JP2000137028A - 流体の持越しを減らすための分光光度計測装置 - Google Patents

流体の持越しを減らすための分光光度計測装置

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JP2000137028A JP11258174A JP25817499A JP2000137028A JP 2000137028 A JP2000137028 A JP 2000137028A JP 11258174 A JP11258174 A JP 11258174A JP 25817499 A JP25817499 A JP 25817499A JP 2000137028 A JP2000137028 A JP 2000137028A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体液試料、たとえば尿試料を上に配された試
薬試験片を検査し、体液試料の一つが体液試料の別の一
つを汚染する危険性を減らす。 【解決手段】 装置には、試薬試験片(14)に沿って
縦方向に配置された、汚染に敏感な試薬を有する試薬パ
ッドを含む複数の試薬パッド(26)を有する試薬試験
片(14)を支持するように設計された試薬試験片支持
体(22)が設けられている。装置はまた、試薬試験片
(14)を初期試薬試験片位置から検査位置(120ま
たは122)まで縦方向に対してほぼ横向きの方向に移
動させるように設計された試薬試験片移動装置(18お
よび/または80)と、試薬試験片(14)が試薬試験
片支持体(22)によって検査位置(120または12
2)で支持されているとき試薬試験片(14)を照らす
ように設計された発光体(64または68)と、試薬試
験片(14)が発光体(64または68)によって照ら
されているとき試薬試験片(14)から光を受けるよう
に設計された検出器(66または70)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体液試料を上に有
する試薬試験片に対して光学検査試験を実施するため
の、一つの試薬試験片から別の試薬試験片への体液の持
越しの危険性を減らす装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分光光度計は、多数の異なる試薬
パッドが配置されている試薬試験片を用いて多数の異な
る尿分析試験を実施するために使用することができる。
各試薬パッドには、尿中の特定のタイプの成分、たとえ
ば白血球または赤血球、の存在に応答して変色を起こす
異なる試薬を設けることができる。変色は、分光光度計
により、パッドに光を照射し、そのパッドから、それぞ
れが異なる波長の光に対応する大きさを有する多数の反
射率値を読むことによって検出される。そして、たとえ
ば赤、緑および青の反射率信号の相対的な大きさに基づ
いて色を測定することができる。
【0003】従来の分光光度計では、試薬試験片を検査
する工程は、試薬試験片を尿試料に浸漬し、過剰な尿を
試薬試験片から吸い取り、試薬試験片を分光光度計の指
定の場所に配置し、スタートボタンを押して分光光度計
に試薬試験片の自動処理および検査を開始させることに
よって実施される。
【0004】図2のAは、試薬試験片を支持するため
の、従来技術の支持台1を示す。支持台1は、試薬試験
片(図2のAには示さず)が最初に配置される受入れ区
域2と、光学検査のために試薬試験片が移動される検査
区域3とを有している。試薬試験片は、一度に1個づ
つ、各試薬試験片と接触する図2のBに示す吸取りアー
ム4により、受入れ区域2から検査区域3に移される。
【0005】支持台1は、試薬試験片を、それらが支持
台1の上面の上方に保持されるように支持するために設
計された、上方に延びる複数のリブ5を有している。支
持台1は、第一の読取りヘッド(図示せず)によって読
み取られるときに試薬試験片が上に配置される、試薬試
験片に近似した形の第一の盛り上がったプラットフォー
ム6と、第二の読取りヘッド(図示せず)によって読み
取られるときに試薬試験片が上に配置される第二の盛り
上がったプラットフォーム7とを有している。
【0006】図2のBに示す吸取りアーム4は、1個の
試薬試験片からの有意な量の尿が、支持台1の、後続の
試薬試験片が接触する部分を汚染したり、その上に残さ
れることのないよう、試薬試験片と接触するとき試薬試
験片から尿を抽出するか、除去するように設計されたも
のである。そのために、吸取りアーム4の、試薬試験片
と接触する表面には、毛管作用によって試薬試験片から
尿を吸い出す小さな毛管(図示せず)が設けられてい
る。
【0007】他の従来技術の分光光度計は、試薬試験片
から尿を抽出して1個の試薬試験片から別の試薬試験片
への流体の持越しを防ぐように設計されている。たとえ
ば、一つの従来技術の分光光度計は、試薬試験片を、各
試薬試験片から過剰の尿を吸収するように設計された紙
ウェブに載せて装置に通すものであった。
【0008】図2のAに示す支持台1を有する分光光度
計に使用される従来の試薬試験片は、種々の条件で試験
する試薬が設けられた多数の試薬パッドを有している。
一つのそのような試薬パッドは、尿中の潜血を検出する
ように設計されている。そのような試薬パッドは、尿中
の非常に低い濃度の血液の存在で青色を形成させる従来
の試薬で含浸されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、体液試料、た
とえば尿試料を上に配された後の試薬試験片を検査し、
一つの体液試料が別の体液試料を汚染する危険性を減ら
