JP2000134640A - 受像機、その位置認識装置、その位置認識方法及び仮想画像立体合成装置 - Google Patents

受像機、その位置認識装置、その位置認識方法及び仮想画像立体合成装置

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JP2000134640A JP10306170A JP30617098A JP2000134640A JP 2000134640 A JP2000134640 A JP 2000134640A JP 10306170 A JP10306170 A JP 10306170A JP 30617098 A JP30617098 A JP 30617098A JP 2000134640 A JP2000134640 A JP 2000134640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像可能な任意の表示画面の位置を画像処理系
で容易に認識できるようにすると共に、観察者の視聴す
るTV画像に仮想体の画像を立体的に合成するためのシ
ステムを再現性よく構築できるようにする。 【解決手段】撮像可能な任意の画面内であって、少なく
とも、画面内の特定の位置に3点以上の光源画像PL1
〜4を表示する表示手段1と、この表示手段1に表示さ
れた光源画像PL1〜4を各々点滅パターンが異なるよ
うに点滅制御する制御手段6とを備えるものである。光
源画像PL1〜4の点滅パターンが異なるように点滅制
御されるので、流し撮りCCD装置のような特殊撮影装
置で当該受像機100を撮像した場合に、複数の光源画
像PL1〜4を一律に点灯した場合に比べてその光源画
像PL1〜4の位置を容易に特定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TV番組のキャ
ラクタを仮想空間上に飛び出させる、いわゆる「飛び出
すテレビ」などに適用して好適な受像機、その位置認識
装置、その位置認識方法及び仮想画像立体合成装置に関
する。
【0002】詳しくは、点滅パターンの異なる光源画像
を受像機の特定位置に表示して、その光源画像の位置か
ら受像機の位置を画像処理系で容易に認識できるように
すると共に、観察者の視聴するTV画像に仮想体の画像
を再現性良く立体的に合成できるようにしたものであ
る。
【0003】
【従来の技術】近年、バーチャル・リアリティ(仮想現
実感)に基づく表示技術の向上に伴い、複数の画像表示
面に跨って仮想現実感を観察者に提供するための仮想画
像立体合成装置が出現している。
【0004】この種の立体表示装置は、特開平9−23
7353号の技術文献に見られる。この技術文献によれ
ば、縦横数m程度の大きさの映写空間が設けられ、各々
の面に表示装置が配置され、各々の表示装置から恐竜、
怪獣や武器などの仮想体の画像が立体表示される。そし
て、観察者は液晶シャッター付きの眼鏡をかけ、その映
写空間に立つと、あたかも、各々の表示装置で表示され
た仮想体と同じ場所に居るようなされる。
【0005】また、観察者が仮想空間上で手にする武器
がカメラによって撮像され、その武器の動きによって仮
想体が反応するように画像処理されている。これによ
り、観察者は数千年前の原始時代にタイムスリップし
て、恐竜退治などをゲーム感覚で行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
物体の位置認識方法によれば、観察者が実空間上で手に
する武器などの物体の位置を画像処理系に認識させよう
とした場合に、その物体を含む背景画像を撮像してその
物体の輪郭部を抽出し、予め格納されたその物体に関す
る基準パターンとその物体の輪郭パターンとを比較して
いる。
【0007】従って、その物体の位置だけを画像処理系
で認識させて、仮想空間上の物体に仮想体画像などの合
成しようとした場合に、その画像処理系のパターン認識
に係る計算量が多くなったり、その演算器の負担が重く
なる。
【0008】これにより、例えば、観察者の視聴する受
像機の受信画面上に、TV番組のキャラクタなどを仮想
的に飛び出させ、その仮想空間上の観察者の手のひらで
そのキャラクタを遊ばせるような仮想画像立体合成装置
を構成しようとしたときに、従来方式のパターン認識方
法をそのまま適用すると、画像処理系でその受像機の位
置を容易に認識することが困難なことから、そのパター
ン認識処理が大がかりとなったり、TV画面を認識する
ための画像処理が複雑になったり、その時の計算量が多
くなったりして、仮想画像立体合成装置などのコストア
ップにつながるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は上記の課題に鑑み創作さ
れたものであり、撮像可能な任意の表示画面の位置を画
像処理系で容易に認識できるようにすると共に、観察者
の視聴するTV画像に仮想体の画像を立体的に合成する
ためのシステムを再現性よく構築できるようにした受像
機、その位置認識装置、その位置認識方法及び仮想画像
立体合成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、撮像可
能な任意の画面内であって、少なくとも、画面内の特定
の位置に3点以上の光源画像を表示する表示手段と、こ
の表示手段に表示された光源画像を各々点滅パターンが
異なるように点滅制御する制御手段とを備えることを特
徴とする受像機によって解決される。
【0011】この発明に係る受像機によれば、当該表示
画面内の特定の位置に表示された3点以上の光源画像
が、制御手段によってその点滅パターンが異なるように
点滅制御されるので、流し撮りCCD装置のような特殊
撮影装置で当該受像機を撮像した場合に、複数の光源画
像を一律に点灯した場合に比べてその光源画像の位置を
容易に特定することができる。従って、その光源画像の
位置から当該受像機の位置を仮想画像立体合成装置など
の画像処理系に容易に認識させることができる。
【0012】本発明に係る受像機の位置認識装置は、点
滅パターンが異なる複数の光源画像を画面内の特定の位
置に表示した受像機の位置を認識する装置であって、画
面内の光源画像を所定の撮像方向に流すように撮像する
撮像手段と、この撮像手段による光源の輝度信号を画像
処理して光源の各々の位置を求める演算手段とを備える
ことを特徴とするものである。
【0013】この発明の受像機の位置認識装置によれ
ば、所定の撮像方向に流すように撮像された光源画像の
点滅パターンに関して、その点滅パターンに係る輝度情
報が画像処理されてその光源画像の位置が演算手段によ
って求められるので、その光源画像の位置を容易に特定
することができる。従って、その光源画像の位置から受
像機の位置を画像処理系に容易に認識させることができ
る。
【0014】本発明に係る受像機の第1の位置認識方法
は、撮像可能な任意の画面内の特定の位置に点滅パター
ンが異なる3点以上の光源画像を表示し、点滅パターン
の異なった光源画像を所定の撮像方向に流すように撮像
し、ここで撮像された光源画像の輝度情報を画像処理し
て光源画像の各々の位置情報を求めることを特徴とする
ものである。
【0015】この発明の第1の位置認識方法によれば、
光源画像の位置を容易に特定することができるので、そ
の光源画像の位置から受像機の位置を画像処理系で容易
に認識することができる。従って、受像機の表示画面を
精度良く認識させることができるので、この位置認識方
法を仮想画像立体合成装置の面認識手段などに十分に応
用することができる。
【0016】本発明に係る受像機の第2の位置認識方法
は、受像機の任意の表示画像の特定の表示期間内に、少
なくとも、白地に黒で表示されたn行×n列の白黒マト
リクスと、該白黒マトリクスと同じ太さの黒枠から成る
2次元マトリクスコード画像を表示し、その二次元マト
リクスコード画像を撮像し、ここで撮像された二次元マ
トリクスコード画像による輝度信号を画像処理して二次
元マトリクスコード画像の四隅の位置情報を求めること
を特徴とするものである。
【0017】この発明の第2の位置認識方法によれば、
二次元マトリクスコード画像の四隅の位置情報から受像
機の位置を画像処理系に容易に認識させることできる。
従って、受像機の表示画面を精度良く認識させることが
できるので、この位置認識方法を仮想画像立体合成装置
の面認識手段などに十分に応用することができる。
【0018】本発明の第1の仮想画像立体合成装置は、
観察者の視聴するTV画像に仮想体の画像を立体的に合
成する装置であって、観察者の視聴する受像機の表示画
面上で任意の基準面を認識する面認識手段と、その面認
識手段により認識された仮想空間の基準面上に仮想体の
画像を合成する合成手段とを備え、面認識手段は、仮想
体の画像を合成しようとする受像機の画面内の特定位置
に予め表示された、少なくとも、点滅パターンが異なる
ように点滅する3点以上の光源画像を所定の撮像方向に
流すように撮像する撮像手段と、その撮像手段による光
源画像の点滅パターンの輝度信号を画像処理して光源画
像の3点の位置を求め、その後、3点の光源画像の位置
を結んで基準面を求める演算手段とを有することを特徴
とするものである。
【0019】この発明の第1の仮想画像立体合成装置に
よれば、本発明に係る受像機の第1の位置認識方法が応
用されるので、光源画像の位置から受像機の位置を画像
処理系に容易に認識させることができる。従って、受像
機の表示画面を精度良く認識させることができるので、
観察者の視聴するTV画像に仮想体の画像を再現性良く
立体的に合成することができる。例えば、受像機に表示
されたTV画像から、あたかも、仮想体が飛び出すよう
な立体画像システムを構築することができる。
【0020】本発明の第2の仮想画像立体合成装置は、
