JP2000135336A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2000135336A
JP2000135336A JP11360094A JP36009499A JP2000135336A JP 2000135336 A JP2000135336 A JP 2000135336A JP 11360094 A JP11360094 A JP 11360094A JP 36009499 A JP36009499 A JP 36009499A JP 2000135336 A JP2000135336 A JP 2000135336A
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JP
Japan
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determined whether
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JP11360094A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Nakajima
健吉 中島
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当りを短時間に集中して発生させることが
可能で興趣に富むと共に、プログラム容量の増加や複雑
化を防止して開発時間を短縮することのできるパチンコ
機を提供する。 【解決手段】 単一の確率に従って可変表示を行った特
別図柄表示装置3が表示する図柄の組み合せ態様が特定
の態様となったとき、変動入賞装置8を開放すると共
に、特別図柄表示装置3及び普通図柄表示装置6の変動
時間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特別図柄表示装
置が表示する図柄の組み合せ態様に基づいて変動入賞装
置が遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第2状
態に変換するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技者が発射した打球が流下する遊技部
内に、複数の図柄を可変表示可能な特別図柄表示装置
と、該特別図柄表示装置の可変表示を開始するための条
件を創出する始動手段と、上記特別図柄表示装置の図柄
の組み合せ態様に基づく特定条件の成立により遊技者に
不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能
な変動入賞装置と、該変動入賞装置の第2状態を維持す
るための条件を創出する継続手段とを少なくとも配設
し、上記各装置を制御する制御手段を有するパチンコ機
は、従来から種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のパチンコ機は、デザイン上の差異は有るものの
基本的には皆似たような構成であって遊技者に飽きられ
ているのが現状であり、遊技者にとって興趣が上がるパ
チンコ機として大当りが連続するものが望まれている。
例えば、特別図柄表示装置における特定状態が成立する
確率、すなわち「大当り」が発生する確率を決定するた
めの手段を複数用意し、これらを所定の契機で切換選択
することにより、大当りの発生する確率を変化させるよ
うにしたものがある。しかしこのようなパチンコ機は、
確率を決定するための手段を複数備える構造上、プログ
ラムの容量を増加させると共に複雑化を招来することに
なるため、開発する上で好ましいものとはいえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、遊技者が発射した打球が流下する遊技
部内に、複数の図柄を可変表示可能な特別図柄表示装置
と、特別図柄表示装置の可変表示を開始するための条件
を創出する始動手段と、始動手段の作動により単一の確
率に従って特別図柄表示装置が可変表示を行った後に表
示する図柄に応じて遊技者に不利な第1状態と遊技者に
有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、複数の
図柄を可変表示可能な普通図柄表示装置と、該普通図柄
表示装置の可変表示を開始する表示開始手段とを配設
し、上記始動手段を、上記普通図柄表示装置が可変表示
を停止したときに表示する表示図柄に基づいて遊技者に
不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能
な普通電動役物により構成し、特別図柄表示装置が表示
する図柄の組み合せ態様が特定の態様となったことに基
づき、特別図柄表示装置及び普通図柄表示装置の変動時
間を短縮するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面の実施例につ
いて説明すると、図1は遊技盤1を含むパチンコ機2の
正面図であって、遊技盤1に形成した遊技部のほぼ中央
に、特別図柄表示装置3を構成する中央役物4と、普通
電動役物5及び普通図柄表示装置6を一体に構成した表
示器付電動チューリップ7と、大入賞口である変動入賞
装置8を設けた大入賞口ユニット9をそれぞれ配設し、
最下位置にはアウト口10が開設してあり、中央役物4
の側方には普通図柄表示装置6の可変表示を開始するた
めの表示開始手段として、打球の通過或は入球を検出す
る普通始動スイッチを有する始動口ゲート11が配設し
てある。なお、遊技部の適宜位置に各種の表示灯L…、
風車12等を配設し、パチンコ機2の上縁部には外部表
示灯13が設けてある。
【0006】中央役物4は、取付基板4aの上方部分に
鎧部4bを前面側に突出状に設けると共に天入賞口4c
を設け、上記鎧部4bの下方には、特別図柄表示装置3
が設けてある。この特別図柄表示装置3は、例えば、発
光ダイオードや液晶等からなる図柄表示器具を横三連に
配置してある。
【0007】また、大入賞口ユニット9は、ベース板9
aに横長な開口部9bを開設すると共に、この開口部9
bを開閉可能に覆うゲート板9cを軸着し、駆動源とし
て大入賞口ソレノイド(図示せず)を設けて構成した変
動入賞装置8を有し、この変動入賞装置8の下方には、
前飾り部9dを設けて大入賞口入賞個数表示灯14を設
けてある。上記開口部9bの中央には特定領域を形成
し、この特定領域に流入する球を検出する継続スイッチ
15を設ける。この継続スイッチ15は、後述する遊技
者に有利な第2状態を維持するための条件を創出する継
続手段を構成する。なお、図示していないがこの大入賞
口ユニット9には、開口部9bに流入する球を全て検出
可能なように開口部9bの下流側に10カウントスイッ
チが設けてある。
【0008】上記変動入賞装置8は、通常の状態におい
てはゲート板9cが起立状態にあり、遊技部を流下する
打球が開口部9bへ流入できない遊技者に不利な第1状
態にあるが、後述する特定条件が成立すると、大入賞口
ソレノイドの駆動によりゲート板9cが前方に傾動し
て、開口部9bを開放すると共に遊技部を流下する球を
開口部9bへ入賞球として取り込む、遊技者に有利な第
2状態に変換する。なお、以後、このような変動入賞装
置8を単に大入賞口と称する。
【0009】図2ないし図4は、普通電動役物5及び普
通図柄表示装置6を構成する表示器付の電動チューリッ
プ7を示す。この表示器付電動チューリップ7の概略
は、遊技盤1に取り付けるための取付ベース20、諸部
品を取り付けるためのハウジング21、開閉自在な羽根
部材22を軸着した前飾り23、羽根部材22の駆動源
である普通電動ソレノイド24、普通図柄表示具を構成
する例えば7セグメント発光ダイオードからなる所謂デ
ジタル表示器6aなどからなる。
【0010】取付ベース20は、プラスチックで一体成
型した部材であって、後述するハウジング21の前端部
に係合可能であり、遊技盤1の表面に密接可能な平板部
20aと、該平板部20aから後方へ延出する枠状部2
0bとからなる。上記平板部20aには、ハウジング2
1の前端部が嵌合する開口20cが設けてあり、枠状部
20bは開口20cの側縁から後述する駆動機構を保護
するように対向状に延設してある。なお、この開口20
cの下方部分の縁部には後述するハウジング21のフラ
ンジ部21aが係止するストッパ20dが設けてある。
また、上記枠状部20bには配線を通すための切欠溝2
0eが設けてある。
【0011】ハウジング21は、プラスチックで一体成
型した部材であって、後方が開放するソレノイド取付部
21b、前端側が開放すると共に後向きに下り傾斜した
球受底21cを有する球通路部21dと、検出スイッチ
25を止着可能な溝状受片21eを有する検出器取付部
21fとが、三層構造に形成してある。なお、21gは
検出スイッチ25の前端が当接するストッパである。そ
して、組立時には上記球受底21cの下縁に検出スイッ
チ25の検出口25aが臨む。また、組立時には、この
ハウジング21の後端面にコネクタ基板26を取り付
け、このコネクタ基板26に設けた球受け兼検出器押え
27で球通路部21dの後方部分を塞ぐと共に、検出器
取付部21fに挿入した検出スイッチ25を止着する。
なお、上記コネクタ基板26は、諸部材から延びるリー
ド線を中継して接続するコネクタ28…を配置したもの
であり、後面側からビスによりハウジング21に固定す
る。また、上記球受け兼検出器押え27は、コネクタ基