すように設計された装置に関する。装置には、試薬試験
片に沿って縦方向に配置された、たとえば潜血の検出を
可能にする試薬を有する潜血試薬パッドを含む複数の試
薬パッドを有する試薬試験片を支持するように設計され
た試薬試験片支持体、たとえば支持台が設けられてい
る。装置はまた、試薬試験片を初期試薬試験片位置から
検査位置まで縦方向に対してほぼ横向きの方向に移動さ
せるように設計された試薬試験片移動装置と、試薬試験
片が試薬試験片支持体によって検査位置で支持されてい
るとき試薬試験片を照らすように設計された発光体と、
試薬試験片が発光体によって照らされているとき試薬試
験片から光を受けるように設計された検出器とを含む。
【0010】本発明の一つの態様では、試薬試験片支持
体および試薬試験片移動装置は、試薬試験片から過剰な
体液を除去しないように設計されている。
【0011】本発明のもう一つの態様では、潜血試薬パ
ッドは、試薬試験片上で試薬パッド区域に配置され、試
薬試験片支持体は、試薬試験片が検査位置に配されると
き、また、試薬試験片が初期試薬試験片位置と検査位置
との間で移動するとき、試薬試験片支持体と試薬パッド
区域との間に有意な物理的接触が起こらないように試薬
試験片を支持するように設計されている。
【0012】本発明のもう一つの態様では、試薬試験片
支持体は、試薬試験片が検査位置に配されるとき、ま
た、試薬試験片が初期試薬試験片位置と検査位置との間
で移動するとき、試薬試験片支持体と非接触区域との間
に物理的接触が起こらないように試薬試験片を支持する
ように設計されている。非接触区域とは、試薬パッド区
域と、試薬パッド区域から試薬試験片の縦軸に対して並
行な第一の方向に少なくとも約0.3cm(1/8イン
チ)延びる第一の区域と、試薬パッド区域から試験片の
縦軸に対して並行な第二の方向に少なくとも約0.3cm
(1/8インチ)延びる第二の区域とを合わせた区域と
定義される。
【0013】試薬試験片移動装置には、試薬試験片沿い
の第一の地点で試薬試験片と物理的に接触する第一の部
分と、試薬試験片沿いの第二の地点で試薬試験片と物理
的に接触する第二の部分とを設けることができ、試薬試
験片移動装置が試薬試験片の試薬パッド区域と物理的に
接触しないよう、試薬試験片の試薬パッド区域を試薬試
験片沿いの第一の地点と第二の地点との間に設けること
ができる。
【0014】試薬試験片支持体には、試薬パッド区域と
試薬試験片の第一端との間の第一の接触点で試薬試験片
と物理的に接触する上方に延びる細長い第一のリブと、
試薬パッド区域と試薬試験片の第二端との間の第二の接
触点で試薬試験片と物理的に接触する上方に延びる細長
い第二のリブとを設けることができる。
【0015】装置はまた、試薬試験片が試薬試験片支持
体によって支持されている間に試薬試験片支持体に沿っ
て試薬試験片を押すように設計された試薬試験片プッシ
ュアームを含むことができる。試薬試験片プッシュアー
ムは、試薬試験片プッシュアームのどの部分も試薬試験
片の試薬パッド区域と接触しないような形状である。
【0016】図面を参照しながら記載する好ましい実施
態様の詳細な説明を考慮して、本発明の特徴および利点
が当業者に明らかになるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、試薬試験片に対して種々
の試験、たとえば尿分析試験を実施するための分光光度
計10を示す。分光光度計10は、試薬試験片14を配
置することができる受入れ区域12と、ハウジング部1
6によって覆われている試薬試験片検査区域とを有して
いる。試薬試験片受入れ区域12は、横方向に移動可能
なトランスファーアーム18とハウジング部16の左側
面との間に位置している。試薬試験片14は、試薬試験
片支持台22の左側に形成された多数の比較的細い上方
に延びるリブ20によって支持される。
【0018】分光光度計10を作動させるには、試薬試
験片14を受入れ区域12に配置する。分光光度計10
は、試薬試験片14の存在を自動的に検出するように設
計することができ、そのように検出すると、トランスフ
ァーアーム18を図1における左から右に移動させて、
それにより、試薬試験片14を受入れ区域12からハウ
ジング部16の中に位置する検査区域に自動的に移動す
ることができる。分光光度計10は、分光光度計10の
動作に関連する種々のメッセージを表示するための表示
部23を含む。
【0019】図5および7に示すように、分光光度計1
0に使用される試薬試験片14は、多数の試薬パッド2
6が固定されている薄い非反応性基材24を有してい
る。各試薬パッド26は、反応性試薬で含浸された比較
的吸収性のある材料からなることができ、各試薬および
試薬パッド26は、実施される特定の試験に対応するも
のである。尿分析試験を実施するとき、試験は、たとえ
ば、尿中の白血球の試験、尿pHの試験、尿中の血液の試
験などを含むことができる。各試薬パッド26が尿試料
と接触すると、パッドは、使用される試薬および尿試料
の特性に依存して、ある期間にわたって色を変化させる
ことができる。試薬試験片14は、たとえば、Bayer社
から市販されているMultistix(登録商標)試薬試験片
であることができる。
【0020】試薬パッド26の1個は、裸眼には見えな
い比較的低濃度の血液と定義され、当上記技術で周知で
ある潜血の存在で色を形成させる試薬で含浸されてい
る。本明細書で使用する「潜血試薬パッド」とは、潜血
を検出するように設計された試薬パッドをいう。
【0021】図3は、分光光度計10の内部機械構造の
一つの実施態様の斜視図である。図3を参照すると、分
光光度計10は発光装置30を含むことができ、この装