観察者の視聴するTV画像に仮想体の画像を立体的に合
成する装置であって、観察者の視聴する受像機の表示画
面上で任意の基準面を認識する面認識手段と、その面認
識手段により認識された仮想空間の基準面上に仮想体の
画像を合成する合成手段とを備え、面認識手段は、仮想
体の画像を合成しようとする受像機の任意の画面の特定
の表示期間内に表示される、白地に黒で表示されたn行
×n列の白黒マトリクスと、該白黒マトリクスと同じ太
さの黒枠から成る二次元マトリクスコード画像を撮像す
る撮像手段と、この撮像手段により撮像された二次元マ
トリクスコード画像の輝度信号を画像処理して二次元マ
トリクスコード画像の四隅の位置情報を求める演算手段
を有することを特徴とするものである。
【0021】この発明の第2の仮想画像立体合成装置に
よれば、本発明に係る受像機の第2の位置認識方法が応
用されるので、二次元マトリクスコード画像の四隅の位
置情報から受像機の位置を画像処理系に容易に認識させ
ることができる。従って、受像機の表示画面を精度良く
認識させることができるので、第1の仮想画像立体合成
装置と同様にして観察者の視聴するTV画像に仮想体の
画像を再現性良く立体的に合成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としての受像機、その位置認識装置、そ
の位置認識方法及び仮想画像立体表示装置について説明
をする。 (1)実施形態としての受像機 図1は本発明に係る実施形態としての受像機100の構
成例を示す正面図である。この実施形態では、点滅パタ
ーンの異なる光源画像を受像機の特定位置に表示し、そ
の光源画像の位置から受像機の位置を仮想画像立体合成
装置などの画像処理系で容易に認識できるようにしたも
のである。
【0023】図1に示す受像機100は撮像可能な任意
の画面を有した表示手段1を備えている。この表示手段
1には陰極線管(以下CRT1’という)、液晶表示パ
ネル、プラズマ・ディスプレイパネル及び平面表示パネ
ルなどが使用される。もちろん、受像機100はカラー
表示形式又は白黒表示形式であり、TV放送を受信して
画像を表示したり、ビデオ信号を受けて画像を表示する
ものである。これらの受像機100の画面内であって、
少なくとも、その画面内の特定の位置に3点以上の光源
画像が表示される。
【0024】この例では、表示手段1の表示映像画面の
四隅に矩形状の光源画像LP1〜LP4が表示される。
この光源画像LP1〜LP4は予めTV放送局側で送信
画像に重畳して送る方法が考えられるが、受信機側でそ
のカラー映像信号に重畳する方法も考えられる。ここで
は、後者の場合であって表示手段1にCRT1’を使用
する場合について説明をする。
【0025】図2に示す受像機100はCRT1’、画
像処理手段9及び制御手段6を有している。例えば、画
像処理手段9には映像検波回路91が設けられ、図示し
ない前段の映像中間増幅回路から出力されたカラー映像
中間信号Sinからカラー映像信号SCが検出される。こ
の映像検波回路91の出力段には加算回路92が接続さ
れ、カラー映像信号SCの所定表示期間に点滅パターン
の異なる光源画像信号SPi(i=1〜4)を加算する
ようになされる。
【0026】つまり、加算回路92の入力段には制御手
段6が接続され、CRT1’の画面内に表示される光源
画像LP1〜LP4を各々点滅パターンが異なるように
点滅制御される。この例の制御手段6は光源画像発生部
61を有しており、所定周波数のパルス状の光源画像信
号SP1が発生される。光源画像信号SP1は30〜5
0Hzを除いた低域の周波数が好ましい。これは、30
〜50Hzで点滅する光では、観察者が光てんかん発作
を引き起こすおそれがあるからである。
【0027】この光源画像発生部61には1/2分周回
路62、1/3分周回路63、1/4分周回路64が接
続されており、所定周波数の光源画像信号SP1と、こ
の光源画像信号SP1を1/2分周回路62で1/2分
周した光源画像信号SP2と、1/3分周回路63で1
/3分周した光源画像信号SP3と、1/4分周回路6
4で1/4分周した光源画像信号SP4とが出力され
る。
【0028】この光源画像発生部61、1/2分周回路
62、1/3分周回路63及び1/4分周回路64の出
力段には出力回路65が接続され、垂直同期信号SV及
び水平同期信号SHに基づいて、各々の光源画像信号S
P1〜4を選択して加算回路92に出力するようになさ
れている。
【0029】この加算回路92の出力段には、映像増幅
回路93が接続され、カラー映像信号SCの所定表示期
間に加算された点滅パターンの異なる光源画像信号SP
iが増幅される。この加算回路92は図2の破線で示す
ように映像増幅回路93の出力段に接続してもよい。映
像増幅回路93の出力段にはカラー処理回路94及び走
査処理回路95が接続されている。カラー処理回路94
では、カラー映像信号SC及び光源画像信号SPiが所
定の階調処理などが施された後に、CRT1’のカソー
ド及びグリッドに駆動電圧VK、VGとなって供給され
る。
【0030】また、映像増幅回路93に接続された走査
処理回路95では同期信号SSが検出され、1周期が1
6.6msecの垂直同期信号SV及び1周期63μsec
が水平同期信号SHが上述の出力回路65に出力され
る。更に、この垂直同期信号SV及び水平同期信号SH
に基づいて発生した水平偏向電圧VV、垂直偏向電圧V
Hが偏水平・垂直向コイルに供給され、同様にして発生
した高電圧VHHがCRT1’のアノードに供給され
る。
【0031】これにより、CRT1’に表示された任意
の受信画面上に光源画像PLiを合成表示することがで
き、光源画像PLiを点滅させることができる。この例
では、特定の波長Xの可視光が光源画像PLiから放出
される状態、又は、それが放出されない状態を作ること
ができる。
【0032】この可視光は人間の目では認識できないよ
うな色差にすることが好ましい。例えば、光源画像PL
iが点滅される位置に、x,yマトリクスフィルムを貼
るようにする。このフィルムにはガルバゾール及びその
誘導体などから成る透過域変動高分子材料を使用するよ
い。例えば、この種の緑色のフィルムを通った特定の波
長の光は、人間の目には緑一色に見えるが、流し撮りC
CD装置のような特殊は撮像装置で特定の透過帯域の薄
膜フィルタ37を通すと、この光を検出することができ
る(図9参照)。従って、光源画像を30〜50Hzで
点滅させても、上述の光てんかん発作を防止することが
できる。
【0033】続いて、受像機100の光源画像信号の挿
入時の動作例を説明する。図3は光源画像信号SPiの
発生例を示す波形図であり、図4はカラー映像信号SC
に対する光源画像信号SPi、SPjの重畳例を示す波
形図である。
【0034】この例では、受像機100のCRT1’で
表示される上下の5ラインの左右数画素を使用して光源
画像LPiを表示する場合であって、カラー映像信号S
Cの1水平期間の両縁に光源画像信号SPi(i=1,
3)、SPj(j=2,4)を重畳する場合を想定す
る。例えば、NTCS方式で走査線が525本の場合で
あって、飛越走査方式の場合に、奇数フレームの第1、
第3及び第5ラインの左端部に光源画像LP1を表示
し、同じラインの右端部に光源画像LP2を表示する。
その第521、第523及び第525ラインの左端部に
光源画像LP3を表示し、同じラインの右端部に光源画
像LP4を表示する。
【0035】また、偶数フレームのラインの第2及び第
4ラインの左端部に光源画像LP1を表示し、同じライ
ンの右端部に光源画像LP2を表示する。その第522
及び第524ラインの左端部に光源画像LP3を表示
し、同じラインの右端部に光源画像LP4を表示する。
【0036】この前提条件の下に、上述の制御手段6で
は、1垂直期間の奇数フレームにおいて、第1、第3及
び第5ラインに関して、走査処理回路95からの垂直同
期信号SV及び水平同期信号SHに基づいて、数画素の
表示に対応した時間間隔で光源画像信号SP1を選択し
た後に、その1水平期間の終了直前に光源画像信号SP
2を選択する。この結果で、図4に示すカラー画像信号
SCの1水平期間の左縁側に光源画像信号SP1を重畳
することができ、その右縁側に光源画像信号SP2を重
畳することができる。従って、図1に示す表示画面の左
上端に光源画像LP1を表示することができ、その右上
端に光源画像LP1を表示することができる。
【0037】また、その奇数フレームの第521、第5
23及び第525ラインに関して、走査処理回路95か
らの垂直同期信号SV及び水平同期信号SHに基づい
て、上述したように光源画像信号SP3を選択した後に
光源画像信号SP4を選択する。この結果で、図4に示
すカラー画像信号SCの1水平期間の左縁側に光源画像
信号SP3を重畳することができ、その右縁側に光源画
像信号SP4を重畳することができる。従って、図1に
示す表示画面の左下端に光源画像LP3を表示すること
ができ、その右下端に光源画像LP4を表示することが
できる。
【0038】更に、1垂直期間の偶数フレームにおい
て、第2及び第4ラインに関して、走査処理回路95か
らの垂直同期信号SV及び水平同期信号SHに基づい
て、光源画像信号SP1を選択した後に光源画像信号S
P2を選択するので、図4に示すカラー画像信号SCの
1水平期間の左縁側に光源画像信号SP1を重畳するこ
とができ、その右縁側に光源画像信号SP2を重畳する
ことができる。従って、図1に示す表示画面の左上端に
光源画像LP1を表示することができ、その右上端に光
源画像LP1を表示することができる。
【0039】また、その偶数フレームの第522及び第
524ラインに関して、走査処理回路95からの垂直同
期信号SV及び水平同期信号SHに基づいて、光源画像
