JP2000137124A - 光伝送チューブの端部窓材及び光伝送チューブ - Google Patents

光伝送チューブの端部窓材及び光伝送チューブ

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JP2000137124A
JP2000137124A JP10313452A JP31345298A JP2000137124A JP 2000137124 A JP2000137124 A JP 2000137124A JP 10313452 A JP10313452 A JP 10313452A JP 31345298 A JP31345298 A JP 31345298A JP 2000137124 A JP2000137124 A JP 2000137124A
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Japan
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end window
optical transmission
transmission tube
grooves
window material
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JP10313452A
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Atsushi Hotta
篤 堀田
Tatsuo Terahama
龍雄 寺浜
Itsuo Tanuma
逸夫 田沼
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から端部窓材を経て光伝送チューブのコ
アに入射される光量を低減させることなく、光伝送チュ
ーブの端部からの端部窓材の抜けや位置ずれを確実に防
止する。 【解決手段】 外周面に溝2A〜2Cを有する光伝送チ
ューブの端部窓材1A。クラッドと、透明コア材と、ク
ラッド端部に挿入された端部窓材とを有する光伝送チュ
ーブにおいて、この端部窓材を溝がクラッド内に配置さ
れるように挿入した光伝送チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送チューブの
端部に取り付けられる端部窓材であって、光伝送チュー
ブからの抜けや位置ずれを防止してその信頼性を高めた
端部窓材に関する。また、本発明は、この端部窓材を用
いた光伝送チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】管状のクラッドと、このクラッドの構成
材料より高屈折率の透明コア材とで構成される光伝送チ
ューブが、イルミネーションやプロジェクター等の種々
の光伝送用途に用いられている。この光伝送チューブ
は、例えば、コア材を充填したクラッドの両端に封止栓
を兼ねた端部窓材を挿入した構成とされている。
【0003】従来の光伝送チューブ、特に、液状コアを
充填したものにおいては、光伝送チューブの端部に取り
付けた端部窓材の抜けや引き込み、或いは、位置ずれが
問題となっていた。特に、材料物性の劣化や材料の熱膨
張が起こり易い高温環境下や、光伝送チューブに圧力が
かかりやすい環境での使用においては、端部窓材の飛び
出しの可能性が高く、この対策が重要視されている。
【0004】従来、端部窓材の抜け防止のためには、光
伝送チューブの端部に端部窓材を挿入した後、強く加締
める方法、接着剤で接着する方法、口金部にストッパを
取り付ける方法などが採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光源か
ら端部窓材を経て光伝送チューブのコアに入射される光
量を低減させることなく、端部窓材の抜けを確実に防止
するための有効な手段は確立されておらず、その開発が
強く望まれているのが現状である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、光源
から端部窓材を経て光伝送チューブのコアに入射される
光量を低減させることなく、光伝送チューブの端部から
の抜けや位置ずれを確実に防止することができる端部窓
材と、この端部窓材を用いた光伝送チューブを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光伝送チューブ
の端部窓材は、外周面に溝を有することを特徴とする。
【0008】本発明の光伝送チューブは、クラッド、コ
ア材及び端部窓材を有するものにおいて、端部窓材とし
て本発明の端部窓材を用いたものである。
【0009】かかる本発明では、端部窓材の外周面に設
けた溝の滑り止め効果で、伝送光量を損なうことなく端
部窓材の抜けや位置ずれを有効に防止することができ
る。
【0010】本発明において、端部窓材は円形断面形状
を有し、溝は、その外周面を周回して帯状に設けられて
いることが好ましい。また、溝は端部窓材の光入射側端
部の近傍に、0.05〜0.1mmの深さに設けられて
いることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1,2は本発明の光伝送チューブの端部
窓材の実施の形態を示す図であって、図1(a)〜
(c)は正面図、図1(d)は図1(a)〜(c)のD
部の拡大図である。また、図2(a)は正面図、図2
(b)は図2(a)のB部の拡大図である。
【0013】図1(a)〜(c)に示す端部窓材1A〜
1Cは、比較的幅の狭い帯状の溝2A,2B,2Cが、
3本、略円柱状形状の端部窓材1A〜1Cの外周面にそ
の長手方向に所定の間隔をあけて設けられたものであ
る。これらの端部窓材1A〜1Cはその溝の形成位置が
異なること以外は、同様の構成とされている。即ち、図
1(a)の端部窓材1Aは、溝2A〜2Cが光の入射側
端面1aに非常に近い位置に設けられており、端部窓材
1Bは溝2A〜2Cが端部窓材1Aに比べて、光の入射
側端面1aよりも若干離れた位置に設けられており、端
部窓材1Cは溝2A〜2Cが窓材の長さ方向のほぼ中央
位置に設けられている。
【0014】図2に示す端部窓材1Dは、その外周面の
光の入射側端面1aの近傍部分に、比較的幅の広い帯状
の溝2Dが1本設けられたものである。
【0015】この抜け及び位置ずれ防止のために端部窓
材の外周面に設けられる溝は、1本であっても2本以上
の複数本であっても良いが、その形成位置はできるだけ
端部窓材の光の入射側端面に近い位置とするのが、光量
保持の面で好ましい。光量保持及び端部窓材の設計上の
強度保持等の面から、溝は、端部窓材の光の入射側端面
から0〜10mmの範囲に設けるのが好ましい。
【0016】また、溝の深さは、光量保持の面から、