置は、5個の発光ダイオード(LED)30a〜30e
の形態で設けることができ、これらの発光ダイオード
は、Hewlett Packard社から市販されている狭照型の高
出力LEDの形態であることができる。LED30a〜
30eは、それぞれが試薬試験片受入れ区域12の別々
の部分を照らすよう、互いに離間させることができる。
分光光度計10は検出装置32を含むことができ、この
装置は、それぞれがLED30a〜30eの2個の間に
配置される4個の光検出器32a〜32dの形態にある
ことができる。光検出器32a〜32dは、受入れ区域
12の、LED30a〜30eによって照らされる部分
から受けた光を検出して、受入れ区域12中の試薬試験
片14の存在を自動的に検出することができる(淡色の
試薬試験片14と分光光度計10の暗めの色との差に基
づく)ように配置されている。
【0022】あるいはまた、試薬試験片14を自動的に
検出し、それに応答してトランスファーアーム18を移
動させるために発光装置30および光検出装置32を設
ける代わりに、トランスファーアーム18の移動は、ボ
タン(図示せず)を押すことによって手動で開始させて
もよい。
【0023】図3の左側部分に示すように、分光光度計
10は、モータ(図示せず)によって制御可能に駆動さ
れる回転軸36に接続された中央部分を有するピボット
アーム34を含む。ピボットアーム34の端部は、トラ
ンスファーアーム18(図1)が接続されているトラン
スファーアーム支持部材38の背後に形成された垂直軸
の中に滑動可能に配置されている。トランスファーアー
ム18の一端が配置されている受け部40を有するトラ
ンスファーアーム支持部材38は、水平方向に配置され
た円筒形のロッド42によって滑動可能に支持されてい
る。トランスファーアーム18の水平方向の位置および
移動は、ピボットアーム34を中央軸36を中心に選択
的に回転させて、ピボットアーム34の端部の横方向位
置、ひいてはトランスファーアーム支持部材38の横方
向位置を変化させることによって制御される。
【0024】図3の右側部分に示すように、分光光度計
10は、1対の歯付きギヤ54、56によって支持され
た位置決めベルト52の片側に固定された可動往復台5
0を有している。ギヤ56は、モータ(図示せず)によ
って制御可能に駆動されて可動往復台50を試薬試験片
14(図1)の長手に並行な方向に正確に移動させ、配
置する回転駆動軸(図示せず)に固定されている。
【0025】可動往復台50は、1対の読取りヘッド6
0、62を有している。図7に示すように、読取りヘッ
ド60は、白熱灯の形態の光源64と、それぞれが異な
る波長の光、たとえば赤、青、緑および赤外線を検出す
るように設計された4個の光検出器66a〜66dの形
態にあることができる検出器66とを含む。読取りヘッ
ド62は、白熱灯の形態の光源68と、それぞれがまた
異なる波長の光を検出するように設計された4個の光検
出器70a〜70dの形態にあることができる検出器7
0とを含む。読取りヘッド60、62は、引用例として
本明細書に含めるHowardらの米国特許第5,661,5
63号明細書に開示されているように設計することがで
きるが、読取りヘッド60、62の特定の設計が本発明
に必要であるとは思われない。あるいはまた、読取りヘ
ッド1個だけで試薬試験片を光学的に検査してもよい。
一つの波長の光しか検出しない検出器を含め、いかなる
タイプの検出器66、70を使用してもよい。
【0026】図4は、試薬試験片送りトレー80を示
す、分光光度計の一部分の斜視図である。送りトレー8
0は、上方に延びる1対の壁82、84を有している。
壁82の上部は、そこから延びる複数の突起86を有
し、壁84の上部もまた、そこから延びる複数の突起8
8を有している。突起86、88は、隣接する突起86
と突起88との間の空間が試薬試験片14の1枚を収容
することができるよう、試薬試験片14の幅をわずかに
上回る距離だけ離間している。図5を参照すると、送り
トレー80の突起86、88は、試薬試験片支持台22
に形成された1対のスロット90、92の中を上に延び
ている。
【0027】試薬試験片送りトレー80は、図3および
4に示す位置決め機構100によって支持されている。
位置決め機構100は、試薬試験片送りトレー80を支
持する支持台102と、中に形成された1対の長円形の
スロット106、108を有する垂直部材104および
スロット106、108の中に配置された1対のモータ
駆動アクチュエータ110、112を含む、支持台10
2を略円形の軌道で動かすための機構とを有している。
引用例として本明細書に含める米国特許第4,689,
202号明細書に開示されているように、アクチュエー
タ110、112の回転が垂直部材104および支持台
102を円形の軌道で動かす。
【0028】支持台102の動きが送りトレー80を円
形の軌道に動かし、それが一方で突起86、88を動か
して、突起の間に配置された試薬試験片14を分光光度
計10の中で周期的に右方向に移動または割出しして、
試薬試験片14が、読取りヘッド60の下方にある第一
の試薬試験片検査位置に配され、次に、読取りヘッド6
2の下方にある第二の試薬試験片検査位置に配されるよ
うになっている。
【0029】図5を参照すると、送りトレー80が一つ
の円形軌道で動くとき、突起86、88が、試薬試験片
支持台22の中を上に延びながら左から右に移動し、そ
れにより、各試薬試験片14を試薬試験片位置一つ分だ
け右に移動させる。円形の動きの後半分の間に、突起8
6、88は下向きに引き込まれて、それらの上端は、支
持台22の上面の下方に配置され、試薬試験片14を動