板26に対して位置決めピン27aにより位置決めされ
ている。
【0012】前飾り23は、透光性を有するプラスチッ
クで一体成型した部材であって、前面板23aの裏面側
に羽根部材22の支軸29をインサート成型すると共
に、側縁及び下縁から後向きの囲繞片23bを延設して
表示器収納部23cが形成してある。また、この囲繞片
23bの下縁には、先端に係止爪23dを形成した弾性
変形可能な係止腕23eが延設してある。更に、前面板
23aの裏面側には組立時に上記したハウジング21の
球通路部21dへ球を誘導する球ガイド23fが一体成
型してある。
【0013】上記表示器収納部23cに取り付ける図柄
表示器6aは、例えば所謂デジタル表示器であって、こ
の実施例では二桁の図柄を表示可能なように表示基板に
2個並設し、この表示基板6bを囲繞片23bに設けた
取付ボス23gのビス孔に締着するビスで固定してあ
る。
【0014】また、上記した支軸29には羽根部材22
を回動自在に軸着する。この羽根部材22には軸孔22
aを開設すると共に、後向きに作動ピン22bが植設し
てある。そこで、この羽根部材22を前飾り23に回動
自在に軸着するには、羽根部材22の軸孔22aに支軸
29を挿通すると共に、羽根部材22から突出する支軸
29の先端を、ハウジング21の前端部に設けた支持孔
に挿通する。そして、前飾り23の係止腕23eをハウ
ジング21の検出器取付部21fの下縁に設けた係止桟
21hに係止させ、ハウジング21のフランジ部21a
に後方から通したビスを前飾り23の囲繞片23bの取
付孔23hにねじ込む。この状態では、羽根部材22の
作動ピン22bがハウジング21のフランジ部21aの
側縁に切欠状に開設したストッパ部30内に位置する。
なお、羽根部材22の閉止位置が作動ピン22bとスト
ッパ部30の上縁との当接により規制され、開放位置が
羽根部材22の下縁と囲繞片23bの上縁のストッパ片
23iとの当接により規制されて、羽根部材22の回動
範囲が規制されている。
【0015】ハウジング21のソレノイド取付部21b
には、羽根部材22の駆動源として普通電動ソレノイド
24を装着し、普通電動ソレノイド24と羽根部材22
とを駆動機構により連絡する。普通電動ソレノイド24
は、戻りスプリング24aの付勢によりプランジャ24
bが後向きに突出するように、ソレノイド取付部21b
にハウジング21の後方から挿入し、ハウジング21の
側面から止着するビスで固定する。
【0016】プランジャ24bの先端には、駆動機構の
一部を構成するように可動板31を取り付け、ハウジン
グ21の側面に軸着したクランクレバー32に連絡す
る。上記可動板31は側端部に縦方向の案内溝31aを
有し、この案内溝31aに後述するクランクレバー32
の連絡ピン32aを遊嵌する。なお、プランジャ24b
の先端はD軸に形成され、可動板31の取付孔31bも
この先端形状に対応するようにD形に形成してある。
【0017】クランクレバー32は、ほぼ直角に曲折し
て短杆部32bと長杆部32cとを有するほぼL字状の
部材であって、ハウジング21の球通路部21dの後端
部分を水平方向に貫通するように設けた支持軸33に、
曲折部で揺動自在に軸着してある。そして、短杆部32
bの先端には上記した連絡ピン32aが形成してあり、
長杆部32cの先端にはほぼコ字状に開口して前端が開
放する挿入溝32dが形成してある。なお、この挿入溝
32dはクランクレバー32の厚さより若干幅広に形成
した上下の顎部からなり、下顎部32eは上顎部32f
よりも若干長い。また、クランクレバー32の内側に
は、ガイド凸部32gを設け、ハウジング21の側面と
の接触抵抗が少なくなるようになっている。
【0018】次に、上記のような各部材からなる表示器
付電動チューリップ7の組立方法を簡単に説明する。例
えば、先ずハウジング21に普通電動ソレノイド24を
取り付け、駆動機構を構成する可動板31をプランジャ
24bの先端に固定すると共にクランクレバー32を軸
着する。また、図柄表示器6aを取り付けた前飾り23
に羽根部材22を軸着すると共に、羽根部材22の作動
ピン22bをクランクレバー32の挿入溝32dに遊嵌
した状態で、ハウジング21と前飾り23とをビスで固
定する。なお、このとき、前飾り23に設けた係止腕2
3eの係止爪23dがハウジング21の下縁に設けた係
止桟21hに係止する。
【0019】また、特別図柄表示装置3の始動手段を構
成する検出スイッチ25(特別始動スイッチ)を検出器
取付部21fに挿入し、コネクタ基板26をハウジング
21の後端面に取り付けて、検出スイッチ25を押え込
む。そして、取付ベース20の開口20cに各部材を組
み付けたハウジング21を通して、開口20cの上縁を
ハウジング21の前端部上縁に設けた係合段部21iに
係合させると共に、開口20cの下縁に、前飾り23に
設けた係止腕23eの係止爪23dをフランジ部21a
の係止桟21hと重合状に係止させて、取付ベース20
をハウジング21に対して止着する。なお、図示してい
ないが、図柄表示器6aや検出スイッチ25の端子25
bにハンダ付したリード線は、ハウジング21に設けた
配線溝21jや開口部分に適宜通してあり、先端にはコ
ネクタが設けてある。
【0020】そして、前飾り23の前面に図柄表示器6
aが表示する図柄が、遊技者から見えるように、窓部を
残して装飾シール等を貼設して、羽根部材22の支軸2
9等の目隠しをするとよい。なお、組立順序は上記した
説明に拘るものではなく、適宜に変更可能である。
【0021】次に、上記のような構成の表示器付電動チ
ューリップ7の動作を簡単に説明すと、駆動源である普
通電動ソレノイド24が消磁した通常の状態では、プラ
ンジャ24bが戻りスプリング24aの付勢により後方
へ突出しているので、屈曲部を軸着したクランクレバー
32が上向きに回動した状態となり、先端の挿入溝32
dに遊嵌した作動ピン22bにより連絡する羽根部材2
2が内向きに回動した状態となり、羽根部材22は閉止
される。一方、普通電動ソレノイド24を励磁すると、
プランジャ24bが吸引されるので、クランクレバー3
2が下向きに回動し、羽根部材22を外向きに回動させ
て打球を受け入れ易い状態に変換する。この状態のとき
に羽根部材22が受け止める打球は、球ガイド23fに
案内されてハウジング21内の球通路部21dに流入
し、球受底21cを転動して検出スイッチ25の検出口
25aに落下し、検出スイッチ25に作用した後、排出
される。なお、図示の実施例においては、普通電動ソレ
ノイド24が消磁した状態では、打球が流入できないよ
うな構造となっているが、例えば羽根部材22の形状を
変えたり、クランクレバー32の回動範囲を変更したり
することにより、消磁状態でも可能性は低いものの打球
の流入が可能なように構成することもできる。
【0022】一方、図柄表示器6aにおいては、制御装
置が発する表示信号に基づいて適宜に図柄を可視表示す
る。なお、この表示図柄と上記した普通電動ソレノイド
24の駆動を関連付けることも容易である。
【0023】上記のようにして構成した表示器付電動チ
ューリップ7によれば、普通電動役物5としての電動チ
ューリップと、普通図柄表示装置6としての図柄表示器
6aを、遊技盤1に別個に設ける必要がない。しかも、
始動手段としての検出スイッチ25も内蔵しているの
で、球誘導路を設けて検出スイッチ25を臨ませる必要
もない。従って、遊技盤1のレイアウトを簡潔にするこ
とができ、盤面に植設する障害釘によって自由な球の流
下路を形成することが可能となり、興趣に富んだパチン
コ機2を提供できる。更に、この表示器付電動チューリ
ップ7自身も、組立が容易で且つコンパクトに構成する
ことができる。従って、取り扱いが簡単で、遊技盤1に
対する組付も容易になり、組付時の誤差をなくすことが
できる。
【0024】次に、上記のようなパチンコ機2における
ゲームを説明すると、遊技者が発射した打球が、天入賞
口4cや大入賞口等へ入賞すると、所定数、例えば15
個の賞球を払い出し、普通電動役物5に入賞すると例え
ば7個の賞球を払い出すように設定してある。
【0025】打球が始動口ゲート11を通過して普通始
動スイッチがオンすると、普通図柄表示装置6が図柄の
変動表示を開始する。この普通図柄表示装置6の図柄は
左右とも10種類ある。そして、後述する変動時間短縮
フラグがセットされていない場合は約30秒以上、セッ
トされている場合は、約1.3秒以上が経過すると、普
通図柄表示装置6は普通図柄左、普通図柄右の順に変動
表示を停止する。この結果、停止した図柄の組み合せ態
様が「77」のように、所謂「ゾロ目」となったとき
は、始動手段を構成する普通電動役物5が約5秒間遊技
者に有利な第2状態に変換する。すなわち、普通電動役
物5の普通電動ソレノイド24を5秒間励磁して、羽根
部材22を開放するのである。従って、この状態のとき
に普通電動役物5である表示器付電動チューリップ7に
流入する球は入賞球となる。なお、普通図柄表示装置6
の図柄変動や組み合せ態様の詳細は後述する。
【0026】そして、始動手段を構成している上記普通
電動役物5へ入球して特別始動スイッチである表示器付
電動チューリップ7の検出スイッチ25がオンすると、
特別図柄表示装置3が図柄の変動表示を開始する。特別
図柄表示装置3の図柄は左中右とも、「0〜9」の数字
及びアルファベットの「ACHLPU」の16種類あ
る。そして、後述する変動時間短縮フラグがセットされ
ていない場合は約8秒、セットされている場合は約1.
