JP2000136908A - 偏光測定装置 - Google Patents

偏光測定装置

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JP2000136908A
JP2000136908A JP11191641A JP19164199A JP2000136908A JP 2000136908 A JP2000136908 A JP 2000136908A JP 11191641 A JP11191641 A JP 11191641A JP 19164199 A JP19164199 A JP 19164199A JP 2000136908 A JP2000136908 A JP 2000136908A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で簡便な光学系を備えた偏光解析装置、お
よびこの光学系に適した試料支持体の構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】光学系は、試料3の一部に偏光を入射させる偏
光ビームスプリッタ1と試料3の一部で反射された反射
光のp偏光およびs偏光の位相差を変えず、かつこの反
射光を試料3の一部とは異なった部分に入射させるよう
な形状を有する無偏光プリズム7とを具備する。無偏光
プリズム7からの光は、試料3の別の部分で反射され、
偏光ビームスプリッタ1に入射する。また、無偏光プリ
ズム7の前面には、p偏光およびs偏光の位相差を45
°にするように光軸に対して45°に傾けて1/4λ板
5が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば免疫支持
体上の抗体及び抗原による膜厚の変化を偏光解析法によ
って測定可能にする偏光解析装置に関し、特に、この偏
光解析装置に用いられる光学系および、この光学系に適
した試料支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】偏光解析法は、物体の表面で光が反射す
る際の偏光状態の変化を観測して、物体自体の光学定
数、または、その表面に附着した薄膜の厚みや光学定数
を知る方法である。最近では、この偏光解析法が生物物
理分野へ応用されるようになり、抗原抗体反応に用いる
タンパク質の厚さの測定、さらにはタンパク質の吸着膜
の測定、血漿の凝結の研究等にも応用されるようになっ
ている。
【0003】上記抗原抗体反応に用いるタンパク質の厚
さの測定する技術としては、例えばA.Rothen and C.Mat
hot.Helvetica Chimica Aacta,Vol.54(1971) Immunological Reactios Carried out at a Liquid-Sol
id Interfaceに開示されている技術が知られている。上
記タンパク質の吸着膜の測定に関する技術としては、UL
F JOENSSON,M.MALMQVIST,INGER ROENNBERG. Journal of
Colloid and Interface Science. Vol.103,No.2,1985
Adsorption of Immunoglobulin G,Protein A,and Fibr
onectin in the Submonolayer Region Evaluated by a
CombinedStudy of Ellipsometry and Radiotracer Tech
niqs および、A.Rothen,C.Mathot. Surface Chemistry
of BiologicalSystems.1970 IMMUNOLOGICAL REACTIONS
CARRIED OUT AT A LIQUID-SOLID INTERFACE WITH THE H
ELP OF A WEAK ELECTRICCURRENT に開示されている技
術が知られている。
【0004】また、血漿の凝結に関する技術としては、
L.VROMAN AND A.L.ADAMS. SURFACESCIENCE 16(1969) FI
NDINGS WITH THE RECORDING ELLIPSOMETER SUGGESTING
RAPID EXCHANGE OF SPECIFIC PLASMA PROTEINS AT LIQU
ID/SOLID INTERFACESに開示されている技術が知られて
いる。
【0005】偏光解析においては、屈折率
【0006】
【数1】
【0007】をもつ基板面上に、厚さd、屈折率
【0008】
【数2】
【0009】をもつ等方均質な薄膜がある場合(図9参
照)において、これに入射角φで直線偏光が入射すると
き、P,S偏光成分の振幅反射率は、それぞれ
【0010】
【数3】
【0011】で与えられる。ただしr1P,r2P,r1s
2Sは、それぞれ真空−膜、膜−基板における、P,S
成分の振幅反射率で、δは膜内に生じる位相差である。
このδは
【0012】
【数4】
【0013】で与えられる。なお、φf は、膜内での屈
折角であり、
【0014】
【数5】
【0015】が成立している。
【0016】このとき、
【0017】
【数6】
【0018】で与えられ、tanφ(振幅反射率比)と
iΔ(位相差)は偏光解析によって測定される。
