JP2000134269A - 車載lanシステムおよびデータ送受信装置 - Google Patents
車載lanシステムおよびデータ送受信装置Info
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- JP2000134269A JP2000134269A JP10305854A JP30585498A JP2000134269A JP 2000134269 A JP2000134269 A JP 2000134269A JP 10305854 A JP10305854 A JP 10305854A JP 30585498 A JP30585498 A JP 30585498A JP 2000134269 A JP2000134269 A JP 2000134269A
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Abstract
余裕度を大きくする。 【解決手段】 通信波形として、1ビットの時間をTと
した時、現ビットと次ビットのレベルの関係が、Hから
Hの時は時間Tの一定電圧Aを用い、LからLの時は時
間Tの一定電圧Bを用い、HからLの時は、電圧Aから
電圧Bへ滑らかに変化する電圧波形を用い、LからHの
時は、電圧Bから電圧Aへ滑らかに変化する電圧波形を
用いることにより、ジッタに対する余裕度が大きくな
り、復調時に、各信号振幅の中点でHかLを判別するこ
とにより、信号振幅がT/2以上短くならない限り、H
をLに間違えることはない。したがって、ジッタがあっ
てもNRZまたはNRZI符号の“1”と“0”の符号
を確実に区別できる。
Description
器を接続する車載LANシステムおよびそれに使用され
るデータ送受信装置に関する。
がラジオなどに影響しないようにEMI規格が厳しく定
められている。そこで、従来の車内の情報機器間を接続
するLANは、図4(a)に示すように、1ビット幅を
時間Tとした時、NRZ符号を周波数1/T(符号
“0”)と周波数1/(2T)(符号“1”)でMSK
変調したものを伝送路上の信号として用い、高調波成分
を出さないようにしている。また、情報機器内のデジタ
ル回路の高周波ノイズが伝送路から放射されないよう
に、図5に示すように、各情報機器1は、伝送路2の出
入口にEMIフィルタ3を付加している。そして、配線
における引き回しおよび分岐などの便宜性から、同軸ケ
ーブルではなく、シールドがないツイストペアケーブル
を伝送路2として使用し、伝送路2の分岐点ではインピ
ーダンスマッチングは取らない線路形態とし、この形態
で信号の反射がなるべく少なくなるように、情報機器1
の送信時の出力インピーダンスをゼロにし、受信時の入
力インピーダンスを無限に近づけるようにし、伝送路2
の両端に終端抵抗4を設け、分岐路はできるだけ短くす
る構成を取っていた。
データ受信装置の構成を示しており、5は受信回路、6
はAD変換回路、7は検波回路、8は内部処理回路であ
る。伝送路から送信きた通信信号は、受信回路5で受信
されて増幅とフィルタリングが行われ、1ビットAD変
換回路6で2値化してから、検波回路7でNRZ符号に
復調し、内部処理回路8に渡している。
来のLANシステムでは、EMIフィルタ3を各情報機
器1の伝送路2の出入口に付加するため、使用する周波
数領域において、各情報機器1の入力インピーダンスを
無限にすることができず、伝送路2と情報機器1の接続
点で信号が反射してしまい、ジッタとして現れることが
あった。また、復調時に受信回路5からの信号を1ビッ
トAD変換回路6で2値化した時、“1”の符号と
“0”の符号のパルス幅の差がT/2なので、上記ジッ
タによってパルス幅がT/4以上変化してしまうと、符
号が“1”か“0”かを区別することができず、復調す
ることができないという問題があった。
るものであり、ジッタに対する余裕度を大きくし、ジッ
タがあってもNRZまたはNRZI符号の“1”と
“0”の符号を確実に区別することのできる車載LAN
システムおよびデータ送受信装置を提供することを目的
とする。
成するために、符号形式としてNRZ符号またはNRZ
I符号を用い、1ビットの時間をTとした時、あるビッ
トと次のビットのレベルの関係が、HからHの時は時間
Tの+Aの電圧を、LからLの時は時間Tの−Aの電圧
を、HからLの時は、振幅Aで周期2Tのcos波形0
から+Tの部分の電圧波形を、LからHの時は、振幅A
で周期2Tのcos波形−Tから0の部分の電圧波形
を、それぞれ伝送路上の通信波形として用いることによ
り、1ビットAD変換後の“1”の符号と“0”の符号
のパルス幅の差はTになり、ジッタによるパルス幅の変
化がT/2未満ならば、“1”と“0”の符号を確実に
区別することができる。
は、車内情報機器間でデータ通信を行う車載LANシス
テムであって、データ通信に用いる符号形式としてNR
Z符号またはNRZI符号を用い、通信波形として、1
ビットの時間をTとした時、現ビットと次ビットのレベ
ルの関係が、HからHの時は時間Tの一定電圧Aを用
い、LからLの時は時間Tの一定電圧Bを用い、Hから
Lの時は、前記電圧Aから前記電圧Bへ滑らかに変化す
る電圧波形を用い、LからHの時は、前記電圧Bから前
記電圧Aへ滑らかに変化する電圧波形を用いることを特
徴とする車載LANシステムであり、ジッタに対する余
裕度が大きくすることができる。
に変化する電圧波形として、現ビットと次ビットのレベ
ルの関係が、HからLの時は、振幅(A−B)/2で周
期2Tのcos波形の0から+Tの部分の電圧波形を用
い、LからHの時は、前記cos波形の−Tから0の部
分の電圧波形を用いることを特徴とする請求項1記載の
車載LANシステムであり、ジッタに対する余裕度が大
きくすることができる。
式としてNRZ符号を用いる場合は“1”が数ビット連
続した時はその後に“0”を、“0”が数ビット連続し
た時はその後に“1”をそれぞれ挿入し、NRZI符号
を用いる場合は“1”が数ビット連続した時はその後に
“0”を挿入することを特徴とする請求項1または2記