3秒以上経過すると、特別図柄表示装置3は特別図柄
左、特別図柄右、特別図柄中の順に変動表示を停止す
る。この結果、停止した図柄の組み合せ態様が所定の態
様のときは、変動入賞装置8(大入賞口)が29.5秒
間遊技者に有利な第2状態に変換する。すなわち、大入
賞口ソレノイドを29.5秒間励磁してゲート板9cを
回動させて開口部9bに球を取り込むのである。そし
て、取り込んだ球が特定領域を通過して継続スイッチ1
5がオンすると、初回の開放を含めて最大16回迄、開
口部9bの開放を繰り返す。なお、大入賞口の開放は、
10カウントスイッチが10個の球を検出すると29.
5秒経過以前であっても開放を停止する。
【0027】上記特別始動口である普通電動役物5への
入球は最大4個まで記憶可能であって、この記憶は例え
ば中央役物4に設ける特別始動記憶表示灯により可視表
示され、記憶がある場合には、図柄の変動表示が停止し
た後、又は大入賞口の開放動作が終了した後、再び変動
表示を開始する。
【0028】上記のようなゲームを制御する制御手段
は、図5のブロック図に示すように、MPUを中心とす
る電気的制御装置であって、MPUは入出力インターフ
ェースと共に図6のブロック図に示すような系統の処理
を行う。
【0029】次に、制御手段の処理を図7ないし図17
のフローチャートを参照して詳述する。なお、図7ない
し図17に示す処理はMPUに4m秒毎に入力される割
込信号により起動される割込処理で、この割込処理は起
動から終了までの時間が4m秒を越えないようにしてあ
る。
【0030】図7ないし図17において、ステップ(以
下Sと略す)1において電源がオンされたか否かを判定
し、この場合は電源が投入されたので、S2へ進み、R
AMの内容がクリアされ、その後、S89において乱数
発生処理を、割込信号が入力されるまで繰り返す。割込
信号が入力されるとS1において今回は既に電源はオン
されているのでS3へ進み、スイッチの状態がチェック
される。そして、各スイッチに短絡や断線が発生してい
ることが検出されると、エラーフラグがセットされる。
次のS4では前述のS3や後述のS69においてエラー
フラグがセットされているか否かを判定し、エラーフラ
グがセットされている場合には、S5へ進み、エラー処
理が実行された後、S21へ進む。一方、エラーフラグ
がセットされていない場合はS6へ進み、特別始動入賞
及び普通始動入賞の検出と特別始動入賞の記憶処理が実
行される。
【0031】上記S6について詳述すると、図11に示
すように、まず、S6−1において特別始動スイッチが
オンされたか否かを判定し、オンされた場合は、S6−
2へ進んで、始動記憶に「1」を加算した後、S6−3
で始動入賞フラグをセットする。オンされていない場合
は、S6−4へ進む。次のS6−4では、普通始動スイ
ッチがオンされたか否かを判定し、オンされていない場
合はS6−13へ進む。一方、オンされている場合に
は、S6−5へ進み、「普通図柄回転モード」、「普通
図柄停止モード」、「普通役モード」の何れかがセット
されているか否かを判定し、何れかがセットされている
場合には、S6−13へ進む。これにより、普通図柄が
回転を開始してから(普通図柄回転モード)、普通図柄
が停止して役判定が終了するまで(普通図柄停止モー
ド)、但し、当りとなった場合、普通電動役物5の開放
が終了するまで(普通役モード)、普通始動スイッチの
検出は無効化され、普通図柄は回転を開始しないように
なっている。
【0032】一方、上記した何れのモードもセットされ
ていない場合は、S6−6へ進み、変動時間短縮フラグ
がセットされているか否かを判定し、変動時間短縮フラ
グがセットされていない場合は、S6−7において普通
図柄自動停止タイマに30秒がセットされる。一方、変
動時間短縮フラグがセットされている場合は、S6−8
に進んで普通図柄自動停止タイマに1.3秒がセットさ
れる。そして、次のS6−9で普通図柄回転モードをセ
ットし、S6−10では普通図柄停止フラグをクリアす
る。その後、S6−11へ進み、S89で作成されセッ
トされている普通図柄当り決定用乱数の乱数値を格納す
る。そして、S6−12において、格納した普通図柄当
り決定用乱数値に対応した普通図柄左右の停止位置をセ
ットする。
【0033】次のS6−13で始動記憶が「0」か否か
を判定し、「0」の場合は元の処理へ戻る。一方、始動
記憶が「0」でない場合は、S6−14へ進み、始動記
憶が「6」以上か否かを判定する。「6」以上ではない
場合は、S6−20へ進み、始動モードをセットして元
の処理へ戻る。一方、始動記憶が「6」の場合は、S6
−15へ進み、S6−3において始動入賞フラグが既に
セットされているか否かを判定し、セットされている場
合はS6−18へ進む。一方、セットされていない場合
はS6−16へ進み、特別図柄遊技に関するモードの何
れかがセットされているか否かを判定し、何れもセット
されていない場合はS6−17へ進んで始動記憶をクリ
アした後、元の処理へ戻る。一方、何れかのモードがセ
ットされている場合には、S6−18へ進み、始動記憶
に「5」をセットし、その後、S6−19において始動
入賞フラグをクリアし、次のS6−20で始動モードを
セットして元の処理へ戻る。
【0034】S7では、特別図柄回転モードがセットさ
れているか否かを判定し、セットされていない場合はS
15へ進む。一方、セットされている場合には、S8へ
進み、特別図柄停止タイマ(後述のS43のモードでセ
ットされる)を減算処理し、次のS9においてその特別
図柄減算タイマが「0」になった(タイムアップした)
か否かを判定し、「0」になっていなければS15へ進
む。一方、「0」になっている場合には、S10へ進ん
で特別図柄停止モードをセットし、次のS11で特別図
柄回転モードをクリアし、S12において特別図柄左停
止タイマに0.5秒をセットし、S13ではS89で作
成されセットされている特別図柄左乱数を格納し、次の
S14においてその格納した特別図柄左乱数に対応した
特別図柄左の停止する位置(図柄)をセットし、S15
へ進む。
【0035】S15においては、普通図柄回転モードが
セットされているか否かを判定し、セットされていない
場合はS21へ進む。一方、普通図柄回転モードがセッ
トされている場合には、S16へ進み、普通役モード又
は普通図柄停止モードの何れかがセットされているか否
かを判定し、セットされている場合にはS21へ進む。
一方、セットされていない場合は、S17へ進み、前述
のS6−7、S6−8においてセットされている普通図
柄自動停止タイマの減算処理を行う。
【0036】そして、次のS18では、上記普通図柄自
動停止タイマが「0」になった(タイムアップした)か
否かを判定し、「0」になっていない場合はS21に進
む。一方、「0」になっている場合はS19へ進み、普
通図柄停止モードをセットし、次のS20で普通図柄左
停止タイマに0.5秒をセットする。
【0037】S21では、組み合せ図柄のカウントアッ
プ処理、図柄停止処理、停止図柄判定処理が実行され
る。詳述すると、まず、S21−1において、特別図柄
左オフセットアドレスをロードし、次のS21−2で特
別図柄左更新チェック数に「11」をロードし、S21
−3で特別図柄左停止フラグをロードし、S21−Aへ
進む。
【0038】S21−Aの処理を詳述すると、まず、S
21−A−1において、S21−2でロードされた特別
図柄左更新チェック数「11」をセットし、次のS21
−A−2において、図柄停止フラグ(特別図柄左停止フ
ラグ)がセットされているか否かを判定し、セットされ
ている場合にはS21−A−7へ進む。一方、図柄停止
フラグ(特別図柄左停止フラグ)がセットされていない
場合は、S21−A−3へ進み、図柄オフセットカウン
タに「1」を加算処理し、次のS21−A−4で、その
図柄オフセットカウンタの値が図柄更新チェック数(こ
の場合は「11」より小さいか否かを判定し、小さい場
合にはS21−A−7へ進む。一方、小さくない場合
(「11」以上)には、S21−A−5へ進んで、図柄
オフセットカウンタをクリア(「0」)して、次のS2
1−A−6で、現在表示している図柄のデータに「1」
を加算処理してからS21−A−7へ進み、S21−A
−7において図柄のデータを更新セットする。
【0039】次のS21−A−8では普通役モードがセ
ットされているか否かを判定し、普通役モードがセット
されている場合はS21−A−20へ進む。一方、普通
役モードがセットされていない場合は、S21−A−9
へ進み、普通図柄停止モードがセットされているか否か
を判定し、普通図柄停止モードがセットされている場合
はS21−A−10へ進み、セットされていない場合は
S21−A−20へ進む。S21−A−10では、普通
図柄オフセットアドレスがロードされているか否かを判
定し、普通図柄オフセットアドレスがロードされていな
い場合はS21−A−20へ進み、ロードされている場
合はS21−A−11へ進む。この場合には、普通図柄
オフセットアドレスはロードされていないので、S21
−A−20へ進み、S21−A−11以下は後述するも
のとする。
【0040】S21−A−20では、大役モード、役終
了モードの何れかがセットされているか否かを判定し、
何れかセットされている場合には、S21−4へ進む。
一方、大役モード、役終了モードの何れもセットされて
いない場合には、S21−A−21へ進み、特別図柄停
止モードがセットされているか否かを判定する。特別図
柄停止モードがセットされていない場合はS21−4へ