信号SP3を選択した後に光源画像信号SP4を選択す
るので、図4に示すカラー画像信号SCの1水平期間の
左縁側に光源画像信号SP3を重畳することができ、そ
の右縁側に光源画像信号SP4を重畳することができ
る。従って、図1に示す表示画面の左下端に光源画像L
P3を表示することができ、その右下端に光源画像LP
4を表示することができる。
【0040】このように、本実施の形態に係る受像機1
00によれば、CRT1’の表示画面内の四隅に表示さ
れた光源画像LPiが、制御手段6によってその点滅パ
ターンを異ならせるように点滅制御されるので、その光
源画像PL1〜4の位置を容易に特定することができ
る。
【0041】従って、当該受像機100で、観察者の視
聴する任意の受信画面上に予め光源画像PL1〜4を合
成表示するようになされたときに、その受像機100に
表示された光源画像PL1〜4を流し撮りCCDのよう
な特殊撮影装置で所定の撮像方向に流すように撮像した
場合に、その4つの光源画像PL1〜4を一律に点灯し
た場合に比べてその光源画像PL1〜4の位置を容易に
特定することができる。これにより、その光源画像PL
1〜4の位置から当該受像機100の表示画面の位置を
仮想画像立体合成装置などの画像処理系に容易に認識さ
せることができる。
【0042】(2)第1の実施形態 図5は第1の実施形態としての受像機の位置認識装置を
応用した仮想画像立体合成装置200の構成例を示す斜
視図である。この実施形態では、点滅パターンの異なる
光源画像を受像機100の特定位置に表示し、その光源
画像の位置から受像機100の位置を画像処理系に認識
させて、観察者の視聴するTV画像に仮想体の画像を再
現性良く立体的に合成できるようにしたものである。
【0043】図5に示す仮想画像立体合成装置200は
観察者の聴取するテレビ画像に、TV番組のキャラクタ
などの仮想体画像を立体的に合成表示する装置である。
この仮想画像立体合成装置200は基準面設定用の受像
機100及び特殊グラストロン2を有している。この受
像機100は例えば観察者が視聴できる位置であって、
特殊グラストロン2の撮影範囲内に入るように配置され
る。この受像機100は仮想体の画像を合成しようとす
る基準面を提供するために、図1で説明したように画面
内の四隅に予め光源画像LPiが表示される。
【0044】この例では、3Dポリゴン10を飛び出せ
ようとするTV画面の4つの点P1〜P4の座標として
(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、
(x4,y4)が与えられる(仮想空間上では画像を合
成しようとするTV画面の位置に相当する)。この4個
の光源画像PL1〜4は、そのマーク部としての機能を
発揮するために、つまり、受像機100で表示位置が明
らかになるように、図3で説明したように点滅パターン
が異なるように表示される。
【0045】この光源画像PL1〜4は特殊グラストロ
ン2内の流し撮りCCD装置23により、所定の流し撮
像方向に流すように撮像される。この流し撮りは4個の
光源画像PL1〜4の表示位置からTV画面を特定する
ためである。このTV画面の特定については図11及び
図12で説明をする。
【0046】この特殊グラストロン2の本体部21内に
は画像処理装置3が設けられ、流し撮りCCD装置23
から出力された画像データに基づいて光源画像LPiを
含んだTV画面などを認識する画像処理がなされる。こ
の本体部21にはベルト22が取付けられ、眼鏡をかけ
るように本体部21が観察者の顔面に装着されると共
に、その観察者の頭部外周部に沿ってベルト22が固定
される。
【0047】特殊グラストロン2には画像処理装置3の
他に流し撮りCCD装置23及び表示手段24が設けら
れている。特殊グラストロン2の機種によっては通常の
CCD撮像装置25が設けられる。この基準面設定用の
受像機100に表示された4個の光源画像PLi、流し
撮りCCD装置23及び画像処理装置3によって面認識
手段が構成され、観察者の視聴する受像機100の表示
画面を認識できるようになされている。この面認識手段
には本発明に係る受像機100の位置認識装置(以下位
置認識機構4という)が適用される。
【0048】この位置認識機構4の主要部を成す流し撮
りCCD装置23では、受像機100の画面内の四隅
で、点滅パターンが異なるように表示された光源画像L
Piを所定の撮像方向に流すように撮像される。ここ
で、流し撮りとは、流し撮りCCD装置23において、
同一フィールド期間中に複数回、光電変換素子(フォト
ダイオードなど)から信号電荷を読み出す撮影モードを
いう。
【0049】この例で流し撮りCCD装置23として垂
直転送部を有するインターライン転送方式の二次元撮像
デバイスを使用した場合には、同一フィールド期間中に
複数回、光電変換素子から垂直転送部に信号電荷が読み
出される。また、流し撮りCCD装置23として電荷蓄
積部を有するフレーム転送方式の二次元撮像デバイスを
使用した場合には、同一フィールド期間中に複数回、光
電変換素子から電荷蓄積部に信号電荷が読み出される。
【0050】上述の画像処理装置3には表示手段24が
接続され、位置認識機構4により認識されたTV画面が
表示される。この特殊グラストロン2内には偏光ビーム
スプリッタなどの光学手段が設けられる場合があり、表
示手段24によって表示された仮想空間のTV画面上で
仮想体の画像が合成される。この例では、実空間上のT
V画面の属する位置に、あたかも、仮想体としての3D
ポリゴン(雪だるま)10が存在するようになされてい
る。
【0051】図6に示す特殊グラストロン2は非透過型
のヘッドマウントディスプレイを構成しており、通常の
CCD撮像装置25と、上述した流し撮りCCD装置2
3と、第1の画像表示素子としての右眼表示用の液晶表
示装置(以下LCDという)26と、第2の画像表示素
子としての左眼表示用のLCD27とを有している。
【0052】つまり、観察者の眉間に相当する位置に
は、通常のCCD撮像装置25と、流し撮りCCD装置
23とが並べて配置され、前者によって観察者の視聴す
る受像機100のテレビ画像が撮像され、後者によって
受像機100の4個の光源画像PL1〜4が流し撮りさ
れる。従って、観察者が基準面設定用の受像機100に
目を向けると、そのTV画面の方向に流し撮りCCD装
置23が向くようになる。
【0053】そして、特殊グラストロン2内の観察者の
右目に相対する位置にはLCD26が取付けられ、例え
ば、通常のCCD撮像装置25により撮影した観察者の
受像機100による受信画像と、予め準備された映像ソ
フトによる3Dポリゴン10の画像とを合成したステレ
オ画像の一方が表示される。
【0054】また、その観察者の左目に相対する位置に
はLCD27が取付けられ、上述の受像機100と、3
Dポリゴン10の画像と合成したステレオ画像の他方が
表示される。この特殊グラストロン2は観察者の顔面又
は頭部に装着され、上述のLCD26のステレオ画像
と、LCD27のステレオ画像とが観察者の眼球に導く
ようになされている。これにより、観察者の属する背景
像と3Dポリゴン10とは頭の中で合成される。
【0055】図7に示す特殊グラストロン20は透過型
のヘッドマウントディスプレイを構成しており、通常の
CCD撮像装置25は搭載されていない。従って、透過
型のヘッドマウントディスプレイは、流し撮りCCD装
置23と、外界像取り込み用の液晶シャッタ28と、画
像表示素子としてのLCD29を有している。
【0056】例えば、観察者の眉間に相当する位置に
は、流し撮りCCD装置23が配置され、観察者が基準
面設定用の受像機100に目を向けると、受像機100
の4個の光源画像PL1〜4が流し撮りされる。そし
て、観察者の左目及び右目に相当する位置には液晶シャ
ッタ28が設けられ、例えば、液晶シャッタ28が開か
れると、その液晶シャッタ28を通過した観察者が視聴
する受像機100の受信画像(実像)が直接眼球に導か
れる。
【0057】また、特殊グラストロン2内の観察者の左
目又は右目の脇に位置する部分には、LCD29が取付
けられ、上述の特殊グラストロン2と同様にしてキャラ
クタ画像が表示される。図示しないが、液晶シャッタ2
8と、LCD29との間には偏光ビームスプリッタなど
の光学手段が設けられ、観察者の受像機100の実像
と、3Dポリゴン10の画像とが観察者の眼球に導くよ
うになされている。これにより、観察者の属する背景像
と3Dポリゴン10とが頭の中で合成される。
【0058】続いて、インターライン転送方式の流し撮
りCCD装置23の内部構成について説明する。図8に
示す流し撮りCCD装置23は基板31を有している。
その基板31上には、1画素を構成する光電変換素子と
してフォトダイオードPHij(i=1〜n、j=1〜
m)がn列×m行のマトリクス状に配置されている。
【0059】この基板の列方向には電荷転送部としてm
本の垂直転送部32が設けられ、フォトダイオードPH
ijから読み出した信号電荷が垂直読み出し信号S1に
基づいて垂直方向(流し撮り方向)に転送される。この
垂直転送部32には水平転送部33が接続され、その信
号電荷が水平読み出し信号S2に基づいて水平方向に転
送されるので、出力端子34に流し撮り信号SOUTが出
力される。この例では、流し撮りをするために、少なく
とも、同一フィールド期間中に複数回、フォトダイオー
ドPHijから垂直転送部32に信号電荷が読み出され
る。
【0060】また、流し撮りCCD装置23は図9に示
す魚眼レンズ35を有している。魚眼レンズ35は例え
ばCCD撮像素子36の光軸上に設けられる。この魚眼
レンズ35によって、観察者が視聴する基準面設定用の
受像機100などを広範囲に撮像できるようになされて
