球に入射して、視覚機能等に影響を
与えるようなことはく、使用者等の周囲の人間の眼球の
安全性が十分に確保され得ることになる。
を行なっているときに、コネクタ20が外されたとして
も、その場合、シャッタ25が閉鎖状態になるため、雄
コネクタ部21及び雌コネクタ部30の何れからも光信
号が外部に出射するようなことはない。したがって、例
えば周囲の人間の眼球に入射して、視覚機能等に影響を
与えるようなことはく、使用者等の周囲の人間の眼球の
安全性が十分に確保され得ることになる。
【0031】また、上記シャッタ25は、雄コネクタ部
21の挿入方向に沿って移動するようになっているの
で、シャッタ25は、雄コネクタ部21の挿入に連動し
て移動され得ることになる。このため、特にシャッタ2
5を移動させるための機構を設ける必要がないため、シ
ャッタ機構が単純となる。従って、シャッタに関するコ
ストも低減され得ることになる。
21の挿入方向に沿って移動するようになっているの
で、シャッタ25は、雄コネクタ部21の挿入に連動し
て移動され得ることになる。このため、特にシャッタ2
5を移動させるための機構を設ける必要がないため、シ
ャッタ機構が単純となる。従って、シャッタに関するコ
ストも低減され得ることになる。
【0032】さらに、非挿入時においては、雌コネクタ
部30の発光素子32が受光素子33に対向している。
このため、雄コネクタ部21の雌コネクタ部30への挿
入時に、発光素子32から光信号を出射させることによ
り、受光素子33の出力信号のレベルをモニタすること
ができる。したがって、追加の部品等を用いることな
く、雄コネクタ部21の挿入状態が確実にチェックされ
ることになる。
部30の発光素子32が受光素子33に対向している。
このため、雄コネクタ部21の雌コネクタ部30への挿
入時に、発光素子32から光信号を出射させることによ
り、受光素子33の出力信号のレベルをモニタすること
ができる。したがって、追加の部品等を用いることな
く、雄コネクタ部21の挿入状態が確実にチェックされ
ることになる。
【0033】上記実施の形態においては、光ファイバ2
3、24として、プラスチック系ステップインデックス
型光ファイバが使用されているが、これに限らず、例え
ばフッ化物系光ファイバやシリカ系光ファイバを使用す
る場合であっても、本発明を適用し得ることは明らかで
ある。また、上記実施形態においては、発光素子32と
して、半導体レーザが使用されているが、これに限ら
ず、発光ダイオード等の他の発光素子を使用してもよい
ことは明らかである。さらに、上記実施の形態において
は、家庭内光ファイバネットワークに使用される光通信
装置10について説明したが、これに限らず、所謂SO
HO等における光ファイバネットワークや企業内や地域
内等の光ファイバネットワークに対しても本発明を適用
することも可能である。
3、24として、プラスチック系ステップインデックス
型光ファイバが使用されているが、これに限らず、例え
ばフッ化物系光ファイバやシリカ系光ファイバを使用す
る場合であっても、本発明を適用し得ることは明らかで
ある。また、上記実施形態においては、発光素子32と
して、半導体レーザが使用されているが、これに限ら
ず、発光ダイオード等の他の発光素子を使用してもよい
ことは明らかである。さらに、上記実施の形態において
は、家庭内光ファイバネットワークに使用される光通信
装置10について説明したが、これに限らず、所謂SO
HO等における光ファイバネットワークや企業内や地域
内等の光ファイバネットワークに対しても本発明を適用
することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の光ファイバを近接して配置しても、クロストークが
低減され得るようにした、光ファイバ用コネクタ及びこ
れを利用した光送受信装置を提供するができる。
数の光ファイバを近接して配置しても、クロストークが
低減され得るようにした、光ファイバ用コネクタ及びこ
れを利用した光送受信装置を提供するができる。
【図1】本発明の実施の形態による光ファイバ用コネク
タを備えた光通信装置を有する制御系及びマルチメディ
ア系から成る光ファイバネットワークの構成例を示す概
略図である。
タを備えた光通信装置を有する制御系及びマルチメディ
ア系から成る光ファイバネットワークの構成例を示す概
略図である。
【図2】図1の光ファイバネットワークにおける各機器
間を接続するための光通信装置の構成例を示す概略図で
ある。
間を接続するための光通信装置の構成例を示す概略図で
ある。
【図3】図2の光通信装置における光ファイバケーブル
用コネクタの非挿入時における概略横断面図である。
用コネクタの非挿入時における概略横断面図である。
【図4】図3の光ファイバ用コネクタの挿入時における
概略横断面図である。
概略横断面図である。
10・・・光通信装置、11・・・光ファイバケーブ
ル、12,13・・・光送受信器、20・・・光ファイ
バ用コネクタ、21・・・雄コネクタ部、22・・・本
体、23,24・・・光ファイバ、23a,24a・・
・端面、25・・・シャッタ、30・・・雌コネクタ
部、31・・・凹陥部、32・・・発光素子、33・・
・受光素子、34・・・駆動回路、35,37・・・対
物レンズ、36・・・アンプ。
ル、12,13・・・光送受信器、20・・・光ファイ
バ用コネクタ、21・・・雄コネクタ部、22・・・本
体、23,24・・・光ファイバ、23a,24a・・
・端面、25・・・シャッタ、30・・・雌コネクタ
部、31・・・凹陥部、32・・・発光素子、33・・
・受光素子、34・・・駆動回路、35,37・・・対
物レンズ、36・・・アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/12
Claims (6)
- 【請求項1】 双方向の光通信を行なう複数の光ファイ
バに設けられた第1のコネクタ部と、 これら複数の光ファイバに対応して配置された発光素子
及び受光素子を備えた第2のコネクタ部を有する光送受
信部と、を有する光ファイバ用コネクタであって、 上記第1のコネクタ部の複数の光ファイバの端部が、上
記第2のコネクタ部に対して、それぞれ異なる方向を向
いていることを特徴とする光ファイバ用コネクタ。 - 【請求項2】 上記光送受信部の第2のコネクタ部の発
光素子に対応する上記第一のコネクタ部の光ファイバの
端部が、この光ファイバの長手方向に対して略垂直方向