進み、セットされている場合はS21−A−22におい
て特別図柄オフセットアドレスがロードされているか否
かを判定する。そして、特別図柄オフセットアドレスが
ロードされていない場合には、S21−4へ進むが、こ
の場合は、特別図柄左オフセットアドレスがロードされ
ているので、S21−A−23へ進む。S21−A−2
3では、特別図柄左中右停止フラグがセットされている
か否かを判定し、セットされている場合はS21−A−
24へ進み、セットされていない場合はS21−Bへ進
む。
【0041】S21−Bにおける処理を詳述すると、ま
ず、S21−B−1において、図柄停止フラグがセット
されているか否かを判定し、この場合は特別図柄左停止
フラグがセットされているか否かを判定し、セットされ
ている場合にはS21−4へ進み、セットされていない
場合にはS21−B−2へ進む。S21−B−2では特
別図柄左オフセットアドレスがロードされているか否か
を判定し、この場合はロードされているので、S21−
B−5へ進む。次のS21−B−5は、特別図柄停止タ
イマ又は普通図柄停止タイマのいずれかを減算処理する
ステップであるが、この場合は特別図柄左停止タイマ
(S12でセットされている)を減算処理する。そし
て、次のS21−B−6で、その減算した特別図柄左停
止タイマが「0」になったか否か(タイムアップしたか
否か)を判定し、「0」になっていない場合はS21−
4へ進み、「0」になっていればS21−B−7へ進
む。
【0042】S21−B−7では、S14でセットされ
た特別図柄左の停止位置(図柄)と現在表示している図
柄とが一致しているか否かを判定し、一致していなけれ
ばS21−4へ進むが、一致していればS21−B−8
へ進む。S21−B−8では特別図柄左オフセットアド
レスがロードされているか否かを判定し、この場合はロ
ードされているので、S21−B−9へ進み、S21−
B−9ではS89において作成セットされている特別図
柄右乱数を格納し、次のS21−B−10で、格納した
特別図柄右乱数に対応した特別図柄右の停止位置(図
柄)をセットし、S21−B−11へ進んで特別図柄右
停止タイマに0.5秒をセットした後、S21−B−1
2において特別図柄左停止フラグをセットし、S21−
4へ進む。
【0043】S21−4では、特別図柄中オフセットア
ドレスをロードし、次のS21−5において特別図柄中
更新チェック数に「7」をロードする。そして、S21
−6では、特別図柄左と特別図柄右が停止したときに、
左と右が同一図柄で停止したかどうか、すなわち特別図
柄左右一致フラグセットの有無を判定し、同一図柄でな
い場合には、S21−8へ進む。一方、同一図柄の場合
には、S21−7において、特別図柄中更新チェック数
にロードしてある「7」を「80」に変更し、ロードす
る。これにより特別図柄左と特別図柄右とが一致して停
止する場合(所謂リーチ目)は特別図柄中の更新速度が
ゆっくりになり、大当りの期待感を向上させている。そ
して、次のS21−8で特別図柄中停止フラグをロード
し、S21−Aへ進む。
【0044】S21−Aの処理を詳述すると、まず、S
21−A−1において、S21−5又はS21−7でロ
ードされた特別図柄中更新チェック数(「7」又は「8
0」)をセットし、次のS21−A−2では、図柄停止
フラグの有無、この場合は特別図柄左右停止フラグがセ
ットされているか否かを判定し、セットされている場合
にはS21−A−7へ進む。一方、セットされていない
場合は、S21−A−3において、図柄オフセットカウ
ンタに「1」を加算処理し、次のS21−A−4で、S
21−A−1でセットした図柄更新チェック数とS21
−A−3において加算処理した図柄オフセットカウンタ
の値との比較を行い、図柄オフセットカウンタよりも図
柄更新チェック数の方が大きい場合は、S21−A−7
へ進み、図柄オフセットカウンタの方が大きい場合には
S21−A−5へ進んで、図柄オフセットカウンタをク
リアして、次のS21−A−6で図柄のデータに「1」
を加算処理する。そして、S21−A−7において、図
柄のデータを更新セットし、S21−A−8へ進む。
【0045】S21−A−8では、普通役モードがセッ
トされているか否かを判定し、普通役モードがセットさ
れている場合はS21−A−20へ進むが、セットされ
ていない場合はS21−A−9へ進み、普通図柄停止モ
ードがセットされているか否かを判定し、普通図柄停止
モードがセットされていない場合はS21−A−20へ
進み、セットされている場合はS21−A−10へ進
む。S21−A−10では、普通図柄オフセットアドレ
スがロードされているか否かを判定し、この場合は特別
図柄中オフセットアドレスがロードされているので、普
通図柄オフセットアドレスはロードされていないのでS
21−A−20へ進む。一方、普通図柄オフセットアド
レスがロードされている場合はS21−A−11へ進
む。
【0046】S21−A−20では、大役モード、役終
了モードの何れかがセットされているか否かを判定し、
セットされている場合はS21−9へ進む。一方、セッ
トされていない場合には、S21−A−21へ進み、特
別図柄停止モードがセットされているか否かを判定す
る。特別図柄停止モードがセットされていない場合はS
21−9へ進み、セットされている場合はS21−A−
22へ進む。S21−A−22では、特別図柄オフセッ
トアドレスがロードされているか否かを判定し、この場
合は、特別図柄中オフセットアドレスがロードされてい
るので、S21−A−23へ進むが、特別図柄オフセッ
トアドレスがロードされていない場合はS21−9へ進
む。S21−A−23では、特別図柄左中右停止フラグ
がセットされているか否かを判定し、セットされていれ
ば、S21−A−24へ進み、特別図柄中オフセットア
ドレスか否かを判定し、この場合は特別図柄オフセット
アドレスがロードされているので、S21−A−25へ
進むが、ロードされていない場合は、S21−9へ進
む。
【0047】次に、S21−A−25では、特別図柄役
チェック待ちタイマ(後述のS21−B−14でセット
される)を減算処理し、次のS21−A−26で、その
特別図柄役チェック待ちタイマが「0」になったか否か
(タイムアップしたか否か)を判定し、「0」になって
いない場合はS21−9へ進み、「0」になっている場
合はS21−A−27へ進む。S21−A−27では、
停止している特別図柄左、中、右の全てが一致している
か否かを判定し、一致していない場合はS21−A−3
6へ進み、一致している場合はS21−A−28へ進ん
で、停止している特別図柄左、中、右が「777」か否
かを判定し、一致している場合はS21−A−29へ進
み、変動時間短縮フラグをセットし、「777」でない
場合はS−A−30へ進み、変動時間短縮フラグをクリ
アする。そして、次のS21−A−31において、セッ
トされているタイマ、カウンタをクリアして、S21−
A−32において大役継続回数に「1」をセットし、次
のS21−A−33で大役フラグをセットし、S21−
A−34では大役スタートウエイトタイマに2秒をセッ
トし、S21−A−35へ進み、S21−A−35にお
いて大入賞口開口タイマに29.5秒をセットし、S2
1−9へ進む。
【0048】一方、特別図柄左、中、右が一致していな
い場合は、S21−A−36へ進んで、役終了タイマに
0.5秒をセットし、次のS21−A−37で特別図柄
左右一致フラグをクリアし、S21−A−38で役終了
モードをセットして、S21−9へ進む。
【0049】一方、上記S21−A−23において特別
図柄左中右停止フラグがセットされていない場合は、S
21−Bへ進み、このS21−Bでは以下の処理が実行
される。
【0050】まず、S21−B−1において、図柄停止
フラグ、この場合は特別図柄左中右停止フラグがセット
されているか否かを判定し、セットされている場合には
S21−9へ進み、セットされていない場合にはS21
−B−2へ進む。S21−B−2では特別図柄左オフセ
ットアドレスがロードされているか否かを判定し、この
場合には特別図柄中オフセットアドレスがロードされて
いるので、S21−B−3へ進む。次のS21−B−3
では普通図柄左オフセットアドレスがロードされている
か否かを判定するが、同様に特別図柄中オフセットアド
レスがロードされているためS21−B−4へ進む。S
21−B−4では前図柄停止フラグがセットされている
か否か、この場合は特別図柄左右停止フラグがセットさ
れているか否かを判定し、セットされていない場合はS
21−9へ進み、セットされている場合にはS21−B
−5へ進み、後述のS21−B−20又はS21−B−
21でセットされた特別図柄中停止タイマの減算処理を
行う。次に、S21−B−6で、その特別図柄中停止タ
イマが「0」になったか否かを判定し、「0」になって
いなければS21−9へ進み、「0」になっていればS
21−B−7へ進む。
【0051】S21−B−7では、後述のS21−B−
18でセットされた特別図柄中の停止位置(図柄)に現
在表示している図柄が一致したか否かを判定し、一致し
ていない場合はS21−9へ進み、一致している場合は
S21−B−8へ進む。S21−B−8では特別図柄左
オフセットアドレスがロードされているか否かを判定す
るが、この場合は特別図柄中オフセットアドレスがロー
ドされているので、S21−B−13へ進み、S21−
B−13では特別図柄中オフセットアドレスがロードさ
れているか否かを判定し、この場合はロードされている
ので、S21−B−14へ進む。S21−B−14では