0.1mm以下の浅溝であることが好ましい。この溝の
深さは過度に浅いと溝を形成したことによる抜け及び位
置ずれ防止効果が十分に得られないことから、一般的に
は0.05〜0.1mm程度の深さとするのが好まし
い。
【0017】なお、溝の形成本数は、過度に多いと伝送
光量が減るため、抜け防止効果をも考慮した場合、溝の
形成本数は3本以下とするのが好ましい。
【0018】この端部窓材の材質としては、次のような
耐熱ポリマー又はガラス等の透光性材料が用いられる。
【0019】即ち、具体的には、石英ガラス、パイレッ
クスガラス、多成分ガラス、サファイヤ、水晶などの無
機ガラス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹
脂、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂、スチレン
・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・EPDM・
スチレン三元共重合体、スチレン・メチルメタクリレー
ト共重合体、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リメチルペンテン、アクリルジグリコールカーボネート
樹脂、スピラン樹脂、アモルファスポリオレフィン、ポ
リカーボネート、ポリアミド、ポリアリレート、ポリサ
ルホン、ポリアリルサルホン、ポリエーテルサルホン、
ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリエチレンテレフ
タレート、ジアリルフタレート、フッ素樹脂、ポリエス
テルカーボネート、シリコン樹脂などの有機ガラスやプ
ラスチック透明材料を挙げることができる。この中でも
石英ガラス、パイレックスガラス、多成分ガラス等の無
機ガラスは透明性のみならず、耐熱性にも優れ、また化
学的にも安定であるため、長期的に優れた性能を維持す
ることができ、好ましい。また、耐熱性ポリマー材料で
あれば、金型成形や切削加工により、容易に所望形状の
端部窓材とすることができ好ましい。
【0020】この端部窓材は、その溝の部分がクラッド
内に入り込むようにクラッドに挿入される。なお、必要
に応じ、クラッドの外周にバンドやその他の締付部材が
装着される。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
【0022】実施例1 図1(a)〜(c)及び(d)に示す如く、各溝の幅が
3mm(5mm−2mm)で深さが0.1mmの3本の
溝2A〜2Cを、光の入射側端面1aからの距離Lが表
1に示す如く異なる位置となるように形成した、直径9
mm、長さ70mmのアクリル樹脂製の端部窓材1A〜
1Cを作製し、この端部窓材を光伝送チューブに取り付
け、伝送光量の評価を行った。用いた光伝送チューブ
は、剛性フッ素樹脂製の管状クラッド内にシリコーン製
のコアを設けたものである。
【0023】光源としては、35Wのメタルハライドラ
ンプを用い、端部窓材の光の入射側に配置し、光伝送チ
ューブの伝送光量を測定し、リファレンスについて同様
に測定した伝送光量を100%として、相対値で示し
た。なお、リファレンスは、柔軟クラッドであるフッ素
ゴム製のクラッドにシリコーン製のコアを設けた光伝送
チューブに、溝を設けていないアクリル樹脂製の端部窓
材を取り付けたものである。
【0024】また、各端部窓材を取り付けた光伝送チュ
ーブ及び上記リファレンスについて120℃で耐熱試験
を行い、端部窓材の飛び出しの有無を確認した。これら
の結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】実施例2 図2に示す如く、幅10.5mmの1本の溝2Dを表2
に示す如く異なる深さdに形成した3種類のアクリル樹
脂製の端部窓材を作製し、実施例1と同様にして伝送光
量の評価及び耐熱試験を行って、結果を表2に示した。
【0027】
【表2】
【0028】以上の結果から、本発明によれば、伝送光
量を大きく損なうことなく、端部窓材の抜けや位置ずれ
を防止することができることがわかる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の光伝送チュ
ーブの端部窓材及び光伝送チューブによれば、光源から
端部窓材を経て光伝送チューブのコアに入射される光量
を低減させることなく、光伝送チューブの端部からの端
部窓材の抜けや位置ずれを確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(c)は本発明の光伝送チューブ
の端部窓材の実施の形態を示す正面図、図1(d)は図
1(a)〜(c)のD部の拡大図である。
【図2】図2(a)は、本発明の光伝送チューブの端部
窓材の別の実施の形態を示す正面図、図2(b)は図2
(a)のB部の拡大図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D 端部窓材 2A,2B,2C,2D 溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に溝を有することを特徴とする光
    伝送チューブの端部窓材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該端部窓材は円形断
    面形状を有し、該溝は、その外周面を周回して帯状に設
    けられていることを特徴とする光伝送チューブの端部窓
    材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、該溝は、該端部窓材
    の光入射側の端部近傍に設けられていることを特徴とす
    る光伝送チューブの端部窓材。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、該溝の深さが0.05〜0.1mmであることを特
    徴とする光伝送チューブの端部窓材。
  5. 【請求項5】 クラッドと、該クラッド内の透明コア材
    と、該クラッドの端部に挿入された端部窓材とを有する
    光伝送チューブにおいて、該端部窓材が請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載のものであり、前記溝が該クラ
    ッド内に配置されていることを特徴とする光伝送チュー
    ブ。
JP10313452A 1998-11-04 1998-11-04 光伝送チューブの端部窓材及び光伝送チューブ Pending JP2000137124A (ja)

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