かすことなく右から左に動かすことができるようにな
る。試薬試験片14をハウジング部16の中で受入れ区
域12から検査区域まで移動させ、検査区域の中で試薬
試験片14を移動させるためのシステムの特定の設計が
本発明に必要であるとは思われず、他のタイプの運搬シ
ステムを利用してもよい。
【0030】図8は、図1に示す試薬試験片支持台22
の平面図であり、図9は、支持台22の斜視図である。
図8および9を参照すると、支持台22は、試薬試験片
14(図5)が読取りヘッド60(図7)によって光学
的に検査されているとき配置される第一の検査区域12
0と、試薬試験片14が読取りヘッド62(図7)によ
って光学的に検査されているとき配置される第二の検査
区域122とを有している。
【0031】試薬試験片14がトランスファーアーム1
8によって受入れ区域12から第一の検査位置120に
向けて押されると、試薬試験片14が支持台22の上面
と物理的に接触し、リブ20および細長いガイドレール
124によって支持台22の上面の上方に支持される。
ガイドレール124は、試薬試験片14が支持台22を
横切るとき試薬試験片14の横方向位置を維持するため
に使用することができる。横方向位置は、体液試料によ
って湿っているか濡れている試薬試験片基材24の下面
がガイドレール124の上面に付着する傾向を有し、そ
れにより、試薬試験片14の移動方向(リブ126に対
して並行)に対して横向きの移動を抑止することによっ
て維持することができる。
【0032】試薬試験片14が第一の検査位置120に
配置されると、試薬試験片14は、支持台22の上面と
物理的に接触し、リブ20、ガイドレール124、1対
の外側リブ126および内側リブ128によって支持台
22の上面の上方に支持される。試薬試験片14が第二
の検査位置122に配置されると、試薬試験片14は、
支持台22の上面と物理的に接触し、外側リブ126、
ガイドレール124および内側リブ130によって支持
台22の上面の上方に支持される。
【0033】試薬試験片支持台22は、一つの試薬試験
片14から次の試薬試験片への体液の持越しを防止する
か、最小限にするように特別に設計されている。これ
は、一部には、支持台22と、試薬試験片14の、試薬
パッド26に隣接する部分との物理的な接触の面積を最
小限にすることによって達成される。
【0034】図5を参照すると、試薬試験片14が押さ
れて支持台22の上を図5における左から右に滑動する
とき、試薬試験片基材24(図7を参照)上の体液がガ
イドレール124およびリブ126、128、130の
上面に残るおそれがある。後続の試薬試験片14が同じ
経路をたどると、直前の試薬試験片14によって後に残
された体液が、後続の試薬試験片14の基材24の前
(右側)縁と接触し、後続の試薬試験片14上に蓄積す
ることがあり、その結果、体液が後続の試薬試験片14
上の1個以上の試薬パッド26と接触する。
【0035】試薬試験片14上に配置された試薬パッド
26は、一つの試薬試験片14から別の試薬試験片まで
の体液の持越しによって均一に影響を受けるわけではな
い。潜血試薬パッドはそのような体液持越しに対して特
に高感度であるため、試薬試験片支持台22は、潜血試
薬パッドに隣接する試薬試験片14上の区域が支持台2
2と物理的に接触しないように設計されている。その結
果、試薬試験片14のうち潜血試薬パッド26を担持す
る部分が先に検査された試薬試験片14によって残され
た体液と接触する危険性は、上述したように、最小限に
なるか除かれる。
【0036】図5を参照すると、潜血試薬パッド26に
可能な10個の位置26a〜26iが示されている(通
常、試薬試験片14あたり1個の潜血パッドがある)。
潜血試薬パッド26が位置26a、26b、26gおよ
び26iを占めることは望ましくないと考えられる。理
由は、これらの位置の下の試薬試験片支持体24は、リ
ブ126、突起88、ガイドレール124および突起8
6とそれぞれ接触するからである。たとえば、潜血試薬
パッドが位置26aに位置しているならば、先に検査し
た試薬試験片14からリブ126の上に残された体液
が、次の試薬試験片基材24の前側縁と接触し、その位
置26aの潜血試薬パッドに載るか、基材24を介して
その潜血試薬パッドに吸収され、ひいては潜血試薬パッ
ドを汚染するかもしれない。
【0037】図10は、試薬試験片14のあらかじめ画
定された複数の区域を示す。図10を参照すると、試薬
試験片14は、試薬試験片基材24上の、潜血試薬パッ
ドの外周142によって画定された区域として定義され
る試薬パッド区域140を有している。試薬パッド区域
140は、試薬パッド区域140から縦方向146に対
して並行な第一の方向に所定の距離、たとえば約0.6
cm(1/4インチ)または約0.3cm(1/8インチ)
延びる、試薬試験片14の試薬パッド26が配置され
る、隣接する第一の区域144と、試薬パッド区域14
0から試薬試験片14の縦方向146に対して並行な第
二の方向に所定の距離、たとえば約0.6cm(1/4イ
ンチ)または約0.3cm(1/8インチ)延びる、隣接
する第二の区域148とを有している。区域140、1
44、148を合わせた区域を非接触区域150と呼ぶ
ことができる。
【0038】好ましくは、試薬試験片14が試薬試験片
支持体22に沿って移動する間、一つの試薬試験片14
から別の試薬試験片への体液の持越しを最小限にする
か、除くために、試薬パッド区域140と試薬試験片支
持体22との間に有意な物理的接触はない。これは、た
とえば、潜血試薬パッド26が位置26c、26d、2
6e、26fまたは26hの一つに位置している場合に
当てはまる。