に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光
ファイバ用コネクタ。 - 【請求項3】 上記第一のコネクタ部にて、複数の光フ
ァイバの端部が、上記光ファイバの長手方向に対してそ
れぞれ逆向きの略垂直方向に配置されてることを特徴と
する請求項1に記載の光ファイバ用コネクタ。 - 【請求項4】 上記第1のコネクタ部には、上記複数の
光ファイバの端部に対応して移動可能なシャッタが設け
られていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイ
バ用コネクタ。 - 【請求項5】 上記第2のコネクタ部にて、上記発光素
子及び上記受光素子が互いに対向して配設されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ用コネク
タ。 - 【請求項6】 双方向の光通信を行なう複数の光ファイ
バの端部に設けられた第1のコネクタ部と、 これら複数の光ファイバに対応して配置された発光素子
及び受光素子を備えた第2のコネクタ部を有する光送受
信部と、を有する光ファイバ用コネクタを備える光送受
信装置であって、 上記光ファイバ用コネクタの第1のコネクタ部の複数の
光ファイバの端部が、上記第2のコネクタ部に対して、
それぞれ異なる方向を向いていることを特徴とする光送
受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328225A JP2000147333A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 光ファイバ用コネクタとこれを利用した光送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328225A JP2000147333A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 光ファイバ用コネクタとこれを利用した光送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000147333A true JP2000147333A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18207848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10328225A Pending JP2000147333A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 光ファイバ用コネクタとこれを利用した光送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000147333A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030090520A (ko) * | 2002-05-20 | 2003-11-28 | 호시덴 가부시기가이샤 | 쌍방향 광통신용광학부품 및 광송수신기 |
WO2015198517A1 (en) | 2014-06-24 | 2015-12-30 | Sony Corporation | Optical transmitter, optical receiver, optical cable and light transmission method |
WO2015198518A1 (en) | 2014-06-24 | 2015-12-30 | Sony Corporation | Optical transmitter, optical receiver, optical cable and light transmission method |
KR20160130758A (ko) | 2014-03-06 | 2016-11-14 | 소니 주식회사 | 광 커넥터와 케이블 및 광 통신 장치 |
KR20160130753A (ko) | 2014-03-06 | 2016-11-14 | 소니 주식회사 | 광 커넥터와 케이블 및 광 통신 장치 |
CN107209332A (zh) * | 2015-02-05 | 2017-09-26 | 索尼公司 | 光发送设备、光接收设备和光缆 |
WO2018030246A1 (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | ソニー株式会社 | 光コネクタ、光ケーブルおよび電子機器 |
US10690866B2 (en) | 2015-01-07 | 2020-06-23 | Sony Corporation | Optical connector |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP10328225A patent/JP2000147333A/ja active Pending
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CN106461886B (zh) * | 2014-06-24 | 2019-03-15 | 索尼公司 | 光学发送机、光学接收机、光学线缆以及光传输方法 |
KR20170022992A (ko) | 2014-06-24 | 2017-03-02 | 소니 주식회사 | 광 전송기, 광 수신기, 광 케이블 및 광 전송 방법 |
KR20170021244A (ko) | 2014-06-24 | 2017-02-27 | 소니 주식회사 | 광 전송기, 광 수신기, 광 케이블 및 광 전송 방법 |
CN106461886A (zh) * | 2014-06-24 | 2017-02-22 | 索尼公司 | 光学发送机、光学接收机、光学线缆以及光传输方法 |
WO2015198518A1 (en) | 2014-06-24 | 2015-12-30 | Sony Corporation | Optical transmitter, optical receiver, optical cable and light transmission method |
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