【0019】偏光解析を行う場合、従来より種々の方法
があるが、例えば、図10に示された偏光解析装置が用
いられている。この装置は、Faraday cellを用いたKi
ngの光電的偏光解析装置であり、入射角固定の測定法
の配置状態を示している。この装置は偏光子および検光
子がステッピングモータ等で±0.002°に相当する
精度で回転されることができ、さらに、ファラデー効果
により偏光状態に変調を加えて消光位置が捜し出し易い
機構となっている。このように、図10に示された偏光
解析装置を用いて消光条件を求めることにより、試料表
面に附着した薄膜の厚みや光学定数を知ることが可能で
ある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、図10に示したように、Faraday cellを備え
なければならない、あるいは偏光子、検光子の両方を精
度良く回転させる機構を備える必要がある等、簡便性に
劣るのが欠点である。従来の装置が備えている光学系
を、先行出願である特願平3−080124号に記載さ
れている免疫測定装置に利用しようとする場合、装置の
複雑性や光学系の大型化を招いてしまう。この結果、従
来の自動分析装置に用いられている光学系では、分析装
置の自動化にとって大きな妨げとなってしまう。
【0021】本発明は、例えば免疫支持体上の抗体、及
び抗原による膜厚の変化を偏光解析法によって測定する
にあたり、小型で簡便な光学系を備えた偏光解析装置、
およびこの光学系に適した試料支持体の構造を提供する
ことを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の偏光解析装置における光学系は、偏光子と
検光子を兼ね、試料の一部に偏光を入射させる第1の光
学素子と、前記試料の一部で反射された反射光のp偏光
およびs偏光の位相差を変えず、かつ前記反射光を前記
試料の一部とは異なった部分に入射させるような形状を
有し、前記異なった部分で反射された光を前記第1の光
学素子に入射させる第2の光学素子と、前記p偏光およ
びs偏光の位相差を45°にするように、光軸に対して
45°に配置された1/4λ板と、前記第1の光学素子
に入射された光を検出する光検出手段と、を有すること
を特徴としている。
【0023】さらに、この光学系に適するように、試料
支持体は、前記第1の光学素子からの光が入射される領
域と前記第2の光学素子からの光が入射される領域にそ
れぞれ分割して試料が形成されていることを特徴として
いる。
【0024】1つの光学素子に偏光子と検光子の機能を
持たせて偏光解析装置の光学系を構成すると共に、この
光学系に適するような試料を形成する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、本発明の偏光解析装置は光学系に特
徴を有するので、光学系について詳細に説明する。
【0026】本発明の偏光解析装置は図1のような光学
系を有している。この光学系は、偏光子、検光子を兼ね
た偏光ビームスプリッタ1、1/4波長板5、および無
偏光プリズム7を備えている。また、符号3は、この光
学系に適した試料支持体(試料部)を示しており、この
試料部は図示されていないステージに移動可能に支持さ
れている。
【0027】光源(図示せず)から射出され偏光ビーム
スプリッタ1に入射する光が、無偏光の場合は、光源は
固定で偏光ビームスプリッタ1だけが回転し、偏光の場
合は光源および偏光ビームスプリッタ1は一体となって
回転するようになっている。前記1/4波長板5は、p
またはs方向に対して方位角が45°となるように無偏
光プリズム7の前面で固定されている。
【0028】図2は無偏光プリズム7の構成およびこの
無偏光プリズム7での光の経路を示したものである。こ
の無偏光プリズム7は、図2で示すように、A点から入
射した光をプリズム内で4回反射させるような形状とな
っている。この場合、A点から入射したp偏光は、反射
面aで反射してs偏光になり、次の反射面b,cでは偏
光成分はそのまま保持され、その次の反射面dでp偏光
になってB点から射出するようになっている。すなわ
ち、偏光状態は、反射面a−b−c−dの経路でp−s
−s−pとなる。同様に、A点から入射したs偏光は、
反射面a−b−c−dの経路で順にs−p−p−sとな
り、両者の間の位相差は保存されている。以上のよう
に、無偏光プリズム7は、A点で入射した光を、偏光特
性を変えること無く、かつA点とは異なった位置B点か
ら射出させるように構成されている。
【0029】次に、この光学系の全体の光の経路につい
て説明する。
【0030】偏光ビームスプリッタ1を通った直線偏光
は、試料部3で反射されて楕円偏光となり、その後1/
4波長板5に入射する。この場合、偏光ビームスプリッ
タ1を通った直線偏光の偏光角はφ、試料部3で反射さ
れた光は位相差δの楕円偏光である。このときの偏光角
と位相差の関係を電場ベクトル成分について図示する
と、図3のようになる。
【0031】ここで各点における偏光角の変化を図示す
る。1/4波長板5に角度45°(1/4波長板の主断
面と電界ベクトルの振動面とが成す角度)で試料部3か
らの反射光が入射すると、偏光角は図4(A)で示すよ
うに、φ+π/4となる。このとき位相はδ+π/2に
変化する。次に、無偏光プリズム7を通って、再び1/