いる。もちろん、通常のレンズでも構わないが、視野が
狭くなるので、観察者は受像機100に向けてより多く
頭部を傾けなければならない。
【0061】この例では、魚眼レンズ35の前面に薄膜
フィルタ37が取付けられ、CRT1’の表示画面の4
つの光源画像PL1〜4から放出される特定波長Xの光
が取り込まれ、CCD撮像素子36に導くようになされ
る。このフィルタ37はIRフィルタのようなものであ
る。フィルタ37はTiO2膜又はSiO2膜を多層に
積み上げた構造を有しており、その一層の厚みを制御す
ることで、赤色、緑色、青色などを通す光透過帯域(透
過率対波長)を自由に設定できるようになされている。
【0062】実際のテレビではCRT1’の表面から微
細ながら赤外線や紫外線が放出されている。この赤外線
や紫外線によって光源画像PLiから放出される光の波
長帯域が変動する。この例では、光源画像PLiが点滅
される位置に、x,yマトリクスフィルムを貼って使用
される。このx,yマトリクスフィルムには上述した透
過域変動高分子材料が使用される。この材料は電圧及び
電流が変化することで波長帯域が変動するものである。
【0063】上述の流し撮りCCD装置23に薄膜フィ
ルタを使用したり、CRT1’にx,yマトリクスフィ
ルムを使用する場合には、CRT1’(又はLCD)の
色調誤差と薄膜フィルタの製造バラツキによるフィルタ
特性との色のキャリブレーションを行う必要がある。こ
の合わせ込みには、例えば、光源画像PLiをデフォル
ト色で表示して、流し撮りCCD装置23で光源画像P
Liによる光を受光できるか否かを検出する。
【0064】その光源画像PLiによる光が受光できる
場合には、そのデフォルト色による光を撮像し、この光
源画像PLiによる光が受光できない場合には、そのデ
フォルト色を変更する。そして、変更した色の光を撮像
し、その光源画像PLiによる光が受光できた場合に
は、その変更後の色による光を撮像するようにする。
【0065】これにより、人間の目では認識できないよ
うな色差の可視光であって上述の特定の波長Xに近い波
長の光で、流し撮りCCD装置に取り付けられた薄膜フ
ィルタの透過帯域から外れた光を光源画像PLiから放
出させることができる。観察者の光てんかん発作を防止
できる。
【0066】続いて、非透過型の特殊グラストロン2の
回路構成について説明する。図10に示す特殊グラスト
ロン2は上述した流し撮りCCD装置23、通常のCC
D撮像装置25、右眼表示用のLCD26、左眼表示用
のLCD27及び画像処理装置3を有している。
【0067】この画像処理装置3は内部バス41を有し
ている。内部バス41には内部インタフェース(I/
O)42、画像キャプチャ部43、画像処理部44、C
PU45、ROM46、RAM47、E2PROM(電
気的な書き込み及び消去が可能な読み出し専用メモリ)
48及び外部インタフェース49が接続されている。流
し撮りCCD装置23、通常のCCD撮像装置25、右
眼表示用のLCD26及び左眼表示用のLCD27は内
部インタフェース42を介して内部バス41に接続され
る。
【0068】この内部バス41には記録媒体としてE2
PROM48が接続され、観察者の聴取するテレビ画像
に3Dポリゴン10の画像を立体的に合成するアルゴリ
ズムが格納されている。例えば、E2PROM48に
は、観察者の視聴する表示画面上で任意に設定されたT
V画面を撮像して仮想空間上にそのTV画面を表示する
と共に、その仮想空間上に3Dポリゴン10の画像を重
ね合わせて合成するアルゴリズムが格納される。従っ
て、このアルゴリズムを実行することによって、簡易
に、しかも、少ない計算量で実空間上のTV画面を認識
することができる。
【0069】これにより、実空間上のTV画面の属する
位置に、あたかも、3Dポリゴン10が存在するように
画像処理することができるので、バーチャルキャラクタ
育成ゲーム装置などの仮想画像立体合成装置200を再
現性良く構成することができる。
【0070】この例では、内部バス41に外部インタフ
ェース49が接続されている。この外部インタフェース
49には外部入力端子410が設けられ、RS−232
C通信プロトコルによるビデオ信号やデジタル放送信号
などが入力できるようになされている。この外部入力端
子410の他には、他の機能装置、例えば、3D映像処
理装置などに接続できる外部入力端子411が設けら
れ、E2PROM48などには格納されていない、例え
ば、TV放送時のキャラクタ画像を3D映像加工処理し
た後のステレオ画像が供給される。
【0071】更に、内部バス41にはROM46が接続
され、この仮想画像立体合成装置200を制御するため
のシステムプログラムや、メモリの読み出し手順などの
制御情報などが格納される。内部バス41にはワーキン
グ用のRAM47が接続され、システムプログラムやキ
ャラクタ画像を表示する表示情報が一時記録される。ま
た、内部バス41にはCPU45が接続され、内部イン
タフェース42、画像キャプチャ部43、画像処理部4
4、ROM46、RAM47及びE2PROM48の入
出力の制御や、流し撮りCCD装置23、CCD撮像装
置25、LCD26及びLCD27の入出力の制御が行
われる。
【0072】この内部インタフェース42には演算手段
として画像処理部44が接続され、例えば、図1に示し
たTV画面認識用の4つの光源画像PL1〜4を含む受
像機100の受信画面が通常のCCD撮像装置25で撮
像されると、この撮像装置25から得られた画像データ
が、CPU45の制御命令と共に内部インタフェース4
2を介して、画像処理部44に取り込まれる。この画像
処理部44で所定の画像処理がなされ、再び、内部イン
タフェース42を介して特殊グラストロン2内のLCD
26及びLCD27などに転送される。
【0073】また、内部インタフェース42には画像キ
ャプチャ部43が接続され、CPU45の制御命令を受
けて、流し撮りCCD装置23から入力した4つの光源
画像PL1〜4に係る点滅パターンの画像データを獲得
する所定のキャプチャ処理がなされる。この点滅パター
ンの画像データは時間経過に対応する輝度の変化として
表現されている。
【0074】この画像キャプチャ部43には内部バス4
1を介して画像処理部44が接続され、所定の画像処理
が施された画像データに関して、点滅パターンの同期ず
れが補正されたり、観察者の視聴するTV画面が求めら
れる。これにより、所定の撮像方向に流すように撮像さ
れた光源画像PL1〜4の点滅パターンに関して、その
点滅パターンに係る輝度信号SOUTが画像処理部44で
画像処理され、その光源画像PL1〜4の位置が求めら
れるので、その光源画像PL1〜4の位置を容易に特定
することができる。
【0075】例えば、画像処理部44では流し撮りCC
D装置23から出力された流し撮り信号(輝度信号)S
OUTの点滅パターンに関して、図11に示すウインドウ
Wにより画定された画像領域内で、4つの流し撮り輝点
P1〜P4を含むXY平面を成す空間的な配置パターン
に変換される。その後、その配置パターン上を走査し
て、少なくとも、4つの輝点P1〜P4の位置座標(X
1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X
4,Y4)が求められる。この4つの輝点P1〜P4は
観察者が視聴する受像機100の基準面設定用の4つの
光源画像PL1〜4である。実空間上の受像機100の
4つの光源画像PL1〜4の位置座標は既知であり、そ
の位置座標は(x1,y1)、(x2,y2)、(x
3,y3)、(x4,y4)である。
【0076】従って、上述の実空間上のTV画面は4つ
の光源画像PL1〜4の取付け位置に射影する変換行列
を演算することにより得られる。ここで実空間の平面上
の点(xi,yi,0)をある並進・回転運動によって
移動し、それを透視変換で画像座標系に射影した点を
(Xi,Yi)で示すと、両者の間には(1)式なる関
係がある。
【0077】
【数1】
【0078】但し、a1・・・・a8は未知の係数でC
CD撮像装置25などの外部パラメータ(位置と方向)
及び焦点距離などの内部パラメータである。これらのパ
ラメータは実空間の既知の点の位置座標(x1,y
1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y
4)と、それらに対応する4組の画像処理系の位置座標
(X1,Y1)、(Y2,Y2)、(X3,Y3)、
(X4,Y4)が存在すれば、(2)式の方程式を解く
ことにより得られる。
【0079】
【数2】
【0080】ここで得られた4点の位置座標(X1,Y
1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y
4)を結ぶことにより、図11に示した実空間上のTV
画面が認識される。
【0081】具体的には、図12に示す配置パターン上
で流し撮像方向をY軸とし、そのY軸に直交する方向を
X軸としたときに、画像処理部44によって流し撮像方
向と同一方向又はその反対方向に輝度信号値が加算され
る。この加算値がX軸上にプロットされると、そのX軸
にプロットされた輝度信号値が最大となる4つの位置が
検出され、この4つの位置に対応するX座標値X1、X
2、X3、X4が求められる。また、その配置パターン
上で取得画像をY方向に走査したときに、そのY方向に
並んだ複数の輝点のうち、最初に発光した輝点位置が各
々X座標値に対応したY座標値Y1、Y2、Y3、Y4
として求められる。
【0082】ここで、実空間上の4つの光源画像PL1
〜4の位置座標をwi(i=1〜4)とし、その4つの
光源画像PL1〜4の位置座標wiのカメラ座標系上で
の表現ベクトルをCiとし、その4つの光源画像PL1