【0039】あるいはまた、非接触区域150と試薬試
験片支持体22との間に物理的接触がなくてもよい。こ
れは、非接触区域150の区域144、148の大きさ
に依存して、潜血試薬パッドが位置26cに位置してい
る場合に当てはまる。
【0040】試薬試験片14を支持するリブ126、1
28、130の幅は、リブ126、128、130と試
薬パッド区域140または非接触区域150のいずれか
との物理的接触の危険性を最小限にするため、最小限で
あることが好ましい。リブ126、128、130の幅
は、たとえば、隣接する試薬パッド26どうしの距離の
約半分を超えてはならない。
【0041】図5、8および9に示すように、リブ12
8、130は、試薬試験片支持体22の一部にしか延び
ていない。これは、リブ128、130と試薬パッド区
域140および非接触区域150との物理的接触の危険
性をさらに減らすためである。たとえば、潜血試薬パッ
ドが図5に示す位置26dに位置しているとき、図5に
示すように試薬試験片14がその縦軸に対して並行に整
列しているならば、リブ128、130との物理的接触
はないであろう(リブ128、130は、隣接する位置
26dと26eとの間の区域に接触するだけであるた
め)。
【0042】しかし、試薬試験片14が、それらの縦軸
に対して並行な方向にいくらかの移動または位置ずれを
起こすことがある。たとえば、そのような位置ずれによ
り、試薬パッド区域140がリブ128、130とわず
かに重なる(有意な物理的接触とはみなされない)よう
に試薬試験片14が位置してしまうかもしれない。この
ような場合、リブ128、130が試薬試験片支持体2
2の全長には延びていないという事実が、そのような試
験片の位置ずれが有意な流体の持越しをもたらす危険性
を最小限にする。試薬試験片14の剛性に依存するが、
リブ128、130をすべて取除かないことが好ましい
ことかもしれない。これは、リブは、第一および第二の
検査位置120、122で試薬試験片14の中心を支持
し、また、試薬試験片14の試薬パッド26すべてを読
取りヘッド60、62から等しく離間させることが望ま
しいかもしれないからである。
【0043】上記記載では、多数の可能な位置26a〜
26iのいずれかにおける潜血試薬パッドの可能な配置
を記載した。しかし、試薬試験片支持体22の設計は、
リブ126、128、130およびガイドレール124
(あるならば)が配置される場所を含め、多数の既存の
試薬試験片設計に関連して実施してもよいことを理解す
べきである。特に、分光光度計10で使用するための、
それぞれが場所26a〜26iの異なる一つに潜血試薬
パッドを有する、たとえば4種の異なるタイプの試薬試
験片14があってもよい。その場合、ガイドレール12
4およびリブ126、128、130を配置すると、流
体の持越しを最小限にすることができる。たとえば、ガ
イドレール124は、潜血試薬パッドの位置に決して重
ならないように配置すべきであり、リブ126、12
8、130は、隣接する試薬パッド26どうしの間の空
間に位置するように配置すべきである。
【0044】図6は、図1に示すトランスファーアーム
18の斜視図である。図6を参照すると、トランスファ
ーアーム18は、トランスファーアーム18が試薬試験
片支持体22の受入れ位置12から試薬試験片支持体2
2の検査位置まで試薬試験片14を押すとき各試薬試験
片14の細長い後側縁と接触する、トランスファーアー
ム18の底部から側方に延びる1対のプッシャ部材16
0、162を有している。各プッシャ部材160、16
2は、試薬試験片14の端部で試薬試験片14の側縁と
接触して、各試薬試験片14上の潜血試薬パッド26が
プッシャ部材160、162の間に位置し、プッシャ部
材160、162のいずれも、試薬試験片14のうち、
潜血試薬パッドが配置されている部分または非接触区域
150と接触しないようにする。トランスファーアーム
18は、毛管または、試薬試験片14から体液を抽出ま
たは除去するように設計された他の機構を有していな
い。
【0045】一つの試薬試験片14から別の試薬試験片
までの体液の持越しを避けるための本発明の手法は、試
薬試験片14から体液を除去または抽出することなく、
試薬パッド区域140と試薬試験片支持体22との物理
的接触を最小限にするか、なくすことに基づく。特に、
試薬試験片支持体22、突起86、88、トランスファ
ーアーム18および分光光度計10の他の機構は、試薬
試験片14から体液を除去しないように設計されてい
る。この手法は、試薬試験片14から過剰な体液を除去
するように設計されている従来技術の手法とは対照的で
ある。
【0046】前記記載を考慮すると、本発明の多様な変
形および代替態様が当業者に明らかになる。この記載
は、例を示すにすぎないものと解釈されなければなら
ず、本発明を実施する最良の形態を当業者に教示するた
めのものである。本発明の思想を逸することなく、構造
および方法の詳細を実質的に変更することもでき、請求
の範囲に上記当するすべての変形の独占使用が留保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】試薬試験片に配置された体液試料の種々の試験
を実施するために使用することができる分光光度計の斜
視図である。
【図2】Aは、従来技術の試薬試験片支持台の斜視図で
あり、Bは、試薬試験片がAに示す試薬試験片支持台に
よって支持されている間に試薬試験片を移動するように
設計された従来技術の吸取りアームの斜視図である。
【図3】図1の分光光度計の内部機械部分の斜視図であ
る。
【図4】図1の分光光度計の内部機械部分の斜視図であ
る。
