JP2000133861A - プラズマチューブ - Google Patents

プラズマチューブ

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JP2000133861A
JP2000133861A JP10302213A JP30221398A JP2000133861A JP 2000133861 A JP2000133861 A JP 2000133861A JP 10302213 A JP10302213 A JP 10302213A JP 30221398 A JP30221398 A JP 30221398A JP 2000133861 A JP2000133861 A JP 2000133861A
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tube
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Ryoji Koseki
良治 小関
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 インナーチューブ2とアウターチューブ
3との間に形成した冷却通路5に冷却媒体を流通させる
とともに、インナーチューブ内にレーザガスを供給して
該インナーチューブ内でレーザ光を励起させる。インナ
ーチューブは三角形等の非円形断面のチューブから構成
してあり、かつ該インナーチューブを捻ってその軸部
に、軸方向に円柱状に伸びるレーザ光の励起空間を形成
している。 【効果】 放電により励起空間内でレーザ光が励起され
るとその部分のレーザガスの温度が上昇するが、それよ
りも外側のレーザガスの温度は上昇しないので、励起空
間内の熱は効率よく励起空間の外部に取出され、さらに
冷却媒体に伝達される。これにより、レーザガスを効果
的に冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマチューブに関
し、より詳しくは、インナーチューブとアウターチュー
ブとを備えたプラズマチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インナーチューブとアウターチュ
ーブとを備え、インナーチューブとアウターチューブと
の間に形成した冷却通路に冷却媒体を流通させるととも
に、インナーチューブ内にレーザガスを供給して該イン
ナーチューブ内でレーザ光を励起させるようにしたプラ
ズマチューブは、周知である。上記インナーチューブ
は、通常、一定の太さを有する円形断面のチューブから
なっていて、その内部がレーザ光の励起空間となってい
る。このインナーチューブ内のレーザガスは、レーザ発
振のための放電により温度が上昇し、この温度上昇は発
振効率の低下をもたらすために、上記インナーチューブ
とアウターチューブとの間に形成した冷却通路に冷却媒
体を流通させて、レーザガス温度を低下させるようにし
ている。また従来、レーザガスが流れるインナーチュー
ブ内にフィンを設けたり(特公昭58−24025号公
報)、冷却通路内にフィンを設けることにより(特公昭
55−38837号公報)、レーザガスの温度をより効
果的に低下させることができるようにしたプラズマチュ
ーブが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィン
を設けた従来のプラズマチューブであっても、レーザガ
スの冷却効果は不十分であった。このような事情に鑑
み、本発明は、より効果的にレーザガスを冷却すること
ができるプラズマチューブを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、イン
ナーチューブとアウターチューブとを備え、インナーチ
ューブとアウターチューブとの間に形成した冷却通路に
冷却媒体を流通させるとともに、インナーチューブ内に
レーザガスを流通させて該該インナーチューブ内でレー
ザ光を励起させるようにしたプラズマチューブにおい
て、上記インナーチューブを非円形断面のチューブから
構成するとともに、該インナーチューブを捻ってその軸
部に、軸方向に円柱状に伸びるレーザ光の励起空間を形
成したものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、レーザ光はインナー
チューブの軸部の励起空間で励起されるようになり、そ
れによってレーザガスの温度が上昇する。しかるに、イ
ンナーチューブは捻られた非円形断面のチューブから構
成されているので、レーザガスはそのインナーチューブ
内を流通する際に、インナーチューブの軸部の励起空間
と該励起空間よりも外側の空間との間を流動するように
なり、それによって励起空間で発生された熱は効率よく
外側の冷却媒体に伝導されるので、レーザガスを効果的
に冷却することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、低速軸流型CO 2 レーザ発振器のプ
ラズマチューブ1は、ガラス製のインナーチューブ2と
アウターチューブ3とを備えている。インナーチューブ
2は、図2に示すように、その断面が三角形状となって
おり、かつ軸方向に沿って一定のピッチで螺旋状に捻っ
てある。図示実施例では、インナーチューブ2の捻りは