〜4のLCD画面上での位置座標をPiとし、流し撮り
CCD装置23の回転マトリクスをR、その移動ベクト
ルをTとすると、(3)式、すなわち、 Ci=R・wi+T ・・・(3) 但し、Ci=Pi・ki(kiはスカラー) という関係がある。従って、通常のCCD撮像装置25
の回転マトリクスRとその移動ベクトルTとを演算し、
これをパラメータとして実空間と仮想空間との間で座標
変換を容易に行うことができるので、仮想空間上のTV
画面にキャラクタ画像を合成することができる。
【0083】次に、本発明に係る受像機100の第1の
位置認識方法に関して仮想画像立体合成装置200の動
作を説明する。この例では、観察者の聴取する受像機1
00のテレビ画像(3Dポリゴンの二次元画像表示)に
3Dポリゴン10の画像を立体的に合成する場合であっ
て、その受像機100の表示画面内に4つの光源画像P
L1〜4が所定の点滅パターンで表示されている場合を
想定する。
【0084】例えば、観察者は図6に示した特殊グラス
トロン2を頭部に装着する。そして、図13に示すフロ
ーチャートのステップA1で観察者は受像機100をオ
ンし、特殊グラストロン2の流し撮りCCD装置23を
受像機100の表示画面に向けることで、3Dポリゴン
10の画像を合成しようとする基準面(TV画面)が設
定される。
【0085】次に、ステップA2において、一方で通常
のCCD撮像装置25を使用して実空間上のTV画面を
撮影してLCD26及びLCD27にステレオ画像を表
示する。他方で、流し撮りCCD装置23を使用して実
空間上のTV画面を流し撮りする。例えば、3Dポリゴ
ン10の画像を合成させようとするTV画面の四隅に表
示された4つの光源画像PL1〜4が、点滅パターンを
異ならせるように表示されているので、その点滅パター
ンが所定の撮像方向に流すように撮像される。
【0086】その後、ステップA3で観察者の視聴する
受像機100のTV画面を認識するために画像処理す
る。画像処理部44では、例えば、図14に示すサブル
ーチンをコールしてステップB1でビデオキャプチャ処
理を実行する。その後、ステップB2で受像機100の
四隅の光源画像PL1〜4を認識する。具体的には、流
し撮りCCD装置23で撮像された4つの光源画像PL
1〜4による輝度信号の点滅パターンが、4つの輝点P
1〜P4を含むXY平面を成す空間的な配置パターンに
変換される。
【0087】その後、その配置パターン上を走査して、
少なくとも、4つの輝点P1〜P4の位置座標(X1,
Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y
4)が求められ、上述した(1)式及び(2)式が演算
され、実空間上の4つの光源画像PL1〜4の取付け位
置と、画像処理系の4点の位置座標(X1,Y1)、
(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)との
関係が求められ、この4点を結ぶことによりTV画面の
位置が求められる。そして、ステップB3で画像処理部
44では上述の(3)式に基づいて演算処理が行われ、
流し撮りCCD装置23とTV画面との位置関係が検出
される。
【0088】その後、図13に示すメインルーチンのス
テップA4にリターンして仮想空間のTV画面上に3D
ポリゴン10の画像を重ね合わせて合成する。このと
き、観察者が装着した特殊グラストロン2では、LCD
26による受像機100の受信画像と3Dポリゴン10
の画像とを合成したステレオ画像の一方が観察者の右の
眼球に導くようになされる。LCD27による受像機1
00の受信画像と3Dポリゴン10の画像とを合成した
ステレオ画像の他方が観察者の左の眼球に導くようにな
される。
【0089】従って、図15に示す観察者30の視聴す
る受像機100の受信画面上では3Dポリゴン10’の
二次元画像が表示されているだけであるのに、図16に
示す仮想空間ではその受信画面から外部へ3Dポリゴン
10を出現させることができる。この例では、雪だるま
の3Dポリゴン10の他に、雪の3Dポリゴン10Aな
ども観察者30に降り注ぐようになされる。
【0090】つまり、観察者30の視聴する受像機10
0の受信画像と、仮想空間上に出現した雪だるまなどの
3Dポリゴン10が頭の中で合成されるので、実空間上
のTV画面の中に二次元表示されている雪だるまが、3
Dポリゴン10の雪だるまとなって画面外へ、あたか
も、飛び出すような画像を立体的に合成することができ
る。
【0091】このように、本実施形態としての受像機1
00の位置認識方法を応用した仮想画像立体合成装置2
00によれば、観察者の聴取するテレビ画像に3Dポリ
ゴン10の画像を立体的に合成する際に、4つの光源画
像PL1〜4による点滅パターンを位置認識機構4によ
り流し撮りすることによって、観察者の視聴する受像機
100のTV画面を容易に、しかも、少ない計算量で画
像処理装置3に認識させることができる。
【0092】従って、観察者の視聴する受像機100の
TV画面上に、あたかも、TV番組のキャラクタなどを
飛び出させ、観察者の手のひらで遊ばせるような「飛び
出すテレビシステム」や、「バーチャルキャラクタ育成
ゲーム装置」などの立体画像システムを再現性よく構成
することができる。これと共に、これらの立体画像シス
テムのコストダウンを図ることができる。
【0093】また、光源画像PL1〜4の発光位置に
x,yマトリクスフィルムを取り付けることにより、通
常のTV映像に関する情報とは別に、光源画像PL1〜
4の点滅パターンを制御することができる。
【0094】(3)第2の実施形態 図17は第2の実施形態の仮想画像立体合成装置で使用
する受像機300の構成例を示す正面図である。この実
施形態では、4つの光源画像PL1〜4に代わって、図
17に示す二次元バーコード画像50を表示手段1に表
示して受像機300のTV画面の位置が認識されるもの
である。もちろん、観察者は図6又は図7に示した特殊
グラストロン2又は20を装着することが前提となる。
【0095】この例の受像機300は飛越走査方式で、
1フレーム(1/30sec)毎に、図17に示す2次
元マトリクスコード画像50を表示するものである。こ
の2次元マトリクスコード画像50は実空間上の受像機
100のTV画面の位置を認識するために使用される。
2次元バーコード画像50は少なくとも、白地に黒で表
示されたn行×m列の白黒マトリクスから成る。
【0096】この二次元バーコード画像50は流し撮り
CCD装置23に代わって図6に示した通常のCCD撮
像装置25で撮像される。この撮像装置25の出力段に
は、図10で説明したような画像処理装置3が接続され
る。その画像処理装置3には演算手段が設けられ、CC
D撮像装置25から出力された撮像信号(輝度信号)を
画像処理して二次元マトリクスコード画像50から受像
機300のTV画面の位置が求められる。
【0097】例えば、画像処理部44では前処理が施さ
れる。この処理では、まず、取得画像が適当な閾値で2
値化される。バーコード画像部分は白と黒の市松模様状
に表示されているので、固定閾値によって、かなり安定
的に背景画像とコード画像領域とを分離することができ
る。次に、黒ピクセルの連結領域毎にラベル付けが施さ
れる。2次元バーコード画像50はラベル付けされた連
結領域のいずれかに含まれることとなる。従って、連結
領域の外接四角形の大きさと縦横比を考慮して、コード
画像領域部が含まれている可能性の低い背景画像(領
域)は除去するようになされる。
【0098】その後、前処理の結果得られた連結領域の
各要素に対してバーコード画像枠の当てはめを行う。例
えば、外接四角形の各辺から内側に向かって、市松模様
の領域を探索し、その市松模様の輪郭部の点列を得る。
この点列に対して最小二乗法で線分を当てはめることに
より、当該二次元バーコード画像50を認識する。
【0099】上述のTV画面は長方形の二次元バーコー
ド画像50の四隅の4頂点を、正方形の頂点に射影する
変換行列を演算することにより得られる。ここで実空間
の受像機300の表示画面上の点(xi,yi,0)を
ある並進・回転運動によって移動し、それを透視変換で
画像座標系に射影した点を(Xi,Yi)で示すと、両
者の間には第1の実施形態で説明した(1)式と同様な
関係がある。
【0100】従って、これらのパラメータは実空間の既
知の点の位置座標(x1,y1)、(x2,y2)、
(x3,y3)、(x4,y4)と、それらに対応する
4組の画像処理系の位置座標(X1,Y1)、(Y2,
Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)が存在すれ
ば、先に説明した(2)式の方程式を解くことにより得
られる。
【0101】ここで得られた位置座標(x1,y1)、
(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)に関
して、一辺の長さを「1」とする正方形の4頂点とする
と、この4頂点を結ぶ面が実空間上の受像機300のT
V画面の位置となる。これにより、二次元マトリクスコ
ード画像50の四隅の位置情報から受像機300の位置
を画像処理装置3などに容易に認識させることができる
(第2の位置認識方法)。
【0102】なお、受像機300の二次元バーコード画
像50はCCD撮像装置25の姿勢や、透視投影によっ
て歪んでいるが、外部パラメータ及び内部パラメータに
よって、画面上の矩形頂点を正方形の各頂点に射影する
ことができる。従って、図18に示す仮想空間上の二次
元バーコード画像50の四隅の位置座標から正立方体5
1を作成することができるので、その正立方体51に3
Dポリゴン10などを合成することができる(第2の仮
想画像立体合成装置)。