特別図柄役チェック待ちタイマに0.5秒をセットし、
次のS21−B−15で特別図柄左中右停止フラグをセ
ットしてS21−9へ進む。
【0052】S21−9では特別図柄右オフセットアド
レスをロードして、次のS21−10において、特別図
柄右更新チェック数に「13」をロードし、S21−1
1では特別図柄右停止フラグをロードして、S21−A
へ進み、以下の処理が実行される。
【0053】まず、S21−A−1において、S21−
10でロードされた「13」を図柄更新チェック数にセ
ットし、次のS21−A−2に進み、この場合は特別図
柄左右停止フラグがセットされているか否かを判定し、
セットされている場合はS21−A−7へ進み、セット
されていない場合はS21−A−3へ進み、図柄オフセ
ットカウンタに「1」を加算処理する。次にS21−A
−4へ進み、加算処理された図柄オフセットカウンタの
値と、S21−A−1でセットされた図柄更新チェック
数とを比較し、図柄オフセットカウンタの値の方が小さ
い場合には、S21−A−7へ進み、図柄オフセットカ
ウンタの値の方が大きい場合にはS21−A−5へ進ん
で、図柄オフセットカウンタをクリアして、次のS21
−A−6で図柄のデータに「1」を加算処理して、S2
1−A−7で図柄データを更新セットする。
【0054】次に、S21−A−8へ進んで、普通役モ
ードがセットされているか否かを判定し、セットされて
いる場合はS21−A−20へ進み、セットされていな
い場合はS21−A−9へ進み、普通図柄停止モードが
セットされているか否かを判定し、普通図柄停止モード
がセットされていない場合はS21−A−20へ進み、
セットされている場合はS21−A−10へ進む。S2
1−A−10では、普通図柄オフセットアドレスがロー
ドされているか否かを判定し、この場合は特別図柄右オ
フセットアドレスがロードされているので、普通図柄オ
フセットアドレスはロードされていないのでS21−A
−20へ進む。
【0055】S21−A−20では、大役モード、役終
了モードがセットされているか否かを判定し、セットさ
れている場合はS21−12へ進み、セットされていな
い場合はS21−A−21へ進む。ここでは特別図柄停
止モードがセットされているか否かを判定し、セットさ
れていない場合はS21−12へ進み、セットされてい
る場合はS21−A−22へ進む。S21−A−22で
は、特別図柄オフセットアドレスがロードされているか
否かを判定するが、この場合は特別図柄右オフセットア
ドレスがロードされているので、S21−A−23へ進
む。特別図柄オフセットアドレスがロードされていない
場合はS21−12へ進む。S21−A−23におい
て、特別図柄左中右停止フラグがセットされているか否
かを判定し、セットされている場合はS21−A−24
へ進む。この場合には特別図柄右オフセットアドレスが
ロードされているので、S21−A−24では特別図柄
中オフセットアドレスではないと判定するため、S21
−12へ進む。一方、S21−A−23で、特別図柄左
中右停止フラグがセットされていないと判定されると、
S21−Bへ進む。
【0056】S21−Bでは、まず、S21−B−1に
おいて、図柄停止フラグ、この場合は特別図柄左右停止
フラグがセットされているか否かを判定し、セットされ
ている場合にはS21−12へ進み、セットされていな
い場合にはS21−B−2へ進み、特別図柄左オフセッ
トアドレスがロードされているか否かを判定し、この場
合は特別図柄右オフセットアドレスがロードされている
ので、S21−B−3へ進み、普通図柄左オフセットア
ドレスがロードされているか否かを判定するが、上述の
ように、普通図柄左オフセットアドレスはロードされて
いないので、S21−B−4へ進む。S21−B−4で
は、前図柄停止フラグ、この場合は特別図柄左停止フラ
グがセットされているか否かを判定し、セットされてい
ない場合はS21−12へ進み、セットされている場合
はS21−B−5へ進む。S21−B−5では前述した
S21−B−11でセットされた特別図柄右停止タイマ
を減算処理し、次のS21−B−6では減算処理された
特別図柄右停止タイマが「0」になったか否かを判定
し、「0」になっていない場合はS21−12へ進み、
「0」になっている場合はS21−B−7へ進む。
【0057】S21−B−7では、S21−B−10で
セットされた特別図柄右の停止位置(図柄)と現在表示
している図柄とが一致しているか否かを判定し、一致し
ていない場合はS21−12へ進み、一致している場合
はS21−B−8へ進んでロードされているオフセット
アドレスの種別を判定する。すなわち、この場合は特別
図柄右オフセットアドレスがロードされているので、S
21−B−8からS21−B−13へ進み、更にS21
−B−16へと進む。そして、S21−B−16からS
21−B−17へ進み、S21−B−17ではS89に
おいて作成セットされている特別図柄中乱数を格納し
て、次のS21−B−18でその格納した特別図柄中乱
数に対応した特別図柄中の停止位置(図柄)をセットす
る。そして、S21−B−19で停止した特別図柄左と
特別図柄右とが同一図柄か否かを判定し、同一図柄でな
い場合はS21−B−20へ進み、特別図柄中停止タイ
マに0.5秒をセットする。一方、特別図柄左と特別図
柄右とが同一図柄の場合は、S21−B−21へ進み、
特別図柄中停止タイマに5.3秒をセットした後、S2
1−B−22において特別図柄左右一致フラグをセット
し、S21−B−23で特別図柄左右停止フラグをセッ
トして、S21−12へ進む。
【0058】S21−12では、普通図柄左オフセット
アドレスをロードし、次のS21−13で普通図柄左更
新チェック数に「11」をロードし、S21−14にお
いて普通図柄左停止フラグをロードして、S21−Aへ
進む。
【0059】S21−Aではまず、S21−A−1にお
いて、前述のS21−13でロードした普通図柄左更新
チェック数「11」を図柄更新チェック数にセットし、
次のS21−A−2で図柄停止フラグ、この場合は普通
図柄左停止フラグがセットされているか否かを判定し、
セットされている場合はS21−A−7へ進む。一方、
普通図柄左停止フラグがセットされていない場合はS2
1−A−3へ進み、図柄オフセットカウンタに「1」を
加算処理する。次にS21−A−4へ進み、加算処理さ
れた図柄オフセットカウンタの値と、S21−A−1で
セットされた普通図柄左更新チェック数とを比較し、図
柄オフセットカウンタの値の方が小さい場合にはS21
−A−7へ進み、図柄オフセットカウンタの値の方が大
きい場合にはS21−A−5へ進んで、図柄オフセット
カウンタをクリアして、次のS21−A−6で図柄のデ
ータに「1」を加算処理して、S21−A−7へ進み、
S21−A−7で図柄データを更新セットする。
【0060】次に、S21−A−8へ進んで、普通役モ
ードがセットされているか否かを判定し、セットされて
いる場合はS21−A−20へ進み、セットされていな
い場合はS21−A−9へ進み、普通図柄停止モードが
セットされているか否かを判定する。普通図柄停止モー
ドがセットされていない場合はS21−A−20へ進
み、セットされている場合はS21−A−10へ進む。
S21−A−10では、普通図柄オフセットアドレスが
ロードされているか否かを判定し、ロードされていない
場合はS21−A−20へ進むが、この場合は普通図柄
左オフセットアドレスがロードされているので、S21
−A−11へ進む。
【0061】S21−A−11では普通図柄左右停止フ
ラグがセットされているか否かを判定し、セットされて
いる場合はS21−A−12へ進み、普通図柄右オフセ
ットアドレスがロードされているか否かを判定するが、
この場合はロードされていないので、S21−A−20
へ進む。一方、普通図柄左右停止フラグがセットされて
いないと上記S21−A−11で判定されるとS21−
Bへ進む。
【0062】S21−Bでは、まず、S21−B−1に
おいて、図柄停止フラグ、この場合は普通図柄左停止フ
ラグがセットされているか否かを判定し、セットされて
いる場合にはS21−A−20へ進み、セットされてい
ない場合にはS21−B−2へ進み、特別図柄オフセッ
トアドレスがロードされているか否かを判定する。この
場合は普通図柄左オフセットアドレスがロードされてい
るので、S21−B−3へ進み、S21−B−3では普
通図柄左オフセットアドレスがロードされているか否か
を判定し、この場合はロードされているので、S21−
B−5へ進む。S21−B−5では前述のS20でセッ
トされた普通図柄左停止タイマを減算処理し、次のS2
1−B−6でその減算処理された普通図柄左停止タイマ
が「0」になったか否かを判定する。「0」になってい
ない場合はS21−A−20へ進み、「0」になってい
る場合はS21−B−7へ進む。
【0063】S21−B−7では、S6−12でセット
した普通図柄左の停止位置(図柄)と現在表示している
図柄とが一致しているか否かを判定し、一致していない
場合はS21−A−20へ進み、一致している場合はS
21−B−8へ進む。この場合は普通図柄左オフセット
アドレスがロードされているので、S21−B−8から
からS21−B−13へ進み、S21−B−13からS
21−B−16へ、更にS21−B−16からS21−
B−24へ進み、S21−B−24からS21−B−2
7へ進んで、普通図柄右停止タイマに0.5秒をセット
し、次のS21−B−28で普通図柄停止フラグをセッ
トした後、S21−A−20へ進む。
