JP2000133856A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JP2000133856A
JP2000133856A JP10322841A JP32284198A JP2000133856A JP 2000133856 A JP2000133856 A JP 2000133856A JP 10322841 A JP10322841 A JP 10322841A JP 32284198 A JP32284198 A JP 32284198A JP 2000133856 A JP2000133856 A JP 2000133856A
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JP10322841A
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Kenichi Kato
憲一 加藤
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧発生装置に用いる圧電トランスにおい
て、注型樹脂の圧電トランスケ−ス内への浸入防止と、
真空引きを可能とした圧電トランスを提案することを目
的とする。 【解決手段】 圧電トランスを、圧電トランス素体と、
圧電トランス素体を収容するケ−スとを備え、ケ−スに
は圧電トランス素体の振動の節となる部分を保持する保
持突起、及び、側壁、圧電トランス素体電極に接続され
るリ−ド端子が形成されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄機用の高
圧電源、各種イオン発生器用の高圧電源、複写機・プリ
ンタ−用の高圧電源、オゾナイザ用の高圧電源などにお
いて、注型樹脂の圧電トランスケ−ス内への浸入を防止
すること、及び、樹脂注型した圧電トランス高電圧発生
装置では不可能であった真空引きを可能とする圧電トラ
ンスに関する。
【0002】
【従来の技術】圧電トランスは、圧電セラミックスから
なる圧電トランス素体の機械的振動を利用して昇圧を行
う。すなわち、圧電トランス素体の一部に同素体の機械
的固有振動数に等しい高周波電圧(入力電圧)を印加し
て圧電トランス素体を共振状態で振動させ、この振動に
よって発生する圧電電圧(出力電圧)を取り出す。その
ため、圧電トランスを実装する際には、圧電トランス素
体の振動の節となる部分を支持して、できるだけ圧電ト
ランス素体の振動を妨げないようにする必要がある。
【0003】図3は、特願平07−205085号にお
いて提案された圧電トランスの実装構造を示す分解斜視
図である。この実施例の圧電トランスの実装構造は、ス
ペ−サ−121上に圧電トランス素体111を取り付
け、圧電トランス素体の上にケ−ス101をかぶせ、ス
ペ−サ−121にはめ込む構造となっている。スペ−サ
−121は、板状の本体板122を有する。本体板12
2上には、2ヶ所の保持突起123、126が設けられ
ている。保持突起123、126は、圧電トランス素体
111の振動の節となる部分(長手方向の端から1/4
の部位)を保持する。出力側保持突起123は、本体板
122の幅方向に延びるカマボコ型突起125の上に圧
電トランス素体111の下端面を載せ、狭持部124で
圧電トランス素体111の両側面を挟む。
【0004】入力側肘突起126は、本体板122の幅
方向中央部に突設されており、やはりカマボコ型をして
いる。入力側保持突起126の両側には、2本の入力リ
−ド端子127が、本体板122に植えられたような形
で取り付けられている。この入力側保持突起126及び
入力リ−ド端子127で、出力側保持突起123同様
に、圧電トランス素体111を保持する。2本の入力側
リ−ド端子127の同士の間隔は、圧電トランス素体1
11の厚さとほぼ同じである。入力側リ−ド端子127
の上端部と、圧電トランス素体111の入力側電極11
7とは、組立後に半田付けされる。入力側リ−ド端子1
27の下部には、基板141に開けられているリ−ド端
子穴145を通り、基板141裏側のプリント配線に半
田付け接続される。スペ−サ−121の本体板122の
周縁には、段状の勘合部129が形成されている。この
勘合部129には、ケ−ス101の下端部がはまり込ん
で、ケ−ス101がスペ−サ−121に係止される。こ
のとき、ケ−ス101内上部の支持部103が、圧電ト
ランス素体111の振動の節となる部分に当接して支持
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た圧電トランスの実装構造にあっては、基板実装後に樹
脂注型する際に、ケ−スの勘合部から僅かながら樹脂が
浸入し、圧電トランス素体111とスペ−サ−121の
間に充填し、圧電トランス素体111の機械的振動を阻
害することがあり、それを防止する手段として、勘合部
をテ−プや接着材等で完全に封止するなどの対策が必要
であった。さらに、樹脂の浸入後に真空引きを行うこと
もできないという問題があった。
【0006】本発明は、高電圧発生装置に用いる圧電ト
ランスにおいて、注型樹脂の圧電トランスケ−ス内への
浸入防止と、真空引きを可能とした圧電トランスを提案
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、圧電トランス素体と、圧電ト
ランス素体を収容するケ−スとを備え、ケ−スには圧電
トランス素体の振動の節となる部分を保持する保持突
起、及び、側壁、圧電トランス素体電極に接続されるリ
−ド端子が形成されているようにした。これにより、圧
電トランス素体は、上面、または上面と側面の一部以外
は、ケースに収納されるため、樹脂浸入を防止するため
のテープ貼りや封止が不要になる。
【0008】また、請求項2の発明では、圧電トランス
素体を収容するケ−スに側壁を付設し、圧電トランス素
体電極に接続されるリ−ド端子が、ケ−ス側壁の内側か
ら外側に沿って付設され、ケースを貫通しないようにし
た。これにより、ケースに穴が存在しないことから、樹
脂や空気などの浸入経路が完全に遮断されるため、樹脂
注型後の真空引きが可能となる。
【0009】また、請求項3の発明では、圧電トランス
素体電極に接続されるリード端子が、ケース側面からケ
ース底面に沿って付設されるようにした。これにより、
圧電トランスを面実装対応にすることが可能となる。そ
れにより、リフローでの搭載が可能となり、実装性の向
上が可能となる。