【0103】このように、本実施形態としての受像機3
00によれば、CRT1’の表示画面内に表示された二
次元バーコード画像50が通常の撮像装置25で撮像さ
れるので、観察者の聴取するテレビ画像に3Dポリゴン
10の画像を立体的に合成する際に、二次元バーコード
画像50を通常撮影することによっても、第1の実施形
態と同様に観察者の視聴する受像機300のTV画面の
位置を容易に、しかも、少ない計算量で認識することが
できる。
【0104】従って、第1の実施形態と同様に観察者の
属する実空間上のTV画面の属する位置に、あたかも、
TV番組のキャラクタなどを飛び出させ、観察者の手の
ひらで遊ばせるような「飛び出すテレビシステム」や、
「バーチャルキャラクタ育成ゲーム装置」などの立体画
像システムを再現性よく構築することができる。
【0105】この実施形態では、受像機300の画面全
体に二次元バーコード画像50を表示する場合について
説明したが、これに限られることはなく、その表示画面
内の任意の位置であって、輪郭部が最初から正方形に形
成されたn×n列の市松模様状の二次元バーコード画像
を1フレーム毎に表示するようにしてもよい。
【0106】この実施形態では、受像機100及び受像
機300上に雪だるまの3Dポリゴン10を出現させる
場合について説明したが、これに限られることはなく、
台座ポリゴンや、光、炎、あるいは、氷のポリゴンであ
っても、更に、鎧のようなポリゴンを出現させる場合で
あってもよい。
【0107】また、図17に示す二次元バーコード画像
50をx,yマトリクスフィルムで出力すると、通常の
TV映像に関する情報とは別に画像処理することができ
る。
【0108】(4)飛び出すテレビシステムの構成例 図19A〜図19Cは各実施形態の仮想画像立体合成装
置が適用される「飛び出すテレビシステム」の構成例を
示すブロック図である。このシステムはTV放送画像に
基づいてステレオ画像を作成し、特殊グラストロン2に
出力するものである。
【0109】図19Aに示す第1の飛び出すテレビシス
テム401では受像機100に3D映像処理装置70が
接続され、TV放送局から受信した映像を受像機100
で表示すると共に、受像機100で表示された画像と同
じ画像に関する映像信号Dinが3D映像処理装置70に
出力される。
【0110】この3D映像処理装置70では、その受像
機100から飛び出させようとする3Dポリゴンなどの
キャラクタ映像に関して、特殊グラストロン2の右眼及
び左眼表示用のLCDに供給するためのステレオ画像が
映像信号Dinに基づいて生成される。この例では、3D
映像処理装置70と特殊グラストロン2とは、RSー2
32通信プロトコルに基づく通信線で接続して使用され
る。これにより、通常のCCD撮像装置により撮影した
受像機100による受信画像と、3D映像処理装置70
による3Dポリゴンなどのキャラクタ画像とを特殊グラ
ストロン2によって合成することができる。
【0111】図19Bに示す第2の飛び出すテレビシス
テム402では、受像機100に接続された3D映像処
理装置70に赤外線送信部71が設けられ、その受像機
100から飛び出させようとする3Dポリゴンなどのス
テレオ画像が、赤外線によって、特殊グラストロン2に
伝送するようになされている。従って、この特殊グラス
トロン2には赤外線受信部72が設けられ、3D映像処
理装置70からのステレオ画像が受信される。
【0112】これにより、第1の飛び出すテレビシステ
ム401と同様にして受像機100による受信画像と、
3D映像処理装置70による3Dキャラクタ画像とを特
殊グラストロン2によって合成することができる。これ
に加えて、煩わしい通信線などが不要となる。
【0113】図19Cに示す第3の飛び出すテレビシス
テム403では、受像機100に接続された3D映像処
理装置70に無線送信部73が設けられ、その受像機1
00から飛び出させようとする3Dポリゴンなどのステ
レオ画像が、無線電波によって、特殊グラストロン2に
伝送するようになされている。従って、無線送信部73
にはアンテナ74が取付けられ、特殊グラストロン2に
は受信アンテナ75及び無線受信部76が設けられ、3
D映像処理装置70からのステレオ画像が受信される。
【0114】これにより、第1及び第2の飛び出すテレ
ビシステム401、402と同様にして受像機100に
よる受信画像と、3D映像処理装置70による3Dキャ
ラクタ画像とを特殊グラストロン2によって合成するこ
とができる。これに加えて、第2の飛び出すテレビシス
テム402と同様にして煩わしい通信線などが不要とな
る。
【0115】(5)飛び出すテレビシステムの他の構成
例 図20A〜図20Cは各実施形態の仮想画像立体合成装
置が適用される「飛び出すテレビシステム」の他の構成
例を示すブロック図である。このシステムは各種の映像
ソフトを受像機100に出力すると共に、この映像ソフ
トに基づいてステレオ画像を作成し、特殊グラストロン
2に出力するものである。
【0116】図20Aに示す第1の飛び出すテレビシス
テム501では受像機100に映像再生装置400が接
続され、アニメーション映画、戦闘映画などの各種の映
像ソフトを記録したCD−ROMが再生される。映像再
生装置400にはプレイ・ステーション(ソニー
(株):商標名)などを使用する。この映像再生装置4
00から受像機100へ再生情報Din1が出力されて戦
闘映画などが表示される。
【0117】また、映像再生装置400には3D映像処
理装置80が接続され、受像機100で表示されている
戦闘映画と同じ再生情報(信号形式が異なる場合があ
る)Din2を得て、その受像機100から飛び出させよ
うとする戦闘機などの3D映像に関して、特殊グラスト
ロン2の右眼及び左眼表示用のLCDに供給するための
ステレオ画像が生成される。
【0118】この例では、3D映像処理装置80と特殊
グラストロン2とは、上述した飛び出すテレビシステム
401と同様にして、RS−232通信プロトコルに基
づく通信線で接続して使用される。これにより、通常の
CCD撮像装置により撮影した受像機100による戦闘
画像と、3D映像処理装置80による戦闘機の3D画像
とを特殊グラストロン2によって合成することができ
る。これにより、仮想空間上で、あたかも、戦闘機が観
察者に襲いかかるような映像効果を得ることができる。
【0119】図20Bに示す第2の飛び出すテレビシス
テム502では、映像再生装置400に接続された3D
映像処理装置80に赤外線送信部81が設けられ、その
受像機100から飛び出させようとする戦闘機の3D映
像などのステレオ画像が、上述した飛び出すテレビシス
テム402と同様にして赤外線によって、特殊グラスト
ロン2に伝送するようになされている。従って、この特
殊グラストロン2には赤外線受信部82が設けられ、3
D映像処理装置80からのステレオ画像が受信される。
【0120】これにより、第1の飛び出すテレビシステ
ム501と同様にして受像機100による戦闘画像と、
3D映像処理装置80による戦闘機の3D画像とを特殊
グラストロン2によって合成することができる。これに
加えて、煩わしい通信線などが不要となる。
【0121】図20Cに示す第3の飛び出すテレビシス
テム503では、映像再生装置400に接続された3D
映像処理装置80に無線送信部83が設けられ、その受
像機100から飛び出させようとする戦闘機などの3D
画像のステレオ画像が、無線電波によって、特殊グラス
トロン2に伝送するようになされている。従って、無線
送信部83にはアンテナ84が取付けられ、特殊グラス
トロン2には受信アンテナ85及び無線受信部86が設
けられ、3D映像処理装置80からのステレオ画像が受
信される。
【0122】これにより、第1及び第2の飛び出すテレ
ビシステム501、502と同様にして受像機100に
よる戦闘画像と、3D映像処理装置80による戦闘機の
3D画像とを特殊グラストロン2によって合成すること
ができる。これに加えて、第2の飛び出すテレビシステ
ム502と同様にして煩わしい通信線などが不要とな
る。
【0123】なお、各実施形態では非透過型の特殊グラ
ストロン2又は透過型の特殊グラストロン20を使用す
る場合について説明したが、これに限られることはな
く、透過型と非透過型を切換え可能な兼用タイプの特殊
グラストロンを用いても、もちろん構わない。
【0124】また、各実施形態では、単に3Dポリゴン
10又は戦闘機の3D映像をTV画面上に仮想的に飛び
出させる場合について説明したが、これに限られること
はなく、特殊グラストロン2、又は、特殊グラストロン
20にスピーカーを取り付け、3Dポリゴン10又は戦
闘機がTV画面上に飛び出すときに擬声音などを鳴らし
たり、その後、3Dポリゴン10又は戦闘機の搭乗員が
何かを喋るようにしてもよい。
【0125】この実施形態の仮想画像立体合成装置20
0は、特開平10−123453号、特開平9−304
727号、特開平9−304730号、特開平9−21
1374号、特開平8−160348号、特開平8−9
4960号、特開平7−325265号、特開平7−2
70714号及び特開平7−67055号に記載される
透過型のヘッドマウントディスプレイに適用することが
できる。
【0126】この実施形態では流し撮りCCD23に関
してインターライン転送方式の二次元撮像デバイスを使
用する場合について説明したが、これに限られることは
なく、フレーム転送方式の二次元撮像デバイスを使用す
る場合であっても同様な効果が得られる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る受像
機によれば、当該画面内の特定の位置に表示された3点
以上の光源画像を点滅表示制御する制御手段が設けられ
るものである。