【0064】S21−A−20では、大役モード、役終
了モードの何れかがセットされているか否かを判定し、
セットされている場合はS21−15へ進み、セットさ
れていない場合はS21−A−21へ進んで、特別図柄
停止モードがセットされているか否かを判定する。セッ
トされていない場合はS21−15へ進み、セットされ
ている場合はS21−A−22へ進む。S21−A−2
2では、特別図柄オフセットアドレスがロードされてい
るか否かを判定するが、ここでは普通図柄左オフセット
アドレスがロードされているので、S21−15へ進
む。
【0065】S21−15では、普通図柄右オフセット
アドレスをロードし、S21−16で普通図柄右更新チ
ェック数「13」をロードし、次のS21−17で普通
図柄右停止フラグをロードし、S21−Aへ進む。
【0066】S21−Aでは以下の処理が実行される。
まず、S21−A−1において、普通図柄更新チェック
数に「13」をセットし、次のS21−A−2でこの場
合は普通図柄右停止フラグがセットされているか否かを
判定し、セットされている場合はS21−A−7へ進
み、セットされていない場合はS21−A−3において
図柄オフセットカウンタに「1」を加算処理する。次の
S21−A−4では、加算処理した図柄オフセットカウ
ンタの値が、S21−A−1でセットされた図柄更新チ
ェック数よりも小さいか判定される。小さい場合には、
S21−A−7へ進み、小さくない場合にはS21−A
−5で図柄オフセットカウンタをクリアして、次のS2
1−A−6で図柄のデータに「1」を加算処理し、S2
1−A−7で図柄データを更新セットする。
【0067】次に、S21−A−8へ進んで、普通役モ
ードがセットされているか否かを判定し、セットされて
いる場合はS21−A−20へ進み、セットされていな
い場合はS21−A−9へ進み、普通図柄停止モードが
セットされているか否かを判定する。普通図柄停止モー
ドがセットされていない場合はS21−A−20へ進
み、セットされている場合はS21−A−10へ進む。
S21−A−10では、普通図柄オフセットアドレスが
ロードされているか否かを判定し、この場合は普通図柄
右オフセットアドレスがロードされているので、S21
−A−11へ進み、普通図柄左右停止フラグがセットさ
れているか否かを判定し、セットされている場合はS2
1−A−12へ進み、普通図柄右オフセットアドレスが
ロードされているか否かを判定する。この場合はロード
されているので、S21−A−13へ進み、後述のS2
1−B−25でセットされる普通図柄役チェック待ちタ
イマを減算処理し、次のS21−A−14で、その減算
処理した普通図柄役チェック待ちタイマが「0」になっ
たか否かを判定し、「0」になっていない場合はS21
−A−20へ進む。
【0068】一方、「0」になっている場合は、S21
−A−15へ進んで普通図柄回転モードをクリアし、次
のS21−A−16で普通図柄停止モードをクリアして
S21−A−17へ進む。S21−A−17では停止し
た普通図柄が当り(「ゾロ目」)か否かを判定し、当り
でない場合はS21−A−20へ進み、当りの場合はS
21−A−18へ進む。S21−A−18では普通役モ
ードをセットし、次のS21−A−19で普通役出力タ
イマに5秒をセットして、S21−A−20へ進む。一
方、上記S21−A−11において、普通図柄左右停止
フラグがセットされていないと判定されるとS21−B
へ進む。
【0069】S21−Bでは、まず、S21−B−1に
おいて、普通図柄左右停止フラグがセットされているか
否かを判定し、セットされている場合にはS21−A−
20へ進み、セットされていない場合にはS21−B−
2へ進み、特別図柄左オフセットアドレスがロードされ
ているか否かを判定し、この場合は普通図柄右オフセッ
トアドレスがロードされているので、S21−B−3へ
進み、更にS21−B−3からS21−B−4へ進む。
S21−B−4では、前図柄停止フラグがセットされて
いるか否か、この場合は普通図柄左停止フラグがセット
されているか否かを判定し、セットされていない場合は
S21−A−20へ進み、セットされている場合はS2
1−B−5へ進む。S21−B−5では前述したS21
−B−27でセットされた普通図柄右停止タイマを減算
処理し、次のS21−B−6でその減算処理された普通
図柄右停止タイマが「0」になったか否かを判定する。
「0」になっていない場合はS21−A−20へ進み、
「0」になっている場合はS21−B−7へ進む。
【0070】S21−B−7では、S6−12でセット
した普通図柄右の停止位置(図柄)と現在表示している
図柄とが一致しているか否かを判定し、一致していない
場合はS21−A−20へ進み、一致している場合はS
21−B−8へ進むことによりロードされている図柄オ
フセットアドレスの種類を判定する。すなわち、この場
合は普通図柄右オフセットアドレスがロードされている
ので、S21−B−8からS21−B−13へ進み、S
21−B−13からS21−B−16へ、更にS21−
B−16からS21−B−24へ進み、S21−B−2
4からS21−B−25へ進む。そして、S21−B−
25では普通図柄役チェック待ちタイマに0.1秒をセ
ットし、次のS21−B−26で普通図柄左右停止フラ
グをセットして、S21−A−20へ進む。S21−A
−20では、大役モード、役終了モードの何れかがセッ
トされているか否かを判定し、セットされている場合は
S22へ進み、セットされていない場合はS21−A−
21へ進み、特別図柄停止モードがセットされているか
否かを判定する。セットされていない場合はS22へ進
み、セットされている場合はS21−A−22へ進み、
特別図柄オフセットアドレスがロードされているか否か
を判定するが、この場合は、普通図柄右左オフセットア
ドレスがロードされているので、S22へ進む。
【0071】S22では、エラーフラグの有無を判定
し、エラーフラグがセットされていればS85へ進み、
セットされていなければS23へ進む。S23では、普
通役モードがセットされているか否かを判定し、セット
されている場合にはS24へ進んで普通役出力タイマ
(S21−A−19でセットされる)を減算処理し、次
のS25において、その減算処理した普通役出力タイマ
が「0」になったか否かを判定し、「0」になっていな
ければS26へ進んで、普通電動ソレノイド24をオン
してS31へ進む。一方、普通役出力タイマが「0」に
なっている場合はS27へ進んで普通電動ソレノイド2
4をオフし、次のS28で普通役モードをクリアしてS
31へ進む。上記S23において、普通役モードがセッ
トされていなければS29へ進み、普通役モードをクリ
アし、次のS30で普通図柄停止フラグをセットして、
S31へ進む。
【0072】S31では、大役モードがセットされてい
るか否かを判定し、セットされている場合はS46へ進
み、セットされていない場合はS32で大役フラグがセ
ットされているか否かを判定する。大役フラグがセット
されているときはS46へ進み、セットされていないと
きはS33へ進んで大役フラグをクリアし、次のS34
では大役モードをクリアする。そして、次のS35へ進
んで、役終了モード、特別図柄停止モード、特別図柄回
転モードのうち何れかがセットされているか否かを判定
し、セットされている場合はS71へ進む。セットされ
ていない場合は、S36において特別図柄左右一致フラ
グをクリアし、次のS37で始動モードがセットされて
いるか否かを判定し、セットされていない場合にはS3
8へ進んで始動モード、特別図柄回転モード、特別図柄
停止モード、大役モード、大役継続モード、大役継続最
大モード、役終了モードの全てのモードをクリアする。
そして、S39において特別図柄停止フラグをセットし
て、S71へ進む。一方、上記S37において始動モー
ドがセットされている場合は、S40へ進んで変動時間
短縮フラグがセットされているか否かを判定する。そし
て、変動時間短縮フラグがセットされていない場合はS
41へ進み、特別図柄停止タイマに8秒をセットし、変
動時間短縮フラグがセットされている場合には、S42
へ進んで特別図柄停止タイマに1.3秒をセットする。
次のS43では特別図柄回転モードをセットし、S44
で大役フラグをクリアし、S45で特別図柄停止フラグ
をクリアした後、S71へ進む。
【0073】上記S31において大役モードがセットさ
れていると判定されるか、S32において大役フラグが
セットされていると判定された場合は、S46において
大役モードをセットし、次のS47では特別図柄停止モ
ードをクリアして、S48へ進む。S48では継続回数
に「1」がセットされているか否かを判定し、セットさ
れていなければS53へ進み、「1」がセットされてい
ればS49へ進んで、前述したS21−A−34でセッ
トされた大役スタートウエイトタイマが「0」になった
か否かを判定する。「0」になっている場合はS53へ
進み、「0」になっていない場合はS50で大役スター
トウエイトタイマを減算処理し、S51で再びその減算
処理した大役スタートウエイトタイマが「0」になった
か否かを判定する。ここでも、「0」になっていない場
合はS71へ進み、「0」になっている場合はS52へ
進む。
【0074】S52では、大入賞口ソレノイドがオンさ
れ、S53では10カウントスイッチがオンされたか否
かを判定し、オンされていなければS55へ進み、オン
されていればS54において10カウントの値を「1」
加算処理した後、S55へ進む。S55では、大役継続
モードか大役継続最大モードがセットされているか否か