4波長板5を通過した光は図4(B)で示すような楕円
偏光になる。このときの偏光角はφ+π/2であり、位
相はδ+πに変化する。この楕円偏光が試料部3で再び
反射されると、直線偏光に変換される。このときの偏光
角はπ/2−φ、位相差はπに変化する。
【0032】図5は、光源から射出された光が、偏光ビ
ームスプリッタ1を通過し、試料部3および無偏光プリ
ズム7を介して再び偏光ビームスプリッタ1に戻って来
るまでの光の経路を分かりやすく示したものである。偏
光ビームスプリッタ1を通った光は試料部3の一側面3
aで反射され、無偏光プリズム7の点Aに入射する。A
点で入射した光は、前述したようにプリズム内で4回反
射を繰り返しB点から射出し、試料部3の他側面3bで
反射されて偏光ビームスプリッタ1に再び入射する。試
料部3は、偏光ビームスプリッタ1側からの光および無
偏光プリズム7側からの光が試料部3の一側面3aおよ
び他側面3bにそれぞれ入射するように配置されてい
る。この一側面3aおよび他側面3bは、試料部3の中
心軸Mについて対称となっている。偏光ビームスプリッ
タ1からの出力光は、光電検出器10で検出されるか、
もしくは目視して光量の変化をとらえることができるよ
うになっている。
【0033】以上のように、試料部3からの反射光を1
/4波長板5に角度45°で入射させることによって、
偏光ビームスプリッタ1において消光条件を求めること
ができる。ここで、試料部3からの反射光が1/4波長
板5に角度45°(1/4波長板の主断面と電界ベクト
ルの振動面とが成す角度)で入射しないように、1/4
波長板5が配置されていたと仮定する。すると、図4
(A),(B)で示した偏光角の変化は、それぞれ図6
(A),(B)のようになる。すなわち、1/4波長板
5を再び通過した光は、図6(B)のKのような偏光角
となるため、偏光ビームスプリッタ1において消光する
ことはできない。
【0034】次に、前述した光学系に適した免疫支持体
の構造、およびその測定方法について説明する。
【0035】シリコン単結晶(方位面は100面)に膜
厚1000〜1900オングストローム(以下、Aと記
す)の酸化シリコン皮膜をつけ、特願平3−08012
4号で提示されている方法でシラン処理および抗体の固
相化を行い試料部3を作成した。この試料部3の構造を
図7に示す。図7において、符号20はSi単結晶基盤
を、符号21はSiO2 皮膜を、符号22はシランカッ
プリング剤を、符号23は抗体をそれぞれ示している。
【0036】図8(A)は試料部3の平面図を示したも
のである。この試料部3が図5で示したように配置され
る。この試料部の一側面3aは、Referenceと
して抗体のみが固相化されている面25であり、他側面
3bは、3つの領域26〜28に分割されている。符号
26は面25と同様の抗体に最低濃度の抗原を反応させ
た部分を示し、符号27,28は実際の検体が感作され
た部分を示している。
【0037】以上のような試料部を用いた免疫測定の方
法を以下に記す。 (a).図8(A)に示された試料部3を図5で示すよ
うに配置する。 (b).試料部3の26および27、28で示される部
分に、それぞれ最低濃度のコントロール液および検体を
必要量滴下する。反応時間は測定項目によって最適時間
反応させる。 (c).反応終了後26、27、28で示される部分を
蒸留水で洗浄した後、N2 ガス等で表面の水分を吹き飛
ばす。 (d).用いる光源が無偏光の場合は,偏光ビームスプ
リッタ1を回転させ、光電検出器10で消光の偏光角を
求める。このとき注意しなければならないのは、試料部
の25および26の部分にのみ、偏光ビームスプリッタ
1からの光および無偏光プリズム7からの光が照射され
るように、試料部3を位置合せすることである。 (e).前記(d)で行った操作がゼロ調整に相当す
る。 (f).次に、試料部3の25および27の部分にの
み、偏光ビームスプリッタ1からの光および無偏光プリ
ズム7からの光が照射されるように、試料部3の位置を
ずらし光電検出器10の出力を読み取る。同様な操作
を、試料部3の25および28の部分でも行う。 (g).あらかじめ作成されている検量線から、試料部
3の27,28に滴下された検体の濃度を検出すること
ができる。
【0038】免疫支持体の構造については、図8(B)
で示すように構成することも可能である。符号40は検
体を感作する部分を、符号31は抗体のみが固相化され
た面を示している。試料部の一側面3aは抗体のみが固
相化された面31を除いて5つの領域32〜36に分割
されている。なお、この分割される領域の数については
任意であり、本実施例では5つとなっている。それぞれ
の領域32〜36は、同一の抗体を固相化した後、抗原
濃度が既知でかつそれぞれ異なっている5種のコントロ
ール液が感作されている部位である。
【0039】検体が感作された部分40の抗原濃度の測
定は以下の手順によって行われる。まず最初に、試料部
3の一側面3aの抗体のみが固相化された面31および
他側面3bの抗体のみが固相化された面31を用いてゼ
ロ調整する。次に、試料部3をM軸方向にずらしながら
32の領域と検体が感作された部分40、引き続き33
の領域と検体が感作された部分40、引き続き34の領
域と検体が感作された部分40…という具合に、順番に
それぞれの領域32〜36を用いて測光する。