【0128】この構成によって、流し撮りCCDのよう
な特殊撮影装置で当該画面を撮像した場合に、複数の光
源画像の点灯パターンを同一にした場合に比べてその光
源画像の位置を容易に特定することができる。従って、
その光源画像の位置から当該受像機の位置を画像処理系
に容易に認識させることができる。
【0129】本発明の受像機の位置認識装置によれば、
所定の撮像方向に流すように撮像された光源画像の点滅
パターンに関して、その点滅パターンに係る輝度情報を
画像処理して光源画像の位置を求める演算手段が設けら
れるものである。
【0130】この構成によって、その光源画像の位置を
容易に特定することができるので、その光源画像の位置
から受像機の位置を画像処理系で容易に認識することが
できる。
【0131】本発明の受像機の第1の位置認識方法によ
れば、点滅パターンの異なった光源画像を所定の撮像方
向に流すように撮像した後に、その光源画像の輝度情報
を画像処理して光源画像の各々の位置情報を求めるもの
である。
【0132】この構成によって、光源画像の位置を容易
に特定することができるので、その光源画像の位置から
受像機の位置を画像処理系で容易に認識することができ
る。従って、受像機を精度良く認識することができるの
で、この位置認識方法を仮想画像立体合成装置の面認識
手段などに十分に応用することができる。
【0133】本発明の受像機の第2の位置認識方法によ
れば、受像機の任意の表示画像の特定の表示期間内に表
示された二次元マトリクスコード画像を撮像した後に、
その二次元マトリクスコード画像の輝度情報を画像処理
してその二次元マトリクスコード画像の四隅の位置情報
を求めるものである。
【0134】この構成によって、二次元マトリクスコー
ド画像の四隅の位置情報から受像機の位置を画像処理系
に容易に認識させることできる。従って、受像機を精度
良く認識することができるので、この位置認識方法を仮
想画像立体合成装置の面認識手段などに十分に応用する
ことができる。
【0135】本発明の第1の仮想画像立体合成装置によ
れば、本発明に係る第1の位置認識方法が応用されるの
で、当該受像機に表示された光源画像の位置を容易に特
定することができる。従って、この光源画像の位置から
受像機の位置を画像処理系に容易に認識させることがで
きる。これにより、受像機の表示画面を精度良く認識さ
せることができるので、観察者の視聴するTV画像に仮
想体の画像を再現性良く立体的に合成することができ
る。
【0136】本発明の第2の仮想画像立体合成装置によ
れば、本発明に係る第2の位置認識方法が応用されるの
で、当該受像機に表示された二次元マトリクスコード画
像の四隅の位置情報を容易に取得することができる。従
って、この二次元マトリクスコード画像の四隅の位置情
報から受像機の位置を画像処理系に容易に認識させるこ
とができる。これにより、受像機の表示画面を精度良く
認識させることができるので、第1の仮想画像立体合成
装置と同様にして観察者の視聴するTV画像に仮想体の
画像を再現性良く立体的に合成することができる。
【0137】この発明は、TV番組のキャラクタを仮想
空間上に飛び出させる、いわゆる「飛び出すテレビ」な
どに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての受像機100の
構成例を示す正面図である。
【図2】その受像機100の内部構成例を示すブロック
図である。
【図3】その制御手段6で発生する光源画像信号SP1
〜4の波形例を示すイメージ図である。
【図4】映像信号SCに対する光源画像信号SPi、S
Pjの重畳例を示す波形図である。
【図5】第1の実施形態としての受像機の位置認識装置
を応用した仮想画像立体合成装置200の構成例を示す
斜視図である。
【図6】仮想画像立体合成装置200で使用する特殊グ
ラストロン2の構成例を示す正面から見た概念図であ
る。
【図7】仮想画像立体合成装置200で使用する他の特
殊グラストロン20の構成例を示す正面から見た概念図
である。
【図8】その特殊グラストロン2の流し撮りCCD装置
23の内部構成例を示す平面図である。
【図9】その流し撮りCCD装置23の光学系の構成例
を示す断面図である。
【図10】その特殊グラストロン2の内部構成例を示す
ブロック図である。
【図11】その受像機100のTV画面の通常画像例を
示すイメージ図である。
【図12】その受像機100のTV画面の位置座標の算
出例を示す模式図である。
【図13】仮想画像立体合成装置200の動作例(その
1)を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図14】仮想画像立体合成装置200の動作例(その
2)を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図15】実空間上の受像機100を視聴する観察者
(特殊グラストロン2の非装着時)30の実像例を示す
イメージ図である。
【図16】仮想空間上の受像機100を視聴する観察者
(特殊グラストロン2の装着時)30の仮想画像例を示
すイメージ図である。
【図17】第2の実施形態で使用する受像機300の2
次元バーコード画像50の一例を示す正面図である。
【図18】その2次元バーコード画像50上の3Dポリ
ゴン10の合成例を示す斜視図である。
【図19】Aは飛び出すテレビシステム401の構成
例、Bは飛び出すテレビシステム402の構成例、Cは
飛び出すテレビシステム403の構成例を各々示すブロ
ック図である。
【図20】Aは飛び出す他のテレビシステム501の構
成例、Bは飛び出す他のテレビシステム502の構成
例、Cは飛び出す他のテレビシステム503の構成例を
各々示すブロック図である。
【符号の説明】
1,24・・・表示手段、2,20・・・特殊グラスト
ロン(合成手段)、3・・・画像処理装置、4・・・位
置認識機構(面認識手段)、6・・・制御手段、9・・
・画像処理手段、10・・・3Dポリゴン、23・・・
流し撮りCCD装置(撮像手段)、25・・・CCD撮
像装置、26・・・右眼表示用のLCD(第1の画像表
示素子)、27・・・左眼表示用のLCD(第2の画像
表示素子)、32・・・垂直転送部(電荷転送部)、3
3・・・水平転送部、44・・・画像処理部(演算手
段)、50・・・2次元バーコード画像、80・・・3
D映像処理装置、100,300・・・受像機、200
・・仮想画像立体表示装置、400・・・映像再生装
置、401〜403,501〜503・・・飛び出すテ
レビシステム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 511 H04N 13/04 13/02 G06F 15/62 350V 13/04 380 (72)発明者 吉村 司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B050 AA08 BA08 BA09 EA19 FA02 FA06 GA04 5B057 BA02 BA15 CB13 CE08 DA07 DB02 DC30 5C023 AA10 AA11 AA37 AA38 BA01 BA12 CA03 EA03 5C061 AA01 AB06 AB08 AB12 AB14 AB18 AB20 5C082 AA02 AA27 AA34 BA12 BA34 BA35 BA41 BA47 BB01 BB03 BB42 BD06 BD07 CA56 DA01 DA51 DA86 MM02 MM04

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像可能な任意の画面内であって、 少なくとも、前記画面内の特定の位置に3点以上の光源
    画像を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された光源画像を各々点滅パターン
    が異なるように点滅制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする受像機。
  2. 【請求項2】 前記表示手段が設けられる場合であっ
    て、 前記表示手段に表示された任意の受信画面上に前記光源
    画像を合成表示する画像処理手段が設けられることを特
    徴とする請求項1に記載の受像機。
  3. 【請求項3】 前記表示手段に光源画像を表示する場合
    であって、 前記光源画像の表示部分の画面上に任意の透過特性のフ
    ィルムが取付けられ、 前記光源画像から放出される光の特定の波長を通すよう
    になされたことを特徴とする請求項1に記載の受像機。
  4. 【請求項4】 点滅パターンが異なる複数の光源画像を
    画面内の特定の位置に表示した受像機の位置を認識する
    装置であって、 前記画面内の光源画像を所定の撮像方向に流すように撮
    像する撮像手段と、 前記撮像手段による前記光源の輝度信号を画像処理して
    前記光源の各々の位置を求める演算手段とを備えること
    を特徴とする受像機の位置認識装置。
  5. 【請求項5】 前記受像機の画面を撮像する撮像手段が
    設けられる場合であって、 前記撮像手段は、 前記受像機の任意の受信画面上に前記光源画像を合成表
    示するようになされたときに、 前記受像機に表示された前記光源画像を所定の撮像方向
    に流すように撮像することを特徴とする請求項4に記載
    の受像機の位置認識装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段には、 各画素を構成する複数の光電変換素子を有した二次元撮
    像デバイスが使用され、 前記光電変換素子から得られた信号電荷を所定の方向に