を判定し、どちらか一方がセットされている場合はS5
8へ進み、どちらもセットされていない場合にはS56
へ進む。S56では継続スイッチ15がオンされたか否
かを判定し、オンされていない場合はS58へ進み、オ
ンされている場合はS57において大役継続モードをセ
ットしてからS58へ進む。S58では、継続スイッチ
15をオンした球が10カウントスイッチを通過したか
否かを判定し、通過していなければS69へ進み、通過
していればS59へ進む。
【0075】S59では10カウントの値が「10」以
上になったか否かを判定し、「10」より小さければS
61へ進み、「10」以上の場合はS60において、前
述のS21−A−35又は後述のS80においてセット
された大入賞口開口タイマをクリアして、S61へ進
む。S61では役終了モードがセットされているか否か
を判定し、セットされている場合はS71へ進み、セッ
トされていない場合はS62へ進む。S62では大入賞
口開口タイマが「0」になったか否かを判定し、「0」
になっている場合はS65へ進み、「0」になっていな
い場合はS63へ進む。S63では大入賞口開口タイマ
を減算処理し、次のS64ではその減算処理した大入賞
口開口タイマが「0」になったか否かを判定する。
「0」になっていない場合はS70へ進んで、大入賞口
ソレノイドをオンして、S71へ進む。一方、「0」に
なっている場合はS65へ進み、大入賞口ソレノイドを
オフして、次のS66において役終了モードをセット
し、S67で役終了タイマに2秒をセットする。その
後、S68において10カウントの値が「0」か否かを
判定し、「0」の場合はS69へ進んでエラーフラグを
セットする。「0」でない場合にはS71へ進む。
【0076】S71では、役終了モードがセットされて
いるか否かを判定し、セットされていない場合はS85
へ進み、役終了モードがセットされている場合にはS7
2へ進み、前述のS67でセットした役終了タイマを減
算処理し、次のS73でその減算処理した役終了タイマ
が「0」になったか否かを判定する。「0」になってい
ない場合はS85へ進み、「0」になっている場合はS
74へ進む。S74においては大役継続モードがセット
されているか否かを判定し、セットされている場合はS
75へ進んで、大役継続モードをクリアして、次のS7
6で役終了モードをクリアしてS77に進み、S77で
継続回数を「1」加算処理する。そして、次のS78に
おいて、その加算処理した継続回数が16回以上になっ
たか否かを判定し、16回以上の場合にはS79におい
て大役継続最大モードをセットしてS80へ進む。S8
0では大入賞口開口タイマに29.5秒をセットし、次
のS81において大入賞口開口ソレノイドをオンしてS
85へ進む。一方、上記S74において、大役継続モー
ドがセットされていないと判定されると、S82へ進ん
で、始動モード、図柄回転モード、図柄停止モード、大
役モード、大役継続モード、大役継続最大モード、役終
了モードの全てのモードをクリアし、次のS83で始動
記憶の有無を判定する。始動記憶のある場合は、S84
において始動記憶を「1」減算処理して、S85へ進
む。
【0077】S85では、それぞれのモードに応じた各
種表示灯(ランプ,LED等)の表示処理を行い、次の
S86ではエラーフラグがセットされているか否かを判
定する。エラーフラグがセットされている場合は、S8
7でエラー検出時用の表示灯によるエラー表示処理を行
い、S88へ進む。S88ではそれぞれのモード(エラ
ーを含む)に応じた各種の効果音の処理を行う。
【0078】S89では、普通図柄当り決定用乱数の作
成セット及び特別図柄左中右各乱数の作成セットの処理
を行う。まず、S89−1において、普通図柄当り決定
用乱数のアドレスをロードし、次のS89−2で普通図
柄当り決定用乱数の更新チェック数「100」をロード
して、S89−Aへ進む。
【0079】S89−Aでは以下の処理を実行する。S
89−A−1において、前回の処理でセットされている
普通図柄当り決定用乱数の値に「1」加算処理し、次の
S89−A−2で、その加算処理された乱数値がS89
−2においてロードされた更新チェック数「100」以
上になったか否かを判定する。「100」以上になった
場合は、S89−A−3に進んで乱数値をクリア
(「0」)し、次のS89−A−4において「0」を普
通図柄当り決定用乱数としてセットし、S89−3へ進
む。一方、「100」以上になっていない場合は、S8
9−A−1において加算処理された乱数値を普通図柄当
り決定用乱数としてセットし、S89−3へ進む。
【0080】S89−3では、前述のS89−A−4に
おいてセットされた普通図柄当り決定用乱数の値が
「0」になっているか否かを判定し、「0」になってい
ない場合はS89−1へ戻る。一方、「0」になってい
る場合はS89−4へ進み、特別図柄右乱数アドレスを
ロードし、次のS89−5において、特別図柄右乱数更
新チェック数に「16」をロードし、S89−Aへ進
む。このS89−Aではまず、S89−A−1におい
て、前回の処理でセットされている特別図柄右乱数の値
に「1」加算処理し、次のS89−A−2で、その加算
処理された乱数値がS89−5においてロードされた更
新チェック数「16」以上になったか否かを判定する。
「16」以上の場合は、S89−A−3に進んでその乱
数値をクリア(「0」)し、次のS89−A−4で
「0」を特別図柄右乱数としてセットする。一方、S8
9−A−2において、「16」より小さいと判定される
と、その乱数値を特別図柄右乱数としてS89−A−4
においてセットし、S89−6へ進む。
【0081】S89−6では、セットされている特別図
柄右乱数の値が「0」か否かを判定し、「0」でない場
合はS89−1へ戻り、「0」の場合はS89−7へ進
む。S89−7では、特別図柄中乱数アドレスをロード
し、次のS89−8において、特別図柄中乱数更新チェ
ック数に「16」をロードし、S89−Aへ進む。ここ
では、まず、S89−A−1において、前回の処理でセ
ットされている特別図柄中乱数の値に「1」加算処理
し、次のS89−A−2で、その加算処理された乱数値
がS89−8においてロードされた特別図柄中乱数更新
チェック数「16」以上になったか否かを判定する。
「16」以上になった場合は、S89−A−3に進んで
その乱数値をクリア(「0」)し、次のS89−A−4
で「0」を特別図柄中乱数としてセットする。一方、S
89−A−2において、「16」より小さいと判定され
た場合には、S89−A−4においてその乱数値を特別
図柄中乱数としてセットし、S89−9へ進む。
【0082】S89−9では、セットされている特別図
柄中乱数の値が「0」か否かを判定し、「0」でない場
合はS89−1へ戻り、「0」の場合はS89−10へ
進む。S89−10では、特別図柄左乱数アドレスをロ
ードし、次のS89−11において、特別図柄左乱数更
新チェック数に「16」をロードし、S89−Aへ進
む。S89−Aでは、まず、S89−A−1において、
前回の処理でセットされている特別図柄左乱数の値に
「1」加算処理し、次のS89−A−2で、その加算処
理された乱数値がS89−11においてロードされた特
別図柄左乱数更新チェック数「16」以上になったか否
かを判定する。「16」以上になった場合は、S89−
A−3においてその乱数値をクリア(「0」)し、次の
S89−A−4で「0」を特別図柄左乱数としてセット
する。一方、S89−A−2において、「16」より小
さいと判定された場合には、S89−A−4においてそ
の乱数値を特別図柄左乱数としてセットし、S89−1
へ戻る。
【0083】以後、前述したように、割込信号が入力さ
れるまで、S89−1以下の処理繰り返し実行する。
【0084】更に、上記制御手段の処理を踏まえて前記
したゲームの主要部の詳細を説明する。
【0085】普通図柄表示装置6は、前記したように1
0種類の図柄、すなわち、「0」、「1」、「2」、
「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、
「9」を左右それぞれが表示可能であり、パチンコ機2
の電源投入時から、普通図柄左は1図柄について割込時
間(4m秒)の整数倍の例えば44m秒の周期で移動
(回転)し、普通図柄右は1図柄について例えば52m
秒の周期で移動(回転)している。そこで、打球が始動
口ゲート11を通過して、普通始動スイッチがオンする
と、所定時間後(例えば30秒又は1.3秒後)に普通
図柄左が停止し、次いで普通図柄右が停止する。そし
て、普通図柄表示装置6が表示する図柄の組み合せ態様
が当りの場合には普通電動役物5を開放する。
【0086】普通図柄表示装置6の当りの決定は、「0
〜99」の100個の値を有する当り決定用乱数により
行い、電源投入から割込信号によってリセットされるま
での間、「1」づつ加算処理を繰り返し、普通始動スイ
ッチがオンした時点の乱数値が「0」、「11」、「2
2」、「33」、「44」、「55」、「66」、「7
7」、「88」、「99」の場合を当りに設定し、他の
数値の場合をはずれに設定してある。従って、普通図柄
表示装置6が当りになる確率は1/10である。そし
て、普通図柄表示装置6に表示する図柄の組み合せ態様
は、乱数値が「0」の場合「00」、「1」の場合「0
1」…………「99」の場合「99」というように、乱
数値と図柄の組み合せ態様がそれぞれ対応して、決定し
た乱数に応じて当り外れの表示をする。
【0087】一方、特別図柄表示装置3の特別図柄左、