【0040】それぞれの領域32〜36は抗原濃度が既
知であるため、領域32〜36が検量線の役目を果たす
ことになる。例えば、領域34を用いて測光を行ったと
きに出力がゼロになったとすると、検体が感作された部
分40の抗原濃度は34の領域の抗原濃度と等しいこと
になる。このような免疫支持体構造を用いることによっ
て検量線が不要となる。もちろん、試料部の一側面3a
を、さらに多数の領域に分割すれば、より正確な濃度を
検出することが可能になる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の偏光解析
装置では、偏光子と検光子を兼ねた偏光ビームスプリッ
タを有する光学系を用いており、この結果、簡便で小型
な偏光解析装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光解析装置における光学系の概略を
示す図である。
【図2】図1の光学系において、無偏光プリズムの詳細
な構成を示す図である。
【図3】図1の光学系において、試料部で反射された光
の偏光角と位相差の関係を電場ベクトル成分について図
示したものである。
【図4】(A)および(B)を含み、それぞれ、図1の
光学系において、1/4波長板に角度45°(1/4波
長板の主断面と電界ベクトルの振動面とが成す角度)で
試料部からの反射光が入射した場合の偏光角、および無
偏光プリズムを通って、再び1/4波長板を通過した光
の偏光角を示したものである。
【図5】図1の光学系において、光の経路を概略的に示
した図である。
【図6】(A)および(B)は、それぞれ図4に対応し
ており、図1の光学系において1/4波長板に角度45
°で試料部からの反射光が入射しなかった場合の状態を
示す図である。
【図7】図1の光学系に用いられる試料支持体の断面図
である。
【図8】図1の光学系に適した試料支持体の構成を示す
平面図であり、(A)は第1の実施例を(B)は第2の
実施例を示す図である。
【図9】基板上に等方均質な薄膜がある場合において、
これに直線偏光が入射した場合の光の経路を示す図であ
る。
【図10】従来の偏光解析装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…偏光ビームスプリッタ、 3…試料部、 5…1/4波長板、 7…無偏光プリズム、 10…光電検出器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月4日(1999.8.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 偏光測定装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】偏光解析法は、物体の表面で光が反射す
る際の偏光状態の変化を観測して、物体自体の光学定
数、または、その表面に附着した薄膜の厚みや光学定数
を知る方法である。最近では、この偏光解析法が生物物
理分野へ応用されるようになり、抗原抗体反応や相補的
核酸結合反応等の生物学的結合反応に基づく試料面の厚
さ変化の測定、さらにはタンパク質の吸着膜の測定、血
漿の凝結の研究等にも応用されるようになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明は、例えば免疫支持体上の抗体、及
び抗原による膜厚の変化を偏光解析法によって測定する
にあたり、小型で簡便な光学系を備えた偏光測定装置を
提供することを目的としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の偏光測定装置は、試料面に入射し反射した
時の偏光の変化を測定するものであって、測定に必要な
試料面から反射した光路上に偏光を維持したまま入射光
路方向に反射光を方向付けるような光学素子を配置し、
前記光学素子により方向付けされた後の前記反射光を検
出するようにしたことを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】さらに、前記光学素子は入射光及び/又は
反射光の光路と略平行に戻す構成であることを特徴とす
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光子と検光子を兼ね、試料の一部に偏
    光を入射させる第1の光学素子と、 前記試料の一部で反射された反射光のp偏光およびs偏
    光の位相差を変えず、かつ前記反射光を前記試料の一部
    とは異なった部分に入射させるような形状を有し、前記
    異なった部分で反射された光を前記第1の光学素子に入
    射させる第2の光学素子と、 前記p偏光およびs偏光の位相差を45°にするよう
    に、光軸に対して45°に配置された1/4λ板と、 前記第1の光学素子に入射された光を検出する光検出手
    段と、を有する偏光解析装置における光学系。
  2. 【請求項2】 前記試料は、前記第1の光学素子からの
    光が入射される領域と前記第2の光学素子からの光が入
    射される領域にそれぞれ分割して形成されていることを
    特徴とする、請求項1に記載された光学系に適した試料
    支持体。
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