載の車載LANシステムであり、GNDレベルに差があ
る装置間でも、低周波の周波数成分をなくすことによ
り、交流結合で通信を可能にすることができる。
1から3のいずれかに記載の車載LANシステムに使用
されるデータ受信装置であって、伝送路から通信波形を
受信する手段と、受信した通信波形を1ビットAD変換
して2値化する手段と、2値化した信号の振幅の中心値
でHかLを判別してNRZまたはNRZI符号に復調す
る手段とを備えたデータ受信装置であり、ジッタがあっ
てもNRZまたはNRZI符号の“1”と“0”の符号
を確実に区別できるデータ受信装置を実現することがで
きる。
1から3のいずれかに記載の車載LANシステムに使用
されるデータ送信装置であって、送信信号をNRZまた
はNRZI符号に符号化する手段と、符号化された送信
信号をDA変換する手段と、DA変換された送信信号
を、周波数1/(2T)が通過帯域内にあり、周波数1
/Tが阻止帯域内にあるローパスフィルタを通して伝送
路に送出する手段とを備えたデータ送信装置であり、ジ
ッタがあってもNRZまたはNRZI符号の“1”と
“0”の符号を確実に区別できるデータ送信装置を実現
することができる。
における通信波形を示している。図1において、(a)
はNRZのベースバンド波形である。本発明では、これ
を(b)のように、1ビットの時間をTとした時、現ビ
ットと次ビットのレベルの関係が、HからHの時は時間
Tの一定電圧Aを用い、LからLの時は時間Tの一定電
圧Bを用い、HからLの時は、電圧Aから電圧Bへ滑ら
かに変化する電圧波形を用い、LからHの時は、電圧B
から電圧Aへ滑らかに変化する電圧波形を用いる。滑ら
かに変化する電圧波形としては、現ビットと次ビットの
レベルの関係が、HからLの時は、振幅(A−B)/2
で周期2Tのcos波形の0から+Tの部分の電圧波形
を用い、LからHの時は、cos波形の−Tから0の部
分の電圧波形を用いる。
タ送信装置により作成されて伝送路に送出される。図2
において、11は内部処理回路、12は符号化回路、1
3は1ビットDA変換回路、14は送信回路である。内
部処理回路11で作られた送信信号は、符号化回路12
で1ビット幅が時間TのNRZ符号に符号化され、1ビ
ットDA変換回路13でDA変換され、送信回路14
で、周波数1/(2T)が通過帯域内にあり、周波数1
/Tが阻止帯域内にあるローパスフィルタを通して、上
記波形(b)に整形した後、伝送路に送出される。
示すデータ受信装置により受信される。受信回路15で
受信した通信波形(b)を、1ビットAD変換回路16
を通して2値化すると、図1の(c)の波形になる。こ
の波形(c)を検波回路17に通してNRZ符号を復調
する。検波回路17では、仮に受信波形にジッタがあ
り、パルス幅tがt’に短くなったとしても、ビット同
期が取れていて、各信号振幅の中点でHかLを判別する
ことにより、tがT/2以上短くならない限り、HをL
に間違えることはない。復調後のNRZ符号は、内部処
理回路18で所定の処理が行われる。
(b)は、直流および周波数成分を含んでいるので、G
NDレベルに差がある装置間での通信はできない。そこ
で、符号形式がNRZ符号の場合は、“1”が数ビット
連続した後に“0”を、“0”が数ビット連続した後に
“1”をそれぞれ挿入し、NRZIの場合は“1”が数
ビット連続した後に“0”を挿入することによって、低
周波の周波数成分をなくし、GNDレベルに差がある装
置間でも、交流結合で通信を可能にすることができる。
LANシステムは、通信波形として1ビットの時間をT
とした時、現ビットと次ビットのレベルの関係が、Hか
らHの時は時間Tの一定電圧Aを用い、LからLの時は
時間Tの一定電圧Bを用い、HからLの時は、電圧Aか
ら電圧Bへ滑らかに変化する電圧波形を用い、LからH
の時は、電圧Bから電圧Aへ滑らかに変化する電圧波形
を用いたので、ジッタに対する余裕度が大きくなり、復
調時に、各信号振幅の中点でHかLを判別することによ
り、信号振幅がT/2以上短くならない限り、HをLに
間違えることはない。したがって、ジッタがあっても、
NRZまたはNRZI符号の“1”と“0”の符号を確
実に区別することができる。
ように、符号形式として1ビット幅が時間TのNRZま
たはNRZI符号を用い、伝送路の通信波形として、そ
の符号の電圧レベルが変化する時は、周期2Tのcos
波形で滑らかに変化する波形を用いたので、ジッタに対
する余裕度が大きくなる。また、通信波形が、直流成分
と周期2Tのcos波形の組み合わせでできているの
で、周波数成分は1/(2T)以下であり、伝送路から
高調波成分が放出されることがない。さらに、復調方法
として、信号振幅の中心値で比較した後、レベルで
“1”と“0”を判別するので、パルス幅がT/2以上
変化しなければ、“1”の符号を“0”の符号に、また
“0”の符号を“1”の符号に間違えることがない。し
たがって、ジッタがあったとしても、ジッタの許容値は
T/2となり、従来の2倍のジッタまで復調することが
できる。
ムの通信波形の例を示し、 (a)はNRZ符号のベースバンド波形図 (b)は本実施の形態における通信波形図 (c)は本実施の形態における2値化後の波形図
ータ送信装置の概略ブロック図
ータ受信装置の概略ブロック図
示す波形図
装置の概略ブロック図
Claims (5)
- 【請求項1】 車内情報機器間でデータ通信を行う車載
LANシステムであって、データ通信に用いる符号形式
としてNRZ符号またはNRZI符号を用い、通信波形
として、1ビットの時間をTとした時、現ビットと次ビ
ットのレベルの関係が、HからHの時は時間Tの一定電
圧Aを用い、LからLの時は時間Tの一定電圧Bを用
い、HからLの時は、前記電圧Aから前記電圧Bへ滑ら
かに変化する電圧波形を用い、LからHの時は、前記電
圧Bから前記電圧Aへ滑らかに変化する電圧波形を用い
ることを特徴とする車載LANシステム。 - 【請求項2】 滑らかに変化する電圧波形として、現ビ
ットと次ビットのレベルの関係が、HからLの時は、振