【図5】図1、8および9に示す試薬試験片支持体の一
部の平面図である。
【図6】試薬試験片トランスファーアームの斜視図であ
る。
【図7】分光光度計の一部の略図である。
【図8】試薬試験支持体を示す図である。
【図9】試薬試験支持体を示す図である。
【図10】試薬試験片上の非接触区域を示す図である。
【符号の説明】
14 試薬試験片 18、80 試薬試験片移動装置 22 試薬試験片支持体 26 試薬パッド 64、68 発光体 66、67 検出器 120、122 検査位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲーリー・イー・リーム アメリカ合衆国、インデイアナ州、46514、 エルクハート、ストーニー・クリーク・ド ライブ 51871

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料を上に配された試薬試験片を検
    査し、上記液体試料の一つによる上記液体試料の別の一
    つの汚染を減らすように設計された装置において、 試薬試験片(14)に沿って縦方向に配置された複数の
    試薬パッド(26)を有する上記試薬試験片(14)
    (上記試薬パッド(26)の1個が汚染に敏感な試薬を
    有し、上記1個の試薬パッド(26)が上記試薬試験片
    (14)上の試薬パッド区域(140)に位置し、上記
    試薬パッド区域(140)が上記1個の試薬パッド(2
    6)の外周によって画定されている)を支持するように
    設計された試薬試験片支持体(22)と、 上記試薬試験片(14)を初期試薬試験片位置から検査
    位置(120または122)まで上記縦方向に対してほ
    ぼ横向きの方向に移動させるように設計された試薬試験
    片移動装置(18および/または80)と、 上記試薬試験片(14)が上記試薬試験片支持体(2
    2)によって上記検査位置(120または122)で支
    持されているとき上記試薬試験片(14)を照らすよう
    に設計された発光体(64または68)と、 上記試薬試験片(14)が上記発光体(64または6
    8)によって照らされているとき上記試薬試験片(1
    4)から光を受けるように設計された検出器(66また
    は70)と、を含み、上記試薬試験片支持体(22)
    が、上記試薬試験片(14)が上記検査位置(120ま
    たは122)に配されるとき、そして、上記試薬試験片
    (14)が上記初期試薬試験片位置と上記検査位置(1
    20または122)との間で移動するとき、上記試薬試
    験片支持体(22)と上記試薬試験片(14)の上記試
    薬パッド区域(140)との間に有意な物理的接触が起
    こらないように上記試薬試験片(14)を支持し、一つ
    の試薬試験片(14)から別の試薬試験片への液体試料
    の持越しの危険性を減らすように設計されていることを
    特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 上記試薬試験片移動装置(18および/
    または80)が、上記試薬試験(14)沿いの第一の地
    点で上記試薬試験片(14)と物理的に接触する第一の
    部分と、上記試薬試験片(14)沿いの第二の地点で上
    記試薬試験片(14)と物理的に接触する第二の部分と
    を有し、上記試薬試験片(14)の上記試薬パッド区域
    (140)が上記試薬試験片(14)沿いの上記第一の
    地点と上記第二の地点との間に設けられている、請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記試薬試験片移動装置(18および/
    または80)が上記試薬試験片(14)の上記試薬パッ
    ド区域(140)と物理的に接触しない、請求項1記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 上記試薬試験片支持体(22)が、上記
    試薬パッド区域(140)と上記試薬試験片(14)の
    第一端との間の第一の接触点で上記試薬試験片(14)
    と物理的に接触する上方に延びる細長い第一のリブ(1
    26、128または130)と、上記試薬パッド区域
    (140)と上記試薬試験片(14)の第二端との間の
    第二の接触点で上記試薬試験片(14)と物理的に接触
    する上方に延びる細長い第二のリブ(126、128ま
    たは130)とを有する、請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記試薬試験片(14)が上記試薬試験
    片支持体(22)によって支持されている間に上記試薬
    試験片支持体(22)に沿って上記試薬試験片(14)
    を押すように設計された試薬試験片プッシュアーム(1
    8)をさらに含み、上記試薬試験片プッシュアーム(1
    8)が、上記試薬試験片プッシュアーム(18)のどの
    部分も上記試薬試験片(14)の上記試薬パッド区域
    (140)と接触しないような形状である、請求項1記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 体液試料を上に配された試薬試験片を検
    査し、上記体液試料の一つによる上記体液試料の別の一
    つの汚染を減らすように設計された装置において、 試薬試験片(14)に沿って縦方向に配置された複数の
    試薬パッド(26)を有する上記試薬試験片(14)