【0010】また、請求項4の発明では、リ−ド端子を
腕曲した形状とした。これにより、リード端子のバネ性
をもたせ、実装時の端子にかかる応力が直接圧電トラン
ス素体電極にかからないようにすることが可能となり、
圧電トランスの信頼性向上が実現できる。
【0011】また、請求項5の発明では、圧電トランス
の出力電極を接続するリ−ド端子が付設されているよう
にした。これにより、出力リード線を手半田する工程が
不要になるため、実装性の向上が可能となる。
【0012】また、請求項6の発明では、上記ケ−スと
勘合係止手段がもうけられたキャップから圧電トランス
を構成するようにした。これにより、圧電トランス素体
が完全にモールドされるため、絶縁性の向上が可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の内容をより理解しやすく
する為、以下に図を用いて詳説する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の1実施例に係る圧電トラン
スを示す分解斜視図である。図3の従来例と比べて、ケ
−スの9の側壁が高いこと、及びリ−ド端子13、18
がケ−ス9側壁の内側から外側に沿って付設されている
ことが特徴である。すなわち、リ−ド端子13、18は
ケ−ス9を貫通することなく付設されている。ケ−ス9
には、2ヶ所の保持突起12、15が設けられている。
保持突起12、15は、圧電トランス素体5の振動の節
となる部分(長手方向の端から1/4の部位)を保持す
る。出力側保持突起12は、ケ−ス幅方向に延びるカマ
ボコ型突起10とその両側にネコの耳のように直立する
狭持部11よりなる。カマボコ型突起10の上に圧電ト
ランス素体5の下端面を載せ、狭持部11で圧電トラン
ス素体5の両側面を挟む。入力側保持突起15も出力側
保持突起12と同様の構成となっている。
【0015】ケ−ス9の外壁からケ−ス9の上側(開
口)を経由しケ−ス9の内壁に沿って入力リ−ド端子1
3、出力リ−ド端子18が取り付けられている。入力リ
−ド端子13は、圧電トランス素体5の入力電極6に半
田付け接続される。また、出力リ−ド端子18は、圧電
トランス素体に半田付けされた出力リ−ド線8に半田付
け接続される。リ−ド端子の形状を工夫することによ
り、半田付け作業を容易にすることも可能となる。ま
た、リ−ド端子がケ−ス9の外壁から見えないようにリ
−ド端子挿入部分を設けることも可能である。ケ−ス9
の上側(開口部)の周縁には、段状の勘合部17が形成
されている。この勘合部17には、上蓋ケ−ス1の下端
部4がはまりこんで係止される。ケ−ス9の下面には位
置決め突起16が突設されている。この位置決め突起1
6は、基板19に開けられている位置決め穴20に勘合
して、ケ−ス9の位置決めおよび固定の役割を果たす。
【0016】上蓋ケ−ス1は、保持突起2、3を有す
る。保持突起2、3は、圧電トランス素体5の振動の節
となる部分(長手方向の端から1/4の部位)を保持す
る。図2は、本発明の一実施例に係る圧電トランスの実
装構造の入力リ−ド端子周辺の断面図である。この図
は、組立途中の状態を示す。本構成の圧電トランスはケ
−ス9と上蓋ケ−ス1の勘合部が高い位置にあり、かつ
ケ−ス底面をリ−ド端子が貫通していないため、基板1
8に実装した後の樹脂注型工程の際に、樹脂が浸入する
恐れがない。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の圧電トランスは以下の効果を発揮する。
【0018】ケ−スと上蓋ケ−スとの勘合部が高い位置
となり、かつケ−ス底面をリ−ド端子が貫通していない
ため、基板に実装した後の樹脂注型工程の際に、樹脂が
浸入する恐れがなくなる。また、ケ−スと上蓋ケ−スの
勘合部が高い位置にあり、かつケ−ス底面をリ−ド端子
が貫通していないため、樹脂注型工程の後の樹脂の真空
引きも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一事例に係る圧電トランスの構成を示
す図
【図2】図1の圧電トランス実装構造の入力リ−ド端子
周辺の断面図
【図3】従来の圧電トランスの構成を示す図
【符号の説明】
7…出力電極、8…圧電トランス駆動部 14…圧電トランス出力側狭持部 105…出力リ−ド線取り出し口、113…出力電極 115…出力リ−ド線、131…位置決め突起、143
…位置決め穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランス素体と、前記圧電トランス
    素体を収容するケ−スとを備え、前記ケ−スには前記圧
    電トランス素体の振動の節となる部分を保持する保持突
    起、及び、側壁、圧電トランス素体電極に接続されるリ
    −ド端子が形成されていることを特徴とする圧電トラン
    ス。
  2. 【請求項2】 前記圧電トランス素体を収容する前記ケ
    −スに側壁を付設し、前記圧電トランス素体電極に接続
    される前記リ−ド端子が、該ケ−ス側壁の内側から外側
    に沿って付設されており、前期ケースを貫通しないこと
    を特徴とする請求項1記載の圧電トランス。
  3. 【請求項3】 前記圧電トランス素体電極に接続される
    前記リ−ド端子が、前記ケ−ス底面に沿って付設された
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電トラン
    ス。
  4. 【請求項4】 前記リ−ド端子を腕曲した形状としたこ
    とを特徴とする請求項1から3の少なくとも1項に記載
    の圧電トランス。
  5. 【請求項5】 前記圧電トランスの出力電極を接続する
    リ−ド端子が付設されている請求項1から4の少なくと
    も1項に記載の圧電トランス。
  6. 【請求項6】 前記上記ケ−スと勘合係止手段がもうけ
    られたキャップからなる請求項1から5いずれか1項に
    記載の圧電トランス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6673207B1 (en) * 2000-06-16 2004-01-06 Ein Kohsan Co., Ltd. Laminated photocatalytic pulp paper and process for making thereof
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