幅(A−B)/2で周期2Tのcos波形の0から+T
の部分の電圧波形を用い、LからHの時は、前記cos
波形の−Tから0の部分の電圧波形を用いることを特徴
とする請求項1記載の車載LANシステム。 - 【請求項3】 符号形式としてNRZ符号を用いる場合
は“1”が数ビット連続した時はその後に“0”を、
“0”が数ビット連続した時はその後に“1”をそれぞ
れ挿入し、NRZI符号を用いる場合は“1”が数ビッ
ト連続した時はその後に“0”を挿入することを特徴と
する請求項1または2記載の車載LANシステム。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の車載
LANシステムに使用されるデータ受信装置であって、
伝送路から通信波形を受信する手段と、受信した通信波
形を1ビットAD変換して2値化する手段と、2値化し
た信号の振幅の中心値でHかLを判別してNRZまたは
NRZI符号に復調する手段とを備えたデータ受信装
置。 - 【請求項5】 請求項1から3のいずれかに記載の車載
LANシステムに使用されるデータ送信装置であって、
送信信号をNRZまたはNRZI符号に符号化する手段
と、符号化された送信信号をDA変換する手段と、DA
変換された送信信号を、周波数1/(2T)が通過帯域
内にあり、周波数1/Tが阻止帯域内にあるローパスフ
ィルタを通して伝送路に送出する手段とを備えたデータ
送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305854A JP2000134269A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 車載lanシステムおよびデータ送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305854A JP2000134269A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 車載lanシステムおよびデータ送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000134269A true JP2000134269A (ja) | 2000-05-12 |
JP2000134269A5 JP2000134269A5 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=17950170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10305854A Pending JP2000134269A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 車載lanシステムおよびデータ送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000134269A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002030075A1 (fr) * | 2000-10-05 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emetteur de donnees numeriques, procede de codage d'une ligne de transmission et procede de decodage |
WO2002030076A1 (fr) * | 2000-10-05 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emetteur de donnees numeriques |
JP2008066908A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Hitachi Ltd | パルス幅制御等化回路 |
JP2010114907A (ja) * | 2009-11-27 | 2010-05-20 | Toshiba Tec Corp | 無線通信装置及び無線通信方法 |
JP2011010085A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Ricoh Co Ltd | 通信装置 |
-
1998
- 1998-10-27 JP JP10305854A patent/JP2000134269A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2002030076A1 (fr) * | 2000-10-05 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emetteur de donnees numeriques |
US7190728B2 (en) | 2000-10-05 | 2007-03-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Digital data transmitter, transmission line encoding method, and decoding method |
US7218678B2 (en) | 2000-10-05 | 2007-05-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Digital data transmitter |
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JP2011010085A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Ricoh Co Ltd | 通信装置 |
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