    (上記試薬パッド(26)の1個が上記試薬試験片(1
    4)上の試薬パッド区域(140)に位置し、上記試薬
    パッド区域(140)が上記1個の試薬パッド(26)
    の外周によって画定されている)を支持するように設計
    された試薬試験片支持体(22)と、 上記試薬試験片(14)を初期試薬試験片位置から検査
    位置(120または122)まで上記縦方向に対してほ
    ぼ横向きの方向に移動させるように設計された試薬試験
    片移動装置(18および/または80)と、 上記試薬試験片(14)が上記試薬試験片支持体(2
    2)によって上記検査位置(120または122)で支
    持されているとき上記試薬試験片(14)を照らすよう
    に設計された発光体(64または68)と、 上記試薬試験片(14)が上記発光体(64または6
    8)によって照らされているとき上記試薬試験片(1
    4)から光を受けるように設計された検出器(66また
    は70)と、 を含み、上記試薬試験片支持体(22)が、上記試薬試
    験片(14)が上記検査位置(120または122)に
    配されるとき、そして、上記試薬試験片(14)が上記
    初期試薬試験片位置と上記検査位置(120または12
    2)との間で移動するとき、上記試薬試験片支持体(2
    2)と非接触区域(150)との間に物理的接触が起こ
    らないように上記試薬試験片(14)を支持するように
    設計され、上記非接触区域(150)が、上記試薬パッ
    ド区域(140)と、上記試薬パッド区域(140)か
    ら上記縦方向に対して並行な第一の方向に少なくとも約
    0.3cm(1/8インチ)延びる第一の区域(144)
    と、上記試薬パッド区域(140)から上記縦方向に対
    して並行な、上記第一の方向とは反対の第二の方向に少
    なくとも約0.3cm(1/8インチ)延びる第二の区域
    (148)とを合わせた区域と定義されることを特徴と
    する装置。
  7. 【請求項7】 上記試薬試験片移動装置(18および/
    または80)が、上記試薬試験(14)沿いの第一の地
    点で上記試薬試験片(14)と物理的に接触する第一の
    部分と、上記試薬試験片(14)沿いの第二の地点で上
    記試薬試験片(14)と物理的に接触する第二の部分と
    を有し、上記試薬試験片(14)の上記非接触区域(1
    50)が、上記試薬試験片(14)沿いの上記第一の地
    点と上記第二の地点との間に設けられている、請求項6
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記試薬試験片移動装置(18および/
    または80)が上記試薬試験片(14)の上記非接触区
    域(150)と物理的に接触しない、請求項6記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 上記試薬試験片支持体(22)が、上記
    非接触区域(150)と上記試薬試験片(14)の第一
    端との間の第一の接触点で上記試薬試験片(14)と物
    理的に接触する上方に延びる細長い第一のリブ(12
    6、128または130)と、上記非接触区域(15
    0)と上記試薬試験片(14)の第二端との間の第二の
    接触点で上記試薬試験片(14)と物理的に接触する上
    方に延びる細長い第二のリブ(126、128または1
    30)とを有する、請求項6記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記試薬試験片(14)が上記試薬試
    験片支持体(22)によって支持されている間に上記試
    薬試験片支持体(22)に沿って上記試薬試験片(1
    4)を押すように設計された試薬試験片プッシュアーム
    (18)をさらに含み、上記試薬試験片プッシュアーム
    (18)が、上記試薬試験片プッシュアーム(18)の
    どの部分も上記試薬試験片(14)の上記非接触区域
    (150)と接触しないような形状である、請求項6記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 体液試料を上に配された試薬試験片を
    検査し、上記体液試料の一つによる上記体液試料の別の
    一つの汚染を減らすように設計された装置において、 体液試料を上に配された試薬試験片(14)に沿って縦
    方向に配置された複数の試薬パッド(26)を有する試
    薬試験片(14)を支持するように設計された試薬試験
    片支持体(22)と、 上記試薬試験片(14)を初期試薬試験片位置から検査
    位置(120または122)まで上記縦方向に対してほ
    ぼ横向きの方向に移動させるように設計された試薬試験
    片移動装置(18および/または80)と、 上記試薬試験片(14)が上記試薬試験片支持体(2
    2)によって上記検査位置(120または122)で支
    持されているとき上記試薬試験片(14)を照らすよう
    に設計された発光体(64または68)と、 上記試薬試験片(14)が上記発光体(64または6
    8)によって照らされているとき上記試薬試験片(1
    4)から光を受けるように設計された検出器(66また
    は70)と、を含み、上記試薬試験片支持体(22)お
    よび上記試薬試験片移動装置(18および/または8
    0)が、上記試薬試験片(14)から上記体液を除去し