3条の螺旋によって構成してある。そして上記インナー
チューブ2の軸部に、軸方向に円柱状に伸びるレーザ光
の励起空間4を形成してあり、この励起空間4は、その
外周がインナーチューブ2の三角形断面の内面に接する
ように形成してある。換言すれば、インナーチューブ2
の内壁面が上記励起空間4内に入り込むことがないよう
に捻ってある。
【0007】上記インナーチューブ2内にはその一端部
からレーザガスが供給されるようになっている。このレ
ーザガスはインナーチューブ2の他端部から排出され、
図示しない熱交換器を介して冷却された後、再び上記イ
ンナーチューブ2内に循環供給されるようになってい
る。また、図示しないが、プラズマチューブ1の両端部
には一対の電極が設けられるとともに、該プラズマチュ
ーブ1の両端部にフロントミラーとリヤミラーとが配置
され、それによってインナーチューブ2内でレーザ光を
励起することができるようにしている。
【0008】上記アウターチューブ3は断面円形のガラ
ス製チューブから構成してあり、その両端部をインナー
チューブ2の両端部外周に一体的に連結している。そし
て上記インナーチューブ2とアウターチューブ3との間
に冷却通路5を形成してあり、アウターチューブ3の一
端部に設けた導入口6から上記冷却通路5内に冷却水や
冷却エア等の冷却媒体を供給し、アウターチューブ3の
他端部に設けた排出口7から上記冷却媒体を排出するこ
とができるようにしている。
【0009】以上の構成において、プラズマチューブ1
の両端部の電極間の放電はインナーチューブ2内の励起
空間4内で行なわれ、それによって励起空間4内でレー
ザ光が励起される。これにより励起空間4内のレーザガ
スの温度が上昇するが、インナーチューブ2内における
励起空間4よりも外側のレーザガスの温度は上昇しない
ので、励起空間4内の熱は効率よく励起空間4の外部に
取出されるようになる。そして励起空間4内から外部に
取出された熱は、さらにインナーチューブ2の管壁を介
して冷却通路5内の冷却媒体に効率的に伝達される。こ
のとき、インナーチューブ2の断面は三角形となってい
て捻られているので、インナーチューブ2と冷却媒体と
の接触面積は従来の円形断面のものよりも大きくなり、
この点でも良好な熱交換が行なわれるようになる。また
上記励起空間4は、その外周がインナーチューブ2の三
角形断面の内面に接するように形成されているので、励
起空間4内において安定した品質のレーザ光を得ること
ができる。他方、例えば相対的に太いインナーチューブ
内にそれよりも細い励起空間を形成して該励起空間内で
放電を行なわせると、この細い励起空間はその外周を規
制する部材がないので、放電はインナーチューブ内で励
起空間を越えて径方向にのたうつように行なわれるよう
になり、レーザ品質が著しく低下するようになる。
【0010】なお、上記実施例ではインナーチューブ2
の断面を三角形状に形成しているがこれに限定されるも
のではなく、楕円形状、四角形以上の多角形等の非円形
断面であれば同様な作用効果が期待できる。また、低速
軸流型CO2 レーザ発振器のプラズマチューブに限定さ
れるものでもなく、高速軸流型CO2 レーザ発振器、封
じ切り型CO2 レーザ発振器、或いはアルゴンレーザ発
振器等のプラズマチューブにも適用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較してレーザガスを効果的に冷却することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…プラズマチューブ 2…インナーチ
ューブ 3…アウターチューブ 4…励起空間 5…冷却通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーチューブとアウターチューブと
    を備え、インナーチューブとアウターチューブとの間に
    形成した冷却通路に冷却媒体を流通させるとともに、イ
    ンナーチューブ内にレーザガスを供給して該インナーチ
    ューブ内でレーザ光を励起させるようにしたプラズマチ
    ューブにおいて、 上記インナーチューブを非円形断面のチューブから構成
    するとともに、該インナーチューブを捻ってその軸部
    に、軸方向に円柱状に伸びるレーザ光の励起空間を形成
    したことを特徴とするプラズマチューブ。
  2. 【請求項2】 上記インナーチューブの捻れは複数条の
    螺旋からなることを特徴とする請求項1に記載のプラズ
    マチューブ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112782822A (zh) * 2020-12-30 2021-05-11 四川中科朗星光电科技有限公司 一种激光通道冷却结构及冷却方法

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JPS61295681A (ja) * 1985-06-25 1986-12-26 Mitsubishi Electric Corp 軸流型ガスレ−ザ発振器の放電管
JPH01151279A (ja) * 1987-12-08 1989-06-14 Komatsu Ltd ガスレーザ装置

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