    転送するときに、 少なくとも、同一フィールド期間中に複数回、前記光電
    変換素子から前記信号電荷を読み出すようになされたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の受像機の位置認識装
    置。
  7. 【請求項7】 前記撮像手段及び演算手段が設けられる
    場合であって、前記演算手段は、 前記撮像手段による輝度信号の点滅パターンに関して、
    複数の輝点を含むXY平面を成す空間的な配置パターン
    に変換し、 前記配置パターン上を走査して、少なくとも、複数の位
    置座標を求めるようになされたことを特徴とする請求項
    4に記載の受像機の位置認識装置。
  8. 【請求項8】 前記演算手段は、 複数の輝点を含むXY平面を成す配置パターン上で流し
    撮像方向をY軸とし、該Y軸に直交する軸をX軸とした
    ときに、 前記流し撮像方向に輝度信号値を加算してX軸上にプロ
    ットし、 前記X軸上にプロットされた輝度信号値が最大となる位
    置を検出して複数のX座標値を求め、かつ、 前記配置パターン上でY軸方向に走査したときに、 前記流し撮像方向に並んだ複数の輝点のうち、最初に発
    光した輝点位置を各々X座標値に対応したY座標値とし
    て求めることを特徴とする請求項4に記載の受像機の位
    置認識装置。
  9. 【請求項9】 前記光源画像を撮像する撮像手段が設け
    られる場合であって、 前記撮像手段の受光面側に任意の透過特性の薄膜フィル
    タが取付けられ、 前記光源画像から放出された光を前記薄膜フィルタを通
    して撮像するようになされたことを特徴とする請求項4
    に記載の受像機の位置認識装置。
  10. 【請求項10】 撮像可能な任意の画面内の特定の位置
    に点滅パターンが異なる3点以上の光源画像を表示し、 前記点滅パターンの異なった光源画像を所定の撮像方向
    に流すように撮像し、 撮像された前記光源画像の輝度情報を画像処理して前記
    光源画像の各々の位置情報を求めることを特徴とする受
    像機の位置認識方法。
  11. 【請求項11】 受像機の任意の表示画像の特定の表示
    期間内に、少なくとも、白地に黒で表示されたn行×n
    列の白黒マトリクスと、該白黒マトリクスと同じ太さの
    黒枠から成る2次元マトリクスコード画像を表示し、 前記二次元マトリクスコード画像を撮像し、 撮像された前記二次元マトリクスコード画像による輝度
    信号を画像処理して前記二次元マトリクスコード画像の
    四隅の位置情報を求めることを特徴とする受像機の位置
    認識方法。
  12. 【請求項12】 観察者の視聴するTV画像に仮想体の
    画像を立体的に合成する装置であって、 前記観察者の視聴する受像機の表示画面上で任意の基準
    面を認識する面認識手段と、 前記面認識手段により認識された仮想空間の基準面上に
    仮想体の画像を合成する合成手段とを備え、 前記面認識手段は、 仮想体の画像を合成しようとする受像機の画面内の特定
    位置に予め表示された、少なくとも、点滅パターンが異
    なるように点滅する3点以上の光源画像を所定の撮像方
    向に流すように撮像する撮像手段と、 前記撮像手段による光源画像の点滅パターンの輝度信号
    を画像処理して前記光源画像の3点の位置を求め、その
    後、前記3点の光源画像の位置を結んで基準面を求める
    演算手段とを有することを特徴とする仮想画像立体合成
    装置。
  13. 【請求項13】 前記合成手段は、 観察者の視聴する受像機のTV画像を撮像する撮像手段
    と、 前記撮像手段によるTV画像と予め準備された仮想体の
    画像と合成したステレオ画像の一方を表示する第1の画
    像表示素子と、 前記ステレオ画像の他方を表示する第2の画像表示素子
    とを有したヘッドマウントディスプレイであり、 前記ヘッドマウントディスプレイは、観察者の顔面又は
    頭部に装着され、 前記第1の画像表示素子によるステレオ画像と、前記第
    2の画像表示素子によるステレオ画像とを重ね合わせて
    観察者の眼球に導くようになされたことを特徴とする請
    求項12に記載の仮想画像立体合成装置。
  14. 【請求項14】 前記合成手段は、 観察者の視聴する受像機のTV画像を取り込むために入
    射光の開閉をする液晶シャッタと、 前記外界像に合成するための仮想体の画像を表示する画
    像表示素子と、 前記画像表示素子による仮想体の画像と、前記液晶シャ
    ッタを通過した前記受像機のTV画像とをその観察者の
    眼球に導く光学手段とを有したヘッドマウントディスプ
    レイであり、 前記ヘッドマウントディスプレイは、観察者の顔面又は
    頭部に装着され、 前記液晶シャッタを開いたときは、 前記液晶シャッタを通過した前記受像機のTV画像に、
    前記画像表示素子による仮想体の画像を重ね合わせて観
    察者の眼球に導くようになされたことを特徴とする請求
    項12に記載の仮想画像立体合成装置。
  15. 【請求項15】 前記受像機及び合成手段が設けられる
    場合であって、 前記受像機で受信した映像に基づいてステレオ画像を発
    生する3D映像処理装置が設けられ、 前記受像機から外部へ仮想的に飛び出させるためのステ
    レオ画像が前記3D映像処理装置から前記合成手段へ出
    力するようになされたことを特徴とする請求項12に記
    載の仮想画像立体合成装置。
  16. 【請求項16】 前記受像機、合成手段が設けられる場
    合であって、 各種映像情報を再生する映像再生装置と、 前記映像再生装置による再生映像情報に基づいて前記受
    像機から外部へ仮想的に飛び出させるためのステレオ画
    像を発生する3D映像処理装置が設けられ、 前記3D映像処理装置から合成手段へ前記ステレオ画像
    を出力するようになされたことを特徴とする請求項12
    に記載の仮想画像立体合成装置。
  17. 【請求項17】 観察者の視聴するTV画像に仮想体の
    画像を立体的に合成する装置であって、 前記観察者の視聴する受像機の表示画面上で任意の基準
    面を認識する面認識手段と、 前記面認識手段により認識された仮想空間の基準面上に
    仮想体の画像を合成する合成手段とを備え、 前記面認識手段は、 前記仮想体の画像を合成しようとする受像機の任意の画
    面の特定の表示期間内に表示される、白地に黒で表示さ
    れたn行×n列の白黒マトリクスと、該白黒マトリクス
    と同じ太さの黒枠から成る二次元マトリクスコード画像
    を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された二次元マトリクスコード
    画像の輝度信号を画像処理して前記二次元マトリクスコ
    ード画像の四隅の位置情報を求める演算手段を有するこ
    とを特徴とする仮想画像立体合成装置。
  18. 【請求項18】 前記合成手段は、 観察者の視聴する受像機のTV画像を撮像する撮像手段
    と、 前記撮像手段によるTV画像と予め準備された仮想体の
    画像と合成したステレオ画像の一方を表示する第1の画
    像表示素子と、 前記ステレオ画像の他方を表示する第2の画像表示素子
    とを有したヘッドマウントディスプレイであり、 前記ヘッドマウントディスプレイは、観察者の顔面又は
    頭部に装着され、 前記第1の画像表示素子によるステレオ画像と、前記第
    2の画像表示素子によるステレオ画像とを重ね合わせて
    観察者の眼球に導くようになされたことを特徴とする請
    求項17に記載の仮想画像立体合成装置。
  19. 【請求項19】 前記合成手段は、 観察者の視聴する受像機のTV画像を取り込むために入
    射光の開閉をする液晶シャッタと、 前記外界像に合成するための仮想体の画像を表示する画
    像表示素子と、 前記画像表示素子による仮想体の画像と、前記液晶シャ
    ッタを通過した前記受像機のTV画像とをその観察者の
    眼球に導く光学手段とを有したヘッドマウントディスプ
    レイであり、 前記ヘッドマウントディスプレイは、観察者の顔面又は
    頭部に装着され、 前記液晶シャッタを開いたときは、 前記液晶シャッタを通過した前記受像機のTV画像に、
    前記画像表示素子による仮想体の画像を重ね合わせて観
    察者の眼球に導くようになされたことを特徴とする請求
    項17に記載の仮想画像立体合成装置。
  20. 【請求項20】 前記受像機及び合成手段が設けられる
    場合であって、 前記受像機で受信した映像に基づいてステレオ画像を発
    生する3D映像処理装置が設けられ、 前記受像機から外部へ仮想的に飛び出させるためのステ
    レオ画像が前記3D映像処理装置から前記合成手段へ出
    力するようになされたことを特徴とする請求項17に記
    載の仮想画像立体合成装置。
  21. 【請求項21】 前記受像機、合成手段が設けられる場
    合であって、 各種映像情報を再生する映像再生装置と、 前記映像再生装置による再生映像情報に基づいて前記受
    像機から外部へ仮想的に飛び出させるためのステレオ画
    像を発生する3D映像処理装置が設けられ、 前記3D映像処理装置から合成手段へ前記ステレオ画像
    を出力するようになされたことを特徴とする請求項17
    に記載の仮想画像立体合成装置。
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