    ないように設計されていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 上記試薬パッド(26)の1個が上記
    試薬試験片(14)上の試薬パッド区域(140)に位
    置し、上記試薬パッド区域(140)が上記1個の試薬
    パッド(26)の外周によって画定され、上記試薬試験
    片支持体(22)が、上記試薬試験片(14)が上記検
    査位置(120または122)に配されるとき、そし
    て、上記試薬試験片(14)が上記初期試薬試験片位置
    と上記検査位置(120または122)との間で移動す
    るとき、上記試薬試験片持体(22)と非接触区域(1
    50)との間に有意な物理的接触が起こらないように上
    記試薬試験片(14)を支持するように設計され、上記
    非接触区域(150)が、上記試薬パッド区域(14
    0)と、上記試薬パッド区域(140)から上記縦方向
    に対して並行な第一の方向に少なくとも約0.3cm(1
    /8インチ)延びる第一の区域(144)と、上記試薬
    パッド区域(140)から上記縦方向に対して並行な、
    上記第一の方向とは反対の第二の方向に少なくとも約
    0.3cm(1/8インチ)延びる第二の区域(148)
    とを合わせた区域と定義される、請求項11記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 上記試薬試験片移動装置(18および
    /または80)が、上記試薬試験(14)沿いの第一の
    地点で上記試薬試験片(14)と物理的に接触する第一
    の部分と、上記試薬試験片(14)沿いの第二の地点で
    上記試薬試験片(14)と物理的に接触する第二の部分
    とを有し、上記試薬試験片(14)の上記非接触区域
    (150)が上記試薬試験片(14)沿いの上記第一の
    地点と上記第二の地点との間に設けられている、請求項
    12記載の装置。
  14. 【請求項14】 上記試薬試験片移動装置(18および
    /または80)が上記試薬試験片(14)の上記非接触
    区域(150)と物理的に接触しない、請求項12記載
    の装置。
  15. 【請求項15】 上記試薬試験片支持体(22)が、上
    記非接触区域(150)と上記試薬試験片(14)の第
    一端との間の第一の接触点で上記試薬試験片(14)と
    物理的に接触する上方に延びる細長い第一のリブ(12
    6、128または130)と、上記非接触区域(15
    0)と上記試薬試験片(14)の第二端との間の第二の
    接触点で上記試薬試験片(14)と物理的に接触する上
    方に延びる細長い第二のリブ(126、128または1
    30)とを有する、請求項12記載の装置。
  16. 【請求項16】 上記試薬試験片(14)が上記試薬試
    験片支持体(22)によって支持されている間に上記試
    薬試験片支持体(22)に沿って上記試薬試験片(1
    4)を押すように設計された試薬試験片プッシュアーム
    (18)をさらに含み、上記試薬試験片プッシュアーム
    (18)が、上記試薬試験片プッシュアーム(18)の
    どの部分も上記試薬試験片(14)の上記非接触区域
    (150)と接触しないような形状である、請求項12
    記載の装置。
  17. 【請求項17】 体液試料を上に配された試薬試験片を
    検査し、上記体液試料の一つによる上記体液試料の別の
    一つの汚染を減らすように設計された装置において、 体液試料を上に配された試薬試験片(14)に沿って縦
    方向に配置された複数の試薬パッド(26)を有する試
    薬試験片(14)(上記試薬パッド(26)の1個が、
    潜血の検出を可能にする試薬を有し、上記試薬試験片
    (14)上の試薬パッド区域(140)に位置してい
    る)を支持するように設計された試薬試験片支持体(2
    2)と、 上記試薬試験片(14)を第一の検査位置(120)か
    ら第二の検査位置(122)まで上記縦方向に対してほ
    ぼ横向きの方向に移動させるように設計された試薬試験
    片移動装置(18および/または80)と、 上記試薬試験片(14)が上記試薬試験片支持体(2
    2)によって上記検査位置(120または122)の一
    つで支持されているとき上記試薬試験片(14)を照ら
    すように設計された発光体(64または68)と、 上記試薬試験片(14)が上記発光体(64または6
    8)によって照らされているとき上記試薬試験片(1
    4)から光を受けるように設計された検出器(66また
    は70)と、を含み、上記試薬試験片支持体(22)
    が、上記試薬試験片(14)が上記第一の検査位置(1
    20)と上記第二の検査位置(122)との間に配され
    るとき上記試薬試験片持体(22)と上記試薬パッド区
    域(140)との間に有意な物理的接触が起こらないよ
    うに上記試薬試験片(14)を支持するように設計され
    ていることを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 上記試薬試験片支持体(22)および
    上記試薬試験片移動装置(18および/または80)
    が、上記試薬試験片(14)から上記体液を除去しない
    ように設計されている、請求項17記載の装置。
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