特別図柄中、特別図柄右は、「0〜9」及び「ACHL
PU」の16種類の図柄をそれぞれ表示可能であって、
夫々左図柄用乱数(0−15)、中図柄用乱数(0−1
5)、右図柄用乱数(0−15)に対応する図柄を表示
する。これらの図柄用乱数は割込信号によってリセット
されるまでの間、右、中、左の順に「1」づつ加算処理
を繰り返す。そして、図柄が変動表示を開始してから8
秒又は1.3秒経過後の乱数の値に対応する図柄を停止
図柄とし、0.5秒に決定図柄に一致するまでの所要時
間が経過した後、特別図柄左が停止する。次に、この特
別図柄左の停止から0.5秒に決定図柄に一致するまで
の所要時間が経過した後、特別図柄右が停止する。そし
て、更に特別図柄右が停止してから所定の時間経過後
に、特別図柄中が停止する。この所定の時間は、特別図
柄左が表示する図柄(以下、図柄左という)と特別図柄
右が表示する図柄(以下、図柄右という)とが一致する
場合と、不一致の場合とで異なる。
【0088】すなわち、図柄左と図柄右とが不一致の場
合は、上記と同様に0.5秒に決定図柄に一致するまで
の所要時間が経過した後、特別図柄中が停止する。一
方、左図柄左と図柄右とが一致する場合は、5.3秒に
決定図柄に一致するまでの所要時間を加えた後、特別図
柄中が停止する。なお、この場合は特別図柄中が1図柄
の変換に要する時間を320m秒に変更してある。この
ようにして特別図柄中の停止を遅らせて遊技者の期待感
を向上させる。
【0089】そして、特別図柄中が停止して0.5秒経
過後に、役の判定を行い、図柄左、図柄右、図柄中が一
致する場合は大当り(大役)となる。大当りになると、
大入賞口ソレノイドを励磁して、大入賞口を開放すると
共に大入賞口開放表示灯44を点灯し、またスピーカか
ら効果音を発生させる。なお、開放中は、特別図柄左及
び特別図柄右に停止図柄を点灯表示し、特別図柄中には
大入賞口の開放回数を表示している。
【0090】上記のようなパチンコゲームによれば、遊
技者が発射した打球が始動口ゲート11を通過すると、
普通図柄表示装置6が可変表示を開始し、所定時間経過
後に可視表示する図柄が当りの場合には、普通電動役物
5の羽根部材22が開放する。この普通電動役物5は、
特別図柄表示装置3の始動手段として機能し、普通電動
役物5に設けた特別図柄スイッチに打球が作用すると、
特別図柄表示装置3が可変表示を開始し、所定時間経過
後に可視表示する図柄の組み合せ態様が所定の組み合せ
の場合には、大入賞口を開放し、更に図柄の組み合せが
特定の図柄、例えば「777」のときには、普通図柄表
示装置6及び特別図柄表示装置3が表示する図柄の変動
時間を短縮するので、図柄の組み合せからみた大当りに
なる確率は変化していないのであるが、単位時間当りに
みた大当りになる確率が向上する。従って、大当りが短
時間に集中して発生することも可能であって、大当りが
連続して発生する期待感を高め、興趣に富んだパチンコ
遊技が可能となる。
【0091】そして、普通図柄表示装置6の表示開始手
段としての始動口ゲート11を、打球が通常通過する程
度(例えば1分間に20個程度)に設定するなど、適宜
に釘調整等により設定すれば、遊技者と遊技店の利益バ
ランスを図ることも容易である。また、始動口ゲート1
1を通過した打球の球数を所定数(例えば4個)迄記憶
可能としてもよいし、始動口ゲート11を通過口でなく
入賞口としもよい。
【0092】以上、本発明を図面の実施例に基づいて、
所謂第1種パチンコ機について説明したが、本発明は、
第2種パチンコ機や第3種パチンコ機に適用することも
可能である。例えば、第2種の場合は、図柄表示装置に
より作動する普通電動役物を、第2種始動口に設定し、
第2種役物における当り或は外れの判定を、別の図柄表
示装置で行うようにすればよい。また、第3種の場合
は、普通図柄表示装置により作動する普通電動役物を、
権利口となる特定入賞口に設定し、該特定入賞口に入賞
した打球により、他の図柄表示装置を作動させ、その表
示装置が表示する図柄により、権利の発生及び消滅を行
うようにすればよい。
【0093】
【発明の効果】以上要するに本発明は、遊技者が発射し
た打球が流下する遊技部内に、複数の図柄を可変表示可
能な特別図柄表示装置と、特別図柄表示装置の可変表示
を開始するための条件を創出する始動手段と、始動手段
の作動により単一の確率に従って特別図柄表示装置が可
変表示を行った後に表示する図柄に応じて遊技者に不利
な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能な変
動入賞装置と、複数の図柄を可変表示可能な普通図柄表
示装置と、該普通図柄表示装置の可変表示を開始する表
示開始手段とを配設し、上記始動手段を、上記普通図柄
表示装置が可変表示を停止したときに表示する表示図柄
に基づいて遊技者に不利な第1状態と遊技者に有利な第
2状態とに変換可能な普通電動役物により構成し、特別
図柄表示装置が表示する図柄の組み合せ態様が特定の態
様となったことに基づき、特別図柄表示装置及び普通図
柄表示装置の変動時間を短縮するようにしたので、特別
図柄表示装置の大当たりとなる確率が単一であるにも関
わらず、単位時間当たりに見た大当たりとなる確率が向
上することになる。従って、大当りを集中して発生さ
せ、短時間で多大な利益を獲得する可能性が生じるとい
った、興趣に富んだパチンコ機を提供することができ
る。しかも大当り確率が単一であるため、プログラム容
量が増加することもなく、簡易なプログラムによりパチ
ンコ機を開発することができ、その開発時間の短縮化を
図ることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】表示器付電動チューリップを示し、(A)は一
部欠截正面図、(B)は縦断面側面図である。
【図3】表示器付電動チューリップの組立説明図であ
る。
【図4】表示器付電動チューリップの背面側から見た組
立段階説明図である。
【図5】制御手段のブロック図である。
【図6】制御手段による処理系統のブロック図である。
【図7】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図8】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図9】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図10】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図11】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図12】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図13】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図14】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図15】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図16】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【図17】制御手段における処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 パチンコ機 3 特別図柄表示装置 5 普通電動役物 6 普通図柄表示装置 8 変動入賞装置 11 始動口ゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が発射した打球が流下する遊技部
    内に、複数の図柄を可変表示可能な特別図柄表示装置
    と、特別図柄表示装置の可変表示を開始するための条件
    を創出する始動手段と、始動手段の作動により単一の確
    率に従って特別図柄表示装置が可変表示を行った後に表
    示する図柄に応じて遊技者に不利な第1状態と遊技者に
    有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、複数の
    図柄を可変表示可能な普通図柄表示装置と、該普通図柄
    表示装置の可変表示を開始する表示開始手段とを配設
    し、 上記始動手段を、上記普通図柄表示装置が可変表示を停
    止したときに表示する表示図柄に基づいて遊技者に不利
    な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能な普
    通電動役物により構成し、 特別図柄表示装置が表示する図柄の組み合せ態様が特定
    の態様となったことに基づき、特別図柄表示装置及び普
    通図柄表示装置の変動時間を短縮するようにしたことを
    特徴とするパチンコ機。
JP11360094A 1999-12-20 1999-12-20 パチンコ機 Pending JP2000135336A (ja)

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JP11360094A JP2000135336A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 